JPH11128598A - 衣類プレス器 - Google Patents

衣類プレス器

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JPH11128598A
JPH11128598A JP29812097A JP29812097A JPH11128598A JP H11128598 A JPH11128598 A JP H11128598A JP 29812097 A JP29812097 A JP 29812097A JP 29812097 A JP29812097 A JP 29812097A JP H11128598 A JPH11128598 A JP H11128598A
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JP
Japan
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holding
clothing
press according
bridge body
heating unit
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Application number
JP29812097A
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English (en)
Inventor
Masao Yoshioka
正雄 吉岡
Tsutomu Muto
勤 武藤
Ikuo Tsuyuki
育夫 露木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形軽量で、作業労力や消費電力を節約でき
る衣類プレス器を提供する。 【解決手段】 ズボン4の丈に対応する長さの二枚の挟
持板9aの側辺部を、互いにヒンジ12によって開閉可
能に連結して挟持体9を構成する。二つの挟持体9を互
いに対向する位置に設ける。挟持体9の上下端を、上側
橋体10及び下側橋体11によって連結する。上側橋体
10の上部中央にフック14を取り付ける。挟持板9a
の一方の内面に、耐熱性のシートによってヒーターを挟
み込んだ加熱部5を設け、他方の内面に、弾力性のある
平板状のクッション6を設ける。挟持板9aの上辺部
に、閉じられた二枚の挟持板9aをロックするロック機
構13を設ける。ロック機構13を、回動可能なフック
プレート13aと、これに係合するピン13bによって
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類を挟持して加
圧・加熱することにより、しわ伸ばしや折り目付けを行
う衣類プレス器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、衣類のしわを伸ばし、所定の
箇所に折り目を付けるために、衣類プレス器が開発さ
れ、広く普及している。この衣類プレス器の代表的なも
のがズボンプレス器である。ズボンプレス器は、2枚の
挟持板によってズボンを挟持加圧し、ズボンとの接触面
に設けられた加熱部によって加熱することにより、ズボ
ン表面のしわを伸ばし、ズボンの両側縁に折り目付けを
行うものである。
【0003】このようなズボンプレス器の一例として、
特開平6−304397号公報に記載されているものを
以下に説明する。すなわち、図13及び図14に示すよ
うに、本体側挟持板1と蓋側挟持板3との下辺部が連結
金具2によって連結され、ズボン4を挟持するように開
閉可能に設けられている。本体側挟持板1の内側面に
は、耐熱性のシートによってヒーターを挟み込んだ加熱
部5が設けられ、蓋側挟持板3の内側面には弾力性のあ
る平板状のクッション6が設けられている。なお、加熱
部5のヒータへの通電のためのコードや、オンオフのた
めのスイッチ等は、図示を省略する。
【0004】そして、本体側挟持板1の両側縁にはレバ
ー7が回動可能に設けられている。このレバー7に対応
する位置の蓋側挟持板3の両側縁には、レバー7に押圧
されることによって、両挟持板を閉じてズボン4をプレ
スする方向の力が加わるピン8が設けられている。
【0005】以上のような従来のズボンプレス器の一例
におけるプレス作業は、以下のように行う。すなわち、
ズボン4を本体側挟持板1と蓋側挟持板3との間に挟ま
るように広げ、蓋側挟持板3が本体側挟持板1方向に回
動して閉じるように、レバー7を回動させてピン8を付
勢する。すると、ズボン4が蓋側挟持板3と本体側挟持
板1との間に加圧挟持される。
【0006】この状態で、スイッチを入れて加熱部5の
ヒータに通電することによってズボン4を加熱すると、
クッション6と加熱部5との間に加圧挟持されたズボン
4は、蓋側挟持板3及び本体側挟持板1による加圧と、
加熱部5からの加熱によって、その表面のしわが伸ばさ
れ、両側縁に折り目が付けられる。さらに、一定時間の
加熱後にスイッチを切り、レバー7を回動させてピン8
に対する押圧を解き、蓋側挟持板3を開いてズボン4を
取り出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のズボンプレス器においては、以下のような
問題点があった。すなわち、上記の従来技術は、ズボン
4のほぼ全面を覆ってプレスする構成であるため、本体
側挟持板1、蓋側挟持板3、加熱部5及びクッション5
を大形にする必要があるとともに、重量化し、収納や持
ち運びに不便となる。
【0008】また、長方形状の本体側挟持板1及び蓋側
挟持板3によってズボン4を挟持すると、ズボン4が存
在しない部分の面積も大きくなるが、かかる部分も加熱
部5による加熱を行っていたので、消費電力の無駄が多
かった。
【0009】特に、ズボン4のしわ伸ばしは不要で、折
り目付けのみを行いたい場合であっても、必ず大形の本
体側挟持板1及び蓋側挟持板3の間にズボン4を挟み、
しわ伸ばし作業と同様の作業をしなければならないの
で、作業労力、消費電力が過大となっていた。
【0010】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
小形軽量で、作業労力や消費電力を節約できる衣類プレ
ス器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、衣類を挟持して加
圧する挟持体と、前記挟持体における衣類との接触面に
設けられた加熱部とを備えた衣類プレス器において、2
つの前記挟持体が、それぞれ衣類の対向する両側縁のみ
を挟持する位置に設けられていることを特徴とする。以
上のような請求項1記載の発明では、挟持体が衣類の両
側縁に対応する位置にのみ設けられているので、衣類の
全面を覆う大きさとする場合よりも小形、軽量となり、
収納や持ち運びに便利となる。また、挟持体及び加熱部
が小形になるため、ユーザのプレス作業の労力を軽減
し、加熱部の消費電力を節約することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の衣
類プレス器において、前記2つの挟持体における対向す
る両端部を互いに連結する橋体が設けられていることを
特徴とする。以上のような請求項2記載の発明では、2
つの挟持体の両端が橋体によって連結されているので、
2つの挟持体が一定の間隔に保持され、衣類の両側縁の
位置合わせがしやすい。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
衣類プレス器において、前記橋体は、伸縮自在に設けら
れていることを特徴とする。以上のような請求項3記載
の発明では、2つの挟持体を連結する橋体が、伸縮自在
に設けられているので、橋体の伸縮の度合いを調節する
ことにより、巾の異なる衣類であっても容易に対応させ
てプレスすることができる。また、未使用時には橋体を
縮め、両挟持体の間隔を縮小すれば、全体を小形化する
ことができるので、収納や持ち運びがより一層便利とな
る。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3記載の衣類プレス器において、前記橋体は、屈曲自
在に設けられていることを特徴とする。以上のような請
求項4記載の発明では、未使用時には橋体を屈曲し、両
挟持体の間隔を縮小すれば、全体を小形化することがで
きるので、収納や持ち運びがより一層便利となる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2〜4のい
ずれか1項に記載の衣類プレス器において、前記橋体
は、前記挟持体に対して着脱自在に設けられていること
を特徴とする。以上のような請求項5記載の発明では、
未使用時には橋体を挟持体から取り外すことによって、
挟持体及び橋体をまとめることができ、収納や持ち運び
がより一層便利となる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項2〜5のい
ずれか1項に記載の衣類プレス器において、前記挟持体
の両端における前記橋体の少なくとも1方に、フックが
設けられていることを特徴とする。以上のような請求項
6記載の発明では、橋体に設けられたフックによって、
壁面に掛けた状態で使用したり、タンスに収納したりす
ることができるので、スペースの節約が可能となる。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれか1項に記載の衣類プレス器において、前記2つの
挟持体は、開閉可能に連結された1組の板体によって構
成され、前記1組の板体の少なくとも一方は、独立して
開閉可能に設けられた複数の分割板によって構成され、
前記加熱部は、前記複数の分割板ごとに独立して設けら
れていることを特徴とする。以上のような請求項7記載
の発明では、衣類の丈に合わせて、挟持する分割板数を
変え、その分割板に対応した加熱部のみを加熱すること
によって、消費電力の節約を図ることができる。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれか1項に記載の衣類プレス器において、前記加熱部
には、通電時間を設定可能なタイマーが接続されている
ことを特徴とする。以上のような請求項8記載の発明で
は、ユーザがタイマーによって所望の加熱時間を設定す
れば、スイッチの切り忘れが防止されるので安全性が向
上する。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれか1項に記載の衣類プレス器において、前記加熱部
には温度調節手段が接続されていることを特徴とする。
以上のような請求項9記載の発明では、温度調節手段に
よって、加熱部による加熱温度を衣類の種類や素材に応
じた適切な値に調節することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に従っ
て以下に説明する。
【0021】(1)第1の実施の形態 (構成)請求項1〜2、請求項6記載の発明に対応する
実施の形態を、図1〜4に従って説明する。すなわち、
本実施の形態は、図1に示すように、二つの挟持体9
が、互いに対向する位置に設けられている。この二つの
挟持体9の上下端は、水平方向の上側橋体10及び下側
橋体11によって連結され、全体として略矩形となって
いる。なお、上側橋体10の中央上部には、フック14
が取り付けられている。
【0022】そして、左右に配置された二つの挟持体1
は、ズボン4の丈に対応する長さの二枚の挟持板9aの
側辺部を、図2に示すように、互いにヒンジ12によっ
て開閉可能に連結することによって構成されている。ヒ
ンジ12によって連結された挟持板9aの一方の内面に
は、耐熱性のシートによってヒーターを挟み込んだ加熱
部5が設けられ、他方の内面には、弾力性のある平板状
のクッション6が設けられている。なお、加熱部5のヒ
ータへの通電のためのコードや、オンオフのためのスイ
ッチ等は図示を省略する。
【0023】また、挟持板9aの上辺部には、図3に示
すように、閉じられた二枚の挟持板9aをロックするロ
ック機構13が設けられている。このロック機構13
は、一方の挟持板9aに回動可能に設けられたフックプ
レート13aと、他方の挟持板9aに設けられ、フック
プレート13aの切り欠きが係合するピン13bによっ
て構成されている。
【0024】(作用)以上のような本実施の形態では、
図4に示すように、左右の挟持体9の間にズボン4を入
れ、挟持体9の挟持板9aを閉じることによって、ズボ
ン4の両側縁を挟持する。そして、図3に示すように、
ロック機構13のフックプレート13aの切り欠きをピ
ン13bに係合させて、ズボン4の両側縁を挟持板9a
によって加圧するとともに、加熱部5のヒーターのスイ
ッチをオンにする。
【0025】すると、挟持板9aによる加圧と加熱部5
の加熱によって、ズボン4の両側縁に折り目が付けられ
る。その後、フックプレート13aの切り欠きをピン1
3bから外し、挟持板9aを開いてズボン4を解放す
る。なお、壁面に設けた金具やタンス内のバー等に、フ
ック14を掛けた状態で、上記のプレスを行うこともで
きる。
【0026】(効果)以上のような本実施の形態によれ
ば、挟持体9が、ズボン4の両側縁に対応する位置にの
み設けられているので、大きな長方形状とするよりも、
小形、軽量となり、収納や持ち運びに便利となる。そし
て、挟持体9及び加熱部5を小さくすることができるの
で、ロック機構13による係留の際の労力の軽減や、消
費電力の節約が可能となる。
【0027】また、挟持体9が上側橋体10及び下側橋
体11によって連結され、全体として略矩形が保持され
ているので、ズボン4の位置合わせがしやすい。さら
に、全体が軽量であり、フック14によって壁掛けやタ
ンス内に吊した状態でプレス作業ができるので、設置ス
ペースをとらず便利である。特に、タンス内へ吊るして
収納することができるので、収納スペースをとらない。
【0028】(2)第2の実施の形態 (構成)請求項3記載の発明に対応する実施の形態を、
図7に従って説明する。すなわち、本実施の形態は、上
側橋体10及び下側橋体11が、それぞれ左右方向(図
中矢印方向)に伸縮自在に設けられている他は、上記の
第1の実施の形態と同様の構成である。
【0029】(作用)以上のような本実施の形態では、
ズボン4の巾に合わせて上側橋体10及び下側橋体11
の長さを調節して、ズボン4の両側縁をそれぞれ挟持体
9の挟持板9aによって挟持する。そして、ロック機構
13によってロックした後、加熱部5によって加熱し
て、ズボン4の両側縁に折り目を付ける。このとき、上
側橋体10及び下側橋体11を左右に伸ばす方向に付勢
することによって、ズボン4を巾方向に伸ばす。
【0030】その後、ロック機構13を解除して、挟持
板9aを開いてズボン4を解放する。なお、収納時や持
ち運び時には、図6に示すように、上側橋体10及び下
側橋体11を縮め、左右の挟持体9の間隔を狭めて全体
を小形化する。
【0031】(効果)以上のような本実施の形態の効果
は以下の通りである。すなわち、上側橋体10及び下側
橋体11が伸縮自在な構成のため、巾の異なるズボン4
にも適切に対応することができ、適用範囲が広い。
【0032】また、挟持体9による加圧中に、上側橋体
10及び下側橋体11を左右に伸ばす方向に付勢するこ
とによって、ズボン4を広げ、軽いしわを取り除くこと
ができる。さらに、左右の挟持体9の間隔を狭め、全体
を小形化することができるので、収納や持ち運びがより
一層便利となる。
【0033】(3)第3の実施の形態 請求項4記載の発明に対応する実施の形態を、図7及び
図8に従って説明する。すなわち、本実施の形態は、図
7に示すように、上側橋体10及び下側橋体11に、そ
れぞれ二箇所の屈曲部10a,11aが設けられている
他は、上記の第1の実施の形態と同様である。
【0034】以上のような本実施の形態では、図8に示
すように、上側橋体10及び下側橋体11の屈曲部10
a,11aを屈曲させることによって、全体を小形化す
ることができるので、収納や持ち運びがより一層便利と
なる。
【0035】(4)第4の実施の形態 (構成)請求項4記載の発明に対応する実施の形態を、
図9に従って説明する。すなわち、本実施の形態は、図
9に示すように、一方の挟持体9(図中右側)の上端に
は鍵部9bが設けられ、この鍵部9bが、上側橋体10
内に設けられたバー10bに着脱自在に係合している。
この挟持体9の下端は、下側橋体11に回動可能に接続
されている。
【0036】そして、他方の挟持体9(図中左側)の下
端には、鍵部9bが設けられ、この鍵部9bが、下側橋
体11内に設けられたバー11bに着脱自在に係合して
いる。この挟持体9の上端は、上側橋体10に回動可能
に接続されている。なお、他の構成は、上記の第1の実
施の形態と同様である。
【0037】(作用効果)以上のような本実施の形態に
おいては、収納や持ち運び時に、図9に示すように、上
側橋体10のバー10bから一方の挟持体9の鍵部9b
を取り外し、下側橋体11のバー11bから他方の挟持
体9の鍵部9bを取り外し、上側橋体10及び下側橋体
11を回動させて伸ばす。このように、衣類プレス器を
分解し、まとめることにより、収納や持ち運びがより一
層便利となる。
【0038】(5)第5の実施の形態 (構成)請求項7記載の発明に対応する実施の形態を、
図11及び図12に従って説明する。すなわち、本実施
の形態は、2つの挟持体9において、ヒンジ12によっ
て連結された挟持板9aの一方が複数に分割され、それ
ぞれ独立に開閉可能な分割板Pによって構成されてい
る。個々の分割板Pには、独立の加熱部5が設けられ、
個々の加熱部5への通電は、スイッチ(図示せず)によ
り選択可能に構成されている。
【0039】そして、分割板Pは、互いに止め具15に
よって連結可能に設けられている。この止め具15は、
一方の分割板Pにスライド移動可能に設けられたスライ
ド部材15aと、隣接する他方の分割板Pに設けられた
断面コの字状の被係合部15bによって構成されてい
る。スライド部材15aの先端には係合爪15cが設け
られている。この係合爪15cは、弾性部材(図示せ
ず)によって図中左右方向に突出する方向に付勢され、
被係合部15b内を挿通した後に、被係合部11bの下
端部に係合する構成となっている。
【0040】(作用)以上のような本実施の形態におい
ては、ズボン4の丈に合わせて分割板Pの連結数を調節
する。なお、分割板Pの連結は、分割板Pにおけるスラ
イド部材15aの係合爪11cを、隣接する分割板Pの
被係合部15bの上方から挿入して被係合部11b内を
通過させ、被係合部11bの下端部に係合させることに
よって行う。
【0041】そして、左右の挟持体9の間にズボン4を
入れて、ズボン4の両側縁をそれぞれ挟持板9aによっ
て挟持する。加熱は、ズボン4を挟持している分割板P
の数に合わせて、スイッチによって通電すべき加熱部5
を選択して行う。
【0042】(効果)以上のような本実施の形態によれ
ば、挟持板9が複数の分割板Pによって構成されている
ので、ズボン4の丈に合わせて分割板Pの連結数を変
え、ズボン4を挟持している加熱部5のみに通電するこ
とによって、消費電力の節約を図ることができる。
【0043】(6)他の実施の形態 本発明は、上記のような実施の形態に限定されるもので
はなく、例えば、以下のような実施の形態も構成可能で
ある。
【0044】すなわち、請求項8記載の発明に対応する
実施の形態として、加熱部5への通電のオンオフを制御
するタイマーを接続することも可能である。かかる構成
とすれば、スイッチの切り忘れによる火災の発生が防止
され、安全性が向上する。なお、タイマーは、設定時間
の到来をアラームでユーザに知らせるものであってもよ
い。
【0045】また、請求項9記載の発明に対応する実施
の形態として、ユーザが加熱部5の温度を調節すること
ができる温度調節手段を設けることも可能である。かか
る構成とすれば、衣類の種類や素材、所望の折り目付け
の程度に合わせた温度を設定できるので、衣類に応じた
最適なプレスが可能となる。特に、第5の実施の形態に
示すように、加熱部5が複数に分割されている場合に
は、個々の加熱部5の設定温度を変えることによって、
衣類の厚みを帯びた部分は温度を高くし、薄い部分は温
度を低くするなどによって、衣類の箇所に応じて折り目
付けに最適な温度を選択することができる。
【0046】また、各請求項に記載の発明は自由に組み
合わせ可能であり、例えば、第2の実施の形態において
示したような伸縮自在な上側橋体10及び下側橋体11
を、第3〜5の実施の形態に適用することも可能であ
る。さらに、第4の実施の形態において示したような着
脱自在な上側橋体10及び下側橋体11を、第3及び第
5の実施の形態に適用することも可能である。
【0047】また、ロック機構13の構成は上記の実施
の形態に限定されるものではなく、挟持板9aを閉じて
ロックできるものであれば、どのような構成のものであ
ってもよい。例えば、図13及び図14で示したレバー
7とピン8のようなものであってもよい。
【0048】上側橋体10及び下側橋体11の着脱構造
も、上記の実施の形態に限定されるものではなく、プレ
ス時に挟持体9の位置を保持できるものであれば、どの
ような構造であってもよい。また、挟持体9を、上側橋
体10及び下側橋体11から完全に取り外すことができ
る構成としてもよい。さらに、止め具15の構成も、上
記の実施の形態に限定されるものではなく、隣接する分
割板Pを連結できるものであればどのようなものであっ
てもよい。
【0049】また、上記の実施の形態は縦型であるが、
図14及び図15で示した従来技術のように脚によって
支える構成とすることも可能である。さらに、横置き型
として構成することも可能である。
【0050】また、本発明によるプレスの対象は、ズボ
ンに限定されるものではなく、他の衣類、例えば、スカ
ートやシャツ等にも適用可能であり、衣類以外であって
も、例えば、タオルやハンカチなどにも適用可能であ
る。従って、挟持板9aや上側橋体10及び下側橋体1
1は、必ずしもズボン用の大きさに構成する必要はな
く、これより小形であっても大形であってもよい。さら
に、挟持板9aや上側橋体10及び下側橋体11の形状
は、長方形状に限定されるものではない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小形軽量で、作業労力や消費電力を節約可能な衣類プレ
ス器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衣類プレス器の第1の実施の形態を示
す斜視図である。
【図2】図1の実施の形態における挟持板の開閉構造を
示す断面図である。
【図3】図1の実施の形態におけるロック機構を示す平
面図である。
【図4】図1の実施の形態においてズボンを挟持した状
態を示す斜視図である。
【図5】本発明の衣類プレス器の第2の実施の形態を示
す斜視図である。
【図6】図5の実施の形態の上側橋体及び下側橋体を縮
小した状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の衣類プレス器の第3の実施の形態を示
す斜視図である。
【図8】図7の実施の形態の上側橋体及び下側橋体を折
り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の衣類プレス器の第4の実施の形態を示
す斜視図である。
【図10】図9の実施の形態を分解した状態を示す斜視
図である。
【図11】本発明の衣類プレス器の第5の実施の形態を
示す斜視図である。
【図12】図11の実施の形態における止め具を示す斜
視図である。
【図13】従来の衣類プレス器の一例を示す斜視図であ
る。
【図14】図13の従来例の側面図である。
【符号の説明】
1…本体側挟持板 2…連結金具 3…蓋側挟持板 4…ズボン 5…加熱部 6…クッション 7…レバー 8…ピン 9…挟持体 9a…挟持板 9b…鍵部 10…上側橋体 10a,11a…屈曲部 10b,11b…バー 11…下側橋体 12…ヒンジ 13…ロック機構 13a…フックプレート 13b…ピン 14…フック 15…止め具 15a…スライド部材 15b…被係合部 15c…係合爪 P…分割板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を挟持して加圧する挟持体と、前記
    挟持体における衣類との接触面に設けられた加熱部とを
    備えた衣類プレス器において、 2つの前記挟持体が、ぞれぞれ衣類の対向する両側縁の
    みを挟持する位置に設けられていることを特徴とする衣
    類プレス器。
  2. 【請求項2】 前記2つの挟持体における対向する両端
    部を互いに連結する橋体が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の衣類プレス器。
  3. 【請求項3】 前記橋体は、伸縮自在に設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の衣類プレス器。
  4. 【請求項4】 前記橋体は、屈曲自在に設けられている
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の衣類プレ
    ス器。
  5. 【請求項5】 前記橋体は、前記挟持体に対して着脱自
    在に設けられていることを特徴とする請求項2〜4のい
    ずれか1項に記載の衣類プレス器。
  6. 【請求項6】 前記挟持体の両端における前記橋体の少
    なくとも1方に、フックが設けられていることを特徴と
    する請求項2〜5のいずれか1項に記載の衣類プレス
    器。
  7. 【請求項7】 前記2つの挟持体は、開閉可能に連結さ
    れた1組の板体によって構成され、 前記1組の板体の少なくとも一方は、独立して開閉可能
    に設けられた複数の分割板によって構成され、 前記加熱部は、前記複数の分割板ごとに独立して設けら
    れていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の衣類プレス器。
  8. 【請求項8】 前記加熱部には、通電時間を設定可能な
    タイマーが接続されていることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の衣類プレス器。
  9. 【請求項9】 前記加熱部には、温度調節手段が接続さ
    れていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項
    に記載の衣類プレス器。
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KR20200110283A (ko) * 2020-02-20 2020-09-23 엘지전자 주식회사 의류처리장치
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