JPH11131314A - 増毛用具及び増毛方法 - Google Patents

増毛用具及び増毛方法

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JPH11131314A
JPH11131314A JP30210297A JP30210297A JPH11131314A JP H11131314 A JPH11131314 A JP H11131314A JP 30210297 A JP30210297 A JP 30210297A JP 30210297 A JP30210297 A JP 30210297A JP H11131314 A JPH11131314 A JP H11131314A
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    • A41WEARING APPAREL
    • A41GARTIFICIAL FLOWERS; WIGS; MASKS; FEATHERS
    • A41G5/00Hair pieces, inserts, rolls, pads, or the like; Toupées
    • A41G5/004Hair pieces
    • A41G5/0046Hair pieces forming hair extensions from bundles of hair

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーディーにして短時間で確実に多量の増
毛を行え、増毛作業能率が飛躍的に向上する画期的な増
毛用用具を提供すること。 【解決手段】 増毛用毛髪1の基端部1Aを外周面若し
くは内周面に沿って筒軸方向に移動可能にして設け得る
筒状部材2に、少なくとも一方の端縁から筒軸方向に向
かって長さを有する溝状のスリット部3を設けた増毛用
具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自毛に増毛用毛髪
を結び付ける増毛用具並びに増毛方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、次のような増毛方法が行われてい
る。
【0003】例えば、特公平7−96722号公報に示
すように、自毛の地肌に近い部分にストッパー部を設け
る。例えば図5に示すように自毛4自体に結び目10を形
成して、自毛4の根本近くにストッパー部10を設け、こ
の地肌11とストッパー部(結び目)10との間に、増毛用
毛髪1を結び付ける。例えば複数本(折り返して複数本
としても良い)束ねた人工毛又は人毛や動・植物などそ
の他天然毛の増毛用毛髪1の基端部1Aに輪状の結び目
を形成し、この輪状の結び目に自毛4を通して、この結
び目を押さえながら増毛用毛髪1を引くことで自毛4の
根本に一度に複数本の増毛用毛髪1を結び付ける。
【0004】この自毛4の結び付けた位置よりやや上部
には、前記ストッパー部10として形成した自毛の結び目
10があるため、増毛用毛髪1はこの結び目10より自毛上
方へは移動せず、自毛4から抜け取れることもない。
【0005】このような増毛方法において、増毛用毛髪
1を自毛4に通すことや、複数本束ねた増毛用毛髪1の
基端部1Aに輪状の結び目を作っておくことや、この増
毛用毛髪1を多数用意しておいたり、その保管・輸送上
などの観点から、次のような増毛用具が用いられてい
る。
【0006】図6,図7に示すように、ストローを短筒
状に切断したような筒状部材2であって、予めこの筒状
部材2に間隔を置いて、複数(複数スポット)の増毛用
毛髪1を結び付けておく。
【0007】この並設した各増毛用毛髪1は夫々折り返
して複数本としても良いが、結び付けた部分から一本な
いし複数本の毛髪が伸びているようにする。
【0008】従って、予めこの筒状部材2に増毛用毛髪
1を結び付けておき、この増毛用毛髪1を筒状部材2か
らスライドさせて抜き外すことで、自毛4が増毛用毛髪
1の基端部1Aの輪状の結び目を通った状態となる。
【0009】即ち、このように保管・輸送においても便
利となる増毛用毛髪1付の筒状部材2に、自毛4を貫通
させて引き出しながら筒状部材2を地肌11に近い位置に
配し、この筒状部材2に結び付けてある最も地肌側に近
い増毛用毛髪1の基端部1Aの結び付け部分をこするよ
うにして筒状部材2の外周面に沿ってスライド移動させ
て、この筒状部材2から増毛用毛髪1を抜き外す。
【0010】これにより増毛用毛髪1の基端部1Aの輪
状の結び目に自毛4が通っている状態となり、この結び
目(結び付け部分)を手で押さえ付けながら、引っ張っ
て強固に結び付け固定する。
【0011】そして、地肌11に近い部分に結び目10を形
成してこの結び付けた増毛用毛髪1が自毛4から抜け外
れないようにする。勿論このストッパー部となる結び目
10は予め形成しておいても良い。
【0012】このように、この筒状部材2(増毛用具)
を用いることにより、自毛4を通した上でこの筒状部材
2から必要な数(スポット)だけ増毛用毛髪1を抜き外
して引っ張るだけで自動的に自毛に結び付けることがで
き、しかも一本の筒状部材2に複数(複数スポット)の
増毛用毛髪1を結び付けておけば、管理・保管上も輸送
上も非常に便利となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来法において、(そのつくりによって多少長い短
いの差はあるが、)いずれの場合でも筒状部材にある程
度の長さがあるため、筒状部材に最初から最後まで自毛
を通すことはやっかいであり、また、現実的には自毛が
短いとか細いなどの場合は一層通しづらかったり通すこ
とすらできない場合もあった。
【0014】一方、自毛を通し易いように筒状部材自体
をかなり短くすると、一本の筒状部材に作業性を考えて
適当間隔を置いて複数の増毛用毛髪を結び付けなければ
ならないがこの増毛用毛髪を多く結び付けることができ
ない。また、このように多くの増毛用毛髪を結び付けて
おけないと、増毛用毛髪を製造する際のコストがかかり
又前述したように実際に現場でお客に増毛する際の作業
効率も劣り、更には管理・輸送上のメリットを失ってし
まう。
【0015】即ち、あまり短いと、一本(一スポット)
ないし二本(二スポット)位しか結び付けることができ
ず、増毛用毛髪の製造コスト・増毛施術・保管・輸送な
どそれぞれの面において効率性が著しく劣ってしまう。
【0016】また、従来法においては、筒状部材に結び
付けた増毛用毛髪を抜け脱させるとき、前述のように筒
状部材の外周面をこするようにしてスライド移動させて
いるが、筒状部材に管理・輸送上の点からほどけないよ
うにしっかりと結び付けているためになかなかスムーズ
にスライド移動させることができず、抜き外すことは非
常にやっかいであった。
【0017】特に、筒状部材の地肌に近い側から順次抜
き外して行くが、中央部や反対の遠い側ではスライド移
動距離が長くなりそれだけ非常にやっかいである。
【0018】ピンなどの先鋭工具を用いて外周面を引っ
かくようにしてスライド移動させるやり方も試みられた
が、なお作業性が上がらない。
【0019】そこで、結局従来この増毛方法にあたって
は、現実には、この筒状部材に自毛を通さず、筒状部材
から一旦必要な増毛用毛髪を抜き外した上で、事前に白
いタオル等の布地やクロスの上に1スポットずつ並べて
おき、その後から直接自毛にこの外した増毛用毛髪の輪
状の結び目に通し結び付けているのが現状であり、かえ
って筒状部材を利用しない方が結局良いとされ、故に筒
状部材は単なる保管用・輸送用具としての価値しか有し
ていないのが現状であった。
【0020】本発明者は、このような現状に鑑み、ます
ます需要の高まるこのような増毛施術において、いかに
スピーディーにして短時間で多量の増毛を行えるかをテ
ーマに試行錯誤を繰り返し、既存の技術に改良を施すだ
けで、増毛作業能率が飛躍的に向上する画期的な本発明
を完成させた。
【0021】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0022】増毛用毛髪1の基端部1Aを外周面若しく
は内周面に沿って筒軸方向に移動可能にして設け得る筒
状部材2に、少なくとも一方の端縁から筒軸方向に向か
って長さを有する溝状のスリット部3を設けたことを特
徴とする増毛用具に係るものである。
【0023】また、増毛用毛髪1の基端部1Aを外周面
に沿って筒軸方向に移動可能にして被嵌状態に設け得る
筒状部材2に、少なくとも一方の端縁から筒軸方向に向
かって長さを有する溝状のスリット部3を設けたことを
特徴とする増毛用具に係るものである。
【0024】また、前記筒状部材2の一方の端縁から他
方の端縁に至るまで筒軸方向に沿って長さを有する直溝
状のスリット部3を設けて、前記筒状部材2を断面C状
の切欠筒状部材2に構成したことを特徴とする請求項
1,2のいずれか1項に記載の増毛用具に係るものであ
る。
【0025】また、前記筒状部材2の外周面に筒軸方向
に並設状態にして複数の増毛用毛髪1を被嵌状態に設
け、前記スリット部3に差し入れる差し入れ具5をこの
スリット部3に沿って移動することにより前記増毛用毛
髪1をこの筒状部材2の外周面に沿って移動させて、こ
の増毛用毛髪1を筒状部材2から抜け脱し得るように構
成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
記載の増毛用具に係るものである。
【0026】また、前記増毛用毛髪1の基端部1Aを前
記筒状部材2の外周面に結び付けて、この増毛用毛髪1
の基端部1Aを外周面に沿って筒軸方向に移動可能にし
て被嵌状態に設けたことを特徴とする請求項4記載の増
毛用具に係るものである。
【0027】また、前記筒状部材2に差し入れた自毛4
を、前記筒状部材2のスリット部3を介して外側へ導き
出し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜5
のいずれか1項に記載の増毛用具に係るものである。
【0028】また、請求項1〜6のいずれか1項に記載
の増毛用具を用いて自毛4に増毛用毛髪1を結び付けて
増毛する増毛方法であって、予め前記筒状部材2に増毛
用毛髪1の基端部1Aを周面に沿って筒軸方向に移動可
能にして設け、自毛4をこの筒状部材2に差し入れ、前
記スリット部3に工具先端などの差し入れ具5を差し入
れそのままスリット部3に沿って移動させることによっ
て、前記増毛用毛髪1を筒状部材2に沿って移動させ
て、この増毛用毛髪1を前記筒状部材2から抜け脱させ
て自毛4に接続させることを特徴とする増毛方法に係る
ものである。
【0029】また、前記増毛用毛髪1の基端部1Aを前
記筒状部材2の外周面に結び付けて、この増毛用毛髪1
の基端部1Aを外周面に沿って筒軸方向に移動可能にし
て被嵌状態に設け、前記自毛4をこの筒状部材2に差し
入れ、前記スリット部3に工具先端などの差し入れ具5
を差し入れそのままスリット部3に沿って移動させるこ
とによって、前記増毛用毛髪1を筒状部材2の外周面に
沿って移動させて、この増毛用毛髪1を前記筒状部材2
から抜け脱させて自毛4に被嵌させた後、増毛用毛髪1
の先端を引くなどして自毛4に増毛用毛髪1の基端部1
Aを強固に結び付けることを特徴とする請求項7記載の
増毛方法に係るものである。
【0030】また、前記筒状部材2に差し入れた自毛4
を、前記筒状部材2のスリット部3を介して外側へ導き
出し、この導き出した自毛4を前記筒状部材2と共に手
で押さえ付けながら、前記自毛4をこの筒状部材2に差
し入れ、前記スリット部3に工具先端などの差し入れ具
5を差し入れそのままスリット部3に沿って移動させる
ことによって、前記増毛用毛髪1を筒状部材2の外周面
に沿って移動させて、この増毛用毛髪1を前記筒状部材
2から抜け脱させて前記増毛用毛髪1を自毛4に被嵌さ
せたことを特徴とする請求項7,8のいずれか1項に記
載の増毛方法に係るものである。
【0031】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0032】予め前記筒状部材2に増毛用毛髪1の基端
部1Aを外周面に沿って筒軸方向に移動可能にして被嵌
状態に設け、自毛4をこの筒状部材2に差し入れ、前記
スリット部3に工具先端などの差し入れ具5を差し入れ
そのままスリット部3に沿って移動させることによっ
て、前記増毛用毛髪1を筒状部材2の外周面に沿って移
動させて、この増毛用毛髪1を前記筒状部材2から抜け
脱させて自毛4に被嵌させる。
【0033】例えば、予め前記増毛用毛髪1の基端部1
Aを前記筒状部材2の外周面に結び付けて、この増毛用
毛髪1の基端部1Aを外周面に沿って筒軸方向に移動可
能にして被嵌状態に設けておき、自毛4をこの筒状部材
2に差し入れ、前記筒状部材2に差し入れた自毛4を、
前記筒状部材2のスリット部3を介して外側へ導き出
し、この導き出した自毛4を前記筒状部材2と共に手で
押さえ付けながら、前記スリット部3に工具先端などの
差し入れ具5を差し入れそのままスリット部3に沿って
移動させることによって、前記増毛用毛髪1を筒状部材
2の外周面に沿って移動させて、この増毛用毛髪1を前
記筒状部材2から抜け脱させて前記増毛用毛髪1を自毛
4に被嵌し、増毛用毛髪1の基端部1Aの結び目を手で
押さえ付けながら、増毛用毛髪1を引っ張って自毛4に
強固に結び付ける。
【0034】従って、筒状部材2に被嵌した増毛用毛髪
1の基端部1Aは、スリット部3に架設状態に配されて
いることになるから、例えばこのスリット部3に先鋭な
工具先端などの差し入れ具5を差し入れてスリット部3
に沿って押し下げることで、増毛用毛髪1をスムーズに
筒状部材2の外周面に沿って移動でき、スムーズにして
スピーディーに筒状部材2から必要な増毛用毛髪1を抜
き外すことができる。
【0035】また、筒状部材2に通す自毛4は、筒状部
材2の末端まで貫通させなくても、外周面のスリット部
3から外側へ導き出せるから、従来のように単に貫通さ
せることしかできない筒状部材2に比べて自毛4を通し
易いことになる。
【0036】即ち、自毛4は結び付けたい増毛用毛髪1
の基端部1Aの結び付け部分を通過していれば良いか
ら、自毛4を筒状部材2に完全に貫通させなくても途中
で外側へ引き出しても良いため、通し長さが短くてすみ
それだけ自毛の通し作業がスムーズにしてスピーディー
に行えることになり、またたとえ筒状部材2を貫通でき
なかったり貫通させずらい長さしかない短い自毛であっ
てもスムーズにしてスピーディーにこの種の増毛が可能
となる。
【0037】また、自毛4を筒状部材2の途中で外側に
導き出せるから、自毛4を筒状部材2と共に確実に手で
押さえ付け易くなるため、自毛4に対して筒状部材2の
位置を固定でき、これによっても従来方法と比べて増毛
の施術そのものが極めて容易となるため飛躍的に増毛作
業のスピードアップと、増毛したあと簡単に自毛4から
増毛用毛髪1が外れないようにすることができ増毛その
ものの確実性(クオリティ)が向上することとなる。
【0038】従来は増毛施術そのものが非常に難しかっ
たので増毛後シャンーやブラッシング等を行うとすぐに
増毛用毛髪1が自毛4から脱れてしまうなど、お客から
の苦情が多かったが、本発明によれば、スムーズにして
確実に増毛作業でき、それゆえ前述のようにクオリティ
が向上するため、これらの問題も解決され、従来の不効
率・不経済性もが一挙に解決される。
【0039】また、従来は、筒状部材2自体を指でつま
みつぶして自毛4に対して筒状部材2を固定したが、こ
れでは確実に自毛4を押さえ付けることができず、ま
た、筒状部材2自体を傷めたり、増毛用毛髪1を傷めた
り、増毛用毛髪1の結び付けがゆるんだりするなどの問
題もあったが、この点も本発明においては筒状部材2の
外周面に導き出した自毛4を筒状部材2に指で押さえ付
ければ良く、従来例のようにある程度の力をもって筒状
部材2をつぶし押さえる必要もなく、指先のわずかな力
だけでも極めて容易に押さえ易いので確実に押さえ込む
ことができ、この問題点も一気に解決できることにな
る。尚、筒状部材2は変形しない硬い素材で形成して指
で自毛4を押さえ付け易いようにしても良いし、従来例
通りつぶし変形して押さえ付けるようにしても良い。
【0040】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0041】先ず、本実施例の増毛用具について説明す
る。
【0042】本実施例では図1〜図3に示すように、自
毛4を通すことのできる小径の筒状部材2の一方の端縁
から筒軸方向に向かって長さを有する直溝状のスリット
部3を設けている。即ち、この一方の端縁が使用に際し
て地肌側となる。
【0043】従って、既存の筒状部材2に単に一方の端
縁側より切り込むだけでスリット部3を形成でき、極め
て簡単な改良で良く、量産性に適し、コストアップにも
さほどならない。
【0044】また、前述のような作用・効果を奏し、自
毛4を通し易く、且つ結び付けた増毛用毛髪1をスライ
ド移動させて抜き外し易くなるから、この筒状部材2の
長さは従来例より長く設計でき、これにより前述の如く
一層多数の増毛用毛髪1を結び付けることが可能とな
り、それだけ保管上・輸送上の価値を向上させることも
可能となる。
【0045】筒状部材2を長くして一つの筒状部材によ
り多くの増毛用毛髪1を持たせた場合、筒状部材2に結
ばれている増毛用毛髪1をどんどん外していって増毛用
毛髪1を筒状部材2からスライドさせる距離が長くなっ
た場合は不要となった筒状部材2の一部をハサミなどで
簡単にカットできる。
【0046】また、スリット部3のスリット幅は、ピン
や工具先端などの差し入れ具5が差し入れられて、増毛
用毛髪1の結び目を押し下げることができる幅を有して
いれば十分であるが、十分に広い幅としてもかまわな
い。
【0047】また、直溝状とすることで、このスリット
部3が確実に増毛用毛髪1をスライド移動するガイド機
能を有すようにしたものであり、この直溝状とはその意
味で前記作用・効果を果たす限り完全な直線でなくても
多少蛇行していても良い。
【0048】また、筒軸方向に沿っていれば良く、この
点も完全に筒軸方向に延びたスリット部3でなく多少筒
軸方向に対して傾斜した向きに形成しても良く、要は筒
軸方向に向かって形成されていれば良い。
【0049】また、このスリット部3は一本でなくても
複数形成しても良く、スリット部3を複数並設形成して
おき、筒状部材2の向きを回動して調整しなくても、最
も利用し易いスリット部3を選択利用できるようにして
も良い。
【0050】また、筒状部材2に対して、このスリット
部3を対向状態に形成すれば、このスリット部3間を貫
通するようにして差し入れ具5を差し入れることで、増
毛用毛髪1の結び目の対向二か所をこの差し入れ具5に
より押し下げることができ、一層スムーズに増毛用毛髪
1を筒状部材2に沿って移動でき、よりいっそうスピー
ディーに筒状部材2から増毛用毛髪1を抜き外すことが
できることになる。
【0051】また、スリット部3の長さは、長い程多数
の増毛用毛髪1を間隔を置いて結び付けても、これらす
べてに対して前記作用・効果を発揮でき、スムーズにし
てスピーディーに筒状部材2から抜き外すことができ
る。
【0052】従って、筒状部材2自体の保形性が満足で
き、製作作業が容易であれば、請求項2記載の発明の如
く、C状形の切欠筒状部材2としても良い。この場合に
は筒状部材2のいずれ側を地肌側としても良いから、い
ずれの端縁から自毛4を通しても良く、自毛4に対する
挿通向きを選ばなくても良くなり、一層作業性に秀れる
ことになる。
【0053】次ぎに本実施例の前記増毛用具を用いた増
毛方法について説明する。
【0054】予め、前記増毛用毛髪1の基端部1Aを前
記筒状部材2の外周面に結び付けて、この増毛用毛髪1
の基端部1Aを外周面に沿って筒軸方向に移動可能にし
て被嵌状態に設けておく。自毛4をこの筒状部材2に差
し入れ、前記筒状部材2に差し入れた自毛4を、前記筒
状部材2のスリット部3を介して外側へ導き出し、自毛
4に対して筒状部材2を所定位置まで地肌に近づけ、こ
の導き出した自毛4を前記筒状部材2と共に手で押さえ
付けながら、前記スリット部3に工具先端などの差し入
れ具5を差し入れそのままスリット部3に沿って移動さ
せることによって、前記増毛用毛髪1を筒状部材2の外
周面に沿って移動させて、この増毛用毛髪1を前記筒状
部材2から抜け脱させて前記増毛用毛髪1を自毛4に被
嵌させ、増毛用毛髪1の基端部1Aの結び目を手で押さ
え付けながら、増毛用毛髪1を引っ張って自毛4に強固
に結び付ける。
【0055】従って、筒状部材2に被嵌した増毛用毛髪
1の基端部1Aは、スリット部3に架設状態に配されて
いることになるから、例えばこのスリット部3に自毛4
を結んで前記ストッパー部10を形成するための先鋭な
工具先端などの差し入れ具5を差し入れてスリット部3
に沿って押し下げることで、増毛用毛髪1をスムーズに
筒状部材2の外周面に沿って移動でき、スムーズにして
スピーディーに筒状部材2から必要な増毛用毛髪1を抜
き外すことができる。
【0056】また、筒状部材2に通す自毛4は、筒状部
材2の末端まで貫通させなくても、外周面のスリット部
3から外側へ導き出せるから、従来のように単に貫通さ
せることしかできない筒状部材2に比べて自毛4を通し
易いことになる。
【0057】即ち、自毛4は結び付けたい増毛用毛髪1
の基端部1Aの結び付け部分を通過していれば良いか
ら、自毛4を筒状部材2に完全に貫通させなくても増毛
施術時における作業効率からいえばむしろ途中で外側へ
引き出しても良いから、通す距離が短くてすみそれだけ
自毛の通し作業がスムーズにしてスピーディーに行える
ことになり、またたとえ筒状部材2を貫通できなかった
り貫通させずらい長さの短い自毛でもスムーズにしてス
ピーディーにこの種の増毛が可能となる。
【0058】従来の方法では増毛した髪が自毛4から外
れないようにするために設けた、自毛4を結んで作った
ストッパー部10などの言わば玉状のストッパー部10が筒
に引っ掛かったり通りにくかった。しかも1本の自毛に
1個のストッパー部のみならず何回も増毛施術を行った
自毛にあっては、1本の自毛に一定の間隔をもって何個
も玉状のストッパー部があるためその際の増毛施術には
大変な困難を極めていた。
【0059】しかし、この本発明によればスリット部3
があるため玉状のストッパー部が1本の自毛4にいくつ
あろうともそれが筒状部材2に引っ掛かりにくくなり、
スムーズに極めて簡単に再施術ができ次から次ぎへと容
易に増毛を行うことができる。
【0060】また、自毛4を筒状部材2の外側に導き出
せるから、自毛4を筒状部材2と共に確実に手で押さえ
付け易くなるため、自毛4に対して筒状部材2の位置を
固定でき、これによっても飛躍的に増毛の作業スピード
が向上することとなる。
【0061】従来は、筒状部材2自体を指でつまみつぶ
して自毛4に対して筒状部材2を固定したが、これでは
確実に自毛4を押さえ付けることができず、また、筒状
部材2自体を傷めたり、増毛用毛髪1を傷めたり、自毛
4にジョイントされた増毛用毛髪1の結び付けがゆるん
だりするなどの問題もあったがこの点も解決される。
【0062】尚、図面は予め自毛4にストッパー部とし
て結び目10を設けた自毛4を筒状部材2に通して増毛
用毛髪1を結び付けている場合を示しているが、もちろ
ん、従来例の説明のように筒状部材2を介して自毛4に
増毛用毛髪1を結び付けた後に自毛4に結び目10又はそ
の他の方法でそれに替わるものを設けても良い。
【0063】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、例
えばスリット部に先鋭な工具先端などの差し入れ具を差
し入れてスリット部に沿って押し下げることで、増毛用
毛髪をスムーズに筒状部材の外周面に沿って移動でき、
スムーズにしてスピーディーに筒状部材から必要な増毛
用毛髪を抜き取ることができ、極めて能率良くスピーデ
ィーに増毛が行える画期的な増毛用具及び増毛方法とな
る。
【0064】また、筒状部材に通す自毛は、筒状部材の
末端まで貫通させなくても、外周面のスリット部から外
側へ導き出せるから、従来のように単に貫通させること
しかできない筒状部材に比べて自毛を通し易いことにな
り、また、自毛を筒状部材に完全に貫通させなくても途
中で外側へ引き出しても良いから、通す距離が短くてす
みそれだけ自毛の通し作業がスムーズにしてスピーディ
ーに行えることになり、またたとえ筒状部材を貫通でき
なかったり貫通させずらい長さの短い自毛でもスムーズ
にしてスピーディーにこの種の増毛が可能となる。
【0065】また、自毛を筒状部材の外側に導き出せる
から、自毛を筒状部材と共に確実に手で押さえ付け易く
なるため、自毛に対して筒状部材の位置を固定でき、こ
れによっても飛躍的に増毛の作業スピードが向上するこ
ととなるなど秀れた効果を発揮する極めて画期的な増毛
用具及び増毛方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の増毛用具の斜視図である。
【図2】本実施例の自毛に筒状部材(増毛用具)挿通し
た時の説明斜視図である。
【図3】本実施例の増毛用毛髪を筒状部材から抜き外し
て自毛に被嵌した状態の説明斜視図である。
【図4】本実施例の短い自毛に筒状部材(増毛用具)挿
通した時の説明斜視図である。
【図5】増毛完了時の説明斜視図である。
【図6】従来例の自毛に筒状部材(増毛用具)挿通した
時の説明斜視図である。
【図7】従来例の増毛用毛髪を筒状部材から抜き外して
自毛に被嵌した状態の説明斜視図である。
【符号の説明】
1 増毛用毛髪 1A 基端部 2 筒状部材 3 スリット部 4 自毛 5 差し入れ具

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増毛用毛髪の基端部を外周面若しくは内
    周面に沿って筒軸方向に移動可能にして設け得る筒状部
    材に、少なくとも一方の端縁から筒軸方向に向かって長
    さを有する溝状のスリット部を設けたことを特徴とする
    増毛用具。
  2. 【請求項2】 増毛用毛髪の基端部を外周面に沿って筒
    軸方向に移動可能にして被嵌状態に設け得る筒状部材
    に、少なくとも一方の端縁から筒軸方向に向かって長さ
    を有する溝状のスリット部を設けたことを特徴とする増
    毛用具。
  3. 【請求項3】 前記筒状部材の一方の端縁から他方の端
    縁に至るまで筒軸方向に沿って長さを有する直溝状のス
    リット部を設けて、前記筒状部材を断面C状の切欠筒状
    部材に構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれ
    か1項に記載の増毛用具。
  4. 【請求項4】 前記筒状部材の外周面に筒軸方向に並設
    状態にして複数の増毛用毛髪を被嵌状態に設け、前記ス
    リット部に差し入れる差し入れ具をこのスリット部に沿
    って移動することにより前記増毛用毛髪をこの筒状部材
    の外周面に沿って移動させて、この増毛用毛髪を筒状部
    材から抜け脱し得るように構成したことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の増毛用具。
  5. 【請求項5】 前記増毛用毛髪の基端部を前記筒状部材
    の外周面に結び付けて、この増毛用毛髪の基端部を外周
    面に沿って筒軸方向に移動可能にして被嵌状態に設けた
    ことを特徴とする請求項4記載の増毛用具。
  6. 【請求項6】 前記筒状部材に差し入れた自毛を、前記
    筒状部材のスリット部を介して外側へ導き出し得るよう
    に構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項に記載の増毛用具。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の増
    毛用具を用いて自毛に増毛用毛髪を結び付けて増毛する
    増毛方法であって、予め前記筒状部材に増毛用毛髪の基
    端部を周面に沿って筒軸方向に移動可能にして設け、自
    毛をこの筒状部材に差し入れ、前記スリット部に工具先
    端などの差し入れ具を差し入れそのままスリット部に沿
    って移動させることによって、前記増毛用毛髪を筒状部
    材に沿って移動させて、この増毛用毛髪を前記筒状部材
    から抜け脱させて自毛に接続させることを特徴とする増
    毛方法。
  8. 【請求項8】 前記増毛用毛髪の基端部を前記筒状部材
    の外周面に結び付けて、この増毛用毛髪の基端部を外周
    面に沿って筒軸方向に移動可能にして被嵌状態に設け、
    前記自毛をこの筒状部材に差し入れ、前記スリット部に
    工具先端などの差し入れ具を差し入れそのままスリット
    部に沿って移動させることによって、前記増毛用毛髪を
    筒状部材の外周面に沿って移動させて、この増毛用毛髪
    を前記筒状部材から抜け脱させて自毛に被嵌させた後、
    増毛用毛髪の先端を引くなどして自毛に増毛用毛髪の基
    端部を強固に結び付けることを特徴とする請求項7記載
    の増毛方法。
  9. 【請求項9】 前記筒状部材に差し入れた自毛を、前記
    筒状部材のスリット部を介して外側へ導き出し、この導
    き出した自毛を前記筒状部材と共に手で押さえ付けなが
    ら、前記自毛をこの筒状部材に差し入れ、前記スリット
    部に工具先端などの差し入れ具を差し入れそのままスリ
    ット部に沿って移動させることによって、前記増毛用毛
    髪を筒状部材の外周面に沿って移動させて、この増毛用
    毛髪を前記筒状部材から抜け脱させて前記増毛用毛髪を
    自毛に被嵌させたことを特徴とする請求項7,8のいず
    れか1項に記載の増毛方法。
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JP5199496B1 (ja) * 2012-03-30 2013-05-15 尚美 田中 自毛結び目形成具及びそれを用いた増毛方法
JP2014065981A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Naomi Tanaka 増毛方法
CN113873910A (zh) * 2019-09-10 2021-12-31 合同会社哈路琪 人造毛紧固件和人造毛紧固方法

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