JPH11122374A - 仮想対話機能付き電話機 - Google Patents

仮想対話機能付き電話機

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JPH11122374A
JPH11122374A JP27706997A JP27706997A JPH11122374A JP H11122374 A JPH11122374 A JP H11122374A JP 27706997 A JP27706997 A JP 27706997A JP 27706997 A JP27706997 A JP 27706997A JP H11122374 A JPH11122374 A JP H11122374A
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JP
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dialogue
circuit
telephone
virtual
voice
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JP27706997A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kagami
徹也 加賀美
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話機に仮想対話機能を設けた仮想対話機能
付き電話機を提供することを目的とする。 【解決手段】 電話回路10は電話機機能を有する。入
出力回路30は、外部との入出力制御を行う。対話回路
20は、音声情報をデータ化した対話データを記憶し、
対話データを用いた仮想対話の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は仮想対話機能付き電
話機に関し、特に仮想対話機能を設けた仮想対話機能付
き電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電話機に対する顧客の要望は多様
化、高度化する傾向にあり、様々な機能を持つ電話機が
開発及び商品化されている。
【0003】また、IC技術の進歩により、電話機の基
本回路である通話回路、ダイヤル回路等がIC化され、
電話機回路の小型化が可能となっている。一方、マルチ
メディア産業にむけて、バーチャルリアリティ(VR)
技術の研究開発が盛んに行われている。VRは、映像や
音声などで遠隔地にいてもその場所にいるような錯覚を
もたらす技術であり、ゲーム、音楽、映画など多方面の
分野で利用されつつある。
【0004】VRと電話機とを融合した従来の技術とし
ては、例えば特開平6−175778号公報では、複数
の電話機をディスプレイ上に立体表示して通信制御を行
うことで、実際に複数の電話機を購入することなく、複
数の電話機の操作を体感できるといったものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術では、VRを用いての対話機能はまったく備え
ておらず、仮想対話を実現することはできなかった。
【0006】また、従来の多機能電話機等でも、音声認
識機能を含む対話制御回路や対話ソフトの記憶回路を備
えていないので、公衆回線に接続することなく仮想対話
を行ったり、または仮想対話と実対話を自動的に切り替
えたりといった仮想対話を実現するための各種制御を行
うことができなかった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、電話機に仮想対話機能を設けた仮想対話機能
付き電話機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、仮想対話機能を設けた仮想対話機能付き電話機にお
いて、電話機機能を有する電話回路と、外部との入出力
制御を行う入出力回路と、音声情報をデータ化した対話
データを記憶し、前記対話データを用いた仮想対話の制
御を行う対話回路と、を有することを特徴とする仮想対
話機能付き電話機が提供される。
【0009】ここで、電話回路は電話機機能を有する。
入出力回路は、外部との入出力制御を行う。対話回路
は、音声情報をデータ化した対話データを記憶し、対話
データを用いた仮想対話の制御を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の仮想対話機能付き
電話機の原理図である。電話回路10は電話機機能を有
する。入出力回路30は、外部との入出力制御を行う。
対話回路20は、音声情報をデータ化した対話データを
記憶し、対話データを用いた仮想対話の制御を行う。
【0011】図では、仮話者Yの音声情報が対話回路2
0によって、すでに対話データ化されており、実話者X
は仮想対話機能付き電話機1を用いて、仮話者Yと仮想
対話を行っている様子が示されている。
【0012】次に本発明の仮想対話機能付き電話機1の
概観構成について説明する。図2は仮想対話機能付き電
話機1の概観構成図である。仮想対話機能付き電話機1
にはユーザインタフェースである各種スイッチや通信イ
ンタフェースであるアンテナなどが設置されている。
【0013】本発明の仮想対話機能付き電話機1には、
スピーカー2、マイクロフォン3、電源スイッチ4、操
作用数字キーならびに補助キー5、音声入力取消キー
6、音声入力確定キー7、対話ソフト編集キー8、その
他必要に応じて設置された各種ファンクションキー、L
CD表示パネル9、通信用アンテナ10、ジョグダイア
ル11、図示を省略したメモリカード挿入口(本体下
面)と、図示を省略したRS232Cインターフェース
接続用コネクター(本体背面)が設けられている。
【0014】メモリカード挿入口には携帯用のICメモ
リカード13が挿入でき、本体1内部に内蔵された記憶
装置との間でインターフェースを介し、必要に応じてデ
ータを書き込んだり、読みだしたりできる。
【0015】ジョグダイアル11は時計まわり、反時計
まわりに回転することと、本体方向に押下することがで
き、LCD表示パネル9に表示された文字記号情報を選
択、確定することができる。
【0016】また、通常の電話機本体と大きく違う点
は、仮想対話ソフトを作成するための対話ソフト編集キ
ー8および仮想対話編集実行に必要な入力音声の音声認
識機能に関わる音声入力取消キー6、音声入力確定キー
7などが設けられていることである。なお、これらのキ
ーはLCD表示パネル9に表示し、接触式表示パネル9
から指先やペンで入力するなどしてもよい。
【0017】次に従来の電話機と本発明の仮想対話機能
付き電話機1の概略構成について説明する。図3は従来
の電話機の構成を示す図である。従来は電話回路100
と入出力装置300から構成されていた。
【0018】図4は仮想対話機能付き電話機1の構成を
示す図である。電話回路10と、入出力回路30(以
降、入出力装置30と呼ぶ。)と、対話回路20と、か
ら構成される。対話回路20を設けたことにより、従来
の電話機能に加え、電話機本体に内蔵された記憶装置上
の対話ソフトと音声認識回路を利用して、電話回線に接
続することなく仮想的な対話を楽しむことができるばか
りでなく、必要に応じて回線に自動接続したり解除した
りして実対話と仮想対話を自由に切り替えることができ
る。
【0019】また、回線を接続したままでも対話中の一
方の電話機を仮想対話モードにすることで、回線を接続
した状態でも仮想対話を楽しむことができる。次に本発
明の仮想対話機能付き電話機1の詳細構成について図
5、図6を用いて説明する。図5、図6は仮想対話機能
付き電話機1の詳細構成を示す図である。
【0020】電話回路10、対話回路20、入出力装置
30は従来の回路と次の点で大きく異なる。第一に、新
たに設けた対話回路20に対話制御回路23を設けるこ
とにより、回線接続の有無に関係なく仮想対話と実対話
を自動的に制御できる。
【0021】第二に、電話回路10と入出力装置30が
従来の回路よりも拡張強化されている。まず、電話回路
10は通信制御回路11、モデム変復調回路12、呼制
御回路13から構成されている。
【0022】従来は呼起、被呼、通信対話などの処理が
一体化していたため、例えば電話番号を押下し終ると同
時に回線接続が行われ、通信対話が始まると同時にモデ
ムや変復調回路が動作するというように回路の動作は連
動しており、仮想対話実行のために回線と接続しなくて
も呼起、被呼、仮想対話を行うといった処理を分離して
行うことができなかった。
【0023】これに対し本発明は、電話回路10の内、
通信制御回路11とモデム変復調回路12を呼制御回路
13から分離すると同時に、対話音声と対話制御用プロ
グラムやデータを伝送したり、A/D変換、D/A変換
したり、各種信号を圧縮伸長できるように回路を強化し
てある。
【0024】入出力装置30も多様な入出力手段が設け
られており、これらは一括してマルチモーダルインター
フェース(MMI)制御回路27によって制御可能とな
っている。従来は例えば、マイク32aやスピーカー3
2bを使ったオーディオインターフェース32を利用し
たとしても、音声認識回路21や音声合成回路22を対
話制御回路23によって主記憶装置26上の対話ソフト
を利用して制御する仕組みがなかったため、入出力音声
を仮想対話に利用することができなかった。
【0025】なお、簡単のため各回路には、図示を省略
したROMとRAMが接続されており、各回路の動作に
必要なプログラムやデータをROMに記憶し、それに従
って各回路が動作する。その際、動作実行に必要なデー
タや制御信号を一時記憶するためにRAMが寄与する。
【0026】電話回路10と入出力装置30は、対話回
路20の制御のもとに動作する。また、バスラインBに
より互いに接続する。対話回路20の基本的な回路は対
話制御回路23と中央演算装置CPU25である。対話
制御回路23は仮想対話と実対話を制御し、2つのモー
ドの切り替えや回線との接続解除を制御する。これにつ
いては後に詳しく説明する。
【0027】中央演算装置CPU25は、接続されたR
OMまたは主記憶装置26に記憶されたプログラムに従
って対話制御回路23を含む各回路間の動作制御を行
う。図示を省略したRAMは動作処理のためのバッファ
メモリである。
【0028】通信制御回路11は、対話制御回路23に
よって制御された音声やデータを公衆電話回線に接続し
て受発信する際に動作する。マルチモーダルインターフ
ェース制御回路27によって例えば、RFインターフェ
ース31を介してアンテナ31aなどの通信装置を利用
した通信を行う際の制御を行う。
【0029】モデム変復調回路12は通信制御回路11
を介してアナログ電話回線から送られてきた音声やデー
タをA/D変換して他の回路に転送したり、他の回路か
ら転送されてきたデジタル信号をD/A変換したりする
いわゆるモデム機能や回線の周波数制約に応じたアナロ
グ信号の変復調機能を持つほか、例えば音声認識回路2
1の処理にふさわしいデジタル信号に入力信号をA/D
変換したり、主記憶装置26の入出力にふさわしいデジ
タル信号の圧縮伸長を行ったりする機能も持つ。
【0030】呼制御回路13は従来の電話回路の機能の
内から通信制御回路11とモデム変復調回路12の機能
を分離した機能を持つ。マルチモーダルインターフェー
ス制御回路27によって選択調整された入出力装置を利
用して起呼、被呼、対話状態管理などの制御や電話機本
体の電力制御などを行う。ただし、これらの機能はすで
に述べたごとく対話制御回路23から送られる制御信号
によって動作するので、必ずしも実際に通信制御回路1
1を介して回線に接続していなくても全く同様の模擬動
作を行うことができる。
【0031】音声認識回路21は回線からアンテナ31
a、RFインターフェース31、マルチモーダルインタ
ーフェース制御回路27を介して入力された音声信号を
モデム変復調回路12によってA/D変換した後、音声
認識し、対話内容を認識したり、話者の音声特徴を抽出
したりする。
【0032】また、電話機本体に話者がマイク32aか
ら入力した音声をオーディオインターフェース32、マ
ルチモーダルインターフェース制御回路27を介してモ
デム変復調回路12によってA/D変換した後、音声認
識し、対話内容を認識したり、話者の音声特徴を抽出し
たりする。認識された音声は対話制御回路23によって
データ化され、逐次、主記憶装置26に記憶され、いつ
でもこれを読み出すことができるようにする。
【0033】音声合成回路22は音声認識回路21によ
って認識され文字化された対話内容を確認するためにテ
キスト音声合成の技術によって予めROM内に記憶され
た音声素片から合成音声をマルチモーダルインターフェ
ース制御回路27、オーディオインターフェース32を
介してスピーカー32bから出力するのに用いられるほ
か、主記憶装置26に記憶された対話ソフト用のADP
CM音声データを対話ソフト話者の音声として同様に再
生出力するのに用いられる。
【0034】この際、適宜モデム変復調回路12を利用
する。また、必要に応じてキーインターフェース33を
介して入力される操作状況を音声で確認するのに用いた
りもする。モデム変復調回路12によって音声合成回路
22からの出力音声は、仮想対話の音声であっても実対
話の音声と周波数的に同一に制御されるので、まったく
同じ音質を保つ。
【0035】対話制御回路23は回路内のROMまたは
主記憶装置26に記憶された対話ソフトのプログラムと
データに従って、仮想対話と実対話の切り替え、回線へ
の接続と接続解除、仮想対話を実行するための自動起
呼、自動被呼などを制御する。
【0036】例えばアンテナ31aが回線から音声や音
声制御データを受信し、RFインターフェース31、マ
ルチモーダルインターフェース制御回路27、通信制御
回路11、モデム変復調回路12、呼制御回路13など
を介して入力されたそれらの信号を音声認識回路21に
よって認識した後、対話制御回路23でファイル管理情
報などとともに対話データとして生成し、これを主記憶
装置26に記憶することにより、いつでも記憶した対話
データと仮想対話を実行することができるようにする。
【0037】仮想対話を実行する際には、対話制御回路
23が主記憶装置26から対話ソフトを読み出し、仮話
者の音声や制御データを逆の経路を介して出力する。そ
の際、対話制御データに回線接続モードまたは非接続モ
ードの切り替え情報が含まれている場合には、これを判
定して、通信制御回路11とRFインターフェース31
を利用した回線に接続するか、あるいはこれらを介さず
オーディオインターフェース32経由でスピーカー32
bから単に音声出力するかの切り替えも行う。
【0038】そして、これに対してRFインターフェー
ス31またはオーディオインターフェース32から入力
される対話相手からの音声や制御データは電話回路10
を介して音声認識回路21で認識された後、対話制御回
路23において仮話者の対話出力内容に相応しい対話入
力内容かどうかを解析し、例えば正解かどうかといった
想定対話内容と比較し、比較結果に基づいて、次の対話
内容を変更したりする。 例えば正解ならば次の対話に
進み、誤答ならば正解を教示するといった対話内容の変
更や実行は対話制御回路23内のROMまたは主記憶装
置26に予め記憶された対話ソフトのプログラムとデー
タによって制御される。
【0039】このほか、例えば対話制御回路23内のR
OMまたは主記憶装置26に予め記憶された対話ソフト
のプログラムとデータによって、決められた時間帯の中
で、ランダムに呼制御回路13を呼びだし、あたかも回
線を通じて誰かから電話がかかってきたかのごとく呼び
だし音をスピーカー32bから出力し、電話機所持者に
仮想対話の実行を促すといった機能も果たす。
【0040】また、ダイアルキー33aを使って電話機
所持者が電話番号を入力すると、対話制御回路23が自
動的に仮想対話モードに切り替えて対話制御回路23内
のROMまたは主記憶装置26に予め記憶された対話ソ
フトの実行を開始するといった役目も果たす。
【0041】この際、仮想対話と実対話のモード切り替
えを電話機所持者がジョグダイアル11を使って、LC
D表示パネル34dから予め選択しておくこともできる
し、ランダムに切り替えられることをむしろゲーム感覚
で楽しむため、一切の制御を対話制御回路23のランダ
ム切り替えに任せることもできる。
【0042】例えば図2のLCD表示パネル9に図示し
た表示例は、2人の対話者の異なる対話モードを表示し
ており、名前左脇の△印は回線非接続を、○印は回線接
続を意味し、括弧付きの名前は仮想対話モードを、括弧
の付いてない名前は実対話モードを各々意味しており、
第1行目の名前が選ばれたことを▲印によって示してい
る。したがって、ここでは電話機所持者が予め回線非接
続の仮想対話モードを選択していることになる。
【0043】対話編集回路24は、仮想対話ソフトを電
話機本体のみで簡便に編集作成するための回路であり、
詳細は後に説明する。中央演算装置CPU25は、接続
されたROMまたは主記憶装置26に記憶されたプログ
ラムに従って対話制御回路23を含む各回路間の動作制
御を行う。図示を省略したRAMは動作処理のためのバ
ッファメモリである。
【0044】主記憶装置26は、中央演算装置CPU2
5ならびに各回路、装置の動作に必要なプログラムやデ
ータを記憶する。図示を省略した各回路内のROMに実
行に必要なプログラムとデータを記憶する方法もある
が、これだと記憶情報の更新が面倒な場合があり、これ
らの情報をまとめて主記憶装置26に記憶する方法もあ
る。
【0045】主記憶装置26は半導体メモリ、ハードデ
ィスクなど既知の装置を用いる。中央演算装置CPU2
5と主記憶装置26は電話機本体のあらゆる動作に随時
関与しているので、動作説明の際には一部の説明を省略
することがある。
【0046】マルチモーダルインターフェース制御回路
27は入出力装置30に図示したような各種の入出力イ
ンターフェースを選択調整した上で他の回路の動作と適
切な連係動作が可能になるよう制御するための回路であ
る。
【0047】入出力装置30として主な装置とそのイン
ターフェースを図示した。アンテナ31aはRFインタ
ーフェース31を介してマルチモーダルインターフェー
ス制御回路27により回線と接続し、音声や制御データ
の受発信を行うのに用いる。
【0048】マイク32aとスピーカー32bは、オー
ディオインターフェース32を介してマルチモーダルイ
ンターフェース制御回路27により電話機所持者の音声
を入力したり、対話制御回路23を介して主記憶装置2
6に記憶された対話ソフトから出力される仮話者の音声
を出力したり、RFインターフェース31を介して回線
経由で交わされる仮想対話または実対話の話者音声を入
出力するのに用いられるほか、対話編集回路24を利用
した対話ソフト制作時の音声入力や確認のための音声出
力にも用いられる。
【0049】さらに呼制御回路13に制御される各種の
起呼被呼信号音の入出力にも用いられる。キーインター
フェース33は各種のキー、ボタン類をマルチモーダル
インターフェース制御回路27によって制御するための
インターフェースである。ダイアルキー33aは電話番
号入力や数字を用いて入力可能な情報の入力に用いられ
る。
【0050】オーディオキー33bは音声認識回路21
の実行に必要な入力音声の確定や取消のキーなどであ
る。エディットキー33cは対話編集回路24の実行に
必要な入力キーである。ファンクションキー33dはそ
の他の電話機機能を実現するための入力手段の総称であ
る。LCD表示パネル34dはLCDインターフェース
34を介してマルチモーダルインターフェース制御回路
27によって制御される。表示だけでなく、接触式にし
て入力手段として用いることもできる。
【0051】メモリカード35aとパーソナルコンピュ
ータ36aは、外部接続媒体機器であり、電話機本体と
の挿入や接続は各々カードインターフェース35とRS
232Cインターフェース36を介して行われる。
【0052】次に音声認識回路21について説明する。
図7は音声認識回路21の構成を示す図である。ROM
21fには音声認識プログラムのほかに統計的モデルや
辞書などのデータを記憶し、RAM21eは回路動作の
実行バッファーとして用いる。この際、ROM21fの
情報は主記憶装置26に記憶してもよい。
【0053】音声分析回路21aはデジタル化された音
声信号を例えばヒドゥンマルコフモデル(HMM)など
の統計的手法を用いて分析し、言語処理回路21cによ
って例えばコンテキストフリーグラマー(CFG)など
によって形式化された構文情報を利用して認識され文字
情報との対応が行われる。
【0054】また、音声分析回路21aによって周波数
特徴などを別途分析して話者の個人的発声特徴を抽出す
るのが特徴抽出回路21bである。こうした処理を経
て、音声理解回路21dにおいて、ROM21fに記憶
された言語知識と比較照合され、最終的に対話内容が認
識される。認識された情報は対話制御回路23において
対話データとして生成され、管理される。
【0055】次に音声合成回路22について説明する。
図8は音声合成回路22の構成を示す図である。ROM
22dには音声合成プログラムのほかに、言語解析用辞
書や音声素片データ、圧縮されたADPCM音声データ
などを記憶し、RAM22cは回路動作の実行バッファ
ーとして用いる。この際、ROM22dの情報は主記憶
装置26に記憶してもよい。
【0056】言語処理回路22aは,対話制御回路23
から送られてくる対話情報を分析し、例えば文字化され
た対話内容の構文意味分析などを行う。音響処理回路は
言語処理回路22aの分析結果に基づき例えばテキスト
音声合成の手法を用いてROM22dに記憶された音声
素片データから対話音声を自動合成したり、圧縮された
ADPCM音声データなどをモデム変復調回路12を介
して伸長再現したりする。
【0057】次に対話制御回路23について説明する。
図9は対話制御回路23の構成を示す図である。ROM
23gには対話制御に必要なプログラムやデータを記憶
し、RAM23fは回路動作の実行バッファーとして用
いる。この際、ROM23gの情報は主記憶装置26に
記憶してもよい。
【0058】ファイル管理回路23aは仮想対話と実対
話を毎回1つのファイルとして逐次主記憶装置26に記
憶するための各種必要情報を付加したり判断処理する。
例えば「歴史の勉強」とか、「予算会議」とか、「旅行
の打合せ」といった内容の各対話を各々ファイルとして
管理し、その中で話者間のやりとりの内容は対話レコー
ドとしてファイル内に管理する。
【0059】こうした管理は例えばファイル管理テーブ
ルとしてデータ化し、自動的に生成整理する。音声のほ
かに制御データが付加されているか否かのフラグ情報な
どもここで管理する。つまり、対話回路20で処理され
た対話情報は制御データが音声に付加されるので処理済
みフラグが立ち、仮想対話機能が付いたどの電話機本体
でも実行可能となる。
【0060】対話データ生成回路23bは上に説明した
音声認識回路21によって認識された対話内容を音声と
ともにデータ化して対話レコードごとに制御できる形に
生成する。これはすぐ後に説明する対話データ解析回路
23cや対話データ比較回路23dで二人の話者間で脈
絡ある対話内容かどうかを解析比較し、対話データ実行
回路23eにおいて話題内容に応じた回路制御をするた
めに用いられる。
【0061】ファイル管理回路23aがマルチモーダル
インターフェース制御回路27を介して入力された音声
に制御データが存在しないと判断した場合、この対話デ
ータ生成回路23bにおいて対話データを生成する。
【0062】対話データは例えば「これでいいです。」
といった音声認識済みの文字化された情報や、それがど
のような音声特徴を持つ話者によって発声されたものか
という音声特徴データや、対話プログラムで予め想定さ
れていた回答に相当するものなら次の発声にプログラム
のどのシナリオデータを使えばよいかといった対話レコ
ード管理データなどが音声に付加される。
【0063】対話データ解析回路23cは対話プログラ
ムの実行の際に、対話レコードごとに上の対話データ生
成回路23bで処理済みのデータを解析してどのような
対話内容であるかをデジタル信号的に解釈する。
【0064】この情報は対話データ比較回路23dによ
って対話プログラムが予め規定した例えば正解発話と合
致するか否かなどの判定を行い、判定結果を対話データ
実行回路23eに送る。対話データ実行回路23eは対
話制御回路23全体の処理制御を行うと同時に、処理結
果に基づいて他の回路に制御情報を送る。
【0065】この際、例えば電話機本体に内蔵した図示
を省略した時計機能を参照すれば、対話制御データに規
定された特定の時間に制御信号を発信し、呼制御回路1
3を通じて自動的に呼びだし音を出力するといったこと
も可能となる。規定時間帯ならいつ仮想対話の電話をか
けてもよいといった対話プログラムを入力しておけば、
図示を省略した時計機能と乱数発生機能を相互参照する
ことにより、予想外の時間にいきなり電話呼びだしが行
われるといった効果を得ることもできる。
【0066】なお、ここでは対話制御回路の主な機能を
説明したが、具体的な実行処理については後にさらに詳
しく説明する。次に対話編集回路24について説明す
る。図10は対話編集回路24の構成を示す図である。
この回路は仮想対話ソフトを作成するための回路であ
る。ROM24fには仮想対話ソフトを作成するための
プログラムとデータが記憶されており、編集はシナリオ
を作成するごとく順次処理ステップを入力すればよい。
【0067】ここで作成する対話用のシナリオは、対話
プログラム側が例えば質問などの音声を出力した際に、
どのような返事が対話相手から音声入力されるかを予想
して、いくつかの想定入力に応じて次のプログラム側の
音声出力を選択できるようにしておく。
【0068】場面内編集回路24bはこうした毎回の発
話レコードの発声内容や電話機本体からの音声出力なの
か電話機本体への想定される音声入力なのかといった情
報を記録制御する。場面間編集回路24cは上で述べた
ごとく対話相手の音声入力に応じてどの場面を次に選ぶ
べきかといった場面間のリンク情報を記録制御する。
【0069】環境編集回路24dはプログラムのある場
面では、自動的に通信制御回路11を使って回線接続を
するなどの外部環境との接続制御情報を記録する。RA
M24eは動作実行の処理バッファーである。
【0070】なお、ファイル管理回路インターフェース
24aは編集の際に付加すべきファイル管理情報をファ
イル管理回路23aを利用して行うためのインターフェ
ースである。ここでは対話編集回路の主な機能を説明し
たが、具体的な実行処理については後にさらに詳しく説
明する。
【0071】次に仮想対話機能付き電話機1の伝送形式
について説明する。図11は仮想対話機能付き電話機1
の伝送形式を示す図である。(A)は音声と制御データ
を時間差をもって伝送する場合で、(B)は音声と制御
データを同時に伝送する場合である。
【0072】従来の電話では基本的には音声信号のみを
回線を通じて入出力していた。音声以外に伝送される信
号としては例えば自動交換機に送るダイアル信号や対話
相手を呼び出すための電話局のベル信号などの対話音声
制御とは直接関係のない周辺装置の制御信号のみであっ
た。
【0073】これに対し、本発明になる仮想対話機能付
き電話(バーチャル電話)においては、仮想対話であ
れ、実対話であれ、全ての対話音声は対話回路20によ
って自動処理されて対話内容に応じた対話制御信号が新
たに付加される。そして、処理後の音声は例えば音声認
識回路などによってデジタル化された対話内容をもと
に、それらの対話データに応じてどのような対話シナリ
オの展開をすべきかといった対話制御が対話回路20に
よって可能となる。
【0074】こうした対話制御データは例えば(A)に
示すごとく音声と時間差をもって伝送する方法もある
し、(B)に示すごとく音声と同時に伝送する方法もあ
る。図示を省略したがこれらを混在させて伝送すること
も可能である。
【0075】例えば、従来の電話回線を用いても、DS
VD(Digital Simultaneous Voiceand Data) や、AD
SL(Asymmetric Digital Subscriber Line)などの装置
をモデム変復調回路12などに組み込むことにより、音
声と対話制御データを同時に伝送することが可能であ
る。また、ISDNなどの回線を用いるとこうした装置
を用いることなく効率よく音声と対話制御データを同時
に伝送することも可能である。
【0076】次に制御データの種類について説明する、
図12は制御データの種類を示す図である。(A)は、
二人の話者間の毎回の対話レコードごとに同時に伝送す
る必要のない制御データであり、(B)は二人の話者間
の毎回の対話レコードごとに同時に伝送することが望ま
しい制御データである。
【0077】対話プログラムCNT1は仮想対話を実行
するのに必要なプログラムであり、どのような対話シナ
リオを実行すればよいかを制御するのに用いる。言語処
理辞書CNT2は音声認識や音声合成に用いる解析用辞
書データなどである。
【0078】ファイル管理データCNT3は、毎回の対
話レコードを一括して一つのファイルとして管理するの
に必要な情報であり、例えば対話制御データが付加され
ているか否かの情報や、いつ作成や実行がなされ、各対
話レコードの実行時間や、対話ソフトがどの時間帯でど
の利用者に実行許可されるかといった条件情報などが記
録されている。
【0079】自動的にファイルはユニークなファイル名
を付与されるが、必要に応じて音声またはキーによって
例えば「予算会議」などと内容を反映した名称を付与し
てもよい。
【0080】音声認識済データCNT4は対話音声の内
容が音声認識回路を用いて認識され例えばその音声が
「こんにちは」という文字化された情報として記録され
る。音声特徴データCNT5は対話者の音声特徴を抽出
してデジタル信号としてこれを保持することにより対話
者の識別を可能とするユーザーID情報である。
【0081】レコード管理データCNT6は対話プログ
ラムの規定に従って対話シナリオを制御実行するのに用
いられる。ここには仮想対話モードと実対話モードの切
り替えや回線との接続解除、自動起被呼、タイムコード
などの時間制御情報など対話レコードごとの各種制御情
報が記録される。
【0082】次に仮想対話の基本的概念を図を用いて説
明する。図13は対話ソフトの編集と、編集後の対話ソ
フトを伝送するモードの概念図である。実話者Aと実話
者Xの二人が仮想対話機能付き電話機1を各々所持して
いるとする。実話者Aは例えば通信教育講座を受講して
いる受講者であり、実話者Xは講座の講師であるとす
る。
【0083】従来の電話回線を用いて全ての講座内容を
実対話しようとすると、講師になかなか電話がつながら
ない、つながっても回線使用料金が利用時間に応じて増
大するなどという問題があった。
【0084】しかし、本発明になる仮想対話機能付き電
話機1を使えば、実話者Xが予め講座内容を対話編集回
路24−1を用いて編集し、これを主記憶装置26−1
に対話ソフトとして記憶しておけば、例えば夜中に対話
制御回路23−1を通じて回線に自動接続し、対話音声
とその制御データを回線を通じて伝送し、実話者Aが睡
眠中に対話制御回路23−2を通じて受講者の主記憶装
置26−2に同一の対話ソフトを記憶しておくことがで
きる。
【0085】これでいつでも実話者Aは回線に接続する
ことなく講座を再生利用することが可能となり、回線の
混雑や利用料金に影響されることなく、落ち着いて学習
に励むことができる。
【0086】図14は実話者Aが、対話制御回路23−
2を介して自身の仮想対話機能付き電話機1に内蔵され
た主記憶装置26−2から再生される対話ソフトと仮想
対話を行っている概念図である。
【0087】実話者Aが入力した回答音声などは対話制
御回路23−2で判定され、逐次対話ソフトに回答情報
として追加されてゆくと同時に、入力内容に応じた対応
出力が実行される。
【0088】図15は仮想対話と実対話を適宜切り替え
て使用する場合の概念図である。例えば受講者の実話者
Aが対話制御回路23−1を介して講師Xが作成した主
記憶装置26−1の対話ソフトと仮想対話を行っている
とする。
【0089】対話プログラムのある場面で回線に接続す
るステップが実行されると仮話者Ybとの対話から対話
制御回路23−2が自動的に回線に接続し、講師の対話
制御回路23−1を介して実際の講師である実話者Xと
実対話可能としたり、あるいは受講者Aの回答音声のみ
をデータ化して回線を通じてデータ伝送し、講師Xが別
途作成した主記憶装置26−1の対話ソフトに深夜など
に対話制御回路23−1を介して自動記憶させておくこ
ともできる。
【0090】また、主記憶装置26−1の対話ソフトは
例えば受け付けの仮話者Yaが実話者Aと仮想対話を交
わすモードであってもよい。これは図14で説明したよ
うな回線を利用しない仮想対話ではなく、回線を利用し
た仮想対話となる。
【0091】このように、2台の仮想対話機能付き電話
機1を用いると、実話者Aと実話者Xの従来の電話と同
じ実対話を回線を介して実行できるだけでなく、実話者
Aと仮話者Ybの回線を利用しない仮想対話も実行で
き、さらに実話者Aと仮話者Yaの回線を利用した仮想
対話も実行できるので、これらの組み合わせを適宜切替
え実行することで効率のよい、しかも効果的な対話を実
現することが可能となる。
【0092】これをプログラム的に拡張すれば、2台の
仮想対話機能付き電話機1に内蔵された主記憶装置に各
々複数の仮話者を記憶することで、多くの話者の間で仮
想会議を行うことも可能となる。
【0093】次に仮想対話機能付き電話機1をプロバイ
ダを介して接続した際の構成について説明する。図16
は複数の仮想対話機能付き電話機1をプロバイダを介し
て接続した場合の概念図である。各仮想対話機能付き電
話機1を端末1a〜1jとすれば、端末1aから端末1
eがプロバイダP1を介して、プロバイダP2との間に
接続された専用回線を利用して、端末1fからから端末
1jの複数の相手と対話を実行することが可能になる。
【0094】また、プロバイダP1、P2は加入してい
る端末の所持者が作成した対話プログラムを専用回線を
介して廉価に配信することもできれば、本格的なオーサ
リングシステムを利用して作成した対話プログラムを大
量に自動配信することもできる。
【0095】また、加入者があらかじめプロバイダに対
話ファイルのジャンルや内容を好みに応じて登録してお
けば、登録情報に合致する情報のみを自動配信すること
もできる。
【0096】次に対話編集操作について説明する。図1
7、図18は対話編集操作例を示す図である。左端のス
テップは操作順序をあらわし、中央の押下ボタンは例え
ば図2の外観図に示したキー類をあらわし、右端の音声
入力内容はプログラムのどのステップで電話機がどのよ
うな内容の音声入出力をするかをあらわす。押下ボタン
の「始」と「終」はプログラムの開始と終了を指定する
キーで、図2の編集キー類8の両端にある。「O」はOu
tput、「I」はInput 、「L」はLinkをそれぞれあらわ
し、図2の編集キー類8の中央にある。
【0097】「確定」は音声認識結果が入力音声と同じ
だった場合に確定するためのキーで、図2の7にあた
る。なお、後に説明する対話編集操作変形例も同様であ
る。ステップS1で対話プログラムの開始を指定する。
ステップS2の「O1」キーを押下することで、プログ
ラム実行時に電話機から音声を自動出力することを指定
する。任意の数字は対話場面を指定する。
【0098】キー押下に続き「ジャンヌダルクは男でし
たか、女でしたか」と音声入力すると音声認識されるの
で、認識内容が入力内容と同じであればステップS3で
「確定」キーを押下する。これにより、対話プログラム
が開始実行された場合には、最初の場面で電話機側から
確定した同一の内容が音声で自動出力される。ステップ
S4で「LI1」と押下すると、「I1」のステップを
次に実行することが指定される。
【0099】ステップS5からステップS12までは
「I1」に関する3つの場面を指定しており、音声入力
内容はプログラム実行時に対話者が電話機に向かって入
力するであろう予想表現をあらわす。つまりステップS
5「I1*1」では「男」または「男性」という音声入
力があった場合には、「O2*1」を次ぎに実行するよ
う指定する。そのための予想回答の事前入力を音声で行
っているため、ステップS6で「確定」キーを押下す
る。
【0100】もし、音声入力をしないならば、キー入力
などの他の手段を用いてもよい。ステップS8「I1*
2」は「女」または「女性」という音声入力がプログラ
ム実行時にあった場合、ステップS10の「O2*2」
を次ぎに実行することを指定する。
【0101】ステップS11「I1*3#」は予想音声
入力候補が何も入力されていないが、これはステップS
5とステップS8以外の予想音声入力が実行時にあった
場合に「O1」に戻って実行することを指定する。
「*」の直後の数字は同一場面の枝番号を示し、一般に
は上のような選択の可能性がある場合に用いられる。
「#」はその他の予想入力をあらわす。
【0102】ステップS13「O2*1」は、上で説明
した電話機側の音声出力、ステップS15は次の実行ス
テップ指定である。ステップS16「O2*2」も同様
に電話機側の音声出力、ステップS18は次ぎの実行ス
テップ指定である。なお、電話機側の音声出力は、上の
ようにあらかじめ音声で入力した話者の音声を記憶再生
してもよいし、テキスト音声合成で電話機の記憶装置に
記憶された他の音声データを用いてもよい。
【0103】ステップS19「O3」は電話機側から対
話プログラム実行時に音声出力してほしい対話内容の指
定であり、ステップS21は次ぎの実行先場面の指定で
ある。ステップS21で「I3」を実行先に指定し、実
行先の「I3」が「*数字」によって複数の予想音声入
力候補を持つ場合には、先頭に「I3」を指定されたす
べての候補が次の実行先候補として扱われる。
【0104】ステップS22からステップS29は、ス
テップS5からステップS12と同じ動作を指定してお
り、入力内容と次の実行先のみが異なる場合なので説明
は省略する。ステップS30「O4*1**」の「*
*」は他のステップから実行先として指定されているだ
けで、音声入力は指定していないことをあらわす。
【0105】ステップS31「L54482111#
#」は、数字で示した電話番号に自動的に電話をかけ、
回線接続に成功したら実際の対話を行うことを指定す
る。ステップS32は回線を使った対話の次に「O4*
2」を実行先に指定し、ステップS33「O4*2」は
電話機側から音声で別れのあいさつを出力し、ステップ
S35でプログラムを終了することを指定する。
【0106】次に図17、図18で説明した対話プログ
ラム例をフローチャートで説明する。図19、図20は
図17、図18で作成した対話プログラム例のフローチ
ャートを示す図である。
【0107】ステップS100はステップS1に相当す
るプログラムの開始である。ステップS101と直下の
矢印はステップS2とステップS4に相当する。編集を
終えた対話ソフトから再生される仮話者からの例えば質
問などの音声出力をあらわす。図15の仮想対話と実対
話の実行概念図を参照すると、ステップS101は図1
5の記憶装置内対話ソフトの仮話者Ybからの出力に相
当する。
【0108】ステップS102は図15の実話者Aから
の例えば回答などの音声入力で、ステップS5またはス
テップS8、ステップS11に相当する。これを図15
の対話制御回路23−2で判定するのがステップS10
3とステップS104に相当する。
【0109】ステップS103の想定入力か否かの判定
は、ステップS5かステップS8は想定入力、ステップ
S11は想定外入力を意味する。ステップS104の正
解か否かの判定は、ステップS8の正解か、ステップS
5の誤答かという判定に相当する。
【0110】もし、ステップS103で想定入力でなか
った場合は、ステップS104に進まず、再びステップ
S101から実行を繰り返す。ステップS12に相当す
る。ステップS104で正解が音声入力された場合に
は、ステップS105の音声出力を電話機側から実行
し、誤答であった場合には、ステップS106の音声出
力を電話機側から実行し、どちらもステップS107の
実行に進む。正解はステップS16、誤答はステップS
13に相当する。
【0111】ステップS107からステップS110の
処理は、ステップS101からステップS104の処理
と同じ構造のルーチンであるので説明は省略する。ステ
ップS110で電話機側の音声出力に対し、対話者が受
諾同意の音声入力をした場合にはステップS111を介
してステップS112に進み、対話者が拒否の音声入力
をした場合には直接ステップS111に進み、これを実
行して対話プログラムを終了する。
【0112】ステップS110の同意はステップS22
に、ステップS110の拒否はステップS25に相当
し、ステップS111はステップS31に相当する。実
対話が終了するとステップS112で電話機側から音声
出力をするが、これはステップS33に相当する。
【0113】次に図17、図18で説明した対話プログ
ラムの実行例について説明する。図21、図22は対話
プログラムの実行例を示す図である。ステップ、対話内
容または対話処理、各ステップに関係する主要処理回
路、を示している。
【0114】ステップは図19、図20に対応する。ス
テップS102は誤答、ステップS108は受入のステ
ップを選択したことをあらわす。主要処理回路の説明は
省略する。
【0115】次に図17、図18の対話編集操作変形例
について説明する。図23は対話編集操作変形例を示す
図である。ステップS30では、ステップS22で同意
の音声入力があった場合に、ステップS24の実行先と
して指定されており、「わかりました。(途中省略)さ
ようなら。」と別れのあいさつをした後に、ステップS
32で電話番号に自動接続し、ステップS33でステッ
プS22の「I3*1」で入力された同意の音声をデー
タとして自動伝送して回線接続を自動解除してステップ
S36のプログラム終了となる。
【0116】ステップS25で拒絶の音声入力があった
場合には、ステップS27でステップS34が実行先と
して指定され、別れのあいさつのみで、データ伝送はし
ないでステップS36のプログラム終了となる。
【0117】次に図23の対話プログラムの変形例につ
いてフローチャートを用いて説明する。図24は対話プ
ログラムの変形例のフローチャートを示す図である。ス
テップS109はステップS19の電話機側音声出力に
対する返事の入力ステップS22またはステップS25
に相当し、ステップS110の選択判断によりステップ
S22同意ならステップS211、ステップS30の別
れのあいさつ出力を実行し、ステップS213で例えば
図15の仮話者Yaをシステムに自動接続して実話者A
の同意音声をデータとして自動伝送する。
【0118】もし、ステップS110で、ステップS2
5の拒絶回答と判断されればステップS212、ステッ
プS34を実行してステップS214で終了する。次に
図23で作成した対話変形プログラムに実行例について
説明する。図25、図26は対話変形プログラムに実行
例を示す図である。ステップ、対話内容または対話処
理、ステップに関係する主要処理回路を示す。
【0119】左端のステップは図21と図24に対応す
る。ステップS110は同意のステップを選択したこと
をあらわす。主要処理回路の説明は省略する。次に図1
7、18の詳細処理について説明する。図27、28は
図17、18の詳細処理を示す図である。
【0120】ステップS1は起動とファイル編集であ
る。各回路と装置起動後、例えば編集キー33cを押下
することで、編集モード開始信号がキーインターフェー
ス33からMMI制御回路27を経由して呼制御回路1
3に送られ、ここで電話機の関連装置制御を行いつつ、
さらにファイル管理回路インターフェース24aに制御
信号が送られ、ファイル管理回路23aにおいて、これ
から作成する対話プログラムの管理ファイルを作成す
る。
【0121】以降の入力プログラムと入力音声データは
全て入力レコードごとにこのファイルに自動追記され
る。ファイル情報は自動的にユニークなファイル名や作
成時間などを付与されるが、音声または文字などで適当
なファイル名を入力変更してもよい。ファイル情報は主
記憶装置26に記憶される。
【0122】ステップS2は出力音声場面内編集であ
る。編集キー33cとマイク32aで入力された編集用
の場面制御記号や番号、それにプログラム作成後の出力
音声内容を事前入力する音声の各信号は、MMI制御回
路27と呼制御回路13を経由して、場面内編集回路2
4bに送られ、ここでROM24fまたは主記憶装置2
6に予め記憶された編集ソフトにしたがって対話レコー
ド情報に加工するための関連回路制御信号とともに先ず
モデム変復調回路12において入力音声をA/D変換し
たのち、音声認識回路21においてデジタル化された音
声信号を文字情報や音声特徴パラメータに変換し、対話
データ解析回路23cで解析処理したのち、対話データ
生成回路において対話レコードごとに対話データに加工
する。
【0123】なお、ROM24fまたは主記憶装置26
に予め記憶された編集ソフトの作動は対話編集回路24
のその他の処理にも毎回作動するので主な場面の編集以
外は説明を省略する。
【0124】ステップS3は確定記憶編集である。例え
ばMMI制御回路27を経由してLCD34dなどから
表示された編集内容が正しく音声認識されたことをオー
ディオキー33bの確定キーを押下することで、確定信
号が再びMMI制御回路27を経由して呼制御回路13
に送られ、この信号によって対話データ生成回路23b
で生成された対話レコード信号は主記憶装置26に記憶
させる。
【0125】ステップS4は、場面間編集である。例え
ば編集キー33cの押下によってMMI制御回路27に
送られた編集制御信号は、呼制御回路13に送られ、こ
こで電話機の関連装置制御を行いつつ、さらに場面間編
集回路24cにおいて場面間制御のプログラムにしたが
って対話場面のリンク情報として加工された後、主記憶
装置26に記憶される。
【0126】ステップS5は、入力音声場面内編集であ
る。編集キー33cとマイク32aで入力された編集用
の場面制御記号や番号、それにプログラム作成後の入力
候補として想定される音声内容を事前入力する音声の各
信号は、MMI制御回路27と呼制御回路13を経由し
て、場面内編集回路24bに送られ、ここでROM24
fまたは主記憶装置26に予め記憶された編集ソフトに
したがって対話レコード情報に加工するための関連回路
制御信号とともに先ずモデム変復調回路12において入
力音声をA/D変換したのち、音声認識回路21におい
てデジタル化された音声信号を文字情報や音声特徴パラ
メータに変換し、対話データ解析回路23cで解析処理
したのち、対話データ生成回路において対話レコードご
とに対話データに加工する。
【0127】以下のステップで処理内容が同じ場合は、
説明を省略し、処理内容の異なる場合を説明する。ステ
ップS11は、入力音声場面内編集で、ステップS5と
最後の処理以外は同じである。S5とS8は入力制御信
号と入力音声内容データがともに入力された場合であ
り、S11は編集キー33cの押下により、主記憶装置
26からS5とS8で入力された音声内容以外の辞書デ
ータを入力想定候補に自動的に登録する。
【0128】ステップS30はリンク受け編集である。
編集キー33cの押下により入力されたリンク受け信号
は、MMI制御回路27と呼制御回路13を経由して、
場面内編集回路24bで作成されたリンク元信号の入力
内容を受けるよう編集される。
【0129】ステップS31は、場面間環境編集であ
る。このステップでは、ダイアルキー33aと編集キー
33cから入力された電話番号と場面間編集制御信号が
呼制御回路13を介して場面間編集回路24cでこれま
で入力された音声入力情報とリンクされ、環境編集回路
24dにおいてその入力情報をもとに外部通信装置と自
動接続するようプログラム情報が加工され、主記憶装置
26に記憶される。
【0130】ステップS35は、ファイル編集である。
編集キー33cから入力されたプログラム編集終了信号
はMMI制御回路27と呼制御回路13を経由して、フ
ァイル管理回路インタフェース24aに送られ、ファイ
ル管理回路23aを起動動作させ、その結果を主記憶装
置26に記憶する。ファイル管理回路23aではプログ
ラム容量や入力された制御情報を付加して、ファイルを
完成する。
【0131】次に図21、22の詳細処理を説明する。
図29は図21、22の詳細処理を説明する図である。
ステップS101は音声出力実行である。主記憶装置2
6から作成した対話プログラムとデータを読みだして対
話データ実行回路23eで実行制御信号を関連回路に送
って制御する。
【0132】ファイル管理回路23aに対話ファイル制
御信号を送り、指定ファイルを選択実行する。対話デー
タ解析回路23cで、対話レコードから実行内容や実行
条件を解析し、そのデータ信号を音声合成回路22によ
って音響処理を行い、モデム変復調回路12でD/A変
換や伸長制御を行ったうえで、呼制御回路13に音声信
号として送ると、これがMMI制御回路27を経由して
例えばスピーカー32bから音声出力される。
【0133】ステップS102は音声入力実行である。
対話データ実行回路23eで実行制御信号がステップS
102の音声入力実行モード信号に進むと、例えばマイ
ク32aから入力された音声信号は、MMI制御回路2
7を経由して呼制御回路13に送られ、関連装置の制御
のもとに、モデム変復調回路12でA/D変換され、音
声認識回路21において入力内容が認識され、文字や音
声特徴パターンなどに変換された信号は、ファイル管理
回路23aにおいて例えば入力者の希望する実行時間な
ど各種実行条件を確認したうえで、対話データ解析回路
23cにおいて対話レコード単位に解析される。解析結
果は対話データ生成回路23bとして最終的な対話レコ
ード情報に加工され、比較実行や記憶処理しやすい形に
なる。
【0134】ステップS103は正解比較実行である。
ステップS102の対話レコード情報は対話データ比較
回路23dにおいて、対話プログラムが正解と指定して
いる対話内容と、同一のデータ形式のもとに比較され、
正解か誤答かが判定される。このステップでは、想定入
力か否かを判定する。
【0135】ステップS104では、正解か否かを判定
し、その結果を主記憶装置26に記憶する。以下のステ
ップで処理内容が同じ場合は、説明を省略し、処理内容
の異なる場合を説明する。
【0136】ステップS111は自動起呼と実対話実行
である。対話データ実行回路23eで対話プログラムの
自動起呼実行ステップが検知されると、制御信号が呼制
御回路13を介して通信制御回路11から通信実行する
モードに切り替えられる。MMI制御回路27、RFイ
ンターフェース31を経由して、例えばアンテナ31a
から既にプログラムで指定された電話番号に自動的に電
話をかける。回線に接続すると実対話が行われるが、こ
の際にも、上で説明したステップS101からステップ
S104のような音声の入出力処理は常に行い、これを
主記憶装置に記憶する。
【0137】ステップS111は回線接続解除実行であ
る。ステップS111と同様の動作の後、回線を解除す
る。その後、実対話情報や接続解除情報を主記憶装置2
6に記憶する。従来の電話機では、このような対話自動
処理は行わないが、本発明では、特別の指定がない場合
は、常に対話内容を記憶し、後の対話ソフト編集の素材
にすることができる。
【0138】次に図23の詳細処理について説明する。
図30は図23の詳細処理を説明する図である。主要処
理回路各ステップ内の処理は共通するので説明は省略す
る。次に図25、26の詳細処理について説明する。図
31は図25、図26の詳細処理を説明する図である。
ステップS213の自動起呼と回答伝送実行は、途中ま
で図29のステップS110の自動起呼処理と同じだ
が、実対話を行うのではなく、すでに音声入力された回
答データを、伝送する処理が異なる。
【0139】自動起呼後は、主記憶装置26から読みだ
した回答データをモデム変復調回路12においてD/A
変換や変調を行って、通信制御回路11からMMI制御
回路27を介してアンテナ31aなどから、自動伝送さ
れるので、実対話は行わない。したがって、実対話を自
動解析、自動記憶することもしない。
【0140】以上説明したように、本発明の仮想対話機
能付き電話機1によれば、回線に接続せず、通話待ちも
なく、また電話料金もかからず、しかも繰り返し対話を
楽しむことができる。必要な対話ソフトを回線を通じて
自動送受信することで、いつでも新鮮な対話ソフトを伝
送したり更新し、必要な時間帯に実行できる。しかも電
話を自動的にかけたり、自動的にかかってきたりという
実際の電話対話と同じような模擬的な効果も得られ、対
話回路が適宜自動制御することにより、実対話と仮想的
な対話を切り替えることで効率的な対話も実行できる。
【0141】また、例えば医療や教育のような定型的対
話(体温や痛みの有無の確認や、あらかじめ回答が決ま
っている質問など)の部分を仮想対話機能で行い、詳し
い個別の症状や質問事項を実対話で行うといった実用的
な産業分野への応用ばかりでなく、通常の実対話では不
可能な有名人との対話を仮想的に楽しむといった娯楽的
な産業分野への応用も可能になる。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の仮想対話
機能付き電話機は、音声情報をデータ化した対話データ
にもとづいて、仮想対話の制御を行う構成とした。これ
により、通常の電話機で仮想対話を行うことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮想対話機能付き電話機の原理図であ
る。
【図2】仮想対話機能付き電話機の概観構成図である。
【図3】従来の電話機の構成を示す図である。
【図4】仮想対話機能付き電話機の構成を示す図であ
る。
【図5】仮想対話機能付き電話機の詳細構成を示す図で
ある。
【図6】仮想対話機能付き電話機の詳細構成を示す図で
ある。
【図7】音声認識回路の構成を示す図である。
【図8】音声合成回路の構成を示す図である。
【図9】対話制御回路の構成を示す図である。
【図10】対話編集回路の構成を示す図である。
【図11】仮想対話機能付き電話機の伝送形式を示す図
である。(A)は音声と制御データを時間差をもって伝
送する場合で、(B)は音声と制御データを同時に伝送
する場合である。
【図12】制御データの種類を示す図である。(A)は
二人の話者間の毎回の対話レコードごとに同時に伝送す
る必要のない制御データであり、(B)は二人の話者間
の毎回の対話レコードごとに同時に伝送することが望ま
しい制御データである。
【図13】対話ソフトの編集と、編集後の対話ソフトを
伝送するモードの概念図である。
【図14】実話者が対話制御回路を介して自身の仮想対
話機能付き電話機に内蔵された主記憶装置から再生され
る対話ソフトと仮想対話を行っている概念図である。
【図15】仮想対話と実対話を適宜切り替えて使用する
場合の概念図である。
【図16】複数の仮想対話機能付き電話機をプロバイダ
を介して接続した場合の概念図である。
【図17】対話編集操作例を示す図である。
【図18】対話編集操作例を示す図である。
【図19】対話プログラム例のフローチャートを示す図
である。
【図20】対話プログラム例のフローチャートを示す図
である。
【図21】対話プログラムの実行例を示す図である。
【図22】対話プログラムの実行例を示す図である。
【図23】対話編集操作変形例を示す図である。
【図24】対話プログラムの変形例のフローチャートを
示す図である。
【図25】対話変形プログラム実行例を示す図である。
【図26】対話変形プログラム実行例を示す図である。
【図27】図17、図18の詳細処理を示す図である。
【図28】図17、図18の詳細処理を示す図である。
【図29】図21、図22の詳細処理を説明する図であ
る。
【図30】図23の詳細処理を説明する図である。
【図31】図25、図26の詳細処理を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1……仮想対話機能付き電話機、10……電話回路、2
0……対話回路、30……入出力回路、X……実話者、
Y……仮話者。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想対話機能を設けた仮想対話機能付き
    電話機において、 電話機機能を有する電話回路と、 外部との入出力制御を行う入出力回路と、 音声情報をデータ化した対話データを記憶し、前記対話
    データを用いた仮想対話の制御を行う対話回路と、 を有することを特徴とする仮想対話機能付き電話機。
  2. 【請求項2】 前記電話回路は、前記対話回路と連動し
    て、回線に接続せずに電話動作を模倣することを特徴と
    する請求項1記載の仮想対話機能付き電話機。
  3. 【請求項3】 前記入出力回路は、ユーザインタフェー
    ス及び通信インタフェースを設けていることを特徴とす
    る請求項1記載の仮想対話機能付き電話機。
  4. 【請求項4】 前記対話回路は、対話内容を前記音声情
    報から文字情報に変換し、かつ対話者の音声特徴を抽出
    して話者識別を行う音声認識回路を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の仮想対話機能付き電話機。
  5. 【請求項5】 前記対話回路は、前記音声情報の復元及
    び合成を行う音声合成回路を含むことを特徴とする請求
    項1記載の仮想対話機能付き電話機。
  6. 【請求項6】 前記対話回路は、あらかじめ記憶されて
    いる対話制御プログラムを実行して、回線に接続または
    接続せずに前記仮想対話を制御することを特徴とする請
    求項1記載の仮想対話機能付き電話機。
  7. 【請求項7】 前記対話回路は、対話者の音声入力に応
    じて、自動的に対話内容を変更することを特徴とする請
    求項1記載の仮想対話機能付き電話機。
  8. 【請求項8】 前記対話回路は、前記仮想対話、実対
    話、データ伝送を自動的に切り替えることを特徴とする
    請求項1記載の仮想対話機能付き電話機。
  9. 【請求項9】 前記対話回路は、前記対話データの編集
    を行う対話編集回路を含むことを特徴とする請求項1記
    載の仮想対話機能付き電話機。
  10. 【請求項10】 前記入出力回路は、対話内容を外部装
    置へ出力または前記外部装置へ保存させることを特徴と
    する請求項1記載の仮想対話機能付き電話機。
  11. 【請求項11】 前記対話回路は、アプリケーション化
    された対話ソフトを用いて前記仮想対話の制御を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の仮想対話機能付き電話
    機。
  12. 【請求項12】 前記入出力回路は、前記対話ソフトを
    回線を通じて送受信することを特徴とする請求項11記
    載の仮想対話機能付き電話機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5485436B1 (ja) * 2013-03-08 2014-05-07 メディアアクティブ株式会社 仮想電話着信装置、および仮想電話着信プログラム
JP2015186199A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 ソニー株式会社 通信装置および方法、並びにプログラム

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