JPH11134373A - 樹脂モールド金型設計システムおよびこの樹脂モールド金型設計システムを用いた樹脂モールド金型の製作方法、並びにダイカスト用金型設計システムおよびこのダイカスト用金型設計システムを用いたダイカスト用金型の製作方法 - Google Patents

樹脂モールド金型設計システムおよびこの樹脂モールド金型設計システムを用いた樹脂モールド金型の製作方法、並びにダイカスト用金型設計システムおよびこのダイカスト用金型設計システムを用いたダイカスト用金型の製作方法

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JPH11134373A
JPH11134373A JP9292790A JP29279097A JPH11134373A JP H11134373 A JPH11134373 A JP H11134373A JP 9292790 A JP9292790 A JP 9292790A JP 29279097 A JP29279097 A JP 29279097A JP H11134373 A JPH11134373 A JP H11134373A
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JP
Japan
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design
die
basic structure
elements
parts
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JP9292790A
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English (en)
Inventor
Yuji Morikubo
有司 森久保
Hiroshi Takao
汎 鷹尾
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PUNCH KOGYO KK
TAKAO SEKKEI JIMUSHO KK
Original Assignee
PUNCH KOGYO KK
TAKAO SEKKEI JIMUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誰にでも簡単に、樹脂モールド金型の設計上
基本的に必要な部品とその設計要素を簡単な部品区分の
選択や寸法設計をするだけで樹脂モールド金型の主要な
部品とその設計要素の設計を行えると共に、他の樹脂モ
ールド金型の設計に必要な部品の取り付け設計も容易に
行えるようにする。 【解決手段】 予め樹脂モールド金型の設計上必要な部
品とその設計要素を組み込んで設計された基本構造を備
え、主型の外形寸法を特定し、予め設計で組み込まれた
必要な部品の特定を部品区分を特定して樹脂モールド金
型の設計を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂モールド金型の設
計上基本的に必要な部品とその設計要素を組み込んで予
め設計された基本構造を予め特定した複数の外形寸法に
対応して設け、外形寸法に合った基本構造に基づいて樹
脂モールド金型の設計を行う樹脂モールド金型設計シス
テム、及びダイカスト用金型の設計上基本的に必要な部
品とその設計要素を組み込んで予め設計された基本構造
を予め特定した複数の外形寸法に対応して設け、外形寸
法に合った基本構造に基づいてダイカスト用金型の設計
を行うダイカスト用金型設計システムに関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック成形品は、対象とするも
の、その製品を使用場所等によって種々形状が異なり、
その使用場所に合った形状のものを製造している。この
プラスチック成形品の製造に当たっては、その形状に合
わせて樹脂モールド金型を設計し、その製品毎に樹脂モ
ールド金型を製作している。
【0003】この樹脂モールド金型の設計は、従来、基
本モールドベースから起こしていた。このため設計上必
要な部品や設計要素について1つ1つ組み込む設計をし
なければならず、設計が複雑となり熟練した設計者であ
っても設計するのに相当な時間を要し、簡単に設計でき
なかった。そこで最近、電子カタログと称して図8に示
す如き平面図と図9に示す如き側面透視図の2つの図面
(基礎構造)をモールドベースの基本型として代表的な
部品を取り付けたモールドベースをデータに持ったもの
が提案され、樹脂モールド金型の設計をする際の補助的
な作用をしている。図8,図9において、100は、樹
脂モールド金型の基本モールドベースで、110が固定
側、120が可動側で、130が固定側110と可動側
120とが分離するパーティングラインである。そし
て、この固定側110と可動側120とによって樹脂モ
ールド金型の基本モールドベース100が構成されてい
る。110は固定側で、111は固定側取付板101に
取り付けられる締付けボルト、112はガイドブッシュ
である。また、可動側取付板109に取り付けられる1
21は締付けボルト、122はエジェクタプレート締付
けボルト、123はリターンピン、124はガイドピン
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の図
8,図9に示す如き電子カタログによる樹脂モールド金
型の設計にあっては、図8の平面図からも明らかなよう
に、図9に示す如き側面透視図には、代表的な部品のみ
が表示されているだけで樹脂モールド金型設計上、その
他多くの部品とその設計要素が不足しており、樹脂モー
ルド金型の設計として完全なものではなく、設計上必要
な部品とその設計要素が欠落した状態となっている。そ
こで、樹脂モールド金型の設計者は、樹脂モールド金型
を設計する上で、図8,図9に示す如き基本モールドベ
ース100の基礎構造の設計上必要な部品とその設計要
素を新たに設計して書き加えなければならない。しか
し、従来の図8,図9に示す如き電子カタログによる樹
脂モールド金型の設計にあっては、図8に示される設計
図が樹脂モールド金型の基礎構造の平面図で、図9に示
される設計図が図8の側面透視図で、樹脂モールド金型
の基礎構造に示された各部品が平面上に配置されて表示
されている。このため、実際の樹脂モールド金型におけ
る代表的な部品とその設計要素の位置関係が明確となっ
ていない。
【0005】そこで、図8,図9に示される基本モール
ドベース100の基礎構造に既に取り付けられている代
表的な部品以外の樹脂モールド金型の設計に必要な部品
とその設計要素を新たに設計するにしても、平面図の図
8、透視図の図9にそのまま書き加えることはできず、
仮に樹脂モールド金型の設計に必要な部品とその設計要
素を新たに設計して図8,図9に書き加えたとしても、
図8,図9に示される基本モールドベース100の基礎
構造に既に取り付けられている代表的な部品とその設計
要素と、新たに設計して図8,図9に書き加えた必要な
部品とその設計要素のそれぞれの位置関係が明確になら
ず、樹脂モールド金型の設計を完成させたということに
はならない。
【0006】しかも、従来の樹脂モールド金型の基本モ
ールドベース100の基本構造を示す設計図面は、図8
が平面図で、図9が図8の側面透視図と特定のメーカー
の供給する部品を使用した図面しかなく、図9に透視し
て見える基本モールドベース100の基礎構造に組み込
まれている特定のメーカーの供給する部品が平面上に表
してあるため、樹脂モールド金型の設計に当たっては、
図8,図9に示す如き基本モールドベース100の基礎
構造を展開した組立図を新たに作図したり、図9を一部
書き直して代表的な部品とその設計要素の位置関係を明
確にすることになる。加えて、従来の電子カタログによ
る樹脂モールド金型の設計にあっては、基本モールドベ
ース100の基礎構造に組み込まれている代表的な部品
以外の樹脂モールド金型の設計に必要な部品とその設計
要素(追加する必要な部品とその設計要素)をこれらの
図面上に書き加えて設計することになるが、追加する必
要な部品とその設計要素にどのような寸法のものを用い
るのか特定する必要がある上、設計図が透視図となって
いるため、書き込む際にどの位置にその部品が取り付け
られるのか図面上で特定することができない。
【0007】本発明の第1の目的は、誰にでも簡単に、
樹脂モールド金型の設計上基本的に必要な部品とその設
計要素を簡単な部品区分の選択や寸法設計をするだけで
樹脂モールド金型の主要な部品とその設計要素の設計を
行えると共に、他の樹脂モールド金型の設計に必要な部
品の取り付け設計も容易に行うことができるようにしよ
うということにある。
【0008】本発明の第2の目的は、誰にでも簡単に、
ダイカスト用金型の設計上基本的に必要な部品とその設
計要素を簡単な部品区分の選択や寸法設計をするだけで
ダイカスト用金型の主要な部品とその設計要素の設計を
行えると共に、他のダイカスト用金型の設計に必要な部
品の取り付け設計を容易に行うことができるようにしよ
うということにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る樹脂モールド金型設計システムは、予め樹脂モール
ド金型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込んで
設計された基本構造を備え、主型の外形寸法を特定し、
予め設計で組み込まれた必要な部品の特定を部品区分を
特定して樹脂モールド金型の設計を行うようにしたもの
である。このように構成することによって、設計の心得
のある者であれば、樹脂モールド金型の設計を、誰にで
も簡単に、樹脂モールド金型の設計上必要な部品とその
設計要素を落とすことなく、特定した名称の呼び出し又
は選択をするだけで主要な部品の設計を行え、他の樹脂
モールド金型の設計に必要な部品の取り付け設計も容易
に行うことができる。
【0010】請求項2に記載の発明に係る樹脂モールド
金型設計システムは、予め樹脂モールド金型の設計上必
要な部品とその設計要素を組み込んで設計された基本構
造を備え、設計する樹脂モールド金型の主型の外形寸法
を特定し、主型の外形寸法に合わせた最適の部品を示す
カタログ上の部品コードとその最適の設計要素を示した
状態で選定し、設計変更に伴う部品のサイズの変更は、
カタログ上の部品コード及び設計要素を示して行うよう
にしたものである。このように構成することによって、
設計の心得のある者であれば、樹脂モールド金型の設計
を、誰にでも簡単に、樹脂モールド金型の設計上必要な
部品とその設計要素を落とすことなく、特定した名称の
呼び出し又は選択をするだけで主要な部品とその設計要
素の設計を行え、他の樹脂モールド金型の設計に必要な
部品とその設計要素の取り付け設計も容易に行うことが
できる。
【0011】請求項3に記載の発明に係る樹脂モールド
金型設計システムは、予め樹脂モールド金型の設計上必
要な部品や設計要素を組み込んで設計され、主型の外形
寸法に対応して予め設計されている複数の基本構造を備
え、前記複数の基本構造の中から設計する樹脂モールド
金型の主型の外形寸法に対応した基本構造を選択し、該
選択した基本構造に予め設計組み込まれた必要な最適の
部品を示すカタログ上の部品コードとその最適の設計要
素を示した状態で選定し、設計変更に伴う部品のサイズ
の変更は、カタログ上の部品区分及び設計要素を特定し
樹脂モールド金型の設計を行うようにしたものである。
このように構成することによって、設計の心得のある者
であれば、樹脂モールド金型の設計を、誰にでも簡単
に、樹脂モールド金型の設計上必要な部品とその設計要
素を落とすことなく、カタログ上の部品と設計要素など
主要な部品の寸法設計が簡単にでき、他の樹脂モールド
金型の設計に必要な部品の取り付け設計も特定した名称
の呼び出し又は選択をするだけで容易に行うことができ
る。
【0012】請求項4に記載の発明に係る樹脂モールド
金型設計システムは、予め記憶された樹脂モールド金型
の設計上必要な部品とその設計要素を組み込み主型の主
型の外形寸法に対応した複数の基本構造の中から、設計
する主型の外形寸法に基づいて特定の基本構造を読み出
し、該読み出した基本構造における樹脂モールド金型の
設計変更、必要な部品のサイズ変更や設計要素の変更を
特定した名称の呼び出し又は選択を行うことで可能にす
ると共に、部品及び設計要素にカタログ上の部品コード
が含まれる場合、前記樹脂モールド金型の設計変更、必
要な部品のサイズ変更及び設計要素の変更を、予め設定
されている特定した名称の呼び出し又は選択をすること
によって行うようにしたものである。このように構成す
ることによって、設計の心得のある者であれば、樹脂モ
ールド金型の設計を、誰にでも簡単に、樹脂モールド金
型の設計上必要な部品とその設計要素を落とすことなく
簡単にでき、他の樹脂モールド金型の設計に必要な部品
の取り付け設計も特定した名称の呼び出し又は選択をす
るだけで容易に行うことができる。
【0013】請求項5に記載の発明に係る樹脂モールド
金型設計システムは、CADを用いて樹脂モールド金型
の設計を行う樹脂モールド金型設計システムにおいて,
前記CADに樹脂モールド金型の設計上必要な部品や設
計要素を組み込んで基本となる加工寸法・基本寸法の部
品を設定して組み付けて設計した金型の基本構造を主型
の主型の外形寸法毎に複数個と、該基本構造に組み付け
た部品及び設計要素について複数のカタログ上の部品コ
ード及び設計要素を予め記憶しておき、設計する樹脂モ
ールド金型の主型の外形寸法を選択し、該選択した主型
の外形寸法に対応した基本構造を、前記CADに記憶さ
れている複数の基本構造の中から選定し、前記ディスプ
レイ上に表示し,前記ディスプレイ上において、前記C
ADから読み出された基本構造の設計変更を演算処理を
行うことで可能にすると共に、予めCADに記憶されて
いる複数の基本構造の中に含まれている場合には、該予
め記憶されている基本構造の中から選定することによっ
て行い、予め基本構造に組み込まれている設計上必要な
部品とその設計要素の寸法の変更を演算処理を行うこと
で可能にすると共に、設計変更する部品とその設計要素
が前記CADに記憶されているカタログ上の部品コード
及び設計要素に含まれている場合には、予め記憶されて
いる部品区分及び設計要素を特定することによって樹脂
モールド金型の設計を行うようにしたものである。この
ように構成することによって、設計の心得のある者であ
れば、樹脂モールド金型の設計を、誰にでも簡単に、樹
脂モールド金型の設計変更、必要な部品のサイズ変更と
その設計要素の変更を設計上必要な部品とその設計要素
を落とすことなくディスプレイ上で行うことができ、樹
脂モールド金型の設計上必要な部品とその設計要素の設
計も、特定した部品名称に対応した部品区分及び設計要
素の選択と編集により設計が簡単にでき、他の樹脂モー
ルド金型の設計に必要な部品の取り付け設計も、同様に
特定した部品名称に対応した部品区分及び設計要素の選
択で容易に行うことができる。
【0014】請求項6に記載の発明に係る樹脂モールド
金型設計システムを用いた樹脂モールド金型の製作方法
は、樹脂モールド金型の設計上必要な部品とその設計要
素を組み込み主型の外形寸法に対応して予め設計してあ
る複数の基本構造の中から設計する主型の外形寸法に基
づく特定の基本構造を設定し、該設定した基本構造にお
ける樹脂モールド金型の設計変更、必要な部品のサイズ
変更とその設計要素の変更を演算処理を行うか、予め設
計されている複数の基本構造の中から選定することによ
って行い、予め基本構造に組み込まれている設計上必要
な部品とその設計要素の変更を特定した名称の呼び出し
又は選択をすることによって樹脂モールド金型の設計図
面を作図し、該設計図面を基にして樹脂モールド金型を
製作するようにしたものである。このように構成するこ
とによって、簡単に、樹脂モールド金型の設計変更、必
要な部品のサイズ変更とその設計要素の変更を設計上必
要な部品とその設計要素を落とすことなく、カタログ上
の部品コードを示して設計した設計図面を基に簡単に樹
脂モールド金型を製作することができる。
【0015】請求項7に記載の発明に係る樹脂モールド
金型設計システムを用いた樹脂モールド金型の製作方法
は、CADを用い、CADに予め記憶された樹脂モール
ド金型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込み主
型の外形寸法に対応した複数の基本構造の中から設計す
る主型の外形寸法に基づいて特定の基本構造をディスプ
レィ上に読み出し、該読み出した基本構造における樹脂
モールド金型の設計変更、必要な部品のサイズ変更とそ
の設計要素の変更を演算処理を行うか、CADに予め記
憶されている複数の基本構造の中から選定することによ
って行い、予め基本構造に組み込まれている設計上必要
な部品とその設計要素の寸法の変更を演算処理を行う
か、設計変更する部品とその設計要素が前記CADに記
憶されている特定の名称の呼び出し又は選択をすること
によって樹脂モールド金型の設計を行い、該設計に基づ
く設計図面を作図し、該設計図面を基にして樹脂モール
ド金型を製作するようにしたものである。このように構
成することによって、簡単に、樹脂モールド金型の設計
変更、必要な部品のサイズ変更とその設計要素の変更を
設計上必要な部品とその設計要素を落とすことなく、カ
タログ上の部品コードを示して設計した設計図面を基に
簡単に樹脂モールド金型を製作することができる。
【0016】請求項8に記載の発明に係るダイカスト用
金型設計システムは、予めダイカスト用金型の設計上必
要な部品とその設計要素を組み込んで設計された基本構
造を備え、主型の外形寸法を特定し、予め設計で組み込
まれた必要な部品の特定を部品コードを特定してダイカ
スト用金型の設計を行うようにしたものである。このよ
うに構成することによって、設計の心得のある者であれ
ば、ダイカスト用金型の設計を、誰にでも簡単に、ダイ
カスト用金型の設計上必要な部品とその設計要素を落と
すことなく、特定した名称の呼び出し又は選択をするだ
けで主要な部品の設計を行え、他のダイカスト用金型の
設計に必要な部品の取り付け設計も容易に行うことがで
きる。
【0017】請求項9に記載の発明に係るダイカスト用
金型設計システムは、予めダイカスト用金型の設計上必
要な部品とその設計要素を組み込んで設計された基本構
造を備え、設計するダイカスト用金型の主型の外形寸法
を特定し、主型の外形寸法に合わせた最適の部品を示す
カタログ上の部品コードとその最適の設計要素を示した
状態で選定し、設計変更に伴う部品のサイズの変更は、
部品区分及び設計要素を示して行うようにしたものであ
る。このように構成することによって、設計の心得のあ
る者であれば、ダイカスト用金型の設計を、誰にでも簡
単に、ダイカスト用金型の設計上必要な部品とその設計
要素を落とすことなく、特定した名称の呼び出し又は選
択をするだけで主要な部品とその設計要素の設計を行
え、他のダイカスト用金型の設計に必要な部品とその設
計要素の取り付け設計も容易に行うことができる。
【0018】請求項10に記載の発明に係るダイカスト
用金型設計システムは、予めダイカスト用金型の設計上
必要な部品や設計要素を組み込んで設計され、主型の外
形寸法に対応して予め設計されている複数の基本構造を
備え、前記複数の基本構造の中から設計するダイカスト
用金型の主型の外形寸法に対応した基本構造を選択し、
該選択した基本構造に予め設計組み込まれた必要な最適
の部品を示すカタログ上の部品コードとその最適の設計
要素を示した状態で選定し、設計変更に伴う部品のサイ
ズの変更は、部品区分及び設計要素を特定し樹脂モール
ド金型の設計を行うようにしたものである。このように
構成することによって、設計の心得のある者であれば、
ダイカスト用金型の設計を、誰にでも簡単に、ダイカス
ト用金型の設計上必要な部品とその設計要素を落とすこ
となく、特定した名称の呼び出し又は選択をするだけで
主要な部品の寸法設計が簡単にでき、他のダイカスト用
金型の設計に必要な部品の取り付け設計も容易に行うこ
とができる。
【0019】請求項11に記載の発明に係るダイカスト
用金型設計システムは、予め記憶されたダイカスト用金
型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込み主型の
外形寸法に対応した複数の基本構造の中から、設計する
主型の外形寸法に基づいて特定の基本構造を読み出し、
該読み出した基本構造におけるダイカスト用金型の設計
変更、必要な部品のサイズ変更や設計要素の変更を特定
した名称の呼び出し又は変更を行うことで可能にすると
共に、部品及び設計要素にカタログ上の部品コードが含
まれる場合、前記ダイカスト用金型の設計変更、必要な
部品のサイズ変更及び設計要素の変更を、予め設定され
ている特定した名称の呼び出し又は変更をすることによ
って行うようにしたものである。
【0020】このように構成することによって、設計の
心得のある者であれば、ダイカスト用金型の設計を、誰
にでも簡単に、ダイカスト用金型の設計上必要な部品と
その設計要素を落とすことなく、特定した名称の呼び出
し又は選択をするだけで主要な部品とその設計要素の寸
法設計が簡単にでき、他のダイカスト用金型の設計に必
要な部品の取り付け設計も部品区分とその設計要素を示
すだけで容易に行うことができる。
【0021】請求項12に記載の発明に係るダイカスト
用金型設計システムは、CADを用いてダイカスト用金
型の設計を行うダイカスト用金型設計システムにおい
て,前記CADにダイカスト用金型の設計上必要な部品
や設計要素を組み込んで基本となる加工寸法・基本寸法
の部品を設定して組み付けて設計した金型の基本構造を
主型の外形寸法毎に複数個と、該基本構造に組み付けた
部品及び設計要素について複数のカタログ上の部品コー
ド及び設計要素を予め記憶しておき、設計するダイカス
ト用金型の主型の外形寸法を選択し、該選択した主型の
外形寸法に対応した基本構造を、前記CADに記憶され
ている複数の基本構造の中から選定し、前記ディスプレ
イ上に表示し,前記ディスプレイ上において、前記CA
Dから読み出された基本構造の設計変更を演算処理を行
うことで可能にすると共に、予めCADに記憶されてい
る複数の基本構造の中に含まれている場合には、該予め
記憶されている基本構造の中から選定することによって
行い、予め基本構造に組み込まれている設計上必要な部
品とその設計要素の寸法の変更を演算処理を行うことで
可能にすると共に、設計変更する部品とその設計要素が
前記CADに記憶されている部品区分及び設計要素を特
定することによってダイカスト用金型の設計を行うよう
にしたものである。このように構成することによって、
設計の心得のある者であれば、ダイカスト用金型の設計
を、誰にでも簡単に、ダイカスト用金型の設計変更、必
要な部品のサイズ変更とその設計要素の変更を設計上必
要な部品とその設計要素を落とすことなくディスプレイ
上で行うことができ、ダイカスト用金型の設計上必要な
部品とその設計要素の設計も、特定した部品名称に対応
した部品区分及び設計要素の選択と編集により設計が簡
単にでき、他のダイカスト用金型の設計に必要な部品の
取り付け設計も、同様に特定した部品名称に対応した部
品区分及び設計要素の選択で容易に行うことができる。
【0022】請求項13に記載の発明に係るダイカスト
用金型設計システムを用いたダイカスト用金型の製作方
法は、ダイカスト用金型の設計上必要な部品とその設計
要素を組み込み主型の外形寸法に対応して予め設計して
ある複数の基本構造の中から設計する主型の外形寸法に
基づく特定の基本構造を設定し、該設定した基本構造に
おけるダイカスト用金型の設計変更、必要な部品のサイ
ズ変更とその設計要素の変更を演算処理を行うか、予め
設計されている複数の基本構造の中から選定することに
よって行い、予め基本構造に組み込まれている設計上必
要な部品とその設計要素の変更を特定の名称の呼び出し
又は選択をすることによってダイカスト用金型の設計図
面を作図し、該設計図面を基にしてダイカスト用金型を
製作するようにしたものである。このように構成するこ
とによって、簡単に、ダイカスト用金型の設計変更、必
要な部品のサイズ変更とその設計要素の変更を設計上必
要な部品とその設計要素を落とすことなく、カタログ上
の部品コードを示して設計した設計図面を基に簡単にダ
イカスト用金型を製作することができる。
【0023】請求項14に記載の発明に係るダイカスト
用金型設計システムを用いたダイカスト用金型の製作方
法は、CADを用い、CADに予め記憶されたダイカス
ト用金型の設計上必要な部品とその設計要素を組み込み
主型の外形寸法に対応した複数の基本構造の中から設計
する主型の外形寸法に基づいて特定の基本構造をディス
プレィ上に読み出し、該読み出した基本構造におけるダ
イカスト用金型の設計変更、必要な部品のサイズ変更と
その設計要素の変更を演算処理を行うか、CADに予め
記憶されている複数の基本構造の中から選定することに
よって行い、予め基本構造に組み込まれている設計上必
要な部品とその設計要素の寸法の変更を演算処理を行う
か、設計変更する部品とその設計要素が前記CADに記
憶されている特定した名称を呼び出し又は選択をするこ
とによってダイカスト用金型の設計を行い、該設計に基
づく設計図面を作図し、該設計図面を基にしてダイカス
ト用金型を製作するようにしたものである。このように
構成することによって、簡単に、ダイカスト用金型の設
計変更、必要な部品のサイズ変更とその設計要素の変更
を設計上必要な部品とその設計要素を落とすことなく、
カタログ上の製品コードを示して設計した設計図面を基
に簡単にダイカスト用金型を製作することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて説明する。樹脂モールド法は、機械加工によって
製品の寸法と同じに製作された金型に溶融樹脂を高温
で、機械圧、空気圧または油圧で加圧注入してプラスチ
ック成形品を、短時間に大量に生産するプラスチック成
形方式である。また、ダイカスト法は、機械加工によっ
て製品の寸法と同じに製作された金型に溶融状態の金属
あるいは合金を高温で、機械圧、空気圧または油圧で加
圧注入して、高精度でかつ鋳はだの優れた鋳物を、短時
間に大量に生産する鋳造方式で、一般には、アルミニウ
ム合金、マグネシウム合金、亜鉛合金など比較的融解温
度の低い合金に用いられている。
【0025】樹脂モールド金型及びダイカスト用金型の
設計には、入れ子の設計、モールドベースの設計の他
に、モールドベースに取り付ける取付部品そのものの設
計と、部品を取り付けるための加工状態(加工形状・加
工寸法)の設計要素の設計とがある。本発明に係る実施
の形態においては、モールドベースの設計、モールドベ
ースに取り付ける取付部品そのものの設計、部品を取り
付けるための加工状態(加工形状・加工寸法)の設計要
素の設計とを対象としている。このような樹脂モールド
法で用いられる樹脂モールド金型の設計と、ダイカスト
法で用いられるダイカスト用金型の設計とは、基本的に
同じで、図1〜図5の図面は、樹脂金型設計用モールド
ベースの図面であると共にダイカスト金型設計用モール
ドベースに共通した図面となっている。
【0026】図1〜図5は、本発明に係る実施の形態を
説明するためのモールドベースの設計図で、図1(A)
は主型の正面図、図1(B)は図1(A)に図示のモー
ルドベースの一部を破断した断面図、図2は図1(A)
に図示のザグリ方式モールドベースの可動側の平面図、
図3は図1(A)に図示のザグリ方式モールドベースの
固定側の平面図、図4は図1(A)に図示のザグリ方式
モールドベースの側面図、図5(A)はスペーサ方式モ
ールドベースの側面図、図5(B)は図5(A)に図示
の主型の一部を破断した断面図である。各図に示される
部品中には本来なら部品に存在しない線が図面上示され
ているものがあるが、これは他の部材との関係で表され
ているもので、設計図独特のものである。
【0027】図1〜図4において、1は樹脂モールド金
型及びダイカスト用金型のザグリ方式のモールドベース
で、固定側2と可動側3とによって構成されている。こ
のザグリ方式の主型は、押しピン(図示していない)を
取り付けるときに押しピンのヘッドを埋め込むザグリを
形成する方式である。4は固定側2と可動側3が分離す
るパーティングラインである。5はロケートリングで、
6はロケートリングを取り付ける締付ボルト、7はスプ
ールブッシュ、8はスプールブッシュ7を取り付ける締
付ボルトである。9はフック取付用タップ穴、10は締
付ボルト、11はガイドブッシュ、12はガイドピンで
ある。また、13はリターンピン、14はリターンピン
用スプリング、15はエジェクタープレート締付ボル
ト、16はエジェクタロッド、17は締付ボルト、18
はショルダボルトである。これらの部品には、それぞれ
取付用の加工状態(加工形状・加工寸法)を示す設計要
素が共に示されており、これらの部品、設計要素がモー
ルドベースの基本構造の設計上基本的に必要な部品とそ
の設計要素である。
【0028】図5は、可動側3のエジェクタープレート
にスペーサーリング20を設けたスペーサ方式のモール
ドベースで、このスペーサ方式のモールドベースは、押
しピン(図示していない)を取り付けるときに押しピン
のヘッドをスペース19に収納し、押しピンのヘッドを
埋め込むためのザグリを形成する加工をしないで済む方
式である。このスペーサ方式のモールドベースの基本構
造の設計上基本的に必要な部品とその設計要素が、図1
〜図4に図示のモールドベースの基本構造の設計上基本
的に必要な部品とその設計要素と異なる点は、図1〜図
4に図示のモールドベースのエジェクタープレート21
とエジェクタープレート22にスペース19を確保する
ためのスペーサリング20が設けられている点で、その
他は図1〜図4に図示のモールドベースの基本構造の設
計上基本的に必要な部品とその設計要素と同じである。
【0029】《第1の実施の形態》樹脂モールド金型の
設計に当たっては、まず、樹脂モールドによって製造す
る製品を実際に成形する入れ子の寸法形状を特定する。
この入れ子の寸法形状が特定されると、この入れ子を取
り付けるモールドベース1にザグリ方式を用いるか、ス
ペーサ方式を用いるかを決定し(第1の実施の形態で
は、ザグリ方式)、モールドベース1の大きさ・寸法が
決まる。このモールドベース1の大きさ・寸法が決まっ
た段階で樹脂モールド金型の設計が開始される。
【0030】樹脂モールド金型のモールドベース1の設
計においては、樹脂モールド金型のモールドベース1に
設計上必要な部品及びその設計要素(図中の符号2〜1
9)を組み込んで予め設計されたモールドベース1の基
本構造について、モールドベース1の外形寸法を設定
し、モールドベース1の外形の設計を行う。モールドベ
ース1の外形の設計を行うとモールドベース1の基本構
造に予め組み込まれている設計上基本的に必要な部品と
その設計要素について設計を行う。このモールドベース
1の基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必
要な部品については、使用されるあらゆる外形寸法の部
品が1つの部品データとして設計図面の形で予め用意さ
れている。このような部品データは、モールドベース1
の基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必要
な部品について、さらには、樹脂モールド金型のモール
ドベースを設計する上で必要とされる全ての部品につい
ても設計図面の形で予め用意されている。この部品デー
タにおいては、この部品が取り付けられる相手寸法を予
め用意されており、各設計されている部品がカタログ製
品として存在する場合は、各部品毎にその製品コードが
付されている。
【0031】例えば、モールドベース1の基本構造に予
め組み込まれている設計上基本的に必要な部品として締
付けボルト10を例にとると、締付けボルト10につい
て、同じ基本形状を有し小さい寸法のものから大きな寸
法のものまで、使用されるあらゆる外形寸法の部品を1
つの図面上に表した部品データとして図6の(A)〜
(J)に示す如く、ボルト10の径の大きさ・長さ別に
設計図面の形で予め用意されている。図6において部品
毎に書かれた記号は製品コードを示しており、例えば、
『CCB3−5』は、『CCB』が締付けボルトの種
類、『3−5』が径(3mm)と長さ(5mm)を示してい
る。
【0032】そこで、樹脂モールド金型を設計する場
合、まず、予め設計されたモールドベースの基本構造に
組み込まれた基本的に必要とする最適の部品とその設計
要素について、部品の設計では、部品コード(例えば、
CCB12−30)を指定することによって設計する。
この予め設計されたモールドベースの基本構造に組み込
まれた基本的に必要とする最適の部品とその設計要素を
設計しただけで樹脂モールド金型の設計は完了するわけ
ではない。このモールドベース1に嵌め込む入れ子(図
示していない)の取り付けのための設計要素、パーティ
ング面と異なる方向で引き離す(成形品を取り出す)と
きのアンギュラピンの取り付け等、入れ子との関係で必
要となる部品をモールドベース1の基本構造の中に書き
込み設計することになる。このモールドベース1の基本
構造の中に書き込まれる樹脂モールド金型の設計で必要
な部品とその設計要素は、その都度モールドベース1の
基本構造の中に書き込まれる部品に合わせて設計者が設
計図面上に書き込むことによって樹脂モールド金型の設
計が完了する。したがって、本実施の形態によれば、樹
脂モールド金型の設計を、誰にでも簡単に、樹脂モール
ド金型の設計上必要な部品とその設計要素を落とすこと
なく、部品区分を設定するだけで主要な部品の設計を行
え、他の樹脂モールド金型の設計に必要な部品の取り付
け設計も容易に行うことができる。
【0033】《第2の実施の形態》樹脂モールド金型の
設計に当たっては、まず、樹脂モールドによって製造す
る製品を実際に成形する入れ子の寸法形状を特定する。
この入れ子の寸法形状が特定されると、この入れ子を取
り付けるモールドベース1にザグリ方式を用いるか、ス
ペーサ方式を用いるかを決定し(第2の実施の形態で
は、ザグリ方式)、モールドベース1の大きさ・寸法が
決まる。このモールドベース1の大きさ・寸法が決まっ
た段階で樹脂モールド金型の設計が開始される。
【0034】樹脂モールド金型のモールドベース1の設
計においては、樹脂モールド金型のモールドベース1に
設計上必要な部品とその設計要素(図中の符号2〜1
9)を組み込んで予め設計されたモールドベース1の基
本構造について、モールドベース1の外形寸法を設定
し、モールドベース1の外形の設計を行う。モールドベ
ース1の外形の設計を行うとモールドベース1の基本構
造に予め組み込まれている設計上基本的に必要な部品と
その設計要素について設計を行う。この予め設計された
モールドベース1の基本構造に組み込まれた必要な部品
については、特定の部品毎に使用されるあらゆる外形寸
法の部品を1つの図面上に表した部品データとして、ま
た、予め設計されたモールドベース1の基本構造に組み
込まれた設計要素については、特定の設計要素毎に使用
されるあらゆる外形寸法の設計要素を1つの図面上に表
した設計要素データとして、それぞれ設計図面の形で用
意されている。このような部品データは、モールドベー
ス1の基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に
必要な部品について部品毎に対応させた図面コードを付
して、さらには、設計上基本的に必要な部品以外の樹脂
モールド金型のモールドベース1を設計する上で必要と
される全ての部品についても部品毎に対応させた図面コ
ードを付して設計図面の形で予め用意されている。ま
た、このような設計要素は、モールドベース1の基本構
造に予め組み込まれている設計上基本的に必要な設計要
素について設計要素毎に対応させた特定した名称区分を
付して、さらには、設計上基本的に必要な設計要素以外
の樹脂モールド金型のモールドベース1を設計する上で
必要とされる全ての設計要素についても設計要素毎に対
応させた図面区分コードを付して設計図面の形で予め用
意されている。
【0035】そして、この部品データについては、各設
計されている部品がカタログ製品として存在する場合
は、各部品毎にその部品コードが付されており、設計要
素においては、各設計要素毎にその設計要素区分が付さ
れている。例えば、モールドベース1の基本構造に予め
組み込まれている設計上基本的に必要な部品として締付
けボルト10を例にとると、締付けボルト10について
使用されるあらゆる外形寸法の部品は、当該締付けボル
トを示す図面コード(例えば、CCB)の付された1つ
の図面上に部品データとして図6の(A)〜(J)に示
す如く、ボルト10の径の大きさ・長さ別に設計図面の
形で予め用意されている。図6において部品毎に書かれ
た記号は、外径寸法を特定した部品を示す部品コードを
示しており、例えば、『CCB3−5』は、『CCB』
が締付けボルトの種類、『3−5』が径(3mm)と長さ
(5mm)を示している。この締付けボルト10を取り付
けるための設計要素として外形寸法の設計要素は、当該
締付けボルト取り付け用の設計要素を示す図面コード
(例えば、CCB−T)の付された1つの図面上に設計
要素として図7の(A)〜(J)に示す如く、締付けボ
ルト10に合わせて径の大きさ・長さ別に設計図面の形
で予め用意されている。図7において設計要素毎に書か
れた記号は外径寸法を特定した設計要素を示しており、
『CCB−T3−5』を例にとると、『CCB−T』は
締付けボルトの設計要素の種類を示し、『3−5』は設
計要素に嵌め込まれる径が3mm、長さが5mmの締付けボ
ルト10が嵌め込めるザグリ加工を行うことを示してい
る。
【0036】そこで、樹脂モールド金型を設計する場
合、まず、予め設計されたモールドベースの基本構造の
外形寸法を特定する。すると、この外形寸法を特定した
モールドベースの基本構造には、基本的に必要とする部
品とその設計要素が組み込まれた形で示される。このモ
ールドベースの基本構造に予め設計されたモールドベー
スの基本構造に組み込まれた基本的に必要とする最適の
部品とその設計要素については、部品の設計が部品コー
ド(例えば、CCB3−5)を指定することによって、
設計要素(例えば、CCB−T3−5)を指定すること
によって行われる。しかし、この予め設計されたモール
ドベース1の基本構造に組み込まれた基本的に必要とす
る最適の部品とその設計要素を設計しただけで、樹脂モ
ールド金型の設計が完了するわけではない。このモール
ドベース1に嵌め込む入れ子(図示していない)の取り
付けのための設計要素、パーティング面と異なる方向で
引き離す(成形品を取り出す)ときのアンギュラピンの
取り付け等、入れ子との関係で必要となる部品をモール
ドベース1の基本構造の中に書き込み設計することにな
る。このモールドベース1の基本構造の中に書き込まれ
る樹脂モールド金型の設計で必要な部品とその設計要素
の設計は、その都度モールドベース1の基本構造の中に
部品コードと設計要素を設計者が設計図面上に書き込む
ことによって樹脂モールド金型の設計が完了する。した
がって、本実施の形態によれば、樹脂モールド金型の設
計を、誰にでも簡単に、樹脂モールド金型の設計上必要
な部品とその設計要素を落とすことなく、部品区分及び
設計要素を設定するだけで主要な部品とその設計要素の
設計を行え、他の樹脂モールド金型の設計に必要な部品
とその設計要素の取り付け設計も容易に行うことができ
る。
【0037】《第3の実施の形態》樹脂モールド金型の
設計に当たっては、まず、樹脂モールドによって製造す
る製品を実際に成形する入れ子の寸法形状を特定する。
この入れ子の寸法形状が特定されると、この入れ子を取
り付けるモールドベース1にザグリ方式を用いるか、ス
ペーサ方式を用いるかを決定し(第3の実施の形態で
は、ザグリ方式)、モールドベース1の大きさ・寸法が
決まる。このモールドベース1の大きさ・寸法が決まっ
た段階で樹脂モールド金型の設計が開始される。
【0038】樹脂モールド金型のモールドベース1の設
計においては、モールドベース1の設計上基本的に必要
な部品とその設計要素(図中の符号2〜19)を組み込
んだ形で、モールドベース1の外形寸法に対応じて、複
数の基本構造が予め設計され、基本設計図として各基本
構造毎に図面コードを付して基本構造データとして設計
図面の形で予め用意されている。また、この予め設計さ
れた基本構造データに組み込まれた必要な部品について
は、特定の部品毎に使用されるあらゆる外形寸法の部品
を1つの図面上に表した部品データとして、また、予め
設計されたモールドベース1の基本構造に組み込まれた
設計要素については、特定の設計要素毎に使用されるあ
らゆる外形寸法の設計要素を1つの図面上に表した設計
要素として、それぞれ設計図面の形で用意されている。
このような部品データは、モールドベース1の基本構造
に予め組み込まれている設計上基本的に必要な部品につ
いて部品毎に対応させた図面コードを付して、さらに
は、設計上基本的に必要な部品以外の樹脂モールド金型
のモールドベース1を設計する上で必要とされる全ての
部品についても部品毎に対応させた図面コードを付して
設計図面の形で予め用意されている。また、このような
設計要素は、モールドベース1の基本構造に予め組み込
まれている設計上基本的に必要な設計要素について設計
要素毎に対応させた図面コードを付して、さらには、設
計上基本的に必要な設計要素以外の樹脂モールド金型の
モールドベース1を設計する上で必要とされる全ての設
計要素についても設計要素毎に対応させた図面コードを
付して設計図面の形で予め用意されている。この部品デ
ータにおいては、各設計されている部品がカタログ製品
として存在する場合は、各部品毎にその部品コードが付
されており、設計要素においては、各設計要素毎にその
設計要素区分コードが付されている。
【0039】例えば、モールドベース1の基本構造に予
め組み込まれている設計上基本的に必要な部品として締
付けボルト10を例にとると、締付けボルト10につい
て使用されるあらゆる外形寸法の部品は、当該締付けボ
ルトを示す図面コード(例えば、CCB)の付された1
つの図面上に部品データとして図6の(A)〜(J)に
示す如く、ボルト10の径の大きさ・長さ別に設計図面
の形で予め用意されている。図6において部品毎に書か
れた記号は、外径寸法を特定した部品を示す部品コード
を示しており、例えば、『CCB3−5』は、『CC
B』が締付けボルトの種類、『3−5』が径(3mm)と
長さ(5mm)を示している。この締付けボルト10を取
り付けるための設計要素として外形寸法の設計要素は、
当該締付けボルト取り付け用の設計要素を示す図面コー
ド(例えば、CCB−T)の付された1つの図面上に設
計要素として図7の(A)〜(J)に示す如く、締付け
ボルト10に合わせて径の大きさ・長さ別に設計図面の
形で予め用意されている。図7において設計要素毎に書
かれた記号は、外径寸法を特定した設計要素を示してお
り、『CCB−T3−5』を例にとると、『CCB−
T』は締付けボルトの設計要素の種類を示し、『3−
5』は設計要素に嵌め込まれる径が3mm、長さが5mmの
締付けボルト10が嵌め込めるザグリ加工を行うことを
示している。
【0040】そこで、樹脂モールド金型を設計する場
合、まず、予め設計された複数の基本構造の設計データ
の中から、設計する樹脂モールド金型の主型の外形寸法
に基づいて1つの基本構造を特定する。すると、この選
定した基本構造には、基本的に必要とする最適の部品と
その設計要素が組み込まれた形で示される。この基本構
造に予め設計された基本構造に組み込まれた基本的に必
要とする最適の部品とその設計要素については、部品の
設計が部品コード(例えば、CCB3−5)を指定する
ことによって、設計要素(例えば、CCB−T3−5)
を指定することによって行われる。しかし、この予め設
計された基本構造に組み込まれた基本的に必要とする最
適の部品とその設計要素を設計しただけで、樹脂モール
ド金型の設計が完了するわけではない。このモールドベ
ース1に嵌め込む入れ子(図示していない)の取り付け
のための設計要素、パーティング面と異なる方向で引き
離す(成形品を取り出す)ときのアンギュラピンの取り
付け等、入れ子との関係で必要となる部品をモールドベ
ース1の基本構造の中に書き込み設計することになる。
このモールドベース1の基本構造の中に書き込まれる樹
脂モールド金型の設計で必要な部品とその設計要素は、
その都度モールドベース1の基本構造の中に部品と設計
要素を設計者が設計図面上に書き込むことによって樹脂
モールド金型の設計が完了する。したがって、本実施の
形態によれば、樹脂モールド金型の設計を、誰にでも簡
単に、樹脂モールド金型の設計上必要な部品とその設計
要素を落とすことなく、特定した名称の呼び出し又は選
択をするだけで主要な部品の寸法設計が簡単にでき、他
の樹脂モールド金型の設計に必要な部品の取り付け設計
も特定した名称の呼び出し又は選択をするだけで容易に
行うことができる。
【0041】《第4の実施の形態》樹脂モールド金型の
設計に当たっては、まず、樹脂モールドによって製造す
る製品を実際に成形する入れ子の寸法形状を特定する。
この入れ子の寸法形状が特定されると、この入れ子を取
り付けるモールドベース1にザグリ方式を用いるか、ス
ペーサ方式を用いるかを決定し(第4の実施の形態で
は、ザグリ方式)、モールドベース1の大きさ・寸法が
決まる。このモールドベース1の大きさ・寸法が決まっ
た段階で樹脂モールド金型の設計が開始される。
【0042】樹脂モールド金型のモールドベース1の設
計においては、モールドベース1の設計上基本的に必要
な部品とその設計要素(図中の符号2〜19)を組み込
んだ形で、基本構造が予め設計され、基本設計図として
各基本構造毎に図面コードを付して基本構造データとし
て設計図面の形で予めRAM等に記憶されている。この
予め設計されている設計上基本的に必要な部品とその設
計要素を組み込んだ基本構造データは、CPU等の演算
装置によって自由に外径寸法の変更加工ができるように
なっている。また、この予め設計された基本構造に組み
込まれた必要な部品については、特定の部品毎に使用さ
れるあらゆる外形寸法の部品を1つの図面上に表した部
品データとして、また、予め設計されたモールドベース
1の基本構造に組み込まれた設計要素については、特定
の設計要素毎に使用されるあらゆる外形寸法の設計要素
を1つの図面上に表した設計要素データとして、それぞ
れ設計図面の形で各図面毎に図面コードを特定して予め
RAM等に記憶されている。
【0043】このような部品データは、モールドベース
1の基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必
要な部品について部品毎に対応させた図面コードを付し
て、さらには、設計上基本的に必要な部品以外の樹脂モ
ールド金型のモールドベース1を設計する上で必要とさ
れる全ての部品についても部品毎に対応させた図面コー
ドを付して設計図面の形で予めRAM等に記憶されてい
る。また、このような設計要素は、モールドベース1の
基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必要な
設計要素について設計要素毎に対応させた図面コードを
付して、さらには、設計上基本的に必要な設計要素以外
の樹脂モールド金型のモールドベース1を設計する上で
必要とされる全ての設計要素についても設計要素毎に対
応させた図面コードを付して設計図面の形で予めRAM
等に記憶されている。この部品データにおいては、各設
計されている部品がカタログ製品として存在する場合
は、各部品毎にその部品コードが属性化されており、設
計要素データにおいては、各設計要素毎にその設計要素
コードが付され、この設計要素コードによって属性化さ
れている。これらの部品データに示される部品、設計要
素は、CPU等の演算装置によって取り出してモールド
ベース1の基本構造に組み込むことが可能となってい
る。また、この基本構造に組み込んだ部品、設計要素
は、CPU等の演算装置によって自由に外径寸法の変更
加工を行うことができるようになっている。
【0044】したがって、モールドベース1の基本構造
データを示す図面コードから特定の基本構造を示す図面
コードを特定してモールドベース1の基本構造を読み出
す(図1〜図4)と、この読み出された図1〜図4に示
されるモールドベース1の基本構造には、予め理想とす
る設計上基本的に必要な部品とその設計要素が組み入れ
られている。例えば、モールドベース1の基本構造に予
め組み込まれている設計上基本的に必要な部品として締
付けボルト10を例にとると、締付けボルト10につい
て使用されるあらゆる外形寸法の部品は、当該締付けボ
ルトを示す図面コード(例えば、CCB)の付された1
つの図面上に部品データとして図6の(A)〜(J)に
示す如く、ボルト10の径の大きさ・長さ別に設計図面
の形で予めRAM等に記憶されている。図6において部
品毎に設定されている記号は、外径寸法を特定した部品
を示す部品コードを示しており、例えば、『CCB3−
5』は、『CCB』が締付けボルトの種類、『3−5』
が径(3mm)と長さ(5mm)を示している。この締付け
ボルト10を取り付けるための設計要素として外形寸法
の設計要素は、当該締付けボルト取り付け用の設計要素
を示す図面コード(例えば、CCB−T)の付された1
つの図面上に設計要素として図7の(A)〜(J)に示
す如く、締付けボルト10に合わせて径の大きさ・長さ
別に設計図面の形で予めRAM等に記憶されている。こ
の図7において設計要素毎に設定された記号は、外径寸
法を特定した設計要素を示しており、『CCB−T3−
5』を例にとると、『CCB−T』は締付けボルトの設
計要素の種類を示し、『3−5』は設計要素に嵌め込ま
れる径が3mm、長さが5mmの締付けボルト10が嵌め込
めるザグリ加工を行うことを示している。
【0045】そこで、樹脂モールド金型を設計する場
合、まず、設計する樹脂モールド金型のモールドベース
1のタイプ(第4の実施の形態では、ザグリ方式)を特
定し、この特定されたタイプについて予め記憶されてい
る基本構造の基本構造データの中から図面コードを指定
して図1〜図4に示される基本構造設計図をディスプレ
イ上に読み出す。しかる後、入れ子の寸法形状に基づい
て外形寸法を決定し、この入れ子の外形寸法をディスプ
レイ上に読み出したモールドベース1に記入する。この
選定したモールドベース1の基本構造には、図1〜図4
に示す如く基本的に必要とする最適の部品及びその設計
要素(図中の符号2〜19)が組み込まれた形で示され
る。このモールドベース1の基本構造に予め設計され組
み込まれたモールドベース1を構成するために基本的に
必要とする最適の部品とその設計要素の設計は、特定し
た名称の呼び出し又は選択をすることによって行われ
る。
【0046】ディスプレイに表されている設計図上に
は、指定した各部品及び各設計要素に対応する寸法でそ
の図が自動的に表示される。また、これらモールドベー
ス1の基本構造に予め設計され組み込まれたモールドベ
ース1を構成するために基本的に必要とする最適の部品
の寸法が当初の寸法と異なる、すなわち、モールドベー
ス1の基本構造に設計変更を要する場合は、ディスプレ
イ上で作図変更を行うことができ、ディスプレイ上で作
図を変更した場合には、スケール等で設計図の寸法を測
定して記入することもできる。また、モールドベース1
の基本構造、モールドベース1の基本構造に予め設計さ
れ組み込まれたモールドベース1を構成するために基本
的に必要とする最適の部品、設計要素に設計変更を要す
る場合は、ディスプレイ上で作図変更を行い、この変更
したモールドベース1の基本構造、部品、設計要素の寸
法が、演算装置によって自動演算され、ディスプレイに
表されている設計図上に自動的に表示される。
【0047】しかし、この予め設計されたモールドベー
ス1の基本構造に組み込まれた基本的に必要とする最適
の部品とその設計要素を設計しただけで、樹脂モールド
金型の設計が完了するわけではない。このモールドベー
ス1に嵌め込む入れ子(図示していない)の取り付けの
ための設計要素、パーティング面と異なる方向で引き離
す(成形品を取り出す)ときのアンギュラピンの取り付
け等、入れ子との関係で必要となる部品をモールドベー
ス1の基本構造の中に書き込み設計することになる。こ
のモールドベース1の基本構造の中に書き込まれる樹脂
モールド金型の設計で必要な部品とその設計要素の設計
は、部品の場合、予め記憶されている部品データの中か
ら選択し、モールドベース1の基本構造を示すディスプ
レイ上の設計図面の中に書き込むことによって、設計要
素の場合、予め記憶されている設計要素データの中から
選択し、モールドベース1の基本構造を示すディスプレ
イ上の設計図面の中に書き込むことによって樹脂モール
ド金型の設計が完了する。この予め記憶されている部品
データ、設計要素データの中から選択し、ディスプレイ
上の設計図面の中に書き込むとモールドベース1の基本
構造における各部品、各設計要素の適、不適が明確にな
る。
【0048】したがって、本実施の形態によれば、樹脂
モールド金型の設計を、誰にでも簡単に、樹脂モールド
金型の設計上必要な部品とその設計要素を落とすことな
く、特定した名称の呼び出し又は選択をするだけで主要
な部品とその設計要素の寸法設計が簡単にでき、他の樹
脂モールド金型の設計に必要な部品の取り付け設計も特
定した名称の呼び出し又は選択をするだけで容易に行う
ことができる。また、本実施の形態によれば、樹脂モー
ルド金型のモールドベースで一旦設計した後に、部品の
変更を行う場合、ディスプレイ上の設計図面から変更す
る部品のみを消去して設計要素を残すこともできるの
で、設計し直しをする際、設計要素の設計をする手間を
省くことができ、スピーディに樹脂モールド金型の設計
を行うことができる。
【0049】《第5の実施の形態》樹脂モールド金型の
設計においては、CAD(Computer Aided Design
)を用いて行う。このCADを用いた樹脂モールド金
型の設計に当たっては、まず、樹脂モールドによって製
造する製品を実際に成形する入れ子の寸法形状を特定す
る。この入れ子の寸法形状が特定されると、この入れ子
を取り付けるモールドベース1にザグリ方式を用いる
か、スペーサ方式を用いるかを決定し(第5の実施の形
態では、ザグリ方式)、モールドベース1の大きさ・寸
法が決まる。このモールドベース1の大きさ・寸法が決
まった段階で樹脂モールド金型の設計が開始される。
【0050】樹脂モールド金型のモールドベース1の設
計においては、モールドベース1の設計上基本的に必要
な部品とその設計要素(図中の符号2〜19)を組み込
んだ形で、基本構造がモールドベース1の外形寸法に対
応して予め複数設計され、モールドベース1の基本構造
データとして、設計図面(基本設計図)の形で各基本構
造データ毎に図面コードを付して複数予めCADに記憶
されている。この外形寸法に対応した基本構造に組み込
まれる設計上基本的に必要な部品とその設計要素は、そ
れぞれ基本構造の外形寸法に最適なサイズの部品とその
設計要素が設計されている。また、この予め設計された
基本構造に組み込まれている必要な部品については特定
の部品毎に、当該基本構造に使用されるあらゆる外形寸
法の部品を1つの図面上に表した部品データとして、ま
た、予め設計されたモールドベース1の基本構造に組み
込まれた設計要素については特定の設計要素毎に、当該
基本構造に使用されるあらゆる外形寸法の設計要素を1
つの図面上に表した設計要素データとして、それぞれ設
計図面の形で各図面毎に図面コードを指定して予めCA
Dに記憶されている。このような部品データは、モール
ドベース1の基本構造に予め組み込まれている設計上基
本的に必要な部品について部品毎に対応させた図面コー
ドを付して、さらには、設計上基本的に必要な部品以外
の樹脂モールド金型のモールドベース1を設計する上で
必要とされる全ての部品についても部品毎に対応させた
図面コードを付して設計図面の形で予め図面コードによ
って指定された図面毎にCADに記憶されている。ま
た、このような設計要素データは、モールドベース1の
基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必要な
設計要素について設計要素毎に対応させた図面コードを
付して、さらには、設計上基本的に必要な設計要素以外
の樹脂モールド金型のモールドベース1を設計する上で
必要とされる全ての設計要素についても設計要素毎に対
応させた図面コードを付して設計図面の形で予め図面コ
ードによって指定された図面毎にCADに記憶されてい
る。この部品データにおいては、各設計されている部品
がカタログ製品として存在する場合は、各部品毎に設計
図面と共にその部品コードもCADに属性化されてお
り、設計要素データにおいては、各設計要素毎にその設
計要素コードが付され属性化されている。これらの部品
データに示される部品、設計要素は、CPU等の演算装
置によって取り出してモールドベース1の基本構造に組
み込むことが可能となっている。また、この基本構造に
組み込んだ部品、設計要素は、CPU等の演算装置によ
って自由に外径寸法の変更加工を行うことができるよう
になっている。
【0051】したがって、モールドベース1の基本構造
データを示す図面コードから特定の基本構造を示す図面
コードを特定してモールドベース1の基本構造を読み出
す(図1〜図4)と、この読み出された図1〜図4に示
されるモールドベース1の基本構造には、予め理想とす
る設計上基本的に必要な部品とその設計要素が組み入れ
られている。例えば、特定の外径寸法のモールドベース
1の基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必
要な部品として締付けボルト10を例にとると、締付け
ボルト10について使用されるあらゆる外形寸法の部品
は、当該締付けボルトを示す図面コード(例えば、CC
B)の付された1つの図面上に部品データとして図6の
(A)〜(J)に示す如く、ボルト10の径の大きさ・
長さ別に設計図面の形で予めCADに記憶されている。
図6において部品毎に設定されている記号は、外径寸法
を特定した部品を示す部品コードを示しており、例え
ば、『CCB3−5』は、『CCB』が締付けボルトの
種類、『3−5』が径(3mm)と長さ(5mm)を示して
いる。この締付けボルト10を取り付けるための設計要
素として外形寸法の設計要素は、当該締付けボルト取り
付け用の設計要素を示す図面コード(例えば、CCB−
T)の付された1つの図面上に設計要素として図7の
(A)〜(J)に示す如く、締付けボルト10に合わせ
て径の大きさ・長さ別に設計図面の形で予めCADに記
憶されている。この図7において設計要素毎に設定され
た記号は、外径寸法を特定した設計要素を示しており、
『CCB−T3−5』を例にとると、『CCB−T』は
締付けボルトの設計要素の種類を示し、『3−5』は設
計要素に嵌め込まれる径が3mm、長さが5mmの締付けボ
ルト10が嵌め込めるザグリ加工を行うことを示してい
る。
【0052】そこで、樹脂モールド金型を設計する場
合、樹脂モールドによって製造する製品を実際に成形す
る入れ子の寸法形状を特定する。この入れ子の寸法形状
が特定されると、この入れ子を取り付ける樹脂モールド
金型のモールドベース1にザグリ方式を用いるか、スペ
ーサ方式を用いるかモールドベース1のタイプ(第5の
実施の形態では、ザグリ方式)を決定し、モールドベー
ス1の大きさ・寸法を決める。この特定されたタイプ・
サイズに基づいて予め設計して記憶してある複数の基本
構造の設計データの中から図面コードを指定して設定し
たタイプ・サイズに合った図1〜図4に示される基本構
造設計図をディスプレイ上に読み出す。しかる後、予め
外径寸法を設計してある入れ子をモールドベース1の組
み込む位置に嵌め込んで記入する。
【0053】このディスプレイ上に読み出したモールド
ベース1の基本構造には、予め設計して記憶する基本構
造設計図の中にモールドベース1の外径寸法、モールド
ベース1の基本構造に予め設計され組み込まれたモール
ドベース1を構成するために基本的に必要とする最適の
部品とその設計要素の各種寸法を予め記載しておいて、
モールドベース1の基本構造をディスプレイ上に読み出
したときにモールドベース1の外径寸法、モールドベー
ス1の基本構造に予め設計され組み込まれている部品と
その設計要素の各種寸法がモールドベース1の基本構造
の読み出しと同時にディスプレイ上に表示されるように
することができる。また、予め設計して記憶する基本構
造設計図の中にモールドベース1の外径寸法、モールド
ベース1の基本構造に予め設計され組み込まれたモール
ドベース1を構成するために基本的に必要とする最適の
部品とその設計要素の各種寸法を予め記載しておかない
で、モールドベース1の基本構造の外径寸法とディスプ
レイ上のスケールとを対応させて、ディスプレイ上に表
示させ、ディスプレイ上に作図された基本構造設計図か
ら演算装置(例えば、CPU)で演算することによって
基本構造の外径寸法、基本構造に組み込まれた基本的に
必要な部品とその設計要素の各種寸法を表示するように
することもできる。
【0054】この基本構造の外径寸法、基本構造に組み
込まれた基本的に必要な部品とその設計要素の各種寸法
の表示に関しては、いずれの手法を用いることもでき
が、基本的には、基本構造に必要な部品とその設計要素
を組み込んだ形で基本構造設計図として予め設計され、
基本構造設計図毎に図面コードを指定してCADに記憶
されている複数の基本構造の設計データの中から特定の
基本構造をディスプレイ上に読み出した場合の基本構造
の外径寸法と、基本構造に組み込まれた基本的に必要な
部品及びその設計要素のサイズは、ディスプレイに読み
出したときに表示されるようにし、基本構造の外径寸
法、基本構造に組み込まれた部品とその設計要素の各部
寸法をディスプレイ上で変更した場合は、ディスプレイ
上に作図された基本構造設計図から演算装置(例えば、
CPU)で演算することによって変更した基本構造の外
径寸法、変更した基本構造に組み込まれた基本的に必要
な部品とその設計要素の各種寸法を表示するようにする
のが最適である。この変更した基本構造の外径寸法、変
更した基本構造に組み込まれた基本的に必要な部品とそ
の設計要素の各種寸法の表示は、ディスプレイ上で設計
図としての作図が終了した段階で、各寸法を演算装置に
よって演算した後に自動的に記入するようにするのが便
利である。
【0055】このように選定したモールドベース1の基
本構造には、図1〜図4に示す如く基本的に必要とする
最適の部品及びその設計要素(図中の符号2〜19)が
組み込まれた形で示される。このモールドベース1の基
本構造に予め設計され組み込まれたモールドベース1を
構成するために基本的に必要とする最適の部品とその設
計要素の設計は、特定した名称の呼び出し又は選択をす
ることによって行われる。
【0056】この部品コード、設計要素コードを指定す
ることによって各部品コード、各設計要素に判っている
寸法を設計図上に記入するか、部品コード、設計要素を
指定することによってディスプレイに表されている設計
図上には、指定した各部品及び各設計要素に対応する寸
法が自動的に表示される。また、これらモールドベース
1の基本構造に予め設計され組み込まれたモールドベー
ス1を構成するために基本的に必要とする最適の部品の
寸法が当初の寸法と異なる、すなわち、モールドベース
1の基本構造に設計変更を要する場合は、ディスプレイ
上で作図変更を行うことができ、ディスプレイ上で作図
を変更した場合には、スケール等で設計図の寸法を測定
して記入することもできる。このようにしてモールドベ
ース1の基本構造に予め設計され組み込まれたモールド
ベース1を構成するために基本的に必要とする最適の部
品とその設計要素の設計を完了する。また、モールドベ
ース1の基本構造、モールドベース1の基本構造に予め
設計され組み込まれたモールドベース1を構成するため
に基本的に必要とする最適の部品、設計要素に設計変更
を要する場合は、ディスプレイ上で作図変更を行い、こ
の変更したモールドベース1の基本構造、部品、設計要
素の寸法が、演算装置によって自動演算され、ディスプ
レイに表されている設計図上に自動的に表示される。
【0057】しかし、この予め設計されたモールドベー
ス1の基本構造に組み込まれた基本的に必要とする最適
の部品とその設計要素を設計しただけで、樹脂モールド
金型の設計が完了するわけではない。このモールドベー
ス1に嵌め込む入れ子(図示していない)の取り付けの
ための設計要素、パーティング面と異なる方向で引き離
す(成形品を取り出す)ときのアンギュラピンの取り付
け等、入れ子との関係で必要となる部品をモールドベー
ス1の基本構造の中に書き込み設計することになる。こ
のモールドベース1の基本構造の中に書き込まれる樹脂
モールド金型の設計で必要な部品とその設計要素の設計
は、特定した名称の呼び出し又は選択をし、モールドベ
ース1の基本構造を示すディスプレイ上の設計図面の中
に書き込むことによって樹脂モールド金型の設計が完了
する。この予め記憶されている部品データ、設計要素デ
ータの中から選択し、ディスプレイ上の設計図面の中に
書き込むとモールドベース1の基本構造における各部
品、各設計要素の適、不適が明確になる。
【0058】したがって、本実施の形態によれば、CA
Dに予め記憶されている複数の基本構造の中から設計す
るモールドベースの大きさ・寸法に合った基本構造を読
み出して、樹脂モールド金型のモールドベースで必要な
全ての部品と設計要素を特定した名称の指定というよう
な簡単な方法で容易に樹脂モールド金型の設計を行うこ
とができる。また、本実施の形態によれば、基本構造を
変更したり、一旦設定した部品とその設計要素を変更す
る必要が生じた場合には、設計者がディスプレイ上に表
示されている設計図面を見ながら、ディスプレイに表示
されている設計図面上で主型基本構造の外径形状、部品
とその設計要素の外径形状に変更を加えるだけで、主型
基本構造、部品とその設計要素の設計変更を行えるた
め、設計者が自らが設計図面を目で見ながら自由にしか
も正確に、かつ簡単に設計変更を行うことができ、変更
後の寸法を実寸で捕らえるのを容易にすることができ
る。また、本実施の形態によれば、樹脂モールド金型の
モールドベースで一旦設計した後に、部品の変更を行う
場合、CADのディスプレイ上の設計図面から変更する
部品のみを消去して設計要素を設計図面上に残すことも
できるので、設計し直しをする際に、改めて設計要素の
設計を行わなくて済み設計手順の手間を省くことがで
き、短時間で樹脂モールド金型の設計を行うことができ
る。
【0059】《第6の実施の形態》樹脂モールド金型設
計システムを用いた樹脂モールド金型の製作方法は、設
計する樹脂モールド金型のモールドベースのタイプ(例
えば、ザグリ方式)を特定し、この特定されたタイプに
ついて予め設計され図1〜図4に示す如き設計図面とし
て示された基本構造を選定し、この選定した設計図面上
にモールドベースの外形寸法、モールドベースの基本構
造に予め組み込まれている基本的に必要な部品とその設
計要素についての部品コード、設計要素の指定を行い、
その他に必要とする部品とその設計要素を予め記憶され
ている部品データ、設計要素データの中から選択してデ
ィスプレイ上の設計図面の中に書き込むことによって、
樹脂モールド金型の設計を完了させた設計図を基に樹脂
モールド金型を製作するものである。したがって、本実
施の形態によれば、簡単に、樹脂モールド金型の設計変
更、必要な部品のサイズ変更とその設計要素の変更を設
計上必要な部品とその設計要素を落とすことなく、部品
製品カタログ上の部品コードを示して設計した設計図面
を基に簡単に樹脂モールド金型を製作することができ
る。
【0060】《第7の実施の形態》樹脂モールド金型設
計システムを用いた樹脂モールド金型の製作方法は、C
ADを用いて、設計する樹脂モールド金型がザグリ方式
か、スペーサ方式を決定し、入れ子の寸法形状を特定
し、モールドベースの寸法形状が決まると、特定された
モールドベースのタイプ・サイズに基づいて予めCAD
に記憶されている複数の基本構造の設計データの中から
設定した外形寸法が予め記載されている基本構造をディ
スプレイ上に読み出し、基本構造に予め組み込まれてい
るモールドベースに基本的に必要とする最適の部品とそ
の設計要素の設計を、特定した名称の呼び出し又は選択
をして、該部品コードと設計要素を設計図面上に記入す
ると共に、樹脂モールド金型の設計で必要な取り付け部
品とその設計要素を予め記憶されている部品データ、設
計要素データの中から特定した名称を指定して、該部品
コードと設計要素を設計図面上に記入して設計する樹脂
モールド金型設計システムを用いて作図した設計図に基
づいて樹脂モールド金型を製作するようにしたものであ
る。また、樹脂モールド金型設計システムを用いた樹脂
モールド金型の製作方法は、CADを用いて、設計する
樹脂モールド金型のタイプ(ザグリ方式か、スペーサ方
式か)を決定し、入れ子の寸法形状を特定して、モール
ドベースの寸法形状を決定し、特定されたモールドベー
スのタイプ・サイズに基づいて予めCADに記憶されて
いる複数の基本構造の設計データの中から特定した基本
構造をディスプレイ上に読み出し、基本構造に予め組み
込まれているモールドベースに基本的に必要とする最適
の部品とその設計要素の設計を、特定した名称を指定し
て行うと共に、モールドベースの外形寸法、部品とその
設計要素の外形寸法の変更をディスプレイ上で行って演
算装置でモールドベースの寸法、部品とその設計要素の
寸法を自動的に追随して設計される樹脂モールド金型設
計システムを用いて作図した設計図に基づいて樹脂モー
ルド金型を製作するようにしたものである。したがっ
て、本実施の形態によれば、簡単に、樹脂モールド金型
の設計変更、必要な部品のサイズ変更とその設計要素の
変更を設計上必要な部品とその設計要素を落とすことな
く、部品製品カタログ上の部品コードを示して設計した
設計図面を基に簡単に樹脂モールド金型を製作すること
ができる。
【0061】《第8の実施の形態》本実施の形態は、ダ
イカスト用金型設計システムの実施の形態に関するもの
である。ダイカスト用金型の設計に当たっては、まず、
ダイカスト法によって製造する製品を実際に成形する入
れ子の寸法形状を特定する。この入れ子の寸法形状が特
定されると、この入れ子を取り付けるモールドベース1
にザグリ方式を用いるか、スペーサ方式を用いるかを決
定し(第8の実施の形態では、ザグリ方式)、モールド
ベース1の大きさ・寸法が決まる。このモールドベース
1の大きさ・寸法が決まった段階でダイカスト用金型の
設計が開始される。
【0062】ダイカスト用金型のモールドベース1の設
計においては、ダイカスト用金型のモールドベース1に
設計上必要な部品及びその設計要素(図中の符号2〜1
9)を組み込んで予め設計されたモールドベース1の基
本構造について、モールドベース1の外形寸法を設定
し、モールドベース1の外形の設計を行う。モールドベ
ース1の外形の設計を行うとモールドベース1の基本構
造に予め組み込まれている設計上基本的に必要な部品と
その設計要素について設計を行う。このモールドベース
1の基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必
要な部品については、使用されるあらゆる外形寸法の部
品が1つの部品データとして設計図面の形で予め用意さ
れている。このような部品データは、モールドベース1
の基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必要
な部品について、さらには、ダイカスト用金型のモール
ドベースを設計する上で必要とされる全ての部品につい
ても設計図面の形で予め用意されている。この部品デー
タにおいては、この部品が取り付けられる相手寸法を予
め用意されており、各設計されている部品がカタログ製
品として存在する場合は、各部品毎にその製品コードが
付されている。
【0063】例えば、モールドベース1の基本構造に予
め組み込まれている設計上基本的に必要な部品として締
付けボルト10を例にとると、締付けボルト10につい
て、同じ基本形状を有し小さい寸法のものから大きな寸
法のものまで、使用されるあらゆる外形寸法の部品を1
つの図面上に表した部品データとして図6の(A)〜
(J)に示す如く、ボルト10の径の大きさ・長さ別に
設計図面の形で予め用意されている。図6において部品
毎に書かれた記号は製品コードを示しており、例えば、
『CCB3−5』は、『CCB』が締付けボルトの種
類、『3−5』が径(3mm)と長さ(5mm)を示してい
る。
【0064】そこで、ダイカスト用金型を設計する場
合、まず、予め設計されたモールドベースの基本構造に
組み込まれた基本的に必要とする最適の部品とその設計
要素について、部品の設計では、部品コード(例えば、
CCB12−30)を指定することによって設計する。
この予め設計されたモールドベースの基本構造に組み込
まれた基本的に必要とする最適の部品とその設計要素を
設計しただけでダイカスト用金型の設計は完了するわけ
ではない。このモールドベース1に嵌め込む入れ子(図
示していない)の取り付けのための設計要素、パーティ
ング面と異なる方向で引き離す(成形品を取り出す)と
きのアンギュラピンの取り付け等、入れ子との関係で必
要となる部品をモールドベース1の基本構造の中に書き
込み設計することになる。このモールドベース1の基本
構造の中に書き込まれるダイカスト用金型の設計で必要
な部品とその設計要素は、その都度モールドベース1の
基本構造の中に書き込まれる部品に合わせて設計者が設
計図面上に書き込むことによってダイカスト用金型の設
計が完了する。したがって、本実施の形態によれば、ダ
イカスト用金型の設計を、誰にでも簡単に、ダイカスト
用金型の設計上必要な部品とその設計要素を落とすこと
なく、部品区分を設定するだけで主要な部品の設計を行
え、他のダイカスト用金型の設計に必要な部品の取り付
け設計も容易に行うことができる。
【0065】《第9の実施の形態》ダイカスト用金型の
設計に当たっては、まず、ダイカスト法によって製造す
る製品を実際に成形する入れ子の寸法形状を特定する。
この入れ子の寸法形状が特定されると、この入れ子を取
り付けるモールドベース1にザグリ方式を用いるか、ス
ペーサ方式を用いるかを決定し(第9の実施の形態で
は、ザグリ方式)、モールドベース1の大きさ・寸法が
決まる。このモールドベース1の大きさ・寸法が決まっ
た段階でダイカスト用金型の設計が開始される。
【0066】ダイカスト用金型のモールドベース1の設
計においては、ダイカスト用金型のモールドベース1に
設計上必要な部品とその設計要素(図中の符号2〜1
9)を組み込んで予め設計されたモールドベース1の基
本構造について、モールドベース1の外形寸法を設定
し、モールドベース1の外形の設計を行う。モールドベ
ース1の外形の設計を行うとモールドベース1の基本構
造に予め組み込まれている設計上基本的に必要な部品と
その設計要素について設計を行う。この予め設計された
モールドベース1の基本構造に組み込まれた必要な部品
については、特定の部品毎に使用されるあらゆる外形寸
法の部品を1つの図面上に表した部品データとして、ま
た、予め設計されたモールドベース1の基本構造に組み
込まれた設計要素については、特定の設計要素毎に使用
されるあらゆる外形寸法の設計要素を1つの図面上に表
した設計要素データとして、それぞれ設計図面の形で用
意されている。このような部品データは、モールドベー
ス1の基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に
必要な部品について部品毎に対応させた図面コードを付
して、さらには、設計上基本的に必要な部品以外のダイ
カスト用金型のモールドベース1を設計する上で必要と
される全ての部品についても部品毎に対応させた図面コ
ードを付して設計図面の形で予め用意されている。ま
た、このような設計要素は、モールドベース1の基本構
造に予め組み込まれている設計上基本的に必要な設計要
素について設計要素毎に対応させた特定した名称区分を
付して、さらには、設計上基本的に必要な設計要素以外
のダイカスト用金型のモールドベース1を設計する上で
必要とされる全ての設計要素についても設計要素毎に対
応させた図面区分コードを付して設計図面の形で予め用
意されている。
【0067】そして、この部品データにおいては、各設
計されている部品がカタログ製品として存在する場合
は、各部品毎にその部品コードが付されており、設計要
素においては、各設計要素毎にその設計要素区分が付さ
れている。例えば、モールドベース1の基本構造に予め
組み込まれている設計上基本的に必要な部品として締付
けボルト10を例にとると、締付けボルト10について
使用されるあらゆる外形寸法の部品は、当該締付けボル
トを示す図面コード(例えば、CCB)の付された1つ
の図面上に部品データとして図6の(A)〜(J)に示
す如く、ボルト10の径の大きさ・長さ別に設計図面の
形で予め用意されている。図6において部品毎に書かれ
た記号は外径寸法を特定した部品を示す部品コードを示
しており、例えば、『CCB3−5』は、『CCB』が
締付けボルトの種類、『3−5』が径(3mm)と長さ
(5mm)を示している。この締付けボルト10を取り付
けるための設計要素として外形寸法の設計要素は、当該
締付けボルト取り付け用の設計要素を示す図面コード
(例えば、CCB−T)の付された1つの図面上に設計
要素として図7の(A)〜(J)に示す如く、締付けボ
ルト10に合わせて径の大きさ・長さ別に設計図面の形
で予め用意されている。この図7において設計要素毎に
書かれた記号は外径寸法を特定した設計要素を示してお
り、『CCB−T3−5』を例にとると、『CCB−
T』は締付けボルトの設計要素の種類を示し、『3−
5』は設計要素に嵌め込まれる径が3mm、長さが5mmの
締付けボルト10が嵌め込めるザグリ加工を行うことを
示している。
【0068】そこで、ダイカスト用金型を設計する場
合、まず、予め設計されたモールドベースの基本構造の
外形寸法を特定する。すると、この外形寸法を特定した
モールドベースの基本構造には、基本的に必要とする部
品とその設計要素が組み込まれた形で示される。このモ
ールドベースの基本構造に予め設計されたモールドベー
スの基本構造に組み込まれた基本的に必要とする最適の
部品とその設計要素については、部品の設計が部品コー
ド(例えば、CCB3−5)を指定することによって、
設計要素(例えば、CCB−T3−5)を指定すること
によって行われる。しかし、この予め設計されたモール
ドベース1の基本構造に組み込まれた基本的に必要とす
る最適の部品とその設計要素を設計しただけで、ダイカ
スト用金型の設計が完了するわけではない。このモール
ドベース1に嵌め込む入れ子(図示していない)の取り
付けのための設計要素、パーティング面と異なる方向で
引き離す(成形品を取り出す)ときのアンギュラピンの
取り付け等、入れ子との関係で必要となる部品をモール
ドベース1の基本構造の中に書き込み設計することにな
る。このモールドベース1の基本構造の中に書き込まれ
るダイカスト用金型の設計で必要な部品とその設計要素
の設計は、その都度モールドベース1の基本構造の中に
部品コードと設計要素を設計者が設計図面上に書き込む
ことによってダイカスト用金型の設計が完了する。した
がって、本実施の形態によれば、ダイカスト用金型の設
計を、誰にでも簡単に、ダイカスト用金型の設計上必要
な部品とその設計要素を落とすことなく、部品区分及び
設計要素を設定するだけで主要な部品とその設計要素の
設計を行え、他のダイカスト用金型の設計に必要な部品
とその設計要素の取り付け設計も容易に行うことができ
る。
【0069】《第10の実施の形態》ダイカスト用金型
の設計に当たっては、まず、ダイカスト法によって製造
する製品を実際に成形する入れ子の寸法形状を特定す
る。この入れ子の寸法形状が特定されると、この入れ子
を取り付けるモールドベース1にザグリ方式を用いる
か、スペーサ方式を用いるかを決定し(第10の実施の
形態では、ザグリ方式)、モールドベース1の大きさ・
寸法が決まる。このモールドベース1の大きさ・寸法が
決まった段階でダイカスト用金型の設計が開始される。
【0070】ダイカスト用金型のモールドベース1の設
計においては、モールドベース1の設計上基本的に必要
な部品とその設計要素(図中の符号2〜19)を組み込
んだ形で、モールドベース1の外形寸法に対応じて、複
数の基本構造が予め設計され、基本設計図として各基本
構造毎に図面コードを付して基本構造データとして設計
図面の形で予め用意されている。また、この予め設計さ
れた基本構造データに組み込まれた必要な部品について
は、特定の部品毎に使用されるあらゆる外形寸法の部品
を1つの図面上に表した部品データとして、また、予め
設計されたモールドベース1の基本構造に組み込まれた
設計要素については、特定の設計要素毎に使用されるあ
らゆる外形寸法の設計要素を1つの図面上に表した設計
要素として、それぞれ設計図面の形で用意されている。
このような部品データは、モールドベース1の基本構造
に予め組み込まれている設計上基本的に必要な部品につ
いて部品毎に対応させた図面コードを付して、さらに
は、設計上基本的に必要な部品以外のダイカスト用金型
のモールドベース1を設計する上で必要とされる全ての
部品についても部品毎に対応させた図面コードを付して
設計図面の形で予め用意されている。また、このような
設計要素は、モールドベース1の基本構造に予め組み込
まれている設計上基本的に必要な設計要素について設計
要素毎に対応させた図面コードを付して、さらには、設
計上基本的に必要な設計要素以外のダイカスト用金型の
モールドベース1を設計する上で必要とされる全ての設
計要素についても設計要素毎に対応させた図面コードを
付して設計図面の形で予め用意されている。この部品デ
ータにおいては、各設計されている部品がカタログ製品
として存在する場合は、各部品毎にその部品コードが付
されており、設計要素においては、各設計要素毎にその
設計要素区分コードが付されている。
【0071】例えば、モールドベース1の基本構造に予
め組み込まれている設計上基本的に必要な部品として締
付けボルト10を例にとると、締付けボルト10につい
て使用されるあらゆる外形寸法の部品は、当該締付けボ
ルトを示す図面コード(例えば、CCB)の付された1
つの図面上に部品データとして図6の(A)〜(J)に
示す如く、ボルト10の径の大きさ・長さ別に設計図面
の形で予め用意されている。図6において部品毎に書か
れた記号は、外径寸法を特定した部品を示す部品コード
を示しており、例えば、『CCB3−5』は、『CC
B』が締付けボルトの種類、『3−5』が径(3mm)と
長さ(5mm)を示している。この締付けボルト10を取
り付けるための設計要素として外形寸法の設計要素は、
当該締付けボルト取り付け用の設計要素を示す図面コー
ド(例えば、CCB−T)の付された1つの図面上に設
計要素として図7の(A)〜(J)に示す如く、締付け
ボルト10に合わせて径の大きさ・長さ別に設計図面の
形で予め用意されている。この図7において設計要素毎
に書かれた記号は、外径寸法を特定した設計要素を示し
ており、『CCB−T3−5』を例にとると、『CCB
−T』は締付けボルトの設計要素の種類を示し、『3−
5』は設計要素に嵌め込まれる径が3mm、長さが5mmの
締付けボルト10が嵌め込めるザグリ加工を行うことを
示している。
【0072】そこで、ダイカスト用金型を設計する場
合、まず、予め設計された複数の基本構造の設計データ
の中から、設計するダイカスト用金型の主型の外形寸法
に基づいて1つの基本構造を特定する。すると、この選
定した基本構造には、基本的に必要とする最適の部品と
その設計要素が組み込まれた形で示される。この基本構
造に予め設計された基本構造に組み込まれた基本的に必
要とする最適の部品とその設計要素については、部品の
設計が部品コード(例えば、CCB3−5)を指定する
ことによって、設計要素(例えば、CCB−T3−5)
を指定することによって行われる。しかし、この予め設
計された基本構造に組み込まれた基本的に必要とする最
適の部品とその設計要素を設計しただけで、ダイカスト
用金型の設計が完了するわけではない。このモールドベ
ース1に嵌め込む入れ子(図示していない)の取り付け
のための設計要素、パーティング面と異なる方向で引き
離す(成形品を取り出す)ときのアンギュラピンの取り
付け等、入れ子との関係で必要となる部品をモールドベ
ース1の基本構造の中に書き込み設計することになる。
このモールドベース1の基本構造の中に書き込まれるダ
イカスト用金型の設計で必要な部品とその設計要素は、
その都度モールドベース1の基本構造の中に部品コード
と設計要素コードを設計者が設計図面上に書き込むこと
によってダイカスト用金型の設計が完了する。したがっ
て、本実施の形態によれば、ダイカスト用金型の設計
を、誰にでも簡単に、ダイカスト用金型の設計上必要な
部品とその設計要素を落とすことなく、特定した名称の
呼び出し又は選択をするだけで主要な部品の寸法設計が
簡単にでき、他のダイカスト用金型の設計に必要な部品
の取り付け設計も特定した名称の呼び出し又は選択をす
るだけで容易に行うことができる。
【0073】《第11の実施の形態》ダイカスト用金型
の設計に当たっては、まず、ダイカスト法によって製造
する製品を実際に成形する入れ子の寸法形状を特定す
る。この入れ子の寸法形状が特定されると、この入れ子
を取り付けるモールドベース1にザグリ方式を用いる
か、スペーサ方式を用いるかを決定し(第11の実施の
形態では、ザグリ方式)、モールドベース1の大きさ・
寸法が決まる。このモールドベース1の大きさ・寸法が
決まった段階でダイカスト用金型の設計が開始される。
【0074】ダイカスト用金型のモールドベース1の設
計においては、モールドベース1の設計上基本的に必要
な部品とその設計要素(図中の符号2〜19)を組み込
んだ形で、基本構造が予め設計され、基本設計図として
各基本構造毎に図面コードを付して基本構造データとし
て設計図面の形で予めRAM等に記憶されている。この
予め設計されている設計上基本的に必要な部品とその設
計要素を組み込んだ基本構造データは、CPU等の演算
装置によって自由に外径寸法の変更加工ができるように
なっている。また、この予め設計された基本構造に組み
込まれた必要な部品については、特定の部品毎に使用さ
れるあらゆる外形寸法の部品を1つの図面上に表した部
品データとして、また、予め設計されたモールドベース
1の基本構造に組み込まれた設計要素については、特定
の設計要素毎に使用されるあらゆる外形寸法の設計要素
を1つの図面上に表した設計要素データとして、それぞ
れ設計図面の形で各図面毎に図面コードを特定して予め
RAM等に記憶されている。
【0075】このような部品データは、モールドベース
1の基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必
要な部品について部品毎に対応させた図面コードを付し
て、さらには、設計上基本的に必要な部品以外のダイカ
スト用金型のモールドベース1を設計する上で必要とさ
れる全ての部品についても部品毎に対応させた図面コー
ドを付して設計図面の形で予めRAM等に記憶されてい
る。また、このような設計要素は、モールドベース1の
基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必要な
設計要素について設計要素毎に対応させた図面コードを
付して、さらには、設計上基本的に必要な設計要素以外
のダイカスト用金型のモールドベース1を設計する上で
必要とされる全ての設計要素についても設計要素毎に対
応させた図面コードを付して設計図面の形で予めRAM
等に記憶されている。この部品データにおいては、各設
計されている部品がカタログ製品として存在する場合
は、各部品毎にその部品コードが属性化されており、設
計要素データにおいては、各設計要素毎にその設計要素
コードが付され、この設計要素コードによって属性化さ
れている。これらの部品データに示される部品、設計要
素は、CPU等の演算装置によって取り出してモールド
ベース1の基本構造に組み込むことが可能となってい
る。また、この基本構造に組み込んだ部品、設計要素
は、CPU等の演算装置によって自由に外径寸法の変更
加工を行うことができるようになっている。
【0076】したがって、モールドベース1の基本構造
データを示す図面コードから特定の基本構造を示す図面
コードを特定してモールドベース1の基本構造を読み出
す(図1〜図4)と、この読み出された図1〜図4に示
されるモールドベース1の基本構造には、予め理想とす
る設計上基本的に必要な部品とその設計要素が組み入れ
られている。例えば、モールドベース1の基本構造に予
め組み込まれている設計上基本的に必要な部品として締
付けボルト10を例にとると、締付けボルト10につい
て使用されるあらゆる外形寸法の部品は、当該締付けボ
ルトを示す図面コード(例えば、CCB)の付された1
つの図面上に部品データとして図6の(A)〜(J)に
示す如く、ボルト10の径の大きさ・長さ別に設計図面
の形で予めRAM等に記憶されている。図6において部
品毎に設定されている記号は、外径寸法を特定した部品
を示す部品コードを示しており、例えば、『CCB3−
5』は、『CCB』が締付けボルトの種類、『3−5』
が径(3mm)と長さ(5mm)を示している。この締付け
ボルト10を取り付けるための設計要素として外形寸法
の設計要素は、当該締付けボルト取り付け用の設計要素
を示す図面コード(例えば、CCB−T)の付された1
つの図面上に設計要素として図7の(A)〜(J)に示
す如く、締付けボルト10に合わせて径の大きさ・長さ
別に設計図面の形で予めRAM等に記憶されている。こ
の図7において設計要素毎に設定された記号は、外径寸
法を特定した設計要素を示しており、『CCB−T3−
5』を例にとると、『CCB−T』は締付けボルトの設
計要素の種類を示し、『3−5』は設計要素に嵌め込ま
れる径が3mm、長さが5mmの締付けボルト10が嵌め込
めるザグリ加工を行うことを示している。
【0077】そこで、ダイカスト用金型を設計する場
合、まず、設計するダイカスト用金型のモールドベース
1のタイプ(第11の実施の形態では、ザグリ方式)を
特定し、この特定されたタイプについて予め記憶されて
いる基本構造の基本構造データの中から図面コードを指
定して図1〜図4に示される基本構造設計図をディスプ
レイ上に読み出す。しかる後、入れ子の寸法形状に基づ
いて外形寸法を決定し、この入れ子の外形寸法をディス
プレイ上に読み出したモールドベース1に記入する。こ
の選定したモールドベース1の基本構造には、図1〜図
4に示す如く基本的に必要とする最適の部品及びその設
計要素(図中の符号2〜19)が組み込まれた形で示さ
れる。このモールドベース1の基本構造に予め設計され
組み込まれたモールドベース1を構成するために基本的
に必要とする最適の部品とその設計要素の設計は、特定
した名称の呼び出し又は選択をすることによって行われ
る。
【0078】ディスプレイに表されている設計図上に
は、指定した各部品及び各設計要素に対応する寸法でそ
の図が自動的に表示される。また、これらモールドベー
ス1の基本構造に予め設計され組み込まれたモールドベ
ース1を構成するために基本的に必要とする最適の部品
の寸法が当初の寸法と異なる、すなわち、モールドベー
ス1の基本構造に設計変更を要する場合は、ディスプレ
イ上で作図変更を行うことができ、ディスプレイ上で作
図を変更した場合には、スケール等で設計図の寸法を測
定して記入することもできる。また、モールドベース1
の基本構造、モールドベース1の基本構造に予め設計さ
れ組み込まれたモールドベース1を構成するために基本
的に必要とする最適の部品、設計要素に設計変更を要す
る場合は、ディスプレイ上で作図変更を行い、この変更
したモールドベース1の基本構造、部品、設計要素の寸
法が、演算装置によって自動演算され、ディスプレイに
表されている設計図上に自動的に表示される。
【0079】しかし、この予め設計されたモールドベー
ス1の基本構造に組み込まれた基本的に必要とする最適
の部品とその設計要素を設計しただけで、ダイカスト用
金型の設計が完了するわけではない。このモールドベー
ス1に嵌め込む入れ子(図示していない)の取り付けの
ための設計要素、パーティング面と異なる方向で引き離
す(成形品を取り出す)ときのアンギュラピンの取り付
け等、入れ子との関係で必要となる部品をモールドベー
ス1の基本構造の中に書き込み設計することになる。こ
のモールドベース1の基本構造の中に書き込まれるダイ
カスト用金型の設計で必要な部品とその設計要素の設計
は、部品の場合、予め記憶されている部品データの中か
ら選択し、モールドベース1の基本構造を示すディスプ
レイ上の設計図面の中に書き込むことによって、設計要
素の場合、予め記憶されている設計要素データの中から
選択し、モールドベース1の基本構造を示すディスプレ
イ上の設計図面の中に書き込むことによってダイカスト
用金型の設計が完了する。この予め記憶されている部品
データ、設計要素データの中から選択し、ディスプレイ
上の設計図面の中に書き込むとモールドベース1の基本
構造における各部品、各設計要素の適、不適が明確にな
る。
【0080】したがって、本実施の形態によれば、ダイ
カスト用金型の設計を、誰にでも簡単に、ダイカスト用
金型の設計上必要な部品とその設計要素を落とすことな
く、特定した名称の呼び出し又は選択をするだけで主要
な部品とその設計要素の寸法設計が簡単にでき、他のダ
イカスト用金型の設計に必要な部品の取り付け設計も特
定した名称の呼び出し又は選択をするだけで容易に行う
ことができる。また、本実施の形態によれば、ダイカス
ト用金型のモールドベースで一旦設計した後に、部品の
変更を行う場合、ディスプレイ上の設計図面から変更す
る部品のみを消去して設計要素を残すこともできるの
で、設計し直しをする際、設計要素の設計をする手間を
省くことができ、スピーディにダイカスト用金型の設計
を行うことができる。
【0081】《第12の実施の形態》ダイカスト用金型
の設計においては、CAD(Computer Aided Desig
n )を用いて行う。このCADを用いたダイカスト用金
型の設計に当たっては、まず、ダイカスト法によって製
造する製品を実際に成形する入れ子の寸法形状を特定す
る。この入れ子の寸法形状が特定されると、この入れ子
を取り付けるモールドベース1にザグリ方式を用いる
か、スペーサ方式を用いるかを決定し(第12の実施の
形態では、ザグリ方式)、モールドベース1の大きさ・
寸法が決まる。このモールドベース1の大きさ・寸法が
決まった段階でダイカスト用金型の設計が開始される。
【0082】ダイカスト用金型のモールドベース1の設
計においては、モールドベース1の設計上基本的に必要
な部品とその設計要素(図中の符号2〜19)を組み込
んだ形で、基本構造がモールドベース1の外形寸法に対
応して予め複数設計され、モールドベース1の基本構造
データとして、設計図面(基本設計図)の形で各基本構
造データ毎に図面コードを付して複数予めCADに記憶
されている。この外形寸法に対応した基本構造に組み込
まれる設計上基本的に必要な部品とその設計要素は、そ
れぞれ基本構造の外形寸法に最適なサイズの部品とその
設計要素が設計されている。また、この予め設計された
基本構造に組み込まれている必要な部品については特定
の部品毎に、当該基本構造に使用されるあらゆる外形寸
法の部品を1つの図面上に表した部品データとして、ま
た、予め設計されたモールドベース1の基本構造に組み
込まれた設計要素については特定の設計要素毎に、当該
基本構造に使用されるあらゆる外形寸法の設計要素を1
つの図面上に表した設計要素データとして、それぞれ設
計図面の形で各図面毎に図面コードを指定して予めCA
Dに記憶されている。このような部品データは、モール
ドベース1の基本構造に予め組み込まれている設計上基
本的に必要な部品について部品毎に対応させた図面コー
ドを付して、さらには、設計上基本的に必要な部品以外
のダイカスト用金型のモールドベース1を設計する上で
必要とされる全ての部品についても部品毎に対応させた
図面コードを付して設計図面の形で予め図面コードによ
って指定された図面毎にCADに記憶されている。ま
た、このような設計要素データは、モールドベース1の
基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必要な
設計要素について設計要素毎に対応させた図面コードを
付して、さらには、設計上基本的に必要な設計要素以外
のダイカスト用金型のモールドベース1を設計する上で
必要とされる全ての設計要素についても設計要素毎に対
応させた図面コードを付して設計図面の形で予め図面コ
ードによって指定された図面毎にCADに記憶されてい
る。この部品データにおいては、各設計されている部品
がカタログ製品として存在する場合は、各部品毎に設計
図面と共にその部品コードもCADに属性化されてお
り、設計要素データにおいては、各設計要素毎にその設
計要素コードが付され属性化されている。これらの部品
データに示される部品、設計要素は、CPU等の演算装
置によって取り出してモールドベース1の基本構造に組
み込むことが可能となっている。また、この基本構造に
組み込んだ部品、設計要素は、CPU等の演算装置によ
って自由に外径寸法の変更加工を行うことができるよう
になっている。
【0083】したがって、モールドベース1の基本構造
データを示す図面コードから特定の基本構造を示す図面
コードを特定してモールドベース1の基本構造を読み出
す(図1〜図4)と、この読み出された図1〜図4に示
されるモールドベース1の基本構造には、予め理想とす
る設計上基本的に必要な部品とその設計要素が組み入れ
られている。例えば、特定の外径寸法のモールドベース
1の基本構造に予め組み込まれている設計上基本的に必
要な部品として締付けボルト10を例にとると、締付け
ボルト10について使用されるあらゆる外形寸法の部品
は、当該締付けボルトを示す図面コード(例えば、CC
B)の付された1つの図面上に部品データとして図6の
(A)〜(J)に示す如く、ボルト10の径の大きさ・
長さ別に設計図面の形で予めCADに記憶されている。
図6において部品毎に設定されている記号は、外径寸法
を特定した部品を示す部品コードを示しており、例え
ば、『CCB3−5』は、『CCB』が締付けボルトの
種類、『3−5』が径(3mm)と長さ(5mm)を示して
いる。この締付けボルト10を取り付けるための設計要
素として外形寸法の設計要素は、当該締付けボルト取り
付け用の設計要素を示す図面コード(例えば、CCB−
T)の付された1つの図面上に設計要素として図7の
(A)〜(J)に示す如く、締付けボルト10に合わせ
て径の大きさ・長さ別に設計図面の形で予めCADに記
憶されている。この図7において設計要素毎に設定され
た記号は、外径寸法を特定した設計要素を示しており、
『CCB−T3−5』を例にとると、『CCB−T』は
締付けボルトの設計要素の種類を示し、『3−5』は設
計要素に嵌め込まれる径が3mm、長さが5mmの締付けボ
ルト10が嵌め込めるザグリ加工を行うことを示してい
る。
【0084】そこで、ダイカスト用金型を設計する場
合、樹脂モールドによって製造する製品を実際に成形す
る入れ子の寸法形状を特定する。この入れ子の寸法形状
が特定されると、この入れ子を取り付けるダイカスト用
金型のモールドベース1にザグリ方式を用いるか、スペ
ーサ方式を用いるかモールドベース1のタイプ(第12
の実施の形態では、ザグリ方式)を決定し、モールドベ
ース1の大きさ・寸法を決める。この特定されたタイプ
・サイズに基づいて予め設計して記憶してある複数の基
本構造の設計データの中から図面コードを指定して設定
したタイプ・サイズに合った図1〜図4に示される基本
構造設計図をディスプレイ上に読み出す。しかる後、予
め外径寸法を設計してある入れ子をモールドベース1の
組み込む位置に嵌め込んで記入する。
【0085】このディスプレイ上に読み出したモールド
ベース1の基本構造には、予め設計して記憶する基本構
造設計図の中にモールドベース1の外径寸法、モールド
ベース1の基本構造に予め設計され組み込まれたモール
ドベース1を構成するために基本的に必要とする最適の
部品とその設計要素の各種寸法を予め記載しておいて、
モールドベース1の基本構造をディスプレイ上に読み出
したときにモールドベース1の外径寸法、モールドベー
ス1の基本構造に予め設計され組み込まれている部品と
その設計要素の各種寸法がモールドベース1の基本構造
の読み出しと同時にディスプレイ上に表示されるように
することができる。また、予め設計して記憶する基本構
造設計図の中にモールドベース1の外径寸法、モールド
ベース1の基本構造に予め設計され組み込まれたモール
ドベース1を構成するために基本的に必要とする最適の
部品とその設計要素の各種寸法を予め記載しておかない
で、モールドベース1の基本構造の外径寸法とディスプ
レイ上のスケールとを対応させて、ディスプレイ上に表
示させ、ディスプレイ上に作図された基本構造設計図か
ら演算装置(例えば、CPU)で演算することによって
基本構造の外径寸法、基本構造に組み込まれた基本的に
必要な部品とその設計要素の各種寸法を表示するように
することもできる。
【0086】この基本構造の外径寸法、基本構造に組み
込まれた基本的に必要な部品とその設計要素の各種寸法
の表示に関しては、いずれの手法を用いることもでき
が、基本的には、基本構造に必要な部品とその設計要素
を組み込んだ形で基本構造設計図として予め設計され、
基本構造設計図毎に図面コードを指定してCADに記憶
されている複数の基本構造の設計データの中から特定の
基本構造をディスプレイ上に読み出した場合の基本構造
の外径寸法と、基本構造に組み込まれた基本的に必要な
部品及びその設計要素のサイズは、ディスプレイに読み
出したときに表示されるようにし、基本構造の外径寸
法、基本構造に組み込まれた部品とその設計要素の各種
寸法をディスプレイ上で変更した場合は、ディスプレイ
上に作図された基本構造設計図から演算装置(例えば、
CPU)で演算することによって変更した基本構造の外
径寸法、変更した基本構造に組み込まれた基本的に必要
な部品とその設計要素の各種寸法を表示するようにする
のが最適である。この変更した基本構造の外径寸法、変
更した基本構造に組み込まれた基本的に必要な部品とそ
の設計要素の各種寸法の表示は、ディスプレイ上で設計
図としての作図が終了した段階で、各寸法を演算装置に
よって演算した後に自動的に記入するようにするのが便
利である。
【0087】このように選定したモールドベース1の基
本構造には、図1〜図4に示す如く基本的に必要とする
最適の部品及びその設計要素(図中の符号2〜19)が
組み込まれた形で示される。このモールドベース1の基
本構造に予め設計され組み込まれたモールドベース1を
構成するために基本的に必要とする最適の部品とその設
計要素の設計は、特定した名称の呼び出し又は選択をす
ることによって行われる。
【0088】この部品コード、設計要素コードを指定す
ることによって各部品コード、各設計要素に判っている
寸法を設計図上に記入するか、部品コード、設計要素を
指定することによってディスプレイに表されている設計
図上には、指定した各部品及び各設計要素に対応する寸
法が自動的に表示される。また、これらモールドベース
1の基本構造に予め設計され組み込まれたモールドベー
ス1を構成するために基本的に必要とする最適の部品の
寸法が当初の寸法と異なる、すなわち、モールドベース
1の基本構造に設計変更を要する場合は、ディスプレイ
上で作図変更を行うことができ、ディスプレイ上で作図
を変更した場合には、スケール等で設計図の寸法を測定
して記入することもできる。このようにしてモールドベ
ース1の基本構造に予め設計され組み込まれたモールド
ベース1を構成するために基本的に必要とする最適の部
品とその設計要素の設計を完了する。また、モールドベ
ース1の基本構造、モールドベース1の基本構造に予め
設計され組み込まれたモールドベース1を構成するため
に基本的に必要とする最適の部品、設計要素に設計変更
を要する場合は、ディスプレイ上で作図変更を行い、こ
の変更したモールドベース1の基本構造、部品、設計要
素の寸法が、演算装置によって自動演算され、ディスプ
レイに表されている設計図上に自動的に表示される。
【0089】しかし、この予め設計されたモールドベー
ス1の基本構造に組み込まれた基本的に必要とする最適
の部品とその設計要素を設計しただけで、ダイカスト用
金型の設計が完了するわけではない。このモールドベー
ス1に嵌め込む入れ子(図示していない)の取り付けの
ための設計要素、パーティング面と異なる方向で引き離
す(成形品を取り出す)ときのアンギュラピンの取り付
け等、入れ子との関係で必要となる部品をモールドベー
ス1の基本構造の中に書き込み設計することになる。こ
のモールドベース1の基本構造の中に書き込まれるダイ
カスト用金型の設計で必要な部品とその設計要素の設計
は、特定した名称の呼び出し又は選択をし、モールドベ
ース1の基本構造を示すディスプレイ上の設計図面の中
に書き込むことによってダイカスト用金型の設計が完了
する。この予め記憶されている部品データ、設計要素デ
ータの中から選択し、ディスプレイ上の設計図面の中に
書き込むとモールドベース1の基本構造における各部
品、各設計要素の適、不適が明確になる。
【0090】したがって、本実施の形態によれば、CA
Dに予め記憶されている複数の基本構造の中から設計す
るモールドベースの大きさ・寸法に合った基本構造を読
み出して、ダイカスト用金型のモールドベースで必要な
全ての部品と設計要素を特定した名称の指定というよう
な簡単な方法で容易にダイカスト用金型の設計を行うこ
とができる。また、本実施の形態によれば、基本構造を
変更したり、一旦設定した部品とその設計要素を変更す
る必要が生じた場合には、設計者がディスプレイ上に表
示されている設計図面を見ながら、ディスプレイに表示
されている設計図面上で主型基本構造の外径形状、部品
とその設計要素の外径形状に変更を加えるだけで、主型
基本構造、部品とその設計要素の設計変更を行えるた
め、設計者が自らが設計図面を目で見ながら自由にしか
も正確に、かつ簡単に設計変更を行うことができ、変更
後の寸法を実寸で捕らえるのを容易にすることができ
る。また、本実施の形態によれば、ダイカスト用金型の
モールドベースで一旦設計した後に、部品の変更を行う
場合、CADのディスプレイ上の設計図面から変更する
部品のみを消去して設計要素を設計図面上に残すことも
できるので、設計し直しをする際に、改めて設計要素の
設計を行わなくて済み設計手順の手間を省くことがで
き、短時間でダイカスト用金型の設計を行うことができ
る。
【0091】《第13の実施の形態》ダイカスト用金型
設計システムを用いたダイカスト用金型の製作方法は、
設計するダイカスト用金型のモールドベースのタイプ
(例えば、ザグリ方式)を特定し、この特定されたタイ
プについて予め設計され図1〜図4に示す如き設計図面
として示された基本構造を選定し、この選定した設計図
面上にモールドベースの外形寸法、モールドベースの基
本構造に予め組み込まれている基本的に必要な部品とそ
の設計要素についての部品コード、設計要素の指定を行
い、その他に必要とする部品とその設計要素を予め記憶
されている部品データ、設計要素データの中から選択し
てディスプレイ上の設計図面の中に書き込むことによっ
て、ダイカスト用金型の設計を完了させた設計図を基に
ダイカスト用金型を製作するものである。したがって、
本実施の形態によれば、簡単に、ダイカスト用金型の設
計変更、必要な部品のサイズ変更とその設計要素の変更
を設計上必要な部品とその設計要素を落とすことなく、
部品製品カタログ上の部品コードを示して設計した設計
図面を基に簡単にダイカスト用金型を製作することがで
きる。
【0092】《第14の実施の形態》ダイカスト用金型
設計システムを用いたダイカスト用金型の製作方法は、
CADを用いて、設計するダイカスト用金型がザグリ方
式か、スペーサ方式を決定し、入れ子の寸法形状を特定
し、モールドベースの寸法形状が決まると、特定された
モールドベースのタイプ・サイズに基づいて予めCAD
に記憶されている複数の基本構造の設計データの中から
設定した外形寸法が予め記載されている基本構造をディ
スプレイ上に読み出し、基本構造に予め組み込まれてい
るモールドベースに基本的に必要とする最適の部品とそ
の設計要素の設計を、特定した名称の呼び出し又は選択
をして、該部品コードと設計要素を設計図面上に記入す
ると共に、ダイカスト用金型の設計で必要な取り付け部
品とその設計要素を予め記憶されている部品データ、設
計要素データの中から特定した名称を指定して、該部品
コードと設計要素を設計図面上に記入して設計するダイ
カスト用金型設計システムを用いて作図した設計図に基
づいてダイカスト用金型を製作するようにしたものであ
る。また、ダイカスト用金型設計システムを用いたダイ
カスト用金型の製作方法は、CADを用いて、設計する
ダイカスト用金型のタイプ(ザグリ方式か、スペーサ方
式か)を決定し、入れ子の寸法形状を特定して、モール
ドベースの寸法形状を決定し、特定されたモールドベー
スのタイプ・サイズに基づいて予めCADに記憶されて
いる複数の基本構造の設計データの中から特定した基本
構造をディスプレイ上に読み出し、基本構造に予め組み
込まれているモールドベースに基本的に必要とする最適
の部品とその設計要素の設計を、特定した名称を指定し
て行うと共に、モールドベースの外形寸法、部品とその
設計要素の外形寸法の変更をディスプレイ上で行って演
算装置でモールドベースの寸法、部品とその設計要素の
寸法を自動的付与して設計されるダイカスト用金型設計
システムを用いて作図した設計図に基づいてダイカスト
用金型を製作するようにしたものである。したがって、
本実施の形態によれば、簡単に、ダイカスト用金型の設
計変更、必要な部品のサイズ変更とその設計要素の変更
を設計上必要な部品とその設計要素を落とすことなく、
部品製品カタログ上の部品コードを示して設計した設計
図面を基に簡単にダイカスト用金型を製作することがで
きる。
【0093】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、設計の
心得のある者であれば、樹脂モールド金型の設計を、誰
にでも簡単に、樹脂モールド金型の設計上必要な部品と
その設計要素を落とすことなく、特定した名称の呼び出
し又は選択をするだけで主要な部品の設計を行え、他の
樹脂モールド金型の設計に必要な部品の取り付け設計も
容易に行うことができる。
【0094】請求項2に記載の発明によれば、設計の心
得のある者であれば、樹脂モールド金型の設計を、誰に
でも簡単に、樹脂モールド金型の設計上必要な部品とそ
の設計要素を落とすことなく、特定した名称の呼び出し
又は選択をするだけで主要な部品とその設計要素の設計
を行え、他の樹脂モールド金型の設計に必要な部品とそ
の設計要素の取り付け設計も容易に行うことができる。
【0095】請求項3に記載の発明によれば、設計の心
得のある者であれば、樹脂モールド金型の設計を、誰に
でも簡単に、樹脂モールド金型の設計上必要な部品とそ
の設計要素を落とすことなく、カタログ上の部品と設計
要素など主要な部品の寸法設計が簡単にでき、他の樹脂
モールド金型の設計に必要な部品の取り付け設計も特定
した名称の呼び出し又は選択をするだけで容易に行うこ
とができる。
【0096】請求項4に記載の発明によれば、設計の心
得のある者であれば、樹脂モールド金型の設計を、誰に
でも簡単に、樹脂モールド金型の設計上必要な部品とそ
の設計要素を落とすことなく簡単にでき、他の樹脂モー
ルド金型の設計に必要な部品の取り付け設計も特定した
名称の呼び出し又は選択をするだけで容易に行うことが
できる。
【0097】請求項5に記載の発明によれば、設計の心
得のある者であれば、樹脂モールド金型の設計を、誰に
でも簡単に、樹脂モールド金型の設計変更、必要な部品
のサイズ変更とその設計要素の変更を設計上必要な部品
とその設計要素を落とすことなくディスプレイ上で行う
ことができ、樹脂モールド金型の設計上必要な部品とそ
の設計要素の設計も、特定した部品名称に対応した部品
区分及び設計要素の選択と編集により設計が簡単にで
き、他の樹脂モールド金型の設計に必要な部品の取り付
け設計も、同様に特定した部品名称に対応した部品区分
及び設計要素の選択で容易に行うことができる。
【0098】請求項6に記載の発明によれば、簡単に、
樹脂モールド金型の設計変更、必要な部品のサイズ変更
とその設計要素の変更を設計上必要な部品とその設計要
素を落とすことなく、カタログ上の部品コードを示して
設計した設計図面を基に簡単に樹脂モールド金型を製作
することができる。
【0099】請求項7に記載の発明によれば、簡単に、
樹脂モールド金型の設計変更、必要な部品のサイズ変更
とその設計要素の変更を設計上必要な部品とその設計要
素を落とすことなく、カタログ上の部品コードを示して
設計した設計図面を基に簡単に樹脂モールド金型を製作
することができる。
【0100】請求項8に記載の発明によれば、設計の心
得のある者であれば、ダイカスト用金型の設計を、誰に
でも簡単に、ダイカスト用金型の設計上必要な部品とそ
の設計要素を落とすことなく、特定した名称の呼び出し
又は選択をするだけで主要な部品の設計を行え、他のダ
イカスト用金型の設計に必要な部品の取り付け設計も容
易に行うことができる。
【0101】請求項9に記載の発明によれば、設計の心
得のある者であれば、ダイカスト用金型の設計を、誰に
でも簡単に、ダイカスト用金型の設計上必要な部品とそ
の設計要素を落とすことなく、特定した名称の呼び出し
又は選択をするだけで主要な部品とその設計要素の設計
を行え、他のダイカスト用金型の設計に必要な部品とそ
の設計要素の取り付け設計も容易に行うことができる。
【0102】請求項10に記載の発明によれば、設計の
心得のある者であれば、ダイカスト用金型の設計を、誰
にでも簡単に、ダイカスト用金型の設計上必要な部品と
その設計要素を落とすことなく、特定した名称の呼び出
し又は選択をするだけで主要な部品の寸法設計が簡単に
でき、他のダイカスト用金型の設計に必要な部品の取り
付け設計も容易に行うことができる。
【0103】請求項11に記載の発明によれば、設計の
心得のある者であれば、ダイカスト用金型の設計を、誰
にでも簡単に、ダイカスト用金型の設計上必要な部品と
その設計要素を落とすことなく、特定した名称の呼び出
し又は選択をするだけで主要な部品とその設計要素の寸
法設計が簡単にでき、他のダイカスト用金型の設計に必
要な部品の取り付け設計も部品区分とその設計要素を示
すだけで容易に行うことができる。
【0104】請求項12に記載の発明によれば、設計の
心得のある者であれば、ダイカスト用金型の設計を、誰
にでも簡単に、ダイカスト用金型の設計変更、必要な部
品のサイズ変更とその設計要素の変更を設計上必要な部
品とその設計要素を落とすことなくディスプレイ上で行
うことができ、ダイカスト用金型の設計上必要な部品と
その設計要素の設計も、特定した部品名称に対応した部
品区分及び設計要素の選択と編集により設計が簡単にで
き、他のダイカスト用金型の設計に必要な部品の取り付
け設計も、同様に特定した部品名称に対応した部品区分
及び設計要素の選択で容易に行うことができる。
【0105】請求項13に記載の発明によれば、簡単
に、ダイカスト用金型の設計変更、必要な部品のサイズ
変更とその設計要素の変更を設計上必要な部品とその設
計要素を落とすことなく、カタログ上の部品コードを示
して設計した設計図面を基に簡単にダイカスト用金型を
製作することができる。
【0106】請求項14に記載の発明によれば、簡単
に、ダイカスト用金型の設計変更、必要な部品のサイズ
変更とその設計要素の変更を設計上必要な部品とその設
計要素を落とすことなく、カタログ上の製品コードを示
して設計した設計図面を基に簡単にダイカスト用金型を
製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂モールド金型及びダイカスト
用金型設計システムの実施の形態を示すザグリ方式のモ
ールドベースの正面図である。
【図2】図1に図示のザグリ方式のモールドベースの可
動側の平面図である。
【図3】図1に図示のザグリ方式のモールドベースの固
定側の底面図である。
【図4】図1に図示のザグリ方式のモールドベースの側
面図である。
【図5】スペーサ方式のモールドベースの側面図であ
る。
【図6】部品データを示す図である。
【図7】設計要素データを示す図である。
【図8】従来の樹脂モールド金型設計システムのザグリ
方式のモールドベースの平面図である。
【図9】図8に図示のザグリ方式のモールドベースの側
面透視図である。
【符号の説明】
1…………………………………………………モールドベ
ース 2…………………………………………………固定側 3…………………………………………………可動側 4…………………………………………………パーティン
グライン 5…………………………………………………ロケートリ
ング 6,8,10,15,16,19……………締付けボル
ト 7…………………………………………………スプルブッ
シュ 9…………………………………………………フック取付
用タップ穴 11………………………………………………ガイドブッ
シュ 12………………………………………………ガイドピン 13………………………………………………リターンピ
ン 14………………………………………………スプリング 16………………………………………………エジェクタ
ロッド 17………………………………………………締付ボルト 18………………………………………………ショルダー
ボルト 19………………………………………………スペース 20………………………………………………スペーサー
リング 21,22………………………………………エジェクタ
ープレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 樹脂モールド金型設計システムおよびこの樹脂モールド金型設計システムを用いた樹脂モールド 金型の製作方法、並びにダイカスト用金型設計システムおよびこのダイカスト用金型設計システ ムを用いたダイカスト用金型の製作方法

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め樹脂モールド金型の設計上必要な部
    品とその設計要素を組み込んで設計された基本構造を備
    え、主型の外形寸法を特定し、予め設計で組み込まれた
    必要な部品の特定を部品区分を特定して樹脂モールド金
    型の設計を行う樹脂モールド金型設計システム。
  2. 【請求項2】 予め樹脂モールド金型の設計上必要な部
    品とその設計要素を組み込んで設計された基本構造を備
    え、設計する樹脂モールド金型の主型の外形寸法を特定
    し、主型の外形寸法に合わせた最適の部品を示すカタロ
    グ上の部品コードとその最適の設計要素を示した状態で
    選定し、設計変更に伴う部品のサイズの変更は、カタロ
    グ上の部品コード及び設計要素を示して行う樹脂モール
    ド金型設計システム。
  3. 【請求項3】 予め樹脂モールド金型の設計上必要な部
    品や設計要素を組み込んで設計され、主型の外形寸法に
    対応して予め設計されている複数の基本構造を備え、前
    記複数の基本構造の中から設計する樹脂モールド金型の
    主型の外形寸法に対応した基本構造を選択し、該選択し
    た基本構造に予め設計組み込まれた必要な最適の部品を
    示すカタログ上の部品コードとその最適の設計要素を示
    した状態で選定し、設計変更に伴う部品のサイズの変更
    は、カタログ上の部品区分及び設計要素を特定し樹脂モ
    ールド金型の設計を行う樹脂モールド金型設計システ
    ム。
  4. 【請求項4】 予め記憶された樹脂モールド金型の設計
    上必要な部品とその設計要素を組み込み主型の主型の外
    形寸法に対応した複数の基本構造の中から、設計する主
    型の外形寸法に基づいて特定の基本構造を読み出し、該
    読み出した基本構造における樹脂モールド金型の設計変
    更、必要な部品のサイズ変更や設計要素の変更を特定し
    た名称の呼び出し又は選択を行うことで可能にすると共
    に、部品及び設計要素にカタログ上の部品コードが含ま
    れる場合、前記樹脂モールド金型の設計変更、必要な部
    品のサイズ変更及び設計要素の変更を、予め設定されて
    いる特定した名称の呼び出し又は選択をすることによっ
    て行うようにしたことを特徴とする樹脂モールド金型設
    計システム。
  5. 【請求項5】 CADを用いて樹脂モールド金型の設計
    を行う樹脂モールド金型設計システムにおいて,前記C
    ADに樹脂モールド金型の設計上必要な部品や設計要素
    を組み込んで基本となる加工寸法・基本寸法の部品を設
    定して組み付けて設計した金型の基本構造を主型の主型
    の外形寸法毎に複数個と、該基本構造に組み付けた部品
    及び設計要素について複数のカタログ上の部品コード及
    び設計要素を予め記憶しておき、設計する樹脂モールド
    金型の主型の外形寸法を選択し、該選択した主型の外形
    寸法に対応した基本構造を、前記CADに記憶されてい
    る複数の基本構造の中から選定し、前記ディスプレイ上
    に表示し,前記ディスプレイ上において、前記CADか
    ら読み出された基本構造の設計変更を演算処理を行うこ
    とで可能にすると共に、予めCADに記憶されている複
    数の基本構造の中に含まれている場合には、該予め記憶
    されている基本構造の中から選定することによって行
    い、予め基本構造に組み込まれている設計上必要な部品
    とその設計要素の寸法の変更を演算処理を行うことで可
    能にすると共に、設計変更する部品とその設計要素が前
    記CADに記憶されているカタログ上の部品コード及び
    設計要素に含まれている場合には、予め記憶されている
    部品区分及び設計要素を特定することによって樹脂モー
    ルド金型の設計を行うことを特徴とする樹脂モールド金
    型設計システム。
  6. 【請求項6】 樹脂モールド金型の設計上必要な部品と
    その設計要素を組み込み主型の外形寸法に対応して予め
    設計してある複数の基本構造の中から設計する主型の外
    形寸法に基づく特定の基本構造を設定し、該設定した基
    本構造における樹脂モールド金型の設計変更、必要な部
    品のサイズ変更とその設計要素の変更を演算処理を行う
    か、予め設計されている複数の基本構造の中から選定す
    ることによって行い、予め基本構造に組み込まれている
    設計上必要な部品とその設計要素の変更を特定した名称
    の呼び出し又は選択をすることによって樹脂モールド金
    型の設計図面を作図し、該設計図面を基にして樹脂モー
    ルド金型を製作することを特徴とする樹脂モールド金型
    設計システムを用いた樹脂モールド金型の製作方法。
  7. 【請求項7】 CADを用い、CADに予め記憶された
    樹脂モールド金型の設計上必要な部品とその設計要素を
    組み込み主型の外形寸法に対応した複数の基本構造の中
    から設計する主型の外形寸法に基づいて特定の基本構造
    をディスプレィ上に読み出し、該読み出した基本構造に
    おける樹脂モールド金型の設計変更、必要な部品のサイ
    ズ変更とその設計要素の変更を演算処理を行うか、CA
    Dに予め記憶されている複数の基本構造の中から選定す
    ることによって行い、予め基本構造に組み込まれている
    設計上必要な部品とその設計要素の寸法の変更を演算処
    理を行うか、設計変更する部品とその設計要素が前記C
    ADに記憶されている特定の名称の呼び出し又は選択を
    することによって樹脂モールド金型の設計を行い、該設
    計に基づく設計図面を作図し、該設計図面を基にして樹
    脂モールド金型を製作することを特徴とする樹脂モール
    ド金型設計システムを用いた樹脂モールド金型の製作方
    法。
  8. 【請求項8】 予めダイカスト用金型の設計上必要な部
    品とその設計要素を組み込んで設計された基本構造を備
    え、主型の外形寸法を特定し、予め設計で組み込まれた
    必要な部品の特定を部品コードを特定してダイカスト用
    金型の設計を行うダイカスト用金型設計システム。
  9. 【請求項9】 予めダイカスト用金型の設計上必要な部
    品とその設計要素を組み込んで設計された基本構造を備
    え、設計するダイカスト用金型の主型の外形寸法を特定
    し、主型の外形寸法に合わせた最適の部品を示すカタロ
    グ上の部品コードとその最適の設計要素を示した状態で
    選定し、設計変更に伴う部品のサイズの変更は、部品区
    分及び設計要素を示して行うダイカスト用金型設計シス
    テム。
  10. 【請求項10】 予めダイカスト用金型の設計上必要な
    部品や設計要素を組み込んで設計され、主型の外形寸法
    に対応して予め設計されている複数の基本構造を備え、
    前記複数の基本構造の中から設計するダイカスト用金型
    の主型の外形寸法に対応した基本構造を選択し、該選択
    した基本構造に予め設計組み込まれた必要な最適の部品
    を示すカタログ上の部品コードとその最適の設計要素を
    示した状態で選定し、設計変更に伴う部品のサイズの変
    更は、部品区分及び設計要素を特定し樹脂モールド金型
    の設計を行うダイカスト用金型設計システム。
  11. 【請求項11】 予め記憶されたダイカスト用金型の設
    計上必要な部品とその設計要素を組み込み主型の外形寸
    法に対応した複数の基本構造の中から、設計する主型の
    外形寸法に基づいて特定の基本構造を読み出し、該読み
    出した基本構造におけるダイカスト用金型の設計変更、
    必要な部品のサイズ変更や設計要素の変更を特定した名
    称の呼び出し又は変更を行うことで可能にすると共に、
    部品及び設計要素にカタログ上の部品コードが含まれる
    場合、前記ダイカスト用金型の設計変更、必要な部品の
    サイズ変更及び設計要素の変更を、予め設定されている
    特定した名称の呼び出し又は変更をすることによって行
    うようにしたことを特徴とするダイカスト用金型設計シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 CADを用いてダイカスト用金型の設
    計を行うダイカスト用金型設計システムにおいて,前記
    CADにダイカスト用金型の設計上必要な部品や設計要
    素を組み込んで基本となる加工寸法・基本寸法の部品を
    設定して組み付けて設計した金型の基本構造を主型の外
    形寸法毎に複数個と、該基本構造に組み付けた部品及び
    設計要素について複数のカタログ上の部品コード及び設
    計要素を予め記憶しておき、 設計するダイカスト用金型の主型の外形寸法を選択し、
    該選択した主型の外形寸法に対応した基本構造を、前記
    CADに記憶されている複数の基本構造の中から選定
    し、前記ディスプレイ上に表示し,前記ディスプレイ上
    において、前記CADから読み出された基本構造の設計
    変更を演算処理を行うことで可能にすると共に、予めC
    ADに記憶されている複数の基本構造の中に含まれてい
    る場合には、該予め記憶されている基本構造の中から選
    定することによって行い、予め基本構造に組み込まれて
    いる設計上必要な部品とその設計要素の寸法の変更を演
    算処理を行うことで可能にすると共に、設計変更する部
    品とその設計要素が前記CADに記憶されている部品区
    分及び設計要素を特定することによってダイカスト用金
    型の設計を行うことを特徴とするダイカスト用金型設計
    システム。
  13. 【請求項13】 ダイカスト用金型の設計上必要な部品
    とその設計要素を組み込み主型の外形寸法に対応して予
    め設計してある複数の基本構造の中から設計する主型の
    外形寸法に基づく特定の基本構造を設定し、該設定した
    基本構造におけるダイカスト用金型の設計変更、必要な
    部品のサイズ変更とその設計要素の変更を演算処理を行
    うか、予め設計されている複数の基本構造の中から選定
    することによって行い、予め基本構造に組み込まれてい
    る設計上必要な部品とその設計要素の変更を特定の名称
    の呼び出し又は選択をすることによってダイカスト用金
    型の設計図面を作図し、該設計図面を基にしてダイカス
    ト用金型を製作することを特徴とするダイカスト用金型
    設計システムを用いたダイカスト用金型の製作方法。
  14. 【請求項14】 CADを用い、CADに予め記憶され
    たダイカスト用金型の設計上必要な部品とその設計要素
    を組み込み主型の外形寸法に対応した複数の基本構造の
    中から設計する主型の外形寸法に基づいて特定の基本構
    造をディスプレィ上に読み出し、該読み出した基本構造
    におけるダイカスト用金型の設計変更、必要な部品のサ
    イズ変更とその設計要素の変更を演算処理を行うか、C
    ADに予め記憶されている複数の基本構造の中から選定
    することによって行い、予め基本構造に組み込まれてい
    る設計上必要な部品とその設計要素の寸法の変更を演算
    処理を行うか、設計変更する部品とその設計要素が前記
    CADに記憶されている特定した名称を呼び出し又は選
    択をすることによってダイカスト用金型の設計を行い、
    該設計に基づく設計図面を作図し、該設計図面を基にし
    てダイカスト用金型を製作することを特徴とするダイカ
    スト用金型設計システムを用いたダイカスト用金型の製
    作方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4526669B2 (ja) * 2000-07-28 2010-08-18 株式会社ブリヂストン 樹脂成形用金型とその作製方法
KR101503756B1 (ko) * 2013-08-07 2015-03-18 재영솔루텍 주식회사 사출 금형 부품 자동 모델링 방법
CN109396379A (zh) * 2018-09-20 2019-03-01 宁波爱柯迪精密部件有限公司 一种驱动臂压铸工艺

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KR101503756B1 (ko) * 2013-08-07 2015-03-18 재영솔루텍 주식회사 사출 금형 부품 자동 모델링 방법
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