JPH11121444A - 絶縁膜形成装置および絶縁膜形成方法 - Google Patents

絶縁膜形成装置および絶縁膜形成方法

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JPH11121444A
JPH11121444A JP27621397A JP27621397A JPH11121444A JP H11121444 A JPH11121444 A JP H11121444A JP 27621397 A JP27621397 A JP 27621397A JP 27621397 A JP27621397 A JP 27621397A JP H11121444 A JPH11121444 A JP H11121444A
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insulating film
film
film thickness
thickness
light
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Shinsuke Yamamoto
伸介 山本
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁膜の膜厚を精度良く測定すること。 【解決手段】 絶縁膜形成装置は、光学式膜厚検出部12
の一部を構成している光照射兼受光段120 と、反応室10
に連通して設けられた連通室14と、反応室の連通室の直
前に、入射光を遮断できる、開閉自在な遮蔽部16とを具
えていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、絶縁膜形成装置
および絶縁膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の絶縁膜形成装置(CVD成長装
置)としては、文献I(特開平5−315266号公
報)に開示された装置がある。このCVD装置は、反応
室の側壁にレーザ光を入射する窓と当該入射光窓と対向
する側壁に反射光を受光させるための窓を具えている。
また、これらの窓の一方の窓の外部にレーザー照射部を
具え、他方の窓の外部に反射光を受光するための受光部
を具えている。
【0003】また、受光部には、レーザ光を電気信号に
変換して膜厚に変換処理するための膜厚検出部が接続さ
れている。また、この膜厚検出部にはガスコントロール
部とRFパワーコントローラ部とが接続されている。こ
のため、絶縁膜の膜厚が予め設定された膜厚に到達した
時点でガスコントロール部とRFパワーコントローラ部
に膜厚検出部から終点信号を出力してCVD膜成長を自
動的に終了させる構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のCVD成長装置によれば、反応室でウエーハ上
に絶縁膜を成長させたとき、窓の内面にも生成物が付着
するため、レーザ光の強度が低下したり、付着物によっ
てレーザ光が屈折したりして、絶縁膜の膜厚を精度良く
測定することができなかった。
【0005】また、バッチ型CVD成長装置では、絶縁
膜の成長速度を一定にしてウエーハ上に絶縁膜を形成し
た場合でも、一ロット中の成膜工程途中或いはバッチ間
で成長速度が変化するので、一ロット中でのまたはバッ
チ間での絶縁膜の膜厚のばらつきが大きくなってしま
う。このため、製品の歩留が悪くなり、コストアップの
原因となっていた。
【0006】そこで、絶縁膜の膜厚を精度良く測定でき
る絶縁膜形成装置およびロット内或いはバッチ間での絶
縁膜の膜厚ばらつきの少ない絶縁膜形成方法の出現が望
まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の絶
縁膜形成装置によれば、反応室と該反応室で成膜された
絶縁膜の膜厚を測定するための光学式膜厚検出部とを具
える絶縁膜形成装置において、光学式膜厚検出部は、絶
縁膜への入射光を照射しかつ絶縁膜からの反射光を受光
する光照射兼受光段を少なくとも具え、反応室は、この
反応室に連通させて設けられた連通室を具え、この連通
室に光照射兼受光段が取り付けられており、反応室の連
通室の直前に、入射光を遮断できる、開閉自在な遮蔽部
を具えることを特徴とする。
【0008】この発明の絶縁膜形成装置によれば、光学
式膜厚検出部には、少なくとも光照射兼受光段を具え、
反応室に連通室を具え、当該反応室の連通室の直前に開
閉自在な遮蔽部を具えているので、絶縁膜の成膜時には
遮蔽部を閉じて成膜し、膜厚測定時には遮蔽部を開いて
膜厚測定することができる。このため、絶縁膜の成膜時
には成膜生成物が遮蔽部に付着して、光照射兼受光段ま
で回り込まなくなるため、当該光照射兼受光段の部分が
生成物により汚染されることはなくなる。したがって、
従来に比べ、ウエーハ上に形成された絶縁膜の膜厚を精
度良く測定することができる。
【0009】また、この発明の実施に当り、好ましく
は、遮蔽部を、光照射兼受光段から絶縁膜を見通せる位
置に取り付けてあるのが良い。
【0010】このように、遮蔽部を光照射兼受光段から
見通せる位置に取り付けてあるので、絶縁膜の膜厚を測
定するときは遮蔽部を開くことにより、照射光を絶縁膜
に入射させ、絶縁膜からの反射光を直接光照射兼受光段
に受光させることができる。
【0011】また、この発明の実施に当り、好ましく
は、遮蔽部を回転式遮蔽板または可動式ゲート弁とする
のが良い。
【0012】このような構成にすることにより、遮蔽部
を回転させて開閉させたり、遮蔽部をスライドをさせて
開閉させたりすることができる。
【0013】また、この発明の実施に当り、好ましく
は、反応室内に上部電極と下部電極とを平行に設けかつ
上部電極の上部に連通室を設けたとき、光照射兼受光段
の光軸上にある上部電極領域に、光照射兼受光段から照
射した光と絶縁膜から反射された反射光とを通過させる
ための貫通孔を設けてあるのが良い。
【0014】このような貫通孔を上部電極に設けること
により、遮蔽部を開にしたとき、光照射兼受光段から照
射された光を、貫通孔を通過させて絶縁膜に照射させ、
絶縁膜からの反射光を再度貫通孔を通過させて光照射兼
受光段で受光することができる。受光した光を電気信号
に光電変換させることにより絶縁膜の膜厚測定が可能と
なる。
【0015】また、この発明の実施に当り、好ましく
は、遮蔽部を回転式遮蔽板としたとき、当該遮蔽部を回
転により開閉させるための回転機構部を設けてあるのが
良い。
【0016】このように、回転式遮蔽板には、回転機構
部を設けてあるため、回転式遮蔽板の回転により開閉が
可能となる。したがって、回転式遮蔽板を所定の位置に
セットすることにより、入射光を絶縁膜に照射させた
り、または連結室を遮断させたりすることができる。
【0017】また、この発明の実施に当り、好ましく
は、反応室内に設けられた下部電極に回転機構部を設け
てあるのが良い。
【0018】このような構成にすることにより、連通室
に一個の光学式膜厚検出部を設けるだけで、下部電極を
回転させながら、当該下部電極上に搭載されている複数
のウエーハを入射光の下方に順次に搬送させて、複数個
の絶縁膜の膜厚測定が可能となる。
【0019】また、この発明の反応室と光学式膜厚検出
部と連通室と開閉自在な遮蔽部とを具える絶縁膜形成装
置を用いて絶縁膜を形成する方法によれば、反応室内に
テストウエーハを設置してこのテストウエーハ上に第1
絶縁膜を成長させる工程と、その後、光学式膜厚検出部
により第1絶縁膜の膜厚を検出し、選出された膜厚とテ
スト成膜時間とから一回目の成長速度を決定する工程
と、遮蔽部を閉じた状態で一回目の成長速度を用いて、
目標膜厚よりも薄い膜厚で複数のプロセスウエーハ上に
第2絶縁膜を成膜させる工程と、その後、前記遮蔽部を
開にした状態で光学式膜厚検出部により各プロセスウエ
ーハ上に形成された第2絶縁膜の膜厚を検出する工程
と、検出された膜厚から平均膜厚を求める工程と、この
平均膜厚とプロセス成形時のプロセス成形時間から二回
目の成長速度を求める工程と、二回目の成長速度と膜厚
の設計許容ばらつきとから最小成膜時間を決定する工程
と、最小成膜時間を用いて前記第2絶縁膜上にさらに該
第2絶縁膜を成膜する工程と第2絶縁膜の膜厚を検出す
る工程とを交互に繰り返して前記目標膜厚の値に達した
とき成膜工程を終了する工程とを含むことを特徴とす
る。
【0020】この発明の絶縁膜形成方法によれば、成膜
途中で、絶縁膜の膜厚の平均値を取り、この平均膜厚と
プロセス成膜時間とから二回目の成長速度を求め、その
後、最小成膜時間により成膜工程および膜厚測定の工程
を交互に繰り返して第2絶縁膜上に成膜を行って目標膜
厚にする。このため、目標膜厚の設計許容ばらつき内に
絶縁膜の膜厚のばらつきを抑制することができる。ま
た、バッチ間での絶縁膜の膜厚のばらつきも従来に比べ
て低減することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
絶縁膜形成装置および絶縁膜形成方法の実施の形態につ
き説明する。なお、図1〜図5は、この発明が理解でき
る程度に各構成成分の形状、大きさおよび配置関係を概
略的に示してあるにすぎない。
【0022】[第1の実施の形態の絶縁膜形成装置の構
造]図1および図2を参照して、この発明の第1の実施
の形態の絶縁膜形成装置、特にプラズマCVD(PCV
D)装置を例に取りその主要構造につき説明する。な
お、図1は、第1の実施の形態のPCVD装置の主要構
造を説明するための断面図であり、図2は、遮蔽部を回
転により開閉するための第1回転機構部、下部電極を回
転させるための第2回転機構部よび光学式膜厚検出部か
ら得られた膜厚データを処理するための演算処理部等を
説明するための構成図である。なお、図1および図2で
は、発明に係る構成成分のみを示しているにすぎず、実
際にはここに示す以外の構成部品が多数搭載されている
が、ここではそれらを省略して示す。
【0023】このPCVD装置には、原料ガスを供給し
て反応させるための反応室10と、当該反応室10内に
上部電極18、下部電極22、排気管24およびガス導
入管26等が設けられている。なお、これらの構成は、
公知の構成成分と同様であるので、その詳細な説明は省
略する。
【0024】この発明の第1の実施の形態のPCVD装
置では、光学式膜厚検出部12と連通室14と開閉自在
な遮蔽部16とを具えている。
【0025】第1の実施の形態では、光学式膜厚検出部
12は、発光源からの光をウエーハ28上に形成された
絶縁膜に照射し、絶縁膜からの反射光を受光する光照射
兼受光段120と、この光照射兼受光段120で受光し
た光を電気信号に変換して膜厚を算出するための膜厚検
出処理部122とにより構成されている。
【0026】そして、光照射兼受光段120は、発光源
(例えばハロゲンランプと重水素ランプ)、ビームスプ
リッター、対物レンズ、入射アバーチャ部、ホログラフ
ィック回折格子およびリニアアレー光電変換素子(いず
れも図示せず)等から構成されている。
【0027】このため、発光源から発光した光は、ウエ
ーハ表面に照射される。ウエーハ表面で反射された反射
光は、アバーチャ部に結像され、ピンホール・アバーチ
ャを通過した光だけがホログラフィック回折格子により
分光されリニアアレー光電変換素子に入射する。このリ
ニアアレー素子により各波長での反射強度として膜圧を
検出することができる。ここでは、光学式膜厚検出部1
2として、例えばナノメトリクス社製の商品名:ナノス
ペック(モデル6000)を用いる。
【0028】また、反応室10には、この反応室10に
連通させて、連通室14を設けてある。ここでは、連通
室14を例えば円筒状の形状とする。そして、連通室1
4の上部には、光照射兼受光段120が取り付けられて
いる。また、連通室14は、反応室10に接続されてい
る。好ましくは、連通室14と反応室10と接続部は、
封着されているのが良い。なお、ここでは、連通室14
と反応室10とを個別に形成した例につき説明したが、
連通室14を反応室10と一体化して形成しても良い。
【0029】第1の実施の形態では、反応室10の連通
室14の直前に、入射光を遮断できる、開閉自在な遮蔽
部16を具えている。ここでは、遮蔽部16を回転式遮
蔽板とする。そして、この回転式遮蔽板16は、光照射
兼受光段120からウエーハ28上に形成された絶縁膜
が見通せる位置に取り付けてある。すなわち、ここでは
回転式遮蔽板16を反応室10の上壁10aに取り付け
てある。
【0030】また、この回転式遮蔽板16には、第1回
転機構部100が設けられている(図2)。
【0031】この第1回転機構部100は、例えばモー
タ102、電磁開閉器104および電源106により構
成されている。この第1回転機構部100は回転式遮蔽
板16に接続されている。
【0032】また、第1回転機構部100の電磁開閉器
104は、回転制御部600に接続されている。したが
って、後述するCPUによって回転制御部600から制
御信号を出力させて第1回転機構部100の電磁開閉器
104を制御することにより、回転式遮蔽板16を任意
好適な位置に回転移動を自在に行うことができる。
【0033】すなわち、回転式遮蔽板16を閉状態から
開状態にする場合は、回転制御部600からの制御信号
を電磁開閉器104に入力させてスイッチをオンにす
る。電磁開閉器104のスイッチがオンになると、モー
タ102に電圧が印加されてモータ102が回転駆動す
る。ここでは、モータ102と回転式遮蔽板16とは接
続されているので、モータ102の回転に追従して回転
式遮蔽板16が回転する。
【0034】すなわち、回転式遮蔽板16が例えば90
度回転した時点で、回転制御部600の制御信号により
電磁開閉器104のスイッチをオフにする。このとき、
連通室14と反応室10との間は開状態となる。
【0035】一方、回転式遮蔽板16を閉状態にする場
合は、後述するCPUによって回転制御部600から制
御信号を出力させ第1回転機構部100の電磁開閉器1
04を制御することにより、すなわちモータの回転を逆
回転になるように結線されたスイッチに切り替えること
により、モータ102を逆回転させて、回転式遮蔽板1
6を、元の位置に戻す。
【0036】また、上部電極18には、光照射兼受光段
120の光軸上に貫通孔20を設けてある。この貫通孔
20をここでは例えば円形状の孔とする。このような貫
通孔20を設けることにより、絶縁膜の膜厚測定の際に
は、光照射兼受光段120からの光を貫通孔20を通過
してウエーハ28上に形成された絶縁膜に照射させ、そ
の反射光を光照射兼受光段120に受光させることがで
きる。
【0037】また、下部電極22には、第2回転機構部
200が連結されている。この第2回転機構部200も
上述した第1回転機構部100と同様な構成にすること
により、下部電極22を回転させ、所定の位置にウエー
ハ28をセットすることができる。
【0038】また、第1の実施の形態では、膜厚検出処
理部122と接続させて演算処理部300を設けてあ
る。この演算処理部300として、例えばマイクロコン
ピュータ(CPU)を用いる。このCPU300は、R
Fパワー制御部400、ガス制御部500、回転制御部
600および膜厚算出部700を有している。なお、P
Fパワー制御部400およびガス制御部500は周知の
技術であるので、これらの詳細な説明を省略する。ま
た、当然ながらCPU300はメモリ(図示せず)を有
していて外部から入力手段を用いておよび測定されて入
力された情報やCPU内で演算された情報を一時的に読
み出し自在に保持できる構成となっている。また、CP
U300には、適当なタイマ機能をもたせてある。
【0039】このCPU300では、膜厚検出処理部1
22からの膜厚データを入力して絶縁膜の平均膜厚や絶
縁膜の成長速度等を算出したり、遮蔽板の開閉を制御し
たり、PCVD装置の始動・停止を制御したりする。
【0040】PFパワー制御部400およびガス制御部
500は、成膜時のRFパワーの始動・停止および反応
ガスの供給・停止等を自動的に行わせるための制御信号
(オン・オフ信号)を出力する。
【0041】また、回転制御部600は、第1回転機構
部100の電磁開閉器104と光学式膜厚検出部12に
接続されており、遮蔽板16を開閉させたり、光学式膜
厚検出部12により絶縁膜の膜厚を測定するための制御
信号を出力させる。
【0042】また、膜厚算出部700は、光学式膜厚検
出部12から絶縁膜の検出信号を入力して膜厚や平均膜
厚を算出する。
【0043】第1の実施の形態では、連通室14と反応
室10との間に回転式遮蔽板16を設けている。このた
め、絶縁膜の成膜時には、回転式遮蔽板16が閉状態と
なっているので、成膜物質は回転式遮蔽板16に付着す
る。このように回転式遮蔽板16によって光照射兼受光
段120は遮蔽されるため、当該光照射兼受光段120
の部分を清浄な状態に保持することができる。
【0044】絶縁膜の膜厚測定時には回転式遮蔽板16
を開状態にして光照射兼受光段120から光をウエーハ
28上に形成された絶縁膜に照射させ、この反射光を光
照射兼受光段120で検出するので、従来に比べ、絶縁
膜の膜厚を精度良く測定することが可能となる。
【0045】[第2の実施の形態の絶縁膜形成装置の構
造]次に、図3を参照して、この発明の第2の実施の形
態の絶縁膜形成装置、特に真空蒸着装置の主要構造につ
き説明する。なお、図3は、第2の実施の形態の真空蒸
着装置の主要構造を説明するために供する断面図であ
る。
【0046】第2の実施の形態では、光学式膜厚検出部
12を真空チャンバ11の側壁に取り付けてあり、真空
チャンバ11の連通室14の直前に回転式遮蔽板16を
取り付けてある。光照射兼受光段120の光軸上にはウ
エーハ28が設置されている。ウエーハ28は、サセプ
タ30に搭載されており、このサセプタ30は回転軸3
2に連結されている。
【0047】また、蒸着ソース源34は、反応室10の
下側に設けられている。ここでは、この蒸着ソース源3
4を例えばSiO2 とする。
【0048】回転軸32には、第2回転機構部200が
連結されている。したがって、第2回転機構部200を
動作制御することによりウエーハ28を任意好適な位置
にセットすることができる。
【0049】第2の実施の形態は、上述した第1の実施
の形態の実施例と同様にして回転式遮蔽板16を、絶縁
膜の成膜時には閉状態にして絶縁膜を成膜し、絶縁膜の
膜厚測定時には、回転式遮蔽板16を開状態にして膜厚
測定を行うことができるので、絶縁膜の膜厚を精度良く
測定することができる。なお、回転式遮蔽板16の開閉
動作については上述した第1の実施の形態と同様なので
ここではその詳細な説明を省略する。
【0050】[第3の実施の形態の絶縁膜形成装置の構
造および動作]次に、図4を参照して、この発明の第3
の実施の形態の絶縁膜形成装置、特にPCVD装置の構
造および遮蔽部の開閉動作につき説明する。なお、図4
の(A)および(B)は、第3の実施の形態のPCVD
装置の主要構造と遮蔽部の動作を説明するために供する
断面図である。また、図4の(C)は、ゲート弁の構造
を説明するための切り口断面を示す図である。
【0051】第3の実施の形態では、反応室10と連通
室14とが連通している反応室10の上部に遮蔽部36
を設けてある。ここでは、遮蔽部36として、可動式ゲ
ート弁を用いる。また、連通室14には、当該連通室1
4内を独立して真空排気できるように排気管38を設
け、連通室14内と反応室10内との圧力差をもたせる
リーク管40を設けてある(図4の(A)および
(B))。その他の装置構成は、上述した第1の実施の
形態の装置構成と同様である。
【0052】次に、図4の(C)を参照して、可動式ゲ
ート弁36の主要構造につき説明する。
【0053】可動式ゲート弁36は、例えば市販されて
いる圧力差を利用して開閉するタイプのものを用いる。
【0054】ゲート弁36は、ガイド部360および3
62と遮蔽板364と移動部材366とから構成されて
いる。遮蔽板364はガイド部360および362に挿
入されていて、かつ移動部材366と連結されている。
したがって、移動部材366が左右に移動すると、遮蔽
板364も左右に移動するので、連通室14と反応室1
0との間を開閉することができる。
【0055】すなわち、可動式ゲート弁36を閉状態に
する場合は、移動部材366を右側に移動させて、連通
孔13を遮蔽板364で閉じる。その後、反応室10に
取り付けられたリーク管40を用いて連通室14内の圧
力を反応室10内の圧力よりも高くする。このように圧
力差を持たせることにより、遮蔽板364をパッキン
(図示せず)に気密接触させることができる。
【0056】一方、可動式ゲート弁36を開状態にする
ときは、排気管38を用いて連通室14の室内を真空排
気して連通室14の圧力と反応室10の圧力とをほぼ同
一な圧力にして、その後、移動部材366を左方向に移
動させる。その結果、遮蔽板364も左方向に移動して
連通孔13を開状態にする(図4の(B))。
【0057】この移動部材366は、上述した第1回転
機構部100に接続されているので、モータ102を駆
動させることにより、回転運動を直線運動に変換して移
動部材366を往復運動させることができる。
【0058】このような可動式ゲート弁36を用いるこ
とにより、反応室10と連通室14とを分離して独立さ
せたり、反応室10と連通室14とを連通させたりする
ことができる。したがって、絶縁膜の成膜時に可動ゲー
ト弁36を閉状態にしておけば、原料ガスが連通室14
内に回り込むのを実質的に防止することができる。この
ため、光照射兼受光段120の部分の清浄度が第1の実
施の形態に比べ、さらに向上する。絶縁膜の膜厚測定を
行った場合は、可動式ゲート弁36を開状態にすれば、
絶縁膜の膜厚を精度良く測定することが可能となる。
【0059】[第4の実施の形態の絶縁膜形成装置の構
造]次に、図5を参照して、この発明の第4の実施の形
態の絶縁膜形成装置、特にPCVD装置の構造につき説
明する。なお、図5は、第4の実施の形態のPCVD装
置の主要構造を説明するための断面図である。
【0060】第4の実施の形態では、連通室14および
光学式膜厚検出部12を3個取り付けた例である。ま
た、上部電極18にも貫通孔20を3個設けてある。そ
の他の構成成分は第1の実施の形態と同様である。
【0061】このように、第4の実施の形態では、光照
射兼受光段120を3個設けてあるので、一枚のウエー
ハ上に形成された絶縁膜の中心部或いは外周部の膜厚の
分布状態を測定することができる。したがって、ウエー
ハ上に形成された絶縁膜の膜厚について、3か所の平均
膜厚を求めることにより膜厚の異常値を除去することが
できる。
【0062】第4の実施の形態のPCVD装置の下部電
極22には第2回転機構部200が連結されている。し
たがって、下部電極22を回転させウエーハ上に形成さ
れた絶縁膜の膜厚測定をすることにより、3個の光学式
膜厚検出部12を用いて、複数個のウエーハ上に形成さ
れた絶縁膜の膜厚を測定すことができる。
【0063】[絶縁膜形成方法」次に、図2および図6
を参照して、この発明の絶縁膜形成方法の実施の形態に
つき説明する。なお、絶縁膜を形成する装置としては、
第1の実施の形態に用いたPCVD装置を用いる。
【0064】まず、反応室10内にテストウエーハを設
置する。次に、PCVD装置を始動させ、外部の入力部
(図示せず)からCPU300を駆動する指令を入力す
る。この指令に応答して、CPU300の回転制御部6
00から第1回転機構部100の電磁開閉器104に制
御信号を出力して遮蔽板(シャッタともいう)16を閉
状態にする。ここでは、電磁開閉器104に制御信号が
出力されると、電磁開閉器104のスイッチがオンして
モータ102に電源106から電圧が印加されてシャッ
タ16が閉状態になるまでモータ102を回転させる。
【0065】次に、プロセス時の成長速度を求めるた
め、テストウエーハ上に第1絶縁膜を成膜する(図6の
S1)。
【0066】このため、シャッタ16が閉状態になった
ことに応答してCPU300のRFパワー制御部400
とガス制御部500とからオン信号を出力する。このオ
ン信号に応動して原料ガスをガス導入管26から反応室
10に供給し、かつ上部電極18に高周波電圧を印加す
る。このときのガス流量、高周波電圧およびその他の所
要の成膜条件をメモリに設定しておく。このようにし
て、テストウエーハ上に第1絶縁膜が成膜される。この
成膜は、予めCPU300のタイマに設定しておいた成
膜時間経過後に、両制御部400および500を停止さ
せることにより、終了する。
【0067】次に、光学式膜厚検出部12により第1絶
縁膜の膜厚を測定する(図6のS2)。
【0068】第1絶縁膜を測定するときは、所定の成膜
時間が経過した時点でCPU300からオフ信号を両制
御部400および500に出力してPCVD装置を停止
する。このオフ信号に応答して、CPU300の回転制
御部600から制御信号を電磁開閉器104に出力して
モータ102を逆回転させ、シャッタ16を開状態にセ
ットする。同時に、回転制御部600からの制御信号を
光学式膜厚検出部12に出力して第1絶縁膜の膜厚の測
定を開始する。ここでは、テストウエーハ上に形成され
た第1絶縁膜の膜厚を例えば800nmとし、テスト成
膜時間を例えば40分とする。
【0069】次に、検出された膜厚とテスト成膜時間と
から一回目の成長速度を決定する(図6のS3)。
【0070】CPU300では、成膜を開始した時間と
終了した時間とが計測されているので、終了時間から開
始時間を減算してテスト成膜時間(ここでは40分)が
わかる。したがって、CPU300の膜厚算出部700
では、このテスト成膜時間の情報と検出された第1絶縁
膜の膜厚(ここでは800nm)の情報から一回目の成
長速度が算出される。すなわち、一回目の成長速度をV
1 とすると、 V1 =800/40=20nm/分 となる。
【0071】次に、一回目の成長速度を用いて、プロセ
スウエーハ28上に目標膜厚(設計膜厚ともいう)より
薄い第2絶縁膜を成膜する(図6のS4)。
【0072】第2絶縁膜を成膜するには、まず、反応室
10からテストウエーハを取り出して、プロセスウエー
ハ28を搭載する。ここでは、プロセスウエーハを2個
搭載した例につき説明する。
【0073】ここでは、一回目の成長速度を用いて、設
計膜厚より薄い膜厚で第2絶縁膜を成膜する。そのた
め、まず、プロセス成膜時間を40分と設定し、かつ設
計膜厚を例えば1000nmと設定する。なお、ここで
は、第2絶縁膜を設計膜厚よりも薄い膜に成膜するの
で、例えば第2絶縁膜を800nm程度と設定する。
【0074】上述したテストウエーハ上に第1絶縁膜を
成膜したときと同様にして、外部の入力部からCPU3
00に駆動する指令を入力する。この指令に応答して回
転制御部600から制御信号を電磁開閉器104に出力
して、シャッタ16を閉状態にする。シャッタ16が閉
状態になったことに応答して、CPU300のRFパワ
ー制御部400とガス制御部500とからオン信号をP
CVD装置に出力してプロセスウエーハ上に第2絶縁膜
を成膜する。このとき、一回目の成長速度を用いて、設
計膜厚より薄い膜厚で第2絶縁膜を成膜する。この成膜
をテストケースのガス流量、高周波電圧およびその他の
所要の成膜条件で行う。
【0075】次に、複数のプロセスウエーハ上に形成さ
れた第2絶縁膜の膜厚を測定して平均膜厚を求める(図
6のS5)。
【0076】所定のプロセス成膜時間を経た後、CPU
300のRFパワー制御部400とガス制御部500と
からオフ信号をPCVD装置に出力して第2絶縁膜の成
膜を停止する。このオフ信号に応答して、CPU300
の回転制御部600から制御信号を電磁開閉器104に
出力してモータ102を回転させ、シャッタ16を開状
態にセットする。同時に、回転制御部600からの制御
信号を光学式膜厚検出部12に出力して第2絶縁膜の膜
厚を測定する。このとき、第2回転機構部200を駆動
させると、下部電極22が回転するので2個のプロセス
ウエーハ28上に形成された第2絶縁膜の膜厚を順次に
測定することができる。ここでは、2個の第2絶縁膜の
膜厚を、例えば810nmおよび830nmとする。
【0077】膜厚算出部700では、これらの第2絶縁
膜の膜厚情報を光学式膜厚検出部12から入力して平均
膜厚を算出する。ここでは、第2絶縁膜の平均膜厚は、
820nmとなる。
【0078】次に、平均膜厚とプロセス成膜時間を用い
て、二回目の成長速度を求める(図6のS6)。
【0079】すなわち、CPU300では、膜厚算出部
700から算出された平均膜厚とプロセス成膜時間(プ
ロセス成膜時の成膜を終了した時間−成膜を開始した時
間)とから二回目の成長速度を算出する。ここでは、プ
ロセス成膜時間は40分、平均膜厚は820nmである
から二回目の成長速度V2 は V2 =820/40=20.5nm/分 となる。このV2 情報をメモリに記憶させる。
【0080】次に、この二回目の成長速度と膜厚の設計
許容ばらつき(誤差)とから最小成膜時間を決定する
(図6のS7)。ここでは、設計許容誤差を例えば10
00±10nmとする。なお、この設計許容誤差は予め
CPU300のメモリに記憶させておく。したがって、
CPU300の膜厚算出部700では、この設計許容誤
差(10nm)と二回目の成長速度(20.5nm/
分)とから最小成膜時間を算出する。すなわち、第2絶
縁膜を10nmだけ成長させるために要する最小成膜時
間Tmin は Tmin =60(秒)×10nm/20.5≒29.3
(秒) となる。すなわち、約29.3秒で第2絶縁膜の膜厚が
10nm成膜されることになる。
【0081】次に、最小成膜時間を用いて第2絶縁膜上
にさらに第2絶縁膜を堆積させて設計膜厚になるまで、
第2絶縁膜を成膜する工程と膜厚を検出する工程とを交
互に連続的に繰り返す(図6のS8)。ここでは、上述
したと同様な制御を行って、CPU300からの制御信
号により、PCVD装置の始動・停止、シャッタ16の
開閉および光学式膜厚検出部12の検出を繰り返して、
第2絶縁膜上にさらに第2絶縁膜を堆積させる。この実
施の形態では、例えば18回の成膜工程を繰り返す。こ
のとき、第2回転機構部200を駆動させて、下部電極
22を回転させ、光学式膜厚検出部12を用いて2個の
プロセスウエーハ上に形成した第2絶縁膜の膜厚を測定
する。
【0082】次に、第2絶縁膜の膜厚が、設計膜厚値に
達したとき成膜工程を終了する(図6のS9)。ここで
は、2個のプロセスウエーハ上に形成された第2絶縁膜
の膜厚が990nmと1010nmに達した時点でPC
VD装置からプロセスウエーハを取り出す。
【0083】上述したように、この発明の絶縁膜形成方
法では、複数のウエーハ上に形成された第2絶縁膜から
平均膜厚を求めて二回目の成長速度としている。このた
め、従来は、ウエーハの一点測定で偶然に異常値が検出
された場合、この異常値で絶縁膜の成膜がなされていた
ため、バッチ間での絶縁膜の膜厚のばらつきは非常に大
きくなっていたが、この発明では、膜厚の異常値を回避
することができる。この結果、バッチ間での絶縁膜の膜
厚のばらつきも小さくすることができる。
【0084】また、この発明の絶縁膜の形成方法では、
CPU300は、膜厚検出処理部122からの膜厚デー
タを得て、一回目および二回目の成長速度、および平均
膜厚を自動的に計算している。
【0085】上述した第1および第3の実施の形態で
は、下部電極22を回転して一個の光学式膜厚検出部1
2で複数の絶縁膜の膜厚測定をする例につき説明した
が、何らこれに限定されるものでななく、複数のウエー
ハが設置されているウエーハの上側にウエーハと同数の
光学式膜厚検出部12を設けても良い。
【0086】さらに、最小成膜時間を用いて第2絶縁膜
上に、さらに第2絶縁膜を堆積させて、設計膜厚になる
まで、成膜工程と膜厚検出工程とを交互に繰り返す時に
(図6のS8)、毎回成膜速度を計算して次回の最小成
膜時間に反映させると、ますますバッチ間のばらつきを
小さくできる。
【0087】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の絶縁膜形成装置によれば、反応室の連通室の直前
に、入射光を遮断できる、開閉自在な遮蔽部を具えてい
るので、絶縁膜の成膜時にはこの遮蔽部を閉状態にして
成膜し、膜厚測定時にはこの遮蔽部を開状態にして絶縁
膜の膜厚測定を行うことができる。したがって、成膜時
には成膜生成物が遮蔽部に付着するので、光照射兼受光
段の表面を常時清浄な状態に保持しておくことができ
る。したがって、従来に比べ、絶縁膜の膜厚を高精度で
測定することができる。
【0088】また、この発明の絶縁膜形成方法によれ
ば、目標膜厚に成膜するとき、絶縁膜の膜厚を目標膜厚
以下に成膜した後、第2絶縁膜の平均膜厚とプロセス成
膜時間とから二回目の成長速度を求めて、当該二回目の
成長速度と設計許容ばらつきとから最小成膜時間を決定
している。その後、最小成膜時間で成膜する工程と膜厚
測定とを交互に繰り返して目標膜厚まで成膜するので、
1ロット毎のプロセスウエーハに形成される絶縁膜の膜
厚のばらつきを低減することができると共に、バッチ間
でのばらつきも低減できる。したがって、絶縁膜の膜厚
のばらつきの低減は、キャパシタ容量のばらつきを抑制
するので、この絶縁膜を使用して半導体素子を構成した
場合、半導体素子特性の向上或いは素子の歩留りの向上
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の絶縁膜形成装置
の主要構造を説明するために供する断面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態の絶縁膜形成装置
に使用する回転機構部、演算処理部および制御部を説明
するための構成図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態の絶縁膜形成装置
の主要構造を説明するために供する断面図である。
【図4】(A)〜(C)は、この発明の第3の実施の形
態の絶縁膜形成装置の主要構造および遮蔽部の動作を説
明するために供する断面図である。
【図5】この発明の第4の実施の形態の絶縁膜形成装置
の主要構造を説明するために供する断面図である。
【図6】この発明の絶縁膜形成方法を説明するために供
するフローチャート図である。
【符号の説明】
10:反応室 11:真空チャンバ 12:光学式膜厚検出部 13:連通孔 120:光照射兼受光段 122:膜厚検出処理部 14:連通室 16:回転式遮蔽板 18:上部電極 20:貫通孔 22:下部電極 24、38:排気管 26:ガス導入管 28:ウエーハ 30:サセプタ 32:回転軸 34:蒸着ソース源 36:可動式ゲート弁 40:リーク管 100:第1回転機構部 102:モータ 104:電磁開閉器 106:電源 200:第2回転機構部 300:演算処理部(CPU) 360、362:ガイド部 364:遮蔽板 366:移動部材 400:PFパワー制御部 500:ガス制御部 600:回転制御部 700:膜厚算出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応室と該反応室で成膜された絶縁膜の
    膜厚を測定するための光学式膜厚検出部とを具える絶縁
    膜形成装置において、 前記光学式膜厚検出部は、前記絶縁膜への入射光を照射
    しかつ該絶縁膜からの反射光を受光する光照射兼受光段
    を少なくとも具え、 前記反応室は、該反応室に連通させて設けられた連通室
    を具え、 該連通室に前記光照射兼受光段が取り付けられており、 前記反応室の前記連通室の直前に、前記入射光を遮断で
    きる、開閉自在な遮蔽部を具えることを特徴とする絶縁
    膜形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の絶縁膜形成装置におい
    て、前記遮蔽部を、前記光照射兼受光段から前記絶縁膜
    を見通せる位置に取り付けてあることを特徴とする絶縁
    膜形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の絶縁膜形成装置におい
    て、前記遮蔽部を回転式遮蔽板または可動式ゲート弁と
    することを特徴とする絶縁膜形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の絶縁膜形成装置におい
    て、前記反応室内に上部電極と下部電極とを平行に設け
    かつ前記上部電極の上部に前記連通室を設けたとき、前
    記光照射兼受光段の光軸上にある前記上部電極領域に、
    前記光照射兼受光段から照射した光と前記絶縁膜から反
    射された反射光とを通過させるための貫通孔を設けてあ
    ることを特徴とする絶縁膜形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の絶縁膜形成装置におい
    て、前記回転式遮蔽板を回転させてこれを開閉させるた
    めの回転機構部を設けてあることを特徴とする絶縁膜形
    成装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の絶縁膜形成装置におい
    て、前記下部電極に連結させて回転機構部を設けてある
    ことを特徴とする絶縁膜形成装置。
  7. 【請求項7】 反応室と光学式膜厚検出部と連通室と開
    閉自在な遮蔽部とを具える絶縁膜形成装置を用いて絶縁
    膜を形成するに当り、 前記反応室内にテストウエーハを設置して該テストウエ
    ーハ上に第1絶縁膜を成長させる工程と、 その後、前記光学式膜厚検出部により前記第1絶縁膜の
    膜厚を検出する工程と、 検出された膜厚とテスト成膜時間とから一回目の成長速
    度を決定する工程と、 前記遮蔽部を閉じた状態で一回目の成長速度を用いて、
    目標膜厚よりも薄い膜厚で複数のプロセスウエーハ上に
    第2絶縁膜を成膜させる工程と、 その後、前記遮蔽部を開にした状態で前記光学式膜厚検
    出部により各プロセスウエーハ上に形成された第2絶縁
    膜の膜厚を検出する工程と、 検出された膜厚から平均膜厚を求める工程と、 該平均膜厚とプロセス成形時のプロセス成形時間から二
    回目の成長速度を求める工程と、 該二回目の成長速度と膜厚の設計許容ばらつきとから最
    小成膜時間を決定する工程と、 前記第2絶縁膜上に前記最小成膜時間を用いてさらに該
    第2絶縁膜を成膜する工程と前記第2絶縁膜の膜厚を検
    出する工程とを交互に繰り返して前記目標膜厚の値に達
    したとき成膜工程を終了する工程とを含むことを特徴と
    する絶縁膜形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010206026A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Tokyo Electron Ltd 成膜装置、成膜方法、プログラム、およびコンピュータ可読記憶媒体
WO2012046474A1 (ja) * 2010-10-08 2012-04-12 株式会社シンクロン 薄膜形成方法及び薄膜形成装置

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