JPH11133316A - 接眼レンズおよび虚像提供装置 - Google Patents

接眼レンズおよび虚像提供装置

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JPH11133316A
JPH11133316A JP9300341A JP30034197A JPH11133316A JP H11133316 A JPH11133316 A JP H11133316A JP 9300341 A JP9300341 A JP 9300341A JP 30034197 A JP30034197 A JP 30034197A JP H11133316 A JPH11133316 A JP H11133316A
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JP
Japan
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lens
eyepiece
pupil
lens group
image
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JP9300341A
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English (en)
Inventor
Takehiro Nakatsue
武弘 中枝
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 瞳位置が光軸からずれても、広い画角に亘っ
て、高解像力を維持するとともに、アイレリーフとバッ
クフォーカスとをバランス良く確保することが可能な接
眼レンズを提供する。 【解決手段】 接眼レンズは、第1レンズ群1および第
2レンズ群2が、瞳側から順次配置されて構成されてい
る。第1レンズ群1は、正レンズ11と負レンズ12と
が、瞳側から見て順次接合されて構成されている。第2
レンズ群2は、負レンズ21と正レンズ22とが、瞳側
から見て順次接合されて構成されている。そして、第1
レンズ群1または第2レンズ群2のうちの少なくとも1
面が非球面とされている。即ち、図1では、第1レンズ
群1を構成するレンズ11の瞳側の面11Aだけが非球
面とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接眼レンズおよび
虚像提供装置に関し、特に、例えば、性能の高い接眼レ
ンズを実現することにより、瞳位置が光軸からずれて
も、広い画角に亘って、高解像度の虚像を提供するとと
もに、瞳との距離(アイレリーフ)と、虚像を形成する
像との距離(バックフォーカス)とをバランス良く確保
することができるようにする接眼レンズおよび虚像提供
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン放送による映像や、
コンピュータにおいて生成された映像などは、CRT
(Cathode Ray Tube)などを用いて表示される。
【0003】しかしながら、CRTは、その設置に、か
なりの場所を占有する。
【0004】そこで、近年における、液晶などの2次元
映像表示装置の小型化に伴い、そのような小型の映像表
示装置と接眼レンズ、さらには、必要に応じて投影レン
ズをも組み合わせ、接眼レンズによって、映像表示装置
が表示する映像の虚像を観察する、頭部に装着すること
が可能なHMD(Head Mount Display)と呼ばれる映像
提供装置が実現されている。
【0005】しかしながら、HMDは、頭部に装着する
ため、ユーザに拘束感を感じさせ、また、周囲を見る場
合には、その都度、HMDを脱着しなければならず、不
便であった。
【0006】そこで、本件出願人は、例えば、特願平8
−307667号として、映像表示装置と接眼レンズと
を組み合わせた映像提供装置を、ユーザ以外のものに固
定し、ユーザが接眼レンズをのぞくことで、虚像の観察
が可能な表示装置を、先に提案している。このような表
示装置によれば、HMDのような拘束感はなく、また、
周囲も容易に見ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、映像提供装
置を、ユーザ以外のものに固定した場合、例えば、ユー
ザが動くことによって、ユーザの瞳と、接眼レンズとを
相対的な位置関係が変化する。従って、ユーザが、ある
程度、光軸方向に動いても、ユーザの瞳と、接眼レンズ
とが接触しないように、それらの間隔をとる必要があ
る。また、視力の低いユーザは、眼鏡をかけた状態で、
映像提供装置の使用を行うことがあるから、眼鏡をかけ
たユーザが、ある程度、光軸方向に動いても、眼鏡と、
接眼レンズとが接触しないようにする必要もあり、この
ような眼鏡をかけたユーザも考慮すると、ユーザの瞳と
接眼レンズとの間隔は、さらに長くとる必要がある。
【0008】ここで、瞳から、瞳側のレンズまでの長
さ、即ち、アイレリーフを充分にとった接眼レンズは、
ハイアイポイントの接眼レンズと呼ばれるが、ハイアイ
ポイントの接眼レンズとしては、例えば、USP2,6
37,245やUSP4,054,370などに開示さ
れたものがある。
【0009】また、ユーザが、光軸と垂直な方向に動い
た場合には、ユーザの瞳位置が、光軸上からずれるが、
接眼レンズは、そのような状態でも、高解像度の映像
(虚像)を提供することができる、瞳位置のずれの許容
量の大きい性能の高いものであるのが望ましい。
【0010】さらに、従来、映像表示装置としては、横
×縦の画素数が640×480(VGA)程度のものが
一般的であったが。最近では、高画質化の要請等から、
例えば、1024×768(XGA)や、1600×1
200(UXGA)、1920×1080(ハイビジョ
ン)などの画素数を有する映像表示装置が一般的になり
つつあり、これに伴い、接眼レンズとしても、より高解
像力で、画角の広いものが必要となってきている。
【0011】しかしながら、アイレリーフを長くするこ
とを、瞳位置のずれの許容量を大きくすることとは、背
反する要求であり、さらに、これらの要求と、解像力を
高めることや、画角を広くすることも、それぞれ背反す
る要求である。
【0012】具体的には、例えば、USP2,549,
158に開示されている接眼レンズでは、画角は80度
程度で、アイレリーフは0.76f程度である。また、
例えば、USP2,637,245に開示されている接
眼レンズでは、画角は42度程度で、アイレリーフは
1.376f程度である。しかしながら、これらの接眼
レンズの解像力では、いずれも、UXGAやハイビジョ
ンの規格に対応することは困難である。ここで、fは焦
点距離を表す。
【0013】一方、接眼レンズの(全系の)焦点距離f
を長くすれば、同一構成であっても、アイレリーフを長
くし、さらに、瞳位置のずれの許容量を大きくすること
ができる。
【0014】しかしながら、映像の大きさが一定の場合
においては、画角は、焦点距離に反比例するため、接眼
レンズの焦点距離を長くすると、画角が狭くなり、臨場
感が損なわれることになる。この場合、接眼レンズを介
して見る映像を大きくすれば、画角を確保することが可
能であるが、ユーザが、接眼レンズを介して、映像表示
装置が表示する映像を直接見ることで、虚像が提供され
る虚像提供装置では、映像表示装置の大きさが制限され
るため、画角の確保が困難である。
【0015】そこで、映像表示装置が表示する映像を、
光学系によって、スクリーン上に拡大投影し、その投影
像を、接眼レンズを介して見る方法がある。この場合、
投影像の大きさは、光学系の倍率、および映像表示装置
からスクリーンまでの距離によって設定することがで
き、これにより、大きな投影像を形成することで、大き
な画角を確保することが可能となる。
【0016】しかしながら、大きな投影像を形成するに
は、光学系の倍率を大きくし、かつ、映像表示装置から
スクリーンまでの距離を長くする必要があり、その結
果、虚像提供装置全体が大型化することになる。
【0017】また、画角は、接眼レンズの焦点距離を短
くすることで大きくすることができるが、この場合、ア
イレリーフが短くなり、瞳位置のずれの許容量も小さく
なる。さらに、画角を大きくすると、一般に、非点収差
や、像面歪曲、歪曲収差、倍率色収差などが大きくな
り、解像度を確保することが困難となる。
【0018】さらに、例えば、映像表示装置が表示する
映像を、投影レンズなどの投影光学系によって、スクリ
ーン上に投影し、その投影像を、接眼レンズを介して観
察する場合においては、使用されるスクリーンとして、
透過型のものと反射型のものとがある。反射型のスクリ
ーンを使用する場合、投影光学系からの光を、反射型の
スクリーンに照射し、そこで、180度反射されてくる
反射光を、接眼レンズに入射させる必要がある。この場
合、投影光学系からスクリーンまでの光路と、スクリー
ンから接眼レンズまでの光路が重なるため、そのうちの
一方の光路を、ハーフミラーなどで折り曲げて、そのハ
ーフミラーおよび投影光学系の間の光路と、ハーフミラ
ーおよび接眼レンズの間の光路とを別々にすることが、
一般的に行われる。
【0019】この場合、ハーフミラーは、接眼レンズと
スクリーンとの間の光路中に設置されることとなるた
め、その間には、その設置のためのスペースが必要とな
る。従って、接眼レンズとスクリーンとの間の距離は、
ある程度長くとる必要がある。しかしながら、接眼レン
ズとスクリーンとの間の距離(光軸上の距離)を長くす
ることと、アイレリーフを長くすることとは、やはり、
背反する要求である。
【0020】また、接眼レンズとスクリーンとの間の距
離、およびアイレリーフの両方を、ある程度長くしなが
ら、装置の小型化を図るためには、接眼レンズの長さを
短くする必要がある。接眼レンズの長さを短くするに
は、それを構成するレンズの枚数を少なくする必要があ
るが、少ないレンズで、高解像力を実現するのは、極め
て困難である。
【0021】具体的には、例えば、USP2,637,
245などに開示されている接眼レンズでは、上述した
ように、画角(見かけ視界)は42度程度で、アイレリ
ーフは1.376f程度とハイアイポイントであるが、
スクリーンとの間の距離は、0.243f程度と短い。
さらに、上述したように、UXGAやハイビジョンの規
格に対応することは困難である。
【0022】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、瞳位置が光軸からずれても、広い画角に
亘って、高解像度の映像を提供するとともに、接眼レン
ズと瞳との間の距離(アイレリーフ)、および接眼レン
ズと虚像を形成する像との間の距離(バックフォーカ
ス)をバランス良く確保することができるようにするも
のである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の接眼レ
ンズは、第1のレンズ群が、正レンズと負レンズとを順
次接合して構成され、第2のレンズ群が、負レンズと正
レンズとを順次接合して構成され、第1または第2のレ
ンズ群のうちの少なくとも1面が非球面とされているこ
とを特徴とする。
【0024】請求項7に記載の虚像提供装置は、映像の
虚像を形成する光学系における第1のレンズ群が、正レ
ンズと負レンズとを順次接合して構成され、第2のレン
ズ群が、負レンズと正レンズとを順次接合して構成さ
れ、第1または第2のレンズ群のうちの少なくとも1面
が非球面とされていることを特徴とする。
【0025】請求項1に記載の接眼レンズにおいては、
第1のレンズ群が、正レンズと負レンズとを順次接合し
て構成され、第2のレンズ群が、負レンズと正レンズと
を順次接合して構成され、第1または第2のレンズ群の
うちの少なくとも1面が非球面とされている。
【0026】請求項7に記載の虚像提供装置において
は、映像の虚像を形成する光学系における第1のレンズ
群が、正レンズと負レンズとを順次接合して構成され、
第2のレンズ群が、負レンズと正レンズとを順次接合し
て構成され、第1または第2のレンズ群のうちの少なく
とも1面が非球面とされている。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の接眼レンズの第
1実施の形態の構成例を示している。
【0028】前述したように、接眼レンズのアイレリー
フを長くすることと、瞳位置のずれ量に対する許容量を
大きくすることは、背反する要求であり、従って、アイ
レリーフと瞳位置のずれの許容量ととは、両者のバラン
スを考え、実用上許容することができる値を設定する必
要がある。
【0029】図1の第1実施の形態の接眼レンズ(後述
する他の実施の形態の接眼レンズについても同様)で
は、アイレリーフが、例えば40mm(ミリメートル)
以上に、瞳位置のずれの許容量が、例えば±9mmに設
定されている。さらに、画角は、水平画角(全角)で3
5度、対角画角(全角)で40度以上確保することがで
きるように設定されている。
【0030】なお、例えば、双眼鏡などでは、アイレリ
ーフは、一般に20mm程度とされているが、ここで
は、接眼レンズが、前述の、ユーザ以外のものに固定さ
れる映像提供装置に使用された場合に、眼鏡をかけたユ
ーザが、ある程度、光軸方向に動いても、眼鏡と、接眼
レンズとが接触しないようにするために、アイレリーフ
は40mm以上に設定されている。
【0031】また、一般に、臨場感を感じる水平画角は
30度以上とされているため、水平画角は35度以上に
設定されている。
【0032】一方、接眼レンズのアイレリーフを長くす
ることと、接眼レンズとスクリーン(虚像を形成する
像)との間の距離(以下、適宜、バックフォーカスとい
う)を長くすることとも、前述したように、背反する要
求であり、従って、アイレリーフとバックフォーカス
も、両者のバランスを考え、実用上許容することができ
る値を設定する必要がある。
【0033】図1の第1実施の形態の接眼レンズ(後述
する他の実施の形態の接眼レンズについても同様)で
は、バックフォーカスが、アイレリーフと同程度に設定
されている。即ち、ここでは、バックフォーカスは、上
述したアイレリーフと同様の40mm程度を確保するこ
とができるように設定されている。
【0034】さらに、図1の第1実施の形態の接眼レン
ズ(後述する他の実施の形態の接眼レンズについても同
様)は、装置の小型化のために、2群4枚で構成されて
いる。このように、接眼レンズを構成するレンズの枚数
を少なくした場合、いわゆる色消しと、接眼レンズの像
面の平面化とを、共に実現することは困難である。そこ
で、ここでは、例えば、色消しが優先されている。この
ように、色消しを優先する場合、接眼レンズを構成する
のに使用するレンズの屈折率や分散値などが制限される
ため、像面湾曲を減らして、像面を平面にすることが困
難となる。即ち、少ない枚数の接眼レンズで色消しを優
先すると、一般に、その像面が曲面になることは避けら
れない。
【0035】像面が曲面になっている接眼レンズによっ
て、例えば、収差の少ない投影光学系によりスクリーン
上などに投影された像を観察すると、光軸から離れた画
面の周辺領域(端の部分)では、像がぼけてしまい、解
像力が劣化する。そこで、ここでは、投影光学系におい
て、接眼レンズの像面と一致する曲面の像面の像が形成
されるものとし、これにより、画面の周辺領域において
も、像がぼけることなく、高解像度の映像の観察が可能
なようになされている。ここで、投影光学系に、曲面の
像面の像を形成させる方法としては、例えば、投影光学
系が像を投影するスクリーンを、そのような曲面形状と
する方法などがある。
【0036】なお、画面の周辺領域における像のぼけが
許容される場合には、投影光学系に、像面が曲面の像を
形成させる必要はない。
【0037】図1において、接眼レンズは、上述したよ
うに、2群4枚のレンズで構成されている。即ち、接眼
レンズ(光学系)は、第1レンズ群1および第2レンズ
群2が、瞳側から順次配置されて構成されている。な
お、図1において、第2レンズ群2の右側に、投影光学
系により形成される像が投影されるスクリーンなどが設
置され、その像を、第1レンズ群1の左側(瞳側)から
見ることで、その虚像を観察することができる。
【0038】第1レンズ群1(第1のレンズ群)は、正
レンズであるレンズ11と負レンズであるレンズ12と
が、瞳側から見て順次接合されて構成されている。即
ち、レンズ11が瞳側に、レンズ12が瞳と反対側(ス
クリーン側)に、それぞれ配置されている。
【0039】第2レンズ群2(第2のレンズ群)は、負
レンズであるレンズ21と正レンズであるレンズ22と
が、瞳側から見て順次接合されて構成されている。即
ち、レンズ21が瞳側に、レンズ22がスクリーン側
に、それぞれ配置されている。
【0040】そして、以上の第1レンズ群1または第2
レンズ群2のうち、ここでは、第1レンズ群1を構成す
るレンズ11の瞳側の面11Aだけが非球面とされてい
る。さらに、この場合、第1レンズ群1の瞳側の面11
Aの4次の非球面係数をa11と、接眼レンズの全系の焦
点距離をfと、所定の係数をk11と、それぞれすると
き、式 −0.9<k11<−0.5、但し、a11=(k11/f)3 ・・・(1) が成立するように、係数k11が設定されている。
【0041】これは、係数k11が、−0.9以下となる
場合には、瞳が光軸上から動いたときに、その動いた方
向と反対側の、映像の画面の周辺領域(画面の端の部
分)の像面が負方向に倒れ、解像力が劣化するからであ
る。一方、係数k11が−0.5以上となる場合には、瞳
が光軸上から動いたときに、その動いた方向の像面が正
方向に倒れ、解像力が劣化するからである。ここで、像
面が正方向または負方向に曲がりすぎるとは、サジタル
方向(S方向)の非点収差曲線とメリジオナル方向(M
方向)の非点収差曲線とから得られる平均像面を表す曲
線が、正方向または負方向に傾きすぎることを意味す
る。
【0042】なお、レンズの4次および6次の非球面係
数は、そのレンズの非球面のサグ量を定義するもので、
サグ量をZと、4次または6次の非球面係数をaまたは
bと、それぞれするとき、サグ量Zは、次式で表され
る。
【0043】 Z=ch2/(1+(1−(1+K)c221/2)+ah4+bh6 ・・・(2) 但し、cは面の頂点での曲率を、hは光軸からの高さ
を、Kは円錐係数を、それぞれ表す。なお、ここでは、
K=0としてある。
【0044】ここで、式(1)の条件(後述する他の条
件式についても同様)は、満たすのが望ましい範囲であ
って、その範囲外の値にすることができないというもの
ではない。但し、式(1)の条件を満たさない場合は、
接眼レンズが、以下のような性能を下回ることになる。
【0045】即ち、図1に示した接眼レンズの第1実施
の形態では(後述する接眼レンズの第2乃至第4実施の
形態においても同様)、3本の光路を1組として、3組
の光路A乃至Cを図示してあるが、例えば、光軸上の3
本の光路を例にすれば、その3本の光路は、上から順番
に、上光線、主光線、下光線をそれぞれ表している。
【0046】そして、ここでは、瞳が光軸上にある場合
において、像面上での上光線と下光線との横収差の差
が、2分50秒(=0.0472度)以上となるとき
を、接眼レンズの解像力が劣化する範囲としている。
【0047】即ち、接眼レンズを介して映像(虚像)を
観察する場合には、その観察映像の画素を区別すること
ができるのが望ましい。この場合、上光線や下光線など
の接眼レンズを通る各光線が1乃至2画素分以下の収差
をもって結像することが要求される。一方、ここでは、
接眼レンズによって、例えば、横×縦が1600×12
00画素などの高解像度の映像の虚像を観察することを
想定している。いま、水平視野角を、30度以上の、例
えば35度とすると、35度の水平視野角に対して、上
光線と下光線との横収差の差が2分50秒であること
は、35度の水平画角に対して、1/741の解像力が
あることに相当する。この解像力は、1600×120
0画素で構成される映像における約2画素分の解像力と
なる。
【0048】従って、ここでは、1600×1200画
素で構成される映像を、35度の水平画角を確保して観
察した場合に、2画素の区別ができなくなるときをもっ
て、解像力が劣化するといっている。
【0049】瞳が光軸上にある場合は、上述の通りであ
るが、瞳が光軸上にない場合(但し、上述した瞳のずれ
の許容量である、光軸から±9mmの範囲にはある場
合)においては、像面の倒れについては、像面上での上
光線と下光線との横収差の差が4分以上のときを、コマ
収差については、上光線と主光線との横収差の差または
下光線と主光線との横収差の差のうちの少なくとも一方
が4分以上のときを、解像力が劣化する範囲としてい
る。
【0050】式(1)の条件を満たさない場合には、上
述したような意味で、解像力が劣化する。
【0051】なお、ここでは、1600×1200画素
で構成される映像を、40度の水平画角を確保して観察
した場合に、最悪でも2画素の区別が可能なように設定
を行うようにしたが、最悪でも、1画素以下の区別が可
能なように設定を行うことも可能である。この場合、上
光線と下光線との横収差の差が1分20秒(0.022
度)以下となるようにすれば良い。
【0052】次に、第1レンズ群1におけるレンズ11
の瞳側の面11Aのみを非球面とし、係数k11を、式
(1)に示した範囲の中間の範囲の値である、例えば−
0.7とした場合における接眼レンズの各パラメータ
は、例えば、以下のようになる。
【0053】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 50.07380 d1=21.596783 nd1=1.540033 νd1=65.3863 r2= -45.97502 d2=16.930953 nd2=1.744445 νd2=43.5917 r3= -82.60234 d3= 1.000000 r4= 90.60758 d4= 3.000000 nd4=1.746911 νd4=38.3455 r5= 30.31965 d5=17.472265 nd5=1.487000 νd5=70.4000 r6=-7038.46034 d6=40.000000 r7= -75.00000 a11=-0.970425×10-611=-0.134184×10-9 f=70.704 ・・・(3)
【0054】ここで、r0乃至r7は、瞳面、レンズ11の
瞳側の面、レンズ11のスクリーン側の面(レンズ12
の瞳側の面)、レンズ12の瞳側の面、レンズ21の瞳
側の面、レンズ21のスクリーン側の面(レンズ22の
瞳側の面)、レンズ22のスクリーン側の面、または投
影光学系によってスクリーンなどに形成される像の像面
それぞれにおける曲率半径(mm)を表す。また、d0
は、瞳から接眼レンズ、即ち、第1レンズ群1のレンズ
11までの距離(アイレリーフ)(mm)を表し、d1乃
至d6は、レンズ11の厚み、レンズ12の厚み、レンズ
12とレンズ21との間の空気間隔、レンズ21の厚
み、レンズ22の厚み、レンズ22からスクリーンなど
に形成される像までの距離(バックフォーカス)(m
m)を、それぞれ表す。さらに、nd1,nd2,nd4、また
はnd5は、レンズ11,12,21、または22それぞ
れの硝材のd線における屈折率を表し、νd1,νd2,ν
d4、またはνd5は、レンズ11,12,21、または2
2それぞれの硝材のd線におけるアッベ数を表す。ま
た、a11またはb11は、非球面である、第1レンズ群1
の瞳側の面(レンズ11の瞳側の面)11Aの4次また
は6次の非球面係数をそれぞれ表し、fは、波長が52
5nm(ナノメートル)の光における接眼レンズの焦点
距離を表す。
【0055】接眼レンズの各パラメータが、式(3)に
示すように設定されている場合、レンズ11,12,2
1,22の形状は、図1に示したようになる。さらに、
瞳が光軸上にあるときには、図1に示したような光路図
が描かれる。また、この場合の球面収差、非点収差、お
よび歪曲収差は、図2に示すようになり、像面上におけ
る横収差は、図3に示すようになる。
【0056】ここで、図2において、球面収差について
は、波長が615nm,525nm,470nmの3種
類の光のものを図示してある(従って、各波長の光につ
いての球面収差を見れば、それは、縦の色収差を表して
いることになる)。また、図3においても、波長が61
5nm,525nm,470nmの3種類の光について
の横収差を図示してある。但し、図3において、横収差
は、メリジオナル方向についてだけ図示してある。さら
に、図3では、図3(A)乃至図3(E)の5つの横収
差を図示してあるが、これらは、図1の点A乃至C、点
A,Bと光軸に対して対象な点それぞれにおけるもので
ある。なお、観察画角は、対角で40.8度(±20.
4度)としており、図1の点A乃至点Cは、それぞれ2
0.4度、14.3度、0度の画角に相当する点である
(従って、点A,Bと光軸に対して対象な点は、それぞ
れ、−14.3度、−20.4度の画角に相当する点で
ある)。また、瞳径は、直径で、一般に、2乃至7mm
程度であるため、ここでは、ほぼ、その中間値である4
mmとしている。
【0057】なお、上述のことは、以下に示す球面収
差、非点収差、および歪曲収差、並びに横収差について
も同様である。
【0058】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(3)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸上
から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図4に
示す。さらに、この場合の像面上における横収差を、図
5に示す。
【0059】次に、第1レンズ群1におけるレンズ11
の瞳側の面11Aのみを非球面とし、係数k11を、式
(3)に示した範囲の下限値である−0.9とした場合
における接眼レンズの各パラメータは、例えば、以下の
ようになる。
【0060】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 46.78293 d1=25.517040 nd1=1.487000 νd1=70.4000 r2= -36.86474 d2=11.080586 nd2=1.698553 νd2=47.7991 r3= -57.08138 d3= 1.000000 r4= 160.01023 d4= 3.206065 nd4=1.745732 νd4=40.6829 r5= 32.53695 d5=19.196310 nd5=1.487000 νd5=70.4000 r6=-251.08445 d6=39.999999 r7= -75.00000 a11= -0.206251×10-511= -0.162838×10-9 f=70.704 ・・・(4)
【0061】接眼レンズの各パラメータが、式(4)に
示すように設定されている場合、レンズ11,12,2
1,22の形状は、図6に示すようになる。さらに、瞳
が光軸上にあるときには、図6に示すような光路図が描
かれる。また、この場合の球面収差、非点収差、および
歪曲収差は、図7に示すようになり、像面上における横
収差は、図8に示すようになる。
【0062】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(4)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸上
から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図9に
示す。さらに、この場合の像面上における横収差を、図
10に示す。
【0063】次に、第1レンズ群1におけるレンズ11
の瞳側の面11Aのみを非球面とし、係数k11を、式
(3)に示した範囲の上限値である−0.5とした場合
における接眼レンズの各パラメータは、例えば、以下の
ようになる。
【0064】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 56.36241 d1=19.832046 nd1=1.610052 νd1=60.8210 r2= -48.36727 d2=18.528516 nd2=1.744406 νd2=43.6864 r3=-128.12790 d3= 1.000000 r4= 80.08954 d4= 3.000000 nd4=1.747707 νd4=36.9175 r5= 30.32276 d5=17.639439 nd5=1.487000 νd5=70.4000 r6=-812.28344 d6=40.000000 r7= -75.00000 a11=-0.353654×10-611=-0.350604×10-11 f=70.704 ・・・(5)
【0065】接眼レンズの各パラメータが、式(5)に
示すように設定されている場合、レンズ11,12,2
1,22の形状は、図11に示すようになる。さらに、
瞳が光軸上にあるときには、図11に示すような光路図
が描かれる。また、この場合の球面収差、非点収差、お
よび歪曲収差は、図12に示すようになり、像面上にお
ける横収差は、図13に示すようになる。
【0066】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(5)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸上
から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図14
に示す。さらに、この場合の像面上における横収差を、
図15に示す。
【0067】次に、図16は、本発明の接眼レンズの第
2実施の形態の構成例を示している。なお、図中、図1
における場合と対応する部分については、同一の符号を
付してある。即ち、この接眼レンズは、基本的に、図1
における場合と同様に構成されている。
【0068】但し、第2実施の形態では、第1レンズ群
1または第2レンズ群2のうち、第1レンズ群1を構成
するレンズ12のスクリーン側の面12Bだけが非球面
とされている。さらに、この場合、第1レンズ群1のス
クリーン側の面12Bの4次の非球面係数をa12と、接
眼レンズの全系の焦点距離をfと、所定の係数をk
12と、それぞれするとき、式 −0.1<k12<1.2、但し、a12=(k12/f)3 ・・・(6) が成立するように、係数k12が設定されている。
【0069】これは、係数k12が、−0.1以下となる
場合には、映像の画面の周辺部分の像面が正方向に曲が
りすぎ、解像力が劣化するからである。一方、係数k12
が1.2以上となる場合には、瞳が光軸上から動いたと
きに、その動いた方向と反対側の、映像の画面の周辺部
分の像面が正方向に倒れ、解像力が劣化するからであ
る。
【0070】次に、第1レンズ群1におけるレンズ12
のスクリーン側の面12Bのみを非球面とし、係数k12
を、式(6)に示した範囲の中間の範囲の値である、例
えば1.1とした場合における接眼レンズの各パラメー
タは、例えば、以下のようになる。
【0071】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 47.90263 d1=20.532074 nd1=1.549677 νd1=64.6446 r2= -61.94314 d2= 4.449320 nd2=1.487000 νd2=70.4000 r3=-142.84458 d3= 4.095881 r4=-280.44421 d4= 3.000000 nd4=1.748102 νd4=36.2474 r5= 41.59350 d5=27.922724 nd5=1.487000 νd5=70.4000 r6= -49.29290 d6=40.000000 r7= -75.00000 a12=0.376570×10-512=0.403927×10-9 f=70.704 ・・・(7)
【0072】ここで、b12は、非球面である、第1レン
ズ群1のレンズ12のスクリーン側の面12Bの6次の
非球面係数を表す。
【0073】接眼レンズの各パラメータが、式(7)に
示すように設定されている場合、レンズ11,12,2
1,22の形状は、図16に示したようになる。さら
に、瞳が光軸上にあるときには、図16に示したような
光路図が描かれる。また、この場合の球面収差、非点収
差、および歪曲収差は、図17に示すようになり、像面
上における横収差は、図18に示すようになる。
【0074】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(7)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸上
から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図19
に示す。さらに、この場合の像面上における横収差を、
図20に示す。
【0075】次に、第1レンズ群1におけるレンズ12
のスクリーン側の面12Bのみを非球面とし、係数k12
を、式(6)に示した範囲の下限値である−0.1とし
た場合における接眼レンズの各パラメータは、例えば、
以下のようになる。
【0076】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 59.60024 d1=22.208164 nd1=1.561732 νd1=61.3018 r2= -39.79904 d2= 9.621365 nd2=1.744000 νd2=44.7000 r3=-110.13093 d3= 1.000000 r4= 73.87884 d4= 8.203051 nd4=1.747301 νd4=37.6311 r5= 30.04885 d5=18.967420 nd5=1.487000 νd5=70.4000 r6=-266.58052 d6=40.000000 r7= -75.00000 a12=-0.282923×10-812=-0.298726×10-9 f=70.704 ・・・(8)
【0077】接眼レンズの各パラメータが、式(8)に
示すように設定されている場合、レンズ11,12,2
1,22の形状は、図21に示すようになる。さらに、
瞳が光軸上にあるときには、図21に示すような光路図
が描かれる。また、この場合の球面収差、非点収差、お
よび歪曲収差は、図22に示すようになり、像面上にお
ける横収差は、図23に示すようになる。
【0078】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(8)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸上
から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図24
に示す。さらに、この場合の像面上における横収差を、
図25に示す。
【0079】次に、第1レンズ群1におけるレンズ12
のスクリーン側の面12Bのみを非球面とし、係数k12
を、式(6)に示した範囲の上限値である1.2とした
場合における接眼レンズの各パラメータは、例えば、以
下のようになる。
【0080】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 45.35307 d1=24.984328 nd1=1.511234 νd1=64.2827 r2= -46.28172 d2= 3.000000 nd2=1.487000 νd2=70.4000 r3= -86.15767 d3= 4.572285 r4=-128.71885 d4= 3.000000 nd4=1.747277 νd4=37.6752 r5= 43.40071 d5=24.443387 nd5=1.487000 νd5=70.4000 r6= -43.83295 d6=40.000007 r7= -75.00000 a12=0.488893×10-512=0.401212×10-9 f=70.704 ・・・(9)
【0081】接眼レンズの各パラメータが、式(9)に
示すように設定されている場合、レンズ11,12,2
1,22の形状は、図26に示すようになる。さらに、
瞳が光軸上にあるときには、図26に示すような光路図
が描かれる。また、この場合の球面収差、非点収差、お
よび歪曲収差は、図27に示すようになり、像面上にお
ける横収差は、図28に示すようになる。
【0082】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(9)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸上
から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図29
に示す。さらに、この場合の像面上における横収差を、
図30に示す。
【0083】次に、図31は、本発明の接眼レンズの第
3実施の形態の構成例を示している。なお、図中、図1
における場合と対応する部分については、同一の符号を
付してある。即ち、この接眼レンズは、基本的に、図1
における場合と同様に構成されている。
【0084】但し、第3実施の形態では、第1レンズ群
1または第2レンズ群2のうち、第2レンズ群2を構成
するレンズ21の瞳側の面21Aだけが非球面とされて
いる。さらに、この場合、第2レンズ群2の瞳側の面2
1Aの4次の非球面係数をa21と、接眼レンズの全系の
焦点距離をfと、所定の係数をk21と、それぞれすると
き、式 −1.0<k21<−0.5、但し、a21=(k21/f)3 ・・・(10) が成立するように、係数k21が設定されている。
【0085】これは、係数k21が、−1.0以下となる
場合には、映像の画面の周辺部分の像面が負方向に曲が
りすぎ、解像力が劣化するからである。一方、係数k21
が−0.5以上となる場合には、瞳が光軸上から動いた
ときに、その動いた方向と反対側の、映像の画面の周辺
部分の像面が正方向に倒れ、解像力が劣化するからであ
る。
【0086】次に、第2レンズ群2におけるレンズ21
の瞳側の面21Aのみを非球面とし、係数k21を、式
(10)に示した範囲の中間の範囲の値である、例えば
−0.8とした場合における接眼レンズの各パラメータ
は、例えば、以下のようになる。
【0087】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 51.53362 d1=25.734500 nd1=1.637960 νd1=56.9431 r2=-138.26306 d2= 3.000000 nd2=1.755000 νd2=27.6000 r3= 177.92592 d3= 2.134425 r4= 92.12853 d4= 8.878594 nd4=1.744000 νd4=44.7000 r5= 38.73840 d5=18.683144 nd5=1.501478 νd5=68.8479 r6= -72.62546 d6=40.000000 r7= -75.00000 a21=-0.144856×10-521=-0.456271×10-9 f=70.704 ・・・(11)
【0088】ここで、b21は、非球面である、第2レン
ズ群2のレンズ21の瞳側の面21Aの6次の非球面係
数を表す。
【0089】接眼レンズの各パラメータが、式(11)
に示すように設定されている場合、レンズ11,12,
21,22の形状は、図31に示したようになる。さら
に、瞳が光軸上にあるときには、図31に示したような
光路図が描かれる。また、この場合の球面収差、非点収
差、および歪曲収差は、図32に示すようになり、像面
上における横収差は、図33に示すようになる。
【0090】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(11)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸
上から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図3
4に示す。さらに、この場合の像面上における横収差
を、図35に示す。
【0091】次に、第2レンズ群2におけるレンズ21
の瞳側の面21Aのみを非球面とし、係数k21を、式
(10)に示した範囲の下限値である−1.0とした場
合における接眼レンズの各パラメータは、例えば、以下
のようになる。
【0092】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 50.93361 d1=30.810164 nd1=1.638947 νd1=56.7747 r2=-80.61686 d2= 3.000000 nd2=1.755000 νd2=27.6000 r3=130.33798 d3= 4.739208 r4=116.91932 d4= 3.000000 nd4=1.501781 νd4=68.8172 r5= 48.67346 d5=18.379810 nd5=1.487000 νd5=70.4000 r6=-66.31831 d6=40.074024 r7=-75.00000 a21=-0.282896×10-521=-0.135659×10-8 f=70.708 ・・・(12)
【0093】接眼レンズの各パラメータが、式(12)
に示すように設定されている場合、レンズ11,12,
21,22の形状は、図36に示すようになる。さら
に、瞳が光軸上にあるときには、図36に示すような光
路図が描かれる。また、この場合の球面収差、非点収
差、および歪曲収差は、図37に示すようになり、像面
上における横収差は、図38に示すようになる。
【0094】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(12)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸
上から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図3
9に示す。さらに、この場合の像面上における横収差
を、図40に示す。
【0095】次に、第2レンズ群2におけるレンズ21
の瞳側の面21Aのみを非球面とし、係数k21を、式
(10)に示した範囲の上限値である−0.5とした場
合における接眼レンズの各パラメータは、例えば、以下
のようになる。
【0096】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 54.25936 d1=20.371520 nd1=1.593045 νd1=61.7750 r2= -49.98184 d2=18.762553 nd2=1.744000 νd2=44.7000 r3= -153.31734 d3= 1.000000 r4= 72.07611 d4= 3.000000 nd4=1.748554 νd4=35.5128 r5= 31.41941 d5=16.865927 nd5=1.487000 νd5=70.4000 r6=-1306.83799 d6=40.000000 r7= -75.00000 a21=-0.353654×10-6 b21= -0.296813×10-9 f=70.704 ・・・(13)
【0097】接眼レンズの各パラメータが、式(13)
に示すように設定されている場合、レンズ11,12,
21,22の形状は、図41に示すようになる。さら
に、瞳が光軸上にあるときには、図41に示すような光
路図が描かれる。また、この場合の球面収差、非点収
差、および歪曲収差は、図42に示すようになり、像面
上における横収差は、図43に示すようになる。
【0098】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(13)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸
上から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図4
4に示す。さらに、この場合の像面上における横収差
を、図45に示す。
【0099】次に、図46は、本発明の接眼レンズの第
4実施の形態の構成例を示している。なお、図中、図1
における場合と対応する部分については、同一の符号を
付してある。即ち、この接眼レンズは、基本的に、図1
における場合と同様に構成されている。
【0100】但し、第4実施の形態では、第1レンズ群
1または第2レンズ群2のうち、第2レンズ群2を構成
するレンズ22のスクリーン側の面22Bだけが非球面
とされている。さらに、この場合、第2レンズ群2のス
クリーン側の面22Bの4次の非球面係数をa22と、接
眼レンズの全系の焦点距離をfと、所定の係数をk
22と、それぞれするとき、式 −0.2<k22<1.4、但し、a22=(k22/f)3 ・・・(14) が成立するように、係数k22が設定されている。
【0101】これは、係数k22が、−0.2以下となる
場合には、瞳が光軸上から動いたときに、その動いた方
向と反対側の、映像の画面の周辺部分の像面が正方向に
倒れ、解像力が劣化するからである。一方、係数k22
1.4以上となる場合には、映像の画面の中心部分と周
辺部分との間の、いわば中間領域の像面が正方向に曲が
りすぎとともに、その周辺部分の像面が負方向に曲がり
すぎ、解像力が劣化するからである。
【0102】次に、第2レンズ群2におけるレンズ22
のスクリーン側の面22Bのみを非球面とし、係数k22
を、式(14)に示した範囲の中間の範囲の値である、
例えば1.0とした場合における接眼レンズの各パラメ
ータは、例えば、以下のようになる。
【0103】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 53.25800 d1=24.594861 nd1=1.489267 νd1=69.0034 r2= -95.29804 d2= 3.000000 nd2=1.751184 νd2=31.7766 r3= 470.65448 d3= 1.905110 r4= 51.15860 d4=10.173024 nd3=1.744000 νd4=44.7000 r5= 31.00215 d5=20.327005 nd5=1.487000 νd5=70.4000 r6=-105.92664 d6=40.000000 r7= -75.00000 a22=0.282923×10-522=0.263858×10-11 f=70.704 ・・・(15)
【0104】ここで、b22は、非球面である、第2レン
ズ群2のレンズ22のスクリーン側の面22Bの6次の
非球面係数を表す。
【0105】接眼レンズの各パラメータが、式(15)
に示すように設定されている場合、レンズ11,12,
21,22の形状は、図46に示したようになる。さら
に、瞳が光軸上にあるときには、図46に示したような
光路図が描かれる。また、この場合の球面収差、非点収
差、および歪曲収差は、図47に示すようになり、像面
上における横収差は、図48に示すようになる。
【0106】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(15)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸
上から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図4
9に示す。さらに、この場合の像面上における横収差
を、図50に示す。
【0107】次に、第2レンズ群2におけるレンズ22
のスクリーン側の面22Bのみを非球面とし、係数k22
を、式(14)に示した範囲の下限値である−0.2と
した場合における接眼レンズの各パラメータは、例え
ば、以下のようになる。
【0108】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 54.45186 d1=20.611380 nd1=1.587757 νd1=62.0893 r2= -48.72213 d2=20.140800 nd2=1.744913 νd2=42.4859 r3=-142.45322 d3= 1.000000 r4= 62.92736 d4= 3.000000 nd4=1.749529 νd4=34.0261 r5= 30.83249 d5=15.247820 nd5=1.487000 νd5=70.4000 r6= 357.62396 d6=40.000000 r7= -75.00000 a22=-0.226338×10-722=0.223811×10-8 f=70.704 ・・・(16)
【0109】接眼レンズの各パラメータが、式(16)
に示すように設定されている場合、レンズ11,12,
21,22の形状は、図51に示すようになる。さら
に、瞳が光軸上にあるときには、図51に示すような光
路図が描かれる。また、この場合の球面収差、非点収
差、および歪曲収差は、図52に示すようになり、像面
上における横収差は、図53に示すようになる。
【0110】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(16)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸
上から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図5
4に示す。さらに、この場合の像面上における横収差
を、図55に示す。
【0111】次に、第2レンズ群2におけるレンズ22
のスクリーン側の面22Bのみを非球面とし、係数k22
を、式(14)に示した範囲の上限値である1.4とし
た場合における接眼レンズの各パラメータは、例えば、
以下のようになる。
【0112】 r0= ∞ d0=40.000000 r1= 40.50842 d1=20.778826 nd1=1.512048 νd1=58.0043 r2=-147.28690 d2= 3.000000 nd2=1.749294 νd2=34.3723 r3= 78.38449 d3= 1.000000 r4= 34.45382 d4= 3.000000 nd4=1.737236 νd4=45.2369 r5= 24.59147 d5=23.037221 nd5=1.487000 νd5=70.4000 r6=-238.11515 d6=40.000000 r7= -75.00000 a22=0.776340×10-522=0.332592×10-8 f=70.704 ・・・(17)
【0113】接眼レンズの各パラメータが、式(17)
に示すように設定されている場合、レンズ11,12,
21,22の形状は、図56に示すようになる。さら
に、瞳が光軸上にあるときには、図56に示すような光
路図が描かれる。また、この場合の球面収差、非点収
差、および歪曲収差は、図57に示すようになり、像面
上における横収差は、図58に示すようになる。
【0114】また、接眼レンズの各パラメータが、式
(17)に示すように設定されている場合に、瞳が光軸
上から9mmだけずれたときに描かれる光路図を、図5
9に示す。さらに、この場合の像面上における横収差
を、図60に示す。
【0115】以上説明した構成によれば、対角で、40
度以上の画角に亘って、高解像力で、かつ瞳位置が、あ
る程度、光軸上からずれても、高解像力な接眼レンズを
提供することができる。
【0116】なお、式(3)乃至(5),(7)乃至
(9),(11)乃至(13),(15)乃至(17)
から明らかなように、アイレリーフd0およびバックフォ
ーカスd6は、いずれも0.56f以上と、互いにバラン
ス良く、長い距離が確保されている。
【0117】次に、以上説明した接眼レンズによって、
映像の虚像を形成して提供する映像提供装置(虚像提供
装置)について説明する。
【0118】図61は、本発明を適用した映像提供装置
の第1実施の形態の構成例を示している。
【0119】表示素子(画像表示素子)31は、自発光
型または透過型の表示素子で、ユーザに提供すべき映像
を表示する。
【0120】ここで、自発光型の表示素子とは、画素に
相当する、多数の発光素子で構成される発光部と、各発
光素子の発光を制御する制御部とで構成される。自発光
型の表示素子は、構成が単純で、軽量であり、また、自
発光であるため、視野角依存性が小さい。従って、装置
全体の軽量化を図ることができるとともに、斜め方向か
ら映像を見た場合であっても、鮮明な映像を観察するこ
とができる。一方、透過型の表示素子とは、光を発する
バックライトと、そのバックライトからの光の透過を画
素単位で制御する透過光制御部から構成される。透過光
制御型デバイスによれば、バックライトが発する光の量
を調整することで、容易に必要な明るさを得ることがで
き、また、バックライトを換えるだけで、所望する明る
さの映像を表示することができる。なお、自発光型また
は透過型の表示素子としては、例えば、それぞれCRT
または液晶ディスプレイなどがある。
【0121】表示素子31において表示された映像は、
投影レンズ32を介して、ハーフミラー34に入射す
る。ハーフミラー34では、投影レンズ32からの光が
90度反射され、反射式スクリーン33に照射される。
反射式スクリーン33は、接眼レンズ35の像面と一致
するような曲面のスクリーンで、ハーフミラー34から
の光を、180度反射する。この反射光は、ハーフミラ
ー34を透過して、図1や、図16、図31、図46な
どに示したように構成される接眼レンズ35を介するこ
とにより、ユーザの眼球に入射し、これにより、ユーザ
の眼球において、表示素子31において表示された映像
の虚像が観察される。
【0122】図62は、本発明を適用した映像提供装置
の第2実施の形態の構成例を示している。なお、図中、
図61における場合と対応する部分については、同一の
符号を付してある。即ち、この映像提供装置は、ハーフ
ミラー34が、反射式スクリーン33と接眼レンズ35
との間ではなく、投影レンズ32と反射式スクリーン3
3との間に設けられていることを除けば、図61におけ
る場合と同様に構成されている。
【0123】図62の映像提供装置では、表示素子31
において表示された映像が、投影レンズ32およびハー
フミラー34を介して、反射式スクリーン33に照射さ
れる。反射式スクリーン33では、ハーフミラー34か
らの光が、180度反射され、この反射光は、ハーフミ
ラー34において、さらに90度反射され、接眼レンズ
35に入射し、以下、図61における場合と同様にし
て、ユーザの眼球において、表示素子31において表示
された映像の虚像が観察される。
【0124】図63は、本発明を適用した映像提供装置
の第3実施の形態の構成例を示している。なお、図中、
図61における場合と対応する部分については、同一の
符号を付してある。
【0125】図63の映像提供装置では、表示素子31
において表示された映像が、投影レンズ32を介するこ
とで、その映像の空中像41が形成される。なお、空中
像41の像面は、図61や図62の反射式スクリーン3
3と同様に曲面となっている。この空中像41が、接眼
レンズ35を介することにより、ユーザの眼球に入射
し、これにより、ユーザの眼球において、表示素子31
において表示された映像の虚像が観察される。なお、空
中像41の投影レンズ32側に、フィールドレンズなど
を配置することで、接眼レンズ35を通して見た虚像の
周辺光量を増加することができる。
【0126】図64は、本発明を適用した映像提供装置
の第4実施の形態の構成例を示している。なお、図中、
図61における場合と対応する部分については、同一の
符号を付してある。即ち、この映像提供装置は、表示素
子31に代えて、表示素子51およびPBS(偏光ビー
ムスプリッタ)52が設けられている他は、図61にお
ける場合と同様に構成されている。
【0127】図示せぬ光源から発せられた照明光として
の光が、PBS52において、90度反射され、表示素
子(画像表示素子)51に入射する。表示素子51は、
反射型の表示素子で、そこに入射される光を反射するこ
とで、ユーザに提供すべき映像を表示する。
【0128】即ち、反射型の表示素子である表示素子5
1は、画素に相当する多数の素子が平面状に配置されて
構成され、各素子の反射率が、映像信号に対応して制御
されるようになされている。従って、反射型デバイスに
入射した光は、映像信号に対応した反射率で、各素子に
おいて反射される。
【0129】この反射光としての映像は、PBS52を
透過して、投影レンズ52に入射し、以下、図61にお
ける場合と同様にして、ユーザの眼球において、虚像が
観察される。
【0130】なお、PBS52に代えて、ハーフミラー
その他の光を分割する素子を設けることも可能である。
【0131】図65は、本発明を適用した映像提供装置
の第5実施の形態の構成例を示している。なお、図中、
図64における場合と対応する部分については、同一の
符号を付してある。即ち、この映像提供装置は、PBS
52が、表示素子51と投影レンズ32との間ではな
く、投影レンズ32とハーフミラー34との間に設けら
れている他は、図64における場合と同様に構成されて
いる。
【0132】この場合、図示せぬ光源から発せられた照
明光としての光が、PBS52において、90度反射さ
れ、投影レンズ32を介して、表示素子51に入射す
る。表示素子51では、そこに入射される光が反射さ
れ、その反射光としての映像が、投影レンズ32および
PBS52を透過して、ハーフミラー34に入射し、以
下、図64における場合と同様にして、ユーザの眼球に
おいて、虚像が観察される。
【0133】なお、反射式スクリーン33を用いず、図
63に示したように、空中像41を形成する場合におい
ても、ハーフミラーやPBSなどによって、光路を曲げ
ることが可能である。
【0134】図66は、本発明を適用した映像提供装置
の第6実施の形態の構成例を示している。
【0135】発光ダイオード91R,91G,91Bで
は、それぞれ赤色、緑色、青色の光が、照明光として発
光され、それぞれの光は、ダイクロイックプリズム9
2、フライアイレンズ93、およびフィールドレンズ9
4を介して、PBS95に入射する。PBS95では、
フィールドレンズ94からの光が、90度反射され、そ
の反射光は、反射型の表示素子である反射型映像表示パ
ネル96に入射する。反射型映像表示パネル96は、そ
こに入射される光を反射することで、ユーザに提供すべ
き映像を形成し、その映像としての反射光は、PBS9
5および投影レンズ97を介して、ハーフミラー100
に入射する。ハーフミラー100では、投影レンズ97
からの映像が90度反射され、これにより、その映像
が、反射型スクリーン98に拡大投影される。この拡大
投影された像は、図1や、図16、図31、図46など
に示したように構成される接眼レンズ99を介して、ユ
ーザの眼球に入射し、これにより、ユーザの眼球におい
て、反射型映像表示パネル96において表示された映像
の虚像が観察される。
【0136】この場合、反射型映像表示パネル96に
は、赤色、緑色、青色の光が、照明光として照射される
ので、いわゆるフィールドシーケンシャル方式により、
カラーの虚像を提供することができる。
【0137】図67は、本発明を適用した映像提供装置
の第7実施の形態の構成例を示している。なお、図中、
図66における場合と対応する部分については、同一の
符号を付してある。即ち、この映像提供装置は、フライ
アイレンズ93とフィールドレンズ94との間に、ミラ
ー101が設けられている他は、図66における場合と
同様に構成されている。
【0138】この実施の形態では、フライアイレンズ9
3からの照明光としての光は、ミラー101で90度反
射され、フィールドレンズ94を介して、PBS95に
入射する。PBS95では、フィールドレンズ94から
の光が、90度反射され、その反射光は、反射型映像表
示パネル96に入射する。反射型映像表示パネル96
は、そこに入射される光を反射することで、ユーザに提
供すべき映像を形成し、その映像としての反射光は、P
BS95および投影レンズ97を介して、ハーフミラー
100に入射する。ハーフミラー100では、投影レン
ズ97からの光が、90度反射され、その反射光は、反
射型スクリーン98に投影される。以下、図66におけ
る場合と同様にして、ユーザの眼球において、反射型映
像表示パネル96において表示された映像の虚像が観察
される。
【0139】この場合、ミラー101によって光路を曲
げているので、装置の小型化を図ることができる。
【0140】図68は、本発明を適用した映像提供装置
の第8実施の形態の構成例を示している。
【0141】この実施の形態においては、図67に示し
た映像提供装置を2組設けて、それぞれにより形成され
る虚像を、左眼と右眼で観察することができるようにな
されている。
【0142】即ち、図68において、発光ダイオード9
1RL,91GL,91BL、ダイクロイックプリズム
92L、フライアイレンズ93L、フィールドレンズ9
4L,PBS95L、反射型映像表示パネル96L、投
影レンズ97L、反射型スクリーン98L、接眼レンズ
99L、ハーフミラー100L、またはミラー101L
は、図67の発光ダイオード91R,91G,91B、
ダイクロイックプリズム92、フライアイレンズ93、
フィールドレンズ94,PBS95、反射型映像表示パ
ネル96、投影レンズ97、反射型スクリーン98、接
眼レンズ99、ハーフミラー100、またはミラー10
1とそれぞれ同様に構成され、ユーザの左眼に、虚像を
提供するようになされている。また、図68において、
発光ダイオード91RR,91GR,91BR、ダイク
ロイックプリズム92R、フライアイレンズ93R、フ
ィールドレンズ94R,PBS95R、反射型映像表示
パネル96R、投影レンズ97R、反射型スクリーン9
8R、接眼レンズ99R、ハーフミラー100R、また
はミラー101Rも、図67の発光ダイオード91R,
91G,91B、ダイクロイックプリズム92、フライ
アイレンズ93、フィールドレンズ94,PBS95、
反射型映像表示パネル96、投影レンズ97、反射型ス
クリーン98、接眼レンズ99、ハーフミラー100、
またはミラー101とそれぞれ同様に構成され、ユーザ
の右眼に、虚像を提供するようになされている。
【0143】従って、この場合、ユーザは、虚像を、左
眼と右眼で観察することができる。
【0144】なお、図67におけるミラー101や、図
68におけるミラー101Lおよび101Rの配置位置
は、図67や図68に示した位置に限定されるものでは
ない。即ち、図67や図68の実施の形態では、光路
を、図面と平行な方向に曲げるように、ミラーを配置し
たが、その他、例えば、ミラーは、光路を、図面と垂直
な方向に曲げるように配置することも可能である。
【0145】以上のように、接眼レンズとして、図1
や、図16、図31、図46などに示したように構成さ
れるものを利用した映像提供装置によれば、高解像度
で、広画角の映像を提供することが可能となる。また、
そのような映像提供装置を、ユーザ以外のものに固定し
た場合に、例えば、ユーザが動くことによって、ユーザ
の瞳が光軸からずれても、高解像度の映像(虚像)を提
供することができる。また、図1や、図16、図31、
または図46などに示した接眼レンズは、アイレリーフ
を長くすることができるので、ユーザが光軸方向に動い
た場合にも対処可能となる。さらに、図1や、図16、
図31、または図46などに示した接眼レンズは、バッ
クフォーカスも長くすることができるので、スクリーン
と接眼レンズとを離して設置することなどが可能とな
る。また、接眼レンズを構成するレンズの枚数が少ない
ので、装置の小型化、軽量化が可能となる。
【0146】なお、本実施の形態では、接眼レンズによ
って、虚像を観察するようにしたが、本発明の接眼レン
ズは、虚像以外の像を観察する場合にも適用可能であ
る。
【0147】また、本実施の形態では、第1レンズ群1
または第2レンズ群2のうちの、いずれかの1面だけ非
球面とするようにしたが、2面以上を非球面とするよう
にしても良い。
【0148】さらに、本実施の形態では、レンズの4次
の非球面係数を制限するようにしたが、その他、例え
ば、レンズの6次の非球面係数を制限することによって
も、レンズの4次の非球面係数を制限した場合と同様の
性能を得ることが可能である。
【0149】
【発明の効果】請求項1に記載の接眼レンズによれば、
第1のレンズ群が、正レンズと負レンズとを順次接合し
て構成され、第2のレンズ群が、負レンズと正レンズと
を順次接合して構成され、第1または第2のレンズ群の
うちの少なくとも1面が非球面とされている。従って、
瞳位置が光軸からずれても、広い画角に亘って、高解像
力を維持するとともに、アイレリーフとバックフォーカ
スとをバランス良く確保することが可能となる。
【0150】請求項7に記載の虚像提供装置によれば、
映像の虚像を形成する光学系における第1のレンズ群
が、正レンズと負レンズとを順次接合して構成され、第
2のレンズ群が、負レンズと正レンズとを順次接合して
構成され、第1または第2のレンズ群のうちの少なくと
も1面が非球面とされている。従って、瞳位置が光軸か
らずれても、広い画角に亘って、高解像度の映像を提供
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した接眼レンズの第1実施の形態
の構成例を示す図である。
【図2】図1の接眼レンズの球面収差(色収差)、非点
収差、および歪曲収差を示す図である。
【図3】図1の接眼レンズの横収差を示す図である。
【図4】図1において、瞳位置がずれた場合の光路を示
す光路図である。
【図5】瞳位置がずれた場合の、図1の接眼レンズの横
収差を示す図である。
【図6】第1実施の形態の接眼レンズのパラメータを変
えたものの構成例を示す図である。
【図7】図6の接眼レンズの球面収差(色収差)、非点
収差、および歪曲収差を示す図である。
【図8】図6の接眼レンズの横収差を示す図である。
【図9】図6において、瞳位置がずれた場合の光路を示
す光路図である。
【図10】瞳位置がずれた場合の、図6の接眼レンズの
横収差を示す図である。
【図11】第1実施の形態の接眼レンズのパラメータを
変えたものの他の構成例を示す図である。
【図12】図11の接眼レンズの球面収差(色収差)、
非点収差、および歪曲収差を示す図である。
【図13】図11の接眼レンズの横収差を示す図であ
る。
【図14】図11において、瞳位置がずれた場合の光路
を示す光路図である。
【図15】瞳位置がずれた場合の、図11の接眼レンズ
の横収差を示す図である。
【図16】本発明を適用した接眼レンズの第2実施の形
態の構成例を示す図である。
【図17】図16の接眼レンズの球面収差(色収差)、
非点収差、および歪曲収差を示す図である。
【図18】図16の接眼レンズの横収差を示す図であ
る。
【図19】図16において、瞳位置がずれた場合の光路
を示す光路図である。
【図20】瞳位置がずれた場合の、図16の接眼レンズ
の横収差を示す図である。
【図21】第2実施の形態の接眼レンズのパラメータを
変えたものの構成例を示す図である。
【図22】図21の接眼レンズの球面収差(色収差)、
非点収差、および歪曲収差を示す図である。
【図23】図21の接眼レンズの横収差を示す図であ
る。
【図24】図21において、瞳位置がずれた場合の光路
を示す光路図である。
【図25】瞳位置がずれた場合の、図21の接眼レンズ
の横収差を示す図である。
【図26】第2実施の形態の接眼レンズのパラメータを
変えたものの他の構成例を示す図である。
【図27】図26の接眼レンズの球面収差(色収差)、
非点収差、および歪曲収差を示す図である。
【図28】図26の接眼レンズの横収差を示す図であ
る。
【図29】図26において、瞳位置がずれた場合の光路
を示す光路図である。
【図30】瞳位置がずれた場合の、図26の接眼レンズ
の横収差を示す図である。
【図31】本発明を適用した接眼レンズの第3実施の形
態の構成例を示す図である。
【図32】図31の接眼レンズの球面収差(色収差)、
非点収差、および歪曲収差を示す図である。
【図33】図31の接眼レンズの横収差を示す図であ
る。
【図34】図31において、瞳位置がずれた場合の光路
を示す光路図である。
【図35】瞳位置がずれた場合の、図31の接眼レンズ
の横収差を示す図である。
【図36】第3実施の形態の接眼レンズのパラメータを
変えたものの構成例を示す図である。
【図37】図36の接眼レンズの球面収差(色収差)、
非点収差、および歪曲収差を示す図である。
【図38】図36の接眼レンズの横収差を示す図であ
る。
【図39】図36において、瞳位置がずれた場合の光路
を示す光路図である。
【図40】瞳位置がずれた場合の、図36の接眼レンズ
の横収差を示す図である。
【図41】第3実施の形態の接眼レンズのパラメータを
変えたものの他の構成例を示す図である。
【図42】図41の接眼レンズの球面収差(色収差)、
非点収差、および歪曲収差を示す図である。
【図43】図41の接眼レンズの横収差を示す図であ
る。
【図44】図41において、瞳位置がずれた場合の光路
を示す光路図である。
【図45】瞳位置がずれた場合の、図41の接眼レンズ
の横収差を示す図である。
【図46】本発明を適用した接眼レンズの第4実施の形
態の構成例を示す図である。
【図47】図41の接眼レンズの球面収差(色収差)、
非点収差、および歪曲収差を示す図である。
【図48】図41の接眼レンズの横収差を示す図であ
る。
【図49】図41において、瞳位置がずれた場合の光路
を示す光路図である。
【図50】瞳位置がずれた場合の、図41の接眼レンズ
の横収差を示す図である。
【図51】第4実施の形態の接眼レンズのパラメータを
変えたものの構成例を示す図である。
【図52】図51の接眼レンズの球面収差(色収差)、
非点収差、および歪曲収差を示す図である。
【図53】図51の接眼レンズの横収差を示す図であ
る。
【図54】図51において、瞳位置がずれた場合の光路
を示す光路図である。
【図55】瞳位置がずれた場合の、図51の接眼レンズ
の横収差を示す図である。
【図56】第4実施の形態の接眼レンズのパラメータを
変えたものの他の構成例を示す図である。
【図57】図56の接眼レンズの球面収差(色収差)、
非点収差、および歪曲収差を示す図である。
【図58】図56の接眼レンズの横収差を示す図であ
る。
【図59】図56において、瞳位置がずれた場合の光路
を示す光路図である。
【図60】瞳位置がずれた場合の、図56の接眼レンズ
の横収差を示す図である。
【図61】本発明を適用した映像提供装置の第1実施の
形態の構成例を示す図である。
【図62】本発明を適用した映像提供装置の第2実施の
形態の構成例を示す図である。
【図63】本発明を適用した映像提供装置の第3実施の
形態の構成例を示す図である。
【図64】本発明を適用した映像提供装置の第4実施の
形態の構成例を示す図である。
【図65】本発明を適用した映像提供装置の第5実施の
形態の構成例を示す図である。
【図66】本発明を適用した映像提供装置の第6実施の
形態の構成例を示す図である。
【図67】本発明を適用した映像提供装置の第7実施の
形態の構成例を示す図である。
【図68】本発明を適用した映像提供装置の第8実施の
形態の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ群, 2 第2レンズ群, 11,1
2,21,22 レンズ, 11A,12B,21A,
22B レンズの面, 31 表示素子, 32投影レ
ンズ, 33 反射式スクリーン, 34 接眼レン
ズ, 35 接眼レンズ, 41 空中像, 51 表
示素子, 52 PBS

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のレンズ群が、瞳側から
    順次配置されて構成される接眼レンズであって、 前記第1のレンズ群は、正レンズと負レンズとを順次接
    合して構成され、 前記第2のレンズ群は、負レンズと正レンズとを順次接
    合して構成され、 前記第1または第2のレンズ群のうちの少なくとも1面
    が非球面とされていることを特徴とする接眼レンズ。
  2. 【請求項2】 像面が曲面の像を観察するのに用いられ
    ることを特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。
  3. 【請求項3】 前記第1のレンズ群の瞳側の面のみが非
    球面とされている場合において、 前記第1のレンズ群の瞳側の面の4次の非球面係数をa
    と、前記第1および第2のレンズ群の全系の焦点距離を
    fと、所定の係数をkと、それぞれするとき、式 −0.9<k<−0.5、但し、a=(k/f)3 が成立することを特徴とする請求項1に記載の接眼レン
    ズ。
  4. 【請求項4】 前記第1のレンズ群の瞳側と反対側の面
    のみが非球面とされている場合において、 前記第1のレンズ群の瞳側と反対側の面の4次の非球面
    係数をaと、前記第1および第2のレンズ群の全系の焦
    点距離をfと、所定の係数をkと、それぞれするとき、
    式 −0.1<k<1.2、但し、a=(k/f)3 が成立することを特徴とする請求項1に記載の接眼レン
    ズ。
  5. 【請求項5】 前記第2のレンズ群の瞳側の面のみが非
    球面とされている場合において、 前記第2のレンズ群の瞳側の面の4次の非球面係数をa
    と、前記第1および第2のレンズ群の全系の焦点距離を
    fと、所定の係数をkと、それぞれするとき、式 −1.0<k<−0.5、但し、a=(k/f)3 が成立することを特徴とする請求項1に記載の接眼レン
    ズ。
  6. 【請求項6】 前記第2のレンズ群の瞳側と反対側の面
    のみが非球面とされている場合において、 前記第2のレンズ群の瞳側と反対側の面の4次の非球面
    係数をaと、前記第1および第2のレンズ群の全系の焦
    点距離をfと、所定の係数をkと、それぞれするとき、
    式 −0.2<k<1.4、但し、a=(k/f)3 が成立することを特徴とする請求項1に記載の接眼レン
    ズ。
  7. 【請求項7】 映像を表示する表示装置と、 前記映像の虚像を形成する光学系とを備える虚像提供装
    置であって、 前記光学系は、第1および第2のレンズ群が、瞳側から
    順次配置されて構成され、 前記第1のレンズ群は、正レンズと負レンズとを順次接
    合して構成され、 前記第2のレンズ群は、負レンズと正レンズとを順次接
    合して構成され、 前記第1または第2のレンズ群のうちの少なくとも1面
    が非球面とされていることを特徴とする虚像提供装置。
  8. 【請求項8】 前記表示装置が表示する映像の像面が曲
    面にされ、 前記光学系は、その像面が曲面の像の虚像を形成するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の虚像提供装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のレンズ群の瞳側の面のみが非
    球面とされている場合において、 前記第1のレンズ群の瞳側の面の4次の非球面係数をa
    と、前記第1および第2のレンズ群の全系の焦点距離を
    fと、所定の係数をkと、それぞれするとき、式 −0.9<k<−0.5、但し、a=(k/f)3 が成立することを特徴とする請求項7に記載の虚像提供
    装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のレンズ群の瞳側と反対側の
    面のみが非球面とされている場合において、 前記第1のレンズ群の瞳側と反対側の面の4次の非球面
    係数をaと、前記第1および第2のレンズ群の全系の焦
    点距離をfと、所定の係数をkと、それぞれするとき、
    式 −0.1<k<1.2、但し、a=(k/f)3 が成立することを特徴とする請求項7に記載の虚像提供
    装置。
  11. 【請求項11】 前記第2のレンズ群の瞳側の面のみが
    非球面とされている場合において、 前記第2のレンズ群の瞳側の面の4次の非球面係数をa
    と、前記第1および第2のレンズ群の全系の焦点距離を
    fと、所定の係数をkと、それぞれするとき、式 −1.0<k<−0.5、但し、a=(k/f)3 が成立することを特徴とする請求項7に記載の虚像提供
    装置。
  12. 【請求項12】 前記第2のレンズ群の瞳側と反対側の
    面のみが非球面とされている場合において、 前記第2のレンズ群の瞳側と反対側の面の4次の非球面
    係数をaと、前記第1および第2のレンズ群の全系の焦
    点距離をfと、所定の係数をkと、それぞれするとき、
    式 −0.2<k<1.4、但し、a=(k/f)3 が成立することを特徴とする請求項7に記載の虚像提供
    装置。
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