JPH11132808A - 空気流量測定装置 - Google Patents
空気流量測定装置Info
- Publication number
- JPH11132808A JPH11132808A JP9300280A JP30028097A JPH11132808A JP H11132808 A JPH11132808 A JP H11132808A JP 9300280 A JP9300280 A JP 9300280A JP 30028097 A JP30028097 A JP 30028097A JP H11132808 A JPH11132808 A JP H11132808A
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- bonding
- resin material
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Abstract
ボンディング不良を防止することができる空気流量測定
装置を提供する。 【解決手段】 コネクタ24内に設けらるターミナル5
はハウジング21にモールド成形されており、ターミナ
ル5のボンディング面はワイヤボンディングにより制御
回路22と電気的に接続されている。ボンディング面の
ボンディング位置の近傍であり、かつボンディング設備
と干渉しない位置には貫通穴4が形成されている。貫通
穴4にはモールド成形時に充填された樹脂材が貫通して
いる。ボンディング面の貫通穴4の周囲には貫通穴4の
内径よりも大きな外径の樹脂充填部3が設けられてい
る。したがって、モールド成形時の樹脂材の成形収縮に
よるターミナル5の浮き上がりを防止することができ、
モールド成形時に樹脂材に成形収縮やひけが発生して
も、ターミナル5と樹脂材との界面に隙間が発生するの
を防止することができる。
Description
空気流量を測定する空気流量測定装置に関し、特に流量
検出信号を出力する制御回路とワイヤボンディングによ
り接続されるターミナルの構造に関する。
測定する空気流量測定装置として、流量検出信号を出力
する制御回路と、この制御回路とワイヤボンディングに
より接続されるターミナルとを備え、制御回路を収容す
る樹脂製のハウジングにターミナルをモールド成形した
空気流量測定装置が知られている。
平7−306071号公報に開示される空気流量測定装
置が知られている。
1号公報に開示される空気流量測定装置においては、タ
ーミナルのボンディング面の汚れやめっき不良を防止す
るため、ボンディング面に突部または凹み部を設けてお
り、これにより、ボンディング面の品質の向上を図って
いる。
公報に開示される空気流量測定装置では、ターミナルを
モールド成形するとき、樹脂材の成形収縮によるターミ
ナルの浮き上がりや樹脂材の表面にできるくぼみ、すな
わちひけ等により、ターミナルと樹脂材との界面に隙間
が発生する場合がある。ターミナルと樹脂材との界面に
隙間が発生した場合、ボンディング時の超音波エネルギ
が安定して伝達されず、ボンディング不良を起こす恐れ
があった。
ターミナルの断面形状を台形とし、ターミナルをモール
ド成形した後、樹脂材が収縮するとき、ターミナルが押
さえつけられることによりターミナルの浮き上がりを防
止する構造の空気流量測定装置が知られている。しかし
ながら、ターミナルの断面形状を台形とする構造の空気
流量測定装置では、ターミナルを潰す工程を追加しなけ
ればならず、製造コストが増大する、ならびにターミナ
ルのボンディング面に樹脂ばりが発生するという問題が
あった。
になされたものであり、ターミナルと樹脂材との界面に
隙間が発生するのを防止し、安定したワイヤボンディン
グが可能となり、ボンディング不良を防止することがで
きる空気流量測定装置を提供することを目的とする。
空気流量測定装置によると、流量検出信号を出力する制
御回路とワイヤボンディングによりボンディング面が接
続されるターミナルは、ボンディング面の一部に樹脂材
が貫通して形成される貫通穴を有しているので、ターミ
ナルをモールド成形するときこの貫通穴に樹脂材を充填
することにより、モールド成形時に樹脂材に成形収縮や
ひけが発生しても、ターミナルと樹脂材との界面に隙間
が発生するのを防止することができる。したがって、安
定したワイヤボンディングが可能となり、ボンディング
不良を防止することができる。
によると、貫通穴はボンディング面のボンディング位置
の両側に複数設けられるので、ターミナルをモールド成
形するとき、樹脂材に成形収縮やひけが発生しても、タ
ーミナルと樹脂材との界面に隙間が発生するのを確実に
防止することができる。したがって、さらに安定したワ
イヤボンディングが可能となる。
によると、ボンディング面の貫通穴の周囲は樹脂材に覆
われているので、ターミナルをモールド成形するとき、
ターミナルが押さえつけられる。したがって、樹脂材の
成形収縮によるターミナルの浮き上がりを確実に防止す
ることができる。本発明の請求項4記載の空気流量測定
装置によると、流量検出信号を出力する制御回路とワイ
ヤボンディングによりボンディング面が接続されるター
ミナルは、ボンディング面の周囲の一部に樹脂材を充填
するための埋設部を有している。このため、ターミナル
をモールド成形するとき、埋設部に樹脂材を充填するこ
とにより、ターミナルが押さえつけられるので、樹脂材
の成形収縮によるターミナルの浮き上がりを防止するこ
とができる。さらに、モールド成形時に樹脂材に成形収
縮やひけが発生しても、ターミナルと樹脂材との界面に
隙間が発生するのを防止することができる。したがっ
て、安定したワイヤボンディングが可能となり、ボンデ
ィング不良を防止することができる。
によると、埋設部はボンディング面の周囲に複数設けら
れるので、ターミナルをモールド成形するとき、樹脂材
に成形収縮やひけが発生しても、ターミナルと樹脂材と
の界面に隙間が発生するのを確実に防止することができ
る。したがって、さらに安定したワイヤボンディングが
可能となる。
によると、埋設部はボンディング面の周囲の一部を潰し
て形成されるので、モールド成形時の樹脂材の成形収縮
によるターミナルの浮き上がりを簡便に防止することが
できる。
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による図4に示す空
気流量測定装置10をエンジンの吸気管に取付けた例を
図5および図6に示す。
20およびバイパス部材30からなり、吸気管1に設け
た取付孔1aにバイパス部材30を挿入し、吸気管1に
回路モジュール20をボルト29で固定している。回路
モジュール20とバイパス部材30とは接着または溶着
で結合されている。回路モジュール20は回路部および
流量測定素子部を有する。この他に回路モジュール20
は、空気流路2の空気温度を測定する空気温度測定素子
としてのサーミスタ27を備えている。回路部は、ハウ
ジング21、制御回路22、コネクタ24、ターミナル
5およびカバー28を有し、流量測定素子部は、感温素
子25および発熱素子26を有する。感温素子25およ
び発熱素子26への通電を制御するとともに、流量検出
信号を出力する制御回路22が回路部の樹脂製のハウジ
ング21内に収容されている。
ール20を取付けるための取付部21aを有している。
回路モジュール20とバイパス部材30とは結合してモ
ジュール化されているので、吸気管1に回路モジュール
20を取り付けることにより、空気流量測定装置10が
吸気管1に取付けられる。制御回路22は感温素子25
および発熱素子26と支持部材25aおよび26aを介
して電気的に接続している。感温素子25および発熱素
子26をそれぞれ支持する支持部材25aおよび26a
はハウジング21に固定されている。回路モジュール2
0の側部には、図示しないワイヤハーネスを接続するた
めのコネクタ24が設けられている。
クタ24内に設けらるターミナル5はハウジング21に
モールド成形されており、ターミナル5のボンディング
面5aはワイヤボンディングにより制御回路22と電気
的に接続されている。ボンディング面5aのボンディン
グ位置の近傍であり、かつボンディング設備と干渉しな
い位置には貫通穴4が形成されている。貫通穴4にはモ
ールド成形時に充填された樹脂材が貫通している。ボン
ディング面5aの貫通穴4の周囲には貫通穴4の内径よ
りも大きな外径の樹脂充填部3が設けられている。樹脂
充填部3はモールド成形時に樹脂材が貫通穴4を貫通し
て成形される。
るバイパス流路34の曲部34aの上流側流路に設置さ
れている。感温素子25は、発熱素子26に触れる空気
の温度を測定するため、発熱素子26の放熱の影響を受
けない範囲で発熱素子26の近くに設置することが好ま
しい。図5に示すように、バイパス部材30は外管31
と、外管31と一体に成形されたベンチュリ管32とを
有する。外管31およびベンチュリ管32は空気流れに
平行に配置されている。ベンチュリ管32は外管31の
回路モジュール20と反対側の底部に位置し、ベンチュ
リ管32から回路モジュール20に向かって隔壁33が
延びている。この隔壁33により、バイパス部材30内
にU字状のバイパス流路34が形成されている。
て説明する。図5に示すように、吸気流路2から外管3
1の吸気入口31aに流入した空気は、バイパス流路3
4に向かう流れと、ベンチュリ管32内のベンチュリ流
路32aに向かう流れとに別れる。バイパス流路34に
流入した空気は、ベンチュリ管32の下流側でベンチュ
リ流路32aを通過した空気と合流し、吸気出口31b
から空気流路2に流出する。ベンチュリ管32の下流側
は空気の流速が増加するので負圧が発生する。この負圧
によりバイパス流路34の空気が吸引されバイパス流路
34内の空気の流速が速くなる。
れる発熱素子26の温度と感温素子25で検出する空気
温度との差が一定になるように制御回路22で発熱素子
26に供給する電流値を制御し、制御回路22からこの
電流値を流量検出信号として出力する。本発明の第1実
施例による空気流量測定装置10においては、ターミナ
ル5のボンディング面5aには貫通穴4が形成され、こ
の貫通穴4にモールド成形時に充填された樹脂材が貫通
しているので、モールド成形時に樹脂材に成形収縮やひ
けが発生しても、ターミナル5と樹脂材との界面に隙間
が発生するのを防止することができる。また、ボンディ
ング面5aの貫通穴4の周囲には貫通穴4の内径よりも
大きな外径の樹脂充填部3が設けられているので、モー
ルド成形時の樹脂材の成形収縮によるターミナル5の浮
き上がりを確実に防止することができる。したがって、
安定したワイヤボンディングが可能となり、ボンディン
グ不良を確実に防止することができる。
状に形成したが、バイパス流路を例えば直線状に形成し
てもよい。また第1実施例では、バイパス流路34を有
するバイパス部材30を空気流路2内に配設し、バイパ
ス流路34内に流量測定素子部を配設したが、空気流路
2に直接流量測定素子部を配設してもよい。また第1実
施例では、空気流路2内の空気温度を検出するサーミス
タ27を備えているが、サーミスタを設置しない構成と
してもよい。
および図8に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分
には同一符号を付す。ターミナル45は回路モジュール
40のハウジング41にモールド成形されている。ター
ミナル45のボンディング面45aのボンディング位置
の両側には貫通穴44が2個形成されている。それぞれ
の貫通穴44はモールド成形時に充填された樹脂材が貫
通している。ボンディング面45aの貫通穴44の周囲
には貫通穴44の内径よりも大きな外径の樹脂充填部4
3が設けられている。
5aのボンディング位置の両側に貫通穴44が2個形成
され、それぞれの貫通穴44は樹脂材が貫通しているの
で、モールド成形時に樹脂材に成形収縮やひけが発生し
ても、ターミナル45と樹脂材との界面に隙間が発生す
るのを確実に防止することができる。さらに樹脂充填部
43により、モールド成形時の樹脂材の成形収縮による
ターミナル45の浮き上がりを確実に防止することがで
きる。
および図10に示す。第1実施例と実質的に同一構成部
分には同一符号を付す。ターミナル55は回路モジュー
ル50のハウジング51にモールド成形されている。タ
ーミナル55のボンディング面55aの周囲であり、か
つボンディング位置の両側には樹脂材を充填するための
埋設部56が2個形成されている。それぞれの埋設部5
6は、ボンディング面55aの周囲の一部を潰して形成
されており、樹脂材に覆われている。
が樹脂材に覆われているので、モールド成形時の樹脂材
の成形収縮によるターミナル55の浮き上がりを確実に
防止することができ、モールド成形時に樹脂材に成形収
縮やひけが発生しても、ターミナル55と樹脂材との界
面に隙間が発生するのを確実に防止することができる。
したがって、安定したワイヤボンディングが可能とな
り、簡便な方法によりボンディング不良を確実に防止す
ることができる。
1および図12に示す。第1実施例と実質的に同一構成
部分には同一符号を付す。ターミナル65のボンディン
グ面65aの周囲の一部には樹脂材を充填するための埋
設部66が形成されている。埋設部66はボンディング
面65aの周囲の一部を潰して形成されている。このた
め、埋設部66は樹脂材により覆われている。
材に覆われているので、モールド成形時の樹脂材の成形
収縮によるターミナル65の浮き上がりを防止すること
ができ、モールド成形時に樹脂材に成形収縮やひけが発
生しても、ターミナル65と樹脂材との界面に隙間が発
生するのを防止することができる。本発明の複数の実施
例では、内燃機関の吸気管に空気流量測定装置を取付け
た例を示したが、本発明では、内燃機関の空気流量を測
定する装置に限定されず、種々の空気流路を流れる空気
流量を測定する装置として利用することができる。
カバーを外した状態を示す平面図である。
部分断面図である。
吸気管に取付けた状態を示す縦断面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 空気流路を流れる空気流量を測定する空
気流量測定装置であって、 前記空気流路内に配設される流量測定素子部と、 前記流量測定素子部と電気的に接続し、流量検出信号を
出力する制御回路を有する回路部と、 前記回路部に設けられ、前記制御回路とワイヤボンディ
ングにより接続されるボンディング面、およびこのボン
ディング面の一部を樹脂材が貫通して形成される貫通穴
を有するターミナルと、 を備えることを特徴とする空気流量測定装置。 - 【請求項2】 前記貫通穴は、前記ボンディング面のボ
ンディング位置の両側に複数設けられることを特徴とす
る請求項1記載の空気流量測定装置。 - 【請求項3】 前記ボンディング面の前記貫通穴の周囲
は、前記樹脂材に覆われていることを特徴とする請求項
1または2記載の空気流量測定装置。 - 【請求項4】 空気流路を流れる空気流量を測定する空
気流量測定装置であって、 前記空気流路内に配設される流量測定素子部と、 前記流量測定素子部と電気的に接続し、流量検出信号を
出力する制御回路を有する回路部と、 前記回路部に設けられ、前記制御回路とワイヤボンディ
ングにより接続されるボンディング面、およびこのボン
ディング面の周囲の一部に樹脂材を充填するための埋設
部を有するターミナルと、 を備えることを特徴とする空気流量測定装置。 - 【請求項5】 前記埋設部は、前記ボンディング面の周
囲に複数設けられることを特徴とする請求項4記載の空
気流量測定装置。 - 【請求項6】 前記埋設部は、前記ボンディング面の周
囲の一部を潰して形成されることを特徴とする請求項4
または5記載の空気流量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9300280A JPH11132808A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 空気流量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9300280A JPH11132808A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 空気流量測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11132808A true JPH11132808A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17882898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9300280A Pending JPH11132808A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 空気流量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11132808A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017179397A1 (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 物理量検出装置 |
WO2022209268A1 (ja) * | 2021-04-02 | 2022-10-06 | 日立Astemo株式会社 | 物理量計測装置 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP9300280A patent/JPH11132808A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017179397A1 (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 物理量検出装置 |
US10876872B2 (en) | 2016-04-11 | 2020-12-29 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Physical quantity detection device |
WO2022209268A1 (ja) * | 2021-04-02 | 2022-10-06 | 日立Astemo株式会社 | 物理量計測装置 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051109 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060116 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060320 |