JPH11123596A - 粉塵の固形化処理方法 - Google Patents

粉塵の固形化処理方法

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JPH11123596A
JPH11123596A JP9299532A JP29953297A JPH11123596A JP H11123596 A JPH11123596 A JP H11123596A JP 9299532 A JP9299532 A JP 9299532A JP 29953297 A JP29953297 A JP 29953297A JP H11123596 A JPH11123596 A JP H11123596A
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JP
Japan
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dust
compression
raw material
solidified
compressed
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Application number
JP9299532A
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English (en)
Inventor
Shinichi Masaki
新市 正木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種類の粉塵を安定的に、しかも必要な結合
力を有する強度に固形化することのできる粉塵の固形化
処理方法を開発するものである。 【解決手段】 粉塵、あるいは加熱した粉塵を材料Xと
し、これを、定量計量し、密閉可能でかつ脱気可能な圧
縮容器7に充填して、プレス機にて加熱圧縮、あるいは
圧縮し、かつ脱気することにより固形化すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粉塵の固形化処
理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工場から排出される粉塵(ダス
ト)の処理は、 産業廃棄物として埋設する、 再
生原料とする、 其の他の原料の添加材・増量材とす
るなどの手段で処分しているのが実情である。
【0003】しかし、粉塵は、浮遊や飛散し易く、この
取扱いや輸送、処分の際に粉塵が飛散し、環境汚染、公
害の原因となる上、場合によっては、労働災害(塵肺)
等を引き起こす可能性もあり、取扱いが非常に厄介な廃
棄物である。
【0004】特に、粉塵の野外投棄は、風による飛散や
雨水による流出の問題を引き起こすことは必至であるた
め、粉塵を固形化することにより上記の欠点を防止する
ことが試みられているが、粉塵の種類、混入割合によっ
て物性が大きく異なり、圧縮だけでは充分な固形が得ら
れないものが多いし、定量切り出しに際しては粉塵特有
のブリッジが発生し、装置の実用化を阻んでいた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
多種類の粉塵を安定的に、しかも必要な結合力を有する
強度に固形化することのできる粉塵の固形化処理方法を
開発するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、粉
塵である,原料を、投入するホッパーと、該ホッパー底
部に定量(1個分の材料に計測する)切り出し制御でき
る原料掻き出しコンベヤーを設けた機構と、ターンテー
ブル上に、順次、充填工程、キャッピング工程、脱気工
程、圧縮工程、排出工程、そして準備工程とに配置さ
れ、エンドレスに繰り返す装置を利用して粉塵を脱気・
圧縮して固形化処理するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、この発明の好適な方法の一
実施例を図に基づいて説明すると、粉塵、あるいは加熱
した粉塵を材料とし、これを、定量計量し、密閉可能で
かつ脱気可能な圧縮容器に充填して、プレス機にて加熱
圧縮、あるいは圧縮し、かつ脱気することにより固形化
することを特徴とする粉塵の固形化処理方法からなるも
のである。
【0008】さらに、この発明の実施に使用する装置の
一実施例を図面に従って説明すると、粉塵である,原料
(X)は、ホッパー(1)に収納されており、該ホッパ
ーの底部から移送コンベア(1a)と、掻き出し機
(2)により定量切り出しコンベア(3)上に載置さ
れ、該コンベアに取付けられた秤を有する計量部(4)
によって一個分の材料を取り出すものである。
【0009】そして、この一個分に該当する材料は、シ
ュート(5)にてターンテーブル(9)上に配備された
圧縮容器(7)内に落下・充填される。上記ターンテー
ブル上では、該圧縮容器(7)内に充填された原料が、
充填工程(A)、キャッピング工程(B)、脱気工程
(C)、圧縮工程(D)、排出工程(E)を順次経て加
工され、そして、次の加工をするための空の圧縮容器を
準備する,準備工程(F)の各工程を経て加工されるも
のである。
【0010】また、本発明の実施に使用する圧縮容器
(7)の一実施例を述べると、筒状体であり、底部にシ
ールリング(10)を介して嵌脱可能なキャップ(1
9)を設けており、側面には脱気口(13)を設け、上
部には、2条のシールリング(12)(15)を介して
ピストン(11)を差し込み可能に形成されており、ピ
ストン(11)には、該ピストンの自重と減圧による降
下を防ぐためのフック(14)が設けられている。
【0011】そして、次に、ターンテーブル(9)上で
の各工程を詳述すると、先ず、充填工程(A)では、圧
縮容器(7)に原料(X)をシュート(5)にて落下充
填する際には、分散用羽根(8)を有する攪拌機(6)
にて慣らしながら均一に充填するものである。また、図
示はしないが、シュート(5)を制御したり、エアー圧
により均一化する手段を講じることにより、原料の圧縮
容器内での密度を均一にすることの配慮も可能である。
【0012】次に、キャッピング工程(B)では、ター
ンテーブル(9)上を移動した圧縮容器(7)の上方に
位置する,シールリング(10)を装着したピストン
(11)を圧縮容器(7)内に差し込み、圧縮容器内を
外気と遮断するものである。
【0013】そして、脱気工程(C)に移り、圧縮容器
(7)内で圧縮された原料を、さらに真空装置(図示し
ない)によって、脱気口(13)から脱気するものであ
る。
【0014】さらに、圧縮工程(D)では、圧縮容器
(7)を、プレス部分(16)へ移動させ、油圧プレス
(17)でピストン(11)を下方に押圧することによ
り、圧縮容器内部の原料を圧縮固形化するものである。
また、図示はしないが、圧縮工程の一部またはすべてを
減圧チャンバー内で行ってもよいものである。
【0015】そして、排出工程(E)では、圧縮容器
(7)の底部のキャップ(19)を取り外すと共に、押
し出しプレス(20)にてピストン(11)を下方に押
し出して、固形化された原料(加工物)を排出するもの
であり、この排出された加工物(X′)はベルトコンベ
ア(18)により搬送されるものである。
【0016】そして、準備工程(F)では、空となった
圧縮容器(7)に、再度、底部にキャップ(19)を装
着して、ターンテーブル上に戻し、充填工程に移動する
ものである。
【0017】尚、原料(X)は、常温で加工するよう述
べているが、場合によっては、原料を予め加熱するか、
あるいは、圧縮容器内で加熱圧縮することも考えられる
ものである。
【0018】
【発明の効果】この発明によると、原料である粉塵を圧
縮容器内で圧縮すると同時に真空脱気させることにより
密着力の強い固形化物に加工され、取り扱いの容易な固
形物となり、従来に比べて安全である等極めて有益なる
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】本発明に使用する圧縮容器の一実施例を示す断
面図である。
【図3】本発明に使用する装置の一実施例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 ホッパー 1a 移送コンベア 2 掻き出し機 3 定量切り出しコンベア 4 秤を有する計量部 5 シュート 6 攪拌機 7 圧縮容器 8 分散用羽根 9 ターンテーブル 10 シールリング 11 ピストン 12 シールリング 13 脱気口 14 フック 15 シールリング 16 プレス部分 17 油圧プレス 18 ベルトコンベア 19 キャップ 20 押し出しプレス A 充填工程 B キャッピング工程 C 脱気工程 D 圧縮工程 E 排出工程 F 準備工程 X 原料 X′加工物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉塵、あるいは加熱した粉塵を材料と
    し、これを、定量計量し、密閉可能でかつ脱気可能な圧
    縮容器に充填して、プレス機にて加熱圧縮、あるいは圧
    縮し、かつ脱気することにより固形化することを特徴と
    する粉塵の固形化処理方法。
JP9299532A 1997-10-15 1997-10-15 粉塵の固形化処理方法 Pending JPH11123596A (ja)

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JP9299532A JPH11123596A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 粉塵の固形化処理方法

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JP9299532A JPH11123596A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 粉塵の固形化処理方法

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JPH11123596A true JPH11123596A (ja) 1999-05-11

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JP (1) JPH11123596A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008012794A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Hitachi Plant Technologies Ltd スポンジメディア減容方法及び装置
JP2010069536A (ja) * 2005-10-28 2010-04-02 Komatsu Sanki Kk ペレット、ペレットの製造方法、及びヒューム処理装置
JP2011156560A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Koike Sanso Kogyo Co Ltd 粉粒体の固形化装置

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