JPH11129714A - タイヤの空気注入装置 - Google Patents

タイヤの空気注入装置

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JPH11129714A
JPH11129714A JP31433997A JP31433997A JPH11129714A JP H11129714 A JPH11129714 A JP H11129714A JP 31433997 A JP31433997 A JP 31433997A JP 31433997 A JP31433997 A JP 31433997A JP H11129714 A JPH11129714 A JP H11129714A
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JP
Japan
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tire
internal pressure
air
wheel
space
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JP31433997A
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English (en)
Inventor
Akitaka Okamoto
彰登 岡本
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Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】常に適正なタイヤ内圧を確保することができる
タイヤの空気注入装置を提供する。 【解決手段】ホイール1を押えるホイールシールリング
9と、タイヤ3とリム2との間に隙間gが形成されるよ
うに該タイヤ3を押圧するタイヤ押え14と、上記ホイ
ールシールリング9と上記タイヤ押え14とで区画され
た空間および上記隙間を介してタイヤ3に空気を注入す
る空気注入手段17と、タイヤ内圧を間接的に検出する
内圧検出手段20とを備え、上記内圧検出手段20で検
出した圧力に基づいて目標タイヤ圧に設定するタイヤの
空気注入装置であって、上記空気注入手段17による空
気注入時に上記内圧検出手段20で検出された圧力の増
加傾向が増大方向に変動した時、上記タイヤ3内の空間
を拡大する空間拡大手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホイールのリム
に組付けられたチューブレスタイヤを押圧して、リムと
タイヤとの隙間から空気を注入するようなタイヤの空気
注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のタイヤの空気注入装置と
しては、例えば特開平6−199119号公報に記載の
装置がある。すなわち、タイヤのホイールを押えるホイ
ールシールリングと、タイヤとリムとの間に空気注入用
の隙間が形成されるようにタイヤを受け台側へ押圧する
タイヤ押えと、形成された隙間を介してチューブレスタ
イヤ内に空気を注入する空気注入手段とを備えたタイヤ
の空気注入装置である。
【0003】この従来のタイヤの空気注入装置を用い
て、タイヤ内圧α2(図7参照)を目標のタイヤ圧(目
標エア圧α02参照)に設定する場合、タイヤ内圧を直
接検出することができないので、空気注入装置側の例え
ばホイールシールリングとタイヤ押えとで区画された空
間部に内圧検出センサを配置し、この内圧検出センサか
らの出力α1(図7参照)に基づいてタイヤ内圧α2を
間接的に検出しつつ、タイヤ内圧を目標のタイヤ圧に設
定する必要がある。
【0004】そこで、上述の内圧検出センサの出力α1
に基づいて目標のタイヤ圧に設定する場合、上述の隙間
から空気をタイヤ内へ注入するが、図6に示すようにタ
イヤ押え51の位置が固定されている関係上、目標タイ
ヤ圧(目標エア圧)α2に達する前にタイヤ52の一部
52aがリム53に密着して、次のような問題点が発生
する。
【0005】つまり、図7に示すようにタイヤ52の一
部52aがリム53に密着するまで(時点t5〜t6参
照)は内圧検出センサで実際のタイヤ内圧α2を良好に
検出することができる反面、タイヤ52の一部52aが
リム53に密着すると(時点t6参照)、隙間の閉塞に
より実際のタイヤ内圧α2は上昇しないにもかかわら
ず、内圧検出センサの測定圧力α1は急激に上昇して、
時点t7において目標値α01に達するので、空気注入
手段による空気注入が停止される。このため、実際のタ
イヤ内圧α2は目標エア圧α02よりも著しく低い値と
なり、タイヤ変形の要因となる問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、空気注入手段による空気注入時に内圧検出
手段で検出された圧力の増加傾向が増大方向に変動した
時、タイヤ内の空間を拡大(増大)し、タイヤ内圧を一
時的に抜くことで、実際のタイヤ内圧が目標エア圧に達
する前にタイヤとリムとが密着するのを解除して、タイ
ヤ圧のばらつきを抑制し、常に適正なタイヤ内圧を確保
することができるタイヤの空気注入装置の提供を目的と
する。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、タイヤ押えによる押
圧力を減少させることで、タイヤ内の空間を拡大処理す
ることができるタイヤの空気注入装置の提供を目的とす
る。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、ホイールが支持され
るホイール支持台をタイヤ押え側から遠ざかる方向に離
間移動させることで、タイヤ内の空間を拡大処理するこ
とができるタイヤの空気注入装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、ホイールシールリン
グおよびタイヤ押えの何れか一方に設けられた内圧検出
手段で、タイヤ内圧を間接検知することができるタイヤ
の空気注入装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、ホイール支持台を進
退させるシリンダ機構のシリンダ背圧によりタイヤ内圧
を間接検知することができるタイヤの空気注入装置の提
供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、ホイールを押えるホイールシールリングと、
タイヤとリムとの間に隙間が形成されるように該タイヤ
を押圧するタイヤ押えと、上記ホイールシールリングと
上記タイヤ押えとで区画された空間および上記隙間を介
してタイヤに空気を注入する空気注入手段と、タイヤ内
圧を間接的に検出する内圧検出手段とを備え、上記内圧
検出手段で検出した圧力に基づいて目標タイヤ圧に設定
するタイヤの空気注入装置であって、上記空気注入手段
による空気注入時に上記内圧検出手段で検出された圧力
の増加傾向が増大方向に変動した時、上記タイヤ内の空
間を拡大する空間拡大手段を備えたタイヤの空気注入装
置であることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記空間拡大手段は
上記タイヤ押えによる押圧力を減少させるタイヤの空気
注入装置であることを特徴とする。
【0013】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記空間拡大手段
は、タイヤ押えに対向配置されホイールが支持されるホ
イール支持台を、上記タイヤ押えから離間するタイヤの
空気注入装置であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記ホイールシール
リングおよびタイヤ押えの何れか一方に内圧検出手段が
設けられたタイヤの空気注入装置であることを特徴とす
る。
【0015】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記ホイール支持台
をホイールシールリング側に進退させるシリンダ機構を
設け、上記内圧検出手段は該シリンダ機構のシリンダ背
圧によりタイヤ内圧を間接的に検出するタイヤの空気注
入装置であることを特徴とする。
【0016】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述のホイールシールリングはホイールを押
え、上述のタイヤ押えはタイヤとリムとの間に隙間が形
成されるようにタイヤを押圧し、上述の空気注入手段は
ホイールシールリングとタイヤ押えとで区画された空間
および上述の隙間を介してタイヤに空気を注入し、上述
の内圧検出手段はタイヤ内圧を間接的に検出し、この内
圧検出手段で検出した圧力に基づいて目標タイヤ圧に設
定されるが、上述の空間拡大手段は、空気注入手段によ
る空気注入時に上述の内圧検出手段で検出された圧力の
増加傾向が増大方向に変動した時、上述のタイヤ内の空
間を拡大する。
【0017】このように実際のタイヤ内圧が目標エア圧
に達する以前においてタイヤとリムとが密着することに
起因して圧力の増加傾向が増大方向に変動した場合、空
間拡大手段によりタイヤ内の空間を拡大(増大)し、タ
イヤ内圧を一時的に減圧するので、タイヤとリムとが空
気注入途中において密着するのを解除することができ
る。このため、タイヤ圧のばらつきを抑制し、常に適正
なタイヤ内圧を有する空気注入を実行することができる
効果がある。
【0018】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の空間拡
大手段はタイヤ押えによる押圧力を減少させるので、既
存のタイヤ押えを有効利用してタイヤ内の空間を拡大処
理することができる効果がある。
【0019】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の空間拡
大手段はタイヤ押えに対向配置されたホイール支持台を
タイヤ押えから離間するので、既存のホイール支持台を
有効利用してタイヤ内の空間を拡大処理することができ
る効果がある。
【0020】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、ホイールシー
ルリングおよびタイヤ押えの何れか一方に設けられた内
圧検出手段で、タイヤ内圧を間接的に検出することがで
きる効果がある。
【0021】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、ホイール支持
台を進退させるシリンダ機構のシリンダ背圧によりタイ
ヤ内圧を間接的に検出することができる効果がある。
【0022】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はタイヤの空気注入装置を示し、図1にお
いて、このタイヤの空気注入装置は、ホイール1の外周
に一体的に設けられたリム2に予めチューブレスタイヤ
3(以下単にタイヤと略記する)が組付けられた状態下
において、このタイヤ3に空気を注入するものである。
【0023】このタイヤの空気注入装置はホイール1を
水平状に支持するホイール支持台4を備え、このホイー
ル支持台4を油圧シリンダ5のピストンロッド6先端に
取付けて、該ホイール支持台4を上昇、下降すべく構成
している。上述の油圧シリンダ5としては例えば複動型
のものが用いられ、この複動型油圧シリンダ5の各ポー
トには油圧ライン7,8が接続されている。なお上述の
油圧シリンダ5に代えてエアシリンダ等の他のアクチュ
エータによりホイール支持台4の進退機構を構成しても
よいことは勿論である。
【0024】一方、ホイール支持台4に上載されたホイ
ール1のリム2をその上側から下方(ホイール支持台4
側)に押えるホイールシールリング9を設け、このホイ
ールシールリング9のリム2との当接部には環状のシー
ル部材10を取付けている。
【0025】上述のホイールシールリング9の中央部に
はセンタコーンシャフト11を設け、このセンタコーン
シャフト11の下端にセンタコーン12を一体もしくは
一体的に形成し、このセンタコーン12をスプリング1
3で下方にバネ付勢している。上述のセンタコーン12
はホイールセンタ孔1aに嵌合し、ホイール1と空気注
入装置側とのセンタリングを行なうものである。
【0026】上述のホイールシールリング9の外方には
タイヤ3をその上側から下方(ホイール支持台4側)に
押圧するタイヤ押え14を設けている。このタイヤ押え
14はタイヤ3とリム2との間に隙間gが形成されるよ
うに上述のタイヤ3を押圧するタイヤ押圧手段であり、
このタイヤ押え14のタイヤ3との当接部には環状のシ
ール部材15を取付けている。
【0027】また上述のタイヤ押え14の一部には圧縮
空気のインレットポート16を形成し、このインレット
ポート16と空気注入手段としてのエアコンプレッサ1
7との間を空気注入路18で接続している。而して、上
述のタイヤ押え14でタイヤ3とリム2との間に隙間g
を形成した時、図1に矢印で示す如く、エアコンプレッ
サ17からの圧縮空気を、空気注入路18、インレット
ポート16、ホイールシールリング9とタイヤを押え1
4とで区画した囲繞空間19(以下単に空間と略記す
る)、隙間gをこの順に介してタイヤ3内に注入すべく
構成している。
【0028】ところで、上述のホイールシールリング9
はタイヤ3内の圧力(タイヤ内圧)を間接的に検出する
内圧検出手段としての内圧センサ20を取付け、この内
圧センサ20で検出した圧力α1(図3参照)に基づい
て目標タイヤ圧に設定すべく構成している。
【0029】図2はタイヤの空気注入装置の制御回路ブ
ロック図を示し、CPU21は、入力部22からの信
号、内圧センサ20からの測定圧力α1に基づいて、R
OM23に格納されたプログラムに従って、油圧シリン
ダ5、エアコンプレッサ17、ホイールシールリング駆
動部24、タイヤ押え駆動部25、空間拡大部26を駆
動制御し、またRAM27は目標値α01(図3参照)
などの必要なデータを記憶する。
【0030】上述のホイールシールリング駆動部24
は、タイヤ3内への空気注入に先立ってホイールシール
リング9を駆動して、このホイールシールリング9でホ
イール1をホイール支持台4側へ押圧する。また上述の
タイヤ押え駆動部25は、タイヤ3内への空気注入時に
タイヤ押え14を駆動して、このタイヤ押え14で上述
の隙間gを形成する。
【0031】しかも、上述の空間拡大部26は、エアコ
ンプレッサ17による空気注入時に内圧センサ20で検
出された圧力α1の増加傾向が増大方向に変動した時
(図3に示す時点t1〜t2間の圧力αの急増参照)タ
イヤ3とリム2とが密着したと見なして、タイヤ3内の
空間を拡大制御(タイヤ3内の減圧制御を実行)する。
【0032】この空間拡大部26によるタイヤ3内の空
間拡大は、CPU21を介してタイヤ押え駆動部25を
制御して、タイヤ押え14による押圧力を減少させても
よく。或はCPU21を介して油圧シリンダ5を制御し
て、ホイール支持台4がタイヤ押え14から遠ざかる方
向へ離間制御してもよい。
【0033】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。タイヤ3に空気を注入する場
合、まず、リム2にタイヤ3が予め組付けられたホイー
ル1をホイール支持台4に上載し、センタコーン12で
ホイール1と空気注入装置側とのセンタリングを図った
状態下において、ホイールシールリング9でホイール1
を押圧し、次にタイヤ押え14でタイヤ3を押圧して、
このタイヤ3とリム2との間に隙間gを形成する。
【0034】次に、エアコンプレッサ17を駆動する
と、このエアコンプレッサ17からの圧縮空気は各要素
18,16,19,gをこの順に介してタイヤ3内に注
入され、このタイヤ3の内圧は内圧センサ20にて間接
的に検出される。
【0035】図3に示す時点t0〜時点t1までは実際
のタイヤ内圧α2は順調に上昇し、このタイヤ内圧α2
を内圧センサ20により良好に検出することができる
が、時点t1においてタイヤ3の一部がリム2に密着す
ると、上述の隙間gが閉塞されるので、内圧センサ20
で検出される空間19の圧力α1の増加傾向は増大方向
に変動する(時点t1〜t2参照)。
【0036】この圧力α1の急増時にCPU21は空間
拡大部26を駆動して、タイヤ押え14による押圧力を
減少させるか或は油圧シリンダ5を介してホイール支持
台4がタイヤ押え14から遠ざかる方向へ離間するの
で、タイヤ3内の圧力が一時的に減圧され、図3に示す
如く時点t2〜時点t3にかけて実際のタイヤ内圧α2
および内圧センサ20で測定される空間19の圧力α1
は共に一時的に低下し、タイヤ3の一部とリム2との密
着が解除され、この時点t3から内圧センサ20で検出
された圧力α1が目標値α01に達するまでエアコンプ
レッサ17による空気注入が継続実行されるので、時点
t4においてエアコンプレッサ17による空気注入を停
止した時、タイヤ3内は目標エア圧α02に対して許容
範囲内の充分なエア圧が確保される。
【0037】このように図1〜図3に示す実施例によれ
ば、上述のホイールシールリング9はホイール1を押
え、上述のタイヤ押え14はタイヤ3とリム2との間に
隙間gが形成されるようにタイヤ3を押圧し、上述の空
気注入手段(エアコンプレッサ17参照)はホイールシ
ールリング9とタイヤ押え14とで区画された空間19
および上述の隙間gを介してタイヤ3に空気を注入し、
上述の内圧検出手段(内圧センサ20参照)はタイヤ内
圧を間接的に検出し、この内圧検出手段(内圧センサ2
0参照)で検出した圧力α1に基づいて目標タイヤ圧に
設定されるが、上述の空間拡大手段(空間拡大部26参
照)は、空気注入手段(エアコンプレッサ17参照)に
よる空気注入時に上述の内圧検出手段(内圧センサ20
参照)で検出された圧力α1の増加傾向が増大方向に変
動した時(図3の時点t1〜t2参照)、上述のタイヤ
3内の空間を拡大する。
【0038】このように実際のタイヤ内圧α2が目標エ
ア圧α02に達する以前においてタイヤ3とリム2とが
密着することに起因して圧力α1の増加傾向が増大方向
に変動した場合、空間拡大手段(空間拡大部26参照)
によりタイヤ内の空間を拡大(増大)し、タイヤ内圧を
一時的に減圧するので、タイヤ3とリム2とが空気注入
途中において密着するのを解除することができる。この
ため、注入された実際のタイヤ圧のばらつきを抑制し、
常に適正なタイヤ内圧α2を有する空気注入を実行する
ことができる効果があり、タイヤ3を車両に取付けて運
搬に供する場合のタイヤ3の変形を抑止することができ
る効果がある。
【0039】また、上述の空間拡大手段(空間拡大部2
6参照)でタイヤ押え14による押圧力を減少させた場
合には、既存のタイヤ押え14を有効利用してタイヤ3
内の空間を拡大処理することができる効果がある。さら
に、上述の空間拡大手段(空間拡大部26参照)ではタ
イヤ押え14に対向配置されたホイール支持台4をタイ
ヤ押え14から離間させた場合には、既存のホイール支
持台4を有効利用してタイヤ3内の空間を拡大処理する
ことができる効果がある。加えて、ホイールシールリン
グ9に設けられた内圧検出手段(内圧センサ20参照)
で、タイヤ内圧を間接的に検出することができる効果が
ある。
【0040】図4はタイヤの空気注入装置の他の実施例
を示し、図1に示す先の実施例においては内圧センサ2
0をホイールシールリング9に設けたが、この図4に示
す実施例にあっては内圧センサ20をタイヤ押え14に
設けている。このように構成しても先の実施例と略同様
の作用、効果を奏するので、図4において前図と同一の
部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略す
る。
【0041】図5はタイヤの空気注入装置のさらに他の
実施例を示し、この実施例においてはホイール支持台4
をホイールシールリング9側に進退させる油圧シリンダ
5のシリンダ背圧によりタイヤ内圧を間接的に検出すべ
く、油圧ライン8の一部に内圧センサ20を取付けてい
る。この場合、上述の内圧センサ20としては例えばロ
ードセル(荷重によるひずみをストレンゲージによって
検出するもの)を用いることができる。
【0042】このように構成すると、ホイール支持台4
を進退させるシリンダ機構(油圧シリンダ5参照)のシ
リンダ背圧を内圧センサ20で検出することにより、タ
イヤ内圧の間接検知ができる効果がある。なお、その他
の点については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏
するので、図5において前図と同一の部分には同一符号
を付して、その詳しい説明を省略する。
【0043】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の空気注入手段は、実施例のエアコ
ンプレッサ17に対応し、以下同様に、内圧検出手段
は、内圧センサ20に対応し、空気拡大手段は、空間拡
大部26に対応し、シリンダ機構は、油圧シリンダ5に
対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限
定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のタイヤの空気注入装置を示す断面
図。
【図2】 制御回路ブロック図。
【図3】 タイヤ内圧と測定圧力との変化を示す特性
図。
【図4】 本発明のタイヤの空気注入装置の他の実施例
を示す断面図。
【図5】 本発明のタイヤの空気注入装置のさらに他の
実施例を示す断面図。
【図6】 従来のタイヤとリムとの密着状態を示す説明
図。
【図7】 従来の空気注入によるタイヤ内圧不足を示す
特性図。
【符号の説明】
1…ホイール 2…リム 3…タイヤ 4…ホイール支持台 5…油圧シリンダ(シリンダ機構) 9…ホイールシールリング 14…タイヤ押え 17…エアコンプレッサ(空気注入手段) 19…空間 20…内圧センサ(内圧検出手段) 26…空間拡大部(空間拡大手段) g…隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホイールを押えるホイールシールリング
    と、タイヤとリムとの間に隙間が形成されるように該タ
    イヤを押圧するタイヤ押えと、上記ホイールシールリン
    グと上記タイヤ押えとで区画された空間および上記隙間
    を介してタイヤに空気を注入する空気注入手段と、タイ
    ヤ内圧を間接的に検出する内圧検出手段とを備え、上記
    内圧検出手段で検出した圧力に基づいて目標タイヤ圧に
    設定するタイヤの空気注入装置であって、上記空気注入
    手段による空気注入時に上記内圧検出手段で検出された
    圧力の増加傾向が増大方向に変動した時、上記タイヤ内
    の空間を拡大する空間拡大手段を備えたタイヤの空気注
    入装置。
  2. 【請求項2】上記空間拡大手段は上記タイヤ押えによる
    押圧力を減少させる請求項1記載のタイヤの空気注入装
    置。
  3. 【請求項3】上記空間拡大手段は、タイヤ押えに対向配
    置されホイールが支持されるホイール支持台を、上記タ
    イヤ押えから離間する請求項1記載のタイヤの空気注入
    装置。
  4. 【請求項4】上記ホイールシールリングおよびタイヤ押
    えの何れか一方に内圧検出手段が設けられた請求項1記
    載のタイヤの空気注入装置。
  5. 【請求項5】上記ホイール支持台をホイールシールリン
    グ側に進退させるシリンダ機構を設け、上記内圧検出手
    段は該シリンダ機構のシリンダ背圧によりタイヤ内圧を
    間接的に検出する請求項1記載のタイヤの空気注入装
    置。
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