JPH11132346A - リリーフバルブ - Google Patents

リリーフバルブ

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Publication number
JPH11132346A
JPH11132346A JP31264797A JP31264797A JPH11132346A JP H11132346 A JPH11132346 A JP H11132346A JP 31264797 A JP31264797 A JP 31264797A JP 31264797 A JP31264797 A JP 31264797A JP H11132346 A JPH11132346 A JP H11132346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relief valve
valve
chamber
opening
valve seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP31264797A
Other languages
English (en)
Inventor
Junya Ito
順也 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pacific Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Pacific Industrial Co Ltd filed Critical Pacific Industrial Co Ltd
Priority to JP31264797A priority Critical patent/JPH11132346A/ja
Priority to KR1019970071346A priority patent/KR100271221B1/ko
Publication of JPH11132346A publication Critical patent/JPH11132346A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、リリーフバルブ作動時に余分な冷
媒の流出を抑制でき、更に環境汚染の問題をも解消でき
るリリーフバルブの提供を目的とする。 【構成】 本発明のリリーフバルブは、金属製ボディ1
に、おねじ下方のねじ逃げ部12aの位置に達するチャ
ンバー4を設け、該チャンバー4の底部に設けた弁座3
の上方には、下面中央に開口6を設け前記開口6内に弾
性体パッキン7を嵌着してなる弁体8と、圧縮コイルば
ね9、および中央に通口10を有するプレート11が順
次収納され、弁座3の下方には圧力導入口2を設け、前
記ボディ1の上部にプレート11をかしめることによっ
て固定されたリリーフバルブにおいて、前記圧力導入口
2の下端部にオリフィス2aを設けたことを特徴とする
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーエアコン等の
冷凍サイクルで用いられる小型のリリーフバルブの改良
に係り、特にリリーフバルブの作動時に余分な冷媒が流
れることがないように冷媒の吐出量を抑制するようにし
たリリーフバルブを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、カーエアコン等の冷凍サイクルで
用いられるリリーフバルブの小型化を図るために、特に
金属製ボデイ1の内部に形成されるチャンバーの底部の
位置をおねじの下端部に形成したねじ逃げ部上端位置と
同じか又は下方の位置まで延長したリリーフバルブが用
いられるようになっている。
【0003】図2は、従来のリリーフバルブを示すもの
であり、該リリーフバルブは、下端部に圧力導入口2を
備えた金属製ボディ1にチャンバー4が設けられると共
にチャンバー4の開口縁部には後述するプレート11を
載置させるための座ぐり5が設けられている。また、前
記チャンバーの底部に形成された弁座3部上方に、下面
中央に開口6を設け該開口6内に弾性体パッキン7を嵌
着してなる外周部を多角形状に形成した弁体8と、圧縮
コイルばね9、および中央に通口10を有するプレート
11が順次収納され、これらの部品は、前記チャンバー
4の開口縁部に設けられた座ぐり5にプレート11を嵌
め込んだ後、リング状のパンチにて前記座ぐり5の外縁
部を剪断かしめするものである。なお、図中、15はリ
ング状のかしめである。
【0004】また、図中12は、圧力導入側の端部に設
けられたおねじであり、制御すべき流体の配管系統に接
続できるようになっている。13は、シール用のOリン
グである。14は、ダストシールであり、このダストシ
ール14はリリーフバルブの作動時にはがれ、後から作
動状態を確認できるようにするものである。なお、前記
のダストシール14は、ユーザーによって使用されたり
されなかったりするものであり、必ずしも必要とするも
のではない。また、前記のダストシール14は、ユーザ
ーがリリーフバルブをカーエアコンの冷媒回路に組み付
けたあとに貼り付けられるようになっている。
【0005】また、従来のリリーフバルブは、おねじ1
2の下端部におねじの逃げ部12aが設けられており、
前記のチャンバー4の底部の位置は、前記ねじ逃げ部1
2aの上端位置と同じか又は下方位置まで達しており、
高さ方向の寸法を極力短くなるようにしたものである。
【0006】つまり、従来のリリーフバルブにおいて
は、リリーフバルブを冷凍サイクルの配管中に取り付け
た場合、最下端のおねじ部にはボディ1の内方向に向け
て応力が生じても、弁座3が形成されるチャンバー4底
部の位置はねじ逃げ部12a上端位置と同じか又は下方
に位置しているため、弁座3部にその応力が直接作用し
ないため弁座を変形させることがない。したがって、チ
ャンバー4の底部を極限の位置まで下方に下げることが
でき小型化が図れるというものであった。
【0007】そして、冷媒回路の圧力が設定圧力より高
くなると、弁体8が圧縮コイルばね9の押付力に打ち勝
って弁座3より離れ、冷媒ガスを前記圧力導入口2から
弁体8の外周部(チャンバー4と弁体8との隙間)を通
りプレート11の通口10よりボディ1の軸線方向に向
かって大気中へ放出し、また、回路中の圧力が降下する
と圧縮コイルばね9の力で弁体8が徐々に下降して弁体
8が元の位置に復帰して弾性体パッキン7が弁座3を閉
塞するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、リリー
フバルブは、弁口2に作用する冷媒圧力と圧縮コイルば
ね9の力とのバランスで作動するようになっている。
【0009】しかし、前記弁口2の内径は、圧縮コイル
ばね9の力とバランスさせるために大きなものとなって
いるために、リリーフバルブの作動時に余分な冷媒が流
れて後から冷媒を補充しなければならないというムダや
環境汚染の問題点があった。
【0010】
【問題点を解決するための手段】本発明のリリーフバル
ブは、従来のリリーフバルブの部品をそのまま使い、ボ
ディ1の下端部に形成されている圧力導入口2の下端部
にオリフィス2aを設けることにより、リリーフバルブ
作動時に余分な冷媒の流出を抑制できるようにしたリリ
ーフバルブの提供を目的とするものである。
【0011】すなわち、本発明のリリーフバルブは、金
属製ボディ1に、おねじ下方のねじ逃げ部12aの位置
に達するチャンバー4を設け、該チャンバー4の底部に
設けた弁座3の上方には、下面中央に開口6を設け前記
開口6内に弾性体パッキン7を嵌着してなる弁体8と、
圧縮コイルばね9、および中央に通口10を有するプレ
ート11が順次収納され、弁座3の下方には圧力導入口
2を設け、前記ボディ1の上部にプレート11をかしめ
ることによって固定されたリリーフバルブにおいて、前
記圧力導入口2の下端部にオリフィス2aを設けたこと
を特徴とするものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明のリリーフバルブの縦断面
図である。本発明のリリーフバルブは、従来品と全く同
様に金属製ボディ1は、おねじ下方のねじ逃げ部12a
の位置に達する深さのチャンバー4が設けらると共にチ
ャンバー4の開口縁に座ぐり5が設けられている。ま
た、前記チャンバー4の底部には弁座3が設けられ、該
弁座3の下方には圧力導入口2が設けられている。
【0013】また、金属製ボディ1内の弁座3部上方に
は、下面中央に開口6を設け、該開口6内に弾性体パッ
キン7を嵌着してなる外周部を多角形状に形成した弁体
8と、圧縮コイルばね9が順次収納され、更にチャンバ
ー4の開口縁の座ぐり5には中央に通口10を有するプ
レート11を載置させ、前記座ぐり5の外縁部が剪断か
しめされているが、これらの部品並びに組み立て方法は
従来品と全くおなじである。
【0014】本発明のリリーフバルブにおける従来品と
の相異点は、前記圧力導入口2の下端部にオリフィス2
aを設けたことである。
【0015】つまり、閉弁する圧力においてオリフィス
2aのあるものは、オリフィス2aにより流量が抑制さ
れるため、閉弁する圧力が高くなり、余分な冷媒を流出
するのを抑えることができる。また、開弁する圧力にお
いては、圧力導入口2の径により決まるため、従来品と
同等の性能を維持できる。
【0016】
【発明の効果】本発明のリリーフバルブは、従来のリリ
ーフバルブの部品をそのまま使うことができ、圧力導入
口2の下端部に設けたオリフィス2aにより、リリーフ
バルブ作動時に余分な冷媒の流出を抑制でき、後から冷
媒を補充する場合に冷媒が節約でき、更に環境汚染の問
題も解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のリリーフバルブの縦断面図。
【図2】 従来のリリーフバルブの縦断面図。
【符号の説明】
1 ボディ、 2 圧力導入口、 2
a オリフィス、3 弁座、 4 チャン
バー、 5 座ぐり、6 開口、
7 弾性体パッキン、 8 弁体、9 圧縮コイルば
ね、 10 通口、 11 プレート、12
おねじ、 12a ねじ逃げ部、 13
Oリング、14 ダストシール、 15 リング状の
かしめ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製ボディ1に、おねじ下方のねじ逃げ
    部12aの位置に達するチャンバー4を設け、該チャン
    バー4の底部に設けた弁座3の上方には、下面中央に開
    口6を設け前記開口6内に弾性体パッキン7を嵌着して
    なる弁体8と、圧縮コイルばね9、および中央に通口1
    0を有するプレート11が順次収納され、弁座3の下方
    には圧力導入口2を設け、前記ボディ1の上部にプレー
    ト11をかしめることによって固定されたリリーフバル
    ブにおいて、 前記圧力導入口2の下端部にオリフィス2aを設けたこ
    とを特徴とするリリーフバルブ。
JP31264797A 1997-10-24 1997-10-29 リリーフバルブ Pending JPH11132346A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31264797A JPH11132346A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 リリーフバルブ
KR1019970071346A KR100271221B1 (ko) 1997-10-24 1997-12-20 릴리프 밸브 및 그 제조 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31264797A JPH11132346A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 リリーフバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11132346A true JPH11132346A (ja) 1999-05-21

Family

ID=18031736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31264797A Pending JPH11132346A (ja) 1997-10-24 1997-10-29 リリーフバルブ

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JP (1) JPH11132346A (ja)

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