JPH11130442A - 溶融ガラスの減圧脱泡装置 - Google Patents

溶融ガラスの減圧脱泡装置

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JPH11130442A
JPH11130442A JP29257397A JP29257397A JPH11130442A JP H11130442 A JPH11130442 A JP H11130442A JP 29257397 A JP29257397 A JP 29257397A JP 29257397 A JP29257397 A JP 29257397A JP H11130442 A JPH11130442 A JP H11130442A
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    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大量の溶融ガラスの処理ができ、安全性にも優
れ、既存の設備の有効利用が可能な減圧脱泡装置の提
供。 【解決手段】減圧ハウジングと、減圧脱泡槽と、導入手
段と、導出手段とを有し、減圧脱泡槽、および減圧脱泡
槽の周囲の減圧ハウジングを、水平方向にU字型に形成
することにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に供給され
る溶融ガラスから気泡を除去する、溶融ガラスの減圧脱
泡装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、成形されたガラス製品の品質
を向上させるために、溶融炉で溶融した溶融ガラスを成
形装置で成形する前に溶融ガラス内に発生した気泡を除
去する減圧脱泡装置が用いられている。図3に、従来の
減圧脱泡装置を溶解槽と作業槽との間に適用しようとし
た場合に考えられる配置の一例を示し、図4に、図3に
示される減圧脱泡装置をIV−IV線で切断して展開した図
を示す。図3に示すように、従来の減圧脱泡装置100
は、溶解槽102中の溶融ガラスGを減圧脱泡処理し
て、作業槽114、例えばフロートバスなどの板材の処
理槽や瓶などの作業槽に連続的に供給するプロセスに用
いられるものであって、溶解槽102と作業槽114と
を中央で直線状に連結するようにして設けられる。この
減圧脱泡装置100は、図4に示すように、真空吸引さ
れている減圧ハウジング104内に水平に減圧脱泡槽1
06ならびにこれらの両端近傍に垂直に取り付けられる
上昇管108および下降管110が収納配置されてい
る。
【0003】上昇管108は減圧脱泡槽106に連通
し、脱泡処理前の溶融ガラスGを溶解槽102から上昇
させて減圧脱泡槽106に導入する。下降管110は、
減圧脱泡槽106に連通し、脱泡処理後の溶融ガラスG
を減圧脱泡槽106から下降させて作業槽114へ導出
する。そして、ハウジング104内において、減圧脱泡
槽106、上昇管108および下降管110の周囲に
は、これらを断熱被覆する断熱用レンガなどの断熱材1
12が配設されている。なお、減圧ハウジング104
は、金属製、例えばステンレス製であり、外部から真空
ポンプ(図示せず)等によって真空吸引され、内部が減
圧され、内設される減圧脱泡槽106内を所定の減圧、
例えば1/20〜1/3気圧の減圧状態に維持する。
【0004】従来の減圧脱泡装置100においては、高
温、例えば1200〜1400℃の温度の溶融ガラスG
を処理するように構成されているので、本出願人の出願
に係る特開平2−221129号公報に開示しているよ
うに、減圧脱泡槽106、上昇管108および下降管1
10などのように溶融ガラスGと直接接触する部分は、
通常白金または白金ロジウムのような白金合金などの貴
金属製円管で構成されている。本出願人は、これらを白
金合金製円管を用いることによって、減圧脱泡装置を実
用化している。ここで、これらを白金合金などの貴金属
製円管で構成するのは、溶融ガラスGが高温であるばか
りでなく、貴金属が溶融ガラスとの高温反応性が低く、
溶融ガラスとの反応による不均質化を生じさせることが
なく、高温での強度がある程度確保できるからである。
特に、減圧脱泡槽106を貴金属製円管で構成するの
は、上記理由に加え、貴金属製円管自体に電流を流して
自己発熱させ、円筒内の溶融ガラスGを均一に加熱し、
溶融ガラスGの温度を所定の温度に保持するためであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、減圧脱泡槽
106を貴金属で構成すると、高温強度の点から円管と
するのが好ましいが、白金などの貴金属は高価であるた
め、肉厚を大きくできないため、コストおよび強度の両
方の点から円管の直径には限界があり、あまり大きくで
きず、減圧脱泡槽106で脱泡処理できる溶融ガラスG
の流量にも限界があり、大流量の減圧脱泡装置を構築で
きないという問題があった。
【0006】このような問題に対し、円管状減圧脱泡槽
106の全長を長くして流速を速くすることにより、脱
泡処理量を増加させることも考えられる。しかしなが
ら、処理量に比して、また溶解槽102や作業槽114
などに比べて、装置が長大化してしまうという問題があ
る。このため、図3に示されるような配置で既に使用さ
れている溶解槽102と作業槽114との位置関係を変
更する必要が生じ、既存の設備を有効に活用できないと
いう問題もある。さらに、直線状に長大な減圧脱泡槽と
したのでは、加熱による減圧脱泡槽106の膨張量もそ
れに比例して大きくなってしまい、上昇管108および
下降管110の芯間距離がずれて装置に歪みを生じる
等、装置の安全性を損なうおそれがあるという問題もあ
る。
【0007】ところで、溶融ガラスGがソーダ石灰ガラ
スの場合には、ホウケイ酸ガラス等の他のガラスと比較
して、粘性が低いことから、減圧脱泡槽の減圧度を低く
設定することが可能である。このため、減圧脱泡槽の減
圧度に応じて減圧脱泡装置の高さを低く(例えば、2〜
3m)することができ、減圧脱泡装置の高さ方向のコン
パクト化を図ることが考えられる。
【0008】しかしながら、実際に既存の設備に適用し
ようとすると、以下の不都合を生じる。すなわち、図3
において、従来窯にあっては溶解槽102と作業槽11
4はスロート(図示せず)等の連結部分によって溶融ガ
ラスが連通されているが、その長さは高々2〜4mであ
る。この間に、上昇管下降管を設置しようとすれば、さ
らにその上部に設ける減圧脱泡槽の長さは極めて短いも
のになり、減圧中に溶融ガラス中の気泡を拡大浮上させ
るための滞留時間を確保することが難しくなる。すなわ
ち、減圧下で拡大して浮上した気泡が溶融ガラスの表面
で破裂消滅するためには、減圧気相と接触するある程度
の表面積が減圧槽内に必要であるが、この面積を確保で
きなくなる。もちろん減圧槽100を、長さ方向に短く
巾方向に広く取れば面積だけは確保できるが、溶融ガラ
スの流線は巾方向に不均一となり、巾方向中央付近のガ
ラスは短絡して清澄不十分なまま下降管に到達して、製
品に泡をもたらすことになるのは、容易に推察される。
さらに、溶解槽102および作業槽114は、天井を大
迫とよぶ煉瓦構造物で覆われており、減圧槽はこの大迫
煉瓦と高さが重なってしまい、実際に設備を構築するこ
とが極めて困難で設置できなくなるというおそれがあ
る。このような事態を回避するためには、減圧脱泡槽1
06を溶解槽102からある程度離間させて設置しなけ
ればならず、結果としてスペースを十分に小さくするこ
とができないし、既に設置され使用されている溶解槽1
02と作業槽114との位置関係を変更する必要が生
じ、やはり既存の設備を有効に活用することができない
という問題がある。
【0009】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、連続的に供給される溶融ガラスか
ら気泡を除去する、溶融ガラスの減圧脱泡装置におい
て、大量の溶融ガラスを処理することができ、装置の安
全性にも優れるとともに、既存の設備を有効に活用する
ことができる、溶融ガラスの減圧脱泡装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、真空吸引される減圧ハウジングと、この
減圧ハウジング内に設けられ、溶融ガラスの減圧脱泡を
行う減圧脱泡槽と、この減圧脱泡槽に連通して設けら
れ、減圧脱泡前の溶融ガラスを前記減圧脱泡槽に導入す
る導入手段と、前記減圧脱泡槽に連通して設けられ、減
圧脱泡後の溶融ガラスを前記減圧脱泡槽から導出する導
出手段とを有し、前記減圧脱泡槽、および前記減圧脱泡
槽の周囲の前記減圧ハウジングが、水平方向にU字型に
形成されたことを特徴とする溶融ガラスの減圧脱泡装置
を提供する。
【0011】ここで、前記導入手段は、減圧脱泡前の溶
融ガラスを上昇させて前記減圧脱泡槽に導入する上昇管
であり、前記導出手段は、減圧脱泡後の溶融ガラスを下
降させて前記減圧脱泡槽から導出する下降管であるのが
好ましい。また、前記減圧脱泡槽は、少なくとも前記溶
融ガラスと直接接触する部分が電鋳耐火物で形成される
のが好ましい。さらに、前記溶融ガラスは、ソーダ石灰
ガラスであるのが好ましい。
【0012】また、本発明は、前記溶融ガラスの減圧脱
泡装置を並列して2本有する溶融ガラスの減圧脱泡装置
を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の減圧脱泡装置につ
いて、添付の図面に示される好適実施例をもとに詳細に
説明する。
【0014】図1に、本発明の減圧脱泡装置を溶解槽と
作業槽との間に適用した一例の概略断面図を示す。図1
に示される減圧脱泡装置10(以下、減圧脱泡装置10
とする)は、溶解槽20内の溶融ガラスGを減圧脱泡処
理して、瓶などの成形を行う作業槽50に連続的に供給
するプロセスに用いられるもので、第1の減圧脱泡装置
11(以下、第1減圧脱泡部11とする)と、第2の減
圧脱泡装置12(以下、第2減圧脱泡部12とする)と
を有する並列式の減圧脱泡装置である。
【0015】ここで、前述したように、減圧脱泡槽を貴
金属製円管で構成する従来の減圧脱泡装置では、コスト
および強度の両方の点から大流量の減圧脱泡装置を構築
できず、仮に減圧脱泡槽の全長を長くし、流速を速めて
脱泡処理量を増加させる構成としても、装置が長大化し
てしまい、既存の設備を有効に活用できないという問題
があった。また、加熱に伴う減圧脱泡槽の膨張により、
上昇管および下降管の芯間距離がずれて装置内に歪みを
生じる等、装置の安全性を損なうおそれがあるという問
題もある。さらに、溶融ガラスがソーダ石灰ガラスの場
合には、減圧脱泡装置の高さを低く構成できるものの、
既存の各装置の位置関係を変更する必要が生じ、やはり
既存の設備を有効に活用することができないという問題
がある。
【0016】そこで、本発明の減圧脱泡装置は、図1に
示されるように、減圧脱泡槽14,15、およびこの減
圧脱泡槽14,15の周囲を覆う減圧ハウジング13を
水平方向にU字型に形成することにより、上記問題を解
決したものである。すなわち、このようなU字型に形成
することで、コンパクトでありながら減圧脱泡槽14,
15の全長を長く確保することができるので、流速を適
宜速めることにより脱泡処理量を大幅に増加させること
が可能となる。しかも、上昇管16と下降管18との芯
間距離が自由に設定できるようになることから、既存の
設備に対して、例えば溶解槽20と作業槽50との距離
や向き等に変更を来すことなくそのまま適用することが
可能となる。
【0017】また、減圧脱泡槽14,15およびこれら
の周囲の断熱レンガ32の熱膨張を、U字の突出方向、
すなわち上昇管16と下降管18とを結ぶ中心線に対し
て垂直な方向に逃がすことができるので、上昇管16と
下降管18との芯間距離のずれを大幅に低減し、熱膨張
による装置の歪みを十分に防止し、装置の安全性を向上
することもできる。さらには、装置の高さを低くする場
合においても、溶解槽20および作業槽50の屋根部
(図示せず)を避けるようにして設けることができるの
で、既存の設備に変更を来すことなく、本発明の減圧脱
泡装置を適用することができる。
【0018】図2に、図1に示される減圧脱泡装置10
の第1減圧脱泡部11をII−II線で切断して展開した図
を示す。なお、第1減圧脱泡部11と第2減圧脱泡部1
2は、互いに対称となることを除いて基本的に同様に構
成されるので、以下、主に第1減圧脱泡部11について
説明し、第2減圧脱泡部12についての説明は基本的に
省略する。
【0019】同図に示されるように、第1減圧脱泡部1
1は、減圧ハウジング13と、減圧脱泡槽14と、上昇
管16と、下降管18とを有する。減圧ハウジング13
は、減圧脱泡槽14の気密性を確保するためのものであ
り、その上部13cが水平方向にU字型に形成され、脚
部13a,13bがU字の両端近傍から下方に突出して
形成される。従って、図1におけるII−II線の断面形状
は、図2に示すように略門型となっている。この減圧ハ
ウジング13は、減圧脱泡槽14に必要とされる気密性
および強度を有するものであれば、その材質、構造は特
に限定されるものではないが、金属製、特にステンレス
製とするのが好ましい。このような減圧ハウジング13
は、外部から真空ポンプ(図示せず)等によって真空吸
引され、内部が減圧され、内設される減圧脱泡槽14内
を所定の減圧、例えば1/20〜1/3気圧の減圧状態
に維持するように構成される。
【0020】減圧ハウジング13の上部13c内にはU
字型の減圧脱泡槽14が設けられる。また、減圧脱泡槽
14の左端部近傍には上昇管16が連通され、減圧脱泡
槽14の右端部近傍には下降管18が連通される。な
お、上昇管16および下降管18はそれぞれ減圧ハウジ
ング13の脚部内に配設されている。
【0021】本発明の減圧脱泡装置10においては、減
圧脱泡槽14、上昇管16および下降管18の材質は特
に限定されず、白金または白金合金などの貴金属合金
や、電鋳耐火物などが挙げられるが、中でも電鋳耐火物
を用いるのが好ましい。すなわち、減圧脱泡装置10に
おける溶融ガラスGと直接接触する主要部分を電鋳耐火
物で形成することにより、従来から用いられてきた白金
合金製のものよりも、コストが大幅に低減し、従って自
由な形状で、かつ、自由な厚さに設計することが可能と
なることから、減圧脱泡装置10の大容量化が実現する
とともに、より高温での減圧脱泡処理も行えるようにな
るからである。
【0022】なお、電鋳耐火物を用いる場合であって
も、上昇管16の下端であって、ピット22内の溶融ガ
ラスGに浸漬する部分や、下降管18の下端であって、
ピット52内の溶融ガラスGに浸漬する部分について
は、特に溶融ガラスGと大気との界面が存在することか
ら、この界面近傍においては反応性に富み、特に電鋳耐
火物では界面部分や目地部分の劣化が進行しやすい。従
って、上昇管16の下端部および下降管18の下端部
は、白金または白金合金で作製するのが好ましい。
【0023】電鋳耐火物としては、耐火原料を電気溶融
した後、所定形状に鋳込み成形したレンガであれば特に
限定されず、従来公知の各種の電鋳耐火物を使用すれば
よい。中でも、耐蝕性が高く、素地からの発泡も少ない
点で、アルミナ系電鋳耐火物、ジルコニア系電鋳耐火
物、AZS系電鋳耐火物等が好適に例示され、具体的に
は、マースナイト(MB−G)、ZB−X950、ジル
コナイト(ZB)(いずれも旭硝子(株)製)等が挙げ
られる。
【0024】減圧脱泡槽14の形状は、上述したよう
に、少なくとも水平方向にU字型に形成された筒体であ
れば特に限定されず、上昇管16および下降管18の形
状は少なくとも筒状であれば特に限定されない。従っ
て、減圧脱泡槽14、上昇管16および下降管18の断
面形状は円状のみならず矩形状であってもよい。また、
電鋳レンガを用いて減圧脱泡槽14、上昇管16および
下降管18を構築する場合、その方法は、特に制限的で
はなく、例えば比較的小さな直方体の電鋳レンガを積み
上げてもよいし、円筒状もしくは角筒状に鋳込み成形し
た筒状の電鋳レンガを一列に積み重ねて、その間の目地
の部分を目地材で埋め、所定長の筒状管を形成してもよ
い。
【0025】上昇管16の設置位置としては、溶解槽2
0から溶融ガラスGを導入できる位置であれば特に限定
されないが、例えば、図1に示されるように、溶解槽2
0の左右にピット22が形成されている場合には、この
ピット22内に上昇管16の下端を挿入して、溶融ガラ
スGに浸漬させる構成とすれば、既存の設備を有効に活
用することができるので好ましい。一方、下降管18の
設置位置としては、作業槽50に溶融ガラスGを導出し
うる位置であれば特に限定されず、例えば、図1に示さ
れるように、作業槽50の左右に形成されるピット52
内に下降管16の下端を挿入し、溶融ガラスGに浸漬さ
せる構成とすればよい。
【0026】そして、減圧脱泡槽14の周囲には減圧脱
泡槽14を被覆する断熱用のレンガ32(以下、断熱レ
ンガ32とする)が配設され、上昇管16および下降管
18の周囲にはそれぞれを被覆する断熱レンガ32が配
設される。断熱レンガ32としては、公知の種々のレン
ガを使用すればよく、特に限定されない。このように配
設された断熱レンガ32は、その外側が減圧ハウジング
13に覆われることにより減圧ハウジング13内に収容
される。なお、減圧ハウジング13の外側の温度は、断
熱レンガ32によってできるだけ減圧ハウジング13に
伝達される熱を遮断して、できるだけ低温、好ましくは
200℃以下、例えば100℃程度にするのが好まし
い。
【0027】また、減圧脱泡槽14、上昇管16および
下降管18の周囲には、必要に応じて、断熱レンガ32
とともに、加熱ヒータを設けて加熱可能な構成としても
よいし、冷却水を通過可能にして冷却可能な構成として
もよい。
【0028】このような減圧脱泡部11,12により減
圧脱泡処理が施された溶融ガラスGは、それぞれの下降
管18,19およびピット52,52を介して、作業槽
50に到達する。図示例の作業槽50は、瓶の成形を行
う部分であり、平面がおおむね半月状に形成されるとと
もに、この作業槽50から複数本(例えば3〜5本)の
フォアハース54が放射状に設けられる。
【0029】なお、作業槽50としては、図示例の瓶の
成形用に限らず、溶融ガラスGの攪拌、成形等の処理を
行う各種の処理槽であれば特に限定されない。例えば、
作業槽50を板材の成形処理槽とする場合には、矩形状
に形成されるとともに、この作業槽からキャナルが1本
または2本平行して設けられる。いずれにしても、この
フォアハース54やキャナルにおいて、瓶、板ガラス等
のガラス成形品が製造される。
【0030】なお、下降管18,19の下流側で、か
つ、作業槽50内には、2本の減圧脱泡部11,12よ
り供給された溶融ガラスGを合流し攪拌する攪拌装置を
設けてもよい。攪拌装置としては、溶融ガラスの攪拌に
用いられる公知の種々の攪拌装置を用いればよく、特に
限定されるものではない。例えば、攪拌装置は、溶融ガ
ラスGを攪拌するための空間を確保するための攪拌槽
と、この攪拌槽内に収容され、溶融ガラスGの攪拌を行
うスターラと、このスターラを回転駆動する駆動モータ
とから構成すればよい。このような攪拌装置を有するこ
とにより、2本の下降管18,19から供給された溶融
ガラスGを強制的に攪拌して均一化することができるの
で、光学的特性により優れたガラスを得ることができ
る。
【0031】ここで、本発明の減圧脱泡装置10の処理
対象となる溶融ガラスGは、特に制限的ではなく、例え
ば、ソーダ石灰ガラスやホウケイ酸ガラスなどを挙げる
ことができるが、本発明の減圧脱泡装置10は多量の溶
融ガラスを処理することができることから、多量の処理
が必要とされるソーダ石灰ガラスを処理対象とするのが
好ましい。また、ソーダ石灰ガラスを処理対象とするこ
とにより、減圧脱泡槽14の減圧度を低く設定すること
が可能となることから、本発明に係る減圧脱泡部14の
U字型形状と相まって、減圧脱泡槽14の高さを低く
(例えば、2〜3m)することができる。従って、既存
の設備を有効に活用しつつ、高さ方向のコンパクト化を
図ることができる。
【0032】ところで、図示例の減圧脱泡装置10は、
第1減圧脱泡部11および第2減圧脱泡部12とを有す
る並列式であるため、これら2本の減圧脱泡部11,1
2で減圧脱泡処理を行われることとなる。従って、さら
なる大量の溶融ガラスGの減圧脱泡処理が可能となり、
生産量の変動に対しても、例えば一方の減圧脱泡部11
または12のみ運転する等の、機動的な対応が可能とな
る。特に、図1に示されるように溶解槽20の左右のピ
ット22,22から均等に溶融ガラスGを導出する構成
とすれば、溶解槽20内で溶融ガラスGが左右のいずれ
かに偏って流れることがないので、不均一な対流の発生
を防止し、従って、均質性により優れた溶融ガラスを得
ることも可能となる。
【0033】また、減圧脱泡部11または12の一方
が、メンテナンス等により使用不能となた場合において
も、他方の減圧脱泡部11または12は単独で引き続き
使用することができ、ガラス製品の製造への支障を最小
限に抑えることもできる。特に、減圧脱泡槽14、上昇
管16および下降管18等を白金または白金合金で構成
した場合、仮にこれらがが破損し、その修理に数カ月を
要したとしても、片方の減圧脱泡部11または12のみ
で運転が可能であることから極めて有効である。
【0034】なお、本発明の減圧脱泡装置は、上記図示
例の並列型に限定されず、第1減圧脱泡部11または第
2減圧脱泡部12の1本のみから構成してもよいのはも
ちろんである。この場合には、図1の場合と同様にし
て、溶解槽20および作業槽50のいずれか一方の側方
部を連結するように減圧脱泡装置を設ける構成としても
よいし、溶解槽20および作業槽50の中央部を連結す
るように減圧脱泡装置を設ける構成としてもよい。ま
た、減圧脱泡槽14の端部の向きに沿って直線的に溶解
槽20および作業槽50の少なくとも一方を配置する構
成としてもよい。いずれにしても、このような1本構成
の減圧脱泡装置においても、上述した本発明による効果
を十分に得ることができる。
【0035】このような本発明の減圧脱泡装置10で溶
融ガラスGを脱泡処理して次の処理炉に連続的に供給す
るプロセス例を以下に示す。なお、第1減圧脱泡部11
と第2減圧脱泡部12は同様に構成されるので、主に減
圧脱泡部12についての作用について以下説明する。ま
ず、溶解槽20において、ガラスを溶融して溶融ガラス
Gとするが、このときの温度は、ソーダ石灰ガラスの場
合には1250〜1450℃、好ましくは1280〜1
320℃である。この範囲内であると、溶融ガラスGの
粘性を十分に小さくし、効率的な減圧脱泡処理が可能と
なり、装置(特に白金または白金合金)の劣化を抑える
こともできる。なお、ホウケイ酸ガラスなど他の組成の
ガラスについても、上記ソーダ石灰ガラスと同様の粘性
となるような温度に溶融するのが好ましい。
【0036】そして、図示しない真空ポンプで減圧ハウ
ジング13内および減圧脱泡槽14内を真空吸引状態に
維持する。この状態で、溶解槽20で溶融されたガラス
Gはピット20を通って上昇管16を介して上昇して減
圧脱泡槽14内に導かれ、溶融ガラスGは減圧脱泡槽1
4内で減圧条件下において脱泡処理される。
【0037】次いで、脱泡処理された溶融ガラスGは下
降管18およびピット52を介して作業槽50に導出さ
れる。なお、図示例の減圧脱泡装置10は、第1減圧脱
泡部11と第2減圧脱泡部12の2本構成であるので、
溶融ガラスGは2本の上昇管でそれぞれの減圧脱泡槽に
供給され、2本の下降管で排出されて、作業槽50に供
給される。
【0038】ところで、本発明の溶融ガラスの減圧脱泡
装置は、図2に示すサイフォン方式の減圧脱泡装置のみ
ならず、特開平5−262530号公報、特開平7−2
91633号公報に示す水平式減圧脱泡装置にも適用し
てもよいのはもちろんである。以上、本発明の溶融ガラ
スの減圧脱泡装置について詳細に説明したが、本発明は
上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのは
もちろんである。
【0039】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、連続的に供給される溶融ガラスから気泡を除去
する、溶融ガラスの減圧脱泡装置において、大量の溶融
ガラスを処理することができ、装置の安全性にも優れる
とともに、既存の設備を有効に活用することができる。
また、並列式の減圧脱泡装置として構成すれば、さらな
る処理流量の増大が図れるとともに、生産量の変動に対
しても機動的に対応でき、より均質性に優れた溶融ガラ
スを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の減圧脱泡装置を溶解槽と作業槽との
間に適用した一例を示す概略平面図である。
【図2】 図1に示される減圧脱泡装置における減圧脱
泡部をII−II線で切断して展開した断面図である。
【図3】 従来における減圧脱泡装置を溶解槽と作業槽
との間に適用した一例を示す概略平面図である。
【図4】 図3に示される減圧脱泡装置における減圧脱
泡部をIV−IV線で切断して展開した断面図である。
【符号の説明】
10 並列式減圧脱泡装置 11 第1の減圧脱泡装置(第1減圧脱泡部) 12 第2の減圧脱泡装置(第2減圧脱泡部) 13 減圧ハウジング 14,15 減圧脱泡槽 16 上昇管 18,19 下降管 20 溶解槽 22 ピット 30 電鋳耐火物 32 断熱レンガ 50 作業槽 52 ピット 54 フォアハース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今牧 捷治 神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目1番地 旭硝子株式会社京浜工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空吸引される減圧ハウジングと、 この減圧ハウジング内に設けられ、溶融ガラスの減圧脱
    泡を行う減圧脱泡槽と、 この減圧脱泡槽に連通して設けられ、減圧脱泡前の溶融
    ガラスを前記減圧脱泡槽に導入する導入手段と、 前記減圧脱泡槽に連通して設けられ、減圧脱泡後の溶融
    ガラスを前記減圧脱泡槽から導出する導出手段とを有
    し、 前記減圧脱泡槽、および前記減圧脱泡槽の周囲の前記減
    圧ハウジングが、水平方向にU字型に形成されたことを
    特徴とする溶融ガラスの減圧脱泡装置。
  2. 【請求項2】前記導入手段は、減圧脱泡前の溶融ガラス
    を上昇させて前記減圧脱泡槽に導入する上昇管であり、
    前記導出手段は、減圧脱泡後の溶融ガラスを下降させて
    前記減圧脱泡槽から導出する下降管である請求項1に記
    載の溶融ガラスの減圧脱泡装置。
  3. 【請求項3】前記減圧脱泡槽は、少なくとも前記溶融ガ
    ラスと直接接触する部分が電鋳耐火物で形成された請求
    項1または2に記載の溶融ガラスの減圧脱泡装置。
  4. 【請求項4】前記溶融ガラスは、ソーダ石灰ガラスであ
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の溶融ガラスの減
    圧脱泡装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の溶融
    ガラスの減圧脱泡装置を並列して2本有する溶融ガラス
    の減圧脱泡装置。
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