JPH1112157A - アルキルグルコシド及び増加した電解質濃度を含んでなる化粧的及び皮膚科学的エマルジヨン - Google Patents

アルキルグルコシド及び増加した電解質濃度を含んでなる化粧的及び皮膚科学的エマルジヨン

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JPH1112157A
JPH1112157A JP10167785A JP16778598A JPH1112157A JP H1112157 A JPH1112157 A JP H1112157A JP 10167785 A JP10167785 A JP 10167785A JP 16778598 A JP16778598 A JP 16778598A JP H1112157 A JPH1112157 A JP H1112157A
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ライナー・クレプケ
Anja Luehr
アンヤ・リユールス
Anja Mueller
アンヤ・ミユラー
Jens Nielsen
イエンス・ニールゼン
Andrea Dr Bungard
アンドレア・ブンガルト
Burghard Dr Gruening
ブルクハルト・グリユニング
Klaus Dr Jenni
クラウス・イエンニ
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Beiersdorf AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定量以上の電解質を含有する安定な化粧的
及び皮膚科学的エマルジョンの提供。 【解決手段】 (a)構造式 【化1】 式中、Rは、炭素原子が4から24までの分枝のまたは
非分枝のアルキル基である、を特徴とするアルキルグル
コシドからなる群から選択される1種以上の界面活性物
質の有効量を含んでなり、(b)少なくとも1種の水相
中に1種以上の電解質が溶解した形態で存在し、その電
解質が溶解した形態で存在する水相のイオン強度が少な
くとも0.075mol/lであり、 【外1】 少なくとも1種の水相を有する化粧的及び皮膚科学的エ
マルジョン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧的及び皮膚科
学的エマルジョン、特に、スキンケアの化粧的及び皮膚
科学的エマルジョンに関する。有益な態様において、本
発明は、エマルジョン、特にO/Wエマルジョンの安定
性を増すことを可能にする使用に関する。
【0002】
【従来の技術】表皮の最も外側の層である角層(Str
atum corneum)(角質層)は重要な防壁層
であり、それ故、とりわけ、環境の影響及び乾燥に対し
て保護するために特に重要である。環境との接触の結
果、角質層は絶えず脱落し、従って、連続的に再生され
なければならない。
【0003】今日、当該専門分野で広く用いられている
皮膚のモデルは、角質層をレンガ壁に類似した2成分系
として表している(レンガ及びモルタルモデル)。この
モデルにおいて、角質細胞(corneocytes)
(角質細胞)はレンガであり、細胞間隙の複合脂質はモ
ルタルである。
【0004】表皮の脂質は、外部の化学的及び物理的影
響に対するその防壁効果の他に、角質層をつなぎ合わせ
ることにも寄与し、皮膚の滑らかさにも影響を及ぼす。
皮膚上に連続的な膜を形成しない皮脂腺脂質と異なり、
表皮の脂質は全角質層にわたって分布している。
【0005】水分結合物質と皮膚の上層の脂質の非常に
複雑な相互作用は、皮膚の水分の調節のために非常に重
要である。従って、化粧品は、通常、均整の取れた脂質
混合物及び水に加えて水分結合物質を含んでなる。
【0006】しかしながら、化学的組成と同様に、これ
らの物質の物理的挙動も重要である。従って、液体−結
晶特性を有する高い生体適合性の乳化剤及び界面活性剤
の開発が望ましい。これらを配合した製品は、角質層の
細胞間脂質の液体−結晶構造を維持し、従って、角質層
の防壁特性を向上する。そのような製品の分子成分が表
皮に天然に存在している物質からなる場合、特に有益で
ある。
【0007】化粧的スキンケアの主な役割は、環境の影
響(例えば、汚れ、化学薬品、微生物)及び内因性物質
の損失(例えば、水分、天然脂肪、電解質)に対する防
壁としての皮膚本来の機能を増強し、または回復させる
ことであると考えられる。
【0008】この機能が妨げられる場合、有毒なもしく
はアレルギー性の物質の増加した吸収、または微生物に
よる攻撃、そしてその結果、有毒なもしくはアレルギー
性の皮膚反応を引き起こす可能性がある。
【0009】スキンケアの別の目的は、毎日の洗浄の結
果、皮膚から失われる脂肪及び水分を補給することであ
る。本来の再生能力が不十分である場合、このことは特
に重要である。さらに、スキンケア製品は、環境の影響
に対して、特に日光及び風に対して保護し、そして皮膚
の老化を遅らせるべきである。
【0010】医療用局所的組成物は、通常、有効濃度の
1種以上の薬剤を含んでなる。簡略化のために、化粧用
と医療用、及び対応する製品を明確に区別するために、
ドイツ連邦共和国の法規定(例えば、化粧品条例(Co
smetics Regulation)、食品及び薬
品条例(Foods and Drugs Act))
を参考文献とする。
【0011】化粧品を添加する通常の形態は、エマルジ
ョン、すなわち、個々の相が液状で存在する準安定な二
または多相系である。最も一般的なエマルジョンは、O
/W及びW/Oエマルジョンである。普遍性あまり高く
ない添加形態は、多重エマルジョン、すなわち、分散
(または不連続)相の液滴中にそれらの一部がさらなる
分散相の液滴を含んでなるもの、例えば、W/O/Wエ
マルジョン及びO/W/Oエマルジョンである。
【0012】エマルジョンの準安定性を確保できるため
には、通常、界面活性物質、すなわち乳化剤が必要であ
る。
【0013】通例の化粧用乳化剤の使用自体は、完全に
受容しうる。それにもかかわらず、乳化剤は、何らかの
化学物質として、ある場合においてアレルギー反応また
は使用者の過敏症に基づく反応を引き起こす可能性があ
る。
【0014】例えば、特に敏感な皮膚の人々で、ある種
の乳化剤及び同時に起こる日光の作用によりある種の光
皮膚病(light dermatoses)が引き起
こされることが知られている。
【0015】例えば、O/Wエマルジョンと同様に、水
相中に分散した油滴を有する乳化剤を含まない調製物を
調製することが可能である。このための前提条件として
は、連続した水相が、分散相及びそれ以外の他の状態を
安定化するゲルバックボーンを有することであってもよ
い。そのような系は、どちらが分散相あり、どちらが連
続相であるかにより、時には、水分散系または油分散系
と呼ばれる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化粧的
技術には、特に、とりわけ穏やかな乳化剤のある種の選
択があるので、乳化剤を完全に省くことは必要ないし、
また可能でもない。しかしながら、先行する類似技術
は、皮膚に耐性である対応する穏やかな化粧的調製物の
応用範囲も顕著に広げるであろう十分に広い範囲のその
ような乳化剤を欠いている。
【0017】従って、本発明の目的は、優れたスキンケ
ア特性を有する化粧的及び皮膚科学的調製物を提供する
ことであった。
【0018】
【課題を解決するための手段】特にO/Wエマルジョン
の不都合な点は、比較的高い電解質濃度に対する安定性
がしばしば不十分であり、相分離が起こることである。
O/W系の場合ほどここでは決して重要ではないけれど
も、W/Oエマルジョンの場合でさえ、このことは時折
問題をもたらす可能性がある。乳化剤系の適切な選択に
よりこれらをしばしばある程度まで改善することができ
るが、しかしながら、別の不都合な点がしばしば生じ
る。
【0019】一方、ある種の電解質の別の物理的、化学
的または生理学的特性を利用できるようにこれらを用い
ることが多くの場合で望ましい。
【0020】化粧的または皮膚科学的調製物の全ての成
分の濃度は、通常、重量%、モル%等のような単位で示
される。いくつかの解離段階においてしばしば、より大
きいまたはより小さい程度で起こる陽イオン及び陰イオ
ンへの解離を考慮すると、与えられた電解質のその溶液
中のイオン強度から本発明及びその技術的背景の説明を
始めることがより好都合であると思われる。
【0021】電解質溶液のイオン強度Iは、
【0022】
【数1】
【0023】式中、ciは個々の型のイオンの濃度(m
ol/l単位)であり、ziはそれらの電荷である、と
して定義される。イオン強度の物理的単位は、濃度のも
のである(mol/l)。
【0024】例えば、1%強度(=0.17モル)の塩
化ナトリウム溶液は、I=0.17のイオン強度を有す
る。
【0025】従って、本発明の別の目的は、増加した電
解質濃度−または増加したイオン強度に対して安定であ
る化粧的または皮膚科学的エマルジョン、特にO/Wエ
マルジョンの製造方法を見いだすことであった。
【0026】皮膚の状態、特に皮膚の粗さを著しく改善
する調製物を提供することも本発明の目的であった。
【0027】意外にも、(a)構造式
【0028】
【化2】
【0029】(式中、Rは、炭素原子が4から24まで
の分枝のまたは非分枝のアルキル基である)、を特徴と
するアルキルグルコシドからなる群から選択される1種
以上の界面活性物質の有効量を含んでなり、(b)少な
くとも1種の水相中に1種以上の電解質が溶解した形態
で存在し、その電解質が溶解した形態で存在する水相の
イオン強度が少なくとも0.075mol/lであり、
【0030】
【外2】
【0031】少なくとも1種の水相を有する化粧的及び
皮膚科学的エマルジョンが先行する類似技術の不都合な
点を改善することが示され、ここに、前記課題に対する
解決策が提供される。
【0032】従って、本発明の調製物が先行する類似技
術の調製物より - 有効な水分供給調製物である、 - 皮膚の滑らかさをよく促進する、 - 優れた保護作用を特徴とする、 - 化粧的及び医療−皮膚科学的活性物質の優れた賦形剤
である、 - 油及び水相中で分解に対する高い安定性を有する、そ
して - 優れた生体適合性を特徴とする ことを当業者は予測できなかった。
【0033】実際、EP−A−0 629 396は、
アルキルグルコシドの含有量に特徴を有する安定な化粧
的エマルジョンを記述している。上記引用文中の請求項
6によると、これらの調製物は塩類も含むことができ
る。実施例において具体的に開示され、そして重量濃度
に基づく、その中に述べられた電解質のイオン強度は、
0.046mol/l(実施例1の水酸化ナトリウ
ム)、0.023mol/l(実施例2の水酸化ナトリ
ウム)及び0.03mol/l(実施例5のNa22
ETA)であり、このように非常に低いので、本発明に
従う開示事項を示唆するものでない。
【0034】EP−A−0 629 396の実施例6
には、0.023mol/l(水酸化ナトリウム)のイ
オン強度を有する電解質を含有しているさらに別の安定
な化粧的エマルジョンが示され、この実施例6は、同様
にアルキルグルコシドを含有するが、WO92/067
78による調製物を指している。後者の明細書は、電解
質類の使用を全く述べていない。従って、先行する類似
技術は、本発明を可能にすることはできなかったはずで
ある。
【0035】本発明は、(a)構造式
【0036】
【化3】
【0037】(式中、Rは、炭素原子が4から24まで
の分枝のまたは非分枝のアルキル基である)、を特徴と
するアルキルグルコシドからなる群から選択される1種
以上の界面活性物質の有効量を含んでなり、(b)少な
くとも1種の水相中に1種以上の電解質が溶解した形態
で存在し、その電解質が溶解した形態で存在する水相の
イオン強度が少なくとも0.075mol/lであり、
【0038】
【外3】
【0039】少なくとも1種の水相を有する化粧的及び
皮膚科学的エマルジョン、特にO/Wエマルジョンのス
キンケアのための使用にも関する。
【0040】本発明は、さらに、電解質の存在に対して
エマルジョンの安定性を得るまたは増大するため、特
に、電解質の存在に対してO/Wエマルジョンの安定性
を得るまたは増大するために、構造式
【0041】
【化4】
【0042】(式中、Rは、炭素原子が4から24まで
の分枝のまたは非分枝のアルキル基で
【0043】
【外4】
【0044】コシドからなる群から選択される1種以上
の界面活性物質を使用することにも関する。
【0045】本発明は、特に、エマルジョンが、少なく
とも1種の水相において、1種以上の電解質を溶解した
形態で含み、そしてその電界質が溶解した形態で存在す
る水相のイオン強度が少なくとも0.075mol/l
である場合に、電解質の存在に対してエマルジョンの安
定性を得るまたは増大するため、特に、電解質の存在に
対してO/Wエマルジョンの安定性を得るまたは増大す
るために、構造式
【0046】
【化5】
【0047】(式中、Rは、炭素原子が4から24まで
の分枝のまたは非分枝のアルキル基で
【0048】
【外5】
【0049】コシドからなる群から選択される1種以上
の界面活性物質を使用することに関する。
【0050】
【外6】
【0051】
【数2】
【0052】p1、p2、p3...及びpiは、1、2、
3...i回グルコシル化された生成物の割合を重量パ
ーセントで表す、として定義される。本発明では、1−
2のグルコシル化度を有する生成物が好都合であり、
1.1から1.5までのグルコシル化度を有するものが
特に好都合であり、約1.3のグルコシル化度を有する
ものが非常に特に好都合である。
【0053】
【外7】
【0054】シドの混合物であることを考慮している。
本発明では、典型的には重量で40−70%の大きさの
次数の、比較的高い含有量のモノグルコシドが好都合で
ある。約1.3のグルコシル化度の典型的なオリゴマー
配分を図1に示す。
【0055】Rは、非分枝のアルキル基からなる群から
都合よく選択され、その場合、ミリスチル、セチル、ス
テアリル及びエイコシル基が好ましい。
【0056】例えば、DE−OS40 40 655及
び他の明細書に記述されたような方法により、本発明で
用いるアルキルグルコシドを得ることができる。これら
は、様々な製造業者から市販されている。
【0057】例えば、ステアリルグルコシド及びセチル
グルコシドの混合物を使用することが好都合である。そ
のような混合物は、例えば、Th.Goldschmi
dtKGからTegoR(商標)Care SG 90
の商品名で市販されている。
【0058】完成した化粧的及び皮膚科学的調製物中の
本発明で用いる1種以上の界面活性グルコース誘導体の
全量は、調製物の全重量に基づいて、重量で0.1−2
5.0%の範囲から、好ましくは重量で0.5−15.
0%から都合よく選択される。
【0059】本発明で、電解質は、以下のものからなる
群から都合よく選択される。
【0060】(1)以下の陰イオン類、すなわち、塩化
物、及び無機のオキソ成分陰イオンを含んでいる塩類、
特に、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩及びアルミ
ン酸塩。有機陰イオンに基づく電解質、例えば、乳酸
塩、酢酸塩、安息香酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、
クエン酸塩、アミノ酸及びその塩類等も好都合である。
エチレンジアミン四酢酸及びその塩類を用いても同じよ
うな効果を得ることができる。
【0061】好ましく用いられる塩類の陽イオンは、ア
ンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、マグネシウム、鉄及び亜鉛イオンであ
る。言うまでもなく、化粧品では、生理学的に受容しう
る電解質のみが用いられるべきである。特に好ましいも
のは、塩化カリウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウ
ム、硫酸亜鉛及びこれらの混合物である。
【0062】本発明で、電解質は、(2)主としてアル
カリ金属塩として存在するある種の水溶性のUVフィル
ター物質で、特に、分子バックボーンに1以上のスルホ
ン酸基またはスルホネート基を保有するもの、すなわ
ち、2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸
及びその塩類、例えば、ナトリウム、カリウムまたはト
リエタノールアンモニウム塩、
【0063】
【化6】
【0064】ベンゾフェノンのスルオン酸誘導体、好ま
しくは、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
−5−スルホン酸及びその塩類、例えば、対応するナト
リウム、カリウムまたはトリエタノールアンモニウム
塩、
【0065】
【化7】
【0066】例えば、4−(2−オキソ−3−ボルニリ
デンメチル)ベンゼンスルホン酸のような3−ベンジリ
デンショウノウのスルホン酸誘導体及びその塩類、例え
ば、対応するナトリウム、カリウムまたはトリエタノー
ルアンモニウム塩、
【0067】
【化8】
【0068】2−メチル−5−(2−オキソ−3−ボル
ニリデンメチル)ベンゼンスルホン酸及びその塩類、例
えば、対応するナトリウム、カリウムまたはトリエタノ
ールアンモニウム塩、
【0069】
【化9】
【0070】ベンゼン−1,4−ジ(2−オキソ−3−
ボルニリデンメチル−10−スルホン酸)とも呼ばれ
る、1,4−ジ(2−オキソ−10−スルホ−3−ボル
ニリデンメチル)ベンゼン及びその塩類(対応する10
−スルファト化合物、例えば、対応するナトリウム、カ
リウムまたはトリエタノールアンモニウム塩)、
【0071】
【化10】
【0072】からなる群からも都合よく選択される。
【0073】本発明で、電解質は、以下のものからなる
群からも都合よく選択される。
【0074】(3)アミノ酸及びその塩類またはその陰
イオン類。
【0075】アミノ酸は、天然の水分補給因子の成分で
ある。水和工程により皮膚に水分を結合することができ
るので、アミノ酸、特に必須アミノ酸の添加は好都合で
あると考えられるものである。
【0076】特に好都合な化粧的または皮膚科学的作用
を有するアミノ酸は、グリシン、アラニン、バリン、ロ
イシン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、
プロリン、ヒドロキシプロリン、セリン、トレオニン、
システイン、メチオニン、トリプトファン及びアルギニ
ンである。
【0077】本発明で、電解質は、以下のものからなる
群からも都合よく選択される。
【0078】(4)化粧的及び皮膚科学的に適切なα−
ヒドロキシカルボン酸、α−ケトカルボン酸及びβ−ヒ
ドロキシカルボン酸、並びに特にこれらの塩類で、その
場合、陽イオン類をアンモニウム、アルキルアンモニウ
ム、アルカリ金属、アルカリ土類金属、マグネシウム、
鉄及び亜鉛イオンからなる群から都合よく選択すること
ができる。
【0079】化粧的または皮膚科学的に適切なα−ヒド
ロキシカルボン酸は、一般式
【0080】
【化11】
【0081】に合致し、化粧的または皮膚科学的に適切
なβ−ヒドロキシカルボン酸は、一般式
【0082】
【化12】
【0083】に合致し、化粧的または皮膚科学的に適切
なα−ケトカルボン酸は、一般式
【0084】
【化13】
【0085】に合致し、上記式中、各場合のR’及び
R”は、互いに独立して、(a1)H−、(a2)分枝
のまたは非分枝のC1-25−アルキル、(a3)1以上の
カルボキシル基及び/またはヒドロキシル基及び/また
はアルデヒド基及び/またはオキソ基(ケト基)で置換
された分枝のまたは非分枝のC1-25−アルキル、(a
4)フェニル、(a5)1以上のカルボキシル基及び/
またはヒドロキシル基及び/または枝わかれ及び/また
は枝なしのC1-25−アルキル基で置換されたフェニル、
からなる群から選択され、あるいは、β−ヒドロキシカ
ルボン酸のα−炭素原子及びβ−炭素原子は、R’及び
R”と一緒になって、(a6)3から7までの環原子を
有する未置換のシクロアルキル基もしくはアリール基、
または(a7)3から7までの環原子を有し、1以上の
カルボキシル基及び/もしくはヒドロキシル基及び/も
しくはオキソ基(ケト基)及び/もしくは分枝の及び/
もしくは非分枝のC1-25−アルキル基で置換されたシク
ロアルキル基もしくはアリール基、を形成し、そして場
合によっては、α−ヒドロキシカルボン酸またはβ−ヒ
ドロキシカルボン酸またはα−ケトカルボン酸は、それ
らの生理学的に許容される塩類の形態で存在していても
よい。
【0086】都合よく用いられるものであるα−ヒドロ
キシカルボン酸、β−ヒドロキシカルボン酸及びα−ケ
トカルボン酸は以下に示され、これらは、それらの塩類
及び陰イオン類の代表でもある。
【0087】構造、
【0088】
【化14】
【0089】を特徴とするサリチル酸(また、2−ヒド
ロキシ安息香酸)。
【0090】知られているように、サリチル酸は抗菌及
び角質溶解作用を有し、いくつかの化粧的または皮膚科
学的調製物の成分である。
【0091】本発明で用いられるα−ヒドロキシカルボ
ン酸は、以下の種類の物質、すなわち、(a2)α−ヒ
ドロキシ脂肪酸で、これらは同様に、C10-18−アルキ
ルカルボン酸からなる群から特に都合よく選択される、
(a3)α−ヒドロキシ糖酸、脂肪族α−ヒドロキシ果
酸、(a4)未置換の芳香族α−ヒドロキシカルボン酸
(例えば、マンデル酸)及び(a5)置換された芳香族
α−ヒドロキシカルボン酸から都合よく選択される。
【0092】(a2)の項目に入るα−ヒドロキシ脂肪
酸は、 - 式
【0093】
【化15】
【0094】のα−ヒドロキシカルボン酸及び/または - 式
【0095】
【化16】
【0096】のα−ヒドロキシイソカルボン酸及び/ま
たは - 式
【0097】
【化17】
【0098】のα−ヒドロキシアンテイソカルボン酸、
上記式中、nは、各場合において7から31までの数で
ある、からなる群から特に都合よく選択される。
【0099】特に、ウール(羊毛)ロウ酸混合物の形態
で、そのような脂肪族α−ヒドロキシカルボン酸の混合
物を使用することも好都合であり、その場合、α−ヒド
ロキシカルボン酸の含有量は、全組成物に基づいて重量
で20−30%である。
【0100】(a3)の項目に入るα−ヒドロキシ糖酸
は、 - アルドン酸、例えば、グルコン酸、ガラクトン酸、 - アルダル酸、例えば、グルカル酸、ガラクタール酸
(及び同様にアルダル酸の定義に入る果酸の酒石酸)、 - ウロン酸、例えば、グルクロン酸、ガラクツロン酸、 - グリセリン酸 からなる群から特に都合よく選択される。
【0101】(a3)の項目に入る脂肪族α−ヒドロキ
シ果酸は、リンゴ酸、乳酸、クエン酸及び酒石酸からな
る群から特に都合よく選択される。
【0102】リンゴ酸(ヒドロキシコハク酸)は、以下
の化学構造
【0103】
【化18】
【0104】を特徴とする。
【0105】乳酸(2−ヒドロキシプロパン酸)は、以
下の化学構造
【0106】
【化19】
【0107】を特徴とする。
【0108】クエン酸(2−ヒドロキシプロパン−1,
2,3−トリカルボン酸)は、以下の構造
【0109】
【化20】
【0110】を特徴とする。
【0111】知られているように、クエン酸は、化粧的
及び/または皮膚科学的調製物のpHを調節するため、
並びに皮膚及び毛髪化粧品の酸化防止剤の相乗作用物質
として用いられる。
【0112】酒石酸(ジヒドロキシコハク酸)は、以下
の化学構造
【0113】
【化21】
【0114】を特徴とする。
【0115】好ましいα−ケトカルボン酸は、ピルビン
酸(α−オキソプロパン酸)である。これは、以下の構
【0116】
【化22】
【0117】を特徴とする。
【0118】用いる電解質の最大量は、結局、水相にお
けるそれらの溶解度により決まる。しかしながら、いか
なる理由であれ、この電解質の溶解度を越えた電解質の
さらなる量を例えば溶解しない固体として化粧的または
皮膚科学的調製物に混和することが、ある場合において
まさに好都合である可能性があるので、原則的に、本発
明の教示は、限界としていかなる最大量も示さない。
【0119】本発明の化粧的及び皮膚科学的調製物は、
限られた水溶性または非水溶性の金属酸化物及び/また
は他の金属化合物、特に、チタン(TiO2)、亜鉛
(ZnO)、鉄(例えば、Fe23)、ジルコニウム
(ZrO2)、ケイ素(SiO2)、マンガン(例えば、
MnO)、アルミニウム(Al23)、セリウム(例え
ば、Ce23)の酸化物、対応する金属の混合酸化物、
及びそのような酸化物の混合物に基づく無機顔料も都合
よく含む。TiO2に基づく顔料が特に好ましい。
【0120】本発明の目的のために、絶対必要ではない
けれども、これらの無機顔料が疎水性形態で存在する、
すなわち、水をはじくように表面処理されている場合、
特に好都合である。この表面処理は、それ自体既知であ
る方法により顔料に薄い疎水性の層を与えることであっ
てもよい。
【0121】一つのそのような方法は、例えば、n T
iO2 + m (RO)3Si−R’ → n TiO2(表
面(surf.))式中、n及びmは任意の化学量的パ
ラメーターであり、R及びR’は適切な有機基である、
の反応により疎水性の表面層を生成することである。例
えば、DE−OS第3314 742号のような疎水性
にした顔料が好都合である。
【0122】例えば、TAYCAからMT 100 T、
並びにKemiraからM 160及びDegussa
からT 805の商品名で、好都合なTiO2顔料を購入
することができる。
【0123】本発明の化粧的及び/または皮膚科学的光
防護配合物は、通常の組成物を有することができ、これ
らを化粧的及び/または皮膚科学的光防護のために、そ
して皮膚及び/または毛髪の処理、保護及び洗浄のため
に、そして装飾的化粧品のメーキャップ製品として用い
ることができる。
【0124】使用のためには、十分な量でかつ化粧品に
慣例の方法で、本発明の化粧的及び皮膚科学的調製物を
皮膚及び/または毛髪に添加する。
【0125】特に好ましい化粧的及び皮膚科学的調製物
は、日焼け止め剤の形態のものである。これらは、少な
くとも1種のさらなるUVAフィルター及び/または少
なくとも1種のUVBフィルター及び/または少なくと
も1種の無機顔料、好ましくは無機ミクロ顔料(mic
ropigment)をさらに都合よく含むことができ
る。
【0126】本発明の化粧的及び皮膚科学的調製物は、
そのような調製物で通常用いられるもの、例えば、防腐
剤、殺菌剤、香料、消泡剤、染料、着色作用を有する顔
料、増粘剤、モイスチャーライザー及び/もしくは湿潤
剤、脂肪、油、ロウのような化粧的助剤、またはアルコ
ール、ポリオール、ポリマー、気泡安定剤、電解質、有
機溶媒もしくはシリコーン誘導体のような化粧的または
皮膚科学的配合物の他の通常の成分を含むことができ
る。
【0127】通例、酸化防止剤のさらなる含有が好まし
い。本発明で、用いることができる好ましい酸化防止剤
は、化粧的及び/または皮膚科学的用途のために適した
または慣例のあらゆる酸化防止剤である。
【0128】酸化防止剤は、アミノ酸(例えば、グリシ
ン、ヒスチジン、チロシン、トリプロファン)及びその
誘導体、イミダゾール(例えば、ウロカニン酸)及びそ
の誘導体、D,L−カルノシン、D−カルノシン、L−
カルノシンのようなペプチド及びその誘導体(例えば、
アンセリン)、カロテノイド、カロテン(例えば、α−
カロテン、β−カロテン、Ψ−リコペン)及びその誘導
体、クロロゲン酸及びその誘導体、リポ酸及びその誘導
体(例えば、ジヒドロリポ酸)、オーロチオグルコース
(aurothioglucose)、プロピルチオウ
ラシル及び他のチオール(例えば、チオレドキシン、グ
ルタチオン、システイン、シスチン、シスタミン並びに
そのグリコシル、N−アセチル、メチル、エチル、プロ
ピル、アミル、ブチル及びラウリル、パルミトイル、オ
レイル、γ−リノレイル、コレステリル及びグリセリル
エステル)並びにその塩類、ジラウリルチオジプロピオ
ネート、ジステアリルチオジプロピオネート、チオジプ
ロピオン酸及びその誘導体(エステル、エーテル、ペプ
チド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシド及び塩)、並
びに非常に低い許容用量(例えば、pmolないしμm
ol/kg)のスルホキシミン化合物(例えば、ブチオ
ニンスルホキシミン、ホモシステインスルホキシミン、
ブチオニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−、ヘプタチオ
ニンスルホキシミン)、並びに(金属)キレート剤(例
えば、α−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン
酸、ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例えば、ク
エン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、胆汁抽
出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EGTA
及びその誘導体、不飽和脂肪酸及びその誘導体(例え
ば、γ−リノレン酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸
及びその誘導体、フルフリリデンソルビトール及びその
誘導体、ユビキノン及びユビキノール並びにその誘導
体、ビタミンC及び誘導体(例えば、アスコルビルパル
ミテート、Mgアスコルビルホスフェート、アスコルビ
ルアセテート)、トコフェロール及び誘導体(例えば、
ビタミンEアセテート)、ビタミンA及び誘導体(ビタ
ミンAパルミテート)、並びにベンゾインのコニフェリ
ルベンゾエート、ルチン酸(rutinic aci
d)及びその誘導体、α−グリコシルルチン、フェルラ
酸、フルフリリデングルシトール、カルノシン、ブチル
ヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノ
ルジヒドログアイアク酸(nordihydrogua
iac acid)、ノルジヒドログアイアレチン酸
(nordihydroguaiaretic aci
d)、トリヒドロキシブチロフェノン、尿酸及びその誘
導体、マンノース及びその誘導体、亜鉛及びその誘導体
(例えば、ZnO、ZnSO4)、セレン及びその誘導
体(例えば、セレノメチオニン)、スチルベン及びその
誘導体(例えば、スチルベンオキシド、トランス−スチ
ルベンオキシド)、並びに本発明に適した該活性物質の
誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、
ヌクレオシド、ペプチド及び脂質)からなる群から都合
よく選択される。
【0129】調製物中の上記の酸化防止剤(1種以上の
化合物)の量は、調製物の全重量に基づいて、好ましく
は重量で0.001から30%まで、特に好ましくは重
量で0.05から20%まで、特に重量で1−10%で
ある。
【0130】ビタミンE及び/またはその誘導体が酸化
防止剤または複数の酸化防止剤として用いられる場合、
これらのそれぞれの濃度は、配合物の全重量に基づい
て、重量で0.001−10%の範囲から都合よく選択
される。
【0131】ビタミンAもしくはビタミンA誘導体また
はカロテンもしくはその誘導体が酸化防止剤または複数
の酸化防止剤として用いられる場合、これらのそれぞれ
の濃度は、配合物の全重量に基づいて、重量で0.00
1−10%の範囲から都合よく選択される。
【0132】脂質相を以下の物質の群、すなわち、 - 鉱油、鉱ロウ、 - カプリン酸またはカプリル酸のトリグリセリドのよう
な油、しかし、好ましくはヒマシ油、 - 脂肪、ロウ、並びに他の天然及び合成の脂肪物質、好
ましくは、少数の炭素原子のアルコール、例えば、イソ
プロパノール、プロピレングリコールもしくはグリセロ
ールと脂肪酸のエステル、または少数の炭素原子のアル
カン酸もしくは脂肪酸と脂肪アルコールのエステル、 - アルキルベンゾエート、 - ジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、
ジフェニルポリシロキサンのようなシリコーン油及びそ
の混合物、から都合よく選択することができる。
【0133】本発明の目的のために、乳濁液、油ゲル
(oleogels)及び水分散系もしくは油分散系の
油相は、3から30までの炭素原子の鎖長の飽和及び/
または不飽和の分枝の及び/または非分枝のアルカンカ
ルボン酸と3から30までの炭素原子の鎖長の飽和及び
/または不飽和の分枝の及び/または非分枝のアルコー
ルのエステルからなる群から、芳香族カルボン酸と3か
ら30までの炭素原子の鎖長の飽和及び/または不飽和
の分枝の及び/または非分枝のアルコールのエステルか
らなる群から都合よく選択される。そのようなエステル
油を、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプ
ロピル、ステアリン酸イソプロピル、オレイン酸イソプ
ロピル、ステアリン酸n−ブチル、ラウリン酸n−ヘキ
シル、オレイン酸n−デシル、ステアリン酸イソオクチ
ル、ステアリン酸イソノニル、イソノナン酸イソノニ
ル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ラウリン酸2−
エチルヘキシル、ステアリン酸2−ヘキシルデシル、パ
ルミチン酸2−オクチルドデシル、オレイン酸オレイ
ル、エルカ酸オレイル、オレイン酸エルシル、エルカ酸
エルシル、並びにそのようなエステルの合成、半合成及
び天然の混合物、例えば、ホホバ油からなる群から都合
よく選択することができる。
【0134】また、油相を、分枝の及び非分枝の炭化水
素及び炭化水素ロウ、シリコーン油、ジアルキルエーテ
ルからなる群から、飽和または不飽和の分枝のまたは非
分枝のアルコール、並びに脂肪酸トリグリセリド、すな
わち、8から24まで、特に12−18の炭素原子の鎖
長の飽和及び/または不飽和の分枝の及び/または非分
枝のアルカンカルボン酸のトリグリセロールエステルか
らなる群からも都合よく選択することができる。
【0135】脂肪酸トリグリセリドを、例えば、合成、
半合成及び天然の油、例えば、オリーブ油、ヒマワリ
油、ダイズ油、落花生油、ナタネ油、アーモンド油、ヤ
シ油、ココナッツ油、ヤシの実油等からなる群から都合
よく選択することができる。
【0136】本発明の目的のために、そのような油及び
ロウ成分のあらゆる混合物も都合よく用いることができ
る。必要な場合、ロウ、例えばパルミチン酸セチルを油
相の唯一の脂質成分として用いることも好都合である可
能性がある。
【0137】油相は、イソステアリン酸2−エチルヘキ
シル、オクチルドデカノール、イソノナン酸イソトリデ
シル、イソエイコサン、2−エチルヘキシルココエー
ト、安息香酸C12-15−アルキル、カプリル酸/カプリ
ン酸トリグリセリド及びジカプリリルエーテルからなる
群から都合よく選択される。
【0138】安息香酸C12-15−アルキル及びイソステ
アリン酸2−エチルヘキシルの混合物、安息香酸C
12-15−アルキル及びイソノナン酸イソトリデシルの混
合物、並びに安息香酸C12-15−アルキル、イソステア
リン酸2−エチルヘキシル及びイソノナン酸イソトリデ
シルの混合物が特に好都合である。 本発明の目的のた
めに、都合よく用いることができる炭化水素は、パラフ
ィン油、スクアラン及びスクアレンである。
【0139】油相は、環式もしくは直鎖のシリコーン油
を都合よく含有することもでき、または、シリコーン油
もしくは複数のシリコーン油に加えて他の油相成分をさ
らに含有することが好ましいけれども、完全にそのよう
な油からなることができる。シクロメチコン(cycl
omethicone)(オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン)は、本発明で都合よく用いられるシリコーン
油である。しかしながら、他のシリコーン油、例えば、
ヘキサメチルシクロトリシロキサン、ポリジメチルシロ
キサン、ポリ(メチルフェニルシロキサン)を本発明の
目的のために都合よく用いることができる。
【0140】シクロメチコン及びイソノナン酸イソトリ
デシルの混合物、並びにシクロメチコン及びイソステア
リン酸2−エチルヘキシルの混合物が特に好都合であ
る。
【0141】本発明の調製物の水相は、 - 少数の炭素原子のアルコール、ジオールもしくはポリ
オール、及びこれらのエーテル、好ましくはエタノー
ル、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセ
ロール、エチレングリコール、エチレングリコールモノ
エチルもしくはモノブチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチル、モノエチルもしくはモノブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはモノエチ
ルエーテル及び類似生成物、及び少数の炭素原子のアル
コール、例えば、エタノール、イソプロパノール、1,
2−プロパンジオール、グリセロール、並びに特に、二
酸化ケイ素、ケイ酸アルミニウム及び多糖及びそれらの
誘導体、例えば、ヒアルロン酸、キサンタンゴム、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースからなる群から都合よ
く、そしてポリアクリレート、好ましくはいわゆるカー
ボポル(Carbopols)、例えば、カーボポル9
80、981、1382、2984、5984からなる
群からのポリアクリレートからなる群から特に都合よく
選択することができる1種以上の増粘剤を、各場合で個
々にまたは組み合わせて、都合よく含んでもよい。
【0142】化粧的または皮膚科学的光防護調製物は、
無機顔料、特にミクロ顔料を、例えば、調製物の全重量
に基づいて、重量で0.1%から重量で30%までの量
で、好ましくは重量で0.5%から重量で10%までの
量で、しかし特に重量で1%から重量で6%までの量で
都合よく含む。
【0143】本発明の組み合わせに加えて、脂質相中に
油溶性のUVAフィルター及び/もしくはUVBフィル
ター、並びに/または水相中に水溶性のUVAフィルタ
ー及び/もしくはUVBフィルターを用いることが本発
明で好都合である。
【0144】本発明の光防護配合物は、全領域の紫外線
放射から皮膚を保護する化粧的調製物を提供するため
に、UVB領域のUV放射を吸収するさらなる物質を都
合よく含むことができ、フィルターの全量は、調製物の
全重量に基づいて、例えば、重量で0.1%から重量で
30%まで、好ましくは重量で0.5%から10%ま
で、特に重量で1から6%までである。これらを日焼け
防止剤として用いることもできる。
【0145】別のUVBフィルターは、油溶性または水
溶性であってもよい。好都合な油溶性UVBフィルター
の例は、 - 3−ベンジリデンカンファー誘導体、好ましくは、3
−(4−メチルベンジリデン)カンファー、3−ベンジ
リデンカンファー、 - 4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは、4−(ジメ
チルアミノ)−安息香酸2−エチルヘキシル、4−(ジ
メチルアミノ)安息香酸アミル、 - ケイ皮酸のエステル、好ましくは、4−メトキシケイ
皮酸2−エチルヘキシル、4−メトキシケイ皮酸イソペ
ンチル、 - ベンゾフェノンの誘導体、好ましくは、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2,2’−
ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、 - ベンザルマロン酸のエステル、好ましくは、4−メト
キシベンザルマロン酸ジ(2−エチルヘキシル)であ
る。
【0146】好都合な水溶性UVBフィルターの例は、
本発明の好都合な電解質ですでに示されているが、ここ
で再び、抜粋、すなわち、 - 2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸の
ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアンモニウ
ム塩のような塩類、及びこのスルホン酸自体、 - ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スル
ホン酸及びその塩類、 - 例えば、4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチ
ル)ベンゼンスルホン酸、2−メチル−5−(2−オキ
ソ−3−ボルニリデンメチル)スルホン酸のような3−
ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体及びその塩
類を挙げることができる。
【0147】本発明の活性物質の組み合わせと併用する
ことができる該さらなるUVBフィルターのリストは、
もちろん限定することを意図していない。
【0148】化粧的調製物にこれまで慣例的に存在して
いるさらなるUVAフィルターと本発明の組み合わせを
併用することも好都合である可能性がある。これらの物
質は、好ましくはジベンゾイルメタンの誘導体、特に1
−(4’−tert−ブチルフェニル)−3−(4’−
メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオン及び1−
フェニルー3−(4’−イソプロピルフェニル)−プロ
パン−1,3−ジオンである。これらの組み合わせ及び
これらの組み合わせを含む調製物も本発明により提供さ
れる。用いてもよい量は、UVBの併用に対するものと
同じである。
【0149】本発明の活性物質の組み合わせをさらなる
UVA及び/またはUVBフィルターと併用すること
は、さらに好都合である。
【0150】本発明の活性物質の組み合わせをサリチル
酸誘導体と併用することも特に好都合であり、知られて
いるように、サリチル酸誘導体のいくつかは、UV放射
を吸収することもできる。
【0151】一般的なUVフィルターは、
【0152】
【化23】
【0153】(サリチル酸4−イソプロピルベンジル)
【0154】
【化24】
【0155】(サリチル酸2−エチルヘキシル、サリチ
ル酸オクチル)
【0156】
【化25】
【0157】(サリチル酸ホモメンチル)を含む。
【0158】本発明の化粧的及び/または皮膚科学的調
製物は、当業者に知られている方法で調製され、これ
は、大部分の場合において、本発明で用いる界面活性グ
ルコース誘導体を含有している油相を均一に撹拌及び場
合によっては加熱しながら、懸濁し、そして適切な場
合、均質化し、場合によっては、この混合物を別の脂質
成分及び場合によっては1種以上の別の乳化剤と合わ
せ、次に混合し、そして適切な場合、この油相を、場合
によっては増粘剤を混和し、好ましくは油相とほぼ同じ
温度である水相と均質化し、そしてその混合物を室温ま
で冷却させることを含む。混合物を室温まで冷却した
後、特に、揮発性成分がなお混和している場合、均質化
を繰り返してもよい。
【0159】以下の実施例は、本発明を制限することな
しに具体的に示すためである。別に示さないかぎり、全
ての量、割合及びパーセントは、重量及び全量または調
製物の全重量に基づく。
【0160】
【実施例】実施例1 O/Wローション グリセリルステアレートSE 3.50 テゴケア(Tego Care)CG 90 1.80 グリセロール 3.00 セテアリル(Cetearyl)アルコール 0.50 オクチルドデカノール 7.0 カプリリルエーテル 8.0 ユーソレックス(Eusolex)232 3.0 NaOH(45%) 1.0 イソノナン酸セテアリル 6.0 カーボマー(Carbomer) 0.20 防腐剤 適当量 香料 適当量 脱イオン水 100.0まで実施例2 O/Wクリーム グリセリルステアレート 0.50 テゴケア(Tego Care)CG 90 6.50 グリセロール 3.00 セテアリルアルコール 1.50 水酸化ナトリウム(45%) 1.13 オクチルドデカノール 7.0 カプリン酸/カプリル酸トリグリセリド 5.0 イソノナン酸セテアリル 6.0 ユビヌル(Uvinul) MS 40 3.0 カーボマー(Carbomer) 0.2 防腐剤 適当量 香料 適当量 脱イオン水 100.0まで実施例3 O/Wローション テゴケア(Tego Care)CG 90 5.50 ブチレングリコール 5.00 セテアリルアルコール 0.50 キサンタンゴム 0.35 安息香酸C12-15アルキル 10.0 ユーソレックス(Eusolex)232 4.0 NaOH(45%) 1.3 イソノナン酸セテアリル 6.0 防腐剤 適当量 香料 適当量 脱イオン水 100.0まで 本発明の特徴及び態様を示せば以下のとおりである。
【0161】1. (a)構造式
【0162】
【化26】
【0163】(式中、Rは、炭素原子が4から24まで
の分枝のまたは非分枝のアルキル基である)、を特徴と
するアルキルグルコシドからなる群から選択される1種
以上の界面活性物質の有効量を含んでなり、(b)少な
くとも1種の水相中に1種以上の電解質が溶解した形態
で存在し、その電解質が溶解した形態で存在する水相の
イオン強度が少なくとも0.075mol/lであり、
【0164】
【外8】
【0165】少なくとも1種の水相を有する化粧的及び
皮膚科学的エマルジョン。
【0166】2. (a)構造式
【0167】
【化27】
【0168】(式中、Rは、炭素原子が4から24まで
の分枝のまたは非分枝のアルキル基である)、を特徴と
するアルキルグルコシドからなる群から選択される1種
以上の界面活性物質の有効量を含んでなり、(b)少な
くとも1種の水相中に1種以上の電解質が溶解した形態
で存在し、その電解質が溶解した形態で存在する水相の
イオン強度が少なくとも0.075mol/lであり、
【0169】
【外9】
【0170】少なくとも1種の水相を有する化粧的及び
皮膚科学的エマルジョン、特にO/Wエマルジョンのス
キンケアのための使用。
【0171】3. 構造式
【0172】
【化28】
【0173】式中、Rは、炭素原子が4から24までの
分枝のまたは非分枝のアルキル基であ
【0174】
【外10】
【0175】ルコシドからなる群から選択される1種以
上の界面活性物質の、電解質の存在に対してエマルジョ
ンの安定性を得るまたは増大するため、特に、電解質の
存在に対してO/Wエマルジョンの安定性を得るまたは
増大するための使用。
【0176】4. エマルジョンが、少なくとも1種の
水相中に、1種以上の電解質を溶解した形態で含み、そ
してその電界質が溶解した形態で存在する水相のイオン
強度が少なくとも0.075mol/lである、上記3
の使用。
【0177】
【外11】
【0178】.3から選択されることを特徴とする、上
記1のエマルジョンまたは上記2−4のいずれかの使
用。
【0179】6. Rが非分枝のアルキル基からなる群
から選択され、その場合、ミリスチル、セチル、ステア
リル及びエイコシル基が好ましいことを特徴とする、上
記1のエマルジョンまたは上記2−4のいずれかの使
用。
【0180】7. 用いられる界面活性物質が、アルキ
ルグルコシド、ステアリルグルコシとセチルグルコシド
の混合物からなる群から選択されることを特徴とする、
上記1のエマルジョンまたは上記2−4のいずれかの使
用。
【0181】8. 完成した化粧的または皮膚科学的調
製物中の本発明で用いられる1種以上の界面活性グルコ
ース誘導体の全量が、調製物の全重量に基づいて、重量
で0.1から25.0%まで、好ましくは重量で0.5
から15.0%までの範囲から選択されることを特徴と
する、上記1のエマルジョンまたは上記2−4のいずれ
かの使用。
【0182】9. 1種または複数の電解質が、(1)
以下の陰イオン、すなわち、塩化物、及び無機のオキソ
成分陰イオンを含んでいる塩類、特に、硫酸塩、炭酸
塩、リン酸塩、ホウ酸塩及びアルミン酸塩。有機の陰イ
オンに基づく電解質、例えば、乳酸塩、酢酸塩、安息香
酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、アミノ
酸、エチレンジアミン四酢酸及びその塩類も都合よく、
以下の陽イオン、すなわち、アンモニウム、アルキルア
ンモニウム、アルカリ金属、アルカリ土類金属、マグネ
シウム、鉄及び亜鉛イオン、(2)主としてアルカリ金
属塩として存在する水溶性のUVフィルター物質、特
に、分子バックボーンに1以上のスルホン酸基またはス
ルホネート基を保有するもの、(3)アミノ酸及びその
塩類またはその陰イオン類、(4)化粧的及び皮膚科学
的に適切なα−ヒドロキシカルボン酸、α−ケトカルボ
ン酸及びβ−ヒドロキシカルボン酸、並びに特にこれら
の塩類で、その場合、陽イオン類をアンモニウム、アル
キルアンモニウム、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
マグネシウム、鉄及び亜鉛イオンからなる群から都合よ
く選択することができる、からなる群から都合よく選択
されることを特徴とする、上記1のエマルジョンまたは
上記2−4のいずれかの使用。
【図面の簡単な説明】
【図1】約1.3のグルコシル化度の典型的なオリゴマ
ー配分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライナー・クレプケ ドイツ・デー−22527ハンブルク・シユテ リンガーシユタインダム34アー (72)発明者 アンヤ・リユールス ドイツ・デー−22399ハンブルク・ハルク スハイダーシユトラーセ36 (72)発明者 アンヤ・ミユラー ドイツ・デー−23843リユンペル・ビーゼ ンシユトラーセ5 (72)発明者 イエンス・ニールゼン ドイツ・デー−24558ヘンステツト−ウル ツブルク・アドラーホルスト20デー (72)発明者 アンドレア・ブンガルト ドイツ・デー−45136エツセン・デイネン ダールシユトラーセ18 (72)発明者 ブルクハルト・グリユニング ドイツ・デー−45134エツセン・バルトザ ウム11 (72)発明者 クラウス・イエンニ ドイツ・デー−58454ビツテン・マルクト ベーク28ツエー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)構造式 【化1】 (式中、Rは、炭素原子が4から24までの分枝のまた
    は非分枝のアルキル基である)、を特徴とするアルキル
    グルコシドからなる群から選択される1種以上の界面活
    性物質の有効量を含んでなり、(b)少なくとも1種の
    水相中に1種以上の電解質が溶解した形態で存在し、そ
    の電解質が溶解した形態で存在する水相のイオン強度が
    少なくとも0.075mol/lであり、 【外1】 少なくとも1種の水相を有する化粧的及び皮膚科学的エ
    マルジョン。
JP10167785A 1997-06-06 1998-06-02 アルキルグルコシド及び増加した電解質濃度を含んでなる化粧的及び皮膚科学的エマルジヨン Pending JPH1112157A (ja)

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DE19723733.9 1997-06-06

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