JPH11121568A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JPH11121568A
JPH11121568A JP28634897A JP28634897A JPH11121568A JP H11121568 A JPH11121568 A JP H11121568A JP 28634897 A JP28634897 A JP 28634897A JP 28634897 A JP28634897 A JP 28634897A JP H11121568 A JPH11121568 A JP H11121568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive film
integrated circuit
semiconductor integrated
bump
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP28634897A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Kato
義明 加藤
Koji Furuta
孝司 古田
Akio Miyajima
明夫 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28634897A priority Critical patent/JPH11121568A/ja
Publication of JPH11121568A publication Critical patent/JPH11121568A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路素子の電気特性をウェハ状態
で一括してバーンインする場合に、バンプ1個当たりに
加えられる荷重が小さくても、バンプと電極パッドとが
電気的に確実に接続できるような半導体集積回路装置を
提供する。 【解決手段】 半導体ウェハ10の上に形成された半導
体集積回路素子の表面に形成されているアルミ合金より
なる第1の導電膜31の上には部分的に第1の絶縁膜3
2が形成されている。第1の絶縁膜32の上には第2の
導電膜33が形成され、該第2の導電膜33の周辺部に
は第2の絶縁膜34が形成されている。従って、第2の
導電膜33の表面は凹凸形状であるから、プローブカー
ド12のバンプ17をパッド電極に接触させると、バン
プ17の先端部は第2の導電膜33の凸部と接触するの
で、バンプ17と第2の導電膜33とが電気的に確実に
接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハ上に
形成された複数の半導体集積回路素子の各電極パッドに
プローブカードの各パッドを接続して、ウェハ状態で一
括してバーンインを行なうことができる半導体集積回路
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路装置は、半導体集
積回路素子とリードフレームとがボンディングワイヤに
よって電気的に接続された後、半導体集積回路素子とリ
ードフレームのリードとが樹脂又はセラミックスにより
封止された状態で供給されて、プリント基板に実装され
る。
【0003】ところが、電子機器の小型化及び低価格化
の要求から、半導体集積回路装置を半導体ウェハから切
り出したままのベアチップ状態で回路基板に実装する方
法が開発されており、品質が保証されたベアチップを低
価格で供給することが望まれている。
【0004】ベアチップに対して品質保証を行なうため
には、半導体集積回路素子の電気的特性をウェハ状態で
一括してバーンインを行なう必要がある。
【0005】そこで、例えば、NIKKEI MICRODEVICES 19
97年 7月号に記載されているように、半導体集積回路素
子が形成された半導体ウェハを保持するウェハトレイ
と、該ウェハトレイに保持された半導体ウェハと対向す
るように設けられ、該半導体ウェハの半導体集積回路素
子の外部端子と接続されるバンプを有するプローブカー
ドと、ウェハトレイとプローブカードとの間に設けら
れ、ウェハトレイ及びプローブカードと共に密封空間を
形成する環状のシール材とを備えたバーンイン用ウェハ
カセットが提案されている。
【0006】以下、前記のバーンイン用ウェハカセット
について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4
はバーンイン用ウェハカセットの断面構造を示してお
り、図5はバーンイン用ウェハカセットの部分拡大断面
構造を示している。
【0007】図4及び図5に示すように、半導体ウェハ
10を保持したウェハトレイ11と、ポリイミド樹脂よ
りなり弾性を有するプローブカード12を保持した配線
基板13とが対向するように設けられていると共に、ウ
ェハトレイ11の周縁部に環状のシール材14が設けら
れている。
【0008】図5に示すように、半導体ウェハ10上に
形成されている各半導体集積回路素子は電極パッド16
を有している。
【0009】図4及び図5に示すように、プローブカー
ド12における、半導体ウェハ10上の半導体集積回路
素子の電極パッド16と対応する部位にはバンプ17が
設けられていると共に、プローブカード12の周縁部は
剛性のリング18により保持されている。
【0010】配線基板13には、一端部が電源電圧、接
地電圧又は信号電圧等の検査用電圧を供給する図示しな
い検査装置に接続される多層配線20と、該多層配線2
0の他端側とプローブカード12のバンプ17とを電気
的に接続する異方導電性ゴム21とが設けられている。
【0011】ウェハトレイ11の側面には、図示しない
減圧手段に接続される開閉弁22が設けられていると共
に、ウェハトレイ11の上面における半導体ウェハ10
とシール部材14との間には、開閉弁22と連通する環
状の減圧用凹状溝19が形成されている。
【0012】以上のような構造を有するバーンイン用カ
セットにおいて、ウェハトレイ11と配線基板13とを
接近させると、ウェハトレイ11、プローブカード12
及びシール部材14によって密封空間15が形成され
る。
【0013】図4に示す状態で、開閉弁22を図示しな
い減圧手段に接続して密封空間15を減圧すると、ウェ
ハトレイ11とプローブカード12とが一層接近して、
図5に示すように、半導体ウェハ10上の各半導体集積
回路素子の電極パッド16とプローブカード12のバン
プ17とが電気的に接続する。その後、検査装置から検
査用電圧を半導体ウェハ10上の各半導体集積回路素子
に印加したり、各半導体集積回路素子からの出力信号を
検査装置に入力したりして、検査装置により各半導体集
積回路素子の電気特性を評価する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体集積
回路素子の電極パッドは、通常アルミニウム又はアルミ
合金により形成されているため、電極パッドの表面は自
然酸化膜によって覆われている。このため、プローブカ
ードのバンプと電極パッドとの良好な電気的接続を得る
ために、プローブカードを半導体ウェハに対して押圧し
て、プローブカードのバンプによって自然酸化膜を破る
必要がある。
【0015】ところが、半導体ウェハに形成される半導
体集積回路素子の数が多くなってくると、プローブカー
ドに形成されるバンプの数が増加し、バンプ1個当たり
に加えられる押圧力は低減せざるを得ない。このため、
バンプによって表面酸化膜を確実に破ることができなく
なり、バンプと電極パッドとの間の接触抵抗が大きくな
ると共に接触抵抗にバラツキが生じるという問題があ
る。
【0016】通常の表面酸化膜を確実に破るには、バン
プ1個当たり20〜30gの荷重を電極パッドに加える
必要があると考えられるが、前述のように、ウェハトレ
イ、プローブカード及びシール部材によって形成される
密封空間を減圧して、半導体ウェハ上の各半導体集積回
路素子の電極パッドとプローブカードのバンプとを電気
的に接続する場合、バンプの数が1cm2 当たり50個
以下である場合には、バンプ1個当たり20〜30gの
荷重を確保できるが、バンプの数が1cm2 当たり50
個を超えると、バンプ1個当たりの荷重が20g以下に
なるので、バンプにより電極パッドの表面酸化膜を破る
ことができないという問題がある。
【0017】前記に鑑み、本発明は、プローブカードの
多数個のバンプを、半導体ウェハ上の半導体集積回路素
子の電極パッドに同時に接触させて、半導体集積回路素
子の電気特性をウェハ状態で一括してバーンインする場
合に、バンプ1個当たりに加えられる荷重が小さくて
も、バンプと電極パッドとが電気的に確実に接続できる
ような半導体集積回路装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1の半導体集積回路装置は、プロー
ブカードのバンプと接続される電極パッドを有する複数
の半導体集積回路素子が半導体ウェハの上に形成されて
なる半導体集積回路装置を前提とし、電極パッドは、半
導体集積回路素子の上におけるパッド形成領域に形成さ
れた第1の導電膜と、該第1の導電膜の上に部分的に形
成された絶縁膜と、第1の導電膜の上を含む絶縁膜の上
に形成された第2の導電膜とからなる。
【0019】第1の半導体集積回路装置によると、第2
の導電膜は、第1の導電膜の上に部分的に形成された絶
縁膜の上に形成されているため、第2の導電膜の表面は
凹凸形状であるので、プローブカードのバンプをパッド
電極に接触させると、バンプの先端部は第2の導電膜の
凸部と接触する。
【0020】本発明に係る第2の半導体集積回路装置
は、プローブカードのバンプと接続される電極パッドを
有する複数の半導体集積回路素子が半導体ウェハの上に
形成されてなる半導体集積回路装置を前提とし、電極パ
ッドは、半導体集積回路素子の上におけるパッド形成領
域に部分的に形成された第1の導電膜と、半導体集積回
路素子の上を含む第1の導電膜の上に形成された絶縁膜
と、該絶縁膜の上に形成された第2の導電膜とからな
る。
【0021】第2の半導体集積回路装置によると、絶縁
膜は、半導体集積回路素子の上に部分的に形成された第
1の導電膜の上に形成されているため、絶縁膜の表面は
凹凸形状であり、第2の導電膜は表面が凹凸形状である
絶縁膜の上に形成されているため、第2の導電膜の表面
も凹凸形状であるので、プローブカードのバンプをパッ
ド電極に接触させると、バンプの先端部は第2の導電膜
の凸部と接触する。
【0022】本発明に係る第3の半導体集積回路装置
は、プローブカードのバンプと接続される電極パッドを
有する複数の半導体集積回路素子が半導体ウェハの上に
形成されてなる半導体集積回路装置を前提とし、電極パ
ッドは、半導体集積回路素子の上におけるパッド形成領
域に形成された第1の導電膜と、該第1の導電膜の上に
部分的に形成された第2の導電膜とからなる。
【0023】第3の半導体集積回路装置によると、電極
パッドは、第1の導電膜と該第1の導電膜の上に部分的
に形成された第2の導電膜とからなるため、プローブカ
ードのバンプをパッド電極に接触させると、バンプの先
端部は部分的に形成されている第2の導電膜と接触す
る。
【0024】第3の半導体集積回路装置において、第2
の導電膜は、半導体集積回路素子の配線層の最上層に形
成される導電膜と同一の工程により形成されていること
が好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明の第1の実施形態に係
る半導体集積回路装置について図1を参照しながら説明
する。
【0026】図1は第1の実施形態に係る半導体集積回
路装置における電極パッドの断面構造を示している。
【0027】図1に示すように、半導体ウェハ10の上
に形成された半導体集積回路素子の表面におけるパッド
電極形成領域には例えばアルミ合金よりなる第1の導電
膜31が形成され、該第1の導電膜31の上には例えば
SiO2 よりなる第1の絶縁膜32が島状に部分的に形
成され、第1の導電膜31の上を含む第1の絶縁膜32
の上には例えばアルミ合金よりなる第2の導電膜33が
形成され、該第2の導電膜33の周辺部には例えばSi
2 よりなる第2の絶縁膜34が形成されている。第2
の導電膜33は、第1の導電膜31の上に部分的に形成
された第1の絶縁膜32の上に形成されているので、第
2の導電膜33の表面は凹凸形状である。このため、プ
ローブカード12のバンプ17をパッド電極に接触させ
ると、バンプ17の先端部は第2の導電膜33の凸部と
接触するので、バンプ17とパッド電極とが電気的に確
実に接続する。
【0028】以下、第1の実施形態に係る半導体集積回
路装置における電極パッドの製造方法について説明す
る。
【0029】まず、半導体ウェハ10上の半導体集積回
路素子の表面におけるパッド電極形成領域に例えばアル
ミ合金よりなる第1の導電膜31を形成した後、該第1
の導電膜31の上に全面に亘って例えばSiO2 膜を形
成し、その後、SiO2 膜における電極パッド形成領域
を部分的にエッチングにより除去して、島状の第1の絶
縁膜32を形成する。この場合、第1の導電膜31とし
ては、半導体集積回路素子が多層配線構造を有している
ときには、最上層の配線層の下側に位置する配線層より
なる配線又は電極を用いることができ、半導体集積回路
素子が多層配線構造を有していないときには、最上層の
配線層よりなる配線又は電極を用いることができる。ま
た、SiO2 膜における電極パッド形成領域を部分的に
エッチングする工程は、SiO2 膜に対して第1の導電
膜31の上に開口部を形成する工程と同時にできるの
で、工程数の増加は招かない。
【0030】次に、第1の絶縁膜32の上に全面に亘っ
て例えばアルミ合金よりなる第2の導電膜33を堆積し
た後、該第2の導電膜33に対して電極パッド形成領域
が残存するようにエッチングを行なう。この場合、第2
の導電膜33としては、半導体集積回路素子が多層配線
構造を有しているときには最上層の配線層を用いること
ができ、半導体集積回路素子が多層配線構造を有してい
ないときには、最上層の配線層の上に電極パッド用に堆
積された導電膜を用いる。
【0031】次に、第2の導電膜33の上に全面に亘っ
て例えばSiO2 よりなる第2の絶縁膜34を形成した
後、該第2の絶縁膜34における電極パッド形成領域を
エッチングにより除去して第2の導電膜33を露出させ
ると、第1の実施形態に係る電極パッドが得られる。
尚、第2の絶縁膜34における電極パッド形成領域をエ
ッチングにより除去する工程は従来と同様に行なう。
【0032】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体集積回路装置について図2を参照
しながら説明する。
【0033】図2は第2の実施形態に係る半導体集積回
路装置における電極パッドの断面構造を示している。
【0034】図2に示すように、半導体ウェハ10の上
に形成された半導体集積回路素子の表面における電極パ
ッド形成領域には例えばアルミ合金よりなる島状の第1
の導電膜41が部分的に形成され、該第1の導電膜41
の上には全面に亘って例えばSiO2 よりなる第1の絶
縁膜42が形成され、第1の絶縁膜42の上における電
極パッド形成領域には例えばアルミ合金よりなる第2の
絶縁膜43が形成され、該第2の導電膜43の周辺部に
は例えばSiO2 よりなる第2の絶縁膜44が形成され
ている。第1の絶縁膜42は、半導体集積回路素子の上
に部分的に形成された第1の導電膜41の上に形成され
ているので、第1の絶縁膜42の表面は凹凸状である。
また、第2の導電膜43は表面が凹凸形状である第1の
絶縁膜42の上に形成されているので、第2の導電膜4
3の表面も凹凸形状である。このため、プローブカード
12のバンプ17をパッド電極に接触させると、バンプ
17の先端部は第2の導電膜43の凸部と接触するの
で、バンプ17とパッド電極とが電気的に確実に接続す
る。
【0035】以下、第2の実施形態に係る半導体集積回
路素子における電極パッドの製造方法について説明す
る。
【0036】まず、半導体ウェハ10上の半導体集積回
路素子の表面に全面に亘って例えばアルミ合金よりなる
第1の導電膜41を堆積した後、該第1の導電膜41に
おける電極パッド形成領域を部分的にエッチングにより
除去して、島状の第1の導電膜41を形成する。この場
合、第1の導電膜41としては、半導体集積回路素子が
多層配線構造を有しているときには、最上層の配線層の
下側に位置する配線層を用いることができ、半導体集積
回路素子が多層配線構造を有していないときには、最上
層の配線層を用いることができる。
【0037】次に、島状の第1の導電膜41の上に全面
に亘って例えばSiO2 よりなる第1の絶縁膜42を形
成した後、該第1の絶縁膜42の上に全面に亘って例え
ばアルミ合金よりなる第2の導電膜43を堆積し、その
後、第2の導電膜43に対して電極パッド形成領域が残
存するようにエッチングを行なう。この場合、第2の導
電層43としては、半導体集積回路素子が多層配線構造
を有しているときには最上層の配線層を用いることがで
き、半導体集積回路素子が多層配線構造を有していない
ときには、最上層の配線層の上に電極パッド用に堆積さ
れた導電膜を用いる。
【0038】次に、第2の導電膜43の上に全面に亘っ
て例えばSiO2 よりなる第2の絶縁膜44を形成した
後、該第2の絶縁膜44における電極パッド形成領域を
エッチングにより除去して第2の導電膜43を露出させ
ると、第2の実施形態に係る電極パッドが得られる。第
2の絶縁膜44における電極パッド形成領域をエッチン
グにより除去する工程は従来と同様に行なう。
【0039】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る半導体集積回路装置について図3(a)
及び(b)を参照しながら説明する。
【0040】図3(a)は第3の実施形態に係る半導体
集積回路装置における電極パッドの平面構造を示し、図
3(b)は図3(a)におけるIII −III 線の断面構造
を示している。
【0041】図3(a)及び(b)に示すように、半導
体ウェハ10の上に形成された半導体集積回路素子の表
面における電極パッド形成領域には例えばTiNよりな
る第1の導電膜51が形成され、該第1の導電膜51の
上には例えばアルミ合金よりなる第2の導電膜52が形
成され、該第2の導電膜52の上には例えばTiNより
なる100nm程度の膜厚を有する第3の導電膜53が
井桁状に形成されている。このため、プローブカード1
2のバンプ17をパッド電極に接触させると、バンプ1
7の先端部は井桁状の第3の導電膜53と接触するの
で、バンプ17とパッド電極とが電気的に確実に接続す
る。尚、第3の導電膜53は井桁状でなくてもよく、島
状に部分的に形成されていてもよい。
【0042】以下、第3の実施形態に係る半導体集積回
路装置における電極パッドの製造方法について説明す
る。
【0043】まず、半導体ウェハ10上の半導体集積回
路素子の表面における電極パッド形成領域に、全面に亘
って例えばTiNよりなる第1の導電膜51及びアルミ
合金よりなる第2の導電膜52を堆積し、さらに、例え
ばTiNよりなる第3の導電膜53を堆積する。
【0044】次に、第1の導電膜51、第2の導電膜5
2及び第3の導電膜53を電極パッド形成領域が残存す
るようにエッチングする。その後、電極パッド上の第3
の導電膜53が井桁状になるようにエッチングを行な
う。
【0045】次に、第3の導電膜53の上に全面に亘っ
て例えばSiO2 よりなる絶縁膜54を形成した後、該
絶縁膜54における電極パッド形成領域をエッチングに
より除去して第3の導電膜53を露出させると、第3の
実施形態に係る電極パッドが得られる。
【0046】尚、第3の導電膜53は、第1の導電膜5
1、第2の導電膜52及び第3の導電膜53のエッチン
グを行なう際に必要となる図示しないフォトレジスト形
成時の反射防止膜としても利用されており、第1の導電
膜51、第2の導電膜52及び第3の導電膜53を合わ
せて構成される最上層の配線層を電極パッドとして用い
ることができるので、一配線層が多層膜で構成される構
造の場合には導電膜の堆積工程としては工程数の増加を
招かない。
【0047】また、電極パッドが多層膜を有しない構造
の場合には、アルミ合金よりなる通常の電極パッドの上
に、例えばNi膜、Au膜又はZn膜等よりなる井桁状
の金属膜を形成する必要がある。この場合、井桁状の金
属膜を構成する金属としては、表面に自然酸化膜が形成
され難いと共に抵抗値の小さい金属が好ましい。
【0048】
【発明の効果】第1の半導体集積回路装置によると、第
2の導電膜の表面が凹凸形状であるため、プローブカー
ドのバンプをパッド電極に接触させると、バンプの先端
部は第2の導電膜の凸部と接触するので、バンプと第2
の導電膜とが電気的に確実に接続する。
【0049】第2の半導体集積回路装置によると、第2
の導電膜の表面が凹凸形状であるので、プローブカード
のバンプをパッド電極に接触させると、バンプの先端部
は第2の金属膜の凸部と接触するので、バンプと第2の
導電膜とが電気的に確実に接続する。
【0050】第3の半導体集積回路装置によると、電極
パッドが第1の導電膜と該第1の導電膜の上に部分的に
形成された第2の導電膜とからなるため、プローブカー
ドのバンプをパッド電極に接触させると、バンプの先端
部は部分的に形成されている第2の導電膜と接触するの
で、バンプと第2の導電膜とが電気的に確実に接続す
る。
【0051】従って、第1〜第3の半導体集積回路装置
によると、バンプ1個当たりに加えられる荷重が小さく
ても、プローブカードの多数個のバンプを半導体集積回
路素子の電極パッドに同時に接触させることができるの
で、半導体ウェハ上の半導体集積回路素子の電気特性を
ウェハ状態で確実にバーンインすることができる。
【0052】第3の半導体集積回路装置において、配線
層が多層膜で構成される構造を有する場合、新たな導電
膜の堆積工程は必要にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路
装置におけるパッド電極の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路
装置におけるパッド電極の断面図である。
【図3】(a)は本発明の第3の実施形態に係る半導体
集積回路装置におけるパッド電極の平面図であり、
(b)は(a)におけるIII −III 線の断面図である。
【図4】従来のバーンイン用ウェハカセットを示す断面
図である。
【図5】従来のバーンイン用ウェハカセットの部分拡大
断面図である。
【符号の説明】
10 半導体ウェハ 11 ウェハトレイ 12 プローブカード 13 配線基板 14 シール部材 15 密封空間 16 電極パッド 17 バンプ 18 剛性のリング 19 減圧用凹状溝 20 多層配線 21 異方導電性ゴム 22 開閉弁 31 第1の導電膜 32 第1の絶縁膜 33 第2の導電膜 34 第2の絶縁膜 41 第1の導電膜 42 第1の絶縁膜 43 第2の導電膜 44 第2の絶縁膜 51 第1の導電膜 52 第2の導電膜 53 第3の導電膜 54 絶縁膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブカードのバンプと接続される電
    極パッドを有する複数の半導体集積回路素子が半導体ウ
    ェハの上に形成されてなる半導体集積回路装置におい
    て、 前記電極パッドは、前記半導体集積回路素子の上におけ
    るパッド形成領域に形成された第1の導電膜と、該第1
    の導電膜の上に部分的に形成された絶縁膜と、前記第1
    の導電膜の上を含む前記絶縁膜の上に形成された第2の
    導電膜とからなることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 プローブカードのバンプと接続される電
    極パッドを有する複数の半導体集積回路素子が半導体ウ
    ェハの上に形成されてなる半導体集積回路装置におい
    て、 前記電極パッドは、前記半導体集積回路素子の上におけ
    るパッド形成領域に部分的に形成された第1の導電膜
    と、前記半導体集積回路素子の上を含む前記第1の導電
    膜の上に形成された絶縁膜と、該絶縁膜の上に形成され
    た第2の導電膜とからなることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  3. 【請求項3】 プローブカードのバンプと接続される電
    極パッドを有する複数の半導体集積回路素子が半導体ウ
    ェハの上に形成されてなる半導体集積回路装置におい
    て、 前記電極パッドは、前記半導体集積回路素子の上におけ
    るパッド形成領域に形成された第1の導電膜と、該第1
    の導電膜の上に部分的に形成された第2の導電膜とから
    なることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の導電膜は、前記半導体集積回
    路素子の配線層の最上層に形成される導電膜と同一の工
    程により形成されていることを特徴とする請求項3に記
    載の半導体集積回路装置。
JP28634897A 1997-10-20 1997-10-20 半導体集積回路装置 Withdrawn JPH11121568A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28634897A JPH11121568A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 半導体集積回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28634897A JPH11121568A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 半導体集積回路装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11121568A true JPH11121568A (ja) 1999-04-30

Family

ID=17703231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28634897A Withdrawn JPH11121568A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 半導体集積回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11121568A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007324226A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Mitsumi Electric Co Ltd 基板及びこれを利用した半導体装置検査装置
KR20150047581A (ko) * 2012-10-05 2015-05-04 타이코 일렉트로닉스 코포레이션 전기 컨택트 어셈블리

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007324226A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Mitsumi Electric Co Ltd 基板及びこれを利用した半導体装置検査装置
KR20150047581A (ko) * 2012-10-05 2015-05-04 타이코 일렉트로닉스 코포레이션 전기 컨택트 어셈블리

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2840544B2 (ja) 検査プローブ、集積回路の動作可能性を検査するため該集積回路を有する半導体基板の導電性検査パッドと係合する方法及び装置、及び該装置を形成する方法
US6248962B1 (en) Electrically conductive projections of the same material as their substrate
JP3152180B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR100222299B1 (ko) 웨이퍼 레벨 칩 스케일 패키지 및 그의 제조 방법
KR100455404B1 (ko) 반도체장치 및 그 제조방법
US20040235270A1 (en) Method of manufacturing semiconductor device
JP3631451B2 (ja) 半導体集積回路の検査装置および検査方法
JPH11135582A (ja) バーンイン用ウェハカセット及びプローブカードの製造方法
US6861749B2 (en) Semiconductor device with bump electrodes
JP3757971B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6117352A (en) Removal of a heat spreader from an integrated circuit package to permit testing of the integrated circuit and other elements of the package
JP2002231854A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH11121568A (ja) 半導体集積回路装置
JP2001056347A (ja) コンタクト部品及びその製造方法
JP2000235062A (ja) バーンイン試験装置およびそれを用いた半導体装置の製造方法
JPH01192125A (ja) 半導体装置の実装構造
JPH0758112A (ja) 半導体装置
US20070202681A1 (en) Bumping process
JP2001118994A (ja) 半導体装置
JP3019065B2 (ja) 半導体装置の接続方法
KR100343454B1 (ko) 웨이퍼 레벨 패키지
JPH05299483A (ja) 半導体装置用ソケット
JPH11204576A (ja) 半導体配線の構造
JP2005039170A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH05335311A (ja) フリップチップ半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104