JPH11127274A - 情報通信システム - Google Patents

情報通信システム

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Publication number
JPH11127274A
JPH11127274A JP29008397A JP29008397A JPH11127274A JP H11127274 A JPH11127274 A JP H11127274A JP 29008397 A JP29008397 A JP 29008397A JP 29008397 A JP29008397 A JP 29008397A JP H11127274 A JPH11127274 A JP H11127274A
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JP
Japan
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signal
quality
acoustic
communication
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JP29008397A
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Naoki Honda
直記 本多
Sunao Suzuki
直 鈴木
Toru Takagi
徹 高木
Takuo Ishiwaka
卓夫 石若
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信品質耐性の高い音響系通信回線でデータ
受信品質の良否を送信局に通知し、不要な再送信を防止
することによりデータ通信の効率化を図る。 【解決手段】 送信局10からデータ系通信手段11,
21を通じて受信局20へデータを送信し、受信局20
では受信したデータ23の品質を受信データ品質判定手
段24が判定し、その判定結果を表す音響信号を音響信
号発生手段25が発生して音響系通信手段22を通じて
送信局10に返信する。そして送信局10では受信した
受信データ品質の良否の判定信号に基づき、データ再送
の要否を判断する。したがって、データ信号の受信品質
の良否を通信品質が低くても確実に通信できる音響系通
信手段によって通知することができ、送信局側でデータ
系通信手段による下り通信品質を確実に把握し、不要な
データ信号の再送信を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報通信サービス
に用いる情報通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報通信サービスに用いる情報通信シス
テムとして、公衆電話回線を利用したFAX情報通信シ
ステムは図7に示す構成であり、オペレータ101の操
作する端末102と、顧客側103とが公衆電話回線1
04で接続されていて、顧客側103では切替スイッチ
105によって電話機106側に接続して、まず電話機
106を通して、例えば、「星の情報がほしい」と要求
すると、オペレータ101は端末102を操作して星の
情報108を検索する。この要求の後、顧客側103で
は切替スイッチ105をファクシミリ107側に接続し
て待機しておく。
【0003】オペレータ101は星の情報108が検索
できれば、その星の情報108を公衆電話回線104を
通じて顧客側103に送信するが、顧客側103ではこ
れをファクシミリ107で受信して星の情報109とし
て取出す。
【0004】そしてファクシミリ107は送られてきた
情報の受信を正常に終了すると、確認信号を送信側の端
末102に送信するが、端末102はこの確認信号を受
信すれば通信が正常に完了したものとしてサービスを終
了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の情報通信システムでは、音響系の通信とデータ系
の通信とを切替えて使用する必要性があり、煩雑である
問題点がある。またデータ系通信は音響系通信よりも高
い通信品質が要求されることから、回線品質が不安定な
移動電話回線で同様の構成とすると、特にデータ系に切
替えた場合にエラーが起こりやすく、回線リンクの確立
もできない場合が発生する。
【0006】さらに、上り、下りの通信品質が均等でな
い場合には、下り側には情報が届いたが、上り側にはそ
の確認信号が届かないことがあり、また届くのが遅くな
る場合もあり得る。このような場合、送信側ではエラー
処理を行い、データの再送信の作業に入ってしまうた
め、顧客側では同じ星の情報が繰返し送信されてくる問
題点もあった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、音響系の通信回線とデータ系の通信回
線とを2系統用意し、データ系の情報受信の確認を音響
系回線を通じて行うことにより、従来の問題点を解決す
ることを目的とする。
【0008】なおここで、音響系回線とは、アナログ入
力によって音響信号を伝送するための電気通信設備であ
って、主に音声帯域を対象とするものであり、データ系
回線とは、ディジタル入力によって符号を伝送するため
の電気通信設備である。またみなし音声通信方式とは、
音響系回線を用いてディジタル符号入力をモデム等によ
って音響化して伝送する通信方式をいう。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、送信
局と受信局とが共に音響系とデータ系との2種類の通信
手段を備えた情報通信システムにおいて、前記受信局
が、前記データ系通信手段を通じて受信したデータ品質
の良否を判定する受信データ品質判定手段と、前記受信
データ品質判定手段が行った受信データの品質の良否判
定結果を表す音響信号を発生し、前記音響系通信手段を
通じて前記送信局に送信する音響信号発生手段とを有し
たものである。
【0010】請求項1の発明の情報通信システムでは、
送信局からデータ系通信手段を通じて受信したデータの
品質を受信データ品質判定手段が判定し、その判定結果
を音響信号発生手段が音響系通信手段に通じて送信局に
送信する。
【0011】したがって、データ信号の受信品質の良否
を通信品質が低くても確実に通信できる音響系通信手段
によって通知することができ、送信局側でデータ系通信
手段による下り通信品質を確実に把握することができ
る。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の情報通信シ
ステムにおいて、前記音響系通信手段とデータ系通信手
段とが各々1回線ずつ電話回線を用いて通信を行うもの
である。
【0013】請求項3の発明は、請求項1の情報通信シ
ステムにおいて、前記音響系通信手段が電話1回線の上
り若しくは下りの一方を、前記データ系通信手段が当該
電話1回線の上り若しくは下りの他方を用いて通信を行
うものである。
【0014】請求項2及び請求項3の発明の情報通信シ
ステムでは、電話回線を通じたデータ通信において、デ
ータ信号の受信品質の良否を通信品質が低くても確実に
通信できる音響系通信手段によって通知することがで
き、送信局側でデータ系通信手段による下り通信品質を
確実に把握することができる。
【0015】請求項4の発明は、請求項2又は3の情報
通信システムにおいて、前記電話回線を移動電話回線と
したものであり、移動電話回線を用いたデータ通信にお
いて、データ信号の受信品質の良否を通信品質が低くて
も確実に通信できる音響系通信手段によって通知するこ
とができ、送信局側でデータ系通信手段による下り通信
品質を確実に把握することができる。
【0016】請求項5の発明は、請求項1の情報通信シ
ステムにおいて、前記音響信号発生手段が前記受信デー
タの品質の良否判定結果を表す音響信号として、単音信
号及びその組合せ信号、若しくは複音のトーン信号及び
その組合せ信号を用いるものである。
【0017】請求項6の発明は、請求項5の情報通信シ
ステムにおいて、前記単音信号及びその組合せ信号とし
て、FSK信号、AFSK信号又はMSK信号のような
みなし音声信号を用いるものである。
【0018】請求項7の発明は、請求項5の情報通信シ
ステムにおいて、前記単音信号及びその組合せ信号とし
て、CTCSS信号を用いるものである。
【0019】請求項8の発明は、請求項5の発明の情報
通信システムにおいて、前記複音信号及びその組合せ信
号として、DTMF信号を用いるものである。
【0020】請求項5〜8の発明の情報通信システムで
は、送信局において受信局から送られてくるみなし音声
信号によって自動的に受信局で受信されたデータの品質
の良否を判断して再送の要否を判定することができる。
【0021】請求項9の発明は、請求項1の情報通信シ
ステムにおいて、前記音響信号発生手段は、前記受信デ
ータの品質の良否判定結果を表す音響信号として、あら
かじめ電子的に記録された音響信号を用いるものであ
り、送信局にいるオペレータが受信局から送られてくる
音響信号の内容を聞いて、受信局で受信されたデータの
品質の良否を判断して再送の要否を判定することができ
る。
【0022】請求項10の発明は、請求項1の情報通信
システムにおいて、前記受信局としてナビゲーションシ
ステムを用いたものであり、ナビゲーションシステムが
送信データを受信したかどうかを送信局側で確実に判断
することができ、特に自動車のような移動体にナビゲー
ションシステムを搭載している場合、そのナビゲーショ
ンシステムに対して品質の良いデータ送信が可能とな
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
送信局からデータ系通信手段を通じて受信したデータの
品質を受信データ品質判定手段が判定し、その判定結果
を音響信号発生手段が音響系通信手段に通じて送信局に
送信するので、データ信号の受信品質の良否を通信品質
が低くても確実に通信できる音響系通信手段によって通
知することができ、送信局側でデータ系通信手段による
下り通信品質を確実に把握することができる。
【0024】請求項2及び3によれば、電話回線を通じ
たデータ通信において、データ信号の受信品質の良否を
通信品質が低くても確実に通信できる音響系通信手段に
よって通知することができ、送信局側でデータ系通信手
段による下り通信品質を確実に把握することができる。
【0025】請求項4の発明によれば、移動電話回線を
用いたデータ通信において、データ信号の受信品質の良
否を通信品質が低くても確実に通信できる音響系通信手
段によって通知することができ、送信局側でデータ系通
信手段による下り通信品質を確実に把握することができ
る。
【0026】請求項5〜8の発明によれば、送信局にお
いて受信局から送られてくるみなし音声信号によって自
動的に受信データの品質の良否を判断して再送の要否を
判定することができる。
【0027】請求項9の発明によれば、音響信号発生手
段が受信データの品質の良否判定結果を表す音響信号と
して、あらかじめ電子的に記録された音響信号を用いる
ので、送信局にいるオペレータが受信局から送られてく
る音響信号の内容を聞いて、受信データの品質の良否を
判断して再送の要否を判定することができる。
【0028】請求項10の発明によれば、受信局として
ナビゲーションシステムを用いたので、ナビゲーション
システムが送信データを受信したかどうかを送信局側で
確実に判断することができ、特に自動車のような移動体
にナビゲーションシステムを搭載している場合、そのナ
ビゲーションシステムに対して品質の良いデータ送信が
可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
情報通信システムを示しており、送信局10側にはデー
タ11を通信するためのデータ系通信機12と、音響信
号を通信するための音響系通信機13と、この音響系通
信機13の受信した音響信号を可聴音にして出力するス
ピーカ14が備わっている。一方、受信局20側には、
データを通信するためのデータ系通信機21と、音響信
号を通信するための音響系通信機22とが備わってお
り、さらにデータ系通信機21が受信したデータ23の
品質の良否を判定するデータ受信確認部24と、このデ
ータ受信確認部24が判定した受信データの品質の良否
を表す音響信号を発生して音響系通信機22に渡す音響
信号発生機25とが備わっている。送信局10と受信局
20との間は、通信回線31,32によってつながって
いる。
【0030】次に、上記構成の情報通信システムに動作
について説明する。送信局10では、受信局20に対し
て伝送しようとするデータ11をデータ系通信機12に
よって通信回線31に送出す。データ11は受信局20
のデータ系通信機22によって受信され、この受信デー
タ23の品質の良否をデータ受信確認部24で判断す
る。このデータ受信確認部24における受信データの品
質の判定は、バイト単位、フレーム単位で行う場合に
は、水平垂直パリティが一般的である。またスーパーフ
レームあるいはバルクとしてのエラーチェックの方法
は、従来から使用されている種々の方法を利用すること
ができ、特にその方法は限定されない。
【0031】データ受信確認部24による受信データの
品質の判定結果は、音響信号発生機25に渡され、ここ
で良否を表現する内容の音響信号を発生し、音響系通信
機22を通じて送信局10側に送信される。
【0032】例えば、品質良の場合、電子的に記録され
ている「受信完了しました」という音声信号を出力し、
品質悪の場合、「通信異常です」の音声信号を出力す
る。また、受信品質が正常であれば「ピピピ」、受信品
質が異常であれば「ピポピポ」というそれぞれの品質を
区別できる音響信号を出力するようにすることもでき
る。さらに、特定の周波数信号の組合せによるMSKや
FSK、AFSK等のみなし音声(モデム音)による方
法もある。またCTCSS信号やプッシュホン回線で用
いられるDTMF信号による方法も採用できる。
【0033】この伝送品質を表す音響信号が通信回線3
2を通じて送信局10側の音響系通信機13で受信され
ると、音声信号である場合には、「受信完了しました」
または「通信異常です」という音声をスピーカ14によ
り出力してオペレータに聞かせる。
【0034】またみなし音声方式で受信品質を表す音響
信号を伝送する場合、図1に想像線で示したように、少
なくとも送信局10側に復調機15を備えさせ、この復
調機15で復調した品質良否を示す信号をデータ系通信
機12に与え、データ系通信機12は受信品質良の信号
を受け取るとデータ送信を終了し、受信品質異常の信号
を受け取るとデータ再送信するようにする。またこれと
共に、オペレータに音で知らせるために、復調機15に
上記と同様の受信品質良を表現する音声信号と受信品質
異常を表現する音声信号を電子的に記録しておき、復調
した受信品質の良否を示す信号に応じてこれらの音声信
号のいずれかをスピーカ14に渡し、オペレータに音声
にして聞かせるようにすることができる。
【0035】なお、この第1の実施の形態において、受
信局20側はデータを受信した時にデータ通信回線31
の復路を用いて従来通りの確認信号を返信させる機能を
併せ持つ構成とすることができる。
【0036】次に、本発明の第2の実施の形態を図2に
基づいて説明する。第2の実施の形態の情報通信システ
ムは、図1に示した第1の実施の形態に対して、通信回
線に公衆電話回線網33を利用することを特徴とする。
この公衆電話回線網33には、市内有線回線網や移動電
話網が含まれる。またデータ系通信回線に電話回線を1
回線331,332を使用し、音響系通信回線にも電話
回線を1回線333,334を使用し、両方で2回線使
用することを特徴としている。
【0037】この第2の実施の形態においても、図1に
示した第1の実施の形態と同様の動作を行い、受信局2
0において受信データの品質の良否を判定し、その結果
を音響信号にして音響系通信機22から送信局10側に
送信し、送信局10では受信局20における受信データ
の品質の良否をスピーカ14からの音声によってオペレ
ータに確認させる。
【0038】なお、各電話回線は全二重若しくは半二重
の複線であるので、データ送信についてのエラー処理は
バイト単位、フレーム単位についてはデータ系通信回線
333,334の復路を利用し、データのバルクとして
のデータ受信確認だけを音響信号にして音響系通信回線
331,332を利用して受信局20から送信局10へ
送信する構成とする。
【0039】この第2の実施の形態によれば、送信局1
0から受信局20に送信したデータの受信局20におけ
る受信品質を送信局10において音声信号で確認するこ
とができるのである。
【0040】次に、本発明の第3の実施の形態を図3に
基づいて説明する。第3の実施の形態の情報通信システ
ムは、図1に示した第1の実施の形態に対して、通信回
線として公衆電話回線網41の1回線だけを使用するこ
とを特徴とする。通信の一方、つまり受信局20側が音
響によりデータの検索要求を行い、他方の送信局10が
データの検索結果をデータにして送信するという役割が
決まっている場合、送信局10から受信局20へはデー
タ送信が主体であり、逆に受信局20から送信局10へ
は音響信号の送信が主体となる。
【0041】そこで第3の実施の形態では、公衆電話回
線網41の1回線を利用し、受信局20側から送信局1
0側へ呼出しを行う場合、1回線の往路431−411
−41−412−421は音響信号が送信され、1回線
の復路422−412−41−411−432はデータ
信号が送信される。この利用法を実現するために、ハイ
ブリッド回路42,43をそれぞれの局に接続し、4線
2線変換を行うようにする。
【0042】ただし、この第3の実施の形態のシステム
では、データ信号を送信した回線の復路をデータ系に利
用することができないので、第2の実施の形態のように
バイト単位、フレーム単位のリアルタイムなエラー処理
を行うには不利であり、この第3の実施の形態の場合に
は、同一データを複数回送信し、受信局20で多数決一
致によるエラー判定を行う方式を採用するのが適当であ
る。そして受信局20でデータ受信を確認すれば、音響
信号にして送信局10に送信し、第1の実施の形態と同
様にスピーカ14から出力してオペレータに知らせ、あ
るいはみなし音声を用いる場合には復調機(図示せず)
で再送要否を判断し、再送する場合にはデータ系通信機
12に同じデータを再送させる。
【0043】この第3の実施の形態の場合には使用する
電話回線が1回線であり、通信コストが低減できる。
【0044】次に、本発明の第4の実施の形態を図4に
基づいて説明する。第4の実施の形態の情報通信システ
ムは、図3に示した第3の実施の形態に対して、電話回
線を特に移動電話回線に特定したものであり、送信局1
0側は公衆回線網51にハイブリッド回路52を介して
接続され、受信局20に移動電話53が接続されてい
る。そして公衆電話回線網51に移動通信網54が接続
され、移動通信網54が基地局55と接続され、この基
地局55と移動電話53との間で無線通信信号を送受す
る構成である。
【0045】移動電話53と基地局55との間は、無線
信号通信を行う関係から上り回線561と下り回線56
2とが分離しており、有線でいう4線回線となってい
る。したがって、上り下り双方でデータ信号伝送と音響
信号伝送とを分離して利用することができる。なお、ハ
イブリッド回路52は第3の実施の形態のハイブリッド
回路42と同じ働きをする。
【0046】これによって、第4の実施の形態の情報通
信システムでは、第3の実施の形態と同様に受信局20
から送信局10へ呼出しを行う場合、上り無線回線56
1で基地局55に接続し、ここから移動通信網54と公
衆電話回線網51を経て送信局10を呼出して音声によ
って所望のデータ検索を要求すると、ハイブリッド回路
52から回線522によって受信局10に音響信号が到
達し、この音響信号を聞いてオペレータが所定のデータ
検索を行う。
【0047】そしてデータ検索結果のデータ11は、デ
ータ系通信機12から送信されるが、このデータ信号は
回線521を通じてハイブリッド回路52に入り、公衆
電話回線網51、移動通信網54を経て基地局55に達
し、ここで下り無線回線562によって移動電話53に
送信され、受信局20のデータ系通信機21に入力され
る。
【0048】受信局20ではデータの受信品質の判定と
その判定結果の音響信号による送信局10への送信は、
第3の実施の形態と同様である。ただし、上り無線通信
回線561を通じて送出される点が異なる。
【0049】このようにして、移動電話回線を利用する
第4の実施の形態の情報通信システムでは、受信局20
が移動体である場合にも、送信局10からデータを送信
し、その受信品質の良否を音響信号によって送信局10
に返送することができるので、データ系回線を通じて行
うデータ受信確認信号の返信の場合よりも回線の状態が
悪くても受信確認を確実に行うことができるようにな
る。
【0050】なお、上記の第4の実施の形態では受信局
20側だけを移動電話53に接続したが、送信局10側
も移動電話に接続し、両者間でデータ信号の送受、音響
信号の送受を行う構成とすることもできる。そしてその
場合には、第2の実施の形態に近い動作となる。ただ
し、公衆回線網に代えて無線通信回線を利用する。
【0051】次に、本発明の第5の実施の形態を図5に
基づいて詳説する。第5の実施の形態の情報通信システ
ムは、図2に示した第2の実施の形態に対して、送信局
10側に音響系通信回線331,332により音響系回
線が確立しているかどうかを判定する通信確立判定部1
6を備え、この通信確立判定部16が音響系回線が確立
していると判定している時には、データ系通信回線33
3,334が突発的に断切してもデータ系通信機12に
自動的に再接続動作を行わせるようにしたことを特徴と
する。
【0052】この実施の形態の場合、送信局10のデー
タ系通信機12からデータ11を受信局20に送信し、
データ系通信機21で受信した受信データ23の品質を
データ受信確認部24によって良否判定し、音響信号に
して音響系回線331,332を通じて受信局20から
送信局10に返信されてくるが、この音響信号を音響系
通信機13で受信すると通信確立判定部16に渡す。通
信確立判定部16ではこの信号を解析し、受信局20か
ら送られてきた信号であり、かつ受信異常を示している
信号である場合、データ系通信機12に再接続させてデ
ータの再送信を指示する。
【0053】これによってデータ系回線が不測の事態で
断切した場合にも、自動的に再接続してデータを送信す
ることができ、データ送信の信頼性を向上させることが
できる。
【0054】次に、本発明の第6の実施の形態を図6に
基づいて説明する。第6の実施の形態の情報通信システ
ムは、送信局10が交通情報センタのようなデータセン
タであり、受信局20がナビゲーションシステムであ
り、自動車27に搭載され、移動電話53によって送信
局10と通信するようにした構成である。送信局10の
構成、受信局20の構成は移動電話回線を使用する第4
の実施の形態と同じである。ただし、この第6の実施の
形態の場合、ナビゲーションシステムで成る受信局20
において、ユーザーが音声によって送信局10に検索要
求を送信するためにマイク26が音響系通信機22に接
続されている。また送信局10から送信されるデータ1
1、受信局20で受信される受信データ23はナビゲー
ションデータとなり、表示装置に表示される。
【0055】上記の構成の第6の実施の形態の情報通信
システムでは、自動車27のユーザが道案内、その他の
ナビゲーションデータを必要とする場合、移動電話53
を用いて送信局10にダイヤルする。そして回線が確立
された時点で、マイク26を通じて必要なナビゲーショ
ンデータを検索し、送信することを要求する。
【0056】送信局10側では受信局20から要求され
たデータを検索し、その結果のデータ11をデータ系通
信機12によって送出する。
【0057】移動電話53を通じてこのデータをデータ
系通信機21で受信すると、受信データ23を表示装置
に表示させ、またデータ受信確認部24で受信データの
良否を判断する。以降の手続処理は第4の実施の形態と
同様であり、音響信号発生機25で受信データの品質の
良否に対応した音響信号を発生し、これを音響系通信機
22を通じて送信局10側に送出する。
【0058】送信局10側では無線通信回線561を通
じて送られてきた音響信号を音響系通信機13で受信
し、スピーカ14から出力してオペレータに聞かせる。
オペレータは「受信完了しました」という音声信号を聞
けば操作を終了し、また「通信異常ですと」いう音声を
聞けば、データの再送信を行う。
【0059】このようにして第6の実施の形態では、移
動電話を利用したデータの通信ができ、しかもデータ通
信回線の往路が正常で復路が異常であるような場合、受
信局20でデータ信号が正しく受信されたにもかかわら
ず、確認信号が受信局20から送信局10に上がってこ
なくてデータ送信異常と判断することがなく、データ送
信を完了することができ、データ送信の効率化が図れ、
ひいては通信コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回路ブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の回路ブロック図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の回路ブロック図。
【図4】本発明の第4の実施の形態の回路ブロック図。
【図5】本発明の第5の実施の形態の回路ブロック図。
【図6】本発明の第6の実施の形態の回路ブロック図。
【図7】従来例の回路ブロック図。
【符号の説明】
10 送信局 11 データ 12 データ系通信機 13 音響系通信機 14 スピーカ 20 受信局 21 データ系通信機 22 音響系通信機 23 受信データ 24 データ受信確認部 25 音響信号発生機 31 データ通信回線 32 音響通信回線 33 公衆電話回線網 41 公衆電話回線網 42,43 ハイブリッド回路 51 公衆電話回線網 52 ハイブリッド回路 53 移動電話 54 移動通信網 55 基地局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石若 卓夫 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信局と受信局とが共に音響系とデータ
    系との2種類の通信手段を備えた情報通信システムにお
    いて、 前記受信局が、前記データ系通信手段を通じて受信した
    データ品質の良否を判定する受信データ品質判定手段
    と、前記受信データ品質判定手段が行った受信データの
    品質の良否判定結果を表す音響信号を発生し、前記音響
    系通信手段を通じて前記送信局に送信する音響信号発生
    手段とを有して成ることを特徴とする情報通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記音響系通信手段とデータ系通信手段
    とに各々1回線ずつ電話回線を用いて通信を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  3. 【請求項3】 前記音響系通信手段が電話1回線の上り
    若しくは下りの一方を、前記データ系通信手段が当該電
    話1回線の上り若しくは下りの他方を用いて通信を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  4. 【請求項4】 前記電話回線が移動電話回線であること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の情報通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記音響信号発生手段は、前記受信デー
    タの品質の良否判定結果を表す音響信号として、単音信
    号及びその組合せ信号、若しくは複音のトーン信号及び
    その組合せ信号を用いることを特徴とする請求項1に記
    載の情報通信システム。
  6. 【請求項6】 前記単音信号及びその組合せ信号とし
    て、FSK信号、AFSK信号又はMSK信号のような
    みなし音声信号を用いることを特徴とする請求項5に記
    載の情報通信システム。
  7. 【請求項7】 前記単音信号及びその組合せ信号とし
    て、CTCSS信号を用いることを特徴とする請求項5
    に記載の情報通信システム。
  8. 【請求項8】 前記複音信号及びその組合せ信号とし
    て、DTMF信号を用いることを特徴とする請求項5に
    記載の情報通信システム。
  9. 【請求項9】 前記音響信号発生手段は、前記受信デー
    タの品質の良否判定結果を表す音響信号として、あらか
    じめ電子的に記録された音響信号を用いることを特徴と
    する請求項1に記載の情報通信システム。
  10. 【請求項10】 前記受信局として、ナビゲーションシ
    ステムを用いることを特徴とする請求項1に記載の情報
    通信システム。
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