JPH11125609A - 真空二重管のベーキング試験方法 - Google Patents

真空二重管のベーキング試験方法

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JPH11125609A
JPH11125609A JP29062597A JP29062597A JPH11125609A JP H11125609 A JPH11125609 A JP H11125609A JP 29062597 A JP29062597 A JP 29062597A JP 29062597 A JP29062597 A JP 29062597A JP H11125609 A JPH11125609 A JP H11125609A
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JP
Japan
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pipe
tube
inert gas
outer tube
thermocouple
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Application number
JP29062597A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Yamano
野 清 山
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TOSEI ELECTRO BEAM KK
Original Assignee
TOSEI ELECTRO BEAM KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易で確実な真空二重管のベーキング試験方法
を提供する。 【解決手段】内管1と外管2とで二重管を形成し、その
外菅の両端を閉蓋してなる内管と外管との間に不活性ガ
スを充填して形成した断熱二重管の外周面にヒータ線8
のコイルを巻回するとともに外管の表面温度検出用の熱
電対6を配置し、このヒータ線の両端および前記熱電対
の末端を制御装置7に接続し、この制御装置からの出力
を記録装置に接続し、前記外管の一端に不活性ガス吸気
管4を接続するとともに外管の他端側に接続した排気管
5に2連3方弁(5a,5b)を連結してなり、前記ヒ
ータ線により外管を所定温度に加熱し、所定時間経過
後、冷却し、前記外管内の不活性ガスを排気管5の2連
3方弁の一方の弁5bを開放して排気し、外管内を真空
にし、この真空圧が所定圧に達したとき真空封止し、前
記内管1内に高熱流体を通過させながら外管の外周面の
温度を前記熱電対6によって検出し、時系列的記録を前
記記録装置に記録する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真空二重管の断
熱効能試験を測定する真空二重管のベーキング試験方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来断熱二重管は内管内に冷却流体を流
通させるものが知られているが、このような断熱二重管
の耐久性を考慮してベーキングが行われていた。しか
し、冷却流体を流通させるに際して問題とならなかった
が、内管内に高温の流体を流通させたときは、その断熱
効果が充分に期待できず、外管から放熱により、内管内
を通過する流体温度が低下することになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような真空二重管
は内管を流れる流体の熱の放熱により充分な断熱効果は
得られなかったので利用されていない。また、このよう
な二重管を建物に接続するとき内管内を流れる高温流体
により外管も熱膨張することになり、この取付部の破壊
や損傷を生じるために適当なベーキング方法が知られな
かった。この発明の課題は、簡易な真空二重管のベーキ
ング試験方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述事情に
鑑みてなされたものであって、内管と外管とで二重管を
形成し、外管の両端を閉蓋してなる内管と外管との間に
不活性ガスを充填して形成した断熱二重管の外周面にヒ
ータ線のコイルを巻回するとともに外管の表面温度検出
用の熱電対を配置し、前記二重管の外管一端に不活性ガ
ス等を吸気する吸気管を接続するとともにこの外管の他
端側に接続した排気管に2連3方弁を連結し、外周面に
配置した前記ヒータ線の両端および前記熱電対の末端を
制御装置に接続し、この制御装置からの記録データを記
録装置に出力してなり、前記ヒータ線により外管を所定
温度に加熱し、10〜20時間経過後、冷却し、前記外
管内の不活性ガスを排気管の前記2連3方弁の一方の弁
を開放して排気して外管内を真空にし、この真空圧が所
定圧に達したとき真空封止し、前記内管内に高熱流体を
通過させながら外管の外周面の温度を前記熱電対によっ
て検出し、時系列的記録を前記記録装置に記録すること
によって前記課題を達成できる。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の真空二重管のベーキン
グ試験方法は、内管と外管からなる二重管のベーキング
方法として外管の外周にヒータ線等を巻回してあるから
外管のベーキングを行うことができるとともに内管の外
側もベーキングすることが可能である。このような二重
管のベーキング効能のテストができる。また、このベー
キング終了後、内管内に高温の流体、例えば、高温発生
装置の熱交換用水や温泉源からの温泉などの高温流体、
を輸送する際に内管から外管への熱伝動状態を確実に測
定することができる。この発明の真空二重管のベーキン
グ試験方法で、外管表面の温度はこの周面に配置した熱
電対により時系列的に温度変化を測定記録可能である。
【0006】図1はこの発明の真空二重管のベーキング
試験方法の概略斜視図である。図2はこの発明のベーキ
ング試験方法の1実施例の不活性ガス供給配線図であ
る。
【0007】1は内管で、この中に高温流体を流通させ
るものである。この内管1の外側に空隙を設けて外管2
を配置して二重管とする。その外管2の両側端の開口部
を閉蓋3,3′で閉塞してある。この外管2の閉蓋3に
近接した位置の外管2表面に不活性ガス等を吸気する吸
気管4が接続されており、この吸気管4には不活性ガス
吸入用の弁4aが接続してある。他方の閉蓋3′の近傍
には空隙内を真空にする排気管5を接続し、この排気管
5に2連3方弁を接続してある。この2連3方弁の一方
の弁は空隙内に不活性ガスを充填するときに開放してあ
る弁5aで、他方は空隙内の不活性ガスを排気する真空
ポンプPに連結する排気弁5bである。この外管2内の
気圧を計測する気圧計Mを配置してある。
【0008】6は制御装置7に接続し、外管2の周面に
設置した熱電対で、外管2の温度を測定している。8は
制御装置7に連結し、外管2の外周に巻回したヒータ線
である。前記吸気弁4aに接続する不活性ガスは、例え
ば、窒素ガスでボンベ9から供給される。このボンベ9
とベーキング試験方法に適用される外管2との間にはレ
ギュレータ10、純化器11および流量制御器12が配
置してある(図2参照)。
【0009】以上のようなベーキング試験方法について
図面に基づき説明する。 実験手順 図1において、不活性ガスのボンベ9に接続した吸気弁
4aを開放して、他端の排気管5に接続した排気弁5b
は閉じ、弁5aを開放して外管2内に不活性ガスである
窒素ガスを流す。次に、外管2の外周に巻回したヒータ
線8に電流を流してベーキング用の加熱を行う。この外
管2の温度は約50°位が好ましい。この状態で12〜
24時間位加熱した後、冷却する。
【0010】次に、吸気弁4aを閉じ、外管2内の不活
性ガスを排気するため弁5aを閉じ、排気弁5bを開
き、真空ポンプPによって吸引して外管2内の真空度を
所定圧まで真空にして排気弁5bを閉じ、真空封止とす
る。内管1内に高温の流体を流す、この時の外管2の温
度上昇および圧力上昇を測定記録する。
【0011】このベーキング試験方法によれば、外管2
内に不活性ガスを流しながら外管2の外周を加熱してい
るから内管1の外管2の内壁面もベーキングすることが
できる。
【0012】図2のベーキング中の不活性ガスの循環に
ついて説明すると、不活性ガスとして窒素ガスボンベに
接続したレギュレータから純度を上げるため純化器を経
由して流量制御装置を通過させて吸気弁4aから外管2
に供給する。
【0013】
【発明の効果】この発明の真空二重管のベーキング試験
方法は、外管の外周にヒータ線等を巻回してあるから外
管のベーキング特性を確実に測定するできる。また、こ
のベーキング終了後、内管内に高温の流体、例えば、高
熱発生装置の熱交換用水や温泉源からの温泉などの高熱
流体等から外管2への熱伝動状態を確実に測定すること
ができる。この発明の真空二重管のベーキング試験方法
で、外管表面の温度はこの周面に配置した熱電対により
時系列的に温度変化を測定記録可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の真空二重管のベーキング試験方法の
概略斜視図である。
【図2】この発明のベーキング試験方法の1実施例の不
活性ガス供給配線図である。
【符号の説明】
1 …内管 2 …外管 3 …閉蓋 4 …吸気管 5 …排気管 6 …熱電対 7 …制御装置 8 …ヒータ線 9 …ボンベ 10 …レギユレータ 11 …純化器 12 …流量制御器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内管と外管とで二重管を形成し、外管の両
    端を閉蓋してなる内管と外管との間に不活性ガスを充填
    して形成した断熱二重管の外周面にヒータ線のコイルを
    巻回するとともに外管の表面温度検出用の熱電対を外周
    面に配置し、前記二重管の外管一端に不活性ガス等を吸
    気する吸気管を接続するとともに外管の他端側に接続し
    た排気管に2連3方弁を連結し、外周面に配置した前記
    ヒータ線の両端および前記熱電対の末端を制御装置に接
    続し、この制御装置からの記録データを記録装置に出力
    してなり、 前記ヒータ線により外管を所定温度に加熱し、所定時間
    経過後、この二重管を冷却し、前記外管内の不活性ガス
    を排気管の2連3方弁の一方の弁を開放して排気し、外
    管内を真空にし、この真空圧が所定圧に達したとき真空
    封止し、前記内管内に高熱流体を通過させながら外管の
    外周面の温度を前記熱電対によって検出し、時系列的記
    録を前記記録装置に記録することを特徴とすると真空二
    重管のベーキング試験方法。
JP29062597A 1997-10-23 1997-10-23 真空二重管のベーキング試験方法 Pending JPH11125609A (ja)

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