JPH11127041A - 基準電圧発生回路 - Google Patents

基準電圧発生回路

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JPH11127041A
JPH11127041A JP9305005A JP30500597A JPH11127041A JP H11127041 A JPH11127041 A JP H11127041A JP 9305005 A JP9305005 A JP 9305005A JP 30500597 A JP30500597 A JP 30500597A JP H11127041 A JPH11127041 A JP H11127041A
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Japan
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insulated gate
gate transistor
region
drain
reference voltage
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JP9305005A
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English (en)
Inventor
Yasushi Hiraoka
靖史 平岡
Satoshi Matsumoto
松本  聡
Tatsuro Sakai
達郎 酒井
Toshiaki Yanai
利明 谷内
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1及び第2の電源端子間に第1の抵抗回路
及び第1の絶縁ゲート型トランジスタの第1の直列回路
と第2の抵抗回路及び第1の絶縁ゲート型トランジスタ
とは異なる閾値電圧を有する第2の絶縁ゲート型トラン
ジスタの第2の直列回路との並列回路が定電流回路を通
じて接続され、第1の絶縁ゲート型トランジスタが第1
の直列回路の接続中点の電圧によって制御され、第2の
絶縁ゲート型トランジスタが第1の直列回路の接続中点
及び第2の直列回路の接続中点間の電圧を入力とする基
準電圧出力回路の出力電圧によって制御される基準電圧
発生回路において、基準電圧を、温度依存性の十分小さ
いものとして得る。 【解決手段】 第1及び第2の絶縁ゲート型トランジス
タ中のいずれか一方として1つのゲート電極を有するも
のを用い、他方として2つのゲート電極を有するものを
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準電圧発生回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5A及びBを伴って次に述べる
基準電圧発生回路が提案されている。すなわち、ドレイ
ンDを第1の抵抗回路R1を通じて第1の電源端子E1
に接続し、ソースSを定電流回路Hを通じて第1の電源
端子E1と対をなす第2の電源端子E2に接続し、ゲー
トGをドレインDに接続している第1の絶縁ゲート型ト
ランジスタM1を有する。
【0003】また、ドレインDを上述した第1の抵抗回
路R1と同じ抵抗値を有する第2の抵抗回路R2を通じ
て上述した第1の電源端子E1に接続し、ソースSを上
述した定電流回路Hを通じて上述した第2の電源端子E
2に接続している、上述した第1の絶縁ゲート型トラン
ジスタM1とは異なる閾値電圧を有する第2の絶縁ゲー
ト型トランジスタM2を有する。
【0004】この場合、第1及び第2の絶縁ゲート型ト
ランジスタM1及びM2として、図5Aに示すように、
図6を伴って次に述べる絶縁ゲート型トランジスタMA
及びMBをそれぞれ用い、または図5Bに示すように、
図6を伴って次に述べる絶縁ゲート型トランジスタMB
及びMAをそれぞれ用いる。
【0005】上述した、図5Aにおいて第1の絶縁ゲー
ト型トランジスタM1として用い、または図5Bにおい
て第2の絶縁ゲート型トランジスタM2として用いる絶
縁ゲート型トランジスタMAは、図6の左側において示
すように、相対向する第1及び第2の主面16a及び1
6bを有し、且つ基板11上に配された絶縁膜12内
に、その絶縁膜12の基板11側とは反対側の平らな主
面12a側から、第1の主面16aが絶縁膜12の主面
12aの延長面にある態様で配されているとともに、第
1の導電型としての例えばp型を有する半導体領域でな
るチャンネル領域13と、第1の導電型とは逆の第2の
導電型としてのn型を有する半導体領域でなる、当該第
1の絶縁ゲート型トランジスタM1(図5Aの場合)ま
たは当該第2の絶縁ゲート型トランジスタM2(図5B
の場合)のソースSとしてのソース領域14と、第2の
導電型としてのn型の他の半導体領域でなる、当該第1
の絶縁ゲート型トランジスタM1(図5Aの場合)また
は当該第2の絶縁ゲート型トランジスタM2(図5Bの
場合)のドレインDとしてのドレイン領域15とを、第
1の主面16a側からみて、ソース領域14及びドレイ
ン領域15がチャンネル領域13にそれを挟んで連接し
ている態様に形成している第1の半導体層16と、その
第1の主面16a上に、チャンネル領域13上におい
て、ゲート絶縁膜17を介して、当該第1の絶縁ゲート
型トランジスタM1(図5Aの場合)または当該第2の
絶縁ゲート型トランジスタM2(図5Bの場合)のゲー
トGとして配されているゲート電極18とを有する。
【0006】また、上述した、図5Aにおいて第2の絶
縁ゲート型トランジスタM2として用い、または図5B
において第1の絶縁ゲート型トランジスタM1として用
いる絶縁ゲート型トランジスタMBは、図6の右側にお
いて示すように、図6の左側において示している上述し
た絶縁ゲート型トランジスタMAの場合と同様に、第1
及び第2の主面26a及び26bを有し、且つ上述した
基板11上に配された絶縁膜12内に、その絶縁膜12
の基板11側とは反対側の平らな主面12a側から、第
1の主面26aを絶縁膜12の主面12aの延長面にあ
る態様で配されているとともに、第1の導電型としての
例えばp型を有する半導体領域でなるチャンネル領域2
3と、第1の導電型とは逆の第2の導電型としてのn型
を有する半導体領域でなる、当該第2の絶縁ゲート型ト
ランジスタM2(図5Aの場合)または当該第1の絶縁
ゲート型トランジスタM1(図5Bの場合)のソースS
としてのソース領域24と、第2の導電型としてのn型
の他の半導体領域でなる、第2の絶縁ゲート型トランジ
スタM2(図5Aの場合)または当該第1の絶縁ゲート
型トランジスタM1(図5Bの場合)のドレインDとし
てのドレイン領域25とを、第1の主面26a側からみ
て、ソース領域24及びドレイン領域25がチャンネル
領域23にそれを挟んで連接している態様に形成してい
る第2の半導体層26と、その第1の主面26a上に、
チャンネル領域23上において、第1のゲート絶縁膜2
7を介して、当該第2の絶縁ゲート型トランジスタM2
(図5Aの場合)または当該第1の絶縁ゲート型トラン
ジスタM1(図5Bの場合)のゲートGとして配されて
いるゲート電極28とを有し、ただし、チャンネル領域
23のp型の不純物濃度が上述した絶縁ゲート型トラン
ジスタMAのチャンネル領域13のp型の不純物濃度と
は異なることによって、閾値電圧が絶縁ゲート型トラン
ジスタMBの閾値電圧とは異なる構成を有する。従っ
て、絶縁ゲート型トランジスタMBは、チャンネル領域
のp型の不純物濃度が上述した絶縁ゲート型トランジス
タMAのチャンネル領域のp型の不純物濃度とは異なる
ことによって、閾値電圧が絶縁ゲート型トランジスタM
Bの閾値電圧とは異なることを除いて、上述した絶縁ゲ
ート型トランジスタMAの場合と、形状的にも寸法的に
も同様の構成を有する。
【0007】さらに、図5A及びBに示す従来の基準電
圧発生回路は、第1の入力端aを上述した第1の絶縁ゲ
ート型トランジスタM1のドレインDと上述した第1の
抵抗回路R1との接続中点に接続し、第2の入力端bを
上述した第2の絶縁ゲート型トランジスタM2のドレイ
ンDと上述した第2の抵抗回路R2との接続中点に接続
し、出力端cを上述した第2の絶縁ゲート型トランジス
タM2のゲートGに接続し且つ基準電圧出力端子Tに導
出している、第1及び第2の入力端a及びb間の電圧に
応じた電圧を出力端cに基準電圧として出力する基準電
圧出力回路AMを有する。この場合、基準電圧出力回路
AMとしては、利得が1の差動増幅器(オペレーション
増幅器)を用い得る。
【0008】以上が、従来提案されている基準電圧発生
回路の構成である。このような構成を有する従来の基準
電圧発生回路によれば、第1及び第2の電源端子E1及
びE2間に、第1の抵抗回路R1と第1の絶縁ゲート型
トランジスタM1との第1の直列回路と、第1の抵抗回
路R1と等しい抵抗を有する第2の抵抗回路R2と第1
の絶縁ゲート型トランジスタM1とは異なる閾値電圧を
有する第2の絶縁ゲート型トランジスタM2との第2の
直列回路との並列回路が、定電流回路Hを通じて接続さ
れていることで、第1の抵抗回路R1及び第1の絶縁ゲ
ート型トランジスタM1の第1の直列回路と第2の抵抗
回路R2及び第2の絶縁ゲート型トランジスタM2の第
2の直列回路とに、定電流回路Hに流れる電流が分流し
て流れるようになされ、そして、第1の絶縁ゲート型ト
ランジスタM1が、第1の直列回路における第1の抵抗
回路R1及び第1の絶縁ゲート型トランジスタM1の第
1の接続中点に得られる、第2の電源端子E2を基準と
した電圧によって制御されるようになされているととも
に、第2の絶縁ゲート型トランジスタM2が、第1の直
列回路における第1の抵抗回路R1及び第1の絶縁ゲー
ト型トランジスタM1の第2の接続中点と、第2の直列
回路における第2の抵抗回路R2及び第2の絶縁ゲート
型トランジスタM2の第2の接続中点との間の電圧を入
力とする基準電圧出力回路AMの、第2の電源端子E2
を基準とした出力電圧によって制御されるようになさ
れ、一方、基準電圧出力回路AMの、第2の電源端子E
2を基準とした出力電圧を、基準電圧出力端子Tに出力
するようにしている。
【0009】このため、詳細説明は省略するが、いま、
第1及び第2の絶縁ゲート型トランジスタM1及びM2
の互に異なる閾値電圧をそれぞれVT1及びVT2とし、そ
れら閾値電圧VT1及びVT2間の差(VT1〜VT2)を閾値
電圧差ΔVG とするとき、基準電圧出力端子Tに、第2
の電源端子E2を基準として、閾値電圧差ΔVG に応じ
た(例えば閾値電圧差ΔVG とほぼ等しい)電圧を、基
準電圧として得ることができる。
【0010】なお、図5A及びBに示す基準電圧出力回
路AMとして上述した差動増幅器を用いるとし、そし
て、図5Aに示す基準電圧発生回路において第2の絶縁
ゲート型トランジスタM2として用い、また図5Bに示
す基準電圧発生回路において第1の絶縁ゲート型トラン
ジスタM1として用いる、図6の右側に示す絶縁ゲート
型トランジスタMBが、図5Aに示す基準電圧発生回路
において第1の絶縁ゲート型トランジスタM1として用
い、また図5Bに示す基準電圧発生回路において第2の
絶縁ゲート型トランジスタM2として用いる、図6の右
側に示す絶縁ゲート型トランジスタMAに比し高い閾値
電圧を有するとする場合、従って、図5Aに示す基準電
圧発生回路においては、第2の絶縁ゲート型トランジス
タM2の閾値電圧VT2が第1の絶縁ゲート型トランジス
タM1の閾値電圧VT1に比し高く、また、図5Bに示す
基準電圧発生回路においては、第1の絶縁ゲート型トラ
ンジスタM1の閾値電圧VT1が第2の絶縁ゲート型トラ
ンジスタM2の閾値電圧VT2に比し高いとする場合、図
5A及びBに示す基準電圧発生回路における基準電圧出
力回路AMの第1及び第2の入力端子a及びbが、図5
Aに示す基準電圧発生回路については図示のようにそれ
ぞれ負及び正極性を有し、図5Bに示す基準電圧発生回
路については図示のようにそれぞれ正及び負極性を有し
ていることを示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図5A及びBに示す従
来の基準電圧発生回路によれば、上述したように、第1
の絶縁ゲート型トランジスタM1及び第2の絶縁ゲート
型トランジスタM2がそれぞれ互に異なる閾値電圧VT1
及びVT2を有することから、基準電圧出力端子Tに、第
2の電源端子E2を基準として、閾値電圧VT1及びVT2
間の差(VT1〜VT2)である閾値電圧差ΔVG に応じた
(例えば閾値電圧差ΔVG とほぼ等しい)電圧を基準電
圧として得ることができるが、第1の絶縁ゲート型トラ
ンジスタM1の閾値電圧VT1または第2の絶縁ゲート型
トランジスタM2の閾値電圧VT2を、一般に閾値電圧V
T とするとき、その閾値電圧VT は、
【数1】 ………………(1)
【数2】 ………………(2)で与えられ、またその閾値電圧VT
の温度係数dVT /dTは、
【数3】 ………………(3)で与えられる。
【0012】ここで、VFBはフラットバンド電圧、φF
はフェルミ準位、εs は上述した絶縁ゲート型トランジ
スタMAの第1の半導体層16または上述した絶縁ゲー
ト型トランジスタMBの第2の半導体層26がシリコン
でなるとした場合のそのシリコンの比誘電率、ε0 は真
空の誘電率、qは電気素量、NA は上述した絶縁ゲート
型トランジスタMAのチャンネル領域13または上述し
た絶縁ゲート型トランジスタMBのチャンネル領域23
の不純物濃度、COXは上述した絶縁ゲート型トランジス
タMAのゲート絶縁膜17を誘電率とする上述した絶縁
ゲート型トランジスタMAの電気的なゲート容量または
上述した絶縁ゲート型トランジスタMBのチャンネル領
域27を誘電体とする上述した絶縁ゲート型トランジス
タMBの電気的なゲート容量、Kはボルツマン定数、T
は温度、ni は真性半導体のキャリア密度をそれぞれ示
す。
【0013】このため、閾値電圧VT が、図7に示すよ
うに、温度Tが高くなるのに応じて閾値電圧VT の値が
例えば−1mV/℃の勾配で低くなるような温度依存性
を有する。
【0014】また、上述した(3)式から、閾値電圧V
T の温度係数dVT /dTが、図8に示すように、上述
したチャンネル領域13を有する絶縁ゲート型トランジ
スタMAを用いる第1の絶縁ゲート型トランジスタM1
(図5Aの場合)または第2の絶縁ゲート型トランジス
タM2(図5Bの場合)のチャンネル領域の不純物濃度
または上述したチャンネル領域23を有する絶縁ゲート
型トランジスタMBを用いる第2の絶縁ゲート型トラン
ジスタM2(図5Aの場合)または第1の絶縁ゲート型
トランジスタM1(図5Bの場合)のチャンネル領域の
不純物濃度NAが高くなるのに応じて高くなるような、
第1の絶縁ゲート型トランジスタM1または第2の絶縁
ゲート型トランジスタM2のチャンネル領域の不純物濃
度依存性を有する。
【0015】ところで、図5A及びBに示す従来の基準
電圧発生回路の場合、第1及び第2の絶縁ゲート型トラ
ンジスタM1及びM2のそれぞれの閾値電圧VT1及びV
T2が、第1の絶縁ゲート型トランジスタM1のチャンネ
ル領域の不純物濃度と第2の絶縁ゲート型トランジスタ
M2のチャンネル領域の不純物濃度とが互に異なること
によって、互に異なり、そして、第1及び第2の絶縁ゲ
ート型トランジスタM1及びM2のそれぞれの閾値電圧
T1及びVT2の温度係数が上述したように第1及び第2
の絶縁ゲート型トランジスタM1及びM2のそれぞれの
チャンネル領域の不純物濃度依存性を有していることか
ら、閾値電圧VT1及びVT2の差である閾値電圧差ΔVG
に応じた基準電圧出力端子Tに得られる基準電圧が、図
9に示すように、温度Tが高くなるのに応じて、比較的
大きな割合で大きくなるような温度依存性を有してい
る。
【0016】以上のことから、図5A及びBに示す従来
の基準電圧発生回路の場合、基準電圧出力端子に、基準
電圧を、温度依存性が無視し得る程度に十分小さいもの
として得ることができない、という欠点を有していた。
【0017】よって、本発明は、上述した欠点のない、
新規な基準電圧発生回路を提案せんとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による基準電圧発
生回路は、(i)ドレインを第1の抵抗回路を通じて第
1の電源端子に接続し、ソースを定電流回路を通じて上
記第1の電源端子と対をなす第2の電源端子に接続し、
ゲートをドレインに接続している第1の絶縁ゲート型ト
ランジスタと、(ii)ドレインを第2の抵抗回路を通
じて上記第1の電源端子に接続し、ソースを上記定電流
回路を通じて上記第2の電源端子に接続している、上記
第1の絶縁ゲート型トランジスタとは異なる閾値電圧を
有する第2の絶縁ゲート型トランジスタと、(iii)
第1の入力端を上記第1の絶縁ゲート型トランジスタの
ドレインと上記第1の抵抗回路との接続中点に接続し、
第2の入力端を上記第2の絶縁ゲート型トランジスタの
ドレインと上記第2の抵抗回路との接続中点に接続し、
出力端を上記第2の絶縁ゲート型トランジスタのゲート
に接続し且つ基準電圧出力端子に導出している、上記第
1及び第2の入力端間の電圧に応じた電圧を上記出力端
に基準電圧として出力する基準電圧出力回路とを有し、
そして、(iv)上記第1及び第2の絶縁ゲート型トラ
ンジスタ中のいずれか一方として、第1の導電型を有す
る半導体領域でなるチャンネル領域と、上記第1の導電
型とは逆の第2の導電型を有する半導体領域でなる、当
該絶縁ゲート型トランジスタのソースとしてのソース領
域と、上記第2の導電型を有する半導体領域でなる、当
該絶縁ゲート型トランジスタのドレインとしてのドレイ
ン領域とを、上記ソース領域及び上記ドレイン領域が上
記チャンネル領域にそれを挟んで連接している態様に形
成している第1の半導体層と、その主面上に、上記ソー
ス領域上において、ゲート絶縁膜を介して、当該絶縁ゲ
ート型トランジスタのゲートとして配されているゲート
電極とを有する絶縁ゲート型トランジスタを用い、また
(v)上記第1及び第2の絶縁ゲート型トランジスタ中
の他方として、上記第1の導電型を有する半導体領域で
なるチャンネル領域と、上記第2の導電型を有する半導
体領域でなる、当該絶縁ゲート型トランジスタのソース
としてのソース領域と上記第2の導電型を有する半導体
領域でなる、当該絶縁ゲート型トランジスタのドレイン
としてのドレイン領域とを、上記ソース領域及びドレイ
ン領域が上記チャンネル領域にそれを挟んで連接してい
る態様に形成している第2の半導体層と、その第1の主
面上に、上記ソース領域上において、第1のゲート絶縁
膜を介して、当該絶縁ゲート型トランジスタのゲートと
して配されている第1のゲート電極と、上記第2の半導
体層の第2の主面上に、上記ソース領域上において、第
2のゲート絶縁膜を介して、当該絶縁ゲート型トランジ
スタのゲートとして配されている第2のゲート電極とを
有する絶縁ゲート型トランジスタを用いている。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、図1A及びBを伴って本発
明による基準電圧発生回路の実施の形態を述べよう。図
1において、図5A及びBとの対応部分には同一符号を
付し、詳細説明を省略する。
【0020】図1A及びBに示す本発明による基準電圧
発生回路は、図1Aに示す本発明による基準電圧発生回
路については、第1の絶縁ゲート型トランジスタM1と
して、図2の左側に示す、図6の左側に示すと同様の絶
縁ゲート型トランジスタMAを用いるが、第2の絶縁ゲ
ート型トランジスタM2として、図2の右側に示すよう
な、図6の右側に示す絶縁ゲート型トランジスタMBに
おいて、その半導体層26の第2の主面26b上に、チ
ャンネル領域23上において、ゲート絶縁膜27′を介
して、他のゲート電極28′が配されていることを除い
て、図6の右側に示す絶縁ゲート型トランジスタMBと
同様の絶縁ゲート型トランジスタMCを用い、また、図
1Bに示す本発明による基準電圧発生回路については、
第2の絶縁ゲート型トランジスタM2として、図2の左
側に示す、図6の左側に示すと同様の絶縁ゲート型トラ
ンジスタMAを用いるが、第1の絶縁ゲート型トランジ
スタM1として、上述した絶縁ゲート型トランジスタM
Cを用い、それによって、後述するところから明らかな
ように、第2の絶縁ゲート型トランジスタM2の閾値電
圧VT2を第1の絶縁ゲート型トランジスタM1の閾値電
圧VT1と異ならしめる。以上が、本発明による基準電圧
発生回路の実施の形態の構成である。なお、絶縁ゲート
型トランジスタMCのゲート電極28及び28′は電気
的に互に接続されている。
【0021】このような構成を有する本発明による基準
電圧発生回路の実施の形態によれば、それが上述した事
項を除いて、図5A及びBに示す従来の基準電圧発生回
路の場合と同様の構成を有するので、詳細説明は省略す
るが、図5A及びBに示す従来の基準電圧発生回路の場
合と同様に、基準電圧出力端子Tに、第2の電源端子E
2を基準として、第1及び第2の絶縁ゲート型トランジ
スタM1及びM2のそれぞれの閾値電圧VT1及びVT2
の差(VT1〜VT2)である閾値電圧差ΔVG に応じた電
圧を基準電圧として得ることができることは明らかであ
る。
【0022】しかしながら、図1A及びBに示す本発明
による基準電圧発生回路の場合、絶縁ゲート型トランジ
スタMCを用いている第2の絶縁ゲート型トランジスタ
M2(図1Aの場合)または第1の絶縁ゲート型トラン
ジスタM1(図1Bの場合)のゲート容量が、絶縁ゲー
ト型トランジスタMAを用いている第1の絶縁ゲート型
トランジスタM1(図1Aの場合)または第2の絶縁ゲ
ート型トランジスタM2(図1Bの場合)に比し、絶縁
ゲート型トランジスタMCのゲート電極28′がゲート
絶縁膜27′を介してチャンネル領域23に対向してい
る分、大きいことで、絶縁ゲート型トランジスタMCを
用いている第2の絶縁ゲート型トランジスタM2の閾値
電圧VT2(図1Aの場合)または第1の絶縁ゲート型ト
ランジスタM1の閾値電圧VT1(図1Bの場合)が、絶
縁ゲート型トランジスタMAを用いている第1の絶縁ゲ
ート型トランジスタM1K閾値電圧VT1(図1Aの場
合)または第2の絶縁ゲート型トランジスタM2の閾値
電圧VT2(図1Bの場合)に比し高いことで、図3に示
すように、第1及び第2の絶縁ゲート型トランジスタM
1及びM2の閾値電圧VT1及びVT2間の差を得ており、
そして、それらが図7の場合に準じて温度依存性を有し
ていても、図5A及びBに示す従来の基準電圧発生回路
の場合のように第1及び第2の絶縁ゲート型トランジス
タM1及びM2のチャンネル領域の不純物濃度の差によ
って第1及び第2の絶縁ゲート型トランジスタM1及び
M2の閾値電圧VT1及びVT2間の差を得るようにしてい
ず、第1及び第2の絶縁ゲート型トランジスタM1及び
M2のゲート容量の差によって第1及び第2の絶縁ゲー
ト型トランジスタM1及びM2の閾値電圧VT1及びVT2
間の差を得るようにしており、そして、第1及び第2の
絶縁ゲート型トランジスタM1及びM2のゲート容量が
温度依存性をほとんど有しないので、閾値電圧差ΔVG
が、図4に示すように、従来の基準電圧発生回路の場合
に比し十分小さな温度依存性しか有していない。
【0023】以上のことから、図1A及びBに示す本発
明による基準電圧発生回路によれば、基準電圧出力端子
Tに、閾値電圧差ΔVG に応じた基準電圧を、温度依存
性が無視し得る程度に十分小さいものとして容易に得る
ことができる。
【0024】なお、上述においては、第1及び第2の絶
縁ゲート型トランジスタM1及びM2のいずれか一方に
用いる絶縁ゲート型トランジスタMCが、他方に用いる
絶縁ゲート型トランジスタMAとゲート絶縁膜27′及
びゲート電極28′を有することを除いて同様である場
合として述べたが、要は、2つのゲート電極を有してい
て、ゲート容量が絶縁ゲート型トランジスタMAに比し
大きければ、上述したと同様の作用・効果が得られるこ
とは明らかであろう。
【0025】
【発明の効果】本発明による基準電圧発生回路によれ
ば、基準電圧出力端子に、第1及び第2の絶縁ゲート型
トランジスタの閾値電圧の差である閾値電圧差に応じた
基準電圧を、温度依存性が無視し得る程度に十分小さい
ものとして容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基準電圧発生回路の実施の形態を
示す接続図である。
【図2】図1に示す本発明による基準電圧発生回路の実
施の形態の第1及び第2の絶縁ゲート型トランジスタと
して用いている絶縁ゲート型トランジスタを示す略線的
断面図である。
【図3】図1に示す本発明による基準電圧発生回路の実
施の形態の第1及び第2の絶縁ゲート型トランジスタと
して用いている絶縁ゲート型トランジスタの閾値電圧の
温度依存性を示す図である。
【図4】図1に示す本発明による基準電圧発生回路の実
施の形態の第1及び第2の絶縁ゲート型トランジスタの
閾値電圧の差の温度依存性を示す図である。
【図5】従来の基準電圧発生回路を示す接続図である。
【図6】図5に示す従来の基準電圧発生回路の第1及び
第2の絶縁ゲート型トランジスタとして用いている絶縁
ゲート型トランジスタを示す示す略線的断面図である。
【図7】図5に示す従来の基準電圧発生回路の第1及び
第2の絶縁ゲート型トランジスタとして用いている絶縁
ゲート型トランジスタの閾値電圧の温度依存性を示す図
である。
【図8】図5に示す従来の基準電圧発生回路の第1及び
第2の絶縁ゲート型トランジスタとして用いている絶縁
ゲート型トランジスタの閾値電圧の温度依存性の、チャ
ンネル領域の不純物濃度依存性を示す図である。
【図9】図5に示す従来の基準電圧発生回路の第1及び
第2の絶縁ゲート型トランジスタの閾値電圧の差の温度
依存性を示す図である。
【符号の説明】
11 基板 12 絶縁膜 13 チャンネル領域 14 ソース領域 15 ドレイン領域 16 半導体層 18 ゲート電極 AM 基準電圧出力回路 E1、E2 電源端子 H 定電流回路 M1、M2 絶縁ゲート型トランジスタ R1、R2 抵抗回路 T 基準電圧出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷内 利明 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドレインを第1の抵抗回路を通じて第1の
    電源端子に接続し、ソースを定電流回路を通じて上記第
    1の電源端子と対をなす第2の電源端子に接続し、ゲー
    トをドレインに接続している第1の絶縁ゲート型トラン
    ジスタと、 ドレインを第2の抵抗回路を通じて上記第1の電源端子
    に接続し、ソースを上記定電流回路を通じて上記第2の
    電源端子に接続している、上記第1の絶縁ゲート型トラ
    ンジスタとは異なる閾値電圧を有する第2の絶縁ゲート
    型トランジスタと、 第1の入力端を上記第1の絶縁ゲート型トランジスタの
    ドレインと上記第1の抵抗回路との接続中点に接続し、
    第2の入力端を上記第2の絶縁ゲート型トランジスタの
    ドレインと上記第2の抵抗回路との接続中点に接続し、
    出力端を上記第2の絶縁ゲート型トランジスタのゲート
    に接続し且つ基準電圧出力端子に導出している、上記第
    1及び第2の入力端間の電圧に応じた電圧を上記出力端
    に基準電圧として出力する基準電圧出力回路とを有し、 上記第1及び第2の絶縁ゲート型トランジスタ中のいず
    れか一方として、第1の導電型を有する半導体領域でな
    るチャンネル領域と、上記第1の導電型とは逆の第2の
    導電型を有する半導体領域でなる、当該絶縁ゲート型ト
    ランジスタのソースとしてのソース領域と、上記第2の
    導電型を有する半導体領域でなる、当該絶縁ゲート型ト
    ランジスタのドレインとしてのドレイン領域とを、上記
    ソース領域及び上記ドレイン領域が上記チャンネル領域
    にそれを挟んで連接している態様に形成している第1の
    半導体層と、その主面上に、上記ソース領域上におい
    て、ゲート絶縁膜を介して、当該絶縁ゲート型トランジ
    スタのゲートとして配されているゲート電極とを有する
    絶縁ゲート型トランジスタを用い、 上記第1及び第2の絶縁ゲート型トランジスタ中の他方
    として、上記第1の導電型を有する半導体領域でなるチ
    ャンネル領域と、上記第2の導電型を有する半導体領域
    でなる、当該絶縁ゲート型トランジスタのソースとして
    のソース領域と上記第2の導電型を有する半導体領域で
    なる、当該絶縁ゲート型トランジスタのドレインとして
    のドレイン領域とを、上記ソース領域及びドレイン領域
    が上記チャンネル領域にそれを挟んで連接している態様
    に形成している第2の半導体層と、その第1の主面上
    に、上記ソース領域上において、第1のゲート絶縁膜を
    介して、当該絶縁ゲート型トランジスタのゲートとして
    配されている第1のゲート電極と、上記第2の半導体層
    の第2の主面上に、上記ソース領域上において、第2の
    ゲート絶縁膜を介して、当該絶縁ゲート型トランジスタ
    のゲートとして配されている第2のゲート電極とを有す
    る絶縁ゲート型トランジスタを用いていることを特徴と
    する基準電圧発生回路。
JP9305005A 1997-10-20 1997-10-20 基準電圧発生回路 Pending JPH11127041A (ja)

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