JPH11120668A - ライブラリ装置 - Google Patents

ライブラリ装置

Info

Publication number
JPH11120668A
JPH11120668A JP28575197A JP28575197A JPH11120668A JP H11120668 A JPH11120668 A JP H11120668A JP 28575197 A JP28575197 A JP 28575197A JP 28575197 A JP28575197 A JP 28575197A JP H11120668 A JPH11120668 A JP H11120668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
driver
recording medium
cartridge
medium cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP28575197A
Other languages
English (en)
Inventor
研二 ▲高▼野
Kenji Takano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP28575197A priority Critical patent/JPH11120668A/ja
Publication of JPH11120668A publication Critical patent/JPH11120668A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ドライバより途中まで排出されてストッパ機
構によって係止した記録媒体カートリッジをアクセッサ
が迎えに行ってドライバより引き出すまでの時間を短縮
するライブラリ装置。 【解決手段】 光ディスクカートリッジ11を収容する
セル32と、挿入カートリッジにデータの読書きするド
ライバ33と、開閉可能であり閉じると記録媒体カート
リッジの凹部に嵌合し、前後に移動してカートリッジを
ドライバに対し出入れするハンド機構40を備え、セル
とドライバ間でカートリッジを運搬するアクセッサ34
と、ドライバより排出する記録媒体カートリッジの端を
受け止めるストッパ機構37を有する。ストッパ機構
は、回動可能に支持したストッパ50と、引張りコイル
ばね51とよりなる。ハンド機構がカートリッジを引く
と、カートリッジ自体がストッパを押しストッパをドラ
イバから離れるように時計方向に倒し、カートリッジが
ドライバより引き出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はライブラリ装置に係
り、データを検索して提供するサーバに適用されるライ
ブラリ装置に関する。サーバには記録媒体カートリッジ
ライブラリ装置が適用されている。記録媒体カートリッ
ジライブラリ装置は、複数の記録媒体カートリッジが収
容されているセルと、挿入された記録媒体カートリッジ
にデータの読み書きを行うドライバと、セルとドライバ
との間で記録媒体カートリッジを運搬するアクセッサと
を有する構成である。サーバにおいてはデータを検索し
て提供する動作を迅速に行うことが求められている。よ
って、記録媒体カートリッジライブラリ装置は、ドライ
バに装着されている記録媒体カートリッジをドライバか
ら抜き出し、セルに戻し、セル内の別の記録媒体カート
リッジをセルから抜き出してドライバに装着する動作を
短い時間で行うことが必要である。
【0002】本発明は、ドライバより途中まで排出され
てストッパ機構によって係止されている記録媒体カート
リッジをアクセッサが迎えに行ってドライバより引き出
すまでの時間を短縮できるようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】図11は従来の光ディスクカートリッジ
ライブラリ装置10を概略的に示す。光ディスクカート
リッジライブラリ装置10は、複数の光ディスクカート
リッジ11が並んで収容されているセル12と、挿入さ
れて装着された光ディスクカートリッジ11内の光ディ
スクにデータの読み書きを行うドライバ13と、光ディ
スクカートリッジ11のセル12に対する出し入れ、光
ディスクカートリッジ11のドライバ13に対する挿入
引き出し、光ディスクカートリッジ11のセル12とド
ライバ13との間の運搬を行うアクセッサ14と、アク
セッサ14を動かすアクセッサ駆動モータ15と、ドラ
イバ13及びアクセッサ駆動モータ15を制御する制御
装置16と、ドライバ13と関連して設けてあるストッ
パ機構17とを有する。
【0004】アクセッサ14は、ハンド機構20を有す
る。ハンド機構20は、2つの開閉可能なハンド21、
22を有し、X1,X2方向に移動可能である。ハンド
21、22が閉じると光ディスクカートリッジ11の両
側の凹部11aに嵌合する。ストッパ機構17は、ドラ
イバ13の光ディスクカートリッジ挿入口13aに対向
する部位に配設してあり、ストッパ25と、ストッパ2
5をZ1方向に付勢するばね26とを有し、ストッパ2
5がZ2方向に移動すると光ディスクカートリッジ11
の係止が解除される構成である。
【0005】ここで、光ディスクカートリッジ11をド
ライバ13より引き出してセル12に戻す動作のうち、
光ディスクカートリッジ11を迎えに行ってこれをドラ
イバ13より引き出すまでの動作について説明する。ア
クセッサ14は高い位置H1にあり、ハンド機構20は
X1方向に移動して後退して後退位置Aに位置してい
る。
【0006】制御装置16よりの指令によって、第1に
は光ディスクカートリッジ11がドライバ13より少し
排出されストッパ25に突き当たって止まる位置が一定
となった状態となり、第2にはアクセッサ駆動モータ1
5が駆動されてアクセッサ14が下動してドライバ13
に対向する位置H2に到り、この後に、ハンド機構20
がX2方向に前進して前進位置Bに到り、ハンド21、
22が閉じて凹部11aに嵌合し、次いで、ハンド機構
20がX2方向に後退位置Aまで後退して光ディスクカ
ートリッジ11をドライバ13より引き出す。
【0007】ハンド機構20が後退位置Aより前進位置
Bに到る過程で、図12(A)に示すように、ストッパ
25をばね26に抗して押し下げて、光ディスクカート
リッジ11に対するロックが解除される。ハンド機構2
0がX1方向に後退位置Aまで後退して光ディスクカー
トリッジ11をドライバ13より引き出されると、スト
ッパ25はばね26によって押し上げられ、図12
(B)に示す元の状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】アクセッサ14が高い
位置H1から低い位置H2に到った後に、ハンド機構
20は最初に前進し、ハンド21、22を閉じ、次
いで後退する動作を行う。このように、アクセッサ14
が低い位置H2に到った後に、、、の動作を行う
ため、アクセス時間が長くかかってしまっていた。
【0009】そこで、本発明は、上記課題を解決したラ
イブラリ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、複数の記録媒体カートリッジが
収容されているセルと、挿入された該記録媒体カートリ
ッジにデータの読み書きを行うドライバと、ハンドが開
閉可能であり閉じると該記録媒体カートリッジの凹部に
嵌合し、且つ前後に移動して該記録媒体カートリッジを
ドライバに対して出し入れするハンド機構を備えてお
り、上記セルと上記ドライバとの間で上記記録媒体カー
トリッジを運搬するアクセッサと、該ドライバに関連し
て、該記録媒体カートリッジの後端を受け止めるストッ
パ機構を有する構成の記録媒体カートリッジライブラリ
装置において、該ストッパ機構は、上記ドライバより離
れる方向及び上記ドライバの方向に回動可能に支持され
ているストッパと、該ストッパに作用するばねとよりな
り、該ばねは、該ストッパを記録媒体カートリッジの後
端を受け止める回動位置に保持させると共に弾性変形す
ることによって、上記ストッパの上記ドライバより離れ
る方向及び上記ドライバの方向の回動を許容する構成で
あり、上記ハンド機構により記録媒体カートリッジを引
いた場合に上記ばねの弾性変形を伴ってドライバより離
れる方向に倒れるように回動して記録媒体カートリッジ
に対する係止が解除され、且つ、上記ハンド機構により
記録媒体カートリッジを押した場合にストッパが上記ば
ねの弾性変形を伴って上記ドライバの方向に倒れるよう
に回動する構成としたものである。
【0011】ストッパはハンド機構により記録媒体カー
トリッジを引いた場合に上記ばねの弾性変形を伴ってド
ライバより離れる方向に倒れるため、即ち記録媒体カー
トリッジをドライバより引き出す動作を行えばこれによ
ってストッパが倒れるため、アクセッサがドライバに対
向する位置に到った後に、ハンド機構は、ハンドを閉じ
て後退する動作を行うだけでよく、ストッパを倒すため
のハンド機構の前進動作は不要であり、よって前進動作
に要する時間だけアクセス時間を短縮することが可能と
なる。
【0012】請求項2の発明は、ストッパ機構は、傾斜
面を有するストッパブロックと、該ストッパブロックを
支持するばねとよりなり、上記ハンドを閉じる過程で、
該ハンド自身が上記傾斜面を押して該ストッパブロック
が上記ばねの変形を伴って下動されて記録媒体カートリ
ッジに対する係止が解除される構成としたものである。
【0013】ストッパブロックはハンドを閉じる過程で
ハンドによって押されて下動されて記録媒体カートリッ
ジに対する係止が解除されるため、記録媒体カートリッ
ジに対する係止を解除させるためだけの動作は不要とな
る。請求項3の発明は、ストッパ機構は、記録媒体カー
トリッジの後端を受け止める部分と上記ドライバに対向
する位置に到ったアクセッサによって押される部分を有
するストッパブロックと、該ストッパブロックを支持す
るばねとよりなり、移動してきて上記ドライバに対向す
る位置に到ったアクセッサによって押されて該ストッパ
ブロックが上記ばねの変形を伴って下動されて記録媒体
カートリッジに対する係止が解除される構成としたもの
である。
【0014】ストッパブロックは移動してきてドライバ
に対向する位置に到ったアクセッサ自体によって押され
て下動されて記録媒体カートリッジに対する係止が解除
されるため、記録媒体カートリッジに対する係止を解除
させるためだけの動作は不要となる。請求項4の発明
は、ストッパ機構は、記録媒体カートリッジの後端を係
止するストッパ部材と、該ストッパ部材を記録媒体カー
トリッジの後端を係止する位置と記録媒体カートリッジ
の後端から外れた位置とに移動させる駆動手段とよりな
る構成としたものである。
【0015】ストッパ部材は駆動手段によって記録媒体
カートリッジの後端から外れた位置に移動されるため、
アクセッサ及びハンド機構についてストッパ部材を記録
媒体カートリッジの後端から外すための動作は不要とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例になる光
ディスクカートリッジライブラリ装置30を概略的に示
す。光ディスクカートリッジライブラリ装置30は、複
数の光ディスクカートリッジ11が並んで収容されてい
るセル32と、挿入されて装着された光ディスクカート
リッジ11内の光ディスクにデータの読み書きを行うド
ライバ33と、光ディスクカートリッジ11のセル32
に対する出し入れ、光ディスクカートリッジ11のドラ
イバ33に対する挿入引き出し、光ディスクカートリッ
ジ11のセル32とドライバ33との間の運搬を行うア
クセッサ34と、アクセッサ14を動かすアクセッサ駆
動モータ35と、ドライバ33及びアクセッサ駆動モー
タ35を制御する制御装置36と、ドライバ33と関連
して設けてあるストッパ機構37とを有する。
【0017】アクセッサ34は、ハンド機構40を有す
る。ハンド機構40は、図3に示すように、2つの開閉
可能なハンド41、42と、ハンド41、42を開閉さ
せるハンド開閉機構43とを有し、X1,X2方向に移
動可能である。ハンド41、42が閉じると、図3
(B)に示すように、先端の爪部41a、42aが光デ
ィスクカートリッジ11の両側の凹部11aに嵌合す
る。
【0018】ストッパ機構37は、ドライバ33の光デ
ィスクカートリッジ挿入口33aに対向する部位に配設
してあり、図4に併せて示すように、レバー状のストッ
パ50、引張りコイルばね51、及び、ワイヤ52より
なる。ストッパ50は、上端にストッパローラ53が設
けてあり、中央の個所の孔に嵌合している軸54をドラ
イバ33のフレーム33bの耳部33cに固定されて、
C方向(時計方向)及びCC方向(反時計方向)に回動
可能に支持されている。引張りコイルばね51は、一端
をドライバ33のフレーム33bの別の耳部33dに掛
止されて、フレーム33bの下側に設けてある。ワイヤ
52は、途中でドライバ33のフレーム33bの別の耳
部33dのピン55に案内されて逆L字状となってお
り、一端はストッパ50の下端に固定してあり、他端は
引張りコイルばね51に固定してある。引張りコイルば
ね51は伸ばされて状態にある。
【0019】軸54とピン55とは、Z方向に整列して
おり、ストッパ50は、この下端を引張りコイルばね5
1によってワイヤ52を介してZ2方向に引っ張られて
図4に示すように垂直の向きに停止しており、ストッパ
ローラ53は位置Pに位置している。ストッパ50をC
方向に、即ち、ストッパ50のうち軸54より上側の部
分がX1方向に倒れる方向に回動させようとすると、図
5(B)に示すように、ワイヤ52が曲がり角が鋭角の
V字状となって、引張りコイルばね51が引き延ばされ
る。ストッパ50をCC方向に、即ち、ストッパ50の
うち軸54より上側の部分がX2方向に倒れる方向に回
動させようとすると、図5(C)に示すように、ワイヤ
52が曲がり角が鈍角のV字状となって、引張りコイル
ばね51が引き延ばされる。よって、ストッパ50は、
引張りコイルばね51のばね力によってC方向及びCC
方向の回動を制限されて垂直の向きに保たれており、ス
トッパローラ53は、引張りコイルばね51のばね力に
よってX1方向及びX2方向の回動を制限されて位置P
に位置している。
【0020】ストッパローラ53をX1方向に移動しな
いように拘束する力F1(ストッパ50をC方向に回動
しないように拘束する力)は、伸びている引張りコイル
ばね51のばね力によって決まる。この力F1は、ドラ
イバ33内に設けてあるばね(図示せず)による光ディ
スクカートリッジ11をドライバ33より押し出そうと
する力F2より十分に大きくて、且つハンド機構40が
X1方向に移動する力F3よりは十分に小さいように定
めてある。
【0021】ストッパローラ53をX2方向に移動しな
いように拘束する力(ストッパ50をCC方向に回動し
ないように拘束する力)も伸びている引張りコイルばね
51のばね力によって決まり、上記と同じくF1であ
る。この力F1は、ハンド機構40がX2方向に移動す
る力F3よりは十分に小さいように定めてある。次に、
光ディスクカートリッジ11をドライバ33より引き出
してセル32に戻す動作のうち、光ディスクカートリッ
ジ11を迎えに行ってこれをドライバ33より引き出す
までの動作について説明する。
【0022】図1は、動作開始直前の状態を示す。アク
セッサ44は高い位置H1にあり、ハンド機構40はX
2方向に前進した前進位置Bに位置している。制御装置
36よりの指令によって、第1には光ディスクカートリ
ッジ11がドライバ13内のばね(図示せず)によって
ドライバ13より排出されるように付勢され、図2
(A)及び図5(A)に示すように、光ディスクカート
リッジ11の後端部11bがストッパローラ53に突き
当たった状態となる。これによって、光ディスクカート
リッジ11の凹部11aの位置が決まる。
【0023】第2にはアクセッサ駆動モータ35が駆動
されてアクセッサ34が下動して、図2(A)に示すよ
うにドライバ13に近づき、最終的には、図2(B)に
示すようにドライバ13に対向する位置H2に到る。ハ
ンド21、22の先端が光ディスクカートリッジ11の
凹部11aに対向する状態となる。次いで、ハンド開閉
機構43が動作して、図3(B)に示すように、ハンド
21、22が閉じて凹部11aに嵌合する。これが、図
11に示す従来のライブラリ装置10における動作に
相当する。次いで、ハンド機構40がX1方向に後退位
置Aまで後退して光ディスクカートリッジ11をドライ
バ13より引き出す。これが、図11に示す従来のライ
ブラリ装置10における動作に相当する。
【0024】ハンド機構40が光ディスクカートリッジ
11をドライバ13より引き出そうとする力F3によっ
て、図2(C)及び図5(B)に示すように、引張りコ
イルばね51が引き延ばされてストッパ50がC方向に
回動され、ストッパローラ53が逃げて、光ディスクカ
ートリッジ11自体がストッパ機構37をストッパ解除
状態にして、光ディスクカートリッジ11がストッパ解
除状態とされたストッパ機構37の上を通ってドライバ
13より引き出される。
【0025】ハンド機構40が後退位置Aに到ると、光
ディスクカートリッジ11の先端部11cがストッパ機
構37を越え、ストッパ機構37は図2(D)に示すよ
うに、元の状態となる。アクセッサ34が高い位置H1
から低い位置H2に到った後に、ハンド機構40は、ハ
ンド41、42を閉じて後退する動作を行うだけでよ
く、図11に示す従来のライブラリ装置10において必
要であったハンド機構の前進動作は不要であり、この
ため、前進動作に要する時間だけアクセス時間が短縮さ
れる。
【0026】ここで、前進動作が不要である理由は、ス
トッパ機構37が光ディスクカートリッジ11がX1方
向に移動することによって解除される構成であり、スト
ッパ機構37がこの構成である故にハンド機構40が最
初から前進位置Bに位置した状態となっているからであ
る。なお、この後にアクセッサ34が所定高さまで上昇
し、ハンド機構40が前進することによって、光ディス
クカートリッジ11がセル32に戻される。
【0027】また、光ディスクカートリッジ11をドラ
イバ13に挿入して装着する動作は、光ディスクカート
リッジ11を掴んでいるハンド機構40が前進すること
によてなされる。光ディスクカートリッジ11の先端部
11cがストッパ機構37を押し、図5(C)に示すよ
うに、ストッパ50をCC方向に回動させ、ストッパロ
ーラ53を逃がして、ストッパ機構37をストッパ解除
状態にして、光ディスクカートリッジ11がストッパ解
除状態とされたストッパ機構37の上を通ってドライバ
13内に挿入されて装着される。
【0028】次にストッパ機構の複数の変形例について
説明する。図6(A)乃至(C)は第1の変形例になる
ストッパ機構37Aを示す。ストッパ機構37Aは、板
ばね60の先端にストッパブロック61が固定してある
構成である。板ばね60は、ドライバ13の下面に固定
してありドライバ13よりX1方向に張り出ている。ス
トッパブロック61は、ドライバ13に対向する側に垂
直の面61aを有し、その他の側に傾斜面、即ち、Y1
方向端側に傾斜面61b、Y2方向端側に傾斜面61
c、X2方向端側に傾斜面61dを有する。
【0029】光ディスクカートリッジ11の後端部11
bがストッパブロック61の垂直面61aに突き当たっ
ている。アクセッサが高い位置から低い位置に到った後
に、ハンド機構40のハンド41、42が閉じる過程
で、ハンド41、42が夫々傾斜面61b,61cに当
たってこれを押し、ストッパブロック61をZ2方向に
押し下げる。ハンド機構40が光ディスクカートリッジ
11を掴んだ状態では、図7(A)乃至(C)に示すよ
うに、板ばね60が撓んでストッパブロック61がZ2
方向に下動し、光ディスクカートリッジ11に対する係
止が解除される。続いて、光ディスクカートリッジ11
はハンド機構40によってX1方向に引き出される。光
ディスクカートリッジ11がドライバ13より引き出さ
れると、ストッパブロック61は元の位置に復帰する。
【0030】上記のストッパ機構37Aにおいても、ア
クセッサが高い位置から低い位置に到った後に、ハンド
機構40は、ハンド41、42を閉じて後退する動作を
行うだけでよく、図11に示す従来のライブラリ装置1
0において必要であったハンド機構の前進動作は不要
であり、このため、前進動作に要する時間だけアクセス
時間が短縮される。
【0031】なお、光ディスクカートリッジ11をドラ
イバ13に挿入して装着する動作は、光ディスクカート
リッジ11を掴んでいるハンド機構40が前進すること
によてなされる。光ディスクカートリッジ11の先端部
11cが傾斜面61dに当たりこれを押してストッパブ
ロック61がZ2方向に押し下げられ、光ディスクカー
トリッジ11はストッパブロック61の上方を通ってド
ライバ13に挿入される。
【0032】図8(A)は第2の変形例になるストッパ
機構37Bを示す。ストッパ機構37Bは、板ばね70
の先端にストッパブロック71が固定してある構成であ
る。板ばね70は、ドライバ13の下面に固定してあり
ドライバ13よりX1方向に張り出ている。ストッパブ
ロック71は、図8(A)中L字形状をなし、ドライバ
13に対向する垂直の壁71aと水平の壁71bとを有
する。
【0033】光ディスクカートリッジ11の後端部11
bがストッパブロック71の垂直壁71aに突き当たっ
ている。アクセッサ34が高い位置から低い位置H2に
到る最終段階において、アクセッサ34のX2方向端の
下部の凸部34aが水平壁71bに当たってこれを押し
下げ、図8(B)に示すように、板ばね60が撓んでス
トッパブロック71がZ2方向に下動し、光ディスクカ
ートリッジ11に対する係止が解除される。続いて、光
ディスクカートリッジ11は閉じたハンド機構40によ
って掴まれ、図8(C)に示すように、X1方向に引き
出される。光ディスクカートリッジ11がドライバ13
より引き出されても、ストッパブロック71はアクセッ
サ34によって押され続けており、下動した位置に保た
れる。
【0034】上記のストッパ機構37Bにおいても、ア
クセッサが高い位置から低い位置H2に到った後に、ハ
ンド機構40は、ハンド41、42を閉じて後退する動
作を行うだけでよく、図11に示す従来のライブラリ装
置10において必要であったハンド機構の前進動作は
不要であり、このため、前進動作に要する時間だけアク
セス時間が短縮される。
【0035】図9(A)は第3の変形例になるストッパ
機構37Cを示す。ストッパ機構37Bは、ソレノイド
80と、ソレノイド80によって上下動されるストッパ
部材81とよりなる構成である。光ディスクカートリッ
ジ11の後端部11bが上動しているストッパ部材81
に突き当たっている。
【0036】光ディスクカートリッジ11をドライバ3
3より引き出してセルに戻す場合には、制御装置36よ
りの指令によって、ソレノイド80が一時的に励磁駆動
され、図9(B)に示すように、ストッパ部材81が下
動し、光ディスクカートリッジ11に対する係止が解除
される。続いて、光ディスクカートリッジ11は閉じた
ハンド機構によって掴まれX1方向に引き出される。光
ディスクカートリッジ11がドライバ13より引き出さ
れると、ソレノイド80が消磁されストッパ部材81は
図9(C)に示すように上方に突き出す。
【0037】上記のストッパ機構37Cにおいても、ア
クセッサが高い位置から低い位置に到った後に、ハンド
機構は、ハンドを閉じて後退する動作を行うだけでよ
く、図11に示す従来のライブラリ装置10において必
要であったハンド機構の前進動作は不要であり、この
ため、前進動作に要する時間だけアクセス時間が短縮さ
れる。
【0038】図10(A)は第4の変形例になるストッ
パ機構37Dを示す。ストッパ機構37Dは、モータ9
0と、上下動可能なストッパ部材91とを有し、モータ
90によって回転されるギヤ92がストッパ部材91の
ラック91aと噛合している構成である。光ディスクカ
ートリッジ11の後端部11bが上動しているストッパ
部材91に突き当たっている。
【0039】光ディスクカートリッジ11をドライバ3
3より引き出してセルに戻す場合には、制御装置36よ
りの指令によって、モータ90が一時的に駆動され、ギ
ヤ92が時計方向に回動しラック91aが動かされて、
図10(B)に示すように、ストッパ部材91が下動
し、光ディスクカートリッジ11に対する係止が解除さ
れる。続いて、光ディスクカートリッジ11は閉じたハ
ンド機構によって掴まれX1方向に引き出される。光デ
ィスクカートリッジ11がドライバ13より引き出され
ると、モータ90が反時計方向に回動されストッパ部材
91は図10(C)に示すように上方に突き出す。
【0040】上記のストッパ機構37Dにおいても、ア
クセッサが高い位置から低い位置に到った後に、ハンド
機構は、ハンドを閉じて後退する動作を行うだけでよ
く、図11に示す従来のライブラリ装置10において必
要であったハンド機構の前進動作は不要であり、この
ため、前進動作に要する時間だけアクセス時間が短縮さ
れる。
【0041】なお、対象は光ディスクカートリッジ11
に限らず、磁気ディスクカートリッジでもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ストッパ機構は、ドライバより離れる方向及び
ドライバの方向に回動可能に支持されているストッパ
と、ストッパに作用するばねとよりなり、ばねは、スト
ッパを記録媒体カートリッジの後端を受け止める回動位
置に保持させると共に弾性変形することによって、上記
ストッパの上記ドライバより離れる方向及び上記ドライ
バの方向の回動を許容する構成であり、ハンド機構によ
り記録媒体カートリッジを引いた場合にばねの弾性変形
を伴ってドライバより離れる方向に倒れるように回動し
て記録媒体カートリッジに対する係止が解除される構成
であるため、即ち、記録媒体カートリッジをドライバよ
り引き出す動作を行えばこれによってストッパが倒れる
ため、アクセッサがドライバに対向する位置に到った後
に、ハンド機構は、ハンドを閉じて後退する動作を行う
だけでよく、ストッパを倒すための動作、例えばハンド
機構の前進動作は不要であり、よってハンド機構の前進
動作に要する時間だけアクセス時間を短縮することが出
来る。
【0043】なお、ハンド機構により記録媒体カートリ
ッジを押した場合にストッパがばねの弾性変形を伴って
ドライバの方向に倒れる構成であるため、記録媒体カー
トリッジのドライバへの装着もハンド機構により記録媒
体カートリッジを押すだけの動作によって、即ち、スト
ッパを倒すための専用の動作を特別に行うことなく円滑
に行うことが出来る。
【0044】請求項2の発明によれば、ストッパ機構
は、傾斜面を有するストッパブロックと該ストッパブロ
ックを支持するばねとよりなり、上記ハンドを閉じる過
程で、該ハンドが上記傾斜面を押して該ストッパブロッ
クが上記ばねの変形を伴って下動されて記録媒体カート
リッジに対する係止が解除される構成としたため、アク
セッサがドライバに対向する位置に到った後に、ハンド
機構は、ハンドを閉じて後退する動作を行うだけでよ
く、記録媒体カートリッジに対する係止が解除されるよ
うにストッパブロックを下動させるための動作、例えば
ハンド機構の前進動作は不要であり、よってハンド機構
の前進動作に要する時間だけアクセス時間を短縮するこ
とが出来る。
【0045】請求項3の発明によれば、ストッパ機構
は、ストッパ機構は、記録媒体カートリッジの後端を受
け止める部分と上記ドライバに対向する位置に到ったア
クセッサによって押される部分を有するストッパブロッ
クと、ストッパブロックを支持するばねとよりなり、移
動してきてドライバに対向する位置に到ったアクセッサ
によって押されてストッパブロックがばねの変形を伴っ
て下動されて記録媒体カートリッジに対する係止が解除
される構成としたため、アクセッサがドライバに対向す
る位置に到った後に、ハンド機構は、ハンドを閉じて後
退する動作を行うだけでよく、記録媒体カートリッジに
対する係止が解除されるようにストッパブロックを下動
させるための動作、例えばハンド機構の前進動作は不要
であり、よってハンド機構の前進動作に要する時間だけ
アクセス時間を短縮することが出来る。
【0046】請求項4の発明によれば、ストッパ機構
は、記録媒体カートリッジの後端を係止するストッパ部
材と、該ストッパ部材を記録媒体カートリッジの後端を
係止する位置と記録媒体カートリッジの後端から外れた
位置とに移動させる駆動手段とよりなる構成であるた
め、アクセッサがドライバに対向する位置に到った後
に、ハンド機構は、ハンドを閉じて後退する動作を行う
だけでよく、記録媒体カートリッジに対する係止が解除
されるようにストッパブロックを下動させるための動
作、例えばハンド機構の前進動作は不要であり、よって
ハンド機構の前進動作に要する時間だけアクセス時間を
短縮することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる光ディスクカートリッ
ジライブラリ装置を示す図である。
【図2】光ディスクカートリッジをドライバから引き出
す動作を説明する図である。
【図3】ハンド機構を示す図である。
【図4】ストッパ機構を示す図である。
【図5】ストッパ機構の動作を示す図である。
【図6】第1の変形例になるストッパ機構を示す図であ
る。
【図7】図6のストッパ機構の動作を示す図である。
【図8】第2の変形例になるストッパ機構の構成及び動
作を示す図である。
【図9】第3の変形例になるストッパ機構の構成及び動
作を示す図である。
【図10】第4の変形例になるストッパ機構の構成及び
動作を示す図である。
【図11】従来の光ディスクカートリッジライブラリ装
置を示す図である。
【図12】光ディスクカートリッジをドライバから引き
出す動作を示す図である。
【符号の説明】
11 光ディスクカートリッジ 30 光ディスクカートリッジライブラリ装置 32 セル 33 ドライバ 34 アクセッサ 35 アクセッサ駆動モータ 36 制御装置 37、37A〜37D ストッパ機構 40 ハンド機構 41、42 ハンド 43 ハンド開閉機構 50 ストッパ 51 引張りコイルばね 52 ワイヤ 53 ストッパローラ 60,70 板ばね 61,71 ストッパブロック 61b,61c 傾斜面 71a 垂直の壁 71b 水平の壁 80 ソレノイド 81、91 ストッパ部材 90 モータ 91 ギヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録媒体カートリッジが収容され
    ているセルと、 挿入された該記録媒体カートリッジにデータの読み書き
    を行うドライバと、 ハンドが開閉可能であり閉じると該記録媒体カートリッ
    ジの凹部に嵌合し、且つ前後に移動して該記録媒体カー
    トリッジをドライバに対して出し入れするハンド機構を
    備えており、上記セルと上記ドライバとの間で上記記録
    媒体カートリッジを運搬するアクセッサと、 該ドライバに関連して、該記録媒体カートリッジの後端
    を受け止めるストッパ機構を有する構成の記録媒体カー
    トリッジライブラリ装置において、 該ストッパ機構は、上記ドライバより離れる方向及び上
    記ドライバの方向に回動可能に支持されているストッパ
    と、該ストッパに作用するばねとよりなり、該ばねは、
    該ストッパを記録媒体カートリッジの後端を受け止める
    回動位置に保持させると共に弾性変形することによっ
    て、上記ストッパの上記ドライバより離れる方向及び上
    記ドライバの方向の回動を許容する構成であり、上記ハ
    ンド機構により記録媒体カートリッジを引いた場合に上
    記ばねの弾性変形を伴ってドライバより離れる方向に倒
    れるように回動して記録媒体カートリッジに対する係止
    が解除され、且つ、上記ハンド機構により記録媒体カー
    トリッジを押した場合にストッパが上記ばねの弾性変形
    を伴って上記ドライバの方向に倒れるように回動する構
    成としたことを特徴とするライブラリ装置。
  2. 【請求項2】 上記ストッパ機構は、傾斜面を有するス
    トッパブロックと、該ストッパブロックを支持するばね
    とよりなり、上記ハンドを閉じる過程で、該ハンド自身
    が上記傾斜面を押して該ストッパブロックが上記ばねの
    変形を伴って下動されて記録媒体カートリッジに対する
    係止が解除される構成としたことを特徴とする請求項1
    記載のライブラリ装置。
  3. 【請求項3】 上記ストッパ機構は、記録媒体カートリ
    ッジの後端を受け止める部分と上記ドライバに対向する
    位置に到ったアクセッサによって押される部分を有する
    ストッパブロックと、該ストッパブロックを支持するば
    ねとよりなり、移動してきて上記ドライバに対向する位
    置に到ったアクセッサによって押されて該ストッパブロ
    ックが上記ばねの変形を伴って下動されて記録媒体カー
    トリッジに対する係止が解除される構成としたことを特
    徴とする請求項1記載のライブラリ装置。
  4. 【請求項4】 上記ストッパ機構は、記録媒体カートリ
    ッジの後端を係止するストッパ部材と、該ストッパ部材
    を記録媒体カートリッジの後端を係止する位置と記録媒
    体カートリッジの後端から外れた位置とに移動させる駆
    動手段とよりなる構成としたことを特徴とする請求項1
    記載のライブラリ装置。
JP28575197A 1997-10-17 1997-10-17 ライブラリ装置 Withdrawn JPH11120668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28575197A JPH11120668A (ja) 1997-10-17 1997-10-17 ライブラリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28575197A JPH11120668A (ja) 1997-10-17 1997-10-17 ライブラリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11120668A true JPH11120668A (ja) 1999-04-30

Family

ID=17695584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28575197A Withdrawn JPH11120668A (ja) 1997-10-17 1997-10-17 ライブラリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11120668A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7272839B2 (en) 2004-02-20 2007-09-18 Fujitsu Limited Storage medium library and storage medium magazine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7272839B2 (en) 2004-02-20 2007-09-18 Fujitsu Limited Storage medium library and storage medium magazine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5995477A (en) Data cartridge caddy-to-storage rack referencing method and apparatus
US5926341A (en) Data cartridge interlock and release system
US6028733A (en) Data cartridge caddy-to-storage rack interlock and release system
US5993045A (en) Data cartridge caddy presence sensing method and apparatus
US5999500A (en) Data cartridge interlock release actuator system
JPH11120668A (ja) ライブラリ装置
US5060096A (en) Magnetic disc clamping/seating unit
JP3533633B2 (ja) ライブラリ装置
US5386406A (en) Cartridge shutter opening device
US6246540B1 (en) Damping and latch mechanism for a recording medium recording/reproducing device
US6775093B1 (en) Data cartridge-to-caddy referencing system for a data cartridge handling mechanism within an autochanger
US5502705A (en) Cartridge-holder locking device for a magnetooptical disk player
JP3163371B2 (ja) 集合型光ディスク装置
JP3094520B2 (ja) ディスクチェンジャー
JPH08195013A (ja) 集合型情報記録装置
JP2539243Y2 (ja) 磁気ディスク記録再生装置のディスク排出機構
JP2009266314A (ja) ディスク装置
JP2958936B2 (ja) 記録媒体記録再生装置における記録媒体排出機構
JPS6330705B2 (ja)
JP2990931B2 (ja) カセットローディング装置
JP3585102B2 (ja) カートリッジ挿入排出装置
JPH0541013A (ja) デイスクカートリツジドライブ
JPH03283049A (ja) デイスク駆動装置
JPH0710838U (ja) ドア開閉機構
JPH08315481A (ja) ディスク記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104