JPH11120516A - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ

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Publication number
JPH11120516A
JPH11120516A JP9293592A JP29359297A JPH11120516A JP H11120516 A JPH11120516 A JP H11120516A JP 9293592 A JP9293592 A JP 9293592A JP 29359297 A JP29359297 A JP 29359297A JP H11120516 A JPH11120516 A JP H11120516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic sensor
magnetic
coating
medium
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP9293592A
Other languages
English (en)
Inventor
Tei Ishihara
禎 石原
Satoshi Miyagawa
智 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH11120516A publication Critical patent/JPH11120516A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、MI素子と磁気媒体との距離が安
定して保持することができることで、該IM素子を使用
して磁気センサを構成することができ、その結果、磁気
センサに対する媒体の押圧力を無視した状態でも安定し
た磁気の検出ができ、また、小型コンパクトに形成する
ことができると共に、コストダウンが図れ、さらに、磁
気センサの長寿命化が図れる磁気センサの提供を目的と
する。 【解決手段】この発明は、MI素子を使用した磁気セン
サのヘッド面に、前記MI素子が適性感度の距離となる
厚みの被膜を形成したことを特徴とし、さらに、前記被
膜を交換可能に形成し、さらに、前記被膜を目視判別可
能な複数層に形成して摩耗度を検出し、さらに、前記被
膜を少なくとも最外層と次層とが目視判別可能な複数層
に形成して、最外層の被膜の厚みを前記MI素子が適性
感度の距離となる厚みに設定した磁気センサであること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば、紙幣の
磁気パターンの読取り、または、小切手その他磁気イン
クで印刷した印刷物の磁気パターンの読取りに利用でき
るような磁気センサに関する。
【0002】
【従来の技術】上述例の磁気パターンの読取りの磁気セ
ンサとしては、従来、MR磁気センサや磁気ヘッドが一
般的であるが、これらは磁気感度が低いため、通常はヘ
ッドと紙幣や印刷物等の媒体とが接触した状態で検出す
る。
【0003】しかし、媒体に皺や折り目がある場合、ヘ
ッドと媒体とが接触するとは限らないので、ヘッドと対
向して接する押圧ローラの押圧力を高める必要があり、
この押圧力を強くし過ぎると、ジャムの発生率が高くな
るので、その調整に技術を要し、また、ヘッドが摩耗し
てくると押圧ローラの押圧力も変化するので、常に安定
した出力を得ることは難しい問題点を有する。
【0004】また、従来の磁気ヘッドの場合、媒体の磁
束を磁気検出素子やコイルに誘導するため磁性体のコア
が必要であり、小型化やコストダウンが図れない問題点
をも有する。
【0005】上述の問題点を解決する可能性を持つ磁気
感応素子として、MI素子(マグネチック・インピーダ
ンス素子)が存在するが、この素子の特性として、素子
から所定の距離を隔てた位置に高感度を有しているの
で、磁気媒体に対して所定距離を隔てて対設させる必要
があり、この所定距離を安定して保持する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、MI素子
と磁気媒体との距離が安定して保持することができるこ
とで、該IM素子を使用して磁気センサを構成すること
ができ、その結果、磁気センサに対する媒体の押圧力を
無視した状態でも安定した磁気の検出ができ、また、小
型コンパクトに形成することができると共に、コストダ
ウンが図れ、さらに、磁気センサの長寿命化が図れる磁
気センサの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、MI素子を使用した磁気センサのヘッド面
に、前記MI素子が適性感度の距離となる厚みの被膜を
形成した磁気センサであることを特徴とする。
【0008】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記被膜を交換可能
に形成した磁気センサであることを特徴とする。
【0009】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記被膜を目視判別
可能な複数層に形成して、摩耗度を検出する磁気センサ
であることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記被膜を少なくと
も最外層と次層とが目視判別可能な複数層に形成して、
最外層の被膜の厚みを前記MI素子が適性感度の距離と
なる厚みに設定した磁気センサであることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の作用・効果】この発明の請求項1記載の発明
は、磁気センサのヘッド面に被膜を形成することによ
り、MI素子と被膜との距離がMI素子の適性な感度の
距離となるので、この被膜に媒体を接触させることで、
MI素子と媒体とを安定した距離に維持することができ
る。
【0012】そのため、磁気センサに対する媒体の押圧
力を無視した状態でも安定した磁気の検出ができ、たと
え、媒体に皺や折り目が付いていてもこれを確実に磁気
処理することができる。さらに、MI素子を使用するこ
とで、従来の磁気ヘッドのような磁性体のコアを不要と
するため、小型コンパクトに形成することができると共
に、コストダウンが図れる。
【0013】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の効果に併せて、被膜を交換可能に形
成したので、メンテナンスのときに摩耗した被膜を取り
替えることにより、感度を初期状態に復帰させることが
でき、磁気センサの長寿命化が図れる。
【0014】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の効果に併せて、被膜を目視可能な複
数層にすることにより、層の摩耗状態を目視確認するこ
とができ、摩耗度合いを判定しえて、メンテナンスの向
上を図ることができる。
【0015】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の効果に併せて、複数層の被膜の最外
層と次層とが色替えするなどして目視判別可能に形成す
ると共に、最外層の被膜の厚みをMI素子の適性感度の
範囲内となる厚みに設定することにより、この最外層の
被膜が摩耗して次層の被膜が確認されると、MI素子が
適性感度の距離から外れたことの確認が容易にでき、磁
気センサの交換や被膜の交換時期を容易に把握すること
ができ、適正なメンテナンスができて、一層長寿命化の
促進化を図ることができる。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面と共に説明す
る。図面は磁気センサによる磁気記録検出装置を示し、
図1において、該装置は位置固定の磁気センサ10に対
してディジタル磁気記録された媒体11を矢印方向へ搬
送面12に沿って搬送して、磁気読取りを行うように構
成している。
【0017】なお、媒体11を磁気センサ10に押圧さ
せるための押圧手段は図示しないが、例えば、押圧ロー
ラなどで設けるもよい。この場合、その押圧力について
は媒体11を接触させる程度であって、読取りのための
押圧力は不要である。また、搬送手段は搬送ローラや搬
送ベルトなどの適宜の搬送手段で構成される。
【0018】上述の媒体11の磁気記録はディジタル記
録であって、各記録エリア13は一定の記録ピッチで記
録され、さらに、記録された磁気の極性(磁界の発生方
向)を搬送方向に設定して、水平方向に磁束が発生する
ように記録する。
【0019】前述の磁気センサ10はMI素子(マグネ
チック・インピーダンス素子)14を内装しており、該
MI素子14が持つ感度の指向性を利用して、その感度
方向を、水平方向で、さらに、媒体11の記録エリア1
3の磁気の極性(磁束の発生方向)と同じ方向に支配的
となるようにして磁気センサ10の内部に収納してい
る。
【0020】さらに、磁気センサ10のヘッド面15に
は、前述のMI素子14と媒体11との距離をMI素子
14の適性感度範囲に位置させるための被膜16を張り
替え可能に適宜の接着剤を介して貼着している。なお、
この被膜16は耐磨耗性に優れた合成樹脂で形成してい
る。また、形状はヘッド面15を覆う帯状を示すが、他
の例として、ヘッド面15を覆うブーツ状に形成刷るも
よい。
【0021】図2は、磁気検出回路を示し、Vacは高周
波電源、Rは抵抗、Iacは微小高周波電流、Vout は出
力端の出力電圧、Hexは媒体11の発生磁界である。M
I素子14は、アモルファス軟磁性ワイヤやアモルファ
ス軟磁性薄膜などに微小高周波電流Iacを通電して、そ
の表皮効果によるインピーダンスが外部印加磁界Hexに
よって敏感に変化する磁気効果(磁気−インピーダンス
効果)を利用して磁界を検出し出力する高感度・高速応
答のマイクロ磁気センサであって、その特徴として、一
方向の磁界のみに感度を持つ指向性と、ある距離を隔て
た位置に高感度を備えている。
【0022】図3は、磁気センサ10の出力特性図を示
し、該磁気センサ10はそのヘッド面15の零位置から
離れた位置A、さらに位置Bの位置の範囲αに適性感度
帯を有している。そのために、被膜16の厚みは位置B
の距離に対応させて形成し、これをヘッド面15に貼着
することで、磁気センサ10の感度、すなわち、MI素
子14の感度を適性感度帯αの位置に置くことができ
る。
【0023】その結果、被膜16が位置Bから位置Aに
対応する厚みの摩耗の間は磁気センサ10を適性感度帯
αに置くことができる。また、上述の被膜16が前述の
位置Aに対応する厚み間に磨耗したとき、これを新たな
被膜16に張り替えることで、磁気センサ10の感度を
初期状態に戻すことができる。
【0024】この実施例によれば、磁気センサ10のヘ
ッド面15に被膜16を形成することにより、MI素子
14と被膜16との距離がMI素子14の適性感度帯α
の距離となるので、この被膜16に媒体11を接触させ
ることで、MI素子14と媒体11とを安定した感度の
距離に維持することができる。
【0025】そのため、磁気センサ10に対する媒体1
1の押圧力を無視した状態でも安定した磁気の検出がで
き、たとえ、媒体11に皺や折り目が付いていてもこれ
を確実に磁気処理することができる。さらに、MI素子
14を使用することで、従来の磁気ヘッドのような磁性
体のコアを不要とするため、小型コンパクトに形成する
ことができると共に、コストダウンが図れる。
【0026】さらに、被膜16は張り替えることで交換
可能であるため、メンテナンスのときに摩耗した被膜1
6を取り替えることにより、感度を初期状態に復帰させ
ることができ、磁気センサ10の長寿命化が図れる。
【0027】図4、図5は、磁気センサ10の被膜16
の他の例を示し、この実施例では被膜16を内外2層の
被膜16a,16bに形成して、ヘッド面15に対して
張り替え可能に貼着している。内側の被膜16bは、図
3の位置Aの不適正感度帯βに対応する厚みに設定し、
また、外側の被膜16aは、図3の位置Aから位置Bの
適性感度帯αに対応する厚みに設定し、さらに、内側の
被膜16bは、例えば、赤色の合成樹脂で、外側の被膜
16aは白色の合成樹脂でそれぞれ目視判別可能な合成
樹脂で層状態に重ねて形成している。
【0028】図5は、磁気センサ10の使用によって外
側の被膜16aが摩耗した状態を示し、図に示すよう
に、外側の白色合成樹脂の被膜16aが摩耗して内側の
赤色合成樹脂の被膜16bが露出すると、その色違いで
外側の被膜16aの摩耗を確認することが容易となる。
図中、17は搬送ローラである。
【0029】この実施例によれば、被膜16を目視可能
な内外複数層の被膜16a,16bにすることにより、
層の摩耗状態を目視確認かすることができ、摩耗度合い
を判定しえて、メンテナンスの向上を図ることができ
る。
【0030】さらに、複数層の被膜16の内外被膜16
aと16bとが白色と赤色の色違いに形成して目視判別
可能に形成し、さらに、外側被膜16aの厚みをMI素
子14の適性感度帯αの範囲内となる厚みであるため、
この外側被膜16aが摩耗して次層の内側被膜16bが
確認されると、MI素子14が適性感度帯αの位置から
外れたことの確認が容易にでき、磁気センサ10の交換
や被膜16の交換時期を容易に把握することができ、適
正なメンテナンスができて、一層長寿命化の促進化を図
ることができる。
【0031】なお、上述の外側被膜16aを、さらに、
例えば3層の色違いの複数層の被膜で形成すれば、摩耗
状態が適性感度帯αのいずれの域あるかを色を識別する
ことで判定することができ、より有効なメンテナンスが
できる。
【0032】さらに、この発明は、特許請求の範囲に示
した技術的思想に基づいて応用することができ、実施例
の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 磁気記録検出装置の概略構成図。
【図2】 磁気検出回路図。
【図3】 磁気センサの出力特性図。
【図4】 他の例を示す磁気センサの正面図。
【図5】 磁気センサの使用状態を示す開略構成図。
【符号の説明】
10…磁気センサ 11…媒体 14…MI素子 15…ヘッド面 16,16a,16b…被膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MI素子を使用した磁気センサのヘッド面
    に、前記MI素子が適性感度の距離となる厚みの被膜を
    形成した磁気センサ。
  2. 【請求項2】前記被膜を交換可能に形成した請求項1記
    載の磁気センサ。
  3. 【請求項3】前記被膜を目視判別可能な複数層に形成し
    て、摩耗度を検出する請求項1記載の磁気センサ。
  4. 【請求項4】前記被膜を少なくとも最外層と次層とが目
    視判別可能な複数層に形成して、最外層の被膜の厚みを
    前記MI素子が適性感度の距離となる厚みに設定した請
    求項1記載の磁気センサ。
JP9293592A 1997-10-08 1997-10-08 磁気センサ Pending JPH11120516A (ja)

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JP9293592A JPH11120516A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 磁気センサ

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JP9293592A JPH11120516A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 磁気センサ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103544764A (zh) * 2013-09-12 2014-01-29 无锡乐尔科技有限公司 一种用于识别磁性介质的传感器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103544764A (zh) * 2013-09-12 2014-01-29 无锡乐尔科技有限公司 一种用于识别磁性介质的传感器

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