JPH11128283A - 介護用ベルト式すくい上げ移動リフト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】この発明は、病気及び高齢化によりベット等
に寝たきり状態となった人体を安全且つ容易に移乗・移
載する機器に関する物であるが、その行為を行う看護
婦、介護者に係る肉体的負担等を軽減する為に係る物で
もある。 【構成】 ローラー（１）とプレート（２）とベルト
（３）によって組立てられたベルト式移乗・移載装置を
連結（４）（５）（６）させた物を、電動リフト（７）
に取り付け固定した物である。このベルト式移乗・移載
装置は、キャタピラ式となったコンベヤプレートを重な
り合わせた構成となっている

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、特に高齢化社会に伴
う要介護者に対し、床からの離脱及び各設備への移乗・
移載を容易にする事、並びに介護者の肉体的苦痛・苦難
を軽減する事が出来る。

【０００２】

【従来の技術】従来、ネット状の物で吊り上げる装置は
あったが、ネット装着及び移乗・移載の手間、吊り上げ
た際の安定感不足等、要介護者への不快感、介護者への
腰痛等肉体的苦痛が発生しており代替え装置の発明が必
要であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題点】

（イ）従来のネット状の物による吊り上げ式から、抱え
上げ式とする。 （ロ）介護者の肉体的苦痛を軽減する為、装置の挿入を
簡素化する。 （ハ）椅子等への移乗・移載を容易にする。 （ニ）支点を複数化し、安定性・安全性を増す。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）抱え上げ、及び挿入を簡素化する為にローラーと
ベルトを組合わせた、ベルト式移乗・移載装置を作成。 （ロ）多目的機能を持たせる為にベルト式移乗・移載装
置を組合わせ可動式化を行い、寝た状態、座った状態で
の移乗・移載を可能とする。 （ハ）ベルト式移乗・移載装置を電動式移動リフトと接
合す際、２点〜４点での接合となり、振れ等からの安定
性・安全性の確保を可能とする。

【０００５】

【作用と実施例】次に、本発明の実施方法とその製品の
実施結果をあげて説明する。

【０００６】実施例 ：ベットに人間を仰向きに寝か
せ、本考案の装置のベルト式移乗・移載装置をベットと
人体の間に押し込み挿入してみる。二段式のベルト式移
乗・移載装置は上段は人体とベルトとの間に摩擦抵抗を
発生する事なく移動、又下段はベットとベルトとの間に
摩擦抵抗を発生する事なく移動し、且つ構造がキャタピ
ラ状の為、人体は現位置を保ち続ける状況において、結
果人体とベットの間にスムーズに挿入する事が出来た。
又、摩擦抵抗がない事で人体やベットに対し違和感、及
び傷を付けることもなかった。この事は、引き抜きの際
も同様であり、挿入・引き抜きとも良好である。今回の
実施例は、ベルト式移乗・移載装置の組合せを３台とし
て行ったが、人体を移乗後にリフトを上昇、ベット上位
から移動させた状態で組合せた装置の一部を下へ、一部
を上にした所、人体形状が座位となり、その状態で椅子
のうえにて引き抜きを行うと接地抵抗がない状態で椅子
に移乗・移載する事が出来た。又、リフトに積載して移
動する際も、振れ等の問題もなく安心・安定した使用環
境が出来ている。

【０００７】

【発明の効果】実施例において本発明装置が人体、及び
設備に対し無害であり、且つその機能は課題点を解決す
る事ができた。又、本発明は従来の設備機器と比較し
て、移乗・移載機能、安心・安全性も向上しており、要
介護者・介護者の両者に対し効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】ベルト式移乗・移載装置単体の斜視図

【図２】本発明の斜視図

【図３】本発明の離床使用時斜視図

【図４】本発明の移乗・移載時斜視図

【符号の説明】

（１）はローラー （２）はプレート （３）はベルト （４）（５）（６）はベルト式移乗・移載装置 （７）は電動リフト

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）棒状ローラー（１）を組み込んだプ
   レート（２）にベルト（３）を結合し、キャタピラ式の
   移載コンベヤプレートを作成する。 （ロ）キャタピラ式のコンベヤプレートを２段の組合せ
   構造とする。以上の如く構成された、ベルト式移乗・移
   載装置。
2. 【請求項２】（イ）請求項１を３台（４）・（５）・
   （６）を連結組合わせ可動式としたベルト式移乗・移載
   装置。
3. 【請求項３】（イ）請求項２を電動式移動リフト（７）
   と接合組合わせたベルト式移乗・移載装置リフト