JPH11134116A - ディスクアレイシステム及びディスクアレイシステムの制御方法及びメモリ素子及びメモリ装置及びメモリ装置の制御方法 - Google Patents

ディスクアレイシステム及びディスクアレイシステムの制御方法及びメモリ素子及びメモリ装置及びメモリ装置の制御方法

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JPH11134116A
JPH11134116A JP9301603A JP30160397A JPH11134116A JP H11134116 A JPH11134116 A JP H11134116A JP 9301603 A JP9301603 A JP 9301603A JP 30160397 A JP30160397 A JP 30160397A JP H11134116 A JPH11134116 A JP H11134116A
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data
exclusive
storage unit
memory
disk
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JP9301603A
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Kazuhiko Ito
一彦 伊藤
Hitoshi Yamamoto
整 山本
Hiroshi Baba
宏 馬場
Masahiro Mizuno
正博 水野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUや主記憶部に負荷をかけずに、レイド
に必要なデータ処理を効率よく行えるディスクアレイシ
ステムを実現する。 【解決手段】 転送されたデータの排他的論理和を自動
生成する専用メモリを用意し、ホストバスアダプタから
専用メモリにデータを転送させることにより、転送され
たデータの排他的論理和を自動生成する。生成された排
他的論理和は、ホストバスアダプタを介してディスクに
書き込まれる。又は、主記憶部の本来指定されたアドレ
スに転送される。これらの制御は、専用メモリを実装す
るアダプタを制御するドライバにより行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスクアレイ
システムに必要なデータ処理を効率よく行う技術に関す
るものである。また、排他的論理和演算を高速に行うメ
モリ素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】RAID(リダンダントアレイズオブイ
ンエクスペンシブディスクズ)システムをとるディスク
アレイシステムにおいては、書き込み動作時の冗長デー
タの作成やディスクの障害等で失われたデータの修復動
作において、ディスク装置から読み出したデータを加工
する動作が発生する。具体的には、複数のディスクから
読み出したデータ同士のEX−ORを計算する必要があ
る。このため、例えば、データの書き込み時には、ディ
スクからの旧データの読み出し、ディスクからの旧パリ
ティデータの読み出し、排他的論理和演算による新パリ
ティデータの生成、ディスクへの新データの書き込み、
ディスクへの新パリティデータの書き込みという処理を
行う。即ち、1回のデータの書き込みに際して、4回の
ディスクアクセスが必要であった。このディスクアクセ
スの回数が、データ書き込み処理速度を高速化すること
を妨げていた。
【0003】従来例1.この問題を改善する技術とし
て、特開平6−28260号公報に開示された「記憶装
置」がある。この「記憶装置」は、ディスク書き込みの
場合、CPU本体のディスクキャッシュの更新を行うの
に、ディスクアレイ装置のキャッシュに旧データ、旧チ
ェックデータを書き込む。次に、排他的論理和演算装置
で新データとディスクアレイ装置のキャッシュデータで
新チェックデータを生成する。これにより、旧データ、
旧パリティデータをキャッシュメモリ上におき、ディス
クのアクセス回数を減らすことにより性能を改善するも
のである。
【0004】従来例2.同様に、キャッシュメモリを利
用した例として、特開平8−22378号公報に開示さ
れた「ディスクアレイ装置」がある。
【0005】従来例3.また、特開平8−76941号
公報に開示された「ディスクアレイサブシステム」で
は、ディスクアレイ制御装置が行っていたパリティデー
タ更新処理をディスク装置にオフラインで処理させるこ
とで、ディスクアレイ制御装置の負荷の軽減を図ってい
る。
【0006】従来例4.同様に、ディスクアレイ制御装
置の負荷の軽減を図るものとして、特開平7−4975
1号公報に開示された「ディスク・サブシステム」があ
る。この「ディスク・サブシステム」では、各ディスク
装置に、排他的論理和演算を行って、その結果を元の記
録領域に記録し直す機能を付加している。さらに、アナ
ログスイッチを切り換えることによりアレイコントロー
ラ部を介さずに直接ディスク装置間でデータ転送し、ア
レイコントローラ部の負荷を軽減させている。
【0007】一方、ハードウェアで実現する専用のディ
スクアレイは価格的に高価であるという問題点があっ
た。このため、高価なハードウェアを用いず、ホストコ
ンピュータ内で動作するソフトウェアで実現するディス
クアレイシステムもある。ソフトウェアで実現されたデ
ィスクアレイシステムにおいても、データの書き込み時
に、4回のディスクアクセスが必要であることは変わり
ない。読み込んだデータは、主記憶装置に記憶される。
そして、修復データ計算、パリティデータ計算は、主記
憶装置上のデータを中央処理装置が読み出しながら行っ
ていたので、データも書き込み時や縮退運転時に中央処
理装置に負荷が集中するという欠点があった。
【0008】従来例5.この欠点を解消するために、特
開平7−219719号公報に開示された「記憶装置及
び方法」がある。「記憶装置及び方法」では、各ドライ
ブにロジック及び排他的論理和計算手段を備えている。
ディスクアレイ管理ソフトウェアは、ホストコンピュー
タにおいて実行される。ディスクアレイ管理ソフトウェ
アからの命令により、ターゲットドライブは、旧データ
を読み出し、新たなデータを記憶し、パリティドライブ
と通信し、パリティドライブに新たなパリティを生成す
るように指示する。パリティドライブはパリティの生成
後、ホストと通信することなく、パリティドライブ上に
新たなパリティを書き込む。これらの動作は、各ドライ
ブ内のロジック、即ち、プログラムにより制御される。
ホストからは、コマンドと新データをターゲットドライ
ブに送るだけでよい。だが、各ドライブにロジック及び
排他的論理和計算手段を備えなければならず、市販され
ているディスクドライブにこの装置をそのまま適用する
ことはできないという欠点があった。
【0009】従来例6.同様に、ソフトウェアで実現し
た従来例として、特開平7−141123号公報に開示
された「アレイ型ディスクシステム及びアレイ型ディス
クシステムの制御方法」がある。「アレイ型ディスクシ
ステム及びアレイ型ディスクシステムの制御方法」で
は、遅延パリティ生成手段を備え、データの書き込みと
は非同期にディスク装置から読み出した旧パリティデー
タと更新データ保持手段に保持された更新データとの排
他的論理和に基づいて、新パリティデータをディスク装
置に書き込む。パリティ更新処理をデータの書き込みと
非同期に行うようにし、書き込み時の処理速度の低下を
起こさないようにしている。書き込み時の処理速度を低
下させないという長所はあるが、パリティ更新処理を管
理しなければならないという別の負荷が発生するという
欠点があった。
【0010】従来例7.図14,図15を用いて、従来
のソフトウェアによるディスクアレイの制御について説
明する。図14,図15では、2枚のホストバスアダプ
タ(以降、HBA:HostBus Adapterと
もいう)と複数台のディスク装置でディスクアレイが構
成されている。ホストバスアダプタとは、ディスクから
のデータをホストの主記憶部のアドレス空間に転送する
アダプタである。また、ホストの主記憶部270のアド
レス空間から転送されるディスクへのデータを受け取る
アダプタである。1台のディスクが故障した場合の修復
Readと、データの書き込み動作時に冗長データ(パ
リティ(Parity)データ)を生成するRead
Modify Writeの例を示す。
【0011】図14は、修復Readの場合のディスク
アレイの制御を示す図である。図において、ホストバス
アダプタ201,203は、PCI Bus260に接
続されている。SCSIコントローラ211,213は
ディスク250を制御するコントローラである。270
は主記憶部である。制御は、以下の手順で行われる。 ・修復Readの例 1.HBA201は、データRDAを主記憶部の指定さ
れたアドレスに転送する(901)。 2.HBA203は、データRDBを主記憶部の指定さ
れたアドレスに転送する(902)。 3.以上が完了すると、CPUは、データRDAとデー
タRDBの排他的論理和計算を行い、修復データを計算
する(903)。
【0012】図15は、Read Modify Wr
iteの場合のディスクアレイの制御を示す図である。
構成は、図14の場合と同様であるので、説明は省略す
る。 ・Read Modify Writeの例 1.HBA201は、旧データRDAを主記憶部の指定
されたアドレスに転送する(911)。 2.HBA203は、旧パリティRDBを主記憶部の指
定されたアドレスに転送する(912)。 3.以上が完了すると、CPUは、今回書き込むデータ
(ライトデータ)WDと旧データRDAと旧パリティR
DBの排他的論理和を計算し、新パリティデータWDA
を計算する(913)。このとき、新パリティデータW
DAは、主記憶部270の指定されたアドレスに記憶さ
れる。 4.HBA201は、主記憶部の指定されたアドレスか
らライトデータWDを転送してディスク250に書き込
む(914)。 5.HBA203は、主記憶部の指定されたアドレスか
ら新パリティWDAを転送してディスク250に書き込
む(915)。 以上のような処理をするため、CPUに負荷が集中し
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、以上のよ
うな問題点を解決するためになされたものであり、排他
的論理和計算専用メモリを設け、計算処理を効率よくす
るディスクアレイシステムを得ることを目的としてい
る。また、ディスクアレイシステムでのメモリ間転送を
少なくすることを目的としている。また、構成が単純で
安価にできる排他的論理和データ処理用のメモリ素子を
実現することを目的としている。また、排他的論理和デ
ータの生成を転送と同時に行ない、処理性能が高いメモ
リ素子を得ることを目的としている。また、そのメモリ
素子を用いたディスクアレイシステムを実現することを
目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディスク
アレイシステムは、少なくとも2台以上のディスク装置
により構成されるディスクアレイシステムにおいて、所
定のデータを入力し上記所定のデータとすでに記憶した
データとの排他的論理和をとり排他的論理和データを生
成して生成した排他的論理和データを記憶する排他的論
理和データ記憶部を備えたことを特徴とする。
【0015】上記ディスク装置は、バスを介してホスト
コンピュータと接続され、上記排他的論理和データ記憶
部は、上記バス上に配置されたことを特徴とする。
【0016】上記排他的論理和データ記憶部は、少なく
とも1ビットのデータを記憶可能な記憶部と、外部から
入力する上記所定のデータと上記記憶部が記憶するデー
タとの排他的論理和を計算して計算結果を出力する排他
的論理和回路とを備えたメモリ素子により構成されてい
ることを特徴とする。
【0017】上記排他的論理和データ記憶部は、1つの
物理的な記憶エリアを複数のモードで使用することを特
徴とする。
【0018】上記複数のモードの1つは、外部から入力
する上記所定のデータを1つの物理的な記憶エリアに記
憶するメモリとして使用するモードであることを特徴と
する。
【0019】上記複数のモードの1つは、外部から入力
する上記所定のデータと物理的な記憶エリアに記憶され
ているデータとの排他的論理和をとるモードであること
を特徴とする。
【0020】上記複数のモードの1つは、物理的な記憶
エリアから記憶されたデータを読み出すと物理的な記憶
エリアをイニシャライズするモードであることを特徴と
する。
【0021】この発明に係るディスクアレイシステムの
制御方法は、指定されたディスクアドレスから第1のデ
ータを読み出して排他的論理和データ記憶部に転送して
記憶する工程と、指定されたディスクアドレスから第2
のデータを読み出して排他的論理和データ記憶部に転送
すると同時に第1と第2のデータの排他的論理和データ
を生成して記憶する排他的論理和データ生成工程と、上
記排他的論理和データ生成工程で生成された排他的論理
和データを読み出して指定されたアドレスに転送する工
程とを有することを特徴とする。
【0022】上記排他的論理和データ生成工程は、上記
排他的論理和データ記憶部が記憶する第1のデータを読
み出して出力する工程と、上記工程で出力された第1の
データを排他的論理和回路に入力する工程と、指定され
たディスクアドレスから読み出された上記第2のデータ
を上記排他的論理和回路に入力する工程と、上記排他的
論理和回路が入力する上記第1のデータと第2のデータ
の排他的論理和データを生成して出力し、出力した排他
的論理和データを上記排他的論理和データ記憶部に記憶
する工程とを有することを特徴とする。
【0023】上記ディスクアレイシステムの制御方法
は、上記排他的論理和データ生成工程を複数回繰り返し
て実行することを特徴とする。
【0024】上記ディスクアレイシステムの制御方法
は、排他的論理和データ記憶部を初期化する初期化工程
を備えたことを特徴とする。
【0025】上記初期化工程は、上記排他的論理和デー
タ記憶部が記憶するデータを読み出してラッチメモリに
記憶する読み出し工程と、上記ラッチメモリが記憶する
データを出力データとして外部に出力する工程と、上記
排他的論理和データ記憶部に0を入力して記憶する工程
とを有することを特徴とする。
【0026】この発明に係るディスクアレイシステムの
制御方法は、第1のデータを排他的論理和データ記憶部
に転送して記憶する工程と、指定されたディスクアドレ
スから第2のデータを読み出して排他的論理和回路に入
力するとともに上記排他的論理和データ記憶部に記憶さ
れている上記第1のデータを読み出して上記排他的論理
和回路に入力し上記第1のデータと第2のデータとの排
他的論理和データを生成して上記排他的論理和データ記
憶部に記憶する工程と、指定されたディスクアドレスか
ら第2のデータのパリティデータを読み出して上記排他
的論理和回路に入力するとともに上記排他的論理和デー
タ記憶部に記憶されている上記排他的論理和データを読
み出して上記排他的論理和回路に入力し上記第2のデー
タのパリティデータと上記排他的論理和データとの排他
的論理和データを生成して上記排他的論理和データ記憶
部に記憶する工程と、指定されたディスクアドレスに上
記第1のデータを書き込む工程と、指定されたディスク
アドレスに上記排他的論理和データ記憶部に記憶されて
いる排他的論理和データを第1のデータのパリティデー
タとして書き込む工程とを有することを特徴とする。
【0027】この発明に係るメモリ素子は、少なくとも
1ビットのデータを記憶可能な記憶部を備えたメモリ素
子において、上記メモリ素子は、外部から入力する外部
データと上記記憶部が記憶するデータとの排他的論理和
を計算して計算結果を出力する排他的論理和回路を備え
るとともに、上記記憶部は上記計算結果を記憶すること
を特徴とする。
【0028】上記メモリ素子は、ディスクアレイシステ
ムに使用されることを特徴とする。
【0029】この発明に係るメモリ装置は、第1と第2
の入力端子からそれぞれデータを入力し上記第1と第2
の入力端子から入力するデータの排他的論理和を出力す
る排他的論理和回路を有し上記排他的論理和回路が出力
する排他的論理和を記憶するメモリ装置であって、上記
排他的論理和回路は、上記メモリ装置が記憶する排他的
論理和を第2の入力端子から入力することを特徴とす
る。
【0030】この発明に係るメモリ装置の制御方法は、
以下の工程を有することを特徴とする。 (a)指定されたメモリアドレスから第1のデータを読
み出して排他的論理和データ記憶部に転送して記憶する
工程、 (b)指定されたメモリアドレスから第2のデータを読
み出して排他的論理和回路に入力するとともに上記排他
的論理和データ記憶部に記憶されている上記第1のデー
タを読み出して上記排他的論理和回路に入力し上記第1
のデータと第2のデータとの排他的論理和データを生成
して上記排他的論理和データ記憶部に記憶する排他的論
理和データ生成工程。
【0031】上記メモリ装置の制御方法は、さらに、上
記排他的論理和データ生成工程で生成された排他的論理
和データを読み出して指定されたアドレスに転送する工
程を有することを特徴とする。
【0032】上記メモリ装置の制御方法は、排他的論理
和データ記憶部を初期化する初期化工程を備えたことを
特徴とする。
【0033】上記初期化工程は、上記排他的論理和デー
タ記憶部が記憶するデータを読み出してラッチメモリに
記憶する読み出し工程と、上記ラッチメモリが記憶する
データを出力データとして外部に出力する工程と、上記
排他的論理和データ記憶部に0を入力して記憶する工程
とを有することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この実施の形態では、まず、専用メモリ
について説明する。本発明では、排他的論理和計算専用
のメモリを用意し、計算対象のデータをその専用メモリ
のアドレス空間に直接、転送する。計算に必要な複数の
データをその専用メモリ上に順番に関係なく重ねていく
ことによって、必要なデータ(Parity Data
や修復データ)が生成される。従来例7のように、計算
に必要な複数のデータを転送した後に、排他的論理和計
算を行う必要がない。また、CPUは、HBA(Hos
t Bus Adapter)に対して転送アドレス、
転送量を通知するだけである。専用メモリ上へのデータ
の転送はHBA、計算は専用メモリが行うので、CPU
の負荷を必要としない。このように、この発明では、以
下のような特徴がある。 (1)CPUに負荷をかけない。 (2)主記憶部に負荷をかけない。 (3)バス上に接続されるホストバスアダプタの枚数が
増加すると、それに従って性能が向上する。即ち、排他
的論理和計算処理の性能は、バス性能とアダプタ上のメ
モリ容量に依存し、本体のCPU、アダプタ上のCPU
性能を圧迫しない。
【0035】図1は、この発明の専用メモリを実装する
ボードを用いるディスクアレイシステムの構成図であ
る。図において、CPU1と主記憶部270は、CPU
バス(システムバス)350で接続されている。ホスト
バスアダプタ201,203,205は、I/OBus
(入出力用バス、例えば、PCI Bus)360によ
り、この発明のディスクアレイ専用メモリ100と接続
されている。システムバス350とPCIBus360
は、I/O Bus Bridge280で接続されて
いる。このように、I/O Bus上に専用メモリを持
つことがこのディスクアレイシステムの特徴である。こ
の専用メモリは、排他的論理和機能を持っている。この
専用メモリでは、データの計算を行うための専用メモリ
である。データの転送時間、CPUの計算時間、負荷を
なくすために、計算対象のデータを専用メモリ上に重ね
て書き込んでいくことによって、その転送動作と同時に
計算結果が専用メモリ上に用意される。この専用メモリ
は、物理的に1つのメモリである。そして、実メモリ容
量に対応する実アドレスでアクセスされるアドレス空間
である。この物理的に1つのメモリ空間をエリアX,
Y,Zの3つの空間として仮想的に3つのアドレスで使
用する。3つのエリアの内、どのエリアとして専用メモ
リを用いるかの指定は、仮想アドレスを設定することで
行う。この実施の形態では、エリアは3つあるので、仮
想アドレスは2ビット必要である。その2ビットに“0
1”,“10”,“11”の値のいずれかを指定するこ
とで、エリアを指定する。この仮想アドレス+実アドレ
スが、この専用メモリをアクセスする際に用いられる。
これを3つのエリアにシャドウされているという。これ
により、同一のメモリ空間を違うアドレスで3倍に使う
ことが可能となる。
【0036】図2に、エリアX,Y,Zの3つの仮想ア
ドレス空間を示す。各エリアは、それぞれ機能が異な
る。 エリアX:このエリアは、通常のメモリであり、記憶さ
れているデータが読み出せる。排他的論理和(以降、E
X−ORともいう)の機能を使わずに、通常のメモリと
して使用する場合に、このエリアXを使用する。このエ
リアXには、例えば、プログラムをのせてもよい。 エリアY:このエリアでは、データを書き重ねると、そ
れらのデータはEX−ORがとられる。データA,B,
Cを書き込むと、メモリ上にはデータD(A,B,Cの
排他的論理和)が記録され、読み出しができる。結果
は、エリアX,Zにも反映される。エリアYで書き込ん
で記憶したデータDを違うエリアで読み出しても構わな
い。即ち、エリアXで、データDの読み出しを行っても
構わない。また、エリアZで、データDの読み出しを行
っても構わない。エリアZで、データDの読み出しを行
うと、データDの読み出しと同時にメモリが0に初期化
される。 エリアZ:エリアZからデータを読み出すと、メモリが
0に初期化される。読み出しと同時に該当エリアを初期
化したい場合は、エリアZを指定して読み出しデータを
転送する。このエリアを用意したのは、EX−ORの計
算のために、データを書き重ねる場合は、メモリの初期
化が必要なためである。
【0037】エリアX,Y,Zは、図2に示すアドレス
1001,1003,1005により使い分けられる。
使い分けの指定は、コマンドにより行われる。メモリ空
間の実際の位置を示すアドレスとしては、アドレス10
02,1004,1006が用いられる。アドレス10
01,1003,1005は、この実施の形態では、エ
リアが3つなので、2ビットでよいが、アドレス100
2,1004,1006のビット数は、実装されている
メモリ空間の容量により異なる。
【0038】図3は、この専用メモリに使われるメモリ
素子のイメージ図である。図3に示すメモリ素子は、C
PU1ビットに対応している。図のように、ラッチメモ
リ1020に、排他的論理和回路1010を組み込むこ
とで、データを転送すると同時に、計算結果がメモリ1
020上に用意される。即ち、書き込み動作時にEX−
ORがとられる方式である。この方式の他に、専用メモ
リではなく、通常のメモリチップを使用して外部からの
書き込みサイクル中にリードサイクルを自動発生させて
EX−ORデータを書き込むようにしてもよい。
【0039】図4は、この発明の専用メモリの回路構成
図である。図4の回路構成を説明する。排他的論理和回
路110は、ラッチメモリ140のQから出力される信
号185と入力されるDATAI101とを入力して、
排他的論理和をとりEX−OR105を出力する。セレ
クタ120は、入力されるEX−OR105、DATA
I101、GND106のいずれかを選択信号SELE
CT162により選択して選択データSEL_DATA
180として出力する。SEL_DATA180は、入
力Iからメモリ130に入力される。アドレスADRS
187は、アドレス入力ADからメモリ130に入力さ
れる。チップセレクトCSは、チップセレクト信号CS
*166を入力する。リードRは、リード信号RD*1
67を入力する。ライトWは、ライト信号RD*167
を入力する。出力Oは、メモリ130のデータを出力デ
ータDO182として出力する。ラッチメモリ140
は、ラッチ信号LT169により出力データDO182
をDから入力し、Qより出力する。出力されたLTDA
TA147は、アウトプットイネーブル信号OE*17
5により出力データDATAO190として出力され
る。また、Qからの出力は184で分岐し、185で示
すように、排他的論理和回路110に入力される。制御
部160は、エリア指定AREA161、CONT_C
S*163、CONT_RD*164、CONT_WT
*165を入力し、SELECT162、CS*16
6、RD*167、WT*168、LT169、OE*
175を出力する。
【0040】図5は、各エリアと動作モードの関係を示
す図である。 (A)RD(READ)は、通常のリードを行う動作モ
ードである。この動作モードは、エリアX,Yに使用さ
れる。 (B)RD&0 WT(READ&ZERO WRIT
E)は、リードした後、0を書き込んでメモリをクリア
する動作モードである。この動作モードは、エリアZに
使用される。 (C)WT(WRITE)は、通常のライト(書き込
み)を行う動作モードである。この動作モードは、エリ
アXに使用される。 (D)RD&EXOR WT(READ&Exclus
ive−or WRITE)は、メモリに記憶されてい
るデータをリードして外部から入力されるデータとEX
−ORした後、書き込む動作モードである。この動作モ
ードは、エリアYに使用される。
【0041】図6から図9は、各動作モード(A)〜
(D)に対応するタイミングチャートを示す図である。
図6〜図9のタイミングチャートでは、各信号はLOW
が有意である。また、クロックT1〜T4はクロックC
LKを表している。
【0042】図6を用いて、図5の(A)RD(通常の
リード)について説明する。図6のCLK〜LTDAT
Aは回路の内部の信号及びデータ、CONT_CS*〜
DATAOは回路の外部の信号及びデータである。ま
ず、クロックT1でCONT_CS*,CONT_RD
*,ADRS,OE*が入力されるとCS*が有意にな
り、RD*が入力される。クロックT2で出力されたD
OがDから、LTがラッチメモリ140に入力され、L
TDATA147が、Qから出力される。OE*により
LTDATAがDATAOとして出力される。
【0043】図7を用いて、図5の(B)RD&0 W
T(リードした後、0を書き込んでメモリをクリアす
る)について説明する。図7のCLK〜SELECTは
回路の内部の信号及びデータ、CONT_CS*〜DA
TAOは回路の外部の信号及びデータである。まず、ク
ロックT1でCONT_CS*,CONT_RD*,A
DRS,OE*が入力されるとCS*が有意になり、R
D*が入力される。クロックT2でDOが出力Oから出
力される。出力されたDOとLTがラッチメモリ140
に入力され、LTDATAがQから出力される。OE*
によりLTDATAがDATAOとして出力される。ま
た、T1で、GND106を選択するSELECT16
2がセレクタ120に入力される。クロックT3で、W
T*が有意になると、GND106から入力されたデー
タ、即ち、ゼロがSEL_DATA180としてセレク
タ120から出力され、メモリ130に書き込まれる。
【0044】図8を用いて、図5の(C)WT(通常の
ライト)について説明する。図8のCLK〜SELEC
Tは回路の内部の信号及びデータ、CONT_CS*〜
DATAIは回路の外部の信号及びデータである。ま
ず、クロックT1でCONT_CS*,ADRSが入力
されるとCS*が有意になり、セレクタ120に、10
3に示すようにDATAI101を選択するSELEC
T162が入力される。クロックT3で、CONT_W
T*,DATAI101が入力されると,WT*が有意
になり、SELECT162により選択されたSEL_
DATA180、即ち、DATAI101がメモリ13
0に書き込まれる。
【0045】図9を用いて、図5の(D)RD&EXO
R WT(記憶されているデータをリードして外部から
入力されるデータとEX−ORした後、書き込む)につ
いて説明する。図9のCLK〜SELECTは回路の内
部の信号及びデータ、CONT_CS*〜DATAIは
回路の外部の信号及びデータである。まず、クロックT
1でCONT_CS*,ADRSが入力されるとCS*
が有意になり、RD*が入力される。クロックT2でD
Oが出力Oから出力される。出力されたDOがDから、
LTがラッチメモリ140に入力され、LTDATA1
47がQから出力される。LTDATA147は、18
4から185に示すように、排他的論理和回路110に
入力される。また、104からDATAI101が排他
的論理和回路110に入力され、排他的論理和回路11
0でLTDATAとDATAIの排他的論理和がとら
れ、EX−OR105としてセレクタ120に入力され
る。セレクタ120は、SELECT162によりEX
−OR105を選択し、SEL_DATA180として
出力する。クロックT3で、CONT_WT*が入力さ
れると,WT*が有意になり、SEL_DATA18
0、即ち、排他的論理和回路110が計算したEX−O
R105がメモリ130に書き込まれる。
【0046】次に、この発明のディスクアレイシステム
の動作について説明する。ここでは、ディスクA、ディ
スクB、ディスクCでディスクアレイを構成している場
合を考える。
【0047】図10は、修復Readの場合の処理の流
れを示す図である。P−S211,213は、PCI
to SCSI Chipであり、SCSIコントロー
ラである。図11は、図10に対応するフローチャート
である。ディスクCの障害によって失われた読み出しデ
ータData−Cを、ディスクAから得られるデータD
ata−A及びディスクBから得られるParity−
Bから生成する。ディスクアレイ専用メモリ100を備
えたボード上の制御部は、図11のS10に示すよう
に、ディスクC上のデータData−Cに対するリード
要求を受領すると、S12に示すように、ホストバスア
ダプタ201を介してデータData−AをディスクA
から専用メモリに転送する。次に、S14に示すよう
に、ホストバスアダプタ201を介してParity−
BをディスクBから専用メモリに転送する。専用メモリ
は、前述したように、転送されたデータの排他的論理和
をとる機能を備えているので、転送されると自動的に専
用メモリ上でデータData−Cが生成される(S1
6)。次に、S18に示すように、生成されたデータD
ata−Cを専用メモリから主記憶部270に転送す
る。このときに、転送される主記憶部270のアドレス
は、ディスクC上のデータに対するリード要求で指定さ
れたアドレスである。
【0048】専用メモリのアダプタ300は、ディスク
アレイ専用メモリ100とI2O310とEPLD32
0を搭載している。310はマイクロプロセッサ、32
0は周辺回路である。マイクロプロセッサ310は、ア
ダプタ300の制御部として機能する。EPLDは、E
lectrical Programable Log
ic Deviceである。マイクロプロセッサ310
と周辺回路320は、300の制御部を構成しており、
PCI Bus360を制御するバスコントローラとし
て機能する。また、PCI Bus360上のデバイス
であることをホストコンピュータに知らせ、完成したデ
ータを主記憶部上の所定のエリア(アドレス位置)に転
送する機能を持つ。
【0049】この発明は、従来のソフトウェアレイドで
は、CPUが主記憶部270を用いて全て行っていた排
他的論理和計算を専用のアダプタ300とディスクアレ
イ専用メモリ100という別エンジンで実行させるもの
である。この発明の専用ローカルメモリを搭載した専用
アダプタをPCI Bus360に接続し、その専用ア
ダプタ用のドライバをインストールすることで、従来ホ
ストコンピュータにディスクコントローラ(ホストバス
アダプタ)を介して接続されていたディスクを、ディス
クアレイ装置として用いることができる。この発明のデ
ィスクアレイシステムでは、ホストコンピュータやディ
スクコントローラやディスク装置などに従来例で述べた
ような特別なハードウェアを備えることを必要としな
い。専用ローカルメモリを備えた専用アダプタをPCI
Bus360に接続し、対応するドライバをインスト
ールするだけでコンピュータシステムの他の構成に影響
を与えることなく、ソフトウェアレイドを実現すること
ができる。
【0050】次に、Read Modify Writ
eの場合について説明する。図12は、Read Mo
dify Writeの処理を説明する図である。図1
3は、図12に対応する流れ図である。図中及び以降の
説明で(N)はNewの略、(O)はOldの略であ
る。アダプタ300は、ディスクAのデータData−
A(N)の書き込み要求をホストコンピュータから受領
する(S20)。次に、アダプタ300は、ホストバス
アダプタ201を介して旧データData−A(O)を
ディスクAからディスクアレイ専用メモリ100へ転送
する(S22)。続いて、アダプタ300は、ホストバ
スアダプタ201を介して旧パリティParity−B
(O)をディスクBからディスクアレイ専用メモリ10
0へ転送する(S24)。このとき、図では省略してい
るが、前述した例と同様に転送と同時に、旧データDa
ta−A(O)と旧パリティParity−B(O)の
EX−ORが専用メモリ上にとられる。次に、アダプタ
300は、新データData−A(N)を主記憶部27
0からディスクアレイ専用メモリ100へ転送する(S
26)。ディスクアレイ専用メモリ100は、転送され
ると同時に、転送されたデータの排他的論理和を生成す
る機能があるので、この転送に伴い、先ほどの旧データ
Data−A(O)と旧パリティParity−B
(O)のEX−ORと新データData−A(N)との
EX−ORがとられる。即ち、ディスクアレイ専用メモ
リ100上で新パリティParity−B(N)が生成
される(S28)。次に、アダプタ300は、新データ
Data−A(N)を主記憶部270からホストバスア
ダプタ201を介してディスクAに転送する(S3
0)。次に、アダプタ300は、生成された新パリティ
Parity−B(N)をディスクアレイ専用メモリ1
00からホストバスアダプタ201を介してディスクB
に転送する(S32)。S30の新データのディスクへ
の転送は、ホストバスアダプタ201により行われる。
また、S32の新パリティのディスクへの転送も、ホス
トバスアダプタ201によりアダプタ300上の専用メ
モリからPCIBus360を介して転送が行われる。
このため、主記憶部270に転送して記憶される必要が
ない。また、主記憶部270を用いて排他的論理和計算
を行う必要もない。また、転送するだけでEX−ORを
得るという効果も同じである。
【0051】Read Modify Writeの場
合には、書き込みデータData−A(N)を書き込む
のと同時に、冗長データをParity−B(N)をデ
ィスク上に書き込む必要がある。Parity−B
(N)は、ディスクから読み出したデータData−A
(O)とParity−B(O)と書き込みデータDa
ta−A(N)から計算されるので、Parity−B
(N)は、データData−A(O)とParity−
B(O)とデータData−A(N)を専用メモリ上に
重ねて転送することによって得ることができる。この実
施の形態では、まず、Data−A(O)とParit
y−B(O)とのEX−ORをとり、次に、EX−OR
とData−A(N)とのEX−ORをとる順序で説明
したが、データの組み合せは順不同である。他の順序で
データを転送し、EX−ORをとっても、結果は同じで
ある。また、転送するだけでEX−ORを得るという効
果も同じである。
【0052】以上のように、この実施の形態では、デー
タを転送すると同時に排他的論理和計算を行うメモリに
ついて説明した。これは、標準化されたバス(ここで
は、PCI Bus)のどこかに演算機能(ここでは、
排他的論理和計算)をおいて、データを転送するだけで
その機能を実行した結果を得るものである。即ち、従来
CPUが利用するメモリ(主記憶部)の一部をこの専用
の回路で代行するものである。この代行は、従来のCP
Uの動作に影響を与えずに、メモリの転送先を変換する
ことで実行される。メモリの転送先の変換は、PCI
Busがホストコンピュータの起動時に、メモリのマッ
ピングを行うことを利用している。即ち、オペレーティ
ングシステムが本来備えているメモリ管理システムが、
この専用メモリがPCI Bus上のデバイスであるこ
とを知っているので可能となる。この専用メモリのドラ
イバは、CPUから通常のコマンドが発行されるとき
に、ホストバスアダプタのSCSIコントローラに専用
メモリの所定のアドレスに転送せよと指示を与える。こ
の専用メモリは、前述したように、3つのエリアで使い
分けられる。ドライバは、3つのエリアの内、どのエリ
アを使うかを指示する。そして、ドライバは、機能が処
理した後のデータを本来要求されたアドレスに転送す
る。本来要求されたアドレスとは、PCI Busのメ
モリ空間ではなく、CPUが直接アクセスできる主記憶
部のアドレス空間である。このように動作するドライバ
と専用アダプタを用いることで、既存のコンピュータシ
ステムに影響を与えず、ディスクアレイシステムを実現
できる。
【0053】実施の形態2.この発明の実施の形態とし
て、ハードウェア的には、前述した実施の形態で述べた
ような専用アダプタでなくともよい。前述した実施の形
態で述べたような専用アダプタでない場合は、そのよう
なハードウェアをサポートするOS(Operatin
g System)を用意し、そのOSと組み合わせて
システムを構成することも可能である。だが、その場合
には、既存のコンピュータシステムに影響を与えずに、
アドインできるという効果は失われる。だが、その場合
でも、排他的論理和計算をCPUに負荷をかけずに行う
という効果は、前述した実施の形態と同様である。
【0054】また、本発明は、従来例1,3で引用した
ディスクアレイシステム等にも適用できる。即ち、従来
例で引用したディスクアレイシステムのパリティ生成回
路を本発明の専用メモリに置き換えることで、さらにパ
リティ生成の処理スピードを改善することができる。
【0055】また、前述した実施の形態では、ディスク
アレイシステムの排他的論理和計算の場合について説明
したが、ディスクからのデータの排他的論理和計算に限
らず、他のメモリや記憶部やディスク以外の外部記憶装
置からのデータの排他的論理和計算にこの発明を適用し
てもよい。
【0056】また、このメモリ素子は、画像データに対
する演算処理に適用することも可能である。
【0057】
【発明の効果】この発明によれば、CPUや主記憶部に
負荷をかけずに、ディスクアレイシステムに必要な排他
的論理和計算が行える。
【0058】また、バス上に排他的論理和データ記憶部
を配置したので、データの転送時間を短縮できる。
【0059】また、既存のコンピュータシステムに影響
を与えずに、ソフトウェアレイドに必要な計算を行う機
能を付加できる。また、構成が単純で安価にできる。
【0060】また、1つの記憶エリアで複数の機能を提
供できる。
【0061】また、1つの記憶部をディスクアレイ専用
としてだけではなく、他のデータ記憶用としても利用で
きる。
【0062】また、パリティ生成がデータ転送と同時に
行われるので、処理性能が高い。また、CPUの計算時
間をカットできる。
【0063】また、データ処理に必要な初期化を行え
る。
【0064】この発明によれば、データを転送するだけ
で、排他的論理和データを生成できる。
【0065】また、データの転送時間と別に計算時間を
必要としないので、計算時間を短縮できる。
【0066】また、複数のデータの排他的論理和データ
を生成できる。
【0067】また、ディスクアレイシステムのデータ処
理に必要な初期化を行える。
【0068】また、排他的論理和データ記憶部からデー
タを読み出す読み出し時間だけで、初期化を行える。
【0069】この発明によれば、ディスクアレイのRe
ad Modify Writeを短時間で行える。
【0070】この発明によれば、データを転送して重ね
書きするだけで、排他的論理和データを生成できるメモ
リ素子を得ることができる。また、排他的論理和データ
を重ね書きするので、中間のエリアを省略できる。
【0071】また、この発明によれば、ディスクアレイ
システムの排他的論理和データの生成を短時間ででき
る。また、構成が単純で安価に実現できる。
【0072】この発明によれば、データを転送するだけ
で、排他的論理和データを生成できるメモリ装置を得る
ことができる。
【0073】この発明によれば、第2のデータを入力す
る際に第1のデータの読み出しを行って排他的論理和回
路が演算するので、排他的論理和計算の時間を短縮でき
る。
【0074】また、排他的論理和計算をCPUに負担を
かけずに行える。
【0075】また、メモリ装置の初期化を行える。
【0076】また、メモリ装置からデータを読み出す読
み出し時間だけで、初期化を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のディスクアレイ専用メモリを用い
たディスクアレイシステムの全体構成図である。
【図2】 この発明のメモリの3つの仮想アドレス空間
を説明する図である。
【図3】 この発明の専用メモリに使われるメモリ素子
のイメージ図である。
【図4】 この発明の専用メモリの回路構成図である。
【図5】 この発明の専用メモリの動作モードを説明す
る動作モードと3つのエリアの関係を説明する図であ
る。
【図6】 この発明の専用メモリのタイミングチャート
を示す図である。
【図7】 この発明の専用メモリのタイミングチャート
を示す図である。
【図8】 この発明の専用メモリのタイミングチャート
を示す図である。
【図9】 この発明の専用メモリのタイミングチャート
を示す図である。
【図10】 この発明の修復Readの動作を説明する
図である。
【図11】 図10に対応する処理の流れ図である。
【図12】 この発明のRead Modify Wr
iteの動作を説明する図である。
【図13】 図12に対応する処理の流れ図である。
【図14】 従来の修復Readの処理を説明する図で
ある。
【図15】 従来のRead Modify Writ
eの処理を説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU、100 ディスクアレイ専用メモリ、10
1 DATAI、105 EX−OR、106 GN
D、110 排他的論理和回路、120 セレクタ、1
30 メモリ、140 ラッチメモリ、147 LTD
ATA、160制御部、161 AREA、162 S
ELECT、163 CONT_CS*、164 CO
NT_RD*、165 CONT_WT*、166 C
S*、167 RD*、168 WT*、169 L
T、175 OE*、180 SEL_DATA、18
2 DO、190 DATAO、201,203,20
5ホストバスアダプタ、211,213 SCSIコン
トローラ、250,250a,250b,250c,2
50d ディスク、260 PCI Bus、270
主記憶部、280 I/O Bus Bridge、3
00 アダプタ、310 マイクロプロセッサ、320
周辺回路、350 システムバス、360PCI B
us、CS チップセレクト、I 入力、RD リー
ド、T1,T2,T3,T4 クロック、WT ライ
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 正博 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2台以上のディスク装置によ
    り構成されるディスクアレイシステムにおいて、 所定のデータを入力し上記所定のデータとすでに記憶し
    たデータとの排他的論理和をとり排他的論理和データを
    生成して生成した排他的論理和データを記憶する排他的
    論理和データ記憶部を備えたことを特徴とするディスク
    アレイシステム。
  2. 【請求項2】 上記ディスク装置は、バスを介してホス
    トコンピュータと接続され、上記排他的論理和データ記
    憶部は、上記バス上に配置されたことを特徴とする請求
    項1に記載のディスクアレイシステム。
  3. 【請求項3】 上記排他的論理和データ記憶部は、 少なくとも1ビットのデータを記憶可能な記憶部と、外
    部から入力する上記所定のデータと上記記憶部が記憶す
    るデータとの排他的論理和を計算して計算結果を出力す
    る排他的論理和回路とを備えたメモリ素子により構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のディスクア
    レイシステム。
  4. 【請求項4】 上記排他的論理和データ記憶部は、1つ
    の物理的な記憶エリアを複数のモードで使用することを
    特徴とする請求項1に記載のディスクアレイシステム。
  5. 【請求項5】 上記複数のモードの1つは、外部から入
    力する上記所定のデータを1つの物理的な記憶エリアに
    記憶するメモリとして使用するモードであることを特徴
    とする請求項4に記載のディスクアレイシステム。
  6. 【請求項6】 上記複数のモードの1つは、外部から入
    力する上記所定のデータと物理的な記憶エリアに記憶さ
    れているデータとの排他的論理和をとるモードであるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のディスクアレイシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 上記複数のモードの1つは、物理的な記
    憶エリアから記憶されたデータを読み出すと物理的な記
    憶エリアをイニシャライズするモードであることを特徴
    とする請求項4に記載のディスクアレイシステム。
  8. 【請求項8】 ディスクアレイシステムの制御方法にお
    いて、 指定されたディスクアドレスから第1のデータを読み出
    して排他的論理和データ記憶部に転送して記憶する工程
    と、 指定されたディスクアドレスから第2のデータを読み出
    して排他的論理和データ記憶部に転送すると同時に第1
    と第2のデータの排他的論理和データを生成して記憶す
    る排他的論理和データ生成工程と、 上記排他的論理和データ生成工程で生成された排他的論
    理和データを読み出して指定されたアドレスに転送する
    工程とを有することを特徴とするディスクアレイシステ
    ムの制御方法。
  9. 【請求項9】 上記排他的論理和データ生成工程は、 上記排他的論理和データ記憶部が記憶する第1のデータ
    を読み出して出力する工程と、 上記工程で出力された第1のデータを排他的論理和回路
    に入力する工程と、指定されたディスクアドレスから読
    み出された上記第2のデータを上記排他的論理和回路に
    入力する工程と、 上記排他的論理和回路が入力する上記第1のデータと第
    2のデータの排他的論理和データを生成して出力し、出
    力した排他的論理和データを上記排他的論理和データ記
    憶部に記憶する工程とを有することを特徴とする請求項
    8に記載のディスクアレイシステムの制御方法。
  10. 【請求項10】 上記ディスクアレイシステムの制御方
    法は、上記排他的論理和データ生成工程を複数回繰り返
    して実行することを特徴とする請求項8に記載のディス
    クアレイシステムの制御方法。
  11. 【請求項11】 上記ディスクアレイシステムの制御方
    法は、排他的論理和データ記憶部を初期化する初期化工
    程を備えたことを特徴とする請求項8に記載のディスク
    アレイシステムの制御方法。
  12. 【請求項12】 上記初期化工程は、 上記排他的論理和データ記憶部が記憶するデータを読み
    出してラッチメモリに記憶する読み出し工程と、 上記ラッチメモリが記憶するデータを出力データとして
    外部に出力する工程と、 上記排他的論理和データ記憶部に0を入力して記憶する
    工程とを有することを特徴とする請求項11記載のディ
    スクアレイシステムの制御方法。
  13. 【請求項13】 ディスクアレイシステムの制御方法に
    おいて、 第1のデータを排他的論理和データ記憶部に転送して記
    憶する工程と、 指定されたディスクアドレスから第2のデータを読み出
    して排他的論理和回路に入力するとともに上記排他的論
    理和データ記憶部に記憶されている上記第1のデータを
    読み出して上記排他的論理和回路に入力し上記第1のデ
    ータと第2のデータとの排他的論理和データを生成して
    上記排他的論理和データ記憶部に記憶する工程と、 指定されたディスクアドレスから第2のデータのパリテ
    ィデータを読み出して上記排他的論理和回路に入力する
    とともに上記排他的論理和データ記憶部に記憶されてい
    る上記排他的論理和データを読み出して上記排他的論理
    和回路に入力し上記第2のデータのパリティデータと上
    記排他的論理和データとの排他的論理和データを生成し
    て上記排他的論理和データ記憶部に記憶する工程と、 指定されたディスクアドレスに上記第1のデータを書き
    込む工程と、 指定されたディスクアドレスに上記排他的論理和データ
    記憶部に記憶されている排他的論理和データを第1のデ
    ータのパリティデータとして書き込む工程とを有するこ
    とを特徴とするディスクアレイシステムの制御方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも1ビットのデータを記憶可
    能な記憶部を備えたメモリ素子において、 上記メモリ素子は、外部から入力する外部データと上記
    記憶部が記憶するデータとの排他的論理和を計算して計
    算結果を出力する排他的論理和回路を備えるとともに、
    上記記憶部は上記計算結果を記憶することを特徴とする
    メモリ素子。
  15. 【請求項15】 上記メモリ素子は、ディスクアレイシ
    ステムに使用されることを特徴とする請求項14に記載
    のメモリ素子。
  16. 【請求項16】 第1と第2の入力端子からそれぞれデ
    ータを入力し上記第1と第2の入力端子から入力するデ
    ータの排他的論理和を出力する排他的論理和回路を有し
    上記排他的論理和回路が出力する排他的論理和を記憶す
    るメモリ装置であって、上記排他的論理和回路は、上記
    メモリ装置が記憶する排他的論理和を第2の入力端子か
    ら入力することを特徴とするメモリ装置。
  17. 【請求項17】 以下の工程を有するメモリ装置の制御
    方法 (a)指定されたメモリアドレスから第1のデータを読
    み出して排他的論理和データ記憶部に転送して記憶する
    工程、 (b)指定されたメモリアドレスから第2のデータを読
    み出して排他的論理和回路に入力するとともに上記排他
    的論理和データ記憶部に記憶されている上記第1のデー
    タを読み出して上記排他的論理和回路に入力し上記第1
    のデータと第2のデータとの排他的論理和データを生成
    して上記排他的論理和データ記憶部に記憶する排他的論
    理和データ生成工程。
  18. 【請求項18】 上記メモリ装置の制御方法は、さら
    に、 上記排他的論理和データ生成工程で生成された排他的論
    理和データを読み出して指定されたアドレスに転送する
    工程を有することを特徴とする請求項17に記載のメモ
    リ装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 上記メモリ装置の制御方法は、排他的
    論理和データ記憶部を初期化する初期化工程を備えたこ
    とを特徴とする請求項17に記載のメモリ装置の制御方
    法。
  20. 【請求項20】 上記初期化工程は、 上記排他的論理和データ記憶部が記憶するデータを読み
    出してラッチメモリに記憶する読み出し工程と、 上記ラッチメモリが記憶するデータを出力データとして
    外部に出力する工程と、 上記排他的論理和データ記憶部に0を入力して記憶する
    工程とを有することを特徴とする請求項19に記載のメ
    モリ装置の制御方法。
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