JPH11136634A - コマーシャル検出装置及びコマーシャル検出方法並びにコマーシャル検出プログラムの記録された記録媒体及びコマーシャルスキップ記録装置 - Google Patents

コマーシャル検出装置及びコマーシャル検出方法並びにコマーシャル検出プログラムの記録された記録媒体及びコマーシャルスキップ記録装置

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JPH11136634A
JPH11136634A JP9315955A JP31595597A JPH11136634A JP H11136634 A JPH11136634 A JP H11136634A JP 9315955 A JP9315955 A JP 9315955A JP 31595597 A JP31595597 A JP 31595597A JP H11136634 A JPH11136634 A JP H11136634A
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JP9315955A
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Katsuyoshi Nishitani
勝義 西谷
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステレオ音声の映画番組が放送される場合で
あってもCM部分を正確に検出してカットすることが可
能なコマーシャル検出装置を得る。 【解決手段】 フィルム画像が2−3プルダウン方式に
より一定の変換規則を持ったテレシネ映像信号に変換さ
れる変換規則の周期性に着目し、テレシネ映像信号を含
む映像信号を所定フレーム期間遅延させる遅延手段、映
像信号と遅延手段の出力信号との相関パラメータを算出
する算出手段、算出された相関パラメータに基づき映像
信号がテレシネ映像信号か否かを検出する判定手段、判
定手段と同期して所定の変換規則に基づき判定手段に周
期信号を出力するカウンタ手段、遅延手段の出力信号と
判定手段の検出信号とを同一タイミングで同期して出力
する出力制御手段を備え、テレシネ映像信号と通常のテ
レビジョン信号との繋ぎ目を検出してCM部分をカット
することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用VTRなど
に用いられるコマーシャル検出装置及び方法に関するも
ので、フィルム画像を2−3プルダウン方式により所定
のテレビジョン信号に変換したテレシネ映像信号を含む
映像信号からコマーシャル部分を検出するものであり、
また本発明はコマーシャル部分の検出結果を用いて録画
の際にコマーシャル部分をスキップして元のテレシネ映
像信号部分を連続的に記録することが可能なコマーシャ
ルスキップ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送を家庭用VTRにより
録画するとき、コマーシャル(以下CMと略す)部分を
カット(スキップ)したい場合が多い。テレビジョン放
送におけるCMは一般にステレオ放送で送信されるの
で、特に映画番組などの2ケ国語放送あるいは音声多重
放送を録画しているとき、ステレオ放送と2ケ国語放送
あるいは音声多重放送のパイロット信号の切り替わりを
検出して、ステレオ放送のパイロット信号を検出した場
合、CM部分と判断し、録画を一時停止状態にしてCM
の録画をカットする方式が、例えば特開平5−2507
62号公報あるいは特開平5−282706号公報によ
り提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにしてCM部分をテレビジョン信号の音声信号の
切り替えから判定する装置においては、映画番組がステ
レオ音声で放送される場合を想定していないため、ステ
レオ音声の映画番組が放送された場合、CMの自動検出
が解除されCMの映像が録画されてしまうという間題が
あった。
【0004】本発明は上述した従来例に係る問題点を解
消するためになされたもので、ステレオ音声の映画番組
が放送される場合であっても、音声信号に依存せずにC
M部分を正確に検出してカット(スキップ)することが
可能なコマーシャル検出装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、一般に映画フィルムがテレビジョン信
号に変換される場合、2−3プルダウン方式により一定
の変換規則を持ったテレシネ映像信号に変換されるた
め、その変換規則の周期性に着目し、テレシネ映像信号
と通常のテレビジョン信号とが混在した信号に対して2
−3プルダウン方式にて変換されたテレシネ映像信号を
有効に検出することにより、テレシネ映像信号と通常の
テレビジョン信号との繋ぎ目を正確に検出して、CM部
分のカットを自動的に行うことを可能としている。
【0006】すなわち、本発明によればフィルム画像を
2−3プルダウン方式により所定のテレビジョン信号に
変換したテレシネ映像信号を含む映像信号からコマーシ
ャル部分を検出するコマーシャル検出装置であって、入
力される映像信号の隣り合う奇数フィールド同士及び/
又は偶数フィールド同士のフレーム相関を検出する相関
検出手段と、前記相関検出手段の出力に応答し、隣り合
う奇数フィールド同士又は偶数フィールド同士の画像が
一定の周期で一致したか否かを判断する手段と、前記一
定の周期で一致しないときは、前記入力される映像信号
のコマーシャル部分が開始したことを示す信号を出力
し、前記一定の周期で一致するときは、前記入力される
映像信号のコマーシャル部分が終了したことを示す信号
を出力する制御手段とを、有するコマーシャル検出装置
が提供される。
【0007】また本発明によれば、フィルム画像を2−
3プルダウン方式により所定のテレビジョン信号に変換
したテレシネ映像信号を含む映像信号からコマーシャル
部分を検出するコマーシャル検出装置であって、入力さ
れる映像信号の隣り合う奇数フィールド同士及び/又は
偶数フィールド同士のフレーム相関を検出する相関検出
手段と、前記相関検出手段の出力に応答し、隣り合う奇
数フィールド同士又は偶数フィールド同士の画像が一定
の周期で一致しないときは、前記入力される映像信号は
コマーシャル部分であることを示す信号の出力を開始
し、前記一定の周期で一致するときは、前記信号の出力
を停止する制御手段とを、有するコマーシャル検出装置
が提供される。
【0008】また本発明によれば、フィルム画像を2−
3プルダウン方式により所定のテレビジョン信号に変換
したテレシネ映像信号を含む映像信号からコマーシャル
部分を検出するコマーシャル検出装置であって、入力さ
れる映像信号を所定のフレーム期間遅延させる遅延手段
と、入力される映像信号と上記遅延手段の出力信号との
相関パラメータを算出するフィールド間パラメータ算出
手段と、上記フィールド間パラメータ算出手段により算
出された相関パラメータを順次蓄積するメモリを内蔵
し、該メモリに蓄積されたフィールド間の相関パラメー
タの相関性の比較に基づいて入力される映像信号が同一
絵柄であると判定した場合にリセット信号を出力すると
ともに周期信号が入力されるタイミングと同一画像絵柄
と判定したタイミングが一致した場合に判定した区間ま
でがテレシネ映像信号と判定する検出信号を出力する判
定手段と、上記判定手段に上記フィールド間パラメータ
算出手段から相関パラメータが入力されるのと同期して
フィールド数をカウントし上記リセット信号に基づいて
リセットするとともに2−3プルダウン方式の変換規則
に基づき所定フィールドをカウントした時点で上記判定
手段に周期信号を出力するカウンタ手段と、上記遅延手
段からの出力を蓄積するフレームメモリを内蔵し、上記
判定手段の検出信号のタイミングに合わせて上記フレー
ムメモリに蓄積された遅延手段の出力信号と上記判定手
段の検出信号とを出力する出力制御手段とを、有するコ
マーシャル検出装置が提供される。
【0009】また本発明によれば、フィルム画像を2−
3プルダウン方式により所定のテレビジョン信号に変換
したテレシネ映像信号を含む映像信号からコマーシャル
部分を検出するコマーシャル検出方法であって、入力さ
れる映像信号の隣り合う奇数フィールド同士及び/又は
偶数フィールド同士のフレーム相関を検出する相関検出
ステップと、前記相関検出の結果、隣り合う奇数フィー
ルド同士又は偶数フィールド同士の画像が一定の周期で
一致しないときは、前記入力される映像信号はコマーシ
ャル部分であることを示す信号を出力し、前記一定の周
期で一致するときは、前記入力される映像信号のコマー
シャル部分が終了したことを示す信号を出力するステッ
プとを有するコマーシャル検出方法が提供される。
【0010】また本発明によれば、フィルム画像を2−
3プルダウン方式により所定のテレビジョン信号に変換
したテレシネ映像信号を含む映像信号からコマーシャル
部分を検出するコマーシャル検出方法であって、入力さ
れる映像信号の隣り合う奇数フィールド同士及び/又は
偶数フィールド同士のフレーム相関を検出する相関検出
ステップと、前記相関検出の結果、隣り合う奇数フィー
ルド同士又は偶数フィールド同士の画像が一定の周期で
一致しないときは、前記入力される映像信号はコマーシ
ャル部分であることを示す信号の出力を開始し、前記一
定の周期で一致するときは、前記信号の出力を停止する
ステップとを有するコマーシャル検出方法が提供され
る。
【0011】また本発明によれば、フィルム画像を2−
3プルダウン方式により所定のテレビジョン信号に変換
したテレシネ映像信号を含む映像信号からコマーシャル
部分を検出するコマーシャル検出のためのプログラムが
記録された記録媒体であって、入力される映像信号の隣
り合う奇数フィールド同士及び/又は偶数フィールド同
士のフレーム相関を検出する相関検出ステップと、前記
相関検出の結果、隣り合う奇数フィールド同士又は偶数
フィールド同士の画像が一定の周期で一致しないとき
は、前記入力される映像信号はコマーシャル部分である
ことを示す信号を出力し、前記一定の周期で一致すると
きは、前記入力される映像信号のコマーシャル部分が終
了したことを示す信号を出力するステップとを有するプ
ログラムが記録さた記録媒体が提供される。
【0012】また本発明によれば、フィルム画像を2−
3プルダウン方式により所定のテレビジョン信号に変換
したテレシネ映像信号を含む映像信号からコマーシャル
部分を検出するコマーシャル検出のためのプログラムが
記録された記録媒体であって、入力される映像信号の隣
り合う奇数フィールド同士及び/又は偶数フィールド同
士のフレーム相関を検出する相関検出ステップと、前記
相関検出の結果、隣り合う奇数フィールド同士又は偶数
フィールド同士の画像が一定の周期で一致しないとき
は、前記入力される映像信号はコマーシャル部分である
ことを示す信号の出力を開始し、前記一定の周期で一致
するときは、前記信号の出力を停止するステップとを有
するプログラムが記録された記録媒体が提供される。
【0013】また本発明によれば、フィルム画像を2−
3プルダウン方式により所定のテレビジョン信号に変換
したテレシネ映像信号を含む映像信号からコマーシャル
部分を検出して、コマーシャル部分をスキップして前記
テレシネ映像信号を連続的に記録するコマーシャルスキ
ップ記録装置であって、入力される映像信号の隣り合う
奇数フィールド同士及び/又は偶数フィールド同士のフ
レーム相関を検出する相関検出手段と、前記相関検出手
段の出力に応答し、隣り合う奇数フィールド同士又は偶
数フィールド同士の画像が一定の周期で一致しないとき
は、前記入力される映像信号はコマーシャル部分である
と判断して記録を中止し、前記一定の周期で一致すると
きは、前記コマーシャル部分が終了したものと判断して
記録を再開する制御手段とを、有するコマーシャルスキ
ップ記録装置が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係るCM検
出装置の実施の形態を示すブロック図である。入力端子
1には、映画フィルムから2−3プルダウン方式にてテ
レビジョン信号に変換されたテレシネ映像信号を合む入
力信号が入力される。ここで、2−3プルダウン方式と
は、映画フィルムが毎秒24コマであるのに対しテレビ
ジョン信号が毎秒60コマ(フィールド)であるため、
コマ数の変換のために、映画フィルムの連続した2コマ
のうち最初のコマをテレビジョン信号の2フィールドで
読み出し、次のコマは3フィールドで読み出す方式であ
る。
【0015】図2はこの2−3プルダウン方式による変
換を説明する説明図である。映画フィルムでは、毎秒2
4コマ(フレーム)の画像が撮像され、これに対し、テ
レビジョン信号は、毎秒30フレームで、1フレームを
2フィールドで構成している。従って、映画フィルムを
テレビジョン放送によって放送する場合には、24コマ
の画像を30フレームの画像に変換しなければならな
い。このため、図2に示すように、第nコマの画像から
第mフレームの奇数フィールドと偶数フィールドの映像
信号を作成した場合には、次の第(n+1)コマの画像
からは、次の第(m+1)フレームの奇数フィールド及
び偶数フィールドを作成し、さらに、その次の第(m+
2)フレームの奇数フィールドの映像信号も作成する。
次の第(n+2)コマの画像からは2フィールド分の映
像信号、すなわち、第(m+2〉フレームの偶数フィー
ルドの映像信号と第(m+3)フレームの奇数フィール
ドの映像信号とを作成する。以後同様にして、連続した
フィルムの各コマから、2フィールド分、3フィールド
分、2フィールド分、3フィールド分、・・・の映像信
号を作成する。つまり、4コマから10フィールド(5
フレーム〉の映像信号の変換を行う。
【0016】この2−3プルダウン方式により変換され
たテレシネ映像信号を含む映像信号は、図1に示す1フ
レーム遅延器2及びフィールド間パラメータ算出器3に
与えられる。1フレーム遅延器2は、入力された映像信
号を1フレーム期間遅延させてフィールド間パラメータ
算出器3及び出力制御器6に与える。フィールド間パラ
メータ算出器3には、入力端子1から直接供給される映
像信号と、1フレーム遅延器2から1フレーム分遅延し
た映像信号とが入力され、同位相のフィールド間の相関
パラメータを算出して判定器4に出力する。ここで、相
関パラメータの演算としては、例えばフィールド間の輝
度の画素絶対差分、各フィールドの輝度平均値の絶対差
分、又はフィールド内部を小さなブロックに分割し、ブ
ロックマッチングによりブロック毎のフィールド間の動
きベクトルを検出し、その絶対値総和を算出する方法な
どが挙げられる。
【0017】上記フィールド間パラメータ算出器3によ
り算出された相関パラメータが入力される判定器4は、
4フレーム(8フィールド)分の相関パラメータを蓄積
できるメモリを内蔵しており、フィールド間パラメータ
算出器3から出力された相関パラメータを内蔵メモリに
順次蓄積し、奇数フィールド間又は偶数フィールド間の
映像信号が同一の絵柄のものであるか否か、又はフィー
ルド間で映画部分とCM部分との繋ぎ目(編集点)があ
るか否かを判定する。通常、映画フィルムから2−3プ
ルダウン方式にてテレシネ映像信号に変換されたテレビ
ジョン信号は、5フィールドに1回、奇数又は偶数の共
通フィールドが交互に現われる周期性を持つ。この特徴
を利用して、判定器4において同一のフィールドである
と判定した場合、当該判定器4は、カウンタ5のフィー
ルド・カウンタをリセットするようリセット信号を送
る。
【0018】上記カウンタ5は、判定器4にフィールド
間パラメータ算出器3から相関パラメータが入力される
のと同期して当該判定器4から出力されるタイミング信
号に基づいてフィールド数をカウントし始め、5フィー
ルド目をカウントした時点で周期信号を発生し判定器4
に出力する。判定器4は、カウンタ5からの周期信号が
発生したタイミングと同一画像(絵柄)と判定したタイ
ミングとが一致した場合に、判定したフィールド区間ま
でがテレシネ映像信号と判定し、図3に示す判定器4に
よる検出動作のタイミングチャートのように、検出信号
を“ON”の状態にして出力制御器6に出力する。さら
に、カウンタ5にリセット信号を出力し、フィールド・
カウンタをリセットする。以後、この動作を繰り返し行
う。
【0019】ところで、図3において、映画部分からC
M部分に切り替わる時点、すなわち図中のSC1で示さ
れるテレシネ映像信号から通常のテレビジョン信号に切
り替わる時点においては、2−3プルダウンの変換周期
が崩れる。そのため、カウンタ5から出力されるカウン
ト信号で示される5フィールド目には同一のフィールド
が現われない。テレシネ映像信号から通常のテレビジョ
ン信号に切り替わる場合、繋ぎ目部分はフレーム単位で
編集されるため、図4及び図5に示される2通りの例が
考えられる。
【0020】図4は前の同一画像(絵柄)が奇数フィー
ルドであった場合の例を示す。図4中の太線矢印で示さ
れる前後のフィールドは同一であり、黒丸は前のフィー
ルドの同一画像(絵柄)を表す(なお、図5〜図7も同
様である)。映画部分からCM部分に切り替わる時点
は、図4中のA1若しくはA2の位置である。判定器4
内部にあるメモリからA1、A2のフィールド間の相関
パラメータを読み出し、判定器4で相関パラメータの比
較を行い、相関性の低い位置をCM部分に切り替わる箇
所とし、その位置から検出信号を“OFF”の状態にし
て出力制御器6に出力する。
【0021】図5は前の同一画像(絵柄)が偶数フィー
ルドであった場合の例を示す。映画部分からCM部分に
切り替わる箇所は、図5中のB1、B2若しくはB3の
位置である。前記図4の一例の場合と同様にして、判定
器4で判定器4内部のメモリから読み出されたB1、B
2若しくはB3の相関パラメータを比較して、相関性が
最小となる位置をCM部分に切り替わる箇所とし、その
位置から検出信号を“OFF”の状態にして出力制御器
6に出力する。
【0022】また、CM部分から映画部分に切り替わる
箇所、すなわち図3中のSC2で示される通常のテレビ
ジョン信号からテレシネ映像信号に切り替わる時点にお
いては、繋ぎ目部分の編集により、図6及び図7に示さ
れる2通りが考えられる。図6は奇数フィールド間で同
一画像(絵柄)が出現した場合の例を示す。CM部分か
ら映画部分に切り替わる箇所は、図6中のC1、C2若
しくはC3の位置であり、判定器4で判定器4内部のメ
モリから読み出された各相関パラメータを比較して、相
関性が最小となる位置を映画部分に切り替わる箇所と
し、その位置から検出信号を“ON”の状態にして出力
制御器6に出力する。
【0023】図7は偶数フィールド間で同一画像(絵
柄)が出現した場合の例を示す。前記図6の一例の場合
と同様にして、判定器4で判定器4内部のメモリから読
み出されたD1若しくはD2の相関パラメータを比較し
て、相関性の低い位置を映画部分に切り替わる箇所と
し、その位置から検出信号を“ON”の状態にして出力
制御器6に出力する。
【0024】出力制御器6は、1フレーム遅延器2から
映像信号が、判定器4から検出信号が入力される。判定
器4においては映像信号のテレシネ映像信号とテレビジ
ョン信号との切り替え部分を検出するために、4フレー
ム分の相関パラメータを遅延して判定器4内部のメモリ
に蓄積しているため、判定器4の出力信号と1フレーム
遅延器2からの映像信号とは対応していない。そこで、
出力制御器6は、フレームメモリを内蔵し、判定器4か
らの検出信号のタイミングに合わせて、映像信号とCM
部分をカットする制御信号としての検出信号とを出力す
る。
【0025】上記実施の形態では、奇数フィールドと偶
数フィールドについて、それぞれ隣り合うフィールド同
士の相関を検出しているが、奇数フィールドと偶数フィ
ールドの一方のみについて相関を検出してもよい。この
場合、10フィールドサイクルとなり、上記実施の形態
の5フィールドサイクルの検出に比較して倍の時間を要
するが、実用上は問題はない。
【0026】上記実施の形態は、本発明をコマーシャル
検出装置及び方法として説明しているが、本発明のコマ
ーシャル検出装置をVTRや、記録機能のあるコンピュ
ータに組み込むことにより、コマーシャルを含むテレシ
ネ映像信号を記録する際に、コマーシャルを有効にスキ
ップして、テレシネ映像信号を連続的に記録することが
可能となる。したがって、本発明の方法を実現するプロ
グラムの記録された記録媒体からプログラムをコンピュ
ータにインストールすることにより、あらかじめ本発明
のコマーシャル検出装置が組み込まれているVTRやコ
ンピュータと同様のコマーシャルスキップ機能を実現す
ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るコマーシャ
ル検出装置によれば、2−3プルダウン方式によりテレ
ビジョン信号に変換された映画フィルムと通常のテレビ
ジョン信号のCM部分を検出することで、ステレオ放送
の映画番組においてもCM部分の検出が可能となる。す
なわち、本発明では音声信号の性質に依存せずに、映像
信号がテレシネ映像信号か否かを判断することによっ
て、これをコマーシャル部分と識別することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るCM検出装置を示
すブロック図である。
【図2】 2−3プルダウン方式によるテレシネ変換を
説明する図である。
【図3】 本発明に係るCM検出装置の検出動作を説明
するタイミングチャートである。
【図4】 テレシネ映像信号からテレビジョン信号に切
り替わる一例を示す図である。
【図5】 テレシネ映像信号からテレビジョン信号に切
り替わる一例を示す図である。
【図6】 テレビジョン信号からテレシネ映像信号に切
り替わる一例を示す図である。
【図7】 テレビジョン信号からテレシネ映像信号に切
り替わる一例を示す図である。
【符号の説明】
2 1フレーム遅延器 3 フィールド間パラメータ算出器(相関検出手段) 4 判定器(カウンタと共に判断する手段を構成する) 5 カウンタ 6 出力制御器(単独で又は判定器及びカウンタと共に
制御手段を構成する)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム画像を2−3プルダウン方式に
    より所定のテレビジョン信号に変換したテレシネ映像信
    号を含む映像信号からコマーシャル部分を検出するコマ
    ーシャル検出装置であって、 入力される映像信号の隣り合う奇数フィールド同士及び
    /又は偶数フィールド同士のフレーム相関を検出する相
    関検出手段と、 前記相関検出手段の出力に応答し、隣り合う奇数フィー
    ルド同士又は偶数フィールド同士の画像が一定の周期で
    一致したか否かを判断する手段と、 前記一定の周期で一致しないときは、前記入力される映
    像信号のコマーシャル部分が開始したことを示す信号を
    出力し、前記一定の周期で一致するときは、前記入力さ
    れる映像信号のコマーシャル部分が終了したことを示す
    信号を出力する制御手段とを、 有するコマーシャル検出装置。
  2. 【請求項2】 フィルム画像を2−3プルダウン方式に
    より所定のテレビジョン信号に変換したテレシネ映像信
    号を含む映像信号からコマーシャル部分を検出するコマ
    ーシャル検出装置であって、 入力される映像信号の隣り合う奇数フィールド同士及び
    /又は偶数フィールド同士のフレーム相関を検出する相
    関検出手段と、 前記相関検出手段の出力に応答し、隣り合う奇数フィー
    ルド同士又は偶数フィールド同士の画像が一定の周期で
    一致しないときは、前記入力される映像信号はコマーシ
    ャル部分であることを示す信号の出力を開始し、前記一
    定の周期で一致するときは、前記信号の出力を停止する
    制御手段とを、 有するコマーシャル検出装置。
  3. 【請求項3】 フィルム画像を2−3プルダウン方式に
    より所定のテレビジョン信号に変換したテレシネ映像信
    号を含む映像信号からコマーシャル部分を検出するコマ
    ーシャル検出装置であって、 入力される映像信号を所定のフレーム期間遅延させる遅
    延手段と、 入力される映像信号と上記遅延手段の出力信号との相関
    パラメータを算出するフィールド間パラメータ算出手段
    と、 上記フィールド間パラメータ算出手段により算出された
    相関パラメータを順次蓄積するメモリを内蔵し、該メモ
    リに蓄積されたフィールド間の相関パラメータの相関性
    の比較に基づいて入力される映像信号が同一絵柄である
    と判定した場合にリセット信号を出力するとともに周期
    信号が入力されるタイミングと同一絵柄と判定したタイ
    ミングが一致した場合に判定した区間までがテレシネ映
    像信号と判定する検出信号を出力する判定手段と、 上記判定手段に上記フィールド間パラメータ算出手段か
    ら相関パラメータが入力されるのと同期してフィールド
    数をカウントし上記リセット信号に基づいてリセットす
    るとともに2−3プルダウン方式の変換規則に基づき所
    定フィールドをカウントした時点で上記判定手段に周期
    信号を出力するカウンタ手段と、 上記遅延手段からの出力を蓄積するフレームメモリを内
    蔵し、上記判定手段の検出信号のタイミングに合わせて
    上記フレームメモリに蓄積された遅延手段の出力信号と
    上記判定手段の検出信号とを出力する出力制御手段と
    を、 有するコマーシャル検出装置。
  4. 【請求項4】 フィルム画像を2−3プルダウン方式に
    より所定のテレビジョン信号に変換したテレシネ映像信
    号を含む映像信号からコマーシャル部分を検出するコマ
    ーシャル検出方法であって、 入力される映像信号の隣り合う奇数フィールド同士及び
    /又は偶数フィールド同士のフレーム相関を検出する相
    関検出ステップと、 前記相関検出の結果、隣り合う奇数フィールド同士又は
    偶数フィールド同士の画像が一定の周期で一致しないと
    きは、前記入力される映像信号はコマーシャル部分であ
    ることを示す信号を出力し、前記一定の周期で一致する
    ときは、前記入力される映像信号のコマーシャル部分が
    終了したことを示す信号を出力するステップとを有する
    コマーシャル検出方法。
  5. 【請求項5】 フィルム画像を2−3プルダウン方式に
    より所定のテレビジョン信号に変換したテレシネ映像信
    号を含む映像信号からコマーシャル部分を検出するコマ
    ーシャル検出方法であって、 入力される映像信号の隣り合う奇数フィールド同士及び
    /又は偶数フィールド同士のフレーム相関を検出する相
    関検出ステップと、 前記相関検出の結果、隣り合う奇数フィールド同士又は
    偶数フィールド同士の画像が一定の周期で一致しないと
    きは、前記入力される映像信号はコマーシャル部分であ
    ることを示す信号の出力を開始し、前記一定の周期で一
    致するときは、前記信号の出力を停止するステップとを
    有するコマーシャル検出方法。
  6. 【請求項6】 フィルム画像を2−3プルダウン方式に
    より所定のテレビジョン信号に変換したテレシネ映像信
    号を含む映像信号からコマーシャル部分を検出するコマ
    ーシャル検出のためのプログラムが記録された記録媒体
    であって、 入力される映像信号の隣り合う奇数フィールド同士及び
    /又は偶数フィールド同士のフレーム相関を検出する相
    関検出ステップと、 前記相関検出の結果、隣り合う奇数フィールド同士又は
    偶数フィールド同士の画像が一定の周期で一致しないと
    きは、前記入力される映像信号はコマーシャル部分であ
    ることを示す信号を出力し、前記一定の周期で一致する
    ときは、前記入力される映像信号のコマーシャル部分が
    終了したことを示す信号を出力するステップとを有する
    プログラムが記録さた記録媒体。
  7. 【請求項7】 フィルム画像を2−3プルダウン方式に
    より所定のテレビジョン信号に変換したテレシネ映像信
    号を含む映像信号からコマーシャル部分を検出するコマ
    ーシャル検出のためのプログラムが記録された記録媒体
    であって、 入力される映像信号の隣り合う奇数フィールド同士及び
    /又は偶数フィールド同士のフレーム相関を検出する相
    関検出ステップと、 前記相関検出の結果、隣り合う奇数フィールド同士又は
    偶数フィールド同士の画像が一定の周期で一致しないと
    きは、前記入力される映像信号はコマーシャル部分であ
    ることを示す信号の出力を開始し、前記一定の周期で一
    致するときは、前記信号の出力を停止するステップとを
    有するプログラムが記録された記録媒体。
  8. 【請求項8】 フィルム画像を2−3プルダウン方式に
    より所定のテレビジョン信号に変換したテレシネ映像信
    号を含む映像信号からコマーシャル部分を検出して、コ
    マーシャル部分をスキップして前記テレシネ映像信号を
    連続的に記録するコマーシャルスキップ記録装置であっ
    て、 入力される映像信号の隣り合う奇数フィールド同士及び
    /又は偶数フィールド同士のフレーム相関を検出する相
    関検出手段と、 前記相関検出手段の出力に応答し、隣り合う奇数フィー
    ルド同士又は偶数フィールド同士の画像が一定の周期で
    一致しないときは、前記入力される映像信号はコマーシ
    ャル部分であると判断して記録を中止し、前記一定の周
    期で一致するときは、前記コマーシャル部分が終了した
    ものと判断して記録を再開する制御手段とを、 有するコマーシャルスキップ記録装置。
JP9315955A 1997-10-31 1997-10-31 コマーシャル検出装置及びコマーシャル検出方法並びにコマーシャル検出プログラムの記録された記録媒体及びコマーシャルスキップ記録装置 Withdrawn JPH11136634A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006075590A1 (ja) * 2005-01-14 2008-06-12 松下電器産業株式会社 デジタル放送におけるコンテンツ検出装置
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