JPH11133084A - サージ電流検出装置 - Google Patents

サージ電流検出装置

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JPH11133084A
JPH11133084A JP29887997A JP29887997A JPH11133084A JP H11133084 A JPH11133084 A JP H11133084A JP 29887997 A JP29887997 A JP 29887997A JP 29887997 A JP29887997 A JP 29887997A JP H11133084 A JPH11133084 A JP H11133084A
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JP
Japan
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surge
fuse
surge current
varistor element
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP29887997A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Wakabayashi
武夫 若林
Akira Hosokawa
朗 細川
Koji Terajima
幸二 寺島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
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Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute, Sankosha Corp, Sankosha Co Ltd filed Critical Railway Technical Research Institute
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Publication of JPH11133084A publication Critical patent/JPH11133084A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単で確実に、しかも低コストでサージ電流情
報を取得できるサージ電流検出装置を提供する。 【解決手段】サージ吸収装置7と直列に接続されてサー
ジ吸収装置7にサージ電流が流れたときに可溶体が溶断
するヒューズ11と、このヒューズ11に対して並列に
接続されたバリスタ素子12とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サージ吸収装置に
サージ電流が流れたか否かを検出するサージ電流検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力線や通信線のように長い距離に亘っ
て張り巡らされている電線路には雷サージ等のサージが
侵入し易い。電線路にサージが侵入すると、往々にして
この電線路に接続されている電気機器や線路支持物を絶
縁破壊させることがある。このようなことから、通常
は、電線路を構成している各線とアースとの間にアレス
タで代表されるサージ吸収装置を設け、来襲したサージ
をサージ吸収装置でアースに逃がして吸収するようにし
ている。
【0003】ところで、上記のように設けられるサージ
吸収装置はサージが来襲する度に動作するが、ガス入り
アレスタ等で代表されるサージ吸収装置では、通常、外
部から該装置が動作したか否か、換言すると該装置がサ
ージ電流をアースに流したか否かを知ることはできな
い。電線路を安全、かつ安定に運用するには、サージが
来襲したときにサージ吸収装置が確実に動作したという
事実の情報や、複数回線ある電線路のうちのサージが侵
入し易い傾向にある電線路の情報や、サージ来襲頻度の
情報などを現場において取得する必要がある。このよう
な情報を得るには、サージ吸収装置にサージ電流が流れ
たか否かを検出する必要がある。
【0004】このような目的に供されるサージ電流検出
装置としては、2個のツェナーダイオードを逆極性に直
列接続した直列回路をサージ吸収装置と直列に接続した
ものが知られている。すなわち、この装置では、サージ
が来襲したとき、このサージ電圧の極性とは逆方向関係
にあるツェナーダイオードを破壊させることによってサ
ージ吸収装置を動作させる。この場合、通常はどちらの
ツェナーダイオードが破壊したかは判らないので、2個
のツェナーダイオードを逆極性に直列接続した直列回路
の導通方向特性を調べることによって、サージ吸収装置
が確実に動作したという事実及びサージ電流の極性を知
るようにしている。
【0005】しかしながら、上記のように構成された従
来のサージ電流検出装置にあっては、ツェナーダイオー
ドが破壊されているか否かを特別な検査回路を使って調
べる必要があるので、特に電線路の線数が多い場合に
は、全体が複雑で大掛かりとなり、高価になるばかり
か、検査に長時間を要する問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のサ
ージ電流検出装置にあっては、線路数が多くなると、全
体が複雑で大掛かりとなり、高価になるばかりか、情報
を読み取るのに長時間を要する問題があった。
【0007】そこで本発明は、上述した従来装置が備え
ている問題点を解消でき、簡単、かつ確実にサージ電流
情報を取得できるサージ電流検出装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るサージ電流検出装置は、サージ吸収装
置と直列に接続されて上記サージ吸収装置にサージ電流
が流れたときに可溶体が溶断するヒューズと、このヒュ
ーズに対して並列に接続されたバリスタ素子とを具備し
てなることを特徴といている。
【0009】なお、上記ヒューズは、動作表示部を備え
ていることが好ましい。また、上記ヒューズは、可溶体
が機械的強度性に勝れたタングステン又はステンレス鋼
で形成されていてもよい。
【0010】サージが到来してサージ吸収装置に所定レ
ベル以上のサージ電流が流れると、ヒューズの可溶体が
溶断する。溶断後もサージエネルギが残っているときに
は、瞬時にバリスタ素子の抵抗値が十分に低くなり、こ
んどはバリスタ素子に転流し、このバリスタ素子とサー
ジ吸収装置との直列経路でサージ電流が流れてサージエ
ネルギが吸収される。なお、バリスタ素子への転流は極
めてスムーズで、ヒューズの溶断箇所でアークが発生す
るようなこともない。
【0011】いずれにしても、上記のように、サージ吸
収装置に所定レベル以上のサージ電流が流れると、ヒュ
ーズの可溶体が溶断する。今、ヒューズとして爪付ヒュ
ーズを用いた場合を例にとると、この爪付ヒューズでは
可溶体が溶断していることを容易に視認できる。したが
って、格別な検査回路等を必要とせずに、サージ電流が
流れたか否かを知ることができる。
【0012】なお、ここで使用されるヒューズは、通常
のヒューズとは違って、連続的に電流を流すものではな
いので、機械的強度性に勝れたタングステン又はステン
レス鋼で可溶体を形成したものでもよい。勿論、通常の
筒型ヒューズを用いることもできる。この場合、可溶体
が溶断しているか否かを表示する表示部付きのものが好
ましい。そして、表示部の動作を利用して溶断を示す表
示灯やリレーを動作させることも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施形態を説明する。図1には本発明の一実施形態に係
るサージ電流検出装置を組み込んだ保護系統を備えてな
る通信システムの一部が示されている。
【0014】同図において、11 ,12 ,13 ,…1n
は通信線を示しており、 2は通信線11 ,12 ,1
3 ,…1n に接続された通信設備を示している。そし
て、各通信線11 ,12 ,13 ,…1n とアース3との
間には保護系統4が設けられている。
【0015】保護系統4は、各通信線11 ,12 ,1
3 ,…1n を、それぞれスイッチ5、本発明に係るサー
ジ電流検出装置6、サージ吸収装置7を介してアース3
に接続したものとなっている。
【0016】サージ電流検出装置6は、この例の場合、
可溶体を機械的強度性に勝れたタングステン線又はステ
ンレス鋼線で形成した爪付型のヒューズ11と、このヒ
ューズ11に対して並列に接続されたバリスタ素子12
とで構成されている。
【0017】一方、サージ吸収装置7は、この例の場
合、ガス入りアレスタ21と、このガス入りアレスタ2
1に直列に接続された特性要素としての抵抗体22とで
構成されている。
【0018】ここで、ガス入りアレスタ21としては、
通信設備2の衝撃波絶縁破壊電圧より所定だけ低い衝撃
波放電開始電圧のものが用いられており、またヒューズ
11としてはガス入りアレスタ21に、たとえば5A以
上の衝撃波電流が流れようとしたとき溶断する特性のも
のが用いられている。
【0019】このような構成であると、たとえば通信線
1 にガス入りアレスタ21の衝撃波放電開始電圧以
上のレベルを有した雷サージが到来すると、この通信線
1に接続されたガス入りアレスタ21が導通してサー
ジエネルギをアース3に放出する。このときのサージ電
流によって、ヒューズ11の可溶体が溶断する。なお、
溶断後もサージエネルギが残っているときには、瞬時に
バリスタ素子12の抵抗値が十分に低くなり、こんどは
バリスタ素子12に転流し、このバリスタ素子12とガ
ス入りアレスタ21との直列経路でサージ電流が流れて
サージエネルギが吸収される。このとき、バリスタ素子
12への転流は極めてスムーズで、ヒューズ11の溶断
箇所でアークが発生するようなこともない。このような
サージエネルギ吸収メカニズムによって通信設備2や線
路支持物の絶縁破壊が防止される。
【0020】上記のように、サージ吸収装置7に所定レ
ベル以上のサージ電流が流れると、ヒューズ11の可溶
体が溶断する。この例では、ヒューズ11として爪付ヒ
ューズを用いているので、可溶体が溶断していることを
視認できる。したがって、通信線の数が多い場合であっ
ても、格別な検査回路等を必要とせずに、どのサージ吸
収装置が動作してサージを吸収したかを短時間で知るこ
とができる。
【0021】なお、実験によると、ヒューズ11として
商用周波定格電流値0.1A、直流抵抗7Ωの爪付型の
ものを用い、これに波頭10μs、波尾長200μs、
波高値5Aのサージ電流を流したところ、アークの発生
もなく確実に溶断することが確認された。
【0022】上述した例ではヒューズ11として爪付型
のものを用いているが、このタイプに限らず、図2に示
すような筒型のヒューズ11aを用いてもよい。この場
合には、可溶体が溶断したときに、たとえばバネ24の
復元力で表示片25を突出させるようにした動作表示部
26を備えたものが望ましい。なお、図2中、27はヒ
ューズホルダを示している。
【0023】また、ヒューズの溶断確認作業を容易化す
るために、図3に示すように、動作表示部26の動作に
応動させて支点28を中心にして絶縁性レバー29を回
動させ、この回動変位で図示しない報知系のスイッチ3
0をオン動作させるようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
たとえ線路数が多い場合であっても、簡単かつ確実に、
しかも低コストでサージ電流情報を取得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサージ電流検出装置
を組み込んだ保護系統を備えてなる通信システムの概略
【図2】サージ電流検出装置に組み込まれるヒューズの
別の例を示す図
【図3】ヒューズ溶断検出の別の例を説明するための図
【符号の説明】
1 ,12 ,13 ,…1n …通信線 2…通信設備 3…アース 4…保護系統 5…スイッチ 6…サージ電流検出装置 7…サージ吸収装置 11,11a…ヒューズ 12…バリスタ素子 21…ガス入りアレスタ 22…抵抗体 26…動作表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺島 幸二 東京都品川区大崎4丁目3番8号 株式会 社サンコーシヤ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サージ吸収装置と直列に接続されて上記サ
    ージ吸収装置にサージ電流が流れたときに可溶体が溶断
    するヒューズと、このヒューズに対して並列に接続され
    たバリスタ素子とを具備してなることを特徴とするサー
    ジ電流検出装置。
  2. 【請求項2】前記ヒューズは、動作表示部を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載のサージ電流検出装
    置。
  3. 【請求項3】前記ヒューズは、可溶体がタングステン又
    はステンレス鋼で形成されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のサージ電流検出装置。
JP29887997A 1997-10-30 1997-10-30 サージ電流検出装置 Pending JPH11133084A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7483252B2 (en) 2006-12-05 2009-01-27 Ferraz Shawmut S.A. Circuit protection device
USRE42319E1 (en) 1998-06-08 2011-05-03 Mersen France Sb Sas Circuit protection device
WO2011130905A1 (zh) * 2010-04-20 2011-10-27 安阳安科电器股份有限公司 脉冲电流传感器及采用该传感器制成的记录电涌波防雷箱
US8477468B2 (en) 2011-11-04 2013-07-02 Mersen Usa Newburyport-Ma, Llc Circuit protection device
US8810988B2 (en) 2011-11-04 2014-08-19 Mersen Usa Newburyport-Ma, Llc Circuit protection device
CN107271749A (zh) * 2017-05-18 2017-10-20 上海卫星工程研究所 隔离式卫星浪涌电流检测方法

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WO2011130905A1 (zh) * 2010-04-20 2011-10-27 安阳安科电器股份有限公司 脉冲电流传感器及采用该传感器制成的记录电涌波防雷箱
US8477468B2 (en) 2011-11-04 2013-07-02 Mersen Usa Newburyport-Ma, Llc Circuit protection device
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040511

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