JPH11121127A - 蛍光ランプソケット - Google Patents

蛍光ランプソケット

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JPH11121127A
JPH11121127A JP27770097A JP27770097A JPH11121127A JP H11121127 A JPH11121127 A JP H11121127A JP 27770097 A JP27770097 A JP 27770097A JP 27770097 A JP27770097 A JP 27770097A JP H11121127 A JPH11121127 A JP H11121127A
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JP
Japan
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interlock
fluorescent lamp
contact
button
terminals
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JP27770097A
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English (en)
Inventor
Satoshi Watanabe
智 渡邉
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インタロック機構が備える両端子のごみ等によ
る接触不良を防止できるインタロック機構付き蛍光ラン
プを得ることにある。 【解決手段】蛍光ランプの着脱によって開閉され前記ラ
ンプが取外されると同時に電源を遮断するインタロック
機構15が組み込まれた蛍光ランプソケット14を前提
とする。インタロック機構15は、インタロック釦41
と、インタロックばね42と、一対のインタロック端子
43と、回路遮蔽部44とからなる。前記釦41は蛍光
ランプの取付けによって押込まれる。前記ばね42は前
記釦41を前記押込みの方向とは逆方向に常に付勢す
る。両ロック端子43は、前記釦41の移動に基づいて
接離される接触部43cを有するとともに少なくとも一
方がばね性を有する。回路遮蔽部44は前記釦41によ
り動かされて両接触部43c間に出し入れされ、一次側
回路を開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高出力形或
いは超高出力形の直管型蛍光ランプが着脱可能に取付け
られる蛍光ランプソケットに係り、特に、インタロック
機構を備えた蛍光ランプソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】インタロック機構は、蛍光ランプソケッ
トから蛍光ランプを取外すと同時に一次側の回路を開い
て電源を自動的に遮断し、それにより、高い二次電圧に
よる感電事故を防止するために設けられている。この種
のインタロック機構を備えた従来の蛍光ランプソケット
が図8〜図11に示されている。
【0003】これらの図中1はソケットボディ1aとソ
ケット裏蓋1bとからなるソケット本体、2はソケット
本体1の厚み方向に移動可能に設けられた作動体、3は
ソケット本体1に内蔵されてコンタクト4を介して作動
体2を前方に向けて常に付勢するコイルばね、5はソケ
ット本体1に内蔵されたインタロック機構である。イン
タロック機構5は、作動体2の一部にこの作動体2の軸
方向に移動可能に組み込まれたインタロック釦6と、ソ
ケットボディ1aにねじ止めされた固定側のインタロッ
ク端子7と、この端子7と対向してソケットボディ1a
に取付けられた弾性変形可能な可動側のインタロック端
子8と、前記釦6を常に前方へ付勢するインタロックば
ね9とで形成されている。
【0004】インタロック釦6は、作動体2の前面に蛍
光ランプが備える口金の端子部が差込まれることに伴
い、インタロックばね9に抗して押込まれるとともに、
可動側のインタロック端子8と係合してこの端子8を図
10中二点鎖線のように弾性変形させる。それにより、
インタロック端子8の接点が固定側のインタロック端子
7の接点に接触して点灯回路の一次側回路を閉じて、前
記蛍光ランプへの通電を可能とする。この逆に、前記イ
ンタロック機構5付きの蛍光ランプソケットから蛍光ラ
ンプが取外されると、インタロックばね9のばね力でイ
ンタロック釦6が前方へ押し出されるに伴い、インタロ
ック端子8は自由状態に戻ってインタロック端子7から
離れる。したがって、前記点灯回路の一次側の回路が開
かれて電源が遮断されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように一次側回
路を開閉する従来のインタロック機構5は、蛍光ランプ
の着脱に伴って移動されるインタロック釦6を介して一
対のインタロック端子7、8に夫々設けた接点を接離さ
せるものであるが、その接点部の保全に対してはいかな
る対策も講じていない。そのため、何らかの原因で接点
にごみなどの異物が付着した場合には、この異物によっ
て両インタロック端子7、8間に電気的接触不良を生じ
る恐れが高いという問題がある。
【0006】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、一対のインタロック端子間の接触不良を簡
単な構成で防止できるインタロック機構付きの蛍光ラン
プソケットを得ることにある。
【0007】又、従来のインタロック機構の構造では、
それが備える両インタロック端子7、8の形状が図11
に示されるように異なるので、部品管理が複雑になり、
コスト高であるという問題がある。しかも、インタロッ
ク端子7を固定的に設けている関係で、インタロック釦
6が有する端子押し圧部6aの押込み量に応じて可動側
のインタロック端子8が押し動かされるから、この端子
8はその変形量が大きくへたる恐れが高い。それによ
り、インタロック釦6のへたりを原因とする接触不良を
生じる恐れがある。
【0008】したがって、本発明が解決しようとする第
2の課題は、前記第1の課題を解決するに当り、より確
実に接触不良を防止できるとともに、コストを低減でき
るインタロック機構付きの蛍光ランプソケットを得るこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、蛍光ランプの
着脱によって開閉され前記蛍光ランプが取外されると同
時に電源を遮断するインタロック機構が組み込まれた蛍
光ランプソケットを前提とする。
【0010】そして、前記第1の課題を解決するため
に、請求項1の発明は、前記インタロック機構が、前記
蛍光ランプの取付けに伴って押込まれるインタロック釦
と、この釦を前記押込みの方向とは逆方向に常に付勢す
るインタロックばねと、前記インタロック釦の移動に基
づいて接離される接触部を有するとともに少なくとも一
方がばね性を有する一対のインタロック端子と、前記イ
ンタロック釦により動かされて前記接触部間に出し入れ
される回路遮蔽部と、を有してなること特徴としてい
る。
【0011】この請求項1の発明において、蛍光ランプ
が取付けられるとそれに伴ってインタロック釦がインタ
ロックばねに抗して押込まれるとともに、このロック釦
の移動により動かされる回路遮断部が、一対のインタロ
ック端子の接触部間から抜け出す。すなわち、回路遮断
部が、点灯回路の一次側回路を開く回路遮断位置から前
記一次側回路を閉じる回路非遮断位置へと移動される。
それにより、少なくとも一方のインタロック端子のばね
性により両ロック端子の接触部が互いに接触して点灯回
路の一次側回路を閉じるから、蛍光ランプの点灯が可能
となる。この逆に、蛍光ランプが取外されると、インタ
ロックばねの付勢力により押し戻されるインタロック釦
により動かされる回路遮断部は、前記回路非遮断位置か
ら前記接触部間に入り込んでこれら接触部を互いに離間
させる回路遮断位置へと移動される。それにより、一次
側回路が開かれて電源を自動的に遮断する。そして、以
上のようにインタロック釦により動かされる回路遮断部
は、両インタロック端子部の両接触部間への出入りに伴
ってこれら接触部を摺動するから、両接触部を掃除する
ことができる。
【0012】前記第2の課題を解決するために、請求項
1に従属する請求項2の発明は、前記一対のインタロッ
ク端子を板ばねにより同一構造に形成し、かつ、前記回
路遮断部を薄い板で形成するとともに、この回路遮断部
の両側に前記一対のインタロック端子を配置したことを
特徴している。
【0013】この請求項2の発明は請求項1の発明に従
属するので、請求項1の発明の作用に加えて、次の作用
がある。すなわち、板ばね製の一対のインタロック端子
が同一構造であるので、部品の共通化が図れ、在庫管理
等を容易にできる。そして、回路遮断部が薄い板であっ
て、その両側に配置された一対のインタロック端子の接
触部間に出し入れされるから、これら接触部の接離に要
する変形量は、インタロック釦の移動量とは無関係とな
り薄い板からなる前記回路遮断部の厚みに依存させるこ
とができ、これら接触部の変形量を小さくしてインタロ
ック端子にへたりを生じる恐れをなくすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。
【0015】図1は第1の実施の形態に係る蛍光ランプ
ソケットを含む蛍光灯照明器具の結線構造を示す図であ
って、この図中11は天井などに装着される蛍光灯照明
器具のシャーシ、12は電源端子台、13は放電灯安定
器、14はインタロック機構15付きの蛍光ランプソケ
ット、16はインタロック機構を備えない蛍光ランプソ
ケット、17は両ランプソケット14、16にわたって
着脱可能に取付けられる高出力形又は超高出力形の蛍光
ランプである。図2に示されるように蛍光ランプ17が
有する口金17aは、レセプトダブルコンタクト形であ
る。そのため、口金17aが有する絶縁樹脂板18の外
面には挿入凸部18aが一体に突出され、この凸部18
aには一対のコンタクト金具19が取付けられている。
なお、挿入凸部18aを正面から見た外郭形状は小判形
状である。
【0016】シャーシ11の電源孔20から引き込まれ
る図示しない電源線が接続される電源端子台12の第1
端子12aは放電灯安定器13の一次側第1端子13a
に接続され、かつ、電源端子台12の第2端子12bは
蛍光ランプソケット14のインタロック用の第1端子1
4aに接続されているとともに、インタロック用の第2
端子14bは放電灯安定器13の一次側第2端子13b
に接続されている。したがって、電源端子台12の一次
側の両端子13a、13b間にはインタロック機構15
が挿入されている。又、放電灯安定器13が有する一方
の二次側端子13c、13dはいずれも蛍光ランプソケ
ット14のフィラメント用端子14c、14dに接続さ
れ、同様の放電灯安定器13が有する他方の二次側端子
13e、13fはいずれも蛍光ランプソケット16が有
するフィラメント用端子16a、16bに接続されてい
る。
【0017】次に、図2〜図7を参照してインタロック
機構15付きの蛍光ランプソケット14について説明す
る。図1〜図3中符号21で示すソケット本体は、合成
樹脂製のソケットボディ22とソケット裏蓋23とを組
合わせて形成されている。ソケットボディ22は、円形
孔24を有した前壁の周部にU字状の周壁を一体に設け
てなる裏面が開放されたボディ主部22aと、前記前壁
の縁から直角に折れ曲がって前方に一体に突出された端
子配置部22bと、円形孔24を挟むように位置して前
記前壁の裏面から端子配置部22bとは逆方向に一体に
突設された断面コ字形状をなす一対の作動子ガイド22
cとを有している。ソケット裏蓋23はソケットボディ
22の前記周壁を覆う形状をなし、その開口された前面
に前方に一体に突出する一対の爪25(図3参照)を有
している。これらソケットボディ22とソケット裏蓋2
3との連結は、前記U字状周壁の曲り部外面に形成され
た爪部26をソケット裏蓋23の対応個所に形成された
段部27に引っ掛けるとともに、前記一対の爪25を端
子配置部22bに前後方向に延びて貫通形成された孔2
8内の図示しない段部に引っ掛けることによって、ねじ
止めによることなく行われている。
【0018】図4に示されるように端子配置部22bに
は、自己鎖錠構造によって電線が接続される端子金具か
らなる前記一対のインタロック用の第1、第2端子14
a、14b及び一対のフィラメント用端子14c、14
dが、互いに位置決めされるとともに絶縁されて夫々収
容されている。これらの端子14a〜14dに夫々対向
して、端子配置部22bの前面に開口された電線挿入孔
29a〜29d(図1、図3参照)に電線が挿入される
ことにより、蛍光ランプソケット14と電源端子台12
及び放電灯安定器13とが前記のように接続されるよう
になっている。
【0019】前記構成のソケット本体21には合成樹脂
により略円筒形状に成形された作動体31が収容されて
いる。作動体31の後部外面には一対の摺動凸部32が
軸方向に延びて一体に突設されているとともに、これら
凸部32間に位置して機構収容部33が一体に突設され
ている。作動体31は、その両摺動凸部32を前記作動
子ガイド22cの内側に夫々嵌合させて、これらガイド
22cを案内として軸方向、つまり、ソケット本体21
の厚み方向に沿って前後に移動可能に支持されている。
【0020】この作動体31の前部は前記円形孔24を
通ってソケット本体21の前方へ突出されているととも
に、前記摺動凸部32の前端とボディ主部22aの前壁
裏面との係合により、前記前壁からの作動体31の最大
突出量が規制されるようになっている。作動体31はそ
の前部に正面から見た形状が小判形状をなす口金収容溝
34を有しているとともに、この溝34の内面と機構収
容部33とにわたって前後方向に伸びる細長いガイド溝
35が口金収容溝34の底壁を貫通して設けられてい
る。
【0021】作動体31の後面は開放されているととも
に、この開放された後面から突出されて一対のコイルば
ね36が互いに電気絶縁された状態で作動体31に収容
されている。これらコイルばね36は、前記口金収容溝
34の底壁とソケット裏蓋23とに長手方向両端を接し
て圧縮状態で設けられ、そのばね力により作動体31の
前部が常に円形孔24から前方に突出するように付勢し
ている。両コイルばね36の前端部には夫々コンタクト
37が取付けられている。これらコンタクト37の一部
は口金収容溝31の底壁に設けられたスリット状の孔を
通って口金収容溝31内に突出されている。両コンタク
ト37は前記スリット状の孔を通過できない形状をなし
ているとともに、これらには口金収容溝34に挿入され
る前記口金17aのコンタクト金具19が個別に当接さ
れ、この当接を介して作動体31が後方へ押込み可能に
なっている。なお、両コンタクト37の夫々には図示し
ないリード線の一端が個別に接続され、これらの線の他
端部はソケット本体21内において前記フィラメント用
端子14c、又は14dに接続されるようになってい
る。又、図4中38は作動体31のばね収容凹部に連通
して形成されたリード線配線溝を示している。
【0022】前記機構収容部33の後面は開放されてい
て、この収容部33には、図5〜図7に示されるように
インタロック釦41と、インタロックばね42と、一対
のインタロック端子43と、回路遮断部44とが収容さ
れており、これらの部品を備えて前記インタロック機構
15が形成されている。以下詳しく説明する。
【0023】合成樹脂製のインタロック釦41は、軸部
41aの後部に姿勢安定用の安定板41bを一体に成形
するとともに、後端面に一体成形されたばね受突起41
cを有している。このロック釦41は、前記ガイド溝3
5に軸部41aを摺動可能に係合させるとともに機構収
容部33内に設けられた図示しないガイド溝に安定板4
1bを摺動可能に係合させて、機構収容部33に収容さ
れている。こうして設けられたインタロック釦41の軸
部41aの前端部は、口金収容溝34内に突出配置され
ていて、この部分は口金収容溝34に前記口金17aの
挿入凸部18aが挿入された際に、この挿入凸部18a
によって押込まれるようになっている。
【0024】このインタロック釦41の後部には前記回
路遮断部44が一体に成形されている。したがって、こ
の遮断部44はインタロック釦41と一体に動かされ
る。なお、このように回路遮断部44をインタロック釦
41と一体成形することは、インタロック機構15の部
品点数を削減できるとともに、回路遮断部44の移動量
と口金17aで押されるインタロック釦41の移動量と
が同じであり動作上の信頼性が高い点で優れているが、
本発明においては回路遮断部44をインタロック釦41
に対して中継部材を介して或いは介することなく連動さ
せるように設けてもよい。回路遮断部44は安定板41
bに対して直角でかつインタロック釦41の軸方向に伸
びる薄い板で形成されており、その前端部は先細に形成
されている。このように先細構造とすることは、後で詳
しく説明するインタロック端子43の接続部間への挿入
を円滑にできる点で優れている。
【0025】インタロックばね42は、その一端部を前
記ばね受突起41に嵌合させてインタロック釦41の後
端と前記ソケット裏蓋23の内面との間に圧縮状態で挟
まれている。このばね42はインタロック釦41を、常
に前方、言い換えれば、前記口金収容溝34への口金1
7aの挿入に伴う挿入凸部18aによるインタロック釦
41の押込み方向とは逆方向に付勢している。それによ
り、口金17aが挿入されない自由状態ではインタロッ
ク釦41の軸部41aの前端部は、口金収容溝34内に
突出配置されるようになっている。
【0026】一対のインタロック端子43は導電性板ば
ねにより同一構造に形成されている。これらの端子43
は、帯状のばね板を折り曲げてなるものであって、図6
等に示されるように基部43aと、この前端から折り曲
げられた斜状部43bと、この先端から基部43aと平
行に折り曲げられた接触部43cと、基部43aの後端
から後方に延出された延出後端部43dとから形成され
ている。斜状部43b、接触部43c、及び延出後端部
43dは、基部43aよりも幅が狭く、又、接触部43
cには夫々接点が設けられている。
【0027】これら一対のインタロック端子43は、前
記回路遮断部44の両側、好ましくは同遮断部44の延
長線を基準とする線対称の配置に機構収容部33に内蔵
されている。この配置において、前記基部43aのみが
機構収容部33に固定されて斜状部43b及び接触部4
3cが弾性変形できるようになっているとともに、図6
及び図等に示されるように互いの接触部43cが弾性的
に接し合う姿勢に一対のインタロック端子43が設けら
れている。そして、両一対のインタロック端子43間に
配置された前記回路遮断部44は、インタロック釦41
によって図7(A)に示されるように前記接触部43c
間に位置されてこれらを非接触とする回路遮断位置と、
図7(B)に示されるように前記接触部43c間から外
れてこれらを接触状態とする回路非遮断位置とにわたっ
て移動されるようになっている。又、両インタロック端
子43の延出端部43dには図示しないリード線の一端
が個別に接続され、これらリード線の他端部は前記イン
タロック用の第1端子14a又は第2端子14bに接続
されるようになっている。
【0028】前記構成のインタロック機構15付きの蛍
光ランプソケット14を備える蛍光灯照明器具におい
て、蛍光ランプ17が取付けられていない状態では、一
対のコイルばね36のばね力により作動体31の摺動凸
部32の前端がボディ主部22bの前壁内面に当るまで
押し出されているとともに、前記両ばね36により一対
のコンタクト37が口金収容溝34の底壁から最大に突
出するように前側に押し出されている。しかも、この状
態においてインタロック機構15のインタロック釦41
はインタロックばね42のばね力で、その軸部41aの
前端部が口金収容溝34の底壁から最大に突出するよう
に前側に押し出されている。
【0029】したがって、インタロック釦41とともに
動かされる薄い板状の回路遮断部44が、一対のインタ
ロック端子43の接触部43c間に介在される回路遮断
位置にあって、これら接触部43cを非接触状態に保持
している。つまり、インタロック機構15は点灯回路の
一次側回路を開いて電源を遮断した状態に保持されてい
る。この状態は図7(A)等に示されている。
【0030】前記蛍光灯照明器具に蛍光ランプ17を取
付けるには、まず、このランプ17の一端の口金17a
をインタロック機構を備えない蛍光ランプソケット16
が有する作動体の口金収容溝に差込んだ後、蛍光ランプ
17の他端の口金17aをインタロック機構15を備え
た蛍光ランプソケット14の作動体31の口金収容溝3
4に差込めばよい。そうすると、両口金17aのコンタ
クト金具19が、夫々口金収容溝34内に突出されてい
るコンタクト37に当って、これらをコイルばね36に
抗してソケット本体21内に向けて押込み、それによっ
て、蛍光ランプ17が両蛍光ランプソケット14、16
にわたって取付けられる。
【0031】同時に、こうした蛍光ランプ17の取付け
に伴い、前記他方の口金17aの挿入凸部18aが、イ
ンタロック釦41の軸部41aの先端に当って、この釦
41をインタロックばね42のばね力に抗して機構収容
部33内に向けて押込む。そうすると、こうして押込み
移動されるインタロック釦41とともに回路遮断部44
も同量移動されるから、この遮断部44が一対のインタ
ロック端子43の接触部43c間から抜け出して回路非
遮断位置に配置される。それに伴い、両接触部43cは
それ自体及び斜状部43bのばね力によって互いに弾性
的に接触される。つまり、インタロック機構15が点灯
回路の一次側回路を閉じて蛍光ランプ14に通電する状
態に保持される。この状態は図7(B)に示されてい
る。
【0032】したがって、以上のような蛍光ランプ17
の取付けに伴い、インタロック機構15により一次側回
路を閉じて、蛍光ランプ17への通電を介して、 このラ
ンプ17を点灯させることができる。
【0033】又、前記蛍光灯照明器具から蛍光ランプ1
7を取外すには、前記取付けの手順とは逆の手順で行な
えばよい。そうすると、蛍光ランプソケット14から蛍
光ランプ17の口金17aが引き外されるに伴い、コイ
ルばね36のばね力で作動体31及び一対のコンタクト
37が夫々蛍光ランプ17が取付けられる前に状態に押
し戻されると同時に、インタロックばね42のばね力で
インタロック釦41も蛍光ランプ17が取付けられる前
に状態に押し戻される。
【0034】そのため、インタロック機構15は、イン
タロック釦41とともに前方へ移動される回路遮断部4
4が、対のインタロック端子43の互いに弾性的に接触
している接触部43c間に入り込んで回路遮断位置に配
置される。それにより、両接触部43cが非接触となっ
て、インタロック機構15は点灯回路の一次側回路を開
いて電源を遮断する。この状態は図7(A)に示されて
いる。
【0035】以上のように蛍光ランプ17の着脱に伴い
一次側回路を開閉するインタロック機構15を備えた蛍
光灯ソケット14においては、前記一次側回路の開閉の
際にインタロック釦41により動かされる回路遮断部4
4が、一対のインタロック端子43の接触部43c間へ
出入りするため、回路遮断部44は両接触部43cの接
触面を擦りながらを移動する。そのため、一次側回路が
開閉される度に、回路遮断部44によって両インタロッ
ク端子43の接触部43cを自動的に掃除することがで
きる。
【0036】したがって、何らかの原因で接触部43c
の接点にごみなどの異物が付着したとしても、それを前
記掃除機能によって自動的に接触部43c間から取除く
ことができる。そのため、異物の付着を原因とする両イ
ンタロック端子43間の電気的な接触不良を防止するこ
とができる。しかも、回路遮断部44はインタロック機
構15に不可欠な構造であり、それを利用して既述の清
掃機能を発揮させたから、特別に清掃用部品を要するこ
とがなく、構造が簡単である。
【0037】更に、前記インタロック機構15の構成に
おいては、一対のインタロック端子43を板ばねにより
同一構造に形成したから、部品の共通化が図れ、在庫管
理等を容易にできるものであり、それに伴ってコストダ
ウンを図ることができる。その上、前記回路遮断部44
を薄い板で形成するとともに、その両側に前記一対のイ
ンタロック端子43を線対称となるように配置したか
ら、線対称配置の接触部43c間への回路遮断部44の
出し入れに伴って、両接触部43cの接離に要する変形
量を、回路遮断部44を動かすインタロック釦41の移
動量とは無関係にできて、薄い板からなる回路遮断部4
4の厚みに依存させることができる。そのため、弾性変
形可能なインタロック端子43の変形量を小さくできる
ので、これらインタロック端子43にへたりを生じる恐
れをなくすことができる。したがって、より確実に両接
触部43cの接触不良を防止することができる。
【0038】なお、本発明は前記第1の実施の形態には
制約されない。例えば、請求項1の発明においては、一
対のインタロック端子43の内の一方は弾性変形が困難
な固定側の導電性金具とし、他方のインタロック端子4
3のみを弾性変形可能な可動側のものとしてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】請求項1に記載の発明によれば、インタロ
ック釦により動かされる回路遮断部が、両インタロック
端子の接触部を擦って掃除しながらこれら接触部間に出
入りして一次側回路を開閉するので、一対のインタロッ
ク端子の接触不良を簡単な構成で防止できる。
【0041】請求項1に従属する請求項2に記載の発明
によれば、請求項1の発明の効果に加えて、薄い板から
なる回路遮断部の厚みに一対のインタロック端子の接触
部の接離に要する変形量を依存させて、板ばね性のイン
タロック端子がへたる恐れをなくしたので、より確実に
接触不良を防止できるとともに、一対のインタロック端
子の共通化により、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る蛍光ランプソ
ケットを含む蛍光灯照明器具の結線構造を示す図。
【図2】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの
構成を蛍光ランプの一端部とともに示す斜視図。
【図3】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの
構成を示す正面図。
【図4】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの
構成をボディ裏蓋を取外して示す裏面図。
【図5】図3中Z−Z線に沿って示す断面図。
【図6】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの
要部の構成を分解して示す斜視図。
【図7】(A)は蛍光ランプが取外された状態で第1の
実施の形態に係る蛍光ランプソケットの要部の構成を図
5中Y−Y線に沿って示す断面図。 (B)は蛍光ランプが取付けられた状態で第1の実施の
形態に係る蛍光ランプソケットの要部の構成を図5中Y
−Y線に沿って示す断面図。
【図8】従来例に係る蛍光ランプソケットの構成を示す
斜視図。
【図9】従来例に係る蛍光ランプソケットの構成をボデ
ィ裏蓋を取外して示す裏面図。
【図10】従来例に係る蛍光ランプソケットの要部の構
成を示す縦断側面図。
【図11】従来例に係る蛍光ランプソケットの要部の構
成を分解して示す斜視図。
【符号の説明】
14…蛍光ランプソケット、 15…インタロック機構、 17…蛍光ランプ、 17a…口金、 13a…放電灯安定器の一次側第1端子、 13b…放電灯安定器の一次側第2端子、 14a…蛍光ランプソケットのインタロック用第1端
子、 14b…蛍光ランプソケットのインタロック用第2端
子、 14c、14d…蛍光ランプソケットのフィラメント用
端子、 21…ソケット本体、 31…作動体、 33…機構収容部、 41…インタロック釦、 42…インタロックばね、 43…インタロック端子、 44…回路遮断部、 43c…接触部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛍光ランプの着脱によって開閉され前記蛍
    光ランプが取外されると同時に電源を遮断するインタロ
    ック機構が組み込まれた蛍光ランプソケットにおいて、 前記インタロック機構が、 前記蛍光ランプの取付けに伴って押込まれるインタロッ
    ク釦と、 この釦を前記押込みの方向とは逆方向に常に付勢するイ
    ンタロックばねと、 前記インタロック釦の移動に基づいて接離される接触部
    を有するとともに少なくとも一方がばね性を有する一対
    のインタロック端子と、 前記インタロック釦により動かされて前記接触部間に出
    し入れされる回路遮蔽部と、を有してなること特徴とす
    る蛍光ランプソケット。
  2. 【請求項2】前記一対のインタロック端子を板ばねによ
    り同一構造に形成し、かつ、前記回路遮断部を薄い板で
    形成するとともに、この回路遮断部の両側に前記一対の
    インタロック端子を配置したことを特徴とする請求項1
    記載の蛍光ランプソケット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013118107A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Endo Lighting Corp 直管形発光源内装ランプ、直管形発光源内装ランプ用ソケット、および照明装置
JP2015162455A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 光源装置および該光源装置を用いた照明器具

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