JPH11134666A - 光学ヘッド並びに記録及び/又は再生装置 - Google Patents

光学ヘッド並びに記録及び/又は再生装置

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JPH11134666A
JPH11134666A JP9297552A JP29755297A JPH11134666A JP H11134666 A JPH11134666 A JP H11134666A JP 9297552 A JP9297552 A JP 9297552A JP 29755297 A JP29755297 A JP 29755297A JP H11134666 A JPH11134666 A JP H11134666A
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JP
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light
optical
light receiving
optical head
diffraction
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JP9297552A
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English (en)
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Yoshiyuki Matsumoto
芳幸 松本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学部品や受発光素子を同一パッケージ内に
より簡単かつ高精度にマウントできて、更なる量産化と
コストダウンが実現可能な光学ヘッド並びに記録及び/
又は再生装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 光学ヘッド1は、発光素子14と、対物
レンズ7と、格子間隔の互いに異なる一対の直線状の格
子を有する回折手段を備えた回折格子9と、上記一対の
回折手段の一方の格子により回折された戻り光を受光す
る第1の受光素子16と、他方の格子により回折された
戻り光を受光する第2の受光素子17とを備える。この
光学ヘッド1は、第1の受光素子16及び第2の受光素
子17が配された基板13上に、発光素子14が配され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに光を
照射し、光ディスクによって反射されて戻ってきた戻り
光を受光する光学ヘッド並びに記録及び/又は再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに情報信号を記録及び/又は
再生する装置としては、例えば、光ディスクに向けて光
を出射する発光素子と光ディスクからの戻り光を受光す
る受光素子とが集積回路化された集積光学素子を、光学
ヘッド内に備えるものが挙げられる。中でも、このよう
な光学ヘッドの1つとして、グレーティングとホログラ
ム素子とを用いたものがある。
【0003】具体的には、図24及び図25に示すよう
な集積光学素子203を用いた光学ヘッド200が、記
録及び/又は再生装置に内蔵され使用されている。な
お、ここで、図24及び図25において、Y軸方向を光
ディスクのトラック方向Tとする。また、Z軸方向を光
ディスク面に対して略垂直な方向とする。さらに、X軸
方向を上述のY及びZ軸方向と垂直方向とする。
【0004】図24は、集積光学素子203から出射さ
れた光が光ディスク201上に照射される光線の主に0
次光を示した図であり、X軸方向からみた光学ヘッド2
00の平面図である。また、図25は、光ディスク20
1からの戻り光の主要な光線を示した図であり、Y軸方
向からみた光学ヘッド200の平面図である。
【0005】光学ヘッド200は、例えば、図24及び
図25に示すように、板状の基台202上に配され光デ
ィスク201に対して光を出射させるとともに光ディス
ク201からの戻り光を受光する集積光学素子203
と、基台202上の4方に配された側板204により支
持されて集積光学素子203を覆うように側板204上
に配され光を分離する光分離部材205と、集積光学素
子203から出射された光を光ディスク201上に集光
させる対物レンズ206とを備える。また、光分離部材
205と対物レンズ206との間には、所望の光束以外
の光束を遮断するアパチャーストップ221が配されて
いる。
【0006】集積光学素子203は、図25に示すよう
に、基台202上に配された直方体状の第1の半導体基
板207と、基台202上に第1の半導体基板207と
所定の間隔を介して対向するように配された直方体状の
第2の半導体基板208と、第2の半導体基板208上
に配された直方体状のシリコン基板209と、上記第1
の半導体基板207の側面上に接合され光ディスク20
1に向けて光を出射する発光素子210と、シリコン基
板209上に配され光ディスク201からの戻り光の一
部を受光する第1の受光素子211と、シリコン基板2
09上に第1の受光素子211と隣接して配され光ディ
スク201からの戻り光の一部を受光する第2の受光素
子212とを備える。
【0007】光分離部材205は、集積光学素子203
と対向する側の面がグレーティング面205aとなされ
ているとともに、光ディスク201に対向する外側の面
がホログラム面205bとなされている。
【0008】グレーティング面205aは、回折格子の
格子同士が並列されて形成される方向(以下、回折格子
方向と称する。)が、光ディスクのラジアル方向と略平
行な方向に形成されている。
【0009】ホログラム面205bは、図26に示すよ
うに、光ディスク201と略平行な平面であるxy平面
上で2分割され、第1のホログラム面205b1と第2
のホログラム面205b2とから構成される。これら第
1のホログラム面205b1及び第2のホログラム面2
05b2には、互いに異なる回折格子間隔を有する、不
等間隔な曲線状のホログラムパターンが形成されてい
る。
【0010】そして、第1のホログラム面205b1
第2のホログラム面205b2のホログラムパターンが
上述したように異なっているため、このホログラム面2
05bは、光ディスクからの戻り光をそれぞれ異なる回
折角の光線に分離する。
【0011】つまり、第1のホログラム面205b
1は、戻り光220Rのうちの第1のホログラム面20
5b1に入射した戻り光220Raを回折して、その+
1次光220Ra+1を第1の受光素子211に導く。
【0012】また、第2のホログラム面205b2は、
戻り光220Rのうちの第2のホログラム面205b2
に入射した戻り光220Rbを回折して、その+1次光
220Rb+1を第2の受光素子212に導く。
【0013】特に、図27に示すように、第1のホログ
ラム面205b1は、ジャストフォーカスの時に、戻り
光220Raが第1のホログラム面205b1に入射し
た位置R10から、戻り光220Raのうちの回折された
+1次光220Ra+1の焦点O10までの距離(以下、焦
点距離と称する。)L10が、発光点Sから戻り光220
Raの回折位置R10までの距離L100と略同一となるよ
うに、ホログラムパターンが形成されている。
【0014】そして、この第1のホログラム面205b
1上のホログラムパターンを以上のように形成すること
により、この光学ヘッド200は、ジャストフォーカス
時に、+1次光220Ra+1の焦点O10が、第1の受光
素子211上に結ぶようになされている。
【0015】よって、このような構成のホログラム面2
05を有する光学ヘッド200では、ジャストフォーカ
スのときの回折光の焦点スポットを基準にとり、回折光
のスポットサイズの変化をとってフォーカスエラー信号
FEを検出する、フーコー法を用いることができる。
【0016】以上述べた構成を有する光学ヘッド200
では、先ず、発光素子210から出射された光220
が、グレーティング面205aによってyz平面上のY
軸方向に回折され、0次光、+1次光及び−1次光から
なる3ビーム220aに分離される。
【0017】この3ビーム220aは、アパチャースト
ップ221を通り、このアパチャーストップ221によ
り所望の光線束以外の光線が遮断された後、対物レンズ
206に入射する。そして、対物レンズ206に入射し
た3ビーム220aは、集光されて光ディスク201に
入射する。
【0018】光ディスク201に入射した3ビーム22
0aは、光ディスク201により反射され、そのまま3
ビームの状態で再び対物レンズ206、アパチャースト
ップ221を透過して、ホログラム面205bに入射す
る。
【0019】このとき、ホログラム面205bに入射さ
れた3ビームからなる戻り光220Rは、一部分の3ビ
ーム220Raが第1のホログラム面205b1に入射
するとともに、他の部分の3ビーム220Rbが第2の
ホログラム面205b2に入射する。
【0020】そして、第1のホログラム面205b1
入射した3ビーム220Raは、当該第1のホログラム
面205b1により更にそれぞれ0次光、+1次光及び
−1次光に回折されて9ビームとなされ、そのうちの+
1次回折光220Ra+1が第1の受光素子211に導か
れ受光される。
【0021】同様に、第2のホログラム面205b2
入射した3ビーム220Rbは、当該第2のホログラム
面205b2により更にそれぞれ0次光、+1次光及び
−1次光に回折されて9ビームとなされ、そのうちの+
1次回折光220Rb+1が第2の受光素子212に導か
れ受光される。
【0022】最終的に、第1の受光素子211と第2の
受光素子212により受光された戻り光は、それぞれの
光量に応じた検出信号として図示しない演算回路に出力
され、最終的に再生信号RF、トラッキングエラー信号
TE及びフォーカスエラー信号FEが検出される。この
とき、特にフォーカスエラー信号FEは、フーコー法を
用いて求められる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の光学ヘッド200では、フーコー法によりフォー
カスエラー信号FEを検出することができるように、戻
り光の焦点位置をホログラム面205bにより制御して
いる。このため、従来の光学ヘッド200では、ホログ
ラム面205bに形成されるホログラムパターンが、図
26に示すような曲線状となされている。
【0024】しかしながら、従来の光学ヘッドでは、上
述したように、ホログラム面に形成されるホログラムパ
ターンが戻り光の焦点位置を制御するように曲線状とな
されているため、ホログラム面を有する光分離部材や受
発光素子やその他の光学部品等を同一のパッケージ内に
集積化して配設する場合、特にホログラム面を有する光
分離部材を、同一パッケージ内の受発光素子の位置に対
して、高精度にマウントする必要があった。つまり、ホ
ログラム面を有する光分離部材の位置には、光ディスク
に平行な面内での平行移動誤差や角度誤差さえも許され
ず、高いマウント精度、詳しくは高い位置精度や角度精
度が要求された。しかも、そのため同一パッケージ内に
おいて、受光素子が設けられた基板と発光素子が設けら
れた基板とのホログラム面に対する位置決めがそれぞれ
必要であった。
【0025】その結果、従来の光学ヘッドでは、ホログ
ラム面を有する光分離部材や受発光素子やその他の光学
部品等を同一パッケージ内に集積化して配設する場合、
厳しいマウント精度が要求されて製造上不利となり、光
学ヘッド自体のコストも高くなるといった不都合があっ
た。
【0026】そこで、本発明は、従来の実情を鑑みて提
案されたものであり、光学部品や受発光素子を同一パッ
ケージ内により簡単かつ高精度にマウントできて、更な
る量産化とコストダウンが実現可能な光学ヘッド並びに
記録及び/又は再生装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために完成された本発明に係る光学ヘッドは、光を光デ
ィスクに向かって出射する発光手段と、上記発光手段か
ら出射された光を光ディスク上に集光させる集光手段
と、上記発光手段と上記集光手段との間の光路上に配さ
れ、光ディスクからの戻り光が入射され当該戻り光を回
折する、格子間隔の互いに異なる一対の直線状の格子を
有する回折手段を備えた光学素子と、上記一対の回折手
段の一方の格子により回折され分離された戻り光のうち
のいずれかの光を受光する第1の受光部と、上記一対の
回折手段の他方の格子により回折され分離された戻り光
のうちのいずれかの光を受光する第2の受光部とを備え
るものである。
【0028】特に、本発明に係る光学ヘッドでは、上記
第1の受光部及び第2の受光部が配された基板上に、上
記発光手段が配されており、ジャストフォーカスの際に
は、上記第1の受光部または第2の受光部の少なくとも
いずれかの受光部上に、受光される戻り光の焦点が結ば
れることを特徴とする。
【0029】以上のように構成された本発明に係る光学
ヘッドでは、光ディスクからの戻り光を分離する手段と
して、直線状の格子を有する回折手段を用いているた
め、発光手段や受光部や上記回折手段の光学部品を同一
のパッケージ内に配設する際に、この回折手段の設置位
置に、平行移動誤差や角度誤差が許されることになる。
つまり、回折手段に対するマウント精度が緩和される。
【0030】しかも、本発明に係る光学ヘッドでは、第
1及び第2の受光部が配された基板上に発光手段が配さ
れているため、第1及び第2の受光部やその他の光学部
品を同一パッケージ内にマウントする際において、第1
及び第2の受光部の設けられた基板や発光手段が設けら
れた基板を回折手段に対してそれぞれ位置決めする必要
が省かれ、マウント精度を向上することが可能となる。
【0031】したがって、本発明に係る光学ヘッドによ
れば、従来よりもより容易にかつより高精度に、発光手
段や第1及び第2の受光部や第1及び第2の回折格子等
の光学部品を同一パッケージ内にマウントすることが可
能となる。
【0032】また、本発明に係る光学ヘッドでは、ジャ
ストフォーカスの際に、第1の受光部または第2の受光
部の少なくともいずれかの受光部上に、戻り光の焦点が
結ばれるようになされているので、フーコー法を用いて
容易にフォーカスエラー信号FEを検出することができ
る。
【0033】さらに、本発明に係る光学ヘッドでは、発
光手段からの光を光ディスクに向けて反射させる光反射
部材を備えることによって、発光手段からの光を折曲げ
るため、発光手段から光ディスクに至るまでに必要な光
路長を効率良く確保することができ、光学ヘッド自体の
薄型化を図ることができる。
【0034】上述した目的を達成するために完成された
本発明に係る記録及び/又は再生装置は、光ディスクを
回転駆動する回転駆動手段と、この回転駆動手段によっ
て回転駆動される光ディスクの記録面に光を照射し、光
ディスクによって反射されて戻ってくる戻り光を検出す
る光学ヘッドと、この光学ヘッドによって検出された信
号を処理する信号処理回路とを備える。
【0035】この本発明に係る記録及び/又は再生装置
では、上記光学ヘッドが、光ディスクに対して光を照射
するとともに、光ディスクからの戻り光を受光するもの
であって、光を光ディスクに対して出射する発光手段
と、発光手段から出射された光を光ディスク上に集光さ
せる集光手段と、光ディスクからの戻り光が入射され当
該戻り光を回折する、異なる回折格子間隔からなる一対
の回折格子を備える光学素子と、上記一対の回折格子の
一方により回折された戻り光のうちのいずれかを受光す
る第1の受光部と、上記一対の回折格子の他方により回
折された戻り光のうちのいずれかを受光する第2の受光
部とを備えるものである。
【0036】特に、本発明に係る記録及び/又は再生装
置における光学ヘッドは、光ディスクからの戻り光を分
離する手段として一対の回折格子を用い、また第1の受
光部及び第2の受光部が配され基板上に発光手段が配さ
れることを特徴とする。
【0037】しかも、本発明に係る記録及び/又は再生
装置における光学ヘッドでは、ジャストフォーカスの際
に、第1の受光部または第2の受光部のいずれかの受光
部上に、受光される戻り光の焦点が結ばれていることを
特徴とするものである。
【0038】以上のように構成された本発明に係る記録
及び/又は再生装置では、内蔵される光学ヘッドにおい
て、光ディスクからの戻り光を分離する手段として、回
折格子を用いているため、発光手段や受光部や上記第1
及び第2の回折格子等の光学部品を同一のパッケージ内
に配する、つまりマウントする際に、第1及び第2の回
折格子の設置位置に、平行移動誤差や角度誤差が許され
ることになる。
【0039】しかも、本発明に係る記録及び/又は再生
装置では、第1及び第2の受光部が配された基板上に発
光手段が配されているため、第1及び第2の受光部やそ
の他の光学部品を同一パッケージ内にマウントする際に
おいて、第1及び第2の受光部の設けられた基板や発光
手段が設けられた基板を回折手段に対してそれぞれ位置
決めする必要が省かれ、マウント精度を向上することが
可能となる。
【0040】したがって、本発明に係る記録及び/又は
再生装置によれば、従来よりもより容易にかつより高精
度に、発光手段や第1及び第2の受光部や第1及び第2
の回折格子等の光学部品を同一パッケージ内にマウント
することが可能となる。
【0041】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置では、ジャストフォーカスの際に、第1の受光部また
は第2の受光部の少なくともいずれかの受光部上に、戻
り光の焦点が結ばれるようになされているので、フーコ
ー法を用いて容易にフォーカスエラー信号FEを検出す
ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0043】図1及び図2は、本発明を適用した光学ヘ
ッドについて示す側面図である。ここで、図1及び図2
において、Y軸方向をトラック方向Tとし、Z軸方向を
光ディスク3面に垂直な方向とし、X軸方向をY軸及び
Z軸方向に垂直な方向とする。図1は、集積光学素子4
から出射された光が光ディスク3上に照射される光線の
主に0次光を示した図であり、光学ヘッド3のX軸方向
からみた平面図である。また、図2は、光ディスク3か
らの戻り光の主要な光線を示した図であり、Y軸方向か
らみた側面図である。
【0044】本発明を適用した光学ヘッド1は、図1及
び図2に示すように、板状の基台2上に配され光ディス
ク3に対して光を出射させるとともに光ディスク3から
の戻り光を受光する集積光学素子4と、基台2の周縁か
ら立設された側板5により支持されて集積光学素子45
を覆って側板5上に配設され、光を分離する板状の光分
離部材6と、集積光学素子4から出射された光を光ディ
スク3上に集光させる対物レンズ7とを備える。なお、
対物レンズ7と光分離部材6との間には、所望の光線束
のみを透過させて光線束を調整するために、アパチャー
ストップ11を配することが好ましい。
【0045】光分離部材6は、ガラスである。この光分
離部材6は、集積光学素子4と対向する側の面6aの一
部がグレーティングの形成されたグレーティング面8と
なされているとともに、光ディスク3に対向する外側の
面6bの一部が直線状の格子を有する回折格子9となさ
れている。
【0046】グレーティング面8は、光ディスク3と略
平行な面、つまりXY平面に略平行な面であり、回折格
子の方向が集積光学素子4の長手方向と略平行な方向に
配されている。このグレーティング面8は、集積光学素
子4から出射された光が入射され、この入射した光をト
ラック方向Tに0次光10a0、+1次光10a+1及び
−1次光10a-1に分離して、対物レンズ7及び光ディ
スク3に向かって透過させる。
【0047】特に、本発明における回折格子9は、光デ
ィスク3と略平行な面、つまり図3中のXY平面に略平
行な面であり、図3に示すように、ラジアル方向と略平
行な方向に2分割されており、第1の回折面9aと、第
2の回折面9bとから構成される。これら第1の回折面
9a及び第2の回折面9bは、光ディスク3と略平行な
面上において、グレーティング面8の回折格子の方向と
垂直な直線状の格子方向を有する回折格子である。
【0048】すなわち、本発明における回折格子9は、
図26に示すような従来の光学ヘッドに汎用されていた
若干曲線状を呈したホログラムパターンが形成されてい
るのではなく、上述した図3に示すような直線状の格子
となされている。よって、本発明を適用した光学ヘッド
1では、集積光学素子4や光分離部材6等の光学部品を
同一のパッケージ内に配する、つまりマウントする際
に、回折格子9を有する光分離部材6の設置位置に、光
ディスク面に対して平行移動誤差や角度誤差が許され、
光分離部材6に対するマウント精度が緩和される。
【0049】その結果、従来よりもより容易に、集積光
学素子4や光分離部材6等の光学部品を同一パッケージ
内にマウントすることが可能となり、更には光学ヘッド
1の量産化やコストダウンを図ることができる。
【0050】しかも、第1の回折面9aと第2の回折面
9bとは、互いに異なる周期の格子を備えた回折格子で
ある。すなわち、回折格子9は、第1の回折面9aの回
折格子間の間隔T1と、第2の回折面9bの回折格子間
の間隔T2とが互いに異なっている。
【0051】ここで、例えば、第1の回折面9aの回折
格子間の間隔T1が、第2の回折面9bの回折格子間の
間隔T2よりも大きいとする。通常、回折格子間の間隔
が異なる場合、回折格子間の間隔が小さい方の回折格子
による回折角の方が、回折格子間の間隔が大きい方の回
折格子による回折角よりも、大きくなる。
【0052】よって、回折格子面9は、上述したように
第1の回折面9aと第2の回折面9bのそれぞれの回折
格子間隔が異なるため、結果的に第2の回折面9bによ
る回折角の方が、第1の回折面9aによる回折角よりも
大きくなることから、光ディスク3からの戻り光10r
を異なる回折角の光線に分離することが可能となる。
【0053】具体的には、回折格子9には、グレーティ
ング面8により3分割された3ビーム10a0、10a
+1、10a-1が光ディスク3により反射されて3ビーム
の状態で戻ってくる0次光10r0、+1次光10r+1
及び−1次光10r-1が入射される。
【0054】このとき、3ビームからなる戻り光10r
0、10r+1、10r-1のそれぞれ一部分の光が第1の
回折面9aに入射するとともに、3ビームからなる戻り
光10r0、10r+1、10r-1のそれぞれ他の部分の
光が第2の回折面9bに入射する。ここで、この第1の
回折面9aにそれぞれ入射した3ビームからなる戻り光
をまとめて上述した図4中に示す10Raとする。
【0055】そして、第1の回折面9aは、入射された
3ビームからなる戻り光の10Raを、更にそれぞれ0
次光、+1次光及び−1次光に回折して9ビームとし、
その中の+1次光10Ra+1を第1の受光素子16に導
く。
【0056】同様に、第2の回折面9bは、入射された
3ビームからなる戻り光を、更にそれぞれ0次光、+1
次光及び−1次光に回折して9ビームとし、その内の+
1次光10Rb+1を第2の受光素子17に導く。
【0057】なお、回折格子9は、ホログラム素子のホ
ログラムパターンを直線状の格子としたものでも良い。
【0058】対物レンズ7は、集積光学素子4から出射
されグレーティング面8で3ビームに分離された0次光
10a0、+1次光10a+1及び−1次光10a-1を、
光ディスク3上にそれぞれ集光させて3スポットを形成
する。
【0059】アパチャーストップ11は、回折格子9と
対物レンズ7との間に配され、所望の光線束以外の光線
を遮断して、所望の光線束を対物レンズ7に導く。
【0060】集積光学素子4は、図2に示すように、板
状の基台2上に形成された直方体状の第1の半導体基板
12と、第1の半導体基板12上に形成された直方体状
の第2の半導体基板13と、第2の半導体基板13上に
配され光を光ディスク3に向けて出射する発光素子14
と、発光素子14から出射された光を反射させる三角柱
状のガラス部材15と、第2の半導体基板13上に配さ
れ戻り光の一部を受光する第1の受光素子16と、第2
の半導体基板13上に第1の受光素子16と並列して配
され戻り光の一部を受光する第2の受光素子17とを備
える。
【0061】発光素子14は、第2の半導体基板13上
に形成されている。この発光素子14は、光ディスク3
に対して光を出射する。
【0062】ガラス部材15は、例えばBK7等のガラ
スから構成されており、略三角柱状を呈して、第1の半
導体基板12上に配されている。また、ガラス部材15
の斜面15aには、反射コートが形成されている。この
ガラス部材15は、発光素子14から出射された光が照
射され、この照射された光を光ディスク3に向かって反
射させるミラーの作用を有する。
【0063】また、本発明を適用した光学ヘッド1で
は、上述したようなミラーの作用を有するガラス部材1
5が発光素子14と対物レンズ7との間の光路上に配さ
れており、光ディスク3に照射する光を折曲げるため、
パッケージ内の高さ方向、つまり側板5の長手方向と略
平行な方向に対して、集積光学素子4、更にはパッケー
ジ自体を薄型化することが可能となる。
【0064】すなわち、図24及び図25に示したよう
な従来の光学ヘッド200では、発光素子からの光を折
曲げるミラーを介さずに直接対物レンズに導くため、あ
る一定値以上の光路長を確保する必要からパッケージ自
体を薄型化することが困難であった。これに対して、本
発明を適用した光学ヘッド1では、ミラーの作用を有す
るガラス部材15を配して光を折曲げるため、パッケー
ジ自体、つまり光学ヘッド自体の更なる薄型化を実現す
ることが可能となる。
【0065】第1の受光素子16は、発光素子14が配
されている第2の半導体基板13上に形成されている。
つまり、第1の受光素子16と発光素子14とは、同一
の基板上に形成されていることになる。
【0066】この第1の受光素子16は、第1の回折面
9aにより更にそれぞれ0次光10Ra0、+1次光1
0Ra+1及び図示しない−1次光10Ra-1に回折され
て9ビームとなされた戻り光のうちの+1次光10Ra
+1を受光するものである。
【0067】また、第1の受光素子16は、ジャストフ
ォーカス時に、上記の+1次光10Ra+1の焦点O1
上記第1の受光素子16上に結ぶような位置に配されて
いる。つまり、ここで、本発明に用いられる第1の受光
素子16は、第2の半導体基板13の高さを調整するこ
とにより、ジャストフォーカス時に、第1の回折面9a
により回折された+1次光10Ra+1の焦点O1が丁度
この第1の受光素子16上に結ぶように、設置位置が調
節されている。
【0068】ここで、+1次光10Ra+1の焦点O
1は、図4に示すように、第1の回折面9aが回折格子
であるため、第1の回折面9aに入射する入射位置R1
から、仮想発光点S0での光路長L0と等しい光路長とな
る位置に、結ばれる。上記仮想発光点S0とは、図4に
示すように、発光素子14からの光がガラス部材15を
介して回折格子9に達するまでの光路長(l1+l2)と
等距離の光路長を、光軸を折曲げずに回折格子9からと
った場合における発光素子14に相当する位置を示すも
のとする。言い換えれば、仮想発光点S0と回折格子9
までの光路長L0は、発光素子14からの光が後述する
ガラス部材15により反射されて回折格子9に達するま
での光路長(l1+l2)と等しいものである。
【0069】その結果、本発明を適用した光学ヘッド1
では、フォーカスエラー信号FEの検出方法として、ジ
ャストフォーカス時のスポットサイズを基準としてスポ
ットサイズの変化からフォーカスエラー信号FEの検出
を行うフーコー法、特に光学ヘッド1では半フーコー法
を用いることが可能となる。
【0070】第2の受光素子17は、第1の受光素子1
6と並列して、発光素子14が配されている第2の半導
体基板13上に形成されている。つまり、第2の受光素
子17も、第1の受光素子16と同様に、発光素子14
と同一の基板上に形成されている。
【0071】この第2の受光素子17は、第2の回折面
9bにより更にそれぞれ0次光、+1次光及び−1次光
に回折されて9ビームとなされた戻り光のうちの+1次
光10Rb+1を受光するものである。
【0072】このように、本発明に用いられる発光素子
14は、第1の受光素子16及び第2の受光素子17が
配された第2の半導体基板13上に配されている。した
がって、本発明を適用した光学ヘッド1によれば、発光
素子14と第1及び第2の受光素子16、17とを回折
格子9に対してそれぞれ位置決めする必要がないため、
これら発光素子14、第1の受光素子16及び第2の受
光素子17をより容易にかつより高精度に同一パッケー
ジ内に配設することができ、マウント精度を向上させる
ことができる。
【0073】しかも、上述した構成よりなる回折格子
9、第1及び第2の受光素子16、17を備える光学ヘ
ッド1では、ジャストフォーカス時に丁度回折格子9に
より回折される+1次光の焦点O1を受光可能な位置に
第1の受光素子16が配されるものである。その結果、
本発明を適用した光学ヘッド1では、ジャストフォーカ
ス時における回折光の焦点スポットを基準としてスポッ
トの大きさの変化を検出する、フーコー法を用いて、よ
り正確なフォーカスエラー信号FEを検出することがで
きる。
【0074】なお、フォーカスエラー信号FEを、図5
に示すように、半フーコー法により検出する場合には、
第1のホログラム面9aまたは第2のホログラム面9b
のいずれかにおいて、ジャストフォーカス時に、回折さ
れる戻り光が第1の受光部16または第2の受光部17
のいずれかに焦点を結べば良い。また、フォーカスエラ
ー信号FEをフーコー法により検出する場合には、ジャ
ストフォーカス時に、第1及び第2のホログラム面9
a、9bのそれぞれにより回折された戻り光がそれぞれ
第1及び第2の受光部16、17上で焦点を結ぶように
すれば良い。
【0075】つぎに、以上のように構成された光学ヘッ
ド1において、集積光学素子4から光が出射されてか
ら、戻り光が受光されるまでの過程について、詳細を説
明する。
【0076】先ず、集積光学素子4内の発光素子14か
ら光ディスク3に向けて光が出射され、ガラス部材15
により反射される。
【0077】ガラス部材15により反射された光は、グ
レーティング面8に入射して回折され、0次光10
0、+1次光10a+1及び−1次光10a-1に分離す
る。
【0078】グレーティング面8により分離された0次
光10a0、+1次光10a+1及び−1次光10a
-1は、アパチャーストップ11を透過して対物レンズ7
に入射し、この対物レンズ7により集光されて、光ディ
スク3上にそれぞれ3つの焦点を結ぶ。
【0079】光ディスク3上に集光された3ビーム10
0、10a+1、10a-1は、光ディスク3によって反
射され、3ビームのまま戻り光10rとして対物レンズ
7及びアパチャーストップ11を通って回折格子9に入
射する。
【0080】回折格子9に入射した3ビームからなる戻
り光10rは、それぞれ3ビームの一部が第1の回折面
9aに入射するとともに、3ビームの他の部分が第2の
回折面bに入射する。
【0081】そして、第1の回折面9aに入射した3ビ
ームが、当該第1の回折面9aにより更にそれぞれ回折
されて0次光、+1次光及び−1次光からなる9ビーム
に分離される。
【0082】同様に、第2の回折面9bに入射した3ビ
ームが、当該第2の回折面9bにより更にそれぞれ回折
されて0次光、+1次光及び−1次光からなる9ビーム
に分離される。
【0083】具体的には、つぎのように説明される。す
なわち、−1次光に相当する戻り光10r-1は、その一
部が第1の回折面9aにより更に回折されて0次光、+
1次光10r-1Ra+1及び−1次光に分離される。
【0084】同様に、0次光に相当する戻り光10r0
は、その一部が第1の回折面9aにより更に回折されて
0次光、+1次光10r0Ra+1及び−1次光の3ビー
ムに分離される。
【0085】同様に、+1次光に相当する戻り光10r
+1は、その一部が第1の回折面9aにより更に回折され
て0次光、+1次光10r+1Ra+1及び−1次光の3ビ
ームに分離される。
【0086】これにより、3ビームからなる戻り光10
0、r+1、r-1のうちの第1の回折面9aに入射した
戻り光は、当該第1の回折面9aにより更に回折されて
0次光、+1次光10r-1Rb+1、10r0Rb+1、1
0r+1Rb+1及び−1次光の計9ビームに分離されるこ
とになる。
【0087】また、第2の回折面9bに入射した3ビー
ムからなる戻り光についても、第1の回折面9aに入射
した3ビーム10Raと同様に、計9ビームに分離され
ることになる。
【0088】次に、第1の回折面9aにより回折された
9ビームのうちの+1次光10r-1Ra+1、10r0
+1、10r+1Ra+1が、図5に示すように、第1の受
光素子16に入射して受光される。
【0089】また、第2の回折面9bにより回折された
9ビームのうちの+1次光10r-1Rb+1、10r0
+1、10r+1Rb+1が、図5に示すように、第2の受
光素子17に入射して受光される。
【0090】最終的に、第1の受光素子16及び第2の
受光素子17により受光されて検出された信号が図示し
ない信号処理回路に供給されて、再生信号RF、トラッ
キングエラー信号TE及びフォーカスエラー信号FEが
検出される。ここで、フォーカスエラー信号FEは、フ
ーコー法により検出される。
【0091】つぎに、第1及び第2の受光素子16、1
7の構成と、これら受光素子16、17による再生信号
RF、トラッキングエラー信号TE及びフォーカスエラ
ー信号FEの検出について、詳細を説明する。図5は、
第1の受光素子16及び第2の受光素子17の構成を示
す平面図である。
【0092】第1の受光素子16及び第2の受光素子1
7は、図5に示すように、光ディスク3と略平行な面X
Y平面上で、かつホログラム面9の回折格子の方向と略
平行な方向に配され、第1の受光素子16と第2の受光
素子17との両方にわたって形成された第1の受光部2
0と、第2の受光部22とを備える。
【0093】第1の受光素子16は、第2の受光素子1
7と共有する第1の受光部20及び第2の受光部22の
他に、これら第1及び第2の受光部20、22との間に
並列された第3の受光部21を備える。この第3に受光
部21は、図5に示すように、光ディスク3と略平行な
面XY平面上にホログラム面9の回折格子の方向と略平
行な方向に2分割された、第1の受光素子部21aと、
第2の受光素子部21bとを備える。
【0094】第1の受光素子16側の第1の受光部20
は、3ビームからなる光ディスク3からの戻り光のうち
の−1次光10r-1が第1の回折面9aに更に回折され
た光のうちの+1次光10r-1Ra+1を受光するもので
ある。ジャストフォーカス時には、第1の受光部20上
に図5に示すようなスポットが形成される。
【0095】また、第1の受光素子16側の第2の受光
部22は、3ビームからなる光ディスク3からの戻り光
のうちの+1次光10r+1が第1の回折面9aに更に回
折された光のうちの+1次光10r+1Ra+1を受光する
ものである。ジャストフォーカス時には、第2の受光部
22上に図5に示すようなスポットが形成される。
【0096】また、第3の受光部21は、3ビームから
なる光ディスク3からの戻り光のうちの0次光10r0
が第1の回折面9aに更に回折された光のうちの+1次
光10r0Ra+1を受光するものである。ジャストフォ
ーカス時には、第3の受光部21上に図5に示すような
スポットが形成される。
【0097】第2の受光素子17は、第1の受光素子1
6と共有する第1の受光部20及び第2の受光部22の
他に、第3の受光部23を備える。
【0098】第2の受光素子17側の第1の受光部20
は、3ビームからなる光ディスク3からの戻り光のうち
の−1次光10r-1が第2のホログラム面9bにより更
に回折された光のうちの+1次光10r-1Rb+1を受光
するものである。
【0099】また、第2の受光素子17側の第2の受光
部22は、3ビームからなる光ディスク3からの戻り光
のうちの+1次光10r+1が第2のホログラム面9bに
より更に回折された光のうちの+1次光10r+1Rb+1
を受光するものである。
【0100】また、第3の受光部23は、3ビームから
なる光ディスク3からの戻り光のうちの0次光10r0
が第2のホログラム面9bに更に回折された光のうちの
+1次光10r0Rb+1を受光するものである。
【0101】ここで、第1の受光部20、第2の受光部
21内の第1の受光素子部21a、第2の受光素子部2
1b及び第3の受光部22により検出された信号を、
E、A、B、F及びM信号とする。
【0102】したがって、本発明を適用した光学ヘッド
1では、第1の受光素子16及び第2の受光素子17に
より検出される信号、つまりE、A、B、F及びM信号
が、図示しない信号演算回路に供給されて、この信号演
算回路により、再生信号RF、トラッキングエラー信号
TE及びフォーカスエラー信号FEが検出される。
【0103】再生信号RFは、以下に示す式(1)によ
り求められる。
【0104】 RF=A+B+M ・・・(1) トラッキングエラー信号TEは、3スポット法を用い
て、以下に示す式(2)により求められる。
【0105】 TE=E−F ・・・(2) フォーカスエラー信号FEは、後述する片側フーコー法
を用いて、以下に示す式(3)により求められる。
【0106】 FE=A−B ・・・(3) なお、第2の受光素子17内に配される第2の受光部2
4を、第1の受光素子16内に配される第2の受光部2
1と同様に2分割して2つの受光素子部を設け、第1の
受光素子16内の第2の受光部21及び第2の受光素子
17内の第2の受光部24の両方を用いて、フーコー法
によりフォーカスエラー信号FEを検出しても構わな
い。
【0107】なお、本発明を適用した光学ヘッドとして
は、図1及び図2に示すものに限らず、例えば、図6及
び図7に示すように、回折格子とグレーティング面とを
独立に分離させて配し、ガラス部材を2枚の三角柱状の
ガラスを張り合わせたものであっても、同様な効果を奏
することが可能である。図6及び図7は、本発明を適用
した光学ヘッドの他の一例を示す模式図である。ここ
で、図6及び図7中のX、Y、Z軸は、図1及び図2中
に示すものと同じ軸を基準としている。
【0108】本発明を適用した光学ヘッド30は、図6
及び図7に示すように、基台31上に配され光ディスク
32に対して光を出射させるとともに光ディスク32か
らの戻り光を受光する集積光学素子33と、基台31上
に配された側板34により支持されて集積光学素子33
を覆うように側板34上に配され、光を分離する平行平
板状の光分離部材35と、集積光学素子33から出射さ
れた光を光ディスク32上に集光させる対物レンズ36
とを備える。なお、所望の光線束のみを透過させて光線
束を調整するために、対物レンズ36と光分離部材35
との間に、アパチャーストップ37を配すると好まし
い。
【0109】ここで、基台31、側板34、対物レンズ
36及びアパチャーストップ37は、図1に示した基台
2、側板5、対物レンズ7及びアパチャーストップ11
とそれぞれ同様な構成で同様な作用を有する。
【0110】集積光学素子33は、図7に示すように、
基台31上に形成された第1の半導体基板38と、第1
の半導体基板38上に形成された第2の半導体基板39
と、第2の半導体基板39上に配され光を光ディスク3
2に向けて出射する発光素子40と、発光素子40から
出射された光を光ディスク32に反射させるガラス部材
41と、第2の半導体基板39上に配され戻り光の一部
を受光する第1の受光素子42と、第2の半導体基板3
9上に配され戻り光の一部を受光する第2の受光素子4
3とを備える。
【0111】ここで、第1の半導体基板38、第2の半
導体基板39、発光素子40、第1の受光素子42及び
第2の受光素子43は、図2に示した第1の半導体基板
12、第2の半導体基板13、発光素子14、第1の受
光素子16及び第2の受光素子17とそれぞれ同様な構
成で同様な作用を有する。
【0112】ガラス部材41は、例えばBK7等のガラ
スからなり、三角柱状のガラス2枚41a、41bを張
り合わせて直方体にしたミラーである。ガラス41aと
ガラス41bとの接面41abは、反射コートが形成さ
れており、反射板となされている。よって、発光素子4
0から出射された光は、ガラス部材41内に入射して接
面41abにより反射されて光ディスク32の方向に進
行する。
【0113】さらに、ガラス部材41の上部を構成する
ガラス41bは、光ディスク32と対向する面41b1
の一部がグレーティング面44となされている。このと
き、グレーティング面44の回折格子の方向は、光ディ
スク32に略平行で、かつXY平面方向である。また、
ガラス部材41内の接面41abにより反射された光
は、このガラス41bの面41b1に形成されたグレー
ティング面44により回折されて、YZ平面上のY方向
の3ビーム、つまり0次光10a0、+1次光10a+1
及び−1次光10a-1に分離される。
【0114】光分離部材35は、集積光学素子33と対
向する側、つまり内側の面35aの一部に、回折格子4
5が形成されている。特に、本発明に用いられる光分離
部材35の回折格子45は、図3に示した回折格子9と
同様な構成であり同様な作用を有するものである。
【0115】このように本発明を適用した光学ヘッド3
0は、図1及び図2に示す光学ヘッド1と同様に、回折
格子45が設けられているため、集積光学素子33や光
分離部材35等の光学部品を同一のパッケージ内にマウ
ントする際に、回折格子45が形成された平行平板状の
光分離部材35の設置位置精度、つまり平行移動誤差や
角度誤差が緩和されることになる。つまり、回折格子4
5を有する平行平板状の光分離部材35に対するマウン
ト精度が緩和される。
【0116】しかも、本発明を適用した光学ヘッド30
は、図1及び図2に示す光学ヘッド1と同様に、第1の
受光素子42及び第2の受光素子43が配されている第
2の半導体基板39上に発光素子14が配されているた
め、マウント精度がより向上される。その結果、従来よ
りもより容易かつ高精度に、光分離部材35や集積光学
素子33等の光学部品を同一パッケージ内にマウントで
き、更なる量産化とコストダウンを実現することができ
る。
【0117】さらに、本発明を適用した光学ヘッド30
は、グレーティング面44と回折格子45が同一の光学
部品上に配されておらず独立して配されており、しかも
回折格子45がパッケージ内の内側に形成されているた
め、図1及び図2に示した光学ヘッド1と比較して、外
部の塵等が回折格子45の格子中に入り込むのを防止す
ることができ、しかも回折格子45が形成された光分離
部材の他の面にグレーティング面44が形成されていな
いため、光分離部材更には光学ヘッド30自体を薄型化
することができる点で、より優れている。
【0118】また、本発明を適用した光学ヘッド30で
は、回折格子45が基台31上に配された側板34の上
面Lを基準面としてパッケージの内側に形成されている
ため、図1及び図2に示す光学ヘッドのように光分離部
材6の厚み方向の誤差に影響されずに回折格子45を形
成することができ、図1及び図2の光学ヘッド1よりも
マウント精度がより高精度とされる。
【0119】なお、本発明を適用した光学ヘッドとして
は、以上述べたものの他に図8〜図13に示すような光
学ヘッド50も図1及び図2に示した光学ヘッド1と同
様な効果を有している。図8、図9及び図13は、光学
ヘッド50をそれぞれ3方向から見た模式図である。こ
こで、図8〜図13中のYZ平面、XZ平面及びXY平
面は図1及び図2中に示すXZ平面、YZ平面及びXY
平面と同様な面を基準としている。
【0120】本発明を適用した光学ヘッド50は、図8
及び図9に示すように、基台51上に配され光ディスク
52に対して光を出射させるとともに光ディスク52か
らの戻り光を受光する集積光学素子53と、基台51上
に配された側板54により支持されて集積光学素子53
を覆うように側板54上に配され、光を分離する平行平
板状の光分離部材55と、集積光学素子53から出射さ
れた光を光ディスク52上に集光させる対物レンズ56
とを備える。なお、所望の光線束のみを透過させて光線
束を調整するために、対物レンズ56と光分離部材55
との間に、アパチャーストップ57を配すると好まし
い。
【0121】光分離部材55は、集積光学素子53と対
向する面55aの一部にグレーティング面58が形成さ
れているとともに、集積光学素子53と対向する面55
aとは反対側の面55bの一部に回折格子59が形成さ
れている。
【0122】グレーティング面58は、回折格子の方向
が、図10に示すように、xy平面上においてラジアル
方向Mに対して+45°をなしている。このグレーティ
ング面58は、集積光学素子53内の発光素子53aか
ら出射されてガラス部材59により反射された光を回折
して、0次光10a0、+1次光10a+1及び−1次光
10a-1の3ビームに分離する。
【0123】一方、回折格子59は、図3に示す回折格
子9と同様に、図10に示すように、2分割されてお
り、直線状の格子を有する第1の回折面59aと、直線
状の格子を有する第2の回折面59bとを備える。ここ
で、第1の回折面59aの回折格子間の間隔は、第2の
回折面59bの回折格子間の間隔よりも大きくなされて
いる。
【0124】また、回折格子59は、図11に示すよう
に、第1及び第2の回折面59a、59bの回折格子の
方向が、ラジアル方向Mに対して−45°をなしてい
る。
【0125】この第1の回折面59aは、グレーティン
グ面58により回折された0次光10a0、+1次光1
0a+1及び−1次光10a-1が光ディスク52により反
射されて戻ってきた3ビームからなる戻り光のうち、第
1の回折面59aに入射してきた光を更に回折して、そ
の+1次回折光10Ra+1を第1の受光素子60に導
く。
【0126】また、第2の回折面59bは、グレーティ
ング面58により回折された0次光10a0、+1次光
10a+1及び−1次光10a-1が光ディスク52により
反射されて戻ってきた3ビームからなる戻り光のうち、
第2の回折面59bに入射してきた光を更に回折して、
その+1次回折光10Rb+1を第2の受光素子61に導
く。
【0127】したがって、回折格子59は、図13に示
すように、回折された戻り光の光軸を45°回転させる
ことになる。
【0128】集積光学素子53に配された第1の受光素
子60と第2の受光素子61は、図1及び図2に示す第
1の受光素子16と第2の受光素子17と同様に、発光
素子53aと同一の基板、具体的には第2の半導体基板
51b上に配されている。
【0129】第1の受光素子60及び第2の受光素子6
1は、図12に示すように、ラジアル方向であるX方向
に対して、45°傾いた方向に配されている。これら第
1の受光素子60及び第2の受光素子61は、図13の
平面図に示すように、発光素子53aとガラス部材53
bとを結ぶ直線N1と、第1及び第2の受光素子60、
61と発光素子53aとを結ぶ直線N2とが45°をな
すように配されている。よって、第1及び第2の受光素
子60、61は、光軸が45°回転された戻り光を受光
することができる。また、第1の受光素子60及び第2
の受光素子61は、光軸が45°回転された戻り光を受
光することができる。
【0130】本発明を適用した光学ヘッド50は、上述
した光分離部材55、第1及び第2の受光素子60、6
1以外である、基台51、集積光学素子53、側板5
4、対物レンズ56及びアパチャーストップ57につい
ては、図1に示した基台2、集積光学素子4、側板5、
対物レンズ7及びアパチャーストップ11とそれぞれ同
様な構成で同様な作用を有する。
【0131】ところで、以上のように構成された光学ヘ
ッド50に、発光素子53aから出射される光の強度及
び光量を制御するために、光ディスクに対して光を出射
する方向と反対方向に発光素子53aの後尾部から出射
される光を直接受光する別の受光素子60aを配設する
場合、この光学ヘッド50では、グレーティング面58
及び回折格子59の格子方向や、第1及び第2の受光素
子60、61の設置方向が上述したように調節されてい
るため、発光素子53aの後尾部から出射される光X
が、第1の受光素子60や第2の受光素子61に入射し
てしまう現象を回避することができ、別の受光素子60
aにより効率的に受光されることが可能となる。よっ
て、光学ヘッド50では、発光素子53から出射される
光を直接受光する別の受光素子60aを配設して、発光
素子53から出射される光を制御することができる。
【0132】なお、グレーティング面58及び回折格子
59の回折格子の方向は、上述したものに限らず、戻り
光を受光する第1の受光素子60及び第2の受光素子6
1に、発光素子58の後尾部から出射される光が入射す
ることがなく、第1の受光素子60及び第2の受光素子
61を配することができるように設定されていれば良
い。
【0133】なお、本発明を適用した光学ヘッドとして
は、回折格子より回折される戻り光の光軸を45°回転
させる光学ヘッド50の他に、図14〜図18に示すよ
うな回折格子により回折された戻り光の光軸を90°回
転させる光学ヘッド70も、図1及び図2に示した光学
ヘッド1と同様な効果を有している。図14、図15及
び図18は、光学ヘッド70をそれぞれ3方向から見た
模式図である。ここで、図14〜図18中のYZ平面、
XZ平面及びXY平面は、図1及び図2中に示すXZ平
面、YZ平面及びXY平面と同様な面を基準としてい
る。
【0134】この光学ヘッド70では、図14及び図1
5に示すように、基台71、側板74、アパチャースト
ップ77、対物レンズ76、集積光学素子73内の発光
素子83及びガラス部材84が、図1及び図2に示した
基台2、側板5、アパチャーストップ11、対物レンズ
7、集積光学素子4内の発光素子14及びガラス部材1
5とそれぞれ同様な構成で同様な作用を有している。
【0135】光分離部材75は、集積光学素子73に対
向する側の面75aがグレーティング面78であり、集
積光学素子73とは反対側の面75bが回折格子79と
なされている。
【0136】グレーティング面75aは、図16に示す
ように、回折格子方向がラジアル方向であるX方向と略
平行となされている。回折格子79は、図17に示すよ
うに、回折格子方向がトラック方向であるY方向と略平
行となされており、回折格子間の間隔が異なる第1の回
折面79aと第2の回折面79bとを備える。
【0137】集積光学素子73は、図14、図15及び
図18に示すように、基台71上に配される第1の半導
体基板80と、第1の半導体基板80上に配される第2
の半導体基板81と、上記第2の半導体基板81上に配
される発光素子82と、第1の半導体基板80上に配さ
れるミラーとして作用するガラス部材83と、第2の半
導体基板81上に配される第1の受光素子84と、第2
の半導体基板81上に配される第2の受光素子85とを
備える。
【0138】ところで、図1に示した光学ヘッド1にお
ける集積光学素子4では、発光素子14とガラス部材1
5がラジアル方向に略平行なX軸方向上に配されてお
り、発光素子14からの光線がX軸方向に出射されてミ
ラーの作用をするガラス部材15に照射されている。
【0139】これに対して、図14及び図15に示す光
学ヘッド70における集積光学素子73は、発光素子8
3とガラス部材84がY軸方向上に配されており、発光
素子83からの光線がY軸方向に出射されてミラーの作
用をするガラス部材84に照射される。
【0140】さらに、光学ヘッド70では、図18に示
すように、第1及び第2の受光素子60、61が、発光
素子83とガラス部材84とを結ぶ直線N10を90°回
転させた所に位置する。
【0141】このような構成を有する光学ヘッド70で
は、図18に示すように、回折格子79により回折され
る戻り光の光軸が90°回転される。よって、この光学
ヘッド70は、図17に示した光学ヘッド50と同様
に、発光素子82の光量をモニターするために発光素子
82から出射される光を直接受光する別の受光素子84
aに、戻り光が入射するのを完全に防止することができ
る。しかも、第1及び第2の受光素子60、61が、発
光素子82とガラス部材84とを結ぶ直線N10を、特に
90°回転させた直線上に形成されることから、形状の
点で製造工程上も有利である。
【0142】なお、図14〜図18に示すようにパッケ
ージ内における集積光学素子73の設置方向を変えるこ
とにより、発光素子からの光の出射方向を90°変化さ
せるのではなく、グレーティング面78及び回折格子7
9の回折格子方向を図16及び図17に示す方向からそ
れぞれ90°回転させたものとすることによっても、同
様な戻り光の光軸の回転を生じさせることができる。
【0143】つまり、集積光学素子と、グレーティング
面及び回折格子との相対的な位置関係、詳しくは集積光
学素子と、グレーティング面及び回折格子の回折格子方
向との位置関係により、戻り光の光軸方向を所望の角度
に調節することができる。
【0144】また、発光素子82からの光を直接受光す
る別の受光素子84aに戻り光が入射しなければ良く、
戻り光の光軸方向は、上述の45°及び90°に限定さ
れない。そして、戻り光の光軸方向の調整に応じて、受
光素子の位置を調整すれば良い。
【0145】なお、本発明を適用した光学ヘッドとして
は、上述してきたもの以外に、例えば、図19〜図22
に示すように、グレーティングを備えずに、光ディスク
92上に1スポットの光を集光させるとともに、この1
スポットの光の戻り光を受光して各種信号を検出する光
学ヘッド90が挙げられる。
【0146】図19及び図20は、光学ヘッド90を示
す平面図及び側面図である。また、図21は、光学ヘッ
ド90内の回折格子を示す模式図である。ここで、図1
9〜図22中に示すYZ平面、XZ平面及びXY平面
は、図1〜図3中に示す面と同様な基準面とする。
【0147】本発明を適用した光学ヘッド90は、図1
9及び図22に示すように、基台91上に配され光ディ
スク92に対して光を出射させるとともに光ディスク9
2からの戻り光を受光する集積光学素子93と、基台9
1上に配された側板94により支持されて集積光学素子
93を覆うように側板94上に配され、光を分離する平
行平板状の光分離部材95と、集積光学素子93から出
射された光を光ディスク92上に集光させる対物レンズ
96とを備える。なお、所望の光線束のみを透過させて
光線束を調整するために、対物レンズ96と光分離部材
95との間に、アパチャーストップ97を配すると好ま
しい。
【0148】光分離部材95は、集積光学素子93と対
向する面95a上に回折格子98が形成されている。こ
の回折格子98は、図21に示すように、回折格子状の
第1の回折面98aと、回折格子状の第2の回折面98
bとを備える。
【0149】本発明における回折面98は、従来の光学
ヘッドに汎用されていた若干曲線状を呈したホログラム
パターンが形成されているのではなく、上述したよう
に、回折格子となされている。よって、本発明を適用し
た光学ヘッド90では、集積光学素子93や光分離部材
95等の光学部品を同一のパッケージ内に配する、つま
りマウントする際に、回折格子98を有する光分離部材
95の設置位置に、平行移動誤差や角度誤差が許され
る。つまり、光分離部材6に対するマウント精度が緩和
される。その結果、従来よりもより容易に、集積光学素
子93や光分離部材95等の光学部品を同一パッケージ
内にマウントすることが可能となり、更には光学ヘッド
90の量産化やコストダウンを図ることができる。
【0150】また、回折格子98は、第1の回折面98
aの回折格子間の間隔T30と、第2の回折面98bの回
折格子間の間隔T31とが互いに異なっており、T30>T
31となされている。ところで、通常、回折格子間の間隔
が異なる場合、回折格子間の間隔が小さい方の回折格子
の回折角の方が、回折格子間の間隔が大きい方の回折格
子の回折角よりも、大きくなる。
【0151】よって、回折格子98は、上述したように
第1の回折面98aと第2の回折面98bの回折格子間
隔が異なり、その結果第2の回折面98bによる回折角
の方が、第1の回折面98aによる回折角よりも大きく
なるため、光ディスク3からの戻り光100rを異なる
回折角の光線に分離することが可能となる。
【0152】つまり、図20に示すように、第1の回折
面98aは、1ビームの状態で光ディスク92により反
射されて戻ってくる戻り光100rのうちの第1の回折
面98aに入射した部分の光100Raを更にそれぞれ
回折して0次光100Ra0、+1次光100Ra+1
及び−1次光100Ra-1に分離し、この戻り光のうち
の+1次光100Ra+1を、後述する集積光学素子93
内の第1の受光素子の方向に導く。
【0153】一方、第2の回折面98bは、1ビームの
状態で光ディスク92により反射されて戻ってくる戻り
光100rのうちの第2の回折面98bに入射した部分
の光100Rbを更にそれぞれ回折して0次光100R
0、+1次光100Rb+1及び−1次光100Rb-1
に分離し、この戻り光のうちの+1次光100Rb
+1を、後述する集積光学素子93内の第2の受光素子の
方向に導く。
【0154】集積光学素子93は、基台91上に配され
る第1の半導体基板99と、第1の半導体基板99上に
配される第2の半導体基板101と、第2の半導体基板
101上に配される発光素子103と、第1の半導体基
板99上に配されミラーとして作用するガラス部材10
2と、第2の半導体基板101上に配され戻り光の一部
を受光する第1の受光素子104と、第2の半導体基板
101上に配され戻り光の一部を受光する第2の受光素
子105とを備える。
【0155】ここで、基台91、第1の半導体基板9
9、第2の半導体基板101、発光素子103及びガラ
ス部材102は、図1及び図2に示す基台2、第1の半
導体基板12、第2の半導体基板13、発光素子14及
びガラス部材15と同様な構成で同様な作用を有する。
【0156】第1の受光素子104は、第1の回折面9
8aにより回折された戻り光のうちの+1次光を受光す
るものである。しかも、この第1の受光素子104は、
ジャストフォーカス時に、第1の回折面98aにより回
折された戻り光のうちの+1次光が焦点を丁度第1の受
光素子104上に結ぶように、第2の半導体基板101
の高さを調節して、設置位置が調整されている。
【0157】第2の受光素子105は、第2の回折面9
8bにより回折された戻り光のうちの+1次光を受光す
るものである。
【0158】以上述べたように、本発明を適用した光学
ヘッド90では、 ジャストフォーカス時に、第1の回
折面98aにより回折された戻り光の+1次光が焦点を
第1の受光素子104上に結ぶようになされている。よ
って、1スポット法による光学ヘッド90においても、
ジャストフォーカス時の戻り光のスポット径を基準とし
てスポットサイズの変化からフォーカスエラー信号FE
を検出する、フーコー法を効果的に用いることができ
る。
【0159】また、本発明を適用した光学ヘッド90で
は、第1及び第2の受光素子104、105が配されて
いる第2の半導体基板13上に、発光素子103が配さ
れている。これにより、光学ヘッド90は、発光素子1
03、第1及び第2の受光素子104、105やその他
の光学部品を同一パッケージ内にマウントする際により
容易にかつ高精度にマウントが可能となり、結果的に製
造コスト及び製造効率の向上を図ることができる。
【0160】また、光学ヘッド90は、回折格子98が
同一パッケージ内の内側に向かって、つまり光分離部材
95の面のうち集積光学素子93と対向する面95a上
に形成されているので、外部からの塵等がホログラムパ
ターン中に入り込み難くなり、しかも光学部材95の薄
型化ができるので光学ヘッド90自体の薄型化が可能と
なり、更には回折格子98の基準面が基台91上に配さ
れた側板94の上面Qであるのでより高精度に回折格子
98を配することができる。
【0161】さらに、光学ヘッド90は、発光素子10
3からの光をガラス部材102により反射させてから光
ディスク3に導くため、必要な光路を効率的に確保でき
ることから、集積光学素子93更には光学ヘッド90自
体を薄型化することができる。
【0162】つぎに、以上のように構成された光学ヘッ
ド90において、発光素子103から光が照射されてか
ら、戻り光が受光されて各種信号が検出されるまでの過
程を説明する。
【0163】先ず、発光素子103から光が出射され、
ガラス部材102により反射される。そして、ガラス部
材102により反射された光がアパチャーストップ97
を透過して所望の光線束のみに限定された後、対物レン
ズ96により光ディスク92上に1スポットとして集光
される。
【0164】光ディスク92上に集光された光が光ディ
スク92により反射されて戻ってきて、対物レンズ96
及びアパチャーストップ97を透過する。そして、この
光が、回折格子98に入射して回折され、0次光、+1
次光及び−1次光に分離される。
【0165】このとき、第1の回折面98aに入射して
回折された戻り光のうち、+1次光が第1の受光素子1
04に入射するとともに、第2の回折面98bに入射し
て回折された戻り光のうち、+1次光が第2の受光素子
105に入射する。
【0166】つぎに、上述したような戻り光の一部が入
射する第1の受光素子104と第2の受光素子105の
構成、及びこれら第1及び第2の受光素子104、10
5により受光された光量に基づいて各種信号が検出され
る作用について、以下に説明する。
【0167】第1の受光素子104は、図22に示すよ
うに、XY平面に略平行とされた第2の半導体基板10
1上で、かつ集積光学素子93の幅方向と略平行に2分
割された第1の受光部104a及び第2の受光部104
bを備える。ここで、第1の受光部104a及び第2の
受光部104bにより受光されて検出される信号を、そ
れぞれa及びb信号とする。一方、第2の受光素子10
5により受光されて検出される信号を、m信号とする。
【0168】このような構成を有する第1の受光素子1
04及び第2の受光素子105により、以下に示すよう
に、再生信号RF、トラッキングエラー信号TE及びフ
ォーカスエラー信号FEが検出される。
【0169】再生信号RFは、以下に示す式(4)によ
り求められる。
【0170】 RF=a+b+m ・・・(4) トラッキングエラー信号TEは、プッシュプル法により
以下に示す式(5)により求められる。
【0171】 TE=(a+b)−m ・・・(5) フォーカスエラー信号FEは、フーコー法により以下に
示す式(6)により求められる。
【0172】 FE=a−b ・・・(6) つぎに、以上述べたように構成された本発明を適用した
光学ヘッドを内蔵する記録及び/又は再生装置の構成に
ついて説明する。図23は、本発明を適用した光学ヘッ
ド1が内蔵される記録及び/又は再生装置の一実施形態
を示している。
【0173】この記録及び/又は再生装置110は、光
ディスク3に対して情報信号の再生を行う記録及び/又
は再生装置であり、光ディスク3を回転させるスピンド
ルモータ111と、情報信号の再生を行う際に使用され
る光学ヘッド1と、所定の復調処理を行う復調回路11
2と、訂正処理等の所定の処理が施される再生信号処理
回路113と、光学ヘッド1のサーボ制御等を行うサー
ボ制御回路114と、システム全体の制御を行うシステ
ムコントローラ115とを備えている。
【0174】スピンドルモータ111は、サーボ制御回
路114により駆動制御され、所定の回転数で回転す
る。すなわち、再生対象となる光ディスク3は、スイン
ドルモータ111にチャッキングされ、サーボ制御回路
114により駆動制御されるスピンドルモータ111に
よって、所定の回転数で回転駆動される。
【0175】光学ヘッド1は、情報信号の再生を行う際
に、回転駆動される光ディスク3の信号記録面に対して
光を照射し、その戻り光を検出する。この光学ヘッド1
は、復調回路112に接続されている。そして、情報信
号の再生を行う際に、光学ヘッド1は、回転駆動される
光ディスク3の信号記録面に対して光を照射し、その戻
り光から再生信号を生成し、当該再生信号を復調回路1
12に供給する。
【0176】また、この光学ヘッド1は、サーボ制御回
路114にも接続されている。そして、情報信号の再生
時に、回転駆動される光ディスクの信号記録面によって
反射されて戻ってくる戻り光から、フォーカス引き込み
信号PIS、フォーカスエラー信号FE及びトラッキン
グエラー信号TE等のサーボ信号を生成し、それらのサ
ーボ信号をサーボ制御回路114に供給する。
【0177】復調回路112は、システムコントローラ
115及び再生信号処理回路113に接続されている。
情報信号を光ディスク3から再生する際は、システムコ
ントローラ115による制御のもとで、光ディスク3か
ら再生された再生信号を光学ヘッド1から受け取り、当
該再生信号に対して所定の復調処理を施す。そして、復
調回路112によって復調された信号は、この復調回路
112から再生信号処理回路113へ出力される。
【0178】サーボ制御回路114は、システムコント
ローラ115による制御のもとで、光学ヘッド1が光デ
ィスク3上の所定の位置に送られるように、図示しない
送りモータを制御する。また、サーボ制御回路114
は、スピンドルモータ111にも接続されており、スピ
ンドルモータ111の動作を制御する。さらに、サーボ
制御回路114は、光学ヘッド1にも接続されており、
情報信号の再生時に光学ヘッド1からサーボ信号を受け
取り、当該サーボ信号に基づいて、光学ヘッド1による
フォーカスサーボ及びトラッキングサーボの制御を行
う。
【0179】つぎに、このような構成を有する記録及び
/又は再生装置110の動作について説明する。
【0180】先ず、この光ディスク3をスピンドルモー
タ111により回転駆動させ、当該光ディスク3に対し
て、上述した構成の光学ヘッド1により光を照射し、そ
の戻り光から再生信号RFを生成する。このとき、サー
ボ制御回路114は、スピンドルモータ111を所定の
速度で回転させるようにスピンドルサーボを制御すると
ともに、光学ヘッド1を制御し、フォーカスサーボ、ト
ラッキングサーボ及びラジアルサーボを実行する。
【0181】そして、光学ヘッド1により生成された再
生信号RFは、復調回路112により復調された後、再
生信号処理回路113に入力され、誤り訂正処理等の所
定の処理が実行された後、図示しない外部回路へ出力さ
れる。
【0182】なお、上記の光学ヘッド1は、情報を記録
する記録及び/又は再生装置においても応用することが
できる。すなわち、光学的に情報を記録及び/又は再生
をする装置に、本発明に係る光学ヘッド1を適用するこ
とができる。
【0183】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る光学ヘッドでは、光ディスクからの戻り光を分離する
手段として、回折格子を用いているため、発光手段や受
光部や上記第1及び第2の回折格子等の光学部品を同一
のパッケージ内に配する、つまりマウントする際に、第
1及び第2の回折格子の設置位置に、平行移動誤差や角
度誤差が許されることになる。つまり、第1及び第2の
回折格子に対するマウント精度が緩和される。
【0184】しかも、本発明に係る光学ヘッドでは、第
1及び第2の受光部が配された基板上に発光手段が配さ
れているため、第1及び第2の受光部やその他の光学部
品を同一パッケージ内にマウントする際において、特に
第1及び第2の受光部や発光手段のマウント精度を向上
することが可能となる。
【0185】したがって、本発明に係る光学ヘッドによ
れば、従来よりもより容易にかつより高精度に、発光手
段や第1及び第2の受光部や第1及び第2の回折格子等
の光学部品を同一パッケージ内にマウントすることが可
能となる。
【0186】また、本発明に係る光学ヘッドでは、ジャ
ストフォーカスの際に、第1の受光部または第2の受光
部の少なくともいずれかの受光部上に、戻り光の焦点が
結ばれるようになされているので、フーコー法を用いて
容易にフォーカスエラー信号FEを検出することができ
る。
【0187】さらに、本発明に係る光学ヘッドでは、発
光手段からの光を光ディスクに向けて反射させる光反射
部材を備えることによって、発光手段からの光を折曲げ
るため、発光手段から光ディスクに至るまでに必要な光
路長を効率良く確保することができ、光学ヘッド自体の
薄型化を図ることができる。
【0188】以上詳細に説明したように、本発明に係る
記録及び/又は再生装置では、内蔵される光学ヘッドに
おいて、光ディスクからの戻り光を分離する手段とし
て、回折格子を用いているため、発光手段や受光部や上
記第1及び第2の回折格子等の光学部品を同一のパッケ
ージ内に配する、つまりマウントする際に、第1及び第
2の回折格子の設置位置に、平行移動誤差や角度誤差が
許されることになる。
【0189】しかも、本発明に係る記録及び/又は再生
装置では、第1及び第2の受光部が配された基板上に発
光手段が配されているため、第1及び第2の受光部やそ
の他の光学部品を同一パッケージ内にマウントする際に
おいて、特に第1及び第2の受光部や発光手段のマウン
ト精度を向上することが可能となる。
【0190】したがって、本発明に係る記録及び/又は
再生装置によれば、従来よりもより容易にかつより高精
度に、発光手段や第1及び第2の受光部や第1及び第2
の回折格子等の光学部品を同一パッケージ内にマウント
することが可能となる。
【0191】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置では、ジャストフォーカスの際に、第1の受光部また
は第2の受光部の少なくともいずれかの受光部上に、戻
り光の焦点が結ばれるようになされているので、フーコ
ー法を用いて容易にフォーカスエラー信号FEを検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光学ヘッドの一例を示す模式
図である。
【図2】本発明を適用した光学ヘッドの主要部を示す模
式図である。
【図3】本発明を適用した光学ヘッドにおける回折格子
の様子を示す平面図である。
【図4】本発明を適用した光学ヘッドにおいて、回折格
子により回折される戻り光の光路を示す模式図である。
【図5】本発明を適用した光学ヘッドにおける第1の受
光素子及び第2の受光素子を示す平面図である。
【図6】本発明を適用した光学ヘッドの他の例を示す模
式図である。
【図7】図6に示す光学ヘッドの主要部を示す模式図で
ある。
【図8】本発明を適用した光学ヘッドの他の例を示す模
式図である。
【図9】図8に示す光学ヘッドの主要部を示す模式図で
ある。
【図10】図8に示す光学ヘッドに用いられるグレーテ
ィング面を示す平面図である。
【図11】図8に示す光学ヘッドに用いられる回折格子
を示す平面図である。
【図12】図8に示す光学ヘッドに用いられる受光素子
を示す平面図である。
【図13】図8に示す光学ヘッドを示す平面図である。
【図14】本発明を適用した光学ヘッドの他の例を示す
模式図である。
【図15】図14に示す光学ヘッドの主要部を示す模式
図である。
【図16】図14に示す光学ヘッドに用いられるグレー
ティング面を示す平面図である。
【図17】図14に示す光学ヘッドに用いられる回折格
子を示す平面図である。
【図18】図14に示す光学ヘッドを示す平面図であ
る。
【図19】本発明を適用した光学ヘッドの他の例を示す
模式図である。
【図20】図19に示す光学ヘッドの主要部を示す模式
図である。
【図21】図19に示す光学ヘッドに用いられる回折格
子を示す平面図である。
【図22】図19に示す光学ヘッドに用いられる受光素
子を示す平面図である。
【図23】本発明を適用した記録及び/又は再生装置の
一例を示すブロック図である。
【図24】従来の光学ヘッドの一例を示す模式図であ
る。
【図25】図24に示す光学ヘッドの主要部を示す模式
図である。
【図26】図24に示す光学ヘッドに用いられるホログ
ラム面の様子を示す平面図である。
【図27】従来の光学ヘッドにおける戻り光の光路を示
す模式図である。
【符号の説明】
1,30,50,70,90 光学ヘッド、3,32,
52,72,92 光ディスク、4,33,53,7
3,93 集積光学素子、7,36,56,76,96
対物レンズ、8,44,58,78 グレーティング
面、9,45,59,79,98 回折格子、16,4
2,60,84,104 第1の受光素子、17,4
3,61,85、105 第2の受光素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を光ディスクに向かって出射する発光
    手段と、 上記発光手段から出射された光を光ディスク上に集光さ
    せる集光手段と、 上記発光手段と上記集光手段との間の光路上に配され、
    光ディスクからの戻り光が入射され当該戻り光を回折す
    る、格子間隔の互いに異なる一対の直線状の格子を有す
    る回折手段を備えた光学素子と、 上記一対の回折手段の一方の格子により回折され分離さ
    れた戻り光のうちのいずれかの光を受光する第1の受光
    部と、 上記一対の回折手段の他方の格子により回折され分離さ
    れた戻り光のうちのいずれかの光を受光する第2の受光
    部とを備え、 上記第1の受光部及び第2の受光部が配された基板上
    に、上記発光手段が配されており、 ジャストフォーカスの際には、上記第1の受光部または
    第2の受光部の少なくともいずれかの受光部上に、受光
    される戻り光の焦点が結ばれることを特徴とする光学ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 上記発光手段と上記集光手段との間の光
    路上に配され、上記発光手段から出射された光を少なく
    とも3ビームに分離して上記集光手段に導く光分離手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の光学ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記基板上に配され、上記発光手段から
    出射された光が照射されて、当該光を光ディスクに向け
    て反射させる光反射部材を備えることを特徴とする請求
    項1記載の光学ヘッド。
  4. 【請求項4】 光ディスクを回転駆動する回転駆動手段
    と、 上記回転駆動手段によって回転駆動される光ディスクの
    記録面に光を照射し、光ディスクによって反射されて戻
    ってくる戻り光を検出する光学ヘッドと、 上記光学ヘッドによって検出された信号を処理する信号
    処理回路とを備え、 上記光学ヘッドは、 光を光ディスクに対して出射する発光手段と、 上記発光手段から出射された光を光ディスク上に集光さ
    せる集光手段と、 上記発光手段と上記集光手段との間の光路上に配され、
    光ディスクからの戻り光が入射され当該戻り光を回折す
    る、格子間隔の互いに異なる一対の直線状の格子を有す
    る回折手段を備えた光学素子と、 上記一対の回折格子の一方により回折され分離された戻
    り光のうちのいずれかの光を受光する第1の受光部と、 上記一対の回折格子の他方により回折され分離された戻
    り光のうちのいずれかの光を受光する第2の受光部とを
    備え、 上記第1の受光部及び第2の受光部が配された基板上
    に、上記発光手段が配されており、 ジャストフォーカスの際には、上記第1の受光部または
    第2の受光部の少なくともいずれかの受光部上に、受光
    される戻り光の焦点が結ばれることを特徴とする記録及
    び/又は再生装置。
  5. 【請求項5】 上記発光手段と上記集光手段との間の光
    路上に配され、上記発光手段から出射された光を少なく
    とも3ビームに分離して上記集光手段に導く光分離手段
    を備えることを特徴とする請求項4記載の記録及び/又
    は再生装置。
  6. 【請求項6】 上記基板上に配され、上記発光手段から
    出射された光が照射されて、当該光を光ディスクに向け
    て反射させる光反射部材を備えることを特徴とする請求
    項4記載の記録及び/又は再生装置。
JP9297552A 1997-10-29 1997-10-29 光学ヘッド並びに記録及び/又は再生装置 Withdrawn JPH11134666A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002228412A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Sony Corp 受発光複合ユニット及びこれを用いた変位検出装置

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