JPH11126506A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JPH11126506A
JPH11126506A JP9290053A JP29005397A JPH11126506A JP H11126506 A JPH11126506 A JP H11126506A JP 9290053 A JP9290053 A JP 9290053A JP 29005397 A JP29005397 A JP 29005397A JP H11126506 A JPH11126506 A JP H11126506A
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JP
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lighting
power
power supply
storage battery
main
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JP9290053A
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English (en)
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Shigeteru Nishikawa
茂輝 西川
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄電池に蓄えられた太陽電池モジュールから
の電力を有効に利用することができる照明器具を提供す
ること。 【解決手段】 室内に取付けられる照明器具本体2と、
室内を照らす主照明用ランプ22と、照明器具本体2に
取付けられた太陽電池モジュール24と、この太陽電池
モジュール24からの電力を蓄える蓄電池42と、主照
明用ランプ22に供給する電力を切換える電力供給切換
手段44とを備えた照明器具。電力供給切換手段44
は、通常のとき家庭用電源50からの電力を主照明用ラ
ンプ22に供給し、特定のとき蓄電池42からの電力を
主照明用ランプ22に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭で使用す
る照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭で用いられる照明器具は、一般に、
室内に取付けられる照明器具本体を備え、この照明器具
本体に主照明用ランプと副照明用ランプ(いわゆる豆電
灯)とが取付けられている。主および副照明用ランプに
は家庭用電源(いわゆる商用電源)が電気的に接続さ
れ、これら主および副照明用ランプは家庭用電源から供
給される電力によって点灯される。
【0003】このような照明器具においては、主照明用
ランプが点灯すると周囲を明るく照らすが、その光は周
囲に分散され、一部の光は室内を照明するためにほとん
ど役に立っていない。
【0004】そこで、室内の照明のためにほとんど役に
立っていない光を利用するようにした照明器具として、
たとえば実用新案登録第3012009号公報、特開平
5−144308号公報に開示されたものが存在する。
これら公知の照明器具は、照明器具本体に太陽電池モジ
ュールおよび蓄電池が装着されている。太陽電池モジュ
ールは主照明用ランプからの光を電力変換し、変換され
た電力が蓄電池に蓄えられる。また、蓄電池に蓄えられ
た電力は、非常灯としての副照明用ランプの点灯に利用
される。このように構成することによって、主照明用ラ
ンプの一部の光が副照明用ランプを点灯するための電力
として用いられ、主照明用ランプの光を効率よく利用す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た照明器具では、主照明用ランプが家庭用電源(商用電
源)によって点灯され、副照明用ランプが太陽電池モジ
ュールからの電力を蓄える蓄電池によって点灯され、主
照明用ランプと副照明用ランプとの電源とが独立的に構
成されている。
【0006】近年の住宅事情では、室内に取付けられた
照明器具に点灯スイッチが設けられているとともに、そ
の部屋のドア近辺に電源スイッチが設けられている。そ
して、照明器具の点灯、消灯は点灯スイッチを操作する
のではなく、主として電源スイッチを操作して点灯、消
灯を行っている。このように電源スイッチによって照明
器具を点灯、消灯する場合、主として主照明用ランプを
点灯するが、副照明用ランプを点灯することがほとんど
ない。それ故に、蓄電池に蓄えられた電力を使用するこ
とがほとんどなく、太陽電池モジュールおよび蓄電池が
有効に利用されず、製造コストが無駄に上昇するという
問題がある。
【0007】本発明の目的は、蓄電池に蓄えられた太陽
電池モジュールからの電力を有効に利用することができ
る照明器具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、室内に取付け
られる照明器具本体と、室内を照らす主照明用ランプ
と、前記照明器具本体に取付けられた太陽電池モジュー
ルと、この太陽電池モジュールからの電力を蓄える蓄電
池と、前記主照明用ランプに供給する電力を切換える電
力供給切換手段とを備え、前記電力供給切換手段は、通
常のとき前記家庭用電源からの電力を前記主照明用ラン
プに供給し、特定のとき前記蓄電池からの電力を前記主
照明用ランプに供給することを特徴とする照明器具であ
る。
【0009】本発明に従えば、電力供給切換手段は通常
のとき家庭用電源からの電力を主照明用ランプに供給す
るので、主照明用ランプは家庭用電源からの電力によっ
て点灯される。また、この電力供給切換手段は特定のと
き蓄電池に蓄えられた電力を主照明用ランプに供給する
ので、主照明用ランプは蓄電池からの電力によって点灯
される。このように、主照明用ランプの点灯用電力とし
て蓄電池を利用するので、蓄電池に蓄えられた電力を有
効に利用することができる。また、蓄電池に蓄えられた
電力によって主照明用ランプを点灯するので、この主照
明用ランプを非常灯として機能させることができ、した
がって、従来非常灯として機能していた副照明用ランプ
を省略することもできる。
【0010】また本発明は、前記電力供給切換手段は、
前記家庭用電源からの電力供給が停止すると前記蓄電池
からの電力を前記主照明用ランプに供給することを特徴
とする。
【0011】本発明に従えば、電力供給切換手段は、家
庭用電源からの電力供給が停止する、換言すると停電す
ると蓄電池からの電力を主照明用ランプに供給するの
で、停電すると自動的に主照明用ランプが点灯し、主照
明用ランプが停電時の非常灯として機能する。
【0012】また本発明は、前記電力供給切換手段は、
地震が発生すると前記蓄電池からの電力を前記主照明用
ランプに供給することを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、電力供給切換手段は、地
震が発生すると蓄電池からの電力を主照明用ランプに供
給するので、地震の際には主照明用ランプが自動的に点
灯し、この主照明用ランプが地震時の非常灯として機能
する。
【0014】また本発明は、前記照明器具本体には警報
手段が設けられており、地震が発生すると前記蓄電池か
らの電力によって前記警報手段が作動することを特徴と
する。
【0015】本発明に従えば、照明器具本体には警報手
段が設けられ、地震の際には蓄電池からの電力によって
この警報手段が作動される。それ故に、地震の発生を容
易に知ることができる。
【0016】また本発明は、前記照明器具本体には照度
センサが設けられており、周囲の照度が低下すると、前
記照度センサからの検出信号に基づいて、前記電力供給
切換手段は前記蓄電池からの電力を前記主照明用ランプ
に供給することを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、照明器具本体には照度セ
ンサが設けられ、周囲の照度が低下すると、この照度セ
ンサからの検出信号に基づいて蓄電池からの電力が主照
明用ランプに供給される。したがって、周囲が暗くなる
と蓄電池からの電力によって主照明用ランプが点灯さ
れ、周囲を所定の明るさに保つことができる。
【0018】さらに本発明は、前記照明器具本体は室内
に着脱自在に取付けられ、室内から外して屋外で用いる
とき、前記電力供給切換手段は前記蓄電池からの電力を
前記主照明ランプに供給することを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、照明器具本体は室内に着
脱自在に取付けられるので、室内から取外して使用する
ことができる。そして、室内から取外して使用すると
き、蓄電池からの電力が主照明用ランプに供給されるの
で、蓄電池の電力によって主照明用ランプを点灯するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う照明器具の一実施形態について説明する。図1
は、本発明に従う照明器具の一実施形態を示す断面図で
あり、図2は、図1の照明器具を示す斜視図である。
【0021】図1および図2を参照して、図示の照明器
具は、室内の天井に取付けられるペンダント型のもので
あり、照明器具本体2と、この照明器具本体2を取付け
るための支柱4を備えている。照明器具本体2は、円形
状の回路支持部材6と、この回路支持部材6に取付けら
れる照明器具カバー8とを有している。照明器具カバー
8は略円錐状に下方に拡がっており、その下面は円形状
に開放され、その上端部には取付壁部10が一体的に設
けられている。照明器具本体2の取付壁部10は、回路
基板支持部材6に上方から載置され、たとえば取付用ね
じ(図示せず)によってこの回路基板支持部材6に固定
される。なお、照明器具カバー8は、回路基板支持部材
6に単に載置するのみでもよい。
【0022】照明器具本体2は、支柱4を介して室内の
天井12に取付けられる。この形態では、支柱4の下端
部が回路基板支持部材6に取付けられる。また、支柱4
の上端部には取付フランジ14が設けられ、この取付フ
ランジ14が取付用ねじ(図示せず)によって天井12
に取付けられる。天井12のこの取付部位には配線コー
ド(図示せず)が延びており、この配線コードを通して
家庭用電源(たとえばAC100Vの商用電源)が供給
されるように構成されている。支柱4は中空であり、こ
の支柱4内に接続コード(図示せず)が配設されてい
る。図示していないが、接続コードの一端部は回路基盤
支持部材6に装着された回路基板18に電気的に接続さ
れ、その他端部は、支柱4の取付フランジ14を天井1
2に取付ける際に上記配線コードに電気的に接続され
る。したがって、家庭用電源からの電力は、配線コード
および接続コードを介して照明器具の回路基板18に供
給される。
【0023】回路基盤支持部材6の略中央部にはソケッ
ト20が設けられており、このソケット20に照明用ラ
ンプ22が取換可能に装着されている。この照明用ラン
プ22は室内を明るく照らすためのものであり、一般的
に主照明用ランプとして用いられるものである。上述し
た照明器具カバー8は、照明用ランプ22を保護するた
めにこれを覆うように設けられ、照明用ランプ22から
の光は主として照明器具カバー8の下面開口から照射さ
れる。
【0024】この実施形態では、照明器具カバーの開口
部に、太陽電池モジュール24が設けられている。図1
とともに図3および図4を参照して、図示の太陽電池モ
ジュール24はリング状に形成され、その中央部には比
較的大きい円形状の開口26が形成され、後述する如
く、照明用ランプ22からの光はこの開口26を通して
照射される。太陽電池モジュール24は複数個の太陽電
池セル28から構成されている。各太陽電池セル28は
比較的小さい弧状であり、これら太陽電池セル28を周
方向にリング状に配設されている。また、特定の太陽電
池セル28には、図4に示すとおり、出力コード30が
電気的に接続されており、かかる出力コード30が、図
1に示すとおり、照明器具カバー8の内面に沿って上方
に延び、回路基板16に電気的に接続されている。した
がって、太陽電池モジュール24にて発生した電力はこ
の出力コード30を通して回路基板16に供給される。
【0025】この実施形態では、太陽電池モジュール2
4の太陽電池セル28の受光面は照明用ランプ22に対
向するように照明器具カバー8内側に向けられ、したが
って太陽電池モジュール24の図1において上面が受光
面となっている。このように受光面を配置しているの
で、主として照明用ランプ22が点灯しているときに照
射される光によって太陽電池モジュール24が電力を発
生する。
【0026】太陽電池モジュール24の外側には、化粧
カバー32が設けられている。この化粧カバー32は、
外周部に設けられた化粧部34と内周部に設けられた照
明部36とから構成されている。化粧部34は太陽電池
モジュール24に対応した形状であり、この太陽電池モ
ジュール24の外面(受光面と反対側の面)に装着され
ている。この化粧部34は太陽電池モジュール24を覆
って外側からの美観を美しく保つ。また、照明部36は
太陽電池モジュール24の開口26を覆い、照明用ラン
プ22を保護するとともに、これを通過する光を間接光
にする。この照明部36は、照明用ランプ22からの光
が充分に通過するように透明または半透明材料から形成
される。なお、美観等が問題とならない場合、化粧カバ
ー32の全体またはその一部、たとえば化粧部34また
は照明部36を省略することができる。
【0027】なお、照明用ランプ22からの光と室内の
明かりを利用して電力を発生する場合、太陽電池モジュ
ール24の受光面を照明器具カバー8の外側(図1にお
いて下側)に向けて配置すればよい。この場合、光を充
分に受光するために、化粧カバー32の全体またはその
化粧部34を省略するのが望ましい。
【0028】次に、図1とともに図5を参照して、回路
基板支持部材6およびそれに関連する構成について説明
する。回路基板16は円形状であり、その中央部には円
形孔が形成され、この円形孔にソケット20が配置され
るように、回路基板支持部材6の下面にたとえば固定用
ねじ(図示せず)等によって取付けられる。この実施形
態では、この回路基板16に振動センサ38および照度
センサ40が設けられている。振動センサ38は照明器
具に作用する振動を検出し、また照度センサ40は照明
器具が取付けられた周囲、たとえば室内に取付けられて
いる場合に室内の照度を検出する。なお、これら振動セ
ンサ38および照度センサ40には、それぞれ、振動検
出回路および照度検出回路を含んでいる。
【0029】この回路基板16には、さらに、電力を蓄
える蓄電池42、電力供給切換手段44、インバータ4
6および警報ブザー48(警報手段を構成する)が設け
られている。蓄電池42は、太陽電池モジュール24に
て発生した電力を一時的に蓄えるためのものであり、こ
の蓄電池42に蓄えられた電力(たとえばDC6V)は
後述するとおりにして照明用ランプ22に供給される。
電力供給切換手段44は電力供給切換回路から構成さ
れ、照明用ランプ22に供給する電力を切換える。すな
わち、後述するとおり、電力供給切換手段44は、通常
のとき家庭用電源からの電力を照明用ランプ22に供給
し、特定のとき蓄電池42からの電力を照明用ランプ2
2に供給する。インバータ46は、電力供給切換手段4
4から照明用ランプ22に供給される電力(家庭用電源
および蓄電池からの電力)を所望の周波数に変換し、周
波数変換された電力でもって照明用ランプ22が点灯さ
れる。
【0030】この照明器具は、図6に示す制御系統でも
って作動制御される。主として図5および図6を参照し
て、家庭用電源50からの電力は配線コードおよび接続
コードを介して電力供給切換手段44に供給される。こ
の電力供給切換手段44は、たとえば停電検出回路から
構成される停電検出手段52を含み、家庭用電源50か
らの電力の供給が停止する、換言すると停電すると停電
検出手段52は停電信号を生成する。配線コードに関連
して電源スイッチ54が設けられ、この電源スイッチ5
4は、たとえば照明器具が取付けられる部屋の開閉ドア
の近傍に設けられる。電源スイッチ54をオンにすると
点灯信号が電力供給切換手段44に送給され、この電源
スイッチ54をオフにすると点灯信号の送給が終了す
る。
【0031】この照明器具では、家庭用電源50からの
電力が電力供給切換手段44に供給されており、したが
って電力供給切換手段44は作動状態に保持されてい
る。このような状態において電源スイッチ54をオンに
すると、電源スイッチ54からの点灯信号が電力供給切
換手段44に送給される。かくすると、電力供給切換手
段44は家庭用電源50からの電力をインバータ46に
供給し、このインバータ46にて所望の周波数に変換さ
れた後照明用ランプ22に供給される。したがって、通
常のとき、家庭用電源50からの電力が照明用ランプ2
2に供給され、照明用ランプ22は家庭用電源50から
の電力によって点灯される。照明用ランプ22が点灯す
ると、太陽電池モジュール24の太陽電池セル28は照
明用ランプ22からの光を受光し、受光した光によって
電力を発生し、発生した電力は電力供給切換手段44を
通して蓄電池42に送給されて蓄えられる。なお、電源
スイッチ54をオフにすると、点灯信号の送給が終了
し、家庭用電源50から照明用ランプ22への電力の供
給が終了し、照明用ランプ22は消灯する。
【0032】停電となった場合、照明用ランプ22は次
のとおりにして自動的に点灯される。停電になると、停
電検出手段52は停電を検出して停電信号を生成する。
かくすると、この停電信号に基づいて蓄電池42からの
電力が電力供給切換手段44に供給され、この蓄電池4
2からの電力によって電力供給切換手段44が作動され
るとともに、この蓄電池42からの電力がインバータ4
6に送給され、インバータ46によって周波数変換され
た後照明用ランプ22に供給される。したがって、停電
のときには、蓄電池42からの電力によって照明用ラン
プ22が自動的に点灯され、この照明用ランプ22は非
常灯として機能する。
【0033】また、地震が発生した場合、照明用ランプ
22は次のとおりにして自動的に点灯される。地震が発
生すると、振動センサ38がこれを検出して地震信号を
生成する。かくすると、この地震信号に基づいて蓄電池
42からの電力が電力供給切換手段44に供給され、こ
の蓄電池42からの電力によって電力供給切換手段44
が作動される。また、この蓄電池42からの電力がイン
バータ46に送給され、インバータ46によって周波数
変換された後照明用ランプ22に供給される。したがっ
て、地震のときにも、蓄電池42からの電力によって照
明用ランプ22が自動的に点灯され、この照明用ランプ
22は地震時の非常灯としても機能する。地震の場合、
地震信号に基づいて蓄電池42からの電力が警報ブザー
48に供給され、これによって警報ブザー48は蓄電池
42からの電力によって自動的に作動される。したがっ
て、使用者は警報ブザー48から発せられる警報音によ
って地震が発生したことを容易に知ることができる。
【0034】さらに、周囲が暗くなると、照明用ランプ
22は次のとおりにして自動的に点灯される。室内が暗
くなって周囲の照度が低下すると、照度センサ40はこ
れを検出して補助点灯信号を生成する。かくすると、こ
の補助点灯信号が電力供給切換手段44に送給され、電
力供給切換手段44は補助点灯信号に基づいて蓄電池4
2からの電力をインバータ46を介して照明用ランプ2
2に供給する。したがって、この場合も、蓄電池42か
らの電力によって照明用ランプ22が自動的に点灯さ
れ、この照明用ランプ22は暗くなった室内を自動的に
照明し、所望の明るさに保つ。
【0035】このように、この照明器具においては、停
電、地震および暗くなったとき等の特定のときに照明用
ランプ22が自動的に点灯されるが、点灯される照明用
ランプ22は、通常主照明用ランプとして用いられるも
のであるので、充分な明るさを確保することができ、使
用者の安全性も確保することができる。また、照明用ラ
ンプ22をこのように使用することによって、従来非常
灯として機能していた副照明用ランプ、いわゆる豆電灯
を省略することもできる。
【0036】この照明器具は、たとえば次のとおりに構
成することによって、屋外においても使用可能となる。
すなわち、支柱4を室内の天井12に容易に取外しがで
きるように着脱自在に取付ける。また、屋外で使用する
ための補助点灯スイッチ(図示せず)を設ける。このよ
うに構成することによって照明器具を天井12から外し
て屋外に持運ぶことができる。また、屋外において補助
点灯スイッチを操作することによって蓄電池42からの
電力が電力供給切換手段44に供給され、電力供給切換
手段44が作動されるとともに、蓄電池42からの電力
がインバータ46を介して照明用ランプ22に供給さ
れ、屋外においても照明用ランプ22を点灯して用いる
ことができる。
【0037】以上、本発明に従う照明器具の一実施形態
について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種
々の変形、修正が可能である。
【0038】たとえば、図示の実施形態では、停電、地
震、周囲が暗くなったときに照明用ランプ22を自動的
に点灯しているが、たとえば停電のときのみ、または地
震のときのみに点灯するようにすることもでき、あるい
はその他の必要なときにも自動的に点灯するようにする
ことができる。
【0039】また、図示の実施形態では副照明用ランプ
が設けられていないが、副照明用ランプを備えた照明器
具にも同様に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1の照明器具によれば、
電力供給切換手段は通常のとき家庭用電源からの電力を
主照明用ランプに供給するので、主照明用ランプは家庭
用電源からの電力によって点灯される。また、この電力
供給切換手段は特定のとき蓄電池に蓄えられた電力を主
照明用ランプに供給するので、主照明用ランプは蓄電池
からの電力によって点灯される。このように、主照明用
ランプの点灯用電力として蓄電池を利用するので、蓄電
池に蓄えられた電力を有効に利用することができる。ま
た、蓄電池に蓄えられた電力によって主照明用ランプを
点灯するので、この主照明用ランプを非常灯として機能
させることができ、したがって、従来非常灯として機能
していた副照明用ランプを省略することもできる。
【0041】また本発明の請求項2の照明器具によれ
ば、電力供給切換手段は、家庭用電源からの電力供給が
停止する、換言すると停電すると蓄電池からの電力を主
照明用ランプに供給するので、停電すると自動的に主照
明用ランプが点灯し、主照明用ランプが停電時の非常灯
として機能する。
【0042】また本発明の請求項3の照明器具によれ
ば、電力供給切換手段は、地震が発生すると蓄電池から
の電力を主照明用ランプに供給するので、地震の際には
主照明用ランプが自動的に点灯し、この主照明用ランプ
が地震時の非常灯として機能する。
【0043】また本発明の請求項4の照明器具によれ
ば、照明器具本体には警報手段が設けられ、地震の際に
は蓄電池からの電力によってこの警報手段が作動され
る。それ故に、地震の発生を容易に知ることができる。
【0044】また本発明の請求項5の照明器具によれ
ば、照明器具本体には照度センサが設けられ、周囲の照
度が低下すると、この照度センサからの検出信号に基づ
いて蓄電池からの電力が主照明用ランプに供給される。
したがって、周囲が暗くなると蓄電池からの電力によっ
て主照明用ランプが点灯され、周囲を所定の明るさに保
つことができる。
【0045】さらに本発明の請求項6の照明器具によれ
ば、照明器具本体は室内に着脱自在に取付けられるの
で、室内から取外して使用することができる。そして、
室内から取外して使用するとき、蓄電池からの電力が主
照明用ランプに供給されるので、蓄電池の電力によって
主照明用ランプを点灯することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う照明器具の一実施形態を示す断面
図である。
【図2】図1の照明器具を示す斜視図である。
【図3】図1の照明器具における照明器具カバーおよび
太陽電池モジュールを示す斜視図である。
【図4】図1の照明器具の太陽電池モジュールを受光面
側から見たところを示す図である。
【図5】図1の照明器具における回路基板およびそれに
関連する構成要素を示す拡大斜視図である。
【図6】図1の照明器具の制御系統を簡略的に示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
2 照明器具本体 4 支柱 6 回路基板支持部材 8 照明器具カバー 12 天井 16 回路基板 22 照明用ランプ 24 太陽電池モジュール 28 太陽電池セル 38 振動センサ 40 照度センサ 42 蓄電池 44 電力供給切換手段 46 インバータ 48 警報ブザー(警報手段) 50 家庭用電源 52 停電検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に取付けられる照明器具本体と、室
    内を照らす主照明用ランプと、前記照明器具本体に取付
    けられた太陽電池モジュールと、この太陽電池モジュー
    ルからの電力を蓄える蓄電池と、前記主照明用ランプに
    供給する電力を切換える電力供給切換手段とを備え、 前記電力供給切換手段は、通常のとき前記家庭用電源か
    らの電力を前記主照明用ランプに供給し、特定のとき前
    記蓄電池からの電力を前記主照明用ランプに供給するこ
    とを特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】 前記電力供給切換手段は、前記家庭用電
    源からの電力供給が停止すると前記蓄電池からの電力を
    前記主照明用ランプに供給することを特徴とする請求項
    1記載の照明器具。
  3. 【請求項3】 前記電力供給切換手段は、地震が発生す
    ると前記蓄電池からの電力を前記主照明用ランプに供給
    することを特徴とする請求項1または2記載の照明器
    具。
  4. 【請求項4】 前記照明器具本体には警報手段が設けら
    れており、地震が発生すると前記蓄電池からの電力によ
    って前記警報手段が作動することを特徴とする請求項3
    記載の照明器具。
  5. 【請求項5】 前記照明器具本体には照度センサが設け
    られており、周囲の照度が低下すると、前記照度センサ
    からの検出信号に基づいて、前記電力供給切換手段は前
    記蓄電池からの電力を前記主照明用ランプに供給するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の照明器
    具。
  6. 【請求項6】 前記照明器具本体は室内に着脱自在に取
    付けられ、室内から外して屋外で用いるとき、前記電力
    供給切換手段は前記蓄電池からの電力を前記主照明ラン
    プに供給することを特徴とする請求項1記載の照明器
    具。
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