JPH11131524A - 地中掘削具 - Google Patents

地中掘削具

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JPH11131524A
JPH11131524A JP29715297A JP29715297A JPH11131524A JP H11131524 A JPH11131524 A JP H11131524A JP 29715297 A JP29715297 A JP 29715297A JP 29715297 A JP29715297 A JP 29715297A JP H11131524 A JPH11131524 A JP H11131524A
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sprocket
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sand
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Yoshio Masuda
良夫 増田
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】砂や小石等の咬み込みを防止した地中掘削具を
得る。 【解決手段】一対のスプロケット12間にチェーン24
を張設し、チェーン24に掘削刃26を取り付けると共
に、従動側のスプロケット12に掘削刃32を取り付け
た回転板を取り付ける。また、スプロケット12の歯1
2aに向かって流体を吐出する噴射孔42,44を有す
るノズル部材38,40を設ける。噴射孔42,44は
スプロケット12の径方向に、かつ、中心に向かって開
口形成する。更に、チェーン24と噛み合っていない歯
12aを覆うと共に、スプロケット12の側面に付着し
た土砂を掻き落とすスクレーパ部材34,36を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプロケット間に
張設されたチェーンを介して掘削刃を回転させながら地
中に挿入して掘削する地中掘削具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、土木基礎工事等に用いられる
ものであって、地中に挿入して、回転する掘削刃により
連続壁用溝等を掘削する地中掘削具が知られている。こ
のような地中掘削具では、一対のスプロケット間に掘削
刃を取り付けたチェーンを張設すると共に、スプロケッ
トにも掘削刃が設けられた回転板を取り付けて、連続壁
用溝を掘削できるようにしている。また、地中掘削具に
よる掘削の際には、孔壁崩壊防止等のため泥水や安定液
等が注入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、スプロケットやチェーンが露出した
状態で、掘削中の連続壁用溝内に挿入されているので、
スプロケットとチェーンとの間に砂や小石等を咬み込む
場合がある。この咬み込んだ砂や小石等により、チェー
ンの張力が増大し、動力損失の増大やチェーンの破損、
スプロケットの歯等の破損を招く場合があるという問題
があった。
【0004】本発明の課題は、砂や小石等の咬み込みを
防止した地中掘削具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、一対のスプロケット間にチェーンを張設すると共
に、駆動側の前記スプロケットを駆動して前記チェーン
を介して掘削刃を回転して掘削する地中掘削具におい
て、前記スプロケットの歯に向かって流体を吐出する噴
射孔を有するノズル部材を設けたことを特徴とする地中
掘削具がそれである。
【0006】更に、前記チェーンと噛み合っていない前
記スプロケットの歯を覆うと共に、前記スプロケットの
側面に付着した土砂を掻き落とすスクレーパ部材を設け
てもよい。また、前記噴射孔は前記スプロケットの径方
向に、かつ、前記スプロケットの中心に向かって開口す
るようにするとよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1は自走
式の建設機械本体で、建設機械本体1にはリーダ2が立
設されている。このリーダ2には、図示しない昇降台が
リーダ2に沿って昇降できるように支持されており、昇
降台にはケリーバ4が取り付けられている。ケリーバ4
の先端には地中掘削具6が取り付けられている。
【0008】リーダ2の側面には、ホースリール8が取
り付けられており、ホースリール8には油圧ホース9等
のホース類が巻かれている。ホースリール8は油圧ホー
ス9を引っ張ると、ホースリール8が回転して油圧ホー
ス9が引き出される。また、ホースリール8はスプリン
グ等の付勢力により回転されて引き出された油圧ホース
9を巻き取ることができる構成のものである。建設機械
本体1には、図示しない油圧源が搭載されており、その
油圧源とホースリール8に巻かれた油圧ホース9の一端
とが接続されている。
【0009】図2に示すように、地中掘削具6は、駆動
側のスプロケット10と1従動側のスプロケット12と
を備え、駆動側のスプロケット10は掘削具本体14の
上側に配置されており、掘削具本体14に取り付けられ
た油圧モータ16により駆動されるように構成されてい
る。
【0010】従動側のスプロケット12は、図3、図4
に示すように、掘削具本体14の下側に一対のベアリン
グ17,18を介して回転自在に支持されている。両ス
プロケット10,12は掘削具本体14の外部にむき出
しになっている。尚、ベアリング17,18は、掘削具
本体14に取り付けられた各キャップ20,22により
掘削具本体14に保持されている。
【0011】駆動側のスプロケット10と従動側のスプ
ロケット12との間にはチェーン24が張設されてお
り、チェーン24には、外側に向かって掘削刃26が所
定間隔で取り付けられている。従動側のスプロケット1
2は、掘削具本体14から軸方向に突き出されており、
その両端に回転板28,30が固定されている。この回
転板28,30の外周には、地中掘削のための複数の掘
削刃32が放射状に取り付けられている。
【0012】掘削具本体14には、従動側のスプロケッ
ト12の歯12aに対向して、一対のスクレーパ部材3
4,36が取り付けられている。スクレーパ部材34,
36には、歯12aの幅よりも僅かに広く、また、歯1
2aの先端と僅かな隙間ができる溝34a,36aが形
成されており、溝34a,36a内を従動側のスプロケ
ット12の歯12aが通過するように配置されている。
チェーン24と咬み合っていない歯12aの露出が少な
くなるように、チェーン24と咬み合っていないスプロ
ケット12の大部分の歯12aを覆うように設けられて
いる。
【0013】一方、スクレーパ部材34,36の外側に
は、ノズル部材38,40が取り付けられており、ノズ
ル部材38,40には、歯12aに向かって流体を吐出
する噴射孔42,44が形成されている。噴射孔42,
44は、径方向に、かつ、従動側のスプロケット12の
中心に向かって開口されている。
【0014】噴射孔42,44は、スクレーパ部材3
4,36に形成された供給孔46,48に連通されると
共に、供給孔46,48には、供給管50,52が接続
されている。両供給管50,52は、図示しない供給ホ
ースが接続されており、この供給ホースもホースリール
8に巻き付けられて、外部から供給ホースに流体、例え
ば、圧縮空気、水、グラウト等を供給できるように構成
されている。
【0015】また、本実施形態では、図2に示すよう
に、駆動側のスプロケット10にも前記スクレーパ部材
34,36を一体的に形成した同様のスクレーパ部材5
4、ノズル部材56,58が設けられている。ノズル部
材56,58には供給管60,62が接続されており、
供給管60,62を介して流体を供給できるように構成
されている。
【0016】次に、前述した本実施形態の地中掘削具の
作動について説明する。まず、図示しない油圧源から油
圧ホース9を介して油圧モータ16に高圧作動油が供給
されると、油圧モータ16が回転駆動される。油圧モー
タ16の回転により駆動側のスプロケット10が回転す
る。
【0017】よって、チェーン24を介して従動側のス
プロケット12が回転されて、チェーン24の掘削刃2
6が回転されると共に、回転板28,30の掘削刃32
が回転される。図2に矢印で示すように、地中掘削具6
を地中に挿入することにより、掘削刃26,32により
掘削が行われる。
【0018】掘削が進行するに従って、孔壁崩壊防止の
ため水やグラウトが注入され、この中で掘削が行われ
る。このため、両スプロケット10,12の表面には、
泥、砂、小石等が付着する。掘削中に、地中掘削具6に
は、供給管50,52,60,62を介して流体が供給
される。
【0019】従動側のスプロケット12では、流体が供
給孔46,48から噴射孔42,44に供給され、噴射
孔42,44から吐出される。従動側のスプロケット1
2の回転に伴って、歯12aが、噴射孔42,44の前
を通ると、噴射孔42,44から吐出される流体により
歯12aに付着した泥、砂、小石等が飛ばされて除去さ
れる。
【0020】特に、スプロケット12は歯12aと歯1
2aとの間が「U」字状の大きな溝になっているので、
この溝に泥、砂、小石等が浸入し易く、また、浸入した
泥、砂、小石等は自然には排出され難い。噴射孔42,
44からスプロケット12の中心に向かって流体を吐出
することにより、この溝内に浸入した泥、砂、小石等が
効率よく除去される。
【0021】また、スプロケット12の歯12aは、ス
クレーパ部材34,36の溝34a,36aを通る際
に、歯12aの側面に付着した泥、砂、小石等がスクレ
ーパ部材34,36により掻き落とされる。泥、砂、小
石等が除去された歯12aは、溝34a,36aを通る
ので、その間に新たな付着が防止される。尚、駆動側の
スプロケット10についても同様に、ノズル部材56,
58、スクレーパ部材54により、泥、砂、小石等が除
去される。
【0022】よって、スプロケット12の歯12aとチ
ェーン24との間に泥、砂、小石等を咬み込むのを防止
でき、咬み込むことによりチェーン24の張力が増大
し、動力損失の増大、チェーン24の破損、歯12aの
破損等を防止できる。以上本発明はこの様な実施形態に
何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の地中掘削具
は、噴射孔から吐出した流体によりスプロケットに付着
した泥、砂、小石等が除去されるので、泥、砂、小石等
を咬み込むのを防止でき、咬み込むことによりチェーン
の張力が増大し、動力損失の増大、チェーンの破損、歯
の破損等を防止できるという効果を奏する。
【0024】また、スクレーパ部材を設けることによ
り、更に、歯の側面に付着した泥、砂、小石等を除去す
ることができる。更に、噴射孔をスプロケットの径方向
に、かつ、中心に向かって開口することにより、スプロ
ケットの歯の間から泥、砂、小石等を効率よく除去でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての地中掘削具を用い
た建設機械の側面図である。
【図2】本実施形態の地中掘削具の正面図である。
【図3】本実施形態の地中掘削具の従動側のスプロケッ
トの拡大図である。
【図4】図3のAA断面図である。
【符号の説明】
1…建設機械本体 6…地中掘削具 10,12…スプロケット 12a…歯 14…掘削具本体 24…チェーン 26,32…掘削刃 28,30…回転板 34,36,54…スクレーパ部材 34a,36a…溝 38,40,56,58…ノズル部材 42,44…噴射孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のスプロケット間にチェーンを張設
    すると共に、駆動側の前記スプロケットを駆動して前記
    チェーンを介して掘削刃を回転して掘削する地中掘削具
    において、 前記スプロケットの歯に向かって流体を吐出する噴射孔
    を有するノズル部材を設けたことを特徴とする地中掘削
    具。
  2. 【請求項2】 更に、前記チェーンと噛み合っていない
    前記スプロケットの歯を覆うと共に、前記スプロケット
    の側面に付着した土砂を掻き落とすスクレーパ部材を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の地中掘削具。
  3. 【請求項3】 前記噴射孔は前記スプロケットの径方向
    に、かつ、前記スプロケットの中心に向かって開口され
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の地中掘
    削具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101025A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Honmagumi:Kk 地中連続壁の施工方法と施工装置
CN115142496A (zh) * 2022-06-21 2022-10-04 广州征途建设有限公司 一种应用于地面光缆铺设的碎土机械设备

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CN115142496A (zh) * 2022-06-21 2022-10-04 广州征途建设有限公司 一种应用于地面光缆铺设的碎土机械设备
CN115142496B (zh) * 2022-06-21 2023-12-29 内蒙古联航铁路服务有限公司 一种应用于地面光缆铺设的碎土机械设备

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