JPH11137184A - キャットフード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペットである猫の歯周疾患を容易且つ手軽に
軽減又は防止できるようにする。 【解決手段】 緑茶抽出物を０．０３重量％乃至０．１
重量％程度含有させたキャットフードとする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、キャットフードと
称される猫用の飼料に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】今日、一般家庭におけるペットとしての
犬や猫の飼育が極めて多くなってきている。これらのペ
ットは、都会では室内で飼育されることが多く、その飼
料も人間の食物に類似した専用の加工食品とされるよう
になってきた。

【０００３】このペットフードとしては、魚肉や鶏肉又
は獣肉などに、乳製品、野菜、ビタミンなどを適宜添加
し、水分を約１０％程度以下として加工されるドライタ
イプのフード、水分を２０％乃至４０％程度として加工
されセミモイストタイプのフード、更に、水分を７０％
程度以上含むウエットタイプのフードとして加工したも
のがある。

【０００４】これらのペットフード、特に水分の多いウ
エットタイプのペットフードなどは、１００ｇ程度を容
器に収納し、開封後、食べ残しが長時間放置されること
によって、腐敗臭などが発生しないような適量を犬や猫
に与えることが容易にできるようにされている。又、近
年、抗菌作用を有するタンニンを主成分とする緑茶抽出
物の微量（０．０１重量％乃至０．０２重量％程度）を
添加し、犬や猫の糞尿から異臭が発生しないようにする
ペットフード、即ち防臭効果を有するペットフードも使
用されるようになってきた。

【０００５】尚、犬や猫は緑茶抽出物の苦味や渋味を嫌
うため、極微量の緑茶抽出物を添加することが一部で行
われているものである。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ペットフードが人間の
食物に類似し、味付けなどの嗜好を犬又は猫などのペッ
トに合わせたペットフードが増加したことにより、犬や
猫にも口腔内疾患として歯肉炎、歯周炎が発生するよう
になってきた。即ち、犬や猫に専用のペットフードを与
え続けると、歯垢（プラーク）の形成が顕著となり、口
腔内細菌（歯肉炎、歯周炎の原因となる細菌）が採取さ
れるようになり、犬や猫の口臭も強くなることが発生し
てきた。

【０００７】特に、猫の口腔内からはPorphyromonas as
accharolyticaという細菌が検出されるようになってき
た。このようなペットの病気や疾患は、飼い主にとって
重大関心事であり、このような疾患を発生させないよう
にすることが望まれるようになってきた。本発明は、こ
のような要望を満たし、猫の歯周疾患を防止することが
できるペットフードを提供するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、ペットフード
中に緑茶抽出物の０．０３重量％乃至０．１重量％を含
有させたキャットフードとするものである。このよう
に、食品添加物であって抗菌作用を有する緑茶抽出物を
加えることにより、猫の口腔内の細菌を減じ、炎症疾患
を抑制することができる。

【０００９】又、本発明は、ペットフード中に、緑茶抽
出物の０．０３重量％乃至０．０５重量％を含有させた
ウエットタイプのキャットフードとするものである。こ
のように、ウエットタイプのキャットフード中に、緑茶
抽出物の０．０３重量％乃至０．０５重量％を含有させ
ると、猫の食欲を減じることなく、歯周病菌を減菌させ
るために必要な緑茶抽出物の量を摂取させることができ
る。

【００１０】そして、本発明は、ペットフード中に、緑
茶抽出物の０．０４重量％乃至０．１重量％を含有させ
たドライタイプのキャットフードとするものである。こ
のように、ドライタイプのキャットフード中に、緑茶抽
出物の０．０４重量％乃至０．１重量％を含有させる
と、猫の食欲を減じることなく、歯周病菌を減菌させる
ために必要な緑茶抽出物の量を摂取させることができ
る。

【００１１】尚、緑茶抽出物は、タンニンを４０乃至５
０重量％とするものである。このように、タンニンを４
０乃至５０重量％とする緑茶抽出物は、緑茶からの精製
が容易であり、抗菌作用を有する天然タンニンを多量に
含有する食品添加物を容易に製造し、抗菌作用を有する
食品を容易に量産することができる。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明は、食品添加物である緑茶
抽出物を用いるものである。緑茶(Camelliasinensis)抽
出物の主要成分であるタンニン（カテキン類）は、抗菌
性、抗毒素、抗酸化、消臭作用の他、薬効効果等、種々
の機能が知られている。そして、本発明は、この抗菌力
を有する緑茶抽出物を配合した猫用餌（キャットフー
ド）を製造し、このキャットフードを猫に与えるもので
ある。

【００１３】このキャットフードを猫に与えるに際し、
約２ヶ月間の試験を行い、猫の口腔内検査、歯垢中の細
菌検査、口臭検査を実施したところ、緑茶抽出物を配合
した餌を食べた場合と、無配合の餌を食べた場合との間
に、歯肉の炎症に対する抗炎症作用、歯垢中の細菌数減
少、口臭の低減、各々に差違を認め、緑茶抽出物が猫の
歯周疾患防止に効果があることを発見した。

【００１４】茶抽出物の原料としては、緑茶（不発酵
茶）、ウーロン茶（半発酵茶）、紅茶（発酵茶）などが
あるが、茶葉と成分が余り変わらず、入手の難易、価
格、量の確保等から日本緑茶を使用した。この日本茶か
ら緑茶抽出物を得るために、日本緑茶を８０℃の９５％
エタノールで４時間処理した後、茶葉を濾過した。

【００１５】その後、エタノールを留去・回収し、更に
不要成分の除去と有効成分濃縮のために活性炭処理を実
施し、成分濃度５０％のカメリア５０ＥＸ（商品名）と
呼ばれる緑茶抽出物を得た。この緑茶抽出物の成分構成
は表１の通りである。

【００１６】

【表１】

【００１７】更に、この緑茶抽出物における抗菌作用の
有効成分であるタンニン類の分析結果を表２に示す。

【００１８】

【表２】

【００１９】この緑茶抽出物中のタンニン類が、各種の
細菌に対し増殖抑制力を持ち、又、人間の歯周病原菌に
対しても抑止効果を有していることに関しては、既にい
くつかの事例紹介があるが、猫の口腔内細菌についての
事例発表がないため、効果確認試験を実施した。

【００２０】そして、この緑茶抽出物は、タンニンを主
成分とするために苦味や渋味を有し、猫の場合は受入れ
難い。このため、猫に毎日、自然に緑茶抽出物を口腔内
に摂取させる方法として、餌に緑茶抽出物を配合するこ
ととし、緑茶抽出物入りキャットフード（ドライタイ
プ）を製造した。このキャットフードとしては、緑茶抽
出物を０．０８重量％添加配合したもの、０．０４重量
％添加配合したもの、緑茶抽出物を無添加としたものを
調製した。

【００２１】そして、このこのように緑茶抽出物を猫用
の飼料に添加することにより、一日に０．０９ｇ程度の
緑茶抽出物を摂取させたところ、歯肉に炎症を有する猫
の炎症が軽減され、口臭も抑制され、歯垢中に占めるポ
リフィロモナス菌属数の減少が確認された。尚、猫は、
一日に数回の不規則な食事を行い、且つ、１回に食べる
量も不定であるが、ドライタイプフードのみを水と共に
与える場合、一日平均１００乃至１２０ｇ程度のキャッ
トフードを食し、ウエットタイプフードのみを適宜の水
と共に与える場合、一日平均１７０乃至２２０ｇ程度の
キャットフードを食する。

【００２２】従って、ドライタイプのキャットフードで
は、キャットフード１００ｇ中に０．０８ｇの緑茶抽出
物を混入したキャットフードを継続的に与え、一日に
０．０９ｇ程度の緑茶抽出物を摂取させたものである。
又、緑茶抽出物を０．０４重量％添加したキャットフー
ドを与えて一日に０．０４ｇ余りを摂取させた場合にお
いても、効果は確認された。

【００２３】そして、緑茶抽出物を０．０４重量％添加
したキャットフードと緑茶抽出物無添加のキャットフー
ドとを与えて一日当たりの摂取量を少なくしたときは、
炎症の軽減傾向は見られたが、明確な効果の確認を行う
ことはできなかった。このように、一日に約０．０５ｇ
以上であって、約０．１ｇ程度の緑茶抽出物を摂取させ
ることにより、猫の口腔内細菌を減菌させることができ
た。又、ドライタイプのキャットフードに０．１重量％
程度の緑茶抽出物の添加を行った場合でも、緑茶抽出物
の苦味や渋味により猫がキャットフードを嫌うことなく
食することも確認された。

【００２４】

【実施例】（１） キャットフード タンニンを４０％程度含む緑茶抽出物（カメリア５０Ｅ
Ｘ）をドライタイプフードの加工行程で添加混入し、ド
ライタイプのキャットフードを製造した。この緑茶抽出
物の混入に際し、キャットフード１００ｇ中に緑茶抽出
物が０．０４ｇ含有（０．０４％）されるドライタイプ
のキャットフードと、キャットフード１００ｇ中に緑茶
抽出物が０．０８ｇ含有（０．０８％）されるドライタ
イプのキャットフードとを供試品として製造した。 （２） 検査対象猫（実験に使用した猫） 実験動物施設で飼育している猫及び家庭でペットとして
飼育している猫の合計３２匹を対象とした。

【００２５】そして、従来食べてきた餌の影響をなくす
るために、緑茶抽出物無添加のキャットフードで予め２
週間飼育した。その後、１６匹には緑茶抽出物を０.０
４％添加配合したドライタイプフードを６週間与え、別
の１６匹には緑茶抽出物を０.０８％添加配合したドラ
イタイプフードを６週間与えて以下の内容の確認及び判
定を行った。 （３）猫の歯周疾患予防効果についての確認方法 猫の歯周疾患予防あるいは防止効果についての指標とし
て、猫の歯垢内に存在する細菌群の調査、現実に発症し
ている歯肉炎の変化、歯周疾患に顕著に現れる猫の口臭
の変化、それぞれについて追跡調査した。

【００２６】(イ) 猫の歯垢中の細菌検査 猫の歯縁下歯垢の中から、特に猫類に多く存在し歯周疾
患と関連が深いポリフィロモナス菌属に着目し、供試品
のキャットフード摂取前後の口腔内の総細菌数を調べ
た。尚、歯垢中から採取した細菌を嫌気培養した。総細
菌数算定用の培地としては、５％馬血液加ＢＨＩ培地を
用いた。同培地上で黒色集落を形成するポリフィロモナ
ス菌属の数を算定し、総細菌数に占める同菌の割合を求
め、効果を判定した。

【００２７】(ロ) 歯肉炎既往症の猫に対する効果 現に歯肉炎にかかっている猫に対し、供試品のキャット
フードを与えて炎症程度の変化を観察し、Ｇｉｎｇｉｖ
ａｌ Ｉｎｄｅｘ（歯肉の炎症程度の評価方法）に従い
効果の有意差を求めた。この結果、緑茶抽出物０．０４
％添加のキャットフードを６週間与えた１６匹の猫に関
しては、図１のＡに示すように、緑茶抽出物無添加のキ
ャットフードを与えたとき、臼歯部の平均歯肉炎指数が
１．５１であったのに対し、緑茶抽出物０．０４％添加
のキャットフードを６週間与えると、平均歯肉炎指数は
０．８２に低減された。又、犬歯部の平均歯肉炎指数
は、図１のＢに示すように、緑茶抽出物無添加のキャッ
トフードを与えたときの平均歯肉炎指数が０．９０であ
ったのに対し、緑茶抽出物０．０４％添加のキャットフ
ードを６週間与えると平均歯肉炎指数は０．４７に低減
された。

【００２８】即ち、緑茶抽出物０．０４％添加のドライ
タイプのキャットフードをもって、１日に平均０．０４
ｇ乃至０．０５ｇ程度の緑茶抽出物を６週間与えると、
歯肉炎指数が臼歯部では５４％に低減され、犬歯部では
歯肉炎指数は５２％に低減された。又、緑茶抽出物０．
０８％添加のキャットフードを６週間与えた１６匹の猫
に関しては、図２のＡに示すように、緑茶抽出物無添加
のキャットフードを与えたとき、臼歯部の平均歯肉炎指
数は０．９７であったのに対し、緑茶抽出物０．０８％
添加のキャットフードを６週間与えると平均歯肉炎指数
は０．３８まで低減された。そして、犬歯部の平均歯肉
炎指数は、図２のＢに示すように、緑茶抽出物無添加の
キャットフードを与えたときの平均歯肉炎指数が０．６
３であったのに対し、緑茶抽出物０．０８％添加のキャ
ットフードを６週間与えると、平均歯肉炎指数は０．１
３まで低減された。

【００２９】即ち、緑茶抽出物０．０８％添加のドライ
タイプのキャットフードをもって、１日に平均０．０８
ｇ乃至約０．１ｇ程度の緑茶抽出物を６週間与えると、
歯肉炎指数が臼歯部では３９％に低減され、犬歯部では
歯肉炎指数は２１％に低減された。更に、歯石の付着状
況を調べ、Ｃａｌｃｕｌｕｓ Ｉｎｄｅｘとして各個体
別に調べた。

【００３０】(ハ) 口臭の抑制効果 歯周疾患と口臭の関係は人間同様、猫の場合も症状の強
さと口臭の強さとが比例している。口臭の１成分である
メチルメルカプタンは細菌が産生したものであるが、供
試品のキャットフード投与前後に於ける口腔内の同成分
を定量し、増減により効果の判定をした。

【００３１】この結果、１６匹の猫は、図３のＡに示す
ように、緑茶抽出物無添加のキャットフードを与えたと
きの口腔内メチルメルカプタンの平均濃度は１．２５Ｐ
ＰＭであったのに対し、緑茶抽出物０．０４％添加のキ
ャットフードを６週間与えると平均濃度は０．３７５Ｐ
ＰＭとなり、他の１６匹の猫は、図３のＢに示すよう
に、緑茶抽出物無添加のキャットフードを与えたときの
口腔内メチルメルカプタンの平均濃度は１．２９ＰＰＭ
であったのに対し、緑茶抽出物０．０８％添加のキャッ
トフードを６週間与えると平均濃度は０．３４ＰＰＭま
で低減された。

【００３２】即ち、緑茶抽出物０．０４％添加のドライ
タイプのキャットフードをもって、１日に平均０．０４
ｇ乃至０．０５ｇ程度の緑茶抽出物を６週間与えると、
口腔内メチルメルカプタンの平均濃度は３０％に低減さ
れ、緑茶抽出物０．０８％添加のドライタイプのキャッ
トフードをもって、１日に平均０．０８ｇ乃至約０．１
ｇ程度の緑茶抽出物を６週間与えると、口腔内メチルメ
ルカプタンの平均濃度は２６％に低減された。

【００３３】尚、測定器は高感度半導体センサーを内蔵
した口臭検知器（ＢＢチェッカー）を使用した。 （４）結果 歯垢中の総細菌数に占めるポリフィロモナス菌属の割合
変化から判定すると、緑茶抽出物を配合したキャットフ
ードを与えた場合、明らかに無添加のキャットフードを
与えた時期に比べて、総細菌中のポリフィロモナス菌属
数が減少した。

【００３４】又、緑茶抽出物０.０４％配合のドライタ
イプフードを与えた場合と、０.０８％配合のドライタ
イプフードを与えた場合とのポリフィロモナス菌属数の
比較においても、その違いは有意な減少として示され
た。そして、歯肉の炎症に対する効果判定としては、緑
茶抽出物を添加配合した供試品を与えた場合、口腔内に
発症していた歯肉炎の程度は明らかに改善された。

【００３５】これはＧｉｎｇｉｖａｌ Ｉｎｄｅｘの有
意な減少で示された。尚、軽度の歯肉炎を呈していた猫
の場合、もっとも効果的であることを発見した。歯肉に
炎症のない猫の場合はその状態を維持し、重度の歯周炎
を呈していた猫の場合は、若干炎症が軽減したに止まっ
たがこれらの猫の場合、基本的治療が必要であると判断
した。

【００３６】更に、口臭抑制効果としては、緑茶抽出物
を配合した供試品を餌として与えてから口腔内のメチル
メルカプタンの濃度が明らかに低減した。又、０.０８
％添加の供試品を与えた場合、更に濃度が低く、口臭抑
制に対する緑茶抽出物の効果は明確に判明した。このよ
うに、本試験では緑茶抽出物の０.０４％添加、０.０８
％添加ともに無添加のキャットフードに対し効果はあっ
た。且つ、配合率の高い０.０８％添加の供試品がより
効果が優れていることが明確であった。 （５）結論 １日当たり緑茶抽出物の０．０４ｇ乃至０．１ｇ程度を
猫に摂取させると、猫の歯周疾患に対し明らかに予防効
果があることを発見した。

【００３７】また、猫の歯周疾患予防方法として緑茶抽
出物入りのキャットフードは、ドライタイプのフードに
０．０８重量％程度の添加であれば、猫が食することを
嫌うことなく、有効に摂取させることのできる手段であ
ることを新しい知見として把握した。

【００３８】

【発明の効果】請求項１に記載した発明は、緑茶抽出物
の０．０３重量％乃至０．１重量％を含有することを特
徴とするキャットフードである。従って、このキャット
フードを猫に与えると、猫の歯周疾患を抑制することが
できる。

【００３９】又、請求項２に記載した発明は、緑茶抽出
物の０．０３重量％乃至０．０５重量％を含有するウエ
ットタイプフードとしたことを特徴とするキャットフー
ドである。従って、猫の食欲を減退させることのないペ
ットフードであって、猫の歯周疾患を抑制するのに必要
な量の緑茶抽出物を猫に食させることができる。

【００４０】そして、請求項３に記載した発明は、緑茶
抽出物の０．０４重量％乃至０．１重量％を含有するド
ライタイプフードとしたことを特徴とするキャットフー
ドである。従って、猫の食欲を減退させることのないペ
ットフードであって、猫の歯周疾患を抑制するのに必要
な量の緑茶抽出物を猫に食させることができる。

【００４１】更に、請求項４に記載した発明は、緑茶抽
出物は、タンニンを４０重量％乃至５０重量％とするこ
とを特徴とする請求項１乃至請求項３の何れかに記載し
たキャットフードである。従って、猫の歯周疾患を抑制
するための食品添加物としての緑茶抽出物を容易に量産
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】猫の歯肉炎指数の変化を示すグラフ。

【図２】猫の歯肉炎指数の変化を示すグラフ。

【図３】猫の口腔内メチルメルカプタンの濃度を示すグ
ラフ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 緑茶抽出物を０．０３重量％乃至０．１
   重量％含有することを特徴とするキャットフード。
2. 【請求項２】 緑茶抽出物を０．０３重量％乃至０．０
   ５重量％含有するウエットタイプフードとしたことを特
   徴とするキャットフード。
3. 【請求項３】 緑茶抽出物を０．０４重量％乃至０．１
   重量％含有するドライタイプフードとしたことを特徴と
   するキャットフード。
4. 【請求項４】 緑茶抽出物は、タンニンを４０重量％乃
   至５０重量％とすることを特徴とする請求項１乃至請求
   項３の何れかに記載したキャットフード。