JPH11120175A - 構造化文書表示システム及びコンピュータを構造化文書表示システムとして機能させるためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

構造化文書表示システム及びコンピュータを構造化文書表示システムとして機能させるためのプログラムを記録した記録媒体

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JPH11120175A
JPH11120175A JP9280982A JP28098297A JPH11120175A JP H11120175 A JPH11120175 A JP H11120175A JP 9280982 A JP9280982 A JP 9280982A JP 28098297 A JP28098297 A JP 28098297A JP H11120175 A JPH11120175 A JP H11120175A
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Kazuki Shibata
和樹 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 編集効率の面から見て最適な表示スタイルを
選択することのできる構造化文書表示システムを実現す
る。 【解決手段】 構造化された文書である構造化文書につ
いての表示画面上における表示スタイルを実現するため
の表示スタイルデータを、文書記憶部3に複数種類記憶
しておく。記憶された複数種類の表示スタイルデータの
うち外部指令に応じて選択されたデータにしたがって構
造化文書を表示・入力部6に表示する。表示スタイルデ
ータは、構造化文書を構成する文書要素に対応して設け
られ対応する文書要素を表示画面上に表示するか否かを
示すデータを含むものとし、表示・入力部6の表示画面
において指令を入力するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構造化文書表示シス
テム及びコンピュータを構造化文書表示システムとして
機能させるためのプログラムを記録した記録媒体に関
し、特に構造化文書データを電子編集するための表示シ
ステム及びコンピュータを構造化文書表示システムとし
て機能させるためのプログラムを記録した記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、SGML(Standard
Generalized Markup Langua
ge)等の構造化文書の編集方法には、以下の方法があ
る。すなわち、テキストデータで直接編集を行う、
ワードプロセッサ等で作成した電子文書データを処理す
るコンバータを用いて構造化を行う、専用の構造化文
書エディタ等を使用して編集を行う、等の方法がある。
【0003】しかし、テキストエディタで直接編集を行
う方法では、構造化文書についての非常に詳しい知識を
要求されるという欠点がある。また、操作ミスにより文
書構造の正当性が失われている可能性があるため、編集
後にパーザ(parser)等で検証を行わなければな
らない。コンバータを用いる方法も、変換能力に制限が
あったり、文書作成時に構造化を意識しなければならな
いという欠点がある。以上のような理由で、構造化文書
の編集には、専用の構造化文書エディタを使用せざるを
得ない場合が多い。
【0004】しかしながら、一般に構造化文書エディタ
は文書構造と文書の内容とを同時に編集しようとするた
め、非常に大きな表示領域を必要とする。特に、文書構
造が複雑になると、表示画面の狭さが原因となって編集
効率が低下するという問題があった。
【0005】例えば、従来のSGMLエディタでも、あ
る構造要素以下を省略して表示し、できるだけ画面を有
効に使用する方法が提供されていた。しかし、表示の切
替え自体が簡単な操作ではないため、頻繁に表示の切替
えを行う場合には編集効率が上がらないという新たな問
題が生じる。
【0006】また、特開平7―160703号公報では
表示方法を制御する方法が提案されている。これは、文
書構造に応じて構造要素の編集画面上の表示方法を選ん
だり、構造要素の内容のチェックを行ったりしているだ
けである。そして、複雑な文書を限られた広さの画面上
で編集する際の効率の向上について考慮されておらず、
十分な効果が得られていない。また、同公報では文書内
容のみを対象としてろり、文書構造の表示方法について
は言及されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、文書構造が複
雑になるにつれて、編集中に文書構造を確認するため
に、頻繁にスクロールをしなければならなくなる。これ
は、複雑な文書構造は表示される長さが長くなるためで
ある。つまり、画面表示スペースが縦方向に長くなり、
スクロールをしなければならない。
【0008】図8には、一般的なSGMLエディタの画
面例が示されている。同図に示されている画面では、左
側の図形が文書構造を表し、右側の図形が文章内容を表
している構造と内容との関係が矢印で示されている。同
図において、構造が単純なもの(図8(a))と、複雑
なもの(図8(b))とを比べた場合、文の内容として
は同じものを含んでいたとしても、表示の長さは全く異
なる。
【0009】文書構造の表示は、構造全体の確認を行う
だけでなく、画面外にある文書要素にジャンプするため
のインデクスとして使用されたり、文書要素の属性の編
集に使用されたりする。頻繁に使用されるため、これを
スクロールしなければならない場合は、編集効率がかな
り落ちてしまうという欠点がある。
【0010】また、文書構造が複雑になるにつれて、文
書内容の編集で頻繁にスクロールが必要になるという欠
点がある。これは、同じ内容を含む2つの文書があった
場合、より簡単な文書構造を持つ文書(図8(a))と
複雑な文書構造を持つ文書(図8(b))とでは、後者
の方が内容の表示の密度が薄くなり、表示される長さが
長くなるためである。
【0011】図8に示されている画面では、左側に示さ
れている文書要素に対応する内容が画面右側の各領域で
編集されるエディタである。この場合、文書構造が複雑
な方、すなわち同図(b)の方が同図(a)よりも、表
示の長さが長くなっているのがわかる。この例では、構
造が単純であるため、それほど大きな差が出ていない。
しかし、1行に複数の文書要素が含まれている場合等に
おいては、表示の長さがかなり長くなる。実際には図8
(a)に示されているような非常に単純な構造と比べ
て、数倍以上の長さになる場合がある。
【0012】以上のことは、上から下に向かって文書内
容を入力する局面ではさほど問題にならない。しかし、
例えば、ハイパーリンク編集時のように、離れた場所の
内容を確認しながら編集操作を行う場合には、重大な問
題になる。
【0013】さらに、文書要素の持つ属性の編集が容易
でないという欠点がある。この点について図9を参照し
て説明する。従来のSGMLエディタでは、通常は属性
は表示していない。属性を編集する場合は、初めに属性
を編集しようとする構造要素をマウス等のポインティン
グデバイスで選択し(図9(a))、編集モードに入っ
てこれを表示して、ようやく編集が可能となる(図9
(b))。さらに、編集終了後は、編集画面中の「終
了」ボタンを押す等によって、再び元の状態に戻さなけ
ればならず(図9(c))、全体として非常に長い手順
を要する。例えば、属性を利用してハイパーリンク(文
書中の特定の箇所をマウス等で指定することによって同
一文書の別の箇所又は別の文書の特定の箇所表示を行う
しくみ)を設定する場合等、属性が頻繁に操作される局
面では非常に問題になる。
【0014】ここで、同図(a)〜(c)の夫々の左側
には「構造」という部分があり、右側には「内容」とい
う部分がある。「構造」の部分には四角い図形が描かれ
ており、これが文書の構造を表す。文書の構造とは、文
書要素の並び方や包含関係をいう。文書要素の例として
は、章、章のタイトル、章の中に出現する節、節のタイ
トル、節の中に出現するパラグラフ等がある。ただし、
文書要素の種類は、文書の型を定義する段階で、任意に
定義できるので、常にこのようなものがあるとは限らな
い。また、他の要素が出現することもある。この点につ
いては、JIS(Japanese Industri
al Standard)によるSGMLの定義に詳し
いので、説明を省略する。
【0015】包含関係とは、章の中に節のタイトルと節
とが含まれるというような関係をいう。数式のように、
括弧を用いてこの包含関係の例を次に示す。次の構造
は、2つの章を持つ文書の構造を表している。
【0016】 (章(章タイトル)(節(節タイトル)(パラグラフ)(パラグラフ)(パラ グラフ)) (節(節タイトル)(パラグラフ)) (節(節タイトル)(パラグラフ)(パラグラフ))) (章(章タイトル)(節(節タイトル)(パラグラフ)) (節(節タイトル)(パラグラフ)(パラグラフ))) 1つ目の章には、まず章のタイトルがあり、3つの節を
含んでいる。初めの節は節のタイトルに続いて3つのパ
ラグラフを持ち、次の節は節のタイトルに続いて1つだ
けパラグラフを含んでいる。3つ目の節は、節のタイト
ルに続いて2つのパラグラフを含んでいる。2つ目の章
は、章のタイトルに続いて2つの節を含んでいる。これ
らの節は、夫々節のタイトルとただ1つのパラグラフと
を含んでいる。
【0017】以上の並び方と包含関係とを図形で表した
ものが、図9(a)〜(c)における「構造」部分であ
る。この「構造」部分においては、1つの矩形が1つの
要素に対応している。これらの構造要素の選択は、マウ
ス等のポインティングデバイスで画面上の図形を指定す
ることによって行う。図9(a)〜(c)においては、
入れ子構造になった四角形が複数あり、選択された部分
は黒く塗りつぶされている。
【0018】ところで、SGMLの文書型の定義では、
上に挙げたような文書要素夫々について任意の属性を与
えることができる。例えば、節、章、パラグラフ夫々に
「版数」という属性を与えることができる。この属性
は、節、章、パラグラフレベルでの、文書の部分的な改
版の管理等に利用することができる。
【0019】SGMLデータ中では、属性はタグの中に
含まれる文字列で表現され、章、節、パラグラフ等の内
容とは無関係である。したがって、図9(a)〜(c)
夫々の右側の表示には一切影響がない。
【0020】SGMLデータのレベルでいえば、属性の
編集とはタグの中の文字列の編集に当たるが、SGML
エディタで属性の編集をする場合には次が必要となる。
すなわち、 要素の選択(構造ウインドウの図形で節を選択) 定義された属性及び属性に設定された値の表示(版数
=1が表示される。他にも属性があれば、例えば作成者
=鈴木、作成日=1997.2.3等が同時に表示され
る) 属性値の変更(版数=2、作成者=山田、作成日=1
997.3.3等と編集される) 属性値の表示を終え、SGMLデータに反映させる
(タグ中の文字列を変更)である。図9(a),
(b),(c)は、上記の,,に夫々対応する。
【0021】なお、属性の表示を常時行うという方法も
考えられるが、内容の編集の妨げになるという別の問題
が生じる。特に、非常にたくさんの属性を持つ要素が多
く含まれる文書では、大きな問題である。
【0022】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は編集効率の面
から見て最適な表示スタイルを選択することのできる構
造化文書表示システム及びコンピュータを構造化文書表
示システムとして機能させるためのプログラムを記録し
た記録媒体を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による構造化文書
表示システムは、構造化された文書である構造化文書に
ついての表示画面上における表示スタイルを実現するた
めの表示スタイルデータを複数種類記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された複数種類の表示スタイル
データのうち外部指令に応じて選択されたデータにした
がって前記構造化文書を表示する表示制御手段とを含む
ことを特徴とする。
【0024】要するに本システムでは、表示スタイル記
憶部に編集中の表示スタイルを複数記憶する。また、表
示スタイルを画面上で簡単に切り替える機構を有し、文
書要素毎に設定されている非常に多くの表示方法の指定
を容易に切替えることができる。
【0025】なお、ここでいう「編集中の表示スタイ
ル」とは、構造化された文書中に出現する各文書要素に
対する、編集装置上での表示方法の指定をさす。また、
「各文書要素の表示方法」とは、表示する際の位置、
色、文字の大きさ、内容の詳細度等を含む。さらに、文
書要素の持つ属性夫々の表示状態を含むものである。
【0026】例えば、文書要素毎に表示色を変え、タイ
トルは赤、パラグラフは青、というスタイルも考えられ
る。色の代わりに、フォントの大きさやフォント名を変
えて表示するというスタイルも考えられる。さらに、表
示する必要のない項目を表示させないようにすること
も、1つのスタイルである。
【0027】構造文書を編集する場合、文書構造、文書
内容、構造要素の持つ属性と、編集すべき要素が非常に
多い。一般的なモニタを使用して行う作業では、表示の
スクロールを頻繁に行う必要をなくすため、表示項目を
限定する必要がある。
【0028】また、表示すべき構造、属性は固定的に決
定されるものではなく、編集の局面毎に変化するという
性質がある。ここで、「編集局面」とは、文書構造を編
集する局面、文書内容を編集する局面、文書要素の属性
を利用したハイパーリンク等の特殊効果を編集する局面
等の別を指している。これらの局面間では、編集対象が
異なるため、表示すべきもの、表示すべきでないものが
夫々異なっている。
【0029】したがって、局面毎に最適な表示方法と、
表示方法を容易に切替えられるしくみを用意し、編集中
には用意した表示方法の中から最適なものを選びなが
ら、作業を進めるのが作業効率の点から見て最良だとい
える。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0031】図1は本発明による構造化文書表示システ
ムの実施の一形態を示すブロック図である。同図におい
て、本システムは、入力されたSGML等の構造化文書
1を記憶する文書記憶部3と、構造化文書の構造解析を
行うパーザ2と、解析された構造を記憶する文書構造記
憶部4と、モニタ上の表示スタイルの指定を記憶する表
示スタイル記憶部5とを含んで構成されている。
【0032】また、本システムは、操作者とのインタフ
ェースを行う表示・入力部6と、文書記憶部2に記憶さ
れている文書内容及び文書構造記憶部4に記憶されてい
る文書の構造から表示スタイル記憶部5の文書表示スタ
イルに従って表示・入力部6に与える表示データを生成
し、表示・入力部6から入力される操作者の編集操作に
従って文書編集を行い、出力構造化文書8を出力する編
集・表示処理部7とを含んで構成されている。
【0033】以下、図2をも参照して、本システムの動
作について説明する。図2は本システムの動作を示すフ
ローチャートである。同図において、まず、入力された
構造化文書1(ステップA1)は文書記憶部3に記憶さ
れる(ステップA2)。新規に作成される文書の場合
は、文書構造の指定に必要なものだけを読込む(ステッ
プA1、ステップA2)。ここで、その構造化文書がS
GMLの場合であれば、文書型定義(DTD;Docu
ment Type Definition)を読込
む。
【0034】次に、パーザ2で構造解析を行い(ステッ
プA3)、解析された構造を文書構造記憶部4に記憶す
る(ステップA4)。ここで、DTDでは、出現する文
書要素、文書要素間の包含関係、文書要素の出現順序、
文書要素の持つ属性等が定義される。そして、SGML
文書では、タグによって文書要素が開始する位置及び終
了する位置が判るようになっている。パーザは、SGM
Lデータの読みながら、文書要素の開始、終了を検出す
る毎に、要素間の出現順序や包含関係を認識し、記憶す
る。
【0035】同時に、パーザは、DTDで定義されたル
ールを参照し、そのデータがDTDを満足するかどうか
をチェックするのが普通である。しかし、本システムで
は、表示のみができれば良いので、そのチェック機能を
設ける必要はない。
【0036】編集・表示処理部7は、表示・入力部6に
表示を行い、表示・入力部6からの入力を待つ(ステッ
プA5)。
【0037】ステップA5において、ユーザから表示ス
タイル変更の要求があった場合は、まず、表示スタイル
記憶部5に記憶されている表示スタイルから選択を行う
インタフェースを表示画面上に提示する(ステップA
7)。次に、マウス等のポインティグデバイスによって
ユーザに表示スタイルの選択を行わせ、その選択された
表示スタイルに従って表示方法を変更し(ステップA
8)、ステップA5に戻る。
【0038】表示スタイル記憶部5には、各文書構造要
素、及び文書構造の持つ属性と各属性の表示方法の組を
1つの表示スタイルとし、これが複数組記憶されてい
る。この記憶内容の例が図3及び図4に示されている。
これらの図については後に詳述する。
【0039】編集表示処理部7は、まず文書構造記憶部
4の文書構造にアクセスし、各文書要素に対応する表示
方法を選択された表示スタイルから検索し、見つかった
表示方法にしたがって実際の表示を行う。
【0040】ステップA5において、ユーザから表示ス
タイル変更の要求がなかった場合は、ステップA9に移
る。ステップA9において、編集処理が終了していれ
ば、編集・表示処理部7から出力を行い(ステップA1
1)、処理を終了する。
【0041】ステップA9において、編集処理が終了し
ていなければ、表示・入力部6からの操作にしたがっ
て、編集・表示処理部7が編集操作を行う(ステップA
10)。
【0042】
【実施例】以下、本システムについて、より具体的な実
施例を挙げて説明する。ここでは、図5に示されている
文書型定義に基づくSGML文書の編集について説明す
る。まず、同図に示されている文書型定義について説明
する。
【0043】「<!DOCTYPEdoc[」は、do
cという名前の文書型は、[]内のような定義であると
いう意味である。
【0044】「<!−−<title>doc−−」に
おいて、“−−”から“−−”まではコメントである。
【0045】「<!ELEMENTdoc−O(tit
le1,para1+)+(link)−−<titl
e>doc−−>」は、要素docは開始タグ省略不可
(−)、終了タグ省略可(O)、要素title1で始
まり要素para1が1つ以上出現し、要素linkが
任意の位置に出現するという意味である。
【0046】「<!ELEMENTtitle1−O
(#PCDATA)−−<Title>title1−
−>」は、要素title1は開始タグ省略不可
(−)、終了タグ省略可(O)、内容は構文解析対象文
字データ(#PCDATA、普通のSGMLテキスト)
という意味である。
【0047】「<!ELEMENTpara2−O(#
PCDATA)−−<Title>title2−−
>」は、要素para2は開始タグ省略不可(−)、終
了タグ省略可(O)、内容は構文解析対象文字データ
(#PCDATA、普通のSGMLテキスト)という意
味である。
【0048】「<!ELEMENTpara1−O(t
itle2,para2)−−<Title>para
1−−>」は、要素para1は開始タグ省略不可
(−)、終了タグ省略可(O)、要素title2、p
ara2を含むという意味である。 「<!ELEME
NTtitle2−O(#PCDATA)−−<Tit
le>title2−−>」は、要素title2は開
始タグ省略不可(−)、終了タグ省略可(O)、内容は
構文解析対象文字データ(#PCDATA、普通のSG
MLテキスト)という意味である。
【0049】「<!ELEMENTlink−O(#P
CDATA)−−<Title>link>」は、要素
linkは開始タグ省略不可(−)、終了タグ省略可
(O)、内容は構文解析対象文字データ(#PCDAT
A、普通のSGMLテキスト)という意味である。
【0050】「<!ATTLIST」から「>」まで
は、1つの構文であり、独立した意味はない。この構文
の意味は、要素title1,para2,para
1,title2は次の属性を持つという意味である。
属性IDは、内容がID(identifier va
lue、識別値)であり、属性値が与えられていない場
合は#IMPLIED(アプリケーションが省略時値を
決める)である。
【0051】属性a1,a2,a3,a4,a5は、内
容がCDATA(文字データ、非SGML外部テキス
ト)であり、属性値が与えられていない場合は、#IM
PLIED(アプリケーションが省略時値を決める)で
ある。「<!ATTLISTlink gotoID
…」も同様の意味であり、属性名が「goto」に変わ
っただけである。
【0052】つまり、同図に示されている文書型定義
は、文書全体に相当する要素docの下の要素としてタ
イトルtitle1及び段落para1があり、par
a1の下位要素として2段目のタイトルtitle2及
び段落para2が出現する。また、要素docの下に
は添加(inclusion)要素としてlinkがあ
る。この関係が図6に示されている。
【0053】同図を参照すると、要素title1、要
素title2、段落para1、段落para2は、
属性として、ID、a1、a2、a3、a4、a5を持
っている。要素linkは属性gotoを持つ。
【0054】以下では、この文書型で簡単なハイパーテ
キストを編集する例を考える。ハイパーリンクを実現す
るために、要素title1、title2、para
1、para2の属性IDに要素固有の識別番号を割り
当て、要素linkの属性gotoでリンク先の指定を
行う。要素linkがアンカーとなり、任意のタイト
ル、パラグラフへのハイパーリンクとして作用するもの
である。この文書を編集する工程には、文書構造の編
集、内容の入力、ハイパーリンクの設定等が含まれる。
このように、編集対象が変わると、もっとも編集効率が
上がる表示スタイルは、以下のように変化する。
【0055】文書構造や文書内容の編集では、属性の表
示は必要ない。このため、図3に示されているように、
全ての構造を表示し、各構造要素の属性は一切表示しな
いという表示スタイルが適当である。なお、図3は、文
書要素名と、属性名と、文書要素の表示方法(表示/表
示しない)との対応関係を示す図である。
【0056】要素リンクは、一般的な意味での文書構造
に当たらないので、ここでは構造として区別しないよう
な表示を行う。あるいは、色を変えて表示する等の方法
を採っても良い。しかし、構造として区別して表示すれ
ば、図7に示されているように内容が不自然に分割され
て表示され、非常に編集しにくくなる。
【0057】図7を参照すると、同図中の「CCCC…
CCCLINKCCC…CCCC」は、1つの段落であ
るが、その中に含まれている「LINK」という文字列
がリンクであることを示すため、別の箱に分離されて表
示されてしまう。この点を日常的に使用するフォーマッ
トと比較すると、不自然である。このような不自然さ
は、強調語句、キーワードの識別など、構造ではなく意
味を識別するために付けるタグ一般に発生する。
【0058】一方、ハイパーリンクの表示では、頻繁に
属性の設定、確認が行われる。要素title1、ti
tle2、para1、para2の属性ID及び要素
linkの属性gotoである。これらは、常時表示さ
れ、常時編集可能でなければならない。また、一般にリ
ンク先をタイトルのみに限定されている場合が多い。こ
の性質を利用して、図4に示されているように、リンク
編集時はタイトルのみを表示し、para1、para
2は全く表示しないという編集スタイルも考えられる。
なお、図4も図3と同様に、文書要素名と、属性名と、
文書要素の表示方法(表示/表示しない)との対応関係
を示す図である。
【0059】この表示スタイルの利点は、文書内容の表
示が非常にコンパクトになり、スクロールの必要が激減
することである。しかし、タイトルが表示されているこ
とにより、リンク先の確認にはそれほど支障がない。
【0060】以上、編集の局面によって表示スタイルを
変更する利点を述べたが、これらの編集はまず文書構造
の編集を行い、次に内容の入力を行い、最後にまとめて
ハイパーリンクの編集を行う、というようにはっきりと
分かれているものではなく、むしろ、それぞれの編集が
ランダムに行われる場合が多い。したがって、表示スタ
イルの切替えは頻繁に行われる。
【0061】要するに本システムでは、表示・入力部6
にグラフィカル・ユーザインタフェースやファンクショ
ンキー等で簡単に表示スタイルを選ぶ方法を用意するこ
とにより、表示スタイルが頻繁に切り替わっても効率の
低下を最小化している。例えば、上に挙げた、非常に単
純な実施例で使われている2つの表示スタイル(図3、
図4)においても、6項目で表示方法が異なっている。
本システムを利用しなければ、夫々に設定を変更しなけ
ればならないが、表示スタイルをファンクションキーで
切替えられるようにしておけば、ほとんど工数をかけず
に表示方法を切替えることができ、常に高い効率で編集
を続けることができるのである。
【0062】以上のように本システムでは、複数種類の
表示スタイルを記憶しておき、これを選択することによ
り、構造化文書の複数の編集局面夫々において、編集効
率の面からみて最適な表示スタイルを選択することがで
きるのである。また、表示スタイル間の切替えが非常に
簡単にできるため、表示スタイルの変更が頻繁にあって
も、編集効率を低下させることはないのである。
【0063】なお、以上説明した図2の処理を実現する
ためのプログラムを記録した記録媒体を用意し、これを
用いてコンピュータを制御すれば、上述と同様に構造化
文書表示システムを実現できることは明白である。この
記録媒体には、半導体メモリ、磁気ディスク装置の他、
種々の記録媒体を用いることができる。
【0064】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0065】(1)前記ポインティグデバイスは、マウ
スであることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記
載の構造化文書表示システム。
【0066】(2)前記外部指令は、前記構造化文書を
編集する編集者によって入力されることを特徴とする請
求項1〜6のいずれかに記載の構造化文書表示システ
ム。
【0067】(3)前記記憶手段は、半導体メモリであ
ることを特徴とする請求項7〜12のいずれかに記載の
構造化文書表示システム。
【0068】(1)前記ポインティグデバイスは、マウ
スであることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに
記載の記録媒体。
【0069】(2)前記外部指令は、前記構造化文書を
編集する編集者によって入力されることを特徴とする請
求項1〜6のいずれかに記載の記録媒体。
【0070】(3)前記記憶手段は、半導体メモリであ
ることを特徴とする請求項7〜12のいずれかに記載の
記録媒体。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数種類
の表示スタイルを記憶しておき、これを選択することに
より、構造化文書の複数の編集局面夫々において、編集
効率の面からみて最適な表示スタイルを選択することが
できるという効果がある。また、表示スタイル間の切替
えが非常に簡単にできるため、表示スタイルの変更が頻
繁にあっても、編集効率を低下させることはないという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による構造化文書表示シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の構造化文書表示システムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】文書要素名と、属性名と、文書要素の表示方法
との対応関係を示す図である。
【図4】文書要素名と、属性名と、文書要素の表示方法
との対応関係を示す図である。
【図5】SGML文書の文書型定義の例を示す図であ
る。
【図6】図5に示されている文書型定義による各要素の
関係を示す図である。
【図7】内容が不自然に分割されて表示された画面例を
示す図である。
【図8】一般的なSGMLエディタの画面例を示す図で
ある。
【図9】文書要素の持つ属性の編集が容易でないことを
示す図である。
【符号の説明】
2 文書構造パーザ 3 文書記憶部 4 文書構造記憶部 5 表示スタイル記憶部 6 表示・入力部 7 編集・表示処理部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造化された文書である構造化文書につ
    いての表示画面上における表示スタイルを実現するため
    の表示スタイルデータを複数種類記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された複数種類の表示スタイルデー
    タのうち外部指令に応じて選択されたデータにしたがっ
    て前記構造化文書を表示する表示制御手段とを含むこと
    を特徴とする構造化文書表示システム。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記記憶手段に記
    憶された複数種類の表示スタイルデータを外部指令に応
    じて選択する選択制御手段を含むことを特徴とする請求
    項1記載の構造化文書表示システム。
  3. 【請求項3】 前記外部指令は、前記表示制御手段によ
    る表示画面においてポインティグデバイスを用いて入力
    されることを特徴とする請求項1又は2記載の構造化文
    書表示システム。
  4. 【請求項4】 前記表示スタイルデータは、前記構造化
    文書を構成する文書要素に対応して設けられ対応する文
    書要素を前記表示画面上に表示するか否かを示すデータ
    を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の構造化文書表示システム。
  5. 【請求項5】 前記文書要素の属性に対応して設けられ
    対応する属性を前記表示画面上に表示するか否かを示す
    データを更に含むことを特徴とする請求項4記載の構造
    化文書表示システム。
  6. 【請求項6】 前記構造化文書は、スタンダード・ジェ
    ネライズド・マークアップ・ランゲージによる文書であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の構
    造化文書表示システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータを、構造化された文書であ
    る構造化文書についての表示画面上における表示スタイ
    ルを実現するための表示スタイルデータを複数種類記憶
    する記憶手段、前記記憶手段に記憶された複数種類の表
    示スタイルデータのうち外部指令に応じて選択されたデ
    ータにしたがって前記構造化文書を表示する表示制御手
    段、として機能させるためのプログラムを記録した記録
    媒体。
  8. 【請求項8】 前記表示制御手段は、前記記憶手段に記
    憶された複数種類の表示スタイルデータを外部指令に応
    じて選択する選択制御手段を含むことを特徴とする請求
    項7記載の記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記外部指令は、前記表示制御手段によ
    る表示画面においてポインティグデバイスを用いて入力
    されることを特徴とする請求項7又は8記載の記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 前記表示スタイルデータは、前記構造
    化文書を構成する文書要素に対応して設けられ対応する
    文書要素を前記表示画面上に表示するか否かを示すデー
    タを含むことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記
    載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記文書要素の属性に対応して設けら
    れ対応する属性を前記表示画面上に表示するか否かを示
    すデータを更に含むことを特徴とする請求項10記載の
    記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記構造化文書は、スタンダード・ジ
    ェネライズド・マークアップ・ランゲージによる文書で
    あることを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載
    の記録媒体。
JP9280982A 1997-10-15 1997-10-15 構造化文書表示システム及びコンピュータを構造化文書表示システムとして機能させるためのプログラムを記録した記録媒体 Pending JPH11120175A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002042928A1 (fr) * 2000-11-21 2002-05-30 Bisket Co., Ltd. Systeme et procede de traitement d'informations, et support d'enregistrement sur lequel est enregistre un logiciel de traitement d'informations
US7890883B2 (en) 2003-03-28 2011-02-15 International Business Machines Corporation Information processing for creating a document digest

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