JPH11137534A - Mrイメージング装置 - Google Patents

Mrイメージング装置

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JPH11137534A
JPH11137534A JP9323779A JP32377997A JPH11137534A JP H11137534 A JPH11137534 A JP H11137534A JP 9323779 A JP9323779 A JP 9323779A JP 32377997 A JP32377997 A JP 32377997A JP H11137534 A JPH11137534 A JP H11137534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
image
magnetic field
gradient magnetic
array coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP9323779A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Ishikawa
亮宏 石川
Masato Okazaki
正人 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Priority to JP9323779A priority Critical patent/JPH11137534A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アレイコイルを用いて撮像する場合の合成画
像の感度の空間的不均一性をなくす。 【解決手段】 ホストコンピュータ21およびシーケン
サ22の制御の下で、複数の表面コイルを並べたアレイ
コイル13をそのコイル配列方向に被検体10に対して
相対的に移動させながら、傾斜磁場コイル12から傾斜
磁場を発生させるとともにアレイコイル13からRF照
射を行い被検体10において発生したNMR信号をアレ
イコイル13で受信しプリアンプ26、位相検波器2
7、A/D変換器28を経てデータを収集するという撮
像スキャンを行い、ホストコンピュータ21においてそ
の移動の各位置で各コイルから得られたデータを用いて
各コイルごとに画像を再構成し、この再構成された各位
置・各コイルごとの画像を1つの画像に合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、NMR(核磁気
共鳴)現象を利用してイメージングを行うMRイメージ
ング装置に関し、とくにアレイコイルを用いるMRイメ
ージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アレイコイルは、複数の表面コイルを、
各々のコイルが隣接するもの同士で相互結合しない程度
にオーバーラップさせて配列したもので、このアレイコ
イルを用いることにより撮像視野を実質的に広くするこ
とができる(MagneticResonance i
n Medicine,vol.16,1990,pp
192−225)。すなわち、このアレイコイルを用い
る場合、各コイルごとにデータを得、その各コイルごと
のデータを用いて画像再構成処理を行い、各コイルごと
の画像を得る。そして、これらの画像を1つの画像に合
成することによって、実質的に広い視野の撮影画像を得
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、合成画像の感度が空間的に不均一になってしまうと
いう問題がある。これはアレイコイルを構成する各コイ
ルの感度特性を原因とするものである。各コイルの感度
はコイル中心付近が最も良好で、中心から遠ざかって周
辺にいくにしたがって感度低下するという、感度の空間
的な不均一性を有する。そのため、全コイルの各々から
の画像を合成した画像について、各コイルの端部(コイ
ルのオーバーラップ部分)において感度が低下する(図
4の(ニ)を参照)。
【0004】この合成画像の感度の空間的不均一性を改
善するためには、輝度補正法などの画像補正処理を施せ
ばよいとも思われるが、このような処理を行うと逆にノ
イズ領域が持ち上がってしまうという悪影響が生じる。
また、この処理のためにかかる時間によって検査のスル
ープットが低下する問題もある。
【0005】この発明は、上記に鑑み、ノイズなどが強
調されたりスループットが低下したりする問題を生じる
ことなしに、アレイコイルを用いて撮像を行ったときの
合成画像の感度の空間的不均一性を改善することができ
る、MRイメージング装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRイメージング装置においては、
複数のRFコイルを並べたアレイコイルを介してRFパ
ルスを印加するRF送信手段と、スライス選択用傾斜磁
場パルス、位相エンコード用傾斜磁場パルスおよび読み
出し用傾斜磁場パルスを印加する傾斜磁場パルス印加手
段と、アレイコイルを介してエコー信号を受信し、位相
検波した後サンプリングしてA/D変換してデータを得
る受信手段と、上記RF送信手段、傾斜磁場パルス印加
手段および受信手段を制御して撮像スキャンを行うとと
もに、アレイコイルをその配列方向に移動させたときの
各々の位置で各コイルから得られたデータを用いて各コ
イルごとに画像を再構成し、この再構成された各位置・
各コイルごとの画像を1つの画像に合成する手段とが備
えられることが特徴となっている。
【0007】アレイコイルをそのコイル配列方向に被検
体に対して相対的に移動させながら撮像スキャンを行う
ので、各コイルにつき、位置ごとに画像を得ることがで
きる。そこで、前のコイル位置では感度が低い場所に、
つぎのコイル位置でコイル中心がくるようにする。こう
して、これら各位置ごとに画像を再構成し、これらの画
像を1つの画像に合成すれば感度が空間的に平均化する
ので、感度が空間的に不均一になることを改善すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。この発明に
かかるMRイメージング装置は、図1で示すように構成
されている。図1において主マグネット11は強力な静
磁場を発生するもので、この静磁場中に被検体10が配
置される。また、傾斜磁場コイル12は、X,Y,Zの
直交3軸方向に磁場強度が傾斜する3つの傾斜磁場G
x、Gy、Gzを、上記静磁場に重畳するようにして発
生するよう3組設けられている。被検体10にはアレイ
コイル13が取り付けられる。
【0009】このアレイコイル13は、たとえば図2に
示すように、4個の表面コイルa,b,c,dをX方向
(横方向)に並べたものである。各コイルのサイズは、
横p、縦qである。これらのコイルは、隣接するもの同
士の相互結合が最小となるような距離rだけ横方向にオ
ーバーラップさせてある。
【0010】ホストコンピュータ21はシステム全体の
制御を行い、シーケンサ22はこのホストコンピュータ
21の制御の下で、被検体の所望の断面での画像を再構
成するためのデータを収集するシーケンス(グラジェン
トエコー法やスピンエコー法など)を行うのに必要な種
々の命令を送信系、受信系および傾斜磁場発生系に送
る。傾斜磁場発生については、波形発生器15からG
x、Gy、Gzに関する所定のパルス波形を所定のタイ
ミングで発生させて、傾斜磁場電源16に送らせ、傾斜
磁場コイル12からその波形・タイミングのGx、G
y、Gzを発生させる。パルスシーケンスで用いるスラ
イス選択用傾斜磁場、読み出し用(周波数エンコード
用)傾斜磁場、位相エンコード用傾斜磁場は、これらG
x、Gy、Gzのいずれか1つを用い、あるいはいくつ
かずつを組み合わせて作られる。
【0011】波形発生器15は、シーケンサ22の制御
の下でRFパルスの波形を所定のタイミングで発生して
振幅変調器24に送る。この振幅変調器24には、被検
体の共鳴周波数に相当する周波数のRF信号が発生する
ようにホストコンピュータ21によってセットされたR
F信号発生器23からのRF信号がキャリアとして送ら
れてきており、このキャリアが波形発生器15からの波
形信号に応じて振幅変調される。この振幅変調器24の
出力はRFパワーアンプ25を経てアレイコイル13に
送られる。こうして、アレイコイル13から送信される
RFパルスの波形とタイミングとがシーケンサ22によ
って定められることにより、RFパルス(90°パルス
や180°パルスなど)が被検体10に照射されること
になる。
【0012】被検体10から発生したNMR信号はアレ
イコイル13で受信され、プリアンプ26を経て位相検
波器27に送られる。位相検波器27には、送信RFパ
ルスのキャリアとなっているRF信号が、RF信号発生
器23から送られてきており、この信号が参照信号とし
て用いられて位相検波が行われる。A/D変換器28
は、シーケンサ22によってタイミング等が制御された
サンプリングパルス発生器29からのサンプリングパル
スに応じて、位相検波器27からの検波信号をサンプリ
ングし、デジタルデータに変換する。
【0013】このプリアンプ26、位相検波器27、A
/D変換器28の系は、アレイコイル13の各コイルご
とに設けられていて(合計4系統)、各コイルで受信し
た信号からのデジタルデータがそれぞれ得られる。これ
らのデジタルデータはホストコンピュータ21に取り込
まれ、それぞれ独立して保管される。これらの各データ
はそれぞれ画像再構成装置33によってフーリエ変換処
理され、各コイルごとに画像が得られる。これらの画像
はディスプレイ装置32によって表示される。指示器3
1は、オペレータ等がホストコンピュータ21に必要な
指示を与えるためのキーボードやマウスなどである。
【0014】この例では、まず第1回目の撮像スキャン
では図3の(イ)に示すような位置にアレイコイル13
を置いて4つの画像を得た後、図3の(ロ)に示すよう
にアレイコイル13を−X方向(被検体10の体軸方
向)に距離(p−r)/2だけ移動させて、第2回目の
撮像スキャンを行い、そこでも4つの画像を得る。ここ
では、移動距離は(p−r)/2としている。そのた
め、第1回目でオーバーラップ部分となっていた場所
に、第2回目では各コイルの中心位置がくることにな
る。
【0015】このときの各コイルごとの画像の感度のX
方向プロファイル(信号強度のX方向分布)は図4のよ
うになる。この図4で(イ)は移動前、(ロ)は移動後
である。移動前においてオーバーラップ部となっていた
場所に、移動後の最高感度部分(コイル中心)が位置し
ていることが分かる。そのため、移動前で4個、移動後
で4個の画像が得られ、これら8個の画像を1つの画像
に合成したときの合成画像の感度のX方向プロファイル
は図4の(ハ)のようになって、感度が均一になる。
【0016】ちなみに図4の(ニ)は、移動前(イ)で
の4つの画像のみを用いて画像合成したものの感度のX
方向プロファイルを参考までに示すものである。この図
4の(ニ)で示すように、オーバーラップ部で感度が低
下しており、感度が空間的に均一になっていない。図4
の(ハ)では、このオーバーラップ部での感度が低下を
補って感度の空間的均一性を得ているのである。
【0017】なお、このアレイコイル13の移動は、適
当な機構を用いて自動で行うようにしてもよいし、ある
いは手動でもよい。また、アレイコイル13の移動距離
をもっと短くして、その移動ごとに撮像スキャンを行う
ようにしてもよい。N回撮像スキャンを行ったとすれ
ば、N×4個の画像が再構成され、これらが合成される
ことになる。アレイコイル13を構成するコイルの数は
説明の便宜上4個としたが、これに限るわけではない。
コイルの数をMとすると、一般にはN×Mの画像を得
て、これらを1つの画像に合成することになる。画像合
成方法は種々の方法をとることができる。
【0018】その他、この発明の趣旨を逸脱しない範囲
で、具体的な構成などは種々に変更可能である。すなわ
ち、この発明が上記の発明の実施の形態に関する記述に
限定されないことはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のMRイ
メージング装置によれば、アレイコイルを用いて撮像す
る場合の合成画像の感度の空間的不均一性を改善でき
る。その際、ノイズが強調されたりする不都合もない
し、特別な処理により時間がかかるということもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかるMRイメージン
グ装置を示すブロック図。
【図2】同実施形態のアレイコイルを示す模式的な平面
図。
【図3】アレイコイルの被検体に対する位置関係を示す
模式的な側面図。
【図4】各画像の感度のX方向プロファイルを示すグラ
フ。
【符号の説明】
10 被検体 11 静磁場発生用主マグネット 12 傾斜磁場コイル 13 アレイコイル 15 波形発生器 16 傾斜磁場電源 21 ホストコンピュータ 22 シーケンサ 23 RF信号発生器 24 振幅変調器 25 RFパワーアンプ 26 プリアンプ 27 位相検波器 28 A/D変換器 29 サンプリングパルス発生器 31 指示器 32 ディスプレイ装置 33 画像再構成装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のRFコイルを並べたアレイコイル
    を介してRFパルスを印加するRF送信手段と、スライ
    ス選択用傾斜磁場パルス、位相エンコード用傾斜磁場パ
    ルスおよび読み出し用傾斜磁場パルスを印加する傾斜磁
    場パルス印加手段と、アレイコイルを介してエコー信号
    を受信し、位相検波した後サンプリングしてA/D変換
    してデータを得る受信手段と、上記RF送信手段、傾斜
    磁場パルス印加手段および受信手段を制御して撮像スキ
    ャンを行うとともに、アレイコイルをその配列方向に移
    動させたときの各々の位置で各コイルから得られたデー
    タを用いて各コイルごとに画像を再構成し、この再構成
    された各位置・各コイルごとの画像を1つの画像に合成
    する手段とを備えることを特徴とするMRイメージング
    装置。
JP9323779A 1997-11-10 1997-11-10 Mrイメージング装置 Pending JPH11137534A (ja)

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JP9323779A JPH11137534A (ja) 1997-11-10 1997-11-10 Mrイメージング装置

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