JPH11124677A - プラズマ処理装置 - Google Patents
プラズマ処理装置Info
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- JPH11124677A JPH11124677A JP9303464A JP30346497A JPH11124677A JP H11124677 A JPH11124677 A JP H11124677A JP 9303464 A JP9303464 A JP 9303464A JP 30346497 A JP30346497 A JP 30346497A JP H11124677 A JPH11124677 A JP H11124677A
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Abstract
の発生を防止することが可能な誘導結合プラズマ処理装
置を提供する。 【解決手段】 CVD装置100の処理容器102内
は,誘電体壁104によって処理室106とアンテナ室
108に気密に隔離される。処理室106内には,LC
D基板Lを載置する下部電極110が配置される。アン
テナ室108内の底面部を構成する誘電体壁104上に
は,耐熱性を有し,誘電率が誘電体壁104よりも相対
的に低い低誘電率化合物膜128を介して,高周波アン
テナ130が配置される。高周波アンテナ130に高周
波数及び高電力の高周波電力を印加した場合でも,誘電
体壁104のアンテナ室108側面に沿面放電が生じる
ことがない。
Description
に関する。
得られることから,処理室の天井部を形成する誘電体壁
上に高周波アンテナを配置した高周波誘導結合プラズマ
処理装置,例えばプラズマCVD装置が提案されてい
る。当該装置は,高周波アンテナに対して高周波電力を
印加することにより,高周波アンテナから発振された高
周波エネルギを誘電体壁を介して処理室内に導入して高
周波誘導結合プラズマを励起し,処理室内に配置された
被処理体に成膜処理を施すように構成されている。
装置において,誘電体壁上に形成された高周波アンテナ
を,導電性壁によって囲まれた気密なアンテナ室内に配
置する装置が提案されている。当該装置は,アンテナ室
の壁面が誘電体壁を除いて導電性壁により構成されてい
るため,高周波アンテナから発振され,処理室内に導入
される高周波エネルギの伝達効率が向上して,処理室内
に均一な誘導磁界を形成することができる。
に構成された高周波誘導結合プラズマ処理装置を,例え
ばシリコン酸化膜成膜用のCVD装置として使用する場
合に,所望のプラズマ密度のプラズマを得るためには,
ハイパワー,例えば5kw以上の高周波電力を印加する
必要がある。
力の高周波電力を印加した場合には,誘電体壁と高周波
アンテナとの間に沿面放電が生じ,エネルギーの損失を
招くと共に,誘電体壁自体を加熱したりエッチングし,
誘電体壁に損傷を与え,その寿命を短縮するおそれがあ
った。
ンテナ室に収容する構成の場合には,高周波アンテナと
アンテナ室側壁との間で放電が生じ,エネルギーの損失
を招くとともに,アンテナ室側壁をエッチングし,アン
テナ室に損傷を与え,その寿命を短縮するおそれがあっ
た。
る上記のような問題点に鑑みて成されたものであり,高
出力の高周波電力を印加した場合であっても,高周波ア
ンテナの周囲での放電の発生を防止し,高周波アンテナ
及びその近傍に配される各種部材の損傷を防ぐと共に,
エネルギーのロスを防止して処理室内に均一かつ高密度
の誘導結合プラズマを励起することが可能な,新規かつ
改良されたプラズマ処理装置を提供することを目的とし
ている。
め,本発明は,処理室の少なくとも一壁を成す誘電体壁
の外側に設けられた高周波アンテナに高周波電力を印加
して処理室内に高周波誘導結合プラズマを励起し,処理
室内に配置された被処理体に対してプラズマ処理を施す
如く構成されたプラズマ処理装置を提供するものであ
る。そして,上記プラズマ処理装置は,請求項1に記載
の発明のように,少なくとも高周波アンテナと誘電体壁
との間に,誘電率が誘電体壁よりも相対的に低い低誘電
率化合物膜を介装することを特徴としている。
ンテナと誘電体壁との間に上記低誘電率化合物膜を介装
したため,高周波アンテナと誘電体壁との間で生じる放
電,すなわち誘電体壁の高周波アンテナ側面で生じる沿
面放電を防止することができる。その結果,高周波アン
テナや誘電体壁などの寿命を延長することができる。さ
らに,高周波アンテナから発振された高周波エネルギの
ロスを軽減し,均一かつ効率的に処理室内に供給するこ
とができる。
置において,例えば請求項2に記載の発明のように,高
周波アンテナを誘電率が誘電体壁よりも相対的に低い低
誘電率化合物膜によって覆うことを特徴としている。
記低誘電率化合物膜によって覆ったため,上述した請求
項1に記載の発明と同様に,誘電体壁の高周波アンテナ
側面で生じる沿面放電を防止することができる。その結
果,上記と同様に,誘電体壁や高周波アンテナなどの損
傷を防止することができると共に,高周波エネルギのロ
スを防止し,処理室内に均一かつ効率的に供給すること
ができる。
項3に記載の発明のように,耐熱性を有する誘電率が3
以下の樹脂から形成することができ,その樹脂は,例え
ば請求項4に記載の発明のように,ポリイミドや,アセ
タール樹脂や,ナイロンの中から選択される任意の樹脂
を採用することができる。かかる構成により,上述した
放電を防止することができると共に,低誘電率化合物が
耐熱性を有しているため,誘電体や高周波アンテナなど
が高温となった場合でも低誘電率化合物が損傷すること
がない。
に記載の発明のように,処理室とは隔離され,導電性壁
により囲まれたアンテナ室内に配した場合にも,上述の
如く低誘電率化合物を配置することにより,アンテナ室
内での放電を防止し,該室内に形成された各種部材の損
傷を防ぐことができる。
6に記載の発明のように,大気圧よりも相対的に低い圧
力雰囲気に維持している場合には,その減圧雰囲気によ
って高周波アンテナと誘電体壁との間で放電が生じやす
いが,上述の如く低誘電率化合物膜を配置することによ
り,かかる場合でも放電が生じることがない。
ら,本発明にかかるプラズマ処理装置を高周波誘導結合
プラズマCVD装置に適用した実施の形態について,詳
細に説明する。
材料,例えばアルミニウムから成る気密な処理容器10
2を有している。この処理容器102は,誘電性材料,
例えばアルミナセラミックス(Al2O3)から成る誘電
体壁104により,処理容器102内の下方に形成され
る処理室106と,処理容器102内の上方に形成され
るアンテナ室108とに,気密に隔てられている。
CD用ガラス基板(以下,「LCD基板」と称する。)
Lを載置する載置面が形成された導電性の下部電極11
0が配置されている。この下部電極110は,昇降軸1
12の作動により上下動自在に構成されている。
が内装されており,下部電極110上に載置されたLC
D基板Lを所定の温度,例えば200℃〜500℃に維
持することができる。さらに,下部電極110には,整
合器116を介して,バイアス用高周波電力,例えば3
80kHzの高周波電力を出力可能な高周波電源118
が接続されている。かかる構成により,処理室106内
で励起されたプラズマを,LCD基板Lの被処理面に均
一に引き込むことができる。また,下部電極110の周
囲には,下部電極110上に載置されたLCD基板Lの
周縁部を押圧し,そのLCD基板Lを固定する機械的ク
ランプ120が形成されている。
面,すなわちLCD基板Lの対向面にはガス供給機構が
配されている。このガス供給機構は,誘電性材料から成
り,該壁面中央に配置される第1ガス吐出部材122
と,同材料から成り,第1ガス吐出部材122の周囲に
配置される第2ガス吐出部材124が取り付けられてい
る。また,第1ガス吐出部材122と第2ガス吐出部材
124は,各々多数の貫通孔が形成されたシャワーヘッ
ド構造を有している。かかる構成により,第1ガス吐出
部材122と第2ガス吐出部材124から,各々所定の
処理ガス,例えばSiH4とO2がLCD基板L方向に均
一に吐出される。また,処理室106の下方には,排気
管126が接続されているため,処理室106内を所定
の減圧雰囲気,例えば10mTorr〜100mTor
rに維持することできる。
説明すると,アンテナ室108の底面部は誘電体壁10
4により構成され,その誘電体壁104の上面に,本実
施の形態にかかる低誘電率化合物膜128を介して,高
周波アンテナ130が配される構成となっている。
ついて説明すると,低誘電率化合物膜128は,耐熱性
を有し,かつ誘電率が誘電体壁104よりも相対的に低
い低誘電率化合物,すなわち誘電率が3以下のポリイミ
ドや,アセタール樹脂や,ナイロンなどから構成するこ
とができるが,当該装置では,ポリイミドを採用してい
る。なお,誘電体壁104は,本実施の形態において
は,アルミナセラミックスを採用しているため,その誘
電率は,7程度である。
放電防止と高周波エネルギの透過効率の観点から,25
μm〜1mmの範囲内で適宜設定することができる。そ
して,低誘電率化合物膜128は,図示の例では,誘電
体壁104のアンテナ室108側面に,その周縁部を除
いて一面に張り巡らされている。
導電性材料,例えば銅から成る高周波アンテナ130が
配置されている。高周波アンテナ130は,図2に示し
たように,LCD基板Lの形状に対応して略スパイラル
状の形状を有している。さらに,高周波アンテナ130
には,整合器132を介してプラズマ生成用高周波電
力,例えば13.56MHzで6kWの高周波電力を出
力可能な高周波電源134が接続されている。
に対してプラズマ生成用高周波電力を印加すれば,高周
波アンテナ130から発振された高周波エネルギが低誘
電率化合物膜128と誘電体壁104を介して処理室1
06内に導入される。次いで,この高周波エネルギによ
って処理室106内に供給された処理ガスが解離して誘
導結合プラズマが励起され,該プラズマによりLCD基
板Lの被処理面に所定の成膜処理,例えばシリコン酸化
膜(SiO2膜)が成膜される。
ナ130は加熱するが,高周波アンテナ130には,図
1に示したように,冷媒循環路130aが内装されてい
るため,高周波アンテナ130を常温に維持することが
できると共に,その高周波アンテナ130の近傍に配さ
れる低誘電率化合物膜128や誘電体壁104などの各
種部材も冷却することができる。
と誘電体壁104との間に,低誘電率化合物膜128を
介装したため,高周波アンテナ130に上述の如く高周
波数及び高出力のプラズマ生成用高周波電力を印加した
場合でも,誘電体壁104のアンテナ室108側面に沿
面放電が生じることがない。その結果,高周波アンテナ
130から発振された高周波エネルギが,放電によって
減衰することなく処理室106内に導入することができ
るため,処理室106内に均一かつ高密度の高周波誘導
結合プラズマを励起することができる。さらに,アンテ
ナ室108内で放電が生じないため,誘電体壁104や
高周波アンテナ130などのアンテナ室108に配され
る各種部材の損傷を防止することができ,それら各種部
材の寿命を大幅に延長することができる。
如く薄膜から構成されているため,高周波アンテナ13
0と誘電体壁104との間に,低誘電率化合物膜128
を介在させた場合でも,低誘電率化合物膜128を介し
て処理室106内に誘導されるエネルギが減衰すること
はなく,従って処理室106内に励起されるプラズマの
密度が低下することがない。さらに,低誘電率化合物膜
128は,耐熱性を有しているため,下部電極110や
LCD基板Lからの輻射熱などで誘電体壁104が加熱
された場合でも,低誘電率化合物膜128が損傷するこ
とがない。
壁上方には,アンテナ室108内にプラズマの励起を抑
止するガス,例えばSF6やN2などを供給可能なガス供
給管136が接続されている。従って,上記ガスがアン
テナ室108内に導入されるため,さらにプラズマの励
起を防止することができる。
アンテナ室108内のガスを排気し,所定の減圧雰囲
気,例えば300mTorr〜500mTorrに維持
することが可能な排気管138が接続されている。かか
る構成により,アンテナ室108内にプラズマの励起を
抑止するガスを均一に満たし,プラズマの励起を効果的
に防止することができる。ところで,アンテナ室108
内の圧力雰囲気を上述の如く減圧雰囲気に維持した場合
には,その圧力雰囲気の減少に比例して放電が発生し易
くなることが考えられるが,本実施の形態では,高周波
アンテナ130と誘電体壁104との間に低誘電率化合
物膜128が介装されているため,かかる場合でもプラ
ズマが励起されることがない。
は,以上のように構成されており,高周波アンテナ13
0と誘電体壁104との間に低誘電率化合物膜128を
介装したため,高周波アンテナ130に対して高周波数
で高電力の高周波電力を印加した場合でも,誘電体壁1
04のアンテナ室108側面に沿面放電が生じることが
ない。その結果,処理室106内に導入される高周波エ
ネルギの減衰を防止することができると共に,誘電体壁
104や高周波アンテナ130など,アンテナ室108
内に配される各種部材の損傷を防止することができる。
の一形態にかかる高周波誘導結合プラズマCVD装置に
適用可能な高周波アンテナ及び低誘電率化合物膜の別の
実施形態について説明する。
0は,図3(a)に示したように,上述した高周波アン
テナ130と略同形に形成されており,その高周波アン
テナ130と同様にアンテナ室108内に配置すること
ができる。ただし,本実施の形態においては,アンテナ
室108の誘電体壁104上には低誘電率化合物膜12
8が配されることはない。その代わり,本実施の形態に
かかる高周波アンテナ200は,図3(b)に示したよ
うに,導電性のアンテナ部材202の表面が低誘電率化
合物膜204によってコーティングされている。
される低誘電率化合物膜204としては,上述した低誘
電率化合物膜128と同様に,耐熱性を有し,かつ誘電
率が誘電体壁104よりも相対的に低い低誘電率化合
物,すなわち誘電率が3以下のポリイミドや,アセター
ル樹脂や,ナイロンなどを採用することができるが,本
実施の形態ではポリイミドを使用している。さらに,低
誘電率化合物膜204の厚さは,上述の如く放電防止と
高周波エネルギの透過効率の観点から,25μm〜1m
mの範囲内で適宜設定することができる。
を誘電体壁104上に直接配置した場合でも,上述の如
く高周波アンテナ130と誘電体壁104との間に低誘
電率化合物膜128を介装させた場合と同様に,誘電体
壁104のアンテナ室108側面での沿面放電の発生を
防止することができる。さらに,導電性のアンテナ部材
202の表面全体が低誘電率化合物膜204で覆われて
いるため,アンテナ室108内での放電の発生を確実に
防止することができる。また,本実施の形態にかかる高
周波アンテナ200は,低誘電率化合物膜204が一体
に構成されているため,装置の改造を伴うことなく容易
に実施することができる。
(b)に示したように,上記高周波アンテナ130と同
様に冷媒循環路202aが形成されている。かかる構成
により,高周波アンテナ200を常温に維持することが
できると共に,アンテナ部材202を被覆する低誘電率
化合物膜204の温度も低下させることができる。その
結果,低誘電率化合物膜204を,耐熱性が上記低誘電
率化合物膜128を構成する樹脂よりも相対的に低い材
料から構成することができ,該構成材料の選択の幅を広
げることができる。
のように構成されており,高周波アンテナ200の表面
に低誘電率化合物膜204が形成されているため,上記
第1の実施の形態の如く高周波アンテナ130と誘電体
壁104との間に低誘電率化合物膜128を介在させた
場合と同様に,誘電体壁104のアンテナ室108側面
に沿面放電が生じることがない。さらに,本実施の形態
にかかる高周波アンテナ200は,低誘電率化合物膜2
04が一体に構成されているため,装置に低誘電率化合
物膜を設けるため加工を施す必要がなく,各種装置に適
用することができる。
て,添付図面を参照しながら説明したが,本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技
術的思想の範疇において,当業者であれば,各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり,それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
壁のアンテナ室側面にその周縁部を除き低誘電率化合物
膜を形成した構成を例に挙げて説明したが,本発明はか
かる構成に限定されるものではなく,低誘電率化合物膜
を誘電体壁のアンテナ室側面の全面に渡って張り付けた
構成としても良く,また高周波アンテナと誘電体壁との
間のみに設けた構成としても良い。さらに,低誘電率化
合物膜をアンテナ室の内壁面の全面に形成しても良い。
室内を減圧雰囲気に維持する構成を例に挙げて説明した
が,本発明はかかる構成に限定されるものではなく,ア
ンテナ室内を大気圧や大気圧よりも相対的に高い圧力雰
囲気に維持する場合でも,本発明を実施することができ
る。
ナ室内にプラズマの励起を抑止するガスを導入する構成
を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定さ
れるものではなく,アンテナ室内に上記ガスを導入しな
くとも本発明を実施することができる。
アンテナをアンテナ室内に配置した構成を例に挙げて説
明したが,本発明はかかる構成に限定されるものではな
く,アンテナ室を備えた装置でなくても本発明を適用す
ることができる。
ンテナに冷媒循環路を内装した構成を例に挙げて説明し
たが,本発明はかかる構成に限定されるものではなく,
冷媒循環路が形成されていない高周波アンテナを採用し
た装置であっても,本発明を適用することができる。
イラル状の形状の高周波アンテナを採用した構成を例に
挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定されるも
のではなく,高周波アンテナは,略環状や略放射状など
のいかなる形状であっても,本発明を実施することがで
きる。
をアルミナセラミックスから構成した例を挙げて説明し
たが,本発明はかかる構成に限定されるものではなく,
誘電体壁が石英や樹脂などのいかなる誘電性材料から構
成されていても,本発明を実施することができる。
基板に対して成膜処理を施す誘導結合プラズマCVD装
置を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定
されるものではなく,本発明は誘導結合エッチング装置
や,誘導結合アッシング装置などのいかなる誘導結合プ
ラズマ処理装置にも適用することができ,また半導体ウ
ェハに対して処理を施す装置にも適用することができ
る。
テナと誘電体壁との間に所定の低誘電率化合物膜を介装
したため,誘電体壁の高周波アンテナ側面での沿面放電
の発生を防止することができる。その結果,高周波アン
テナから発振され処理室内に導入される高周波エネルギ
の減衰を抑制することができると共に,誘電体壁や高周
波アンテナなどの損傷を防止することができる。
な断面図である。
化合物膜を説明するための概略的な説明図である。
電率化合物膜を説明するための概略的な説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 処理室の少なくとも一壁を成す誘電体壁
の外側に設けられた高周波アンテナに高周波電力を印加
して前記処理室内に高周波誘導結合プラズマを励起し,
前記処理室内に配置された被処理体に対してプラズマ処
理を施す如く構成されたプラズマ処理装置において,少
なくとも前記高周波アンテナと前記誘電体壁との間に,
誘電率が前記誘電体壁よりも相対的に低い低誘電率化合
物膜を介装することを特徴とする,プラズマ処理装置。 - 【請求項2】 処理室の少なくとも一壁を成す誘電体壁
の外側に設けられた高周波アンテナに高周波電力を印加
して前記処理室内に高周波誘導結合プラズマを励起し,
前記処理室内に配置された被処理体に対してプラズマ処
理を施す如く構成されたプラズマ処理装置において,前
記高周波アンテナを誘電率が前記誘電体壁よりも相対的
に低い低誘電率化合物膜によって覆うことを特徴とす
る,プラズマ処理装置。 - 【請求項3】 前記低誘電率化合物膜は,耐熱性を有す
る誘電率が3以下の樹脂から形成されることを特徴とす
る,請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項4】 前記樹脂は,ポリイミド,アセタール樹
脂,ナイロンから成る群から選択される任意の樹脂であ
ることを特徴とする,請求項3に記載のプラズマ処理装
置。 - 【請求項5】 前記高周波アンテナは,前記処理室とは
隔離され,導電性壁により囲まれたアンテナ室内に配さ
れることを特徴とする,請求項1,2,3又は4のいず
れかに記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項6】 前記アンテナ室内は,大気圧よりも相対
的に低い圧力雰囲気に維持されることを特徴とする,請
求項5に記載のプラズマ処理装置。
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JP30346497A JP4668364B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | プラズマ処理装置 |
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JPH11124677A true JPH11124677A (ja) | 1999-05-11 |
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JP30346497A Expired - Fee Related JP4668364B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | プラズマ処理装置 |
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