JPH11133389A - 投射型液晶表示装置 - Google Patents
投射型液晶表示装置Info
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- JPH11133389A JPH11133389A JP9294474A JP29447497A JPH11133389A JP H11133389 A JPH11133389 A JP H11133389A JP 9294474 A JP9294474 A JP 9294474A JP 29447497 A JP29447497 A JP 29447497A JP H11133389 A JPH11133389 A JP H11133389A
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- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/133382—Heating or cooling of liquid crystal cells other than for activation, e.g. circuits or arrangements for temperature control, stabilisation or uniform distribution over the cell
- G02F1/133385—Heating or cooling of liquid crystal cells other than for activation, e.g. circuits or arrangements for temperature control, stabilisation or uniform distribution over the cell with cooling means, e.g. fans
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/74—Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor
- H04N5/7416—Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor involving the use of a spatial light modulator, e.g. a light valve, controlled by a video signal
- H04N5/7441—Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor involving the use of a spatial light modulator, e.g. a light valve, controlled by a video signal the modulator being an array of liquid crystal cells
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コスト、省スペースで投射型液晶表示装置
の各ライトバルブの温度を均一にし、色むら、色ズレの
生じにくい表示装置を提供する。 【解決手段】 光源からのＧ光、Ｒ光及びＢ光をそれぞ
れＧ光、Ｒ光及びＢ光の反射ミラー２，３，４及びフィ
ールドレンズ７，８，９を介してＧ光、Ｒ光及びＢ光の
ライトバルブ１０，１１，１２に入射させ、これらによ
り変調されたＧ光、Ｒ光及びＢ光の反射光を投影レンズ
群１３によりスクリーン１４に投影、結像させる。液晶
ライトバルブ１０，１１，１２がシート状高熱伝導性部
材１５を介して相互に接続されている。高熱伝導性部材
１５は液晶ライトバルブ１０，１１，１２の裏面と接触
している。
の各ライトバルブの温度を均一にし、色むら、色ズレの
生じにくい表示装置を提供する。 【解決手段】 光源からのＧ光、Ｒ光及びＢ光をそれぞ
れＧ光、Ｒ光及びＢ光の反射ミラー２，３，４及びフィ
ールドレンズ７，８，９を介してＧ光、Ｒ光及びＢ光の
ライトバルブ１０，１１，１２に入射させ、これらによ
り変調されたＧ光、Ｒ光及びＢ光の反射光を投影レンズ
群１３によりスクリーン１４に投影、結像させる。液晶
ライトバルブ１０，１１，１２がシート状高熱伝導性部
材１５を介して相互に接続されている。高熱伝導性部材
１５は液晶ライトバルブ１０，１１，１２の裏面と接触
している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型液晶表示装
置に係わり、特に複数枚の液晶ライトバルブを用いた投
射型液晶表示装置に関する。
置に係わり、特に複数枚の液晶ライトバルブを用いた投
射型液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、投射型液晶表示装置は高精細化、
高輝度化が実現され、業務用のプレゼンテーションツー
ルとして、頻繁に利用されるようになった。特に画質の
高い、高画素数、高輝度の装置においては、Ｒ，Ｇ，Ｂ
の３色用に液晶パネルを使用した、いわゆる３板式液晶
表示装置が一般的である。
高輝度化が実現され、業務用のプレゼンテーションツー
ルとして、頻繁に利用されるようになった。特に画質の
高い、高画素数、高輝度の装置においては、Ｒ，Ｇ，Ｂ
の３色用に液晶パネルを使用した、いわゆる３板式液晶
表示装置が一般的である。
【０００３】図５に典型的な投射型３板式液晶表示装置
の概略図を示す。本例では透過型液晶ライトバルブを使
用する例を示している。筐体１０１内には、メタルハラ
イド、キセノンなどの発光管を集光し、平行光を射出す
る光源１０２、光源光をＲ，Ｇ，Ｂに分解、合成するた
めの、ミラーが６枚（Ｂ光選択反射ミラー１０３、第一
のＲ光選択反射ミラー１０４、第一の反射ミラー１０
５、第二の反射ミラー１０６、第二のＲ光選択反射ミラ
ー１０７、Ｇ光選択反射ミラー１０８）ありＲ，Ｇ，Ｂ
の各光をＲ光ライトバルブ１０９、Ｇ光ライトバルブ１
１０、Ｂ光ライトバルブ１１１に照射している。各々の
ライトバルブで変調された光は再び合成され、投影レン
ズ群１１２で拡大投影され、外部のスクリーン１１３に
映し出される。投射型液晶表示装置では、光源１０２の
光量は極めて大きく、ライトバルブを通過するときには
１００万ルックスにものぼる高密度のエネルギーが照射
されるため、ライトバルブは高温になり易い。そこで例
えば空冷ファン１１４などでライトバルブを冷却するの
が一般的である。更に、低温下での使用時に液晶の応答
速度を速くするために、ライトバルブにヒーター１１５
をつけ、昇温する場合もある。また、Ｒ，Ｇ，Ｂの各ラ
イトバルブには異なるエネルギーの光が異なる光量で入
射するので、色により高温になる度合いが異なる。図６
に示す液晶ライトバルブの液晶透過率対印加電圧の関係
が一般的には温度上昇に際して印加電圧の小さい方向に
シフトするため、色により温度が異なると、同じ印加電
圧Ｖに対し色により透過率がＴ1 ，Ｔ2 の様に異なり、
表示色が本来の色からずれるという現象を引き起こす
（以下色ズレと呼ぶ）。特に光源のスイッチが投入され
た直後の数分間、光源の光量が徐々に変化していると
き、あるいは装置のおかれた環境温度が急激に変化した
場合に、上記は顕著となる。この問題を解決するため
に、図５の様に、ライトバルブにヒーター１１５、ある
いは温度センサー１１６とヒーター１１５を取付け、ラ
イトバルブの温度をコントローラー１１７で制御する方
法がとられる場合がある。また、図示していないが、ペ
ルチェ素子を用いて温度制御する方法も可能である。こ
れらの方法は温度制御の方法としては、コストが高く、
表示装置を低コスト化する一つの障害になっていた。
の概略図を示す。本例では透過型液晶ライトバルブを使
用する例を示している。筐体１０１内には、メタルハラ
イド、キセノンなどの発光管を集光し、平行光を射出す
る光源１０２、光源光をＲ，Ｇ，Ｂに分解、合成するた
めの、ミラーが６枚（Ｂ光選択反射ミラー１０３、第一
のＲ光選択反射ミラー１０４、第一の反射ミラー１０
５、第二の反射ミラー１０６、第二のＲ光選択反射ミラ
ー１０７、Ｇ光選択反射ミラー１０８）ありＲ，Ｇ，Ｂ
の各光をＲ光ライトバルブ１０９、Ｇ光ライトバルブ１
１０、Ｂ光ライトバルブ１１１に照射している。各々の
ライトバルブで変調された光は再び合成され、投影レン
ズ群１１２で拡大投影され、外部のスクリーン１１３に
映し出される。投射型液晶表示装置では、光源１０２の
光量は極めて大きく、ライトバルブを通過するときには
１００万ルックスにものぼる高密度のエネルギーが照射
されるため、ライトバルブは高温になり易い。そこで例
えば空冷ファン１１４などでライトバルブを冷却するの
が一般的である。更に、低温下での使用時に液晶の応答
速度を速くするために、ライトバルブにヒーター１１５
をつけ、昇温する場合もある。また、Ｒ，Ｇ，Ｂの各ラ
イトバルブには異なるエネルギーの光が異なる光量で入
射するので、色により高温になる度合いが異なる。図６
に示す液晶ライトバルブの液晶透過率対印加電圧の関係
が一般的には温度上昇に際して印加電圧の小さい方向に
シフトするため、色により温度が異なると、同じ印加電
圧Ｖに対し色により透過率がＴ1 ，Ｔ2 の様に異なり、
表示色が本来の色からずれるという現象を引き起こす
（以下色ズレと呼ぶ）。特に光源のスイッチが投入され
た直後の数分間、光源の光量が徐々に変化していると
き、あるいは装置のおかれた環境温度が急激に変化した
場合に、上記は顕著となる。この問題を解決するため
に、図５の様に、ライトバルブにヒーター１１５、ある
いは温度センサー１１６とヒーター１１５を取付け、ラ
イトバルブの温度をコントローラー１１７で制御する方
法がとられる場合がある。また、図示していないが、ペ
ルチェ素子を用いて温度制御する方法も可能である。こ
れらの方法は温度制御の方法としては、コストが高く、
表示装置を低コスト化する一つの障害になっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この様に従来の複数枚
の液晶ライトバルブを用いる投射型液晶表示装置では、
各ライトバルブの温度が色により異なることにより、色
むら、色ズレを生じるという問題があった。
の液晶ライトバルブを用いる投射型液晶表示装置では、
各ライトバルブの温度が色により異なることにより、色
むら、色ズレを生じるという問題があった。
【０００５】特に電源投入時のライトバルブの温度が変
りやすい時或いは、使用環境温度が急激に変化する場合
に顕著であった。
りやすい時或いは、使用環境温度が急激に変化する場合
に顕著であった。
【０００６】この問題を解決しようとして、各ライトバ
ルブの温度を温度コントローラ、センサー、ヒーター或
いはペルチェ素子により制御することは、表示装置の大
型化、コストアップの要因となっていた。
ルブの温度を温度コントローラ、センサー、ヒーター或
いはペルチェ素子により制御することは、表示装置の大
型化、コストアップの要因となっていた。
【０００７】従って本発明は、上記の問題を解決すべ
く、低コスト、省スペースで投射型液晶表示装置の各ラ
イトバルブの温度を均一にし、色むら、色ズレの生じに
くい表示装置を提供することを目的とする。
く、低コスト、省スペースで投射型液晶表示装置の各ラ
イトバルブの温度を均一にし、色むら、色ズレの生じに
くい表示装置を提供することを目的とする。
【０００８】本発明の別の目的は、とりわけ透過率−電
圧曲線の変化が他の液晶と比較して大きい、高分子分散
型液晶或いはポリマーネットワーク型液晶ライトバルブ
を複数個使用した投射型液晶表示装置の色むら、色ズレ
を改善することである。
圧曲線の変化が他の液晶と比較して大きい、高分子分散
型液晶或いはポリマーネットワーク型液晶ライトバルブ
を複数個使用した投射型液晶表示装置の色むら、色ズレ
を改善することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、複数の液晶ライトバル
ブと、これらのライトバルブを照射する光源とを有し、
該複数のライトバルブにより変調された複数の該光源光
を投影、結像させる投射型液晶表示装置において、該複
数の液晶ライトバルブが高熱伝導性部材を介して相互に
接続されている事を特徴とする投射型液晶表示装置、が
提供される。
如き目的を達成するものとして、複数の液晶ライトバル
ブと、これらのライトバルブを照射する光源とを有し、
該複数のライトバルブにより変調された複数の該光源光
を投影、結像させる投射型液晶表示装置において、該複
数の液晶ライトバルブが高熱伝導性部材を介して相互に
接続されている事を特徴とする投射型液晶表示装置、が
提供される。
【００１０】本発明の一態様においては、該高熱伝導性
部材はシート状である。
部材はシート状である。
【００１１】本発明の一態様においては、該複数の液晶
ライトバルブは光源光を反射する反射型であり、該高熱
伝導性部材は該液晶ライトバルブの裏面すなわち前記光
源光を反射する面と反対の面と接触している。
ライトバルブは光源光を反射する反射型であり、該高熱
伝導性部材は該液晶ライトバルブの裏面すなわち前記光
源光を反射する面と反対の面と接触している。
【００１２】本発明の一態様においては、該液晶ライト
バルブは、ポリマーネットワーク中に液晶を分散させた
構造、または、ポリマー中に液晶を粒子状に分散させた
構造を有する。
バルブは、ポリマーネットワーク中に液晶を分散させた
構造、または、ポリマー中に液晶を粒子状に分散させた
構造を有する。
【００１３】このような本発明によれば、複数枚の液晶
ライトバルブをいかなる状態においても短時間でほぼ同
じ温度になる様にすることで、ライトバルブ間の温度差
に基づく表示の色むら、色ズレをなくすことができる。
特に、高熱伝導性部材として、シート状の金属あるい
は、高熱伝導性高分子シートを用いることで、低コス
ト、省スペースで上記表示上の効果を実現する。
ライトバルブをいかなる状態においても短時間でほぼ同
じ温度になる様にすることで、ライトバルブ間の温度差
に基づく表示の色むら、色ズレをなくすことができる。
特に、高熱伝導性部材として、シート状の金属あるい
は、高熱伝導性高分子シートを用いることで、低コス
ト、省スペースで上記表示上の効果を実現する。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【００１５】［実施形態１］図１は本発明の投射型液晶
表示装置の第１の実施形態を示す概略図である。図１に
おいて、（ａ）は断面図であり、（ｂ）は斜視図であ
る。図１（ａ）は、光学系を中心に断面図を示してあ
り、これ以外に液晶ライトバルブの駆動回路、電源回路
等の電気部品、機械部品が必要であるが、省略してあ
る。本例は、３個の反射型液晶ライトバルブを用いた反
射型液晶表示装置の例である。
表示装置の第１の実施形態を示す概略図である。図１に
おいて、（ａ）は断面図であり、（ｂ）は斜視図であ
る。図１（ａ）は、光学系を中心に断面図を示してあ
り、これ以外に液晶ライトバルブの駆動回路、電源回路
等の電気部品、機械部品が必要であるが、省略してあ
る。本例は、３個の反射型液晶ライトバルブを用いた反
射型液晶表示装置の例である。
【００１６】筐体１内には、紙面にほぼ垂直な方向から
入射し、すでにＲ，Ｇ，Ｂの各色に分波された光源光
（不図示）を色毎に反射するＧ光反射ミラー２、第一の
Ｒ光反射ミラー３、第一のＢ光反射ミラー４があり、そ
れぞれＧ光フィールドレンズ７、Ｒ光フィールドレンズ
８、Ｂ光フィールドレンズ９に光源光を入射させる。各
フィールドレンズで光源光はほぼ平行になり、３色のラ
イトバルブ１０，１１，１２にほぼ垂直に入射する。不
図示の駆動回路により、ライトバルブには画像信号が送
られ、光源光を変調する。各ライトバルブで反射された
光は、各フィールドレンズ７，８，９を介して投射レン
ズ群１３に送られ、拡大・投影され、外部のスクリーン
１４に映し出される。その際、Ｒ光及びＢ光は、それぞ
れ第二のＲ光反射ミラー５及び第二のＢ光反射ミラー６
による反射を受ける。
入射し、すでにＲ，Ｇ，Ｂの各色に分波された光源光
（不図示）を色毎に反射するＧ光反射ミラー２、第一の
Ｒ光反射ミラー３、第一のＢ光反射ミラー４があり、そ
れぞれＧ光フィールドレンズ７、Ｒ光フィールドレンズ
８、Ｂ光フィールドレンズ９に光源光を入射させる。各
フィールドレンズで光源光はほぼ平行になり、３色のラ
イトバルブ１０，１１，１２にほぼ垂直に入射する。不
図示の駆動回路により、ライトバルブには画像信号が送
られ、光源光を変調する。各ライトバルブで反射された
光は、各フィールドレンズ７，８，９を介して投射レン
ズ群１３に送られ、拡大・投影され、外部のスクリーン
１４に映し出される。その際、Ｒ光及びＢ光は、それぞ
れ第二のＲ光反射ミラー５及び第二のＢ光反射ミラー６
による反射を受ける。
【００１７】３色のライトバルブの背面は、１枚の高熱
伝導シート１５（ここではグラファイトシート）１５で
つながっており、ライトバルブ間の温度が極めて短時間
で同一になる様にしてある。
伝導シート１５（ここではグラファイトシート）１５で
つながっており、ライトバルブ間の温度が極めて短時間
で同一になる様にしてある。
【００１８】図１（ｂ）は下方向から斜視したものであ
り、グラファイトシートがとりつけられた様子を図示し
てある。
り、グラファイトシートがとりつけられた様子を図示し
てある。
【００１９】グラファイトシートとしては、松下電器産
業株式会社製「パナソニックグラファイトシート」を用
いることができる。このグラファイトシートは、高分子
フィルムをグラファイト化した厚さ０．１ｍｍのシート
である。このシートには熱伝導異方性があるので、図１
（ａ）の紙面に平行な方向に、高熱伝導度方向を合わせ
て加工するのが好ましい。この方向の熱伝導度は７００
Ｗ／（ｍ・Ｋ）である。このシートは銅フィルムの１．
５倍以上の熱伝導度を有する上に、加工性にすぐれてお
り、本発明の目的に最も効果的に供されるが、銅製の板
を曲げ加工して使用しても充分効果はあるし、アルミニ
ウム板、ステンレス板等の比較的安価な金属材料でも本
発明の目的を達することができる。
業株式会社製「パナソニックグラファイトシート」を用
いることができる。このグラファイトシートは、高分子
フィルムをグラファイト化した厚さ０．１ｍｍのシート
である。このシートには熱伝導異方性があるので、図１
（ａ）の紙面に平行な方向に、高熱伝導度方向を合わせ
て加工するのが好ましい。この方向の熱伝導度は７００
Ｗ／（ｍ・Ｋ）である。このシートは銅フィルムの１．
５倍以上の熱伝導度を有する上に、加工性にすぐれてお
り、本発明の目的に最も効果的に供されるが、銅製の板
を曲げ加工して使用しても充分効果はあるし、アルミニ
ウム板、ステンレス板等の比較的安価な金属材料でも本
発明の目的を達することができる。
【００２０】本実施形態の表示装置によれば、定常動作
時に液晶ライトバルブの温度が全て環境温度＋（１０℃
±１℃）に制御され、表示画像の色ズレや色むらは視認
できない。特に電源投入時に温度が原因で色ズレを生じ
ることがなくなる。
時に液晶ライトバルブの温度が全て環境温度＋（１０℃
±１℃）に制御され、表示画像の色ズレや色むらは視認
できない。特に電源投入時に温度が原因で色ズレを生じ
ることがなくなる。
【００２１】なお、定常時の温度上昇は、同じ光学ユニ
ットを使用しても、まわりの実装状態、空間の大きさ、
ファン等の冷却能力の大小によって変化することは銘記
しておく必要がある。
ットを使用しても、まわりの実装状態、空間の大きさ、
ファン等の冷却能力の大小によって変化することは銘記
しておく必要がある。
【００２２】又、本実施形態でのＲ，Ｇ，Ｂ３色の位置
は必らずしもこの限りでない。
は必らずしもこの限りでない。
【００２３】本実施形態では、液晶ライトバルブ１０，
１１，１２は、ポリマーネットワーク中に液晶を分散さ
せたものを２枚の基板内にはさんだものを使用してい
る。この液晶は、電圧の印加の有無により、ポリマーと
液晶の屈折率差が有る「散乱状態」と、ポリマーと液晶
の屈折率差がない「透過状態」を作り出すもので、偏光
板を使用しない高輝度の液晶表示装置を作製するに適し
た液晶ライトバルブを構成できるものである。
１１，１２は、ポリマーネットワーク中に液晶を分散さ
せたものを２枚の基板内にはさんだものを使用してい
る。この液晶は、電圧の印加の有無により、ポリマーと
液晶の屈折率差が有る「散乱状態」と、ポリマーと液晶
の屈折率差がない「透過状態」を作り出すもので、偏光
板を使用しない高輝度の液晶表示装置を作製するに適し
た液晶ライトバルブを構成できるものである。
【００２４】使用した液晶材料でのライトバルブは、透
過率対印加電圧特性が−０．０５Ｖ／Ｋ程度の温度依存
を示すものであった。材料特性で決まるこの係数は、Ｔ
Ｎ（Ｔｗｉｓｔｅｄ Ｎｅｍａｔｉｃ）モードの液晶よ
りも一般に大きい。従って本例の様にポリマーネットワ
ーク型液晶ライトバルブを用いた高輝度表示装置を構成
する際に、本発明の温度均一化方法は極めて有効とな
る。
過率対印加電圧特性が−０．０５Ｖ／Ｋ程度の温度依存
を示すものであった。材料特性で決まるこの係数は、Ｔ
Ｎ（Ｔｗｉｓｔｅｄ Ｎｅｍａｔｉｃ）モードの液晶よ
りも一般に大きい。従って本例の様にポリマーネットワ
ーク型液晶ライトバルブを用いた高輝度表示装置を構成
する際に、本発明の温度均一化方法は極めて有効とな
る。
【００２５】しかしながら、ＴＮ液晶を用いる反射型液
晶ライトバルブでも本発明は有効であることに変わりは
ない。
晶ライトバルブでも本発明は有効であることに変わりは
ない。
【００２６】また液晶ライトバルブを２個使用する投射
型表示装置でも本発明に有効であるし、図では示してい
ない様な構造で、各色のライトバルブが互いにもっと離
れている場合には、なおさら、本発明の有効性が発揮さ
れる。
型表示装置でも本発明に有効であるし、図では示してい
ない様な構造で、各色のライトバルブが互いにもっと離
れている場合には、なおさら、本発明の有効性が発揮さ
れる。
【００２７】［実施形態２］図２は本発明の第２の実施
形態を示す。本実施形態は実施形態１と全く同じ構造の
光学系の装置において、高熱伝導性部材の形態のみを変
えたものである。
形態を示す。本実施形態は実施形態１と全く同じ構造の
光学系の装置において、高熱伝導性部材の形態のみを変
えたものである。
【００２８】高熱伝導性部材は、ここではアルミニウム
板１６をコの字型に加工したものを各ライトバルブの裏
面側に密着させたものである。アルミニウム板１６以外
は、図１におけると同一機能を有する部材は同じ記号で
示した。
板１６をコの字型に加工したものを各ライトバルブの裏
面側に密着させたものである。アルミニウム板１６以外
は、図１におけると同一機能を有する部材は同じ記号で
示した。
【００２９】アルミニウム板１６とライトバルブ裏面の
間には、熱伝導性のペーストや、熱伝導性フィラー入り
の接着剤を入れることが望ましいが、良好な平面性があ
ればネジ等で固定しても可能である。
間には、熱伝導性のペーストや、熱伝導性フィラー入り
の接着剤を入れることが望ましいが、良好な平面性があ
ればネジ等で固定しても可能である。
【００３０】本アルミニウム板は厚さ２ｍｍのものを使
用したため、シート状物質には及ばないものの、スペー
ス的にさほど大きくはなく、本発明の目的に供すること
ができる。
用したため、シート状物質には及ばないものの、スペー
ス的にさほど大きくはなく、本発明の目的に供すること
ができる。
【００３１】また接着剤を使用することで、コストのか
かる平面出し加工なしに、安価で容易に、各ライトバル
ブの温度を一様にすることができる。
かる平面出し加工なしに、安価で容易に、各ライトバル
ブの温度を一様にすることができる。
【００３２】［実施形態３］図３及び図４は本発明の第
３の実施形態を示す図である。
３の実施形態を示す図である。
【００３３】本実施形態は透過型の３枚の液晶ライトバ
ルブを用いた投射型液晶表示装置の例である。
ルブを用いた投射型液晶表示装置の例である。
【００３４】順に構成を説明する。筐体３０１内には、
発光管、リフレクター、レンズを有する光源３０２があ
り、光源光をＲ，Ｇ，Ｂの各色に分解、合成する６枚の
ミラー（Ｂ光選択反射ミラー３０３、第一のＲ光選択反
射ミラー３０４、第一の反射ミラー３０５、第二の反射
ミラー３０６、第二のＲ光反射ミラー３０７、Ｇ光反射
ミラー３０８）がある。
発光管、リフレクター、レンズを有する光源３０２があ
り、光源光をＲ，Ｇ，Ｂの各色に分解、合成する６枚の
ミラー（Ｂ光選択反射ミラー３０３、第一のＲ光選択反
射ミラー３０４、第一の反射ミラー３０５、第二の反射
ミラー３０６、第二のＲ光反射ミラー３０７、Ｇ光反射
ミラー３０８）がある。
【００３５】Ｒ，Ｇ，Ｂの各色に分けられた光源光は、
３枚の液晶ライトバルブ３０９，３１０，３１１で変調
され、合成される。合成光は、投射レンズ群３１２によ
り拡大投影され、外部のスクリーン３１３に投射され
る。
３枚の液晶ライトバルブ３０９，３１０，３１１で変調
され、合成される。合成光は、投射レンズ群３１２によ
り拡大投影され、外部のスクリーン３１３に投射され
る。
【００３６】Ｒ，Ｇ，Ｂの各ライトバルブは、グラファ
イトシート３１４で接続され、互いに一様な温度に保た
れている。
イトシート３１４で接続され、互いに一様な温度に保た
れている。
【００３７】図４（ａ）は、図３のＲ光ライトバルブ３
０９の部分を詳細に示したものである。２枚のガラス貼
り合わせを有する液晶パネル３１５は、アルミニウム板
製のパネル固定ホルダー３１６を介してグラファイトシ
ート３１４と接している。一方、パネル固定ホルダー３
１６は、図３の筐体３０１内の所定の位置に固定される
が、この固定に際して、ライトバルブの固定枠３１７と
パネル固定ホルダー３１６とは、熱絶縁性の樹脂又は熱
絶縁材３１８を介して接しているため、パネル固定ホル
ダー３１６の熱がむやみに熱容量の大きい筐体３０１に
にげることを防止している。本発明による温度の均一化
を一層有効に実施しようとすれば、上記の様な熱伝導の
考慮は重要である。熱設計には接しているすべての物質
と形状を考慮し、ライトバルブ同士が短時間で一様な温
度になる様、材質、構造を決定するのが好ましい。本実
施形態はこの様な熱設計を考慮した一例である。
０９の部分を詳細に示したものである。２枚のガラス貼
り合わせを有する液晶パネル３１５は、アルミニウム板
製のパネル固定ホルダー３１６を介してグラファイトシ
ート３１４と接している。一方、パネル固定ホルダー３
１６は、図３の筐体３０１内の所定の位置に固定される
が、この固定に際して、ライトバルブの固定枠３１７と
パネル固定ホルダー３１６とは、熱絶縁性の樹脂又は熱
絶縁材３１８を介して接しているため、パネル固定ホル
ダー３１６の熱がむやみに熱容量の大きい筐体３０１に
にげることを防止している。本発明による温度の均一化
を一層有効に実施しようとすれば、上記の様な熱伝導の
考慮は重要である。熱設計には接しているすべての物質
と形状を考慮し、ライトバルブ同士が短時間で一様な温
度になる様、材質、構造を決定するのが好ましい。本実
施形態はこの様な熱設計を考慮した一例である。
【００３８】図４（ｂ）は図４（ａ）を紙面と平行な方
向から見た図である。本実施形態の液晶は透過型である
ので、画像表示は画像透過領域３１９としてグラファイ
トシート３１４、固定ホルダー３１６は開口している。
温度を均一にするためには、表示領域以外は出来るだ
け、高熱伝導性物質で覆うことが望ましい。
向から見た図である。本実施形態の液晶は透過型である
ので、画像表示は画像透過領域３１９としてグラファイ
トシート３１４、固定ホルダー３１６は開口している。
温度を均一にするためには、表示領域以外は出来るだ
け、高熱伝導性物質で覆うことが望ましい。
【００３９】本実施形態で用いたグラファイトシートは
実施形態１と同じ「パナソニックグラファイトシート」
であり、本シートは、加工性に優れる上、熱伝導性が極
めて高いため、本発明の目的に最も効果的に供する。し
かし、銅、アルミニウムなどの金属シートを用いること
も可能である。
実施形態１と同じ「パナソニックグラファイトシート」
であり、本シートは、加工性に優れる上、熱伝導性が極
めて高いため、本発明の目的に最も効果的に供する。し
かし、銅、アルミニウムなどの金属シートを用いること
も可能である。
【００４０】本実施形態の表示装置は、定常動作時に、
液晶ライトバルブの温度が全て環境温度＋（１５℃±１
℃）に制御され、表示画像の色ズレや色むらは視認でき
ない。
液晶ライトバルブの温度が全て環境温度＋（１５℃±１
℃）に制御され、表示画像の色ズレや色むらは視認でき
ない。
【００４１】本実施形態の液晶ライトバルブは、ＴＮ液
晶を使用したパネルを使ったが、透過型の液晶表示装置
用液晶材料として、例えばポリマーネットワーク型液晶
を用いたもの、或いは強誘電液晶を用いたもの、反強誘
電液晶を用いたものでも本発明は有効に作用する。
晶を使用したパネルを使ったが、透過型の液晶表示装置
用液晶材料として、例えばポリマーネットワーク型液晶
を用いたもの、或いは強誘電液晶を用いたもの、反強誘
電液晶を用いたものでも本発明は有効に作用する。
【００４２】特に、温度変化により、透過率対電圧特性
が敏感に変化するものほど発明の有効性は大である。
が敏感に変化するものほど発明の有効性は大である。
【００４３】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、複
数の液晶ライトバルブを高熱伝導性部材により相互に接
続したことにより、複数枚の液晶ライトバルブをいかな
る状態においても、短時間でほぼ同じ温度になる様にす
ることができ、ライトバルブ間の温度差に基づく表示の
色むら、色ズレをなくすことができる。
数の液晶ライトバルブを高熱伝導性部材により相互に接
続したことにより、複数枚の液晶ライトバルブをいかな
る状態においても、短時間でほぼ同じ温度になる様にす
ることができ、ライトバルブ間の温度差に基づく表示の
色むら、色ズレをなくすことができる。
【００４４】とりわけ、高熱伝導性部材として、シート
状の金属あるいは、高熱伝導性高分子シートを用いるこ
とにより、以上のような効果を、低コスト、省スペース
で実現することができる。
状の金属あるいは、高熱伝導性高分子シートを用いるこ
とにより、以上のような効果を、低コスト、省スペース
で実現することができる。
【図１】本発明の投射型液晶表示装置の第１の実施形態
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図２】本発明の投射型液晶表示装置の第２の実施形態
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図３】本発明の投射型液晶表示装置の第３の実施形態
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図４】本発明の投射型液晶表示装置の第３の実施形態
のライトバルブ部分を示す概略拡大図である。
のライトバルブ部分を示す概略拡大図である。
【図５】従来の投射型液晶表示装置を示す概略図であ
る。
る。
【図６】液晶ライトバルブの液晶透過率対印加電圧の関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
【符号の説明】 １ 筐体 ２ Ｇ光反射ミラー ３ Ｒ光反射ミラー ４ Ｂ光反射ミラー ５ 第二のＲ光反射ミラー ６ 第二のＢ光反射ミラー ７ Ｇ光フィールドレンズ ８ Ｒ光フィールドレンズ ９ Ｂ光フィールドレンズ １０ Ｇ光ライトバルブ １１ Ｒ光ライトバルブ １２ Ｂ光ライトバルブ １３ 投射レンズ群 １４ スクリーン １５ 高熱伝導シート １６ アルミニウム板 ３０１ 筐体 ３０２ 光源 ３０３ Ｂ光選択反射ミラー ３０４ 第一のＲ光選択反射ミラー ３０５ 第一の反射ミラー ３０６ 第二の反射ミラー ３０７ 第二のＲ光反射ミラー ３０８ Ｇ光反射ミラー３０８ ３０９ Ｒ光ライトバルブ ３１０ Ｇ光ライトバルブ ３１１ Ｂ光ライトバルブ ３１２ 投射レンズ群 ３１３ スクリーン ３１４ グラファイトシート
Claims (4)
- 【請求項１】 複数の液晶ライトバルブと、これらのラ
イトバルブを照射する光源とを有し、該複数のライトバ
ルブにより変調された複数の該光源光を投影、結像させ
る投射型液晶表示装置において、該複数の液晶ライトバ
ルブが高熱伝導性部材を介して相互に接続されている事
を特徴とする投射型液晶表示装置。 - 【請求項２】 該高熱伝導性部材はシート状である事を
特徴とする請求項１の投射型液晶表示装置。 - 【請求項３】 該複数の液晶ライトバルブは光源光を反
射する反射型であり、該高熱伝導性部材は該液晶ライト
バルブの前記光源光を反射する面と反対の面と接触して
いる事を特徴とする請求項１〜２のいずれかの投射型液
晶表示装置。 - 【請求項４】 該液晶ライトバルブは、ポリマーネット
ワーク中に液晶を分散させた構造、または、ポリマー中
に液晶を粒子状に分散させた構造を有する事を特徴とす
る、請求項１〜３のいずれかの投射型液晶表示装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9294474A JPH11133389A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 投射型液晶表示装置 |
| US09/178,499 US6025889A (en) | 1997-10-27 | 1998-10-26 | Projection type liquid crystal display apparatus utilizing a high thermal conductivity connecting member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9294474A JPH11133389A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 投射型液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11133389A true JPH11133389A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17808251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9294474A Pending JPH11133389A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 投射型液晶表示装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6025889A (ja) |
| JP (1) | JPH11133389A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015138168A (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | セイコーエプソン株式会社 | 蛍光発光素子およびプロジェクター |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7152979B2 (en) * | 2003-08-14 | 2006-12-26 | Christie Digital Systems, Inc. | Projector with sealed light valve |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2871769B2 (ja) * | 1989-12-26 | 1999-03-17 | キヤノン株式会社 | 反射型液晶ディスプレイ及びプロジェクタ |
| CA2056313C (en) * | 1990-11-28 | 1998-09-29 | Nobuo Minoura | Scattering type liquid crystal device |
| US5737050A (en) * | 1992-08-25 | 1998-04-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Light valve having reduced reflected light, high brightness and high contrast |
| JP3083719B2 (ja) * | 1994-07-05 | 2000-09-04 | シャープ株式会社 | 投射型液晶表示装置 |
| US5767924A (en) * | 1995-06-09 | 1998-06-16 | Semiconductor Energy Laboratory Co., | Display unit which is immersed in a coolant |
-
1997
- 1997-10-27 JP JP9294474A patent/JPH11133389A/ja active Pending
-
1998
- 1998-10-26 US US09/178,499 patent/US6025889A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015138168A (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | セイコーエプソン株式会社 | 蛍光発光素子およびプロジェクター |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6025889A (en) | 2000-02-15 |
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