JPH11125547A - 混相流体の各流量の測定方法及びそれを利用した混相流流量計 - Google Patents

混相流体の各流量の測定方法及びそれを利用した混相流流量計

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JPH11125547A
JPH11125547A JP28938197A JP28938197A JPH11125547A JP H11125547 A JPH11125547 A JP H11125547A JP 28938197 A JP28938197 A JP 28938197A JP 28938197 A JP28938197 A JP 28938197A JP H11125547 A JPH11125547 A JP H11125547A
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fluid
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flow rate
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JP28938197A
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Inventor
Shuichi Haruyama
周一 春山
Tomomi Nishi
智美 西
Hitoaki Tanaka
仁章 田中
Manabu Fueki
学 笛木
Daisuke Yamazaki
大輔 山崎
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Teikoku Oil Co Ltd
Japan Petroleum Exploration Co Ltd
JFE Engineering Corp
Japan Oil Gas and Metals National Corp
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Teikoku Oil Co Ltd
Japan National Oil Corp
Japan Petroleum Exploration Co Ltd
Yokogawa Electric Corp
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混相流流量計を簡素化し、かつ各流量の測定
精度を上げること。 【解決手段】 静電容量式水分率計3,3’の2台を1
組として相関流量計6を構成し、ガスと複数の液体とを
含む混相流体2が水分率計3,3’の設けられた管路1
を通過中、混相流体の管路が液体でのみ満たされる瞬間
に得られる水分率計3,3’の出力信号から液体の割合
に関する情報を得、また、水分率計3,3’の出力信号
の時間平均から混相流体を構成する各流体の割合に関す
る情報を得るとともに、各成分率の和が1となることを
利用して、混相流体の各成分率を求め、気相のスリップ
がある場合には、水分率計3,3’で測定される値のゆ
らぎの時間差から混相流体の気相の流速を算出するとと
もに、差圧式流量計27で得た情報を基に液相の流速を
算出し、各成分率と気相の流速または液相の流速を利用
して各成分の流量を相別流量演算回路29で算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路内を流れる
油、水、及びガスなどから成る混相流体の各流量を未分
離のまま、オンラインで測定する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、混相流体の各流量の測定には、流
体の電気的特性の違いを利用した水分率計、流体の比重
の違いを利用した密度計、及び、混相流体の総流量、ま
たは、流速を測定する流量計などの3台以上のセンサに
より構成される混相流流量計が用いられていた。図5は
そのような従来の混相流流量計の構成図である。水分率
計として静電容量式水分率計3、3’を、また、流量計
として2台の静電容量式水分率計3,3’で構成される
相関流量計6をそれぞれ用い、混相流体2の平均密度を
測定するガンマ線密度計7と合わせ、合計3台のセンサ
により構成される。なお、静電容量式水分率計3,3’
は、管路1に設けられた電極4,4’とインピーダンス
測定回路5,5’から、そして、ガンマ線密度計7は、
ガンマ線源8とディテクタ9とから、それぞれ構成され
る。また、絶対圧計10と温度計11は、各流体の密度
や誘電率などのパラメータや、ガスの(体積)流量の温
度補正を行うためのものである。
【0003】静電容量式水分率計3により、管路1を流
れる混相流体2の静電容量Cを測定し、ガンマ線密度計
7により、混相流体2のガンマ線の透過率λを測定す
る。このとき、混相流体2の油分率、水分率、ガスボイ
ド率をそれぞれHP 、HW 、HG とすると、式(1)が
成り立つ。 HP +HW +HG =1 (1) また、既知の油、水、ガスの比誘電率をそれぞれ、
εP 、εW 、εG とすると、検出される静電容量Cとの
間に、式(2)が成り立つ。 εP P +εW W +εG G =fε (C) (2) さらに、既知の油、水、ガスの密度をそれぞれ、ρP
ρW 、ρW とすると、検出されるガンマ線の透過率λと
の間に、式(3)が成り立つ。 ρP P +ρW W +ρG G =fρ (λ) (3) ここで、fε (C)、fρ (λ)は、静電容量式水分
率計3、ガンマ線密度計7に固有の関数で、それぞれ、
静電容量Cから混相流体の平均誘電率を、また、透過率
λから混相流体の平均密度を与えるものである。
【0004】一方、2つの静電容量式水分率計3、3’
から構成される相関流量計6により、静電容量Cのゆら
ぎの移動速度、すなわち、混相流体2の平均流速uが測
定される。そして、相別流量演算回路12が、(1)〜
(3)の連立方程式から、混相流体の油分率HP 、水分
率HW 、ガスボイド率HG を算出し、さらに、管路1の
断面積Aと平均流速uを使って、各流体の流量QP 、Q
W 、QG を、式(4−1)、(4ー2)、(4−3)か
ら算出する。 QP =HP A・u (4−1) QW =HW A・u (4−2) QG =HG A・u (4−3) なお、混相流体のゆらぎから流速を求める方法について
は、特願平8−128389等に詳しく説明している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置では、混相流体の各成分率や平均流速を
求めるために、2台の静電容量式水分率計と、1台のガ
ンマ線密度計など、少なくとも3台のセンサを組み合わ
せる必要があり、混相流流量計の構造の簡素小型化を阻
害していた。また、平均流速uのみを利用するため、気
液の速度スリップ(速度差)がある場合には、測定され
る各流体の流量の誤差が大きくなるという問題もあっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、従来
の装置の比べて少ないセンサ数で構成された混相流流量
計を提供すること、また、気液の速度スリップにかかわ
らず、高精度の測定ができる混相流流量計を提供するこ
とを、目的とする。具体的には、流体の電気的特性の違
いを利用して二相流体の成分率を測定する第1の測定器
の2台を1組として相関流量計を構成し、ガスと複数の
液体とを含む混相流体が前記第1の測定器の設けられた
管路を通過中、混相流体の管路が液体でのみ満たされる
瞬間に得られる前記第1の出力信号と混相流体の各成分
の電気的特性とから液体の割合に関する情報を得、ま
た、前記第1の測定器の出力信号の時間平均と前記各電
気的特性とから混相流体を構成する各流体の割合に関す
る情報を得るとともに、各成分率の和が1となることを
利用して、混相流体の各成分率を求め、気液の速度スリ
ップがない場合には、前記相関流量計で測定される値の
ゆらぎの時間差から混相流体の平均流速を算出し、各成
分率と該平均流速とを利用して各成分の流量を算出し、
気液の速度スリップがある場合には、前記相関流量計で
測定される値のゆらぎの時間差から混相流体の気相の流
速を算出するとともに、第2の測定器により得られた情
報を基に液相の流速を算出し、気相の成分率と気相の流
速、及び液相の各成分率と液相の流速を利用して各成分
の流量を算出する、構成を採用する。
【0007】また、放射線の透過率を測定する第1の測
定器の2台を1組として相関流量計を構成し、ガスと複
数の液体とを含む混相流体が前記第1の測定器の設けら
れた管路を通過中、混相流体の管路が液体でのみ満たさ
れる瞬間に得られる前記第1の測定器の出力信号と混相
流体の各成分の密度とから液体の割合に関する情報を
得、また、前記第1の測定器の出力信号の時間平均と前
記各密度とから混相流体を構成する各流体の割合に関す
る情報を得るとともに、各成分率の和が1となることを
利用して、混相流体の各成分率を求め、気液の速度スリ
ップがない場合には、前記相関流量計で測定される値の
ゆらぎの時間差から混相流体の平均流速を算出し、各成
分率と該平均流速とを利用して各成分の流量を算出し、
気液の速度スリップがある場合には、前記相関流量計で
測定される値のゆらぎの時間差から混相流体の気相の流
速を算出するとともに、第2の測定器により得られた情
報を基に液相の流速を算出し、気相の成分率と気相の流
速、及び液相の各成分率と液相の流速を利用して各成分
の流量を算出する、構成を採用する。
【0008】また、前記第2の測定器で混相流体の差圧
を測定し、混相流体の液相の流速uL を、測定された差
圧、混相流体の平均密度、及び前記第2の測定器に固有
の係数から求める、構成を採用する。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の混相流流量計の構成図で
ある。ここで、静電容量式水分率計3、3’に用いられ
るインピーダンス測定回路5、5’は、1つの周波数に
よりインピーダンスを測定するもの、すなわち、1つの
周波数の電源電圧源を有するものでよい。混相流体は、
多くの場合、図2のように、管路31内をスラグ流やプ
ラグ流などの大気泡33を伴うフローパターンで流れ
る。なお、図2中、32は油と水から成る液相である。
図3には、混相流体がこのパターンで流れるときの、静
電容量式水分率計3の出力である静電容量の時系列波形
を示した。すなわち、静電容量Cの時系列波形は、振動
的な波形となり、静電容量Cは、電極34を大気泡33
が通過しているときには小さくなり、電極34を大気泡
33が通過した後、液相32のみとなったときには極大
37となる。油と水の割合は、大気泡33の通過前、通
過時、及び通過後で変化しない。
【0010】いま、混相流体2の油分率、水分率、ガス
ボイド率をそれぞれHP 、HW 、HG とすると、式
(5)が成り立つ。 HP +HW +HG =1 (5) また、既知の油、水、ガスの比誘電率をそれぞれ、
εP 、εW 、εG とすると、検出される静電容量の平均
値Cmeanとの間には、式(6)が成り立つ。 εP P +εW W +εG G =fε (Cmean) (6) 一方、静電容量の極大値Cmax については、油と水のみ
の比誘電率を考慮すればよいので、式(7)が成り立
つ。 εP P +εW W =(1−HG )・fε (Cmax ) (7) ここで、fε (Cmean)とfε (Cmax )は、静電容
量式水分率計3に固有の関数で、静電容量Cmeanまたは
max から混相流体の平均誘電率を与えるものである。
【0011】また、2台の静電容量式水分率計3、3’
で相関流量計を構成することにより、検出される静電容
量のゆらぎの時間差から、混相流体の平均流速uが測定
される。そして、相別流量演算回路13が、(5)〜
(7)の連立方程式から、混相流体の油分率HP 、水分
率HW 、ガスボイド率HG を算出し、さらに、管路1の
断面積Aと平均流速uを使って、式(4−1)、(4ー
2)、(4−3)から各流体の流量QP 、QW 、QG
算出する。
【0012】実施の形態2 ここでは、混相流体の気液に速度スリップ(速度差)が
ある場合に、効果的な混相流流量計を説明する。図4が
その構成図であって、2台の静電容量式水分率計3、
3’と、1台の差圧式流量計27を併用したものであ
る。なお、静電容量式水分率計3、3’は、実施の形態
1と同様に、1つの周波数の電源電圧源を有するもので
よい。また、差圧式流量計27は、差圧計28を備え
る。混相流体は、気液の速度スリップの有無によらず、
多くの場合、スラグ流やプラグ流といわれる大気泡を伴
ったフローパターンで流れるので、実施の形態1の場合
と同様の原理に基づいて、すなわち、例えば、静電容量
式水分率計3のみで、油分率HP 、水分率HW 、及び、
ガスボイド率HG を測定することができる。また、2台
の静電容量式水分率計3、3’で相関流量計を構成した
場合、検出される静電容量のゆらぎは、大気泡の移動に
起因するため、ゆらぎの時間差から大気泡の移動速度、
すなわち、混相流体の気相速度uG が測定される。
【0013】一方、気液の速度スリップs(=気相速度
G /液相流速uL )を考慮した場合、既知の油、水、
ガスの各密度ρP 、ρW 、ρG と、混相流体の平均密度
ρMとの関係は、式(8)のようになる。 ρM =fP (HP ,HW ,HG ,s)・ρP +fW (HP ,HW ,HG , s)・ρW +fG (HP ,HW ,HG ,s)・ρG (8) ここで、fP 、fW 、fG は、各流体の密度の重み付け
係数で、HP ,HW ,HG ,sの関数で与えられるもの
である。また、差圧式流量計27で検出される差圧△p
V と混相流体の液相流速uL の関係は、式(9)で表せ
る。
【0014】
【数1】
【0015】ここで、CV は差圧式流量計27に固有の
流量係数である。そして、相別流量演算回路29が、実
施の形態1の式(5)〜(7)を用いて、各成分率
P ,HW ,HG を算出するとともに、式(8)と
(9)の連立方程式を解くことにより、液相流速uL
算出する。さらに、相別流量演算回路29は、静電容量
式水分率計3での測定を基に算出された成分率HP ,H
W ,HG 、相関流量計6での測定を基に算出された気相
速度uG 、及び、差圧式流量計27での測定を基に算出
された液相速度uL を用いて、式(10−1)、(10
−2)、(10−3)により、混相流体の各流体の流量
P 、QW 、QG を算出する。 Qp =HP A・uL (10−1) QW =HW A・uL (10−2) QG =HG A・uG (10−3)
【0016】なお、静電容量式水分率計に代えて、従来
例で説明した2台のマイクロ波水分率計、又は2台のガ
ンマ線密度計で相関流量計を構成しても、同様の考え方
で、混相流体の各成分率を求めることができる。また、
比誘電率に代えて、導電率、透磁率などの電気的特性を
使っても、同様の考え方で、混相流体の各成分率を求め
ることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、一般の場合、従来に比
較して少ないセンサ数で混相流流量計を構成でき、装置
の簡素小型化が可能になる。また、気液の速度スリップ
がある場合には、1台のセンサの追加により、高精度の
相別流量測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の混相流流量計の構成図である。
【図2】管路内での混相流体のフローパターンを示す図
である。
【図3】静電容量式水分率計の出力信号を示す時系列波
形図である。
【図4】実施の形態2の混相流流量計の構成図である。
【図5】従来の混相流流量計の構成図である。
【符号の説明】
1 管路 2 油−水−ガス混相流体 3,3’ 静電容量式水分率計 4,4’ 電極 5,5’ インピーダンス測定回路 6 相関流量計 10 絶対圧計 11 温度計 12,13 相別流量演算回路 27 差圧式流量計 28 差圧計 29 相別流量演算回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【数1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000006507 横河電機株式会社 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 (72)発明者 春山 周一 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 西 智美 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 田中 仁章 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 笛木 学 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 山崎 大輔 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の電気的特性の違いを利用して二相
    流体の成分率を測定する第1の測定器の2台を1組とし
    て相関流量計を構成し、 ガスと複数の液体とを含む混相流体が前記測定器の設け
    られた管路を通過中、混相流体の管路が液体でのみ満た
    される瞬間に得られる前記第1の出力信号と混相流体の
    各成分の電気的特性とから液体の割合に関する情報を
    得、また、前記第1の測定器の出力信号の時間平均と前
    記各電気的特性とから混相流体を構成する各流体の割合
    に関する情報を得るとともに、各成分率の和が1となる
    ことを利用して、混相流体の各成分率を求め、 気液の速度スリップがない場合には、前記相関流量計で
    測定される値のゆらぎの時間差から混相流体の平均流速
    を算出し、各成分率と該平均流速とを利用して各成分の
    流量を算出し、 気液の速度スリップがある場合には、前記相関流量計で
    測定される値のゆらぎの時間差から混相流体の気相の流
    速を算出するとともに、第2の測定器により得られた情
    報を基に液相の流速を算出し、気相の成分率と気相の流
    速、及び液相の各成分率と液相の流速を利用して各成分
    の流量を算出することを特徴とする混相流体の各流量の
    測定方法。
  2. 【請求項2】 放射線の透過率を測定する第1の測定器
    の2台を1組として相関流量計を構成し、 ガスと複数の液体とを含む混相流体が前記第1の測定器
    の設けられた管路を通過中、混相流体の管路が液体での
    み満たされる瞬間に得られる前記第1の測定器の出力信
    号と混相流体の各成分の密度とから液体の割合に関する
    情報を得、また、前記第1の測定器の出力信号の時間平
    均と前記各密度とから混相流体を構成する各流体の割合
    に関する情報を得るとともに、各成分率の和が1となる
    ことを利用して、混相流体の各成分率を求め、 気液の速度スリップがない場合には、前記相関流量計で
    測定される値のゆらぎの時間差から混相流体の平均流速
    を算出し、各成分率と該平均流速とを利用して各成分の
    流量を算出し、 気液の速度スリップがある場合には、前記相関流量計で
    測定される値のゆらぎの時間差から混相流体の気相の流
    速を算出するとともに、第2の測定器により得られた情
    報を基に液相の流速を算出し、気相の成分率と気相の流
    速、及び液相の各成分率と液相の流速を利用して各成分
    の流量を算出することを特徴とする混相流体の各流量の
    測定方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の測定器は混相流体の差圧を測
    定するものであり、混相流体の液相の流速uL が、測定
    された差圧、混相流体の平均密度、及び前記第2の測定
    器に固有の係数から求まることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 流体の電気的特性の違いを利用して二相
    流体の成分率を測定する測定器の2台を1組として構成
    した相関流量計と、 ガスと複数の液体とを含む混相流体が前記測定器の設け
    られた管路を通過中、混相流体の管路が液体でのみ満た
    される瞬間に得られる前記測定器の出力信号と混相流体
    の各成分の電気的特性とから液体の割合に関する情報を
    得、また、前記測定器の出力信号の時間平均と前記各電
    気的特性とから混相流体を構成する各流体の割合に関す
    る情報を得るとともに、各成分率の和が1となることを
    利用して、混相流体の各成分率を求め、前記相関流量計
    で測定される値のゆらぎの時間差から混相流体の平均流
    速を算出し、各成分率と該平均流速とを利用して各成分
    の流量を算出する相別流量演算回路とを、備えたことを
    特徴とする混相流流量計。
  5. 【請求項5】 流体の電気的特性の違いを利用して二相
    流体の成分率を測定する第1の測定器の2台を1組とし
    て構成した相関流量計と、 混相流体の液相の流速測定に用いる第2の測定器と、 ガスと複数の液体とを含む混相流体が前記第1の測定器
    の設けられた管路を通過中、混相流体の管路が液体での
    み満たされる瞬間に得られる前記第1の測定器の出力信
    号と混相流体の各成分の電気的特性とから液体の割合に
    関する情報を得、また、前記第1の測定器の出力信号の
    時間平均と前記各電気的特性とから混相流体を構成する
    各流体の割合に関する情報を得るとともに、各成分率の
    和が1となることを利用して、混相流体の各成分率を求
    め、気液の速度スリップがない場合には、前記相関流量
    計で測定される値のゆらぎの時間差から混相流体の平均
    流速を算出し、各成分率と該平均流速とを利用して各成
    分の流量を算出し、気液の速度スリップがある場合に
    は、前記相関流量計で測定される値のゆらぎの時間差か
    ら混相流体の気相の流速を算出するとともに、第2の測
    定器により得られた情報を基に液相の流速を算出し、気
    相の成分率と気相の流速、及び液相の各成分率と液相の
    流速を利用して各成分の流量を算出する相別流量演算回
    路とを、備えたことを特徴とする混相流流量計。
  6. 【請求項6】 放射線の透過率を測定する測定器の2台
    を1組として構成した相関流量計と、 ガスと複数の液体とを含む混相流体が前記測定器の設け
    られた管路を通過中、混相流体の管路が液体でのみ満た
    される瞬間に得られる前記測定器の出力信号と混相流体
    の各成分の密度とから液体の割合に関する情報を得、ま
    た、前記測定器の出力信号の時間平均と前記各密度とか
    ら混相流体を構成する各流体の割合に関する情報を得る
    とともに、各成分率の和が1となることを利用して、混
    相流体の各成分率を求め、前記相関流量計で測定される
    値のゆらぎの時間差から混相流体の平均流速を算出し、
    各成分率と該平均流速とを利用して各成分の流量を算出
    する相別流量演算回路とを、備えたことを特徴とする混
    相流流量計。
  7. 【請求項7】 放射線の透過率を測定する第1の測定器
    の2台を1組として構成した相関流量計と、 混相流体の液相の流速測定に用いる第2の測定器と、 ガスと複数の液体とを含む混相流体が前記第1の測定器
    の設けられた管路を通過中、混相流体の管路が液体での
    み満たされる瞬間に得られる前記第1の測定器の出力信
    号と混相流体の各成分の密度とから液体の割合に関する
    情報を得、また、前記第1の測定器の出力信号の時間平
    均と前記各密度とから混相流体を構成する各流体の割合
    に関する情報を得るとともに、各成分率の和が1となる
    ことを利用して、混相流体の各成分率を求め、気液の速
    度スリップがない場合には、前記相関流量計で測定され
    る値のゆらぎの時間差から混相流体の平均流速を算出
    し、各成分率と該平均流速とを利用して各成分の流量を
    算出し、気液の速度スリップがある場合には、前記相関
    流量計で測定される値のゆらぎの時間差から混相流体の
    気相の流速を算出するとともに、第2の測定器により得
    られた情報を基に液相の流速を算出し、気相の成分率と
    気相の流速、及び液相の各成分率と液相の流速を利用し
    て各成分の流量を算出する相別流量演算回路とを、備え
    たことを特徴とする混相流流量計。
JP28938197A 1997-10-22 1997-10-22 混相流体の各流量の測定方法及びそれを利用した混相流流量計 Pending JPH11125547A (ja)

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