JPH11137228A - 冷凍食品の解凍保存方法及びその装置 - Google Patents

冷凍食品の解凍保存方法及びその装置

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JPH11137228A
JPH11137228A JP31374797A JP31374797A JPH11137228A JP H11137228 A JPH11137228 A JP H11137228A JP 31374797 A JP31374797 A JP 31374797A JP 31374797 A JP31374797 A JP 31374797A JP H11137228 A JPH11137228 A JP H11137228A
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JP
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thawing
food
frozen food
temperature
frozen
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JP31374797A
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Masayoshi Koyasu
正好 古安
Hironori Takakura
弘典 高倉
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MARUSHIE MACHINERY KK
MARUTAKA KOGYO KK
Original Assignee
MARUSHIE MACHINERY KK
MARUTAKA KOGYO KK
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍食品を短時間解凍解氷し、解凍保存され
た食品の品質を大幅に向上させるとともに、調理しやす
いように解凍保存でき、冷凍食品の解凍保存装置を取り
扱う人に対する安全性を高め、電圧印加装置の小型軽量
化をはかり、低コストで冷凍食品の解凍保存の効率化と
解凍保存された食品の品質向上を同時に達成することが
できる冷凍食品の解凍保存方法及びその装置の提供。 【解決手段】 冷凍解凍保存庫内の温度を冷凍温度から
0°C以下の所定温度に上昇させ、該所定温度下で所要
時間高電圧を印加して冷凍食品を解凍し、前記電圧の印
加を止めて低圧湿の飽和蒸気を前記冷凍食品に噴霧し、
前記庫内温度が32°C以上の所定温度に到達したとき
に前記蒸気の噴霧を止め、前記32°C以上の所定温度
を所定時間維持した後、前記庫内温度を前記0°C以下
の所定温度に降下させ、前記0°C以下の所定温度下で
冷凍食品を保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧の印加と低
圧多湿の飽和蒸気の噴霧により行う冷凍食品、例えば冷
凍魚、冷凍肉、冷凍野菜、冷凍果物等を解凍、保存する
冷凍食品の解凍保存方法及びその装置の技術分野に属す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、−30゜Cに冷凍された
冷凍食品を解凍する方法として、常温のもとで自然に解
凍するのを待って行う方法(以下「自然解凍方法」とい
う)と、冷凍食品に水やお湯を流したりあるいは加熱す
ることによって比較的短時間に急激に解凍する方法(以
下「加熱解凍方法」という)とがある。また、高電位を
印加して解凍する解凍装置として、増圧変圧器の二次高
圧側の1極を完全に封鎖絶縁し、更に他の1極に抵抗器
を設け、電流を流すことなく或いは微電流を流して、増
圧変圧器によって昇圧された高電圧を印加して冷凍食品
を解凍する解凍装置は公知である。
【0003】例えば、特開平5−77387号公報には
「解凍庫の内部と外部とを絶縁し、解凍庫内のステンレ
ス板(導電体)の棚に冷凍食品を置き、高圧静電トラン
スを使用し、二次高圧側の1極を完全に封鎖絶縁し、更
に他の1極に高出力抵抗を設け、電流を全く流すことな
く5000V〜20000Vの高圧陰電子を印加するこ
とにより−3゜C〜3゜Cの低温で速やかに解凍するこ
と」が記載されている。
【0004】また、例えば、特公昭38−6106号公
報には、高調波電位装置の二次側出力線輪の一端を封鎖
絶縁し、他端のみを被処理物に接続して通電することに
より絶縁台上に置かれた被処理物を50KVの高調波電
位場内に保持し、0.5A内外の電流で処理する生鮮食
品を処理するのに効果があるという高調波電位発生装置
が記載されている。
【0005】また、特開平8−256748号公報に
は、食品の解凍保存装置に過電流が発生することを防
ぎ、該装置を取り扱う人に対する安全性を高め、増圧変
圧器の過電流による機器の破損、損傷を防ぐことができ
るスペースをとらない小型軽量のしかも、印加電圧の調
整が容易であり、低コストの食品の解凍保存装置の提供
を目的とした交流電源と前記増圧変圧器の一次コイルと
の間の電源側にノイズフィルター及び磁気漏れ変圧器が
設けられており、磁気漏れ変圧器の一次コイルと二次コ
イルとは絶縁物によって電気的に絶縁されているととも
に、この絶縁物の間にはその枚数で変圧力が調整される
調整鉄芯が介在されており、磁気漏れ変圧器の二次コイ
ル側と一次コイル側の接地相とが短絡されているものが
記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の冷凍食品の解凍の方法である自然解凍は、その解凍
までの時間がかかりすぎて有効な方法とは云えず、また
加熱して行う加熱方法では解凍時間は短縮されるが、解
凍された食品の解凍状態が均一でなかったり、あるいは
食品のたとえば肉などの場合身がただれたりして調理の
際に不具合を生じていた。
【0007】また、従来公知の解凍装置である前記の特
開平5−77387号公報に記載されているものは、電
圧を昇圧する変圧器が二次高圧側の1極を完全に封鎖絶
縁し、更に他の1極に高出力抵抗を設けただけのもので
あるために変圧器がうなり音、つまりノイズを発生した
り、変圧器のコイルと解凍庫の導電性の棚を有する解凍
庫内の空間が一種のコンデンサーの機能をし、いわゆる
LC共振回路を生成し、これにより電流が増加し、安全
ヒューズが溶断したり、ヒューズが溶断しない場合に
は、解凍庫内の電流により感電したり、或いは発生した
過電流が解凍装置の電気設備や部品を損傷するという問
題を生ずる恐れがある。また、特公昭38−6106号
公報に記載されている高調波電位装置も上記特開平5−
77387号公報に記載されているものと同じ問題を有
している。
【0008】本発明は、冷凍食品を短時間に解凍解氷
し、解凍保存された食品の品質を大幅に向上させるとと
もに、調理し易いよう解凍保存でき、冷凍食品の解凍保
存装置を取り扱う人に対する安全性を高め、電圧印加装
置の小型軽量化をはかり、低コストで解凍食品の解凍保
存の効率化と解凍保存された食品の品質の向上を同時に
達成することができる冷凍食品の解凍保存方法及びその
装置の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法は、0°C以下
の所定温度下で冷凍食品に高電圧を印加しながら解凍し
た後、前記食品に蒸気を噴霧して前記食品に付着してい
る氷を解かし、次いで0°C以下の所定温度下で高電圧
を印加しつつ前記食品を保存するものである。
【0010】上記目的を達成するための本発明に係る冷
凍食品の解凍保存方法は、0°C以下の所定温度下で冷
凍食品に高電圧を印加しながら解凍した後、前記電圧の
印加を止めて低圧多湿の飽和蒸気を前記食品に噴霧して
前記食品に付着している氷を解かし、次いで0°C以下
の所定温度下で高電圧を印加しつつ前記食品を保存する
ものである。
【0011】上記目的を達成するための本発明に係る冷
凍食品の解凍保存方法は、冷凍食品が収納されている冷
凍解凍保存庫内の温度を高電圧を印加しながら冷凍温度
から0°C以下の所定温度に上昇させて冷凍食品を解凍
した後、前記電圧の印加を止めて低圧多湿の飽和蒸気を
前記食品に噴霧して前記食品に付着している氷を解か
し、その後前記蒸気の噴霧を止め、前記高電圧を印加し
ながら前記庫内温度を前記0°C以下の所定温度に降下
させ該0°C以下の所定温度下で前記食品を保存するも
のである。
【0012】上記目的を達成するための本発明に係る冷
凍食品の解凍保存方法は、冷凍解凍保存庫内の温度を冷
凍食品が載置されている導電性の棚に高電圧を印加しな
がら冷凍温度から0°C以下の所定温度に上昇させて冷
凍食品を解凍し、次いで前記電圧の印加を止めて庫内温
度が32°C以上の所定温度になるまで低圧多湿の飽和
蒸気を前記冷凍食品に噴霧して前記食品に付着している
氷を解かした後、前記蒸気の噴霧を止め、前記高電圧を
印加しながら前記0°C以下の所定温度に降下させ前記
0°C以下の所定温度下で冷凍食品を保存するものであ
る。
【0013】上記目的を達成するための本発明に係る冷
凍食品の解凍保存方法は、解凍保存庫内の温度を0°C
以下の所定温度に設定し、該所定温度下で高電圧を印加
して冷凍食品を解凍し、前記電圧の印加を止めて低圧多
湿の飽和蒸気を前記冷凍食品に噴霧し、前記庫内温度が
32°C以上の所定温度に到達したときに前記蒸気の噴
霧を止め、前記高電圧を印加しながら前記庫内温度を前
記0°C以下の所定温度に降下させ前記0°C以下の所
定温度下で冷凍食品を保存するものである。
【0014】上記目的を達成するための本発明に係る冷
凍食品の解凍保存方法は、解凍保存庫内の温度を0°C
以下の所定温度に設定し、該所定温度下で冷凍食品が載
置されている導電性の棚に高電圧を印加して冷凍食品を
解凍し、前記電圧の印加を止めて低圧多湿の飽和蒸気を
前記冷凍食品に噴霧し、庫内温度が32°C以上の所定
温度に到達したときに前記蒸気の噴霧を止め、前記32
°C以上の所定温度を所定時間維持した後、前記0°C
以下の所定温度に降下させ前記0°C以下の所定温度下
で冷凍食品を保存するものである。
【0015】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法にお
ける0°C以下の所定温度は、−5°C〜−1°Cであ
る。
【0016】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法にお
ける印加される高電圧は、500V〜1,500Vであ
る。
【0017】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法にお
ける32°C以上の所定温度は、32°C〜40°Cで
ある。
【0018】上記目的を達成するための本発明に係る冷
凍食品の解凍保存装置は、冷凍解凍保存庫に高電圧を印
加する電圧印加装置と低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置が設
けられているものである。
【0019】上記目的を達成するための本発明に係る冷
凍食品の解凍保存装置は、冷凍解凍保存庫に高電圧を印
加する電圧印加装置と低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置と導
電性の材料からなる食品載置棚が設けられているもので
ある。
【0020】上記目的を達成するための本発明に係る冷
凍食品の解凍保存装置は、解凍保存庫に高電圧を印加す
る電圧印加装置と低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置が設けら
れているものである。
【0021】上記目的を達成するための本発明に係る冷
凍食品の解凍保存装置は、解凍保存庫に高電圧を印加す
る電圧印加装置と低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置が設けら
れているものである。
【0022】本発明に係る冷凍食品の解凍保存装置にお
ける電圧印加装置は、増圧変圧器の二次コイルの一相が
絶縁封鎖されており、他に一相は抵抗器を介して冷凍解
凍保存庫内の冷凍食品が載置されている導電性の棚に接
続されており、前記棚と冷凍解凍保存庫の内壁とは電気
的に絶縁されており、交流電源と前記増圧変圧器の一次
コイルとの間の電源側にノイズフィルタ及び磁気漏れ変
圧器が設けられており、磁気漏れ変圧器の一次コイルと
二次コイルとは絶縁物によって電気的に絶縁されてお
り、この絶縁物の間にはその枚数で変圧力が調整される
調整鉄芯が介在しており、磁気漏れ変圧器の二次コイル
側と一次コイル側の接地層とが短絡されているものであ
る。
【0023】本発明に係る冷凍食品の解凍保存装置にお
ける低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置には、蒸気発生ボイラ
に接続された蒸気変換器によって生成された低圧多湿の
飽和蒸気を噴霧する噴霧管が含まれている。
【0024】本発明に係る冷凍食品の保存装置における
低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置は、蒸気発生ボイラに接続
された蒸気変換器によって生成された低圧多湿の飽和蒸
気を噴霧する噴霧管、分岐管及び飽和蒸気導通管によっ
て構成されている
【0025】本発明に係る冷凍食品の保存装置における
食品載置棚は、1又は複数個の棚が複数段設けられてい
るものである
【0026】本発明に係る冷凍食品の保存装置における
食品載置棚は、食品載置棚は、移動自在のものを含むも
のである。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例にも
とづき図面を参照して説明する。図1は本発明に係る冷
凍食品の解凍保存方法の実施例1に使用する冷凍解凍保
存装置の断面図、図2は本発明の実施例1の冷凍解凍保
存庫、蒸気変換器及び蒸気発生ボイラとの関係を示す模
式的平面図、図3は本発明に係る冷凍食品の解凍保存方
法の実施例2に使用する解凍保存装置の断面図、図4は
本発明の実施例2の解凍保存庫、蒸気変換器及び蒸気発
生ボイラとの関係を示す模式的平面図、図5は本発明に
係る冷凍食品の解凍保存方法の実施例1及び実施例2に
使用する冷凍解凍保存装置及び冷凍解凍保存庫の電圧印
加装置の回路図と食品載置棚との関係を示す図、図6は
本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法の実施例1及び実
施例2に使用する冷凍解凍保存装置及び解凍保存庫の磁
気漏れ変圧器の断面図、図7は本発明に係る冷凍食品の
解凍保存方法の実施例1及び実施例2に使用する蒸気変
換器の断面図、図8は図7のA−A線での断面図、図9
は本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法の実施例1を説
明するための庫内温度と冷凍、解凍、解氷、保存の時間
との関係を示すグラフ図、図10は本発明に係る冷凍食
品の解凍保存方法の実施例2を説明するための庫内温度
と解凍、解氷、保存の時間との関係を示すグラフ図であ
る。
【0028】図1及び図2を参照して本発明に係る冷凍
食品の解凍保存方法の実施例1に使用する解凍保存装置
を説明する。実施例1の解凍保存装置は、冷凍解凍保存
庫1、電圧印加装置2、食品載置棚3及び飽和蒸気噴霧
装置5から構成されており、冷凍解凍保存庫1は、導電
性の材料からなる外壁24とABS樹脂等からなる内壁
26の間には断熱層25が設けられている。内壁26の
内部にはABS樹脂等からなる電気絶縁層27が設けら
れており、その左右の内側にステンレス等の導電性材料
で形成された支柱20、20が設けられており、ステン
レス等の導電性材料で形成された支持ブラケット21、
21により食品載置棚3が取り付けられている。そし
て、これらの食品載置棚3は、解凍保存される冷凍食品
23に高電圧を印加するための帯電体となるものであ
り、解凍保存庫9内に1又は複数取り付けられている。
また、容器22はステンレス等の導電性材料で形成され
た格子状、籠状、網状等の解凍保存される冷凍食品23
に高電圧を印加するための帯電体となるものである。2
8は冷凍機、30はファン、48は冷凍解凍保存庫1の
開閉扉である。
【0029】飽和蒸気噴霧装置5は、蒸気変換器6で生
成された低圧多湿の飽和蒸気を導通する飽和蒸気導通管
8に連通する分岐管39、該分岐管39に連通し多数の
蒸気噴霧孔47を有する蒸気噴霧管46から構成されて
いる。そして、低圧多湿の飽和蒸気を噴霧する蒸気噴霧
管46は、冷凍解凍保存庫1の食品載置棚3の上部の空
間部17に配設されており、冷凍解凍保存庫1内の電圧
印加装置2には過電流の発生を抑制する磁気漏れ変圧器
4が設けられている。
【0030】図3及び図4を参照して本発明に係る冷凍
食品の解凍保存方法の実施例2に使用する解凍保存装置
を説明する。実施例2の解凍保存装置は、解凍保存庫
9、電圧印加装置2、食品載置棚3、及び飽和蒸気噴霧
装置5から構成されており、解凍保存庫9は、導電性の
材料からなる外壁24とABS樹脂等からなる内壁26
の間には断熱層25が設けられている。内壁26の内部
にはABS樹脂等からなる電気絶縁層27が設けられて
おり、その左右の内側にステンレス等の導電性材料で形
成された少なくとも4本の支柱20、20が設けられて
おり、これら支柱20、20のステンレス等の導電性材
料で形成された支持ブラケット21、21には、格子状
のステンレス等の導電性材料で形成された棚が数段取り
付けられている。そして、これらの食品載置棚3は、解
凍保存される冷凍食品23に高電圧を印加するための帯
電体となるものであり、解凍保存庫9内に1又は複数取
り付けられている。また、容器22はステンレス等の導
電性材料で形成された格子状、籠状、網状等の解凍保存
される冷凍食品23に高電圧を印加するための帯電体と
なるものである。なお、28は冷凍機、49は解凍保存
庫9の開閉扉である。
【0031】食品載置棚3は支柱20、20に低圧多湿
の飽和蒸気が冷凍食品23に均等に噴霧されるよう格子
状のものであり、解凍保存庫9内に固定したものを図示
しているが、支柱20、20の下端にキャスタ(図示せ
ず)を取り付けた移動自在のものであることが望まし
い。蒸気噴霧管46には、その下方に低圧多湿の飽和蒸
気Cを食品載置棚3、3に載置されている冷凍食品23
に噴霧するための多数の蒸気噴霧孔47が穿設されてい
る。なお、当然のことながら、解凍保存庫9の天井部に
冷凍機28からの冷風を解凍保存庫9内の食品載置棚
3、3に置かれた冷凍食品23に均等に当てるためのフ
ァンを設けても良い。
【0032】電圧印加装置2は、図5及び図6に示すよ
うに、100Vの商用電源等の交流電源10からの電圧
を、磁気漏れ変圧器4の一次コイル11、一次側鉄芯3
1、調整鉄芯13、二次側鉄芯32、二次コイル12に
より過電流の発生を抑制して、増圧変圧器37の一次コ
イル14、鉄芯16、二次コイル15により500V〜
1,500Vに昇圧し、抵抗器36、導電線29を経て
ステンレス鋼等の導電性材料で構成された食品載置棚3
から冷凍食品に印加する。なお、19は電源用ア−ス、
38は封鎖絶縁部、44は短絡回路である。
【0033】そして、交流電源10からのノイズはノイ
ズフィルタ40により浄化され、磁気漏れ変圧器4によ
り過電流の増加が抑制され、増圧変圧器37により50
0V〜1,500Vに昇圧された電圧は、人体に対する
安全性を確保するための抵抗器36を介して解凍保存庫
2内の冷凍食品23に印加する。
【0034】磁気漏れ変圧器4は、一次コイル11及び
層状の鉄芯31と二次コイル12及び層状の鉄芯32間
に絶縁物33、33を介して電気的に絶縁されており、
絶縁物33、33の間には複数の調整鉄芯13、13が
層状に設けられている。なお、34、34は磁気漏れ変
圧器4の外枠体で外枠体34、34の四隅はボルト、ナ
ット等の連結部材35、35で連結固定されている。
【0035】蒸気変換器6を図7を参照して説明する。
蒸気変換器6は、変換器本体45、調整水槽52、蒸気
流入管41及び飽和蒸気導通管8とからなり、蒸気流入
管41の一方は蒸気発生ボイラ7に連通しており、蒸気
流入管41の他方は変換器本体45の中心部を下方に垂
直に設けられている。そして、蒸気流入管41の下部に
は図8に示すように蒸気噴出孔43を有する蒸気噴出管
42が蒸気流入管41に複数個、多段に取り付けられて
いる。変換器本体45内には水60が貯められており、
蒸気流入管41の水位Dより上の部分には多数の孔を有
する気水分離板50が複数所定の間隔を置いて水平に設
けられており、蒸気流入管41の水位Dより下の部分つ
まり水中には防波板51、該防波板51の下方に複数本
の蒸気噴出管42が複数所定の間隔を置いて水平に設け
られている。
【0036】そして、変換器本体45の上方には低圧多
湿の飽和蒸気Cを冷凍解凍保存庫1あるいは解凍保存庫
9に導通する飽和蒸気導通管8が設けられており、該導
通管8は飽和蒸気噴霧装置5の分岐管39を介して蒸気
噴霧管46に連結されている。変換器本体45の下端に
は、ドレイン管53が設けられており、ドレイン管53
には排水用のコック55が設けられている。
【0037】変換器本体45は、その下部に設けられた
連通管54を介して調整水槽52と連通しており、調整
水槽52には防波板51、注水管57、液面リレ−管5
8及びその下端には、ドレイン管53、電磁弁56が設
けられている。変換器本体45の上部には、圧力計5
9、安全弁61が設けられている。
【0038】そして蒸気発生ボイラ7で生成された高圧
の乾き蒸気Bは、蒸気流入管41、蒸気噴出管42の噴
出孔43から水中に噴出される。この高圧の乾き蒸気B
は水60の中に噴出され、水60を沸騰させ、水位Dよ
り変換器本体45内の空気中に低圧多湿の飽和蒸気とし
て上昇し、低圧多湿の飽和蒸気Cに変換される。また、
変換器本体45の上方には飽和蒸気導通管8が設けられ
ており、該導通管8は蒸気噴霧装置5の分岐管39を介
して蒸気噴霧管46に連結されている。
【0039】蒸気噴霧装置5の蒸気噴霧管46は、図
1、図3に示されている冷凍解凍保存庫1、解凍保存庫
9内の上部の食品載置棚3の空間部17に配設されてい
るので、前記の低圧多湿の飽和蒸気Cは、蒸気噴霧管4
6に多数穿設されている蒸気噴霧孔47から食品載置棚
3上の冷凍食品23に噴霧される。
【0040】
【表1】 蒸気発生ボイラ7から生成された蒸気圧が3.0kg/
cm2 、蒸気温度が143゜Cの高圧の乾き蒸気Bを直
径60mm、長さ40mmに輪切りした10個の生大根
に噴霧させた場合(以下「の場合」という。)と、こ
の高圧乾き蒸気Bを蒸気変換器6を介して前記大きさの
10個の生大根に蒸気圧が0.07kg/cm2 、蒸気
温度が100〜104゜Cの低圧多湿の飽和蒸気Cを噴
霧させた場合(以下「の場合」という。)、生大根の
芯温がある温度に達すまでの時間を測定した結果を前記
表1に示す。なお、実験結果を示す数値は、生大根の芯
温を示し、それらの平均値である。この実験結果から、
水分が多量に含まれている生大根の芯温を85゜Cにす
るためには生蒸気では40分も要するのに対して、低圧
多湿の飽和蒸気では、25分ですむことがわかる。この
結果、ボイラの燃料も半減でき大きな省エネ効果をもた
らすことが理解できる。
【0041】蒸気噴霧装置5の蒸気噴霧管46は、図
3、図4に示されている解凍保存庫9内の上部の食品載
置棚3の空間部17に配設されているので、前記の低圧
多湿の蒸気は、蒸気噴霧管46に多数穿設されている蒸
気噴霧孔47から食品載置棚3上の冷凍食品23に噴霧
される。
【0042】この冷凍食品の解凍保存装置を用いて冷凍
食品を解凍保存する方法の実施例1について図9を参照
して説明する。食品載置棚3上に置かれた−30゜Cの
冷凍食品23を解凍、保存する場合、まず500V〜
1,500Vの電圧を印加しつつ冷凍解凍保存庫1の温
度を冷凍機28を制御して−30゜Cから−5゜C〜−
1°Cに上昇させて冷凍食品を解凍した後、電圧の印加
と冷凍機28の作動を止め、次いで蒸気変換器6で発生
した低圧多湿の飽和蒸気Cを飽和蒸気噴霧装置5の分岐
管39を介して冷凍解凍保存庫1内の上部空間部17に
設けられている蒸気噴霧管46の蒸気噴霧孔47から噴
霧して前記庫内温度を32゜C〜40゜Cに上昇させ、
温度が32゜C〜40゜Cに上昇したら蒸気の供給を調
整して所要時間前記温度を維持して、冷凍食品23に付
着している氷を解かす。次いで、蒸気Cの噴霧を止め、
再び前記電圧を印加しつつ庫内温度を降下させ、設定し
た庫設定した庫内温度−5゜C〜−1°Cで前記食品2
3を保存し、その後冷凍解凍保存庫1取り出して調理す
る。なお、この場合、前記蒸気Cの噴霧を止めた段階で
前記食品23を庫内から取り出し、調理してもよい。
【0043】例えば、冷凍の魚等は、普通のお湯で解凍
すると身がたるんでしまうが、本発明によると、それが
全くなく、また解凍にむらがなく、調理する場合にまこ
とに良好であった。
【0044】この食品の解凍保存装置を用いて冷凍食品
を解凍、保存する方法の実施例2について図10を参照
して説明する。−30゜Cの例えば冷凍したアナゴ等の
魚を解凍、保存するには、まず冷凍食品23を冷凍庫
(図示せず)から取り出し、予め−5゜C〜−1°Cの
温度に設定された解凍保存庫9の食品載置棚3上に置
き、500V〜1500Vの電圧を印加しつつ解凍保存
庫9の温度を冷凍機28を制御して−30゜Cから−5
゜C〜−1°Cに上昇させて冷凍食品を解凍した後、電
圧の印加と冷凍機28の作動を止め、次いで蒸気変換器
6で発生した低圧多湿の飽和蒸気Cを飽和蒸気噴霧装置
5の分岐管39を介して冷凍解凍保存庫1内の上部空間
部17に設けられている蒸気噴霧管46の蒸気噴霧孔4
7から噴霧して前記庫内温度を32゜C〜40゜Cに上
昇させ、温度が32゜C〜40゜Cに上昇したら蒸気の
供給を調整して所要時間前記温度を維持して、冷凍食品
23に付着している氷を解かす。次いで、蒸気Cの噴霧
を止め、再び前記電圧を印加しつつ庫内温度を降下さ
せ、設定した庫設定した庫内温度−5゜C〜−1°Cで
前記食品23を保存し、その後冷凍解凍保存庫1取り出
して調理する。なお、この場合、前記蒸気Cの噴霧を止
めた段階で前記食品23を庫内から取り出し、調理して
もよい。
【0045】芯温が−8°C、表温が−2.5°Cの冷
凍モンゴイカ8kgをブロックのままビニール袋に入れ
たものを、解凍保存庫9の庫内温度が−3゜Cにセット
し、印加電圧1200Vの解凍保存庫9の中に入れ、1
7時間が経過したときに電圧の印加を止めて解凍し、引
き続いて庫内温度を35°Cになるように低温多湿の飽
和蒸気Cを28分間噴霧して解氷した後、蒸気Cの噴霧
を止め、再び前記電圧を印加しつつ庫内温度を降下さ
せ、設定した庫設定した庫内温度−3゜Cで前記食品2
3を保存した後冷凍解凍保存庫1取り出したところ、モ
ンゴイカの表面の色の変化はなく、生臭さも、ドリップ
もなく、イカの表面にうっすらとグレーズ(薄氷)が付
着した良好な状態で解凍、解氷、保存ができた。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法及
び装置は、冷凍食品を短時間に解凍解氷し、解凍保存さ
れた食品の品質を大幅に向上させるとともに、かつ調理
し易いよう解凍保存でき、冷凍食品の解凍保存装置を取
り扱う人に対する安全性を高め、電圧印加装置の小型軽
量化をはかり、低コストで解凍食品の解凍保存の効率化
と解凍保存された食品の品質の向上を同時に達成するこ
とができるという効果を奏する。
【0047】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法は、
冷凍食品の解凍時間を短縮し、また、食品の芯温の上が
りが早く均一であるために、解凍後の食品を極めて安定
した製品の仕上がりとすることができるとともに、魚や
肉の身のたるみもない調理のしやすい解凍ができるとい
う効果を奏する。
【0048】また、本発明に係る冷凍食品の解凍保存装
置は、交流電源10と磁気漏れ変圧器4の一次コイル1
1との間に設けられているノイズフィルタ40によって
交流電源10からの正弦波に内在するノイズが浄化され
ているので増圧変圧器5からの高電圧の発生に伴う「う
なり音」つまりノイズの発生がない静かな増圧変圧器と
することができるという効果を奏する。
【0049】また、本発明に係る冷凍食品の解凍保存装
置は、安全ヒューズが溶断したり、ヒューズが溶断しな
い場合には、解凍保存庫内の電流により感電したり、発
生した過電流が冷凍食品の解凍保存装置の電気設備や部
品が損傷するという問題を生ずることがないという効果
を奏する。
【0050】本発明に係る冷凍食品の解凍保存装置は、
二次コイルに発生する電流特性を一定にすることが簡単
な操作で確実にでき、過電流の発生を抑制した食品の解
凍保存装置とすることができるとともに、増圧変圧器の
二次コイル側に所定の電圧を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法の実施の形
態を説明するためのものである。
【図1】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法の実施例
1に使用する冷凍解凍保存装置の断面図である。
【図2】本発明の実施例1の冷凍解凍保存庫、蒸気変換
器及びボイラとの関係を示す模式的平面図である。
【図3】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法の実施例
2に使用する解凍保存装置の断面図である。
【図4】本発明の実施例2の解凍保存庫、蒸気変換器及
びボイラとの関係を示す模式的平面図である。
【図5】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法の実施例
1に使用する冷凍解凍保存装置及び冷凍解凍保存庫の電
圧印加装置の回路図と冷凍食品載置棚との関係を示す図
である。
【図6】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法の実施例
1及び実施例2に使用する冷凍解凍保存装置及び凍解凍
保存庫の磁気漏れ変圧器の断面図である。
【図7】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法の実施例
1及び実施例2に使用する蒸気変換器の断面図である。
【図8】図7のA−A線での断面図、
【図9】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法の実施例
1を説明するための庫内温度と冷凍、解凍、解氷、保存
の時間との関係を示すグラフ図である。
【図10】本発明に係る冷凍食品の解凍保存方法の実施
例2を説明するための庫内温度と解凍、解氷、保存の時
間との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 冷凍解凍保存庫 2 電圧印加装置 3 食品載置棚 4 磁気漏れ変圧器 5 飽和蒸気噴霧装置 6 蒸気変換器 7 蒸気発生ボイラ 8 飽和蒸気導通管 9 解凍保存庫 10交流電源 11磁気漏れ変圧器の一次コイル 12磁気漏れ変圧器の二次コイル 13磁気漏れ変圧器の調整鉄芯 23冷凍食品 33絶縁物 36抵抗器 37増圧変圧器 38封鎖絶縁部 39分岐管 40ノイズフィルタ 41蒸気流入管 45変換器本体 46蒸気噴霧管

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0°C以下の所定温度下で冷凍食品に高
    電圧を印加しながら解凍した後、前記食品に蒸気を噴霧
    して前記食品に付着している氷を解かし、次いで0°C
    以下の所定温度下で高電圧を印加しつつ前記食品を保存
    する冷凍食品の解凍保存方法。
  2. 【請求項2】 0°C以下の所定温度下で冷凍食品に高
    電圧を印加しながら解凍した後、前記電圧の印加を止め
    て低圧多湿の飽和蒸気を前記食品に噴霧して前記食品に
    付着している氷を解かし、次いで0°C以下の所定温度
    下で高電圧を印加しつつ前記食品を保存する冷凍食品の
    解凍保存方法。
  3. 【請求項3】 冷凍食品が収納されている冷凍解凍保存
    庫内の温度を高電圧を印加しながら冷凍温度から0°C
    以下の所定温度に上昇させて冷凍食品を解凍した後、前
    記電圧の印加を止めて低圧多湿の飽和蒸気を前記食品に
    噴霧して前記食品に付着している氷を解かし、その後前
    記蒸気の噴霧を止め、前記高電圧を印加しながら前記庫
    内温度を前記0°C以下の所定温度に降下させ該0°C
    以下の所定温度下で前記食品を保存することを特徴とす
    る冷凍食品の解凍保存方法。
  4. 【請求項4】 冷凍解凍保存庫内の温度を冷凍食品が載
    置されている導電性の棚に高電圧を印加しながら冷凍温
    度から0°C以下の所定温度に上昇させて冷凍食品を解
    凍し、次いで前記電圧の印加を止めて庫内温度が32°
    C以上の所定温度になるまで低圧多湿の飽和蒸気を前記
    冷凍食品に噴霧して前記食品に付着している氷を解かし
    た後、前記蒸気の噴霧を止め、前記高電圧を印加しなが
    ら前記0°C以下の所定温度に降下させ前記0°C以下
    の所定温度下で冷凍食品を保存することを特徴とする冷
    凍食品の解凍保存方法。
  5. 【請求項5】 解凍保存庫内の温度を0°C以下の所定
    温度に設定し、該所定温度下で高電圧を印加して冷凍食
    品を解凍し、前記電圧の印加を止めて低圧多湿の飽和蒸
    気を前記冷凍食品に噴霧し、前記庫内温度が32°C以
    上の所定温度に到達したときに前記蒸気の噴霧を止め、
    前記高電圧を印加しながら前記庫内温度を前記0°C以
    下の所定温度に降下させ前記0°C以下の所定温度下で
    冷凍食品を保存することを特徴とする冷凍食品の解凍保
    存方法。
  6. 【請求項6】 解凍保存庫内の温度を0°C以下の所定
    温度に設定し、該所定温度下で冷凍食品が載置されてい
    る導電性の棚に高電圧を印加して冷凍食品を解凍し、前
    記電圧の印加を止めて低圧多湿の飽和蒸気を前記冷凍食
    品に噴霧し、庫内温度が32°C以上の所定温度に到達
    したときに前記蒸気の噴霧を止め、前記32°C以上の
    所定温度を所定時間維持した後、前記0°C以下の所定
    温度に降下させ前記0°C以下の所定温度下で冷凍食品
    を保存することを特徴とする冷凍食品の解凍保存方法。
  7. 【請求項7】 0°C以下の所定温度は、−5°C〜−
    1°Cであることを特徴とする請求項1又は請求項2又
    は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6に記
    載の冷凍食品の解凍保存方法。
  8. 【請求項8】 印加される高電圧は、500V〜1,5
    00Vであることを特徴とする請求項1又は請求項2又
    は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6に記
    載の冷凍食品の解凍保存方法。
  9. 【請求項9】 32°C以上の所定温度は、32°C〜
    40°Cであることを特徴とする請求項3又は請求項4
    又は請求項5又は請求項6に記載の冷凍食品の解凍保存
    方法。
  10. 【請求項10】 冷凍解凍保存庫に高電圧を印加する電
    圧印加装置と低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置が設けられて
    いることを特徴とする冷凍食品の解凍保存装置。
  11. 【請求項11】 冷凍解凍保存庫に高電圧を印加する電
    圧印加装置と低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置と導電性の材
    料からなる食品載置棚が設けられていることを特徴とす
    る冷凍食品の解凍保存装置。
  12. 【請求項12】 解凍保存庫に高電圧を印加する電圧印
    加装置と低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置が設けられている
    ことを特徴とする冷凍食品の解凍保存装置。
  13. 【請求項13】 解凍保存庫に高電圧を印加する電圧印
    加装置と低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置と導電性の材料で
    構成されている食品載置棚が設けられていることを特徴
    とする冷凍食品の解凍保存装置。
  14. 【請求項14】 電圧印加装置は、増圧変圧器の二次コ
    イルの一相が絶縁封鎖されており、他に一相は抵抗器を
    介して冷凍解凍保存庫内の冷凍食品が載置されている導
    電性の棚に接続されており、前記棚と冷凍解凍保存庫の
    内壁とは電気的に絶縁されており、交流電源と前記増圧
    変圧器の一次コイルとの間の電源側にノイズフィルタ及
    び磁気漏れ変圧器が設けられており、磁気漏れ変圧器の
    一次コイルと二次コイルとは絶縁物によって電気的に絶
    縁されており、この絶縁物の間にはその枚数で変圧力が
    調整される調整鉄芯が介在しており、磁気漏れ変圧器の
    二次コイル側と一次コイル側の接地層とが短絡されてい
    るものであることを特徴とする請求項10又は請求項1
    1又は請求項12又は請求項13に記載の冷凍食品の解
    凍保存装置。
  15. 【請求項15】 低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置には、蒸
    気発生ボイラに接続された蒸気変換器によって生成され
    た低圧多湿の飽和蒸気を噴霧する噴霧管が含まれている
    ことを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の冷
    凍食品の解凍保存装置。
  16. 【請求項16】 低圧多湿の飽和蒸気噴霧装置は、蒸気
    発生ボイラに接続された蒸気変換器によって生成された
    低圧多湿の飽和蒸気を噴霧する噴霧管、分岐管及び飽和
    蒸気導通管によって構成されていることを特徴とする請
    求項10又は請求項11又は請求項12又は請求項13
    に記載の冷凍食品の解凍保存装置。
  17. 【請求項17】 食品載置棚は、1又は複数個の棚が複
    数段設けられているものであることを特徴とする請求項
    11又は請求項13に記載の冷凍食品の解凍保存装置。
  18. 【請求項18】 食品載置棚は、移動自在のものを含む
    ことを特徴とする請求項13に記載の冷凍食品の解凍保
    存装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008267750A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Mayatec Inc 処理装置
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