JPH11127712A - ミニポテト - Google Patents
ミニポテトInfo
- Publication number
- JPH11127712A JPH11127712A JP9299888A JP29988897A JPH11127712A JP H11127712 A JPH11127712 A JP H11127712A JP 9299888 A JP9299888 A JP 9299888A JP 29988897 A JP29988897 A JP 29988897A JP H11127712 A JPH11127712 A JP H11127712A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- potatoes
- potato
- solanum
- mini
- individuals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01H—NEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
- A01H1/00—Processes for modifying genotypes ; Plants characterised by associated natural traits
- A01H1/04—Processes of selection involving genotypic or phenotypic markers; Methods of using phenotypic markers for selection
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01H—NEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
- A01H3/00—Processes for modifying phenotypes, e.g. symbiosis with bacteria
- A01H3/02—Processes for modifying phenotypes, e.g. symbiosis with bacteria by controlling duration, wavelength, intensity, or periodicity of illumination
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Botany (AREA)
- Developmental Biology & Embryology (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】皮ごと一口で食することができるミミニポテト
を提供するための新規なバレイショ種と、該バレイショ
種を用いてミニポテトを製造する方法を提供すること。 【解決手段】アンデス原産栽培2倍体バレイショである
ソラヌム・ステノトーマム(Solanum stenotomum)、ソラ
ヌム・フレヤ(Solanum phureja) およびソラヌム・ゴニ
オカリックス(Solanum goniocalyx)から、混合受粉によ
る交配を行って遺伝的変異に富む雑種集団を形成し、こ
れを育種栽培する。その際のミニポテトの収量を含む選
別基準に基づく選抜に、より雑種集団の再構成を行った
後、実生栽培を行う。該実生栽培に際しては、根圏を制
限し、短日日長条件下で栽培し、イモの肥大期にはやや
低温で管理する。
を提供するための新規なバレイショ種と、該バレイショ
種を用いてミニポテトを製造する方法を提供すること。 【解決手段】アンデス原産栽培2倍体バレイショである
ソラヌム・ステノトーマム(Solanum stenotomum)、ソラ
ヌム・フレヤ(Solanum phureja) およびソラヌム・ゴニ
オカリックス(Solanum goniocalyx)から、混合受粉によ
る交配を行って遺伝的変異に富む雑種集団を形成し、こ
れを育種栽培する。その際のミニポテトの収量を含む選
別基準に基づく選抜に、より雑種集団の再構成を行った
後、実生栽培を行う。該実生栽培に際しては、根圏を制
限し、短日日長条件下で栽培し、イモの肥大期にはやや
低温で管理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミニポテト、即ち、
皮ごと一口で食べられるミニトマト大のバレイショを産
生する新規バレイショ種と、該バレイショ種を栽培して
ミニポテトを製造する方法に関する。
皮ごと一口で食べられるミニトマト大のバレイショを産
生する新規バレイショ種と、該バレイショ種を栽培して
ミニポテトを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】農作物の栽培に際しては、古くから大き
な作物を栽培することが一つの方向であり、小さな作物
はむしろ低品質品としての扱いを受けてきたのが実状で
ある。しかしながら、昨今の食生活の変化により、場合
によってはむしろ小さい農作物が珍重されることがあ
り、一口で食することができるミニトマトはそのような
典型的な成功例である。しかし、このようなミニ作物の
成功例は今のところそれほど多くはない。
な作物を栽培することが一つの方向であり、小さな作物
はむしろ低品質品としての扱いを受けてきたのが実状で
ある。しかしながら、昨今の食生活の変化により、場合
によってはむしろ小さい農作物が珍重されることがあ
り、一口で食することができるミニトマトはそのような
典型的な成功例である。しかし、このようなミニ作物の
成功例は今のところそれほど多くはない。
【0003】バレイショについて言えば、ミニトマトの
ように皮ごと食することができる一口大のバレイショは
未だ存在していない。従って、バレイショは通常は皮を
むき、更に適当な大きさに切断した上で調理されてい
る。また、ベイクトポテトの場合は、調理した後、食べ
る際に一口大に切断して食されているのが実状である。
バレイショの通常栽培において、所謂小イモと称される
30g前後の未熟なイモが収穫されるけれども、この大
きさでも、スナック食品として丸ごと使うには未だ大き
すぎる。
ように皮ごと食することができる一口大のバレイショは
未だ存在していない。従って、バレイショは通常は皮を
むき、更に適当な大きさに切断した上で調理されてい
る。また、ベイクトポテトの場合は、調理した後、食べ
る際に一口大に切断して食されているのが実状である。
バレイショの通常栽培において、所謂小イモと称される
30g前後の未熟なイモが収穫されるけれども、この大
きさでも、スナック食品として丸ごと使うには未だ大き
すぎる。
【0004】ミニトマトと同様、皮ごと一口で食べられ
るミニポテトを栽培収穫できれば、これはスナック菓子
およびビールのつまみとして珍重されるであろうと期待
される。
るミニポテトを栽培収穫できれば、これはスナック菓子
およびビールのつまみとして珍重されるであろうと期待
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、皮ごと一口で食することができる
ミニトマト大のバレイショ、即ちミニポテトを製造する
方法を提供することを目的とするものである。
みてなされたもので、皮ごと一口で食することができる
ミニトマト大のバレイショ、即ちミニポテトを製造する
方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、一口大の
ミニポテトを製造する方法であって:アンデス原産栽培
2倍体バレイショであるソラヌム・ステノトーマム(Sol
anumstenotomum)、ソラヌム・フレヤ(Solanum phureja)
およびソラヌム・ゴニオカリックス(Solanum goniocal
yx)から、混合受粉による交配を行って遺伝的変異に富
む雑種集団を形成する工程と、上記雑種集団を育種栽培
し、その際のミニポテトの収量を含む選別基準に基づい
て選抜することにより、前記雑種集団の再構成を行う工
程と、この再構成された雑種集団を実生栽培する工程と
を具備し、該実生栽培に際しては、根圏を制限し、短日
日長条件下で栽培し、イモの肥大期にはやや低温で管理
することを特徴とする方法によって達成される。
ミニポテトを製造する方法であって:アンデス原産栽培
2倍体バレイショであるソラヌム・ステノトーマム(Sol
anumstenotomum)、ソラヌム・フレヤ(Solanum phureja)
およびソラヌム・ゴニオカリックス(Solanum goniocal
yx)から、混合受粉による交配を行って遺伝的変異に富
む雑種集団を形成する工程と、上記雑種集団を育種栽培
し、その際のミニポテトの収量を含む選別基準に基づい
て選抜することにより、前記雑種集団の再構成を行う工
程と、この再構成された雑種集団を実生栽培する工程と
を具備し、該実生栽培に際しては、根圏を制限し、短日
日長条件下で栽培し、イモの肥大期にはやや低温で管理
することを特徴とする方法によって達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、ソラヌム・ステ
ノトーマム(Solanum stenotomum)、ソラヌム・フレヤ(S
olanum phureja) およびソラヌム・ゴニオカリックス(S
olanum goniocalyx)から出発した理由は、これら栽培2
倍種が生産するイモの大きさは4倍体の普通バレイショ
よりも小さいため、ミニポテト用の新種を作成するのに
適しているからである。また、これら三種間の混合受粉
により母集団を形成した理由は、イモの形および色の多
様性を食材として生かすためには、多様な遺伝的変異に
富む集団から選抜を始めるのが適切だからである。本発
明の新規バレイショ種を作成する際に、上記交配と選抜
とを繰り返して集団の再構成をしたのは、好ましくない
形質(特にえぐみ)を排除するためである。
ノトーマム(Solanum stenotomum)、ソラヌム・フレヤ(S
olanum phureja) およびソラヌム・ゴニオカリックス(S
olanum goniocalyx)から出発した理由は、これら栽培2
倍種が生産するイモの大きさは4倍体の普通バレイショ
よりも小さいため、ミニポテト用の新種を作成するのに
適しているからである。また、これら三種間の混合受粉
により母集団を形成した理由は、イモの形および色の多
様性を食材として生かすためには、多様な遺伝的変異に
富む集団から選抜を始めるのが適切だからである。本発
明の新規バレイショ種を作成する際に、上記交配と選抜
とを繰り返して集団の再構成をしたのは、好ましくない
形質(特にえぐみ)を排除するためである。
【0008】本発明によるミニポテトの製造法におい
て、根圏を制御しているのは、これによってバレイショ
が小さなイモをつけ易いからである。根圏を制御する手
段としては、ポットや育苗箱を用いることができる。
て、根圏を制御しているのは、これによってバレイショ
が小さなイモをつけ易いからである。根圏を制御する手
段としては、ポットや育苗箱を用いることができる。
【0009】本発明の方法において、実生栽培を短日日
長条件下で行うのは、栽培2倍種は短日日長下でイモの
形成が促進されるからである。これに対して、長日日長
条件下で栽培2倍種を栽培すると地上部の生育は旺盛に
なるが、バレイショにイモがつかない。ここで、短日日
長条件とは秋冬の自然日長を言う。
長条件下で行うのは、栽培2倍種は短日日長下でイモの
形成が促進されるからである。これに対して、長日日長
条件下で栽培2倍種を栽培すると地上部の生育は旺盛に
なるが、バレイショにイモがつかない。ここで、短日日
長条件とは秋冬の自然日長を言う。
【0010】また、イモの肥大期にやや低温で管理する
ときの温度は、20℃〜5℃、好ましくは10℃前後で
ある。この場合、無加温ガラス室またはビニールハウス
で霜の害を防ぐ必要がある。
ときの温度は、20℃〜5℃、好ましくは10℃前後で
ある。この場合、無加温ガラス室またはビニールハウス
で霜の害を防ぐ必要がある。
【0011】
【実施例】次のようにして、本発明の新規バレイショ種
の作成と、その実生栽培によるミニポテトの製造を行っ
た。
の作成と、その実生栽培によるミニポテトの製造を行っ
た。
【0012】(I)母集団の形成 下記に示す合計1430個体のアンデス原産の3種類の栽培
2倍種を、圃場に無作為に配置し、放任受粉によって得
た種子を母集団とした。
2倍種を、圃場に無作為に配置し、放任受粉によって得
た種子を母集団とした。
【0013】・ソラヌム・ステノトーマム(Solanum ste
notomum):14系統群の各45個体 ・ソラヌム・フレヤ(S. phureja):27系統群の各25
固体 ・ソラヌム・ゴニオカリックス(S. goniocalyx) :5系
統群の各25個体 (II)育種試験 上記で得た多様な遺伝的変異をもつ母集団から、イモの
形および色の多様性を維持しつつ、ミニトマト大で且つ
えぐみのないイモをできるだけ多く生産できる集団へと
改良するために、3回の選抜試験を行った。以下にその
経過を概説する。
notomum):14系統群の各45個体 ・ソラヌム・フレヤ(S. phureja):27系統群の各25
固体 ・ソラヌム・ゴニオカリックス(S. goniocalyx) :5系
統群の各25個体 (II)育種試験 上記で得た多様な遺伝的変異をもつ母集団から、イモの
形および色の多様性を維持しつつ、ミニトマト大で且つ
えぐみのないイモをできるだけ多く生産できる集団へと
改良するために、3回の選抜試験を行った。以下にその
経過を概説する。
【0014】<第1回選抜試験> 1992年 9月15日: 母集団種子のジベレリン処理(20
00 ppmのGA3に一晩浸漬する)。
00 ppmのGA3に一晩浸漬する)。
【0015】 9月16日: 播種 10月5〜10日: 10.5cm径の黒色ポリポットに定植
(1729個体)。
(1729個体)。
【0016】無加温ガラス室で通常管理 1993年 1月14〜18日: 個体ごとにイモ収穫(1591個体か
ら収穫) 1月28日 : 調査・選抜により、438 個体を選
抜 (選抜基準は後述*) 3月2日: 植え付け(未だ芽が伸びていない
183 個体を加温ハウス内で植え付けた)。
ら収穫) 1月28日 : 調査・選抜により、438 個体を選
抜 (選抜基準は後述*) 3月2日: 植え付け(未だ芽が伸びていない
183 個体を加温ハウス内で植え付けた)。
【0017】 4月1〜9日: 定植(萌芽してきた126 個体を6
号素焼き鉢に定植して、無加温網室で管理) 5月14〜21日: 交配(開花した109 個体につい
て、花粉を夫々から集めて混合し、総計544 花に受粉し
た)。
号素焼き鉢に定植して、無加温網室で管理) 5月14〜21日: 交配(開花した109 個体につい
て、花粉を夫々から集めて混合し、総計544 花に受粉し
た)。
【0018】 6月18〜24日: 390 果実を収穫(約1月後に、こ
れらの果実から種子を採取)。
れらの果実から種子を採取)。
【0019】* 1月28日に行った選抜は、下記のイ
モを造る個体を廃棄することにより行った。
モを造る個体を廃棄することにより行った。
【0020】(1) 芽が既に伸びているもの (2) 極小イモばかりのもの (3) イモの目が深いもの (4) イモの大きさが不均一なもの (5) イモの形が悪いもの (6) 他に比べてイモの収量が低いもの (7) ストロンの着床部位が明確なイモ <第2回選抜試験> 1993年 9月8日: 第1回選抜試験で得られた種子の
ジベレリン処理(2000 ppmのGA3に一晩浸漬する)。
ジベレリン処理(2000 ppmのGA3に一晩浸漬する)。
【0021】 9月9日: 播種 9月24〜27日: 10.5cm径の黒色ポリポットに定植
(2881個体)。
(2881個体)。
【0022】無加温ガラス室で通常管理 1994年 1月5〜6日: 個体ごとにイモ収穫(2442個体か
ら収穫) 1月12〜13日: 調査・選抜により719 個体を選抜
(選抜基準は第1回選抜試験と同じ)。
ら収穫) 1月12〜13日: 調査・選抜により719 個体を選抜
(選抜基準は第1回選抜試験と同じ)。
【0023】 1月 日: 食味試験(各個体から1個のイモ
を蒸して試食し、えぐみのない365 個体を選抜した)。
を蒸して試食し、えぐみのない365 個体を選抜した)。
【0024】 3月2日: 植え付け(未だ芽が伸びていない
201 個体を加温ハウス内で植え付けた)。
201 個体を加温ハウス内で植え付けた)。
【0025】 3月31日: 定植(萌芽してきた127 個体を6
号素焼き鉢に定植して、無加温網室で管理) 5月9〜19日: 交配(開花した121 個体につい
て、花粉を夫々から集めて混合し、総計290 花に受粉し
た)。
号素焼き鉢に定植して、無加温網室で管理) 5月9〜19日: 交配(開花した121 個体につい
て、花粉を夫々から集めて混合し、総計290 花に受粉し
た)。
【0026】 6月18〜24日: 203 果実を収穫(約1月後に、こ
れらの果実から種子を採取)。
れらの果実から種子を採取)。
【0027】<第3回選抜試験> 1994年 9月5日: 第2回選抜試験で得られた種子の
ジベレリン処理(2000 ppmのGA3に一晩浸漬する)。
ジベレリン処理(2000 ppmのGA3に一晩浸漬する)。
【0028】 9月6日: セルトレーに播種 10月12〜24日:10.5cm径の黒色ポリポットに定植
(1800個体)。
(1800個体)。
【0029】 無加温ガラス室で通常管理 1995年 1月9〜10日: 個体ごとにイモ収穫(1772個体から収穫) 1月25〜26日: 調査・選抜により465 個体を選抜 (選抜基準は第1回選抜試験と同じ)。
【0030】 2月20日: 食味試験(芽がまだ伸びていない339 個体からそれぞ れ1個のイモを蒸して試食し、えぐみのない240 個体 を選抜した)。
【0031】 3月7日: 植え付け(未だ芽が伸びていない162 個体を加温ハウ ス内で植え付けた)。
【0032】 3月28日〜 定植(萌芽してきた139 個体を5号素焼き鉢に定植し 4月10日: て、無加温網室で管理) 5月9〜23日: 交配(開花した121 個体について、花粉を夫々から集 めて混合し、総計644 花に受粉した)。
【0033】 6月12〜23日: 252 果実を収穫(約1月後に、これらの果実から種子 を採取)。
【0034】(III )栽培試験 育苗箱(510 ×365 ×82mm)に、20本植え(密植
区)、15本植え(普通区、選抜試験の条件に相当)、
および8本植え(疎植区)の三つの異なった栽植密度で
植え付け、24箱を一試験区として3反復で収量を比較
検討した。栽培の概要は次の通りであった。
区)、15本植え(普通区、選抜試験の条件に相当)、
および8本植え(疎植区)の三つの異なった栽植密度で
植え付け、24箱を一試験区として3反復で収量を比較
検討した。栽培の概要は次の通りであった。
【0035】 1996年 9月2日: 第3回選抜試験で得られた種子の
ジベレリン処理(2000 ppmのGA3に一晩浸漬する)。
ジベレリン処理(2000 ppmのGA3に一晩浸漬する)。
【0036】 9月4〜6日: セルトレーに播種 10月1日 育苗箱に定植(総計216 育苗箱に
3096個体)無加温ガラス室で通常管理 1997年 1月16〜17日: 試験区ごとにイモを収穫 上記栽培試験において、試験区(24 育苗箱)当たりのイ
モの大きさ別収量(kg)は下記の通りであった。なお、
イモの大きさに基づく分類は、1.5cm角の篩と4.
0cm角の篩とを用い、下記のようにして行った。即
ち、1.5cmの篩を通り抜けるものを極小イモ、4.
0cmの篩の上に残るものを極大イモとし、4.0cm
の篩を通り抜けるが1.5cmの篩上に残るものをミニ
ポテトとした。
3096個体)無加温ガラス室で通常管理 1997年 1月16〜17日: 試験区ごとにイモを収穫 上記栽培試験において、試験区(24 育苗箱)当たりのイ
モの大きさ別収量(kg)は下記の通りであった。なお、
イモの大きさに基づく分類は、1.5cm角の篩と4.
0cm角の篩とを用い、下記のようにして行った。即
ち、1.5cmの篩を通り抜けるものを極小イモ、4.
0cmの篩の上に残るものを極大イモとし、4.0cm
の篩を通り抜けるが1.5cmの篩上に残るものをミニ
ポテトとした。
【0037】
【表1】
【0038】上記の結果から明らかなように、今回の栽
培におけるミニポテトの収量は、何れも略80%以上で
あった。特に、密植区において、ミニポテトの高い生産
量が得られた。
培におけるミニポテトの収量は、何れも略80%以上で
あった。特に、密植区において、ミニポテトの高い生産
量が得られた。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
皮ごと一口で食べられるミニポテトを栽培することがで
き、スナック菓子およびビールのつまみとして有用な食
材を提供することができる。
皮ごと一口で食べられるミニポテトを栽培することがで
き、スナック菓子およびビールのつまみとして有用な食
材を提供することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 一口大のミニポテトを製造する方法であ
って:アンデス原産栽培2倍体バレイショであるソラヌ
ム・ステノトーマム(Solanumstenotomum)、ソラヌム・
フレヤ(Solanum phureja) およびソラヌム・ゴニオカリ
ックス(Solanum goniocalyx)から、混合受粉による交配
を行って遺伝的変異に富む雑種集団を形成する工程と、 上記雑種集団を育種栽培し、その際のミニポテトの収量
を含む選別基準に基づいて選抜することにより、前記雑
種集団の再構成を行う工程と、 この再構成された雑種集団を実生栽培する工程とを具備
し、 該実生栽培に際しては、根圏を制限し、短日日長条件下
で栽培し、イモの肥大期にはやや低温で管理する方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9299888A JPH11127712A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | ミニポテト |
US09/106,848 US6084151A (en) | 1997-10-31 | 1998-06-30 | Method of producing a mini-potato |
DE69810423T DE69810423T2 (de) | 1997-10-31 | 1998-10-29 | Verfahren zur Erzeugung von Mini-Kartoffelknollen |
EP98120177A EP0913081B1 (en) | 1997-10-31 | 1998-10-29 | Method of producing a mini-potato |
CA002252304A CA2252304C (en) | 1997-10-31 | 1998-10-30 | Method of producing a mini-potato |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9299888A JPH11127712A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | ミニポテト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11127712A true JPH11127712A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17878160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9299888A Pending JPH11127712A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | ミニポテト |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6084151A (ja) |
EP (1) | EP0913081B1 (ja) |
JP (1) | JPH11127712A (ja) |
CA (1) | CA2252304C (ja) |
DE (1) | DE69810423T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013183695A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Kinki Univ | 芋の栽培方法、芋を用いた燃料、芋の栽培器具 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2165295B1 (es) * | 2000-01-13 | 2003-03-01 | Rojo Asterio Soria | Procedimiento para controlar el crecimiento de las plantas. |
FR2906703B1 (fr) | 2006-10-06 | 2009-08-07 | Affflex Europ Soc Par Actions | Dispositif de prelevement de tissu biologique pour l'identification des animaux |
FR2917574B1 (fr) | 2007-06-22 | 2010-05-07 | Chevillot Sarl | Boucle auriculaire de marquage avec dispositif de prelevement de tissus |
EP2050334B1 (en) | 2007-10-18 | 2017-04-05 | Allflex Europe SAS | An ear tag for marking an animal and for sampling tissue from said animal |
CN105766658B (zh) | 2009-10-26 | 2018-06-26 | 艾格文册尔有限公司 | 杂交种用马铃薯的育种 |
KR20160144176A (ko) | 2015-06-08 | 2016-12-16 | 공주대학교 산학협력단 | 방울참외 및 이의 육종방법 |
CN111819952A (zh) * | 2020-07-29 | 2020-10-27 | 上饶师范学院 | 一种怀玉山高山马铃薯微型薯包埋催芽萌发的方法 |
CN112753577B (zh) * | 2021-01-14 | 2022-08-09 | 上饶师范学院 | 一种麻籽洋芋微型薯的萌发方法 |
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