JPH11119341A - 液晶投写形表示装置 - Google Patents

液晶投写形表示装置

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JPH11119341A
JPH11119341A JP9285659A JP28565997A JPH11119341A JP H11119341 A JPH11119341 A JP H11119341A JP 9285659 A JP9285659 A JP 9285659A JP 28565997 A JP28565997 A JP 28565997A JP H11119341 A JPH11119341 A JP H11119341A
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JP
Japan
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liquid crystal
unit
crystal panel
display device
lamp unit
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Application number
JP9285659A
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English (en)
Inventor
Takashi Kanbara
崇 神原
Miyuki Ikeda
幸 池田
Kimifune Ichikawa
公舟 市川
Mitsuya Nakao
三也 中尾
Daichi Hotsuta
大地 堀田
Yuichi Yamada
裕一 山田
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性,可用性及び保守性を高める。 【解決手段】 キャビネット4内では、このキャビネッ
ト4の底板7の傾斜面に投写ユニット1が載置固定され
ており、ランプユニット18から液晶パネル17,レン
ズ群16を通った光が図示しないスクリーンユニットに
照射される。投写ユニット1では、レンズ群16と液晶
パネル17とランプユニット18との構成部品が着脱可
能に取り付けられており、キャビネット4からフロント
パネル5を取り外すと、この部分からこれら構成部品を
交換することができる。投写ユニット1は図示とは逆向
きに取り付けることができ、キャビネット4のリヤパネ
ル6を取り外すことにより、この部分からこれら構成部
品の交換が可能となる。また、これら構成部品は、図示
しない送風機によって冷却用の空気が送風される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルの投写
ユニットを備えた液晶投写形表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像表示装置を構成の中心とする映像シ
ステムを構築する場合には、かかるシステムの良否の判
断基準となる映像表示装置の信頼性(Reliability:表
示映像の画質の経時劣化が少ないこと),可用性(Avai
lability:据え付け環境が異なっても、これに影響され
ずに用いることができること)及び保守性(Serviceabi
lity:部品の交換や修理が容易であること)が優れてい
ることが必要であって(これら信頼性,可用性,保守性
をまとめてRASという)、そのうちの信頼性を向上さ
せる手段としては、例えば、特開平4ー361248号
公報に記載のように、映像表示装置を構成する部品(構
成部品)を冷却し、その寿命を長くする方法が採用され
ている。
【0003】即ち、この従来技術では、映像表示装置を
複数組み合わせて1つの大型の画面を形成するマルチ映
像システムにおいて、このシステムの筐体の両側面にこ
の筐体の上部から下部に至る溝状の凹部を設け、これら
を煙突状の放熱路とするものであり、これによって充分
な放熱が達成できる。そして、これにより、熱設計負担
が軽減され、また、放熱手段が筐体の形状に応じたもの
となるので、冷却部品の追加が不要となり、コストの大
幅な削減を実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、信頼性は優れているものの、それ以外に映像表
示装置が必要とする可用性や保守性については何ら配慮
されておらず、RASの向上についての配慮がなされて
いなかった。
【0005】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、その目的はRASの向上を達成するようにした
液晶投写形表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくともランプユニットとランプユニ
ットからの光が照射される液晶パネルと液晶パネルから
の映出映像に応じた光を射出するレンズ群とからなる投
写ユニットを備えた液晶投写形表示装置であって、投写
ユニットを、レンズ群の光軸を中心にして、180゜回
転した異なる2通りの向きで配置可能としたものであ
る。
【0007】そして、投写ユニットの向きの1つは、ラ
ンプユニットと液晶パネルとレンズ群とがキャビネット
のフロントパネル側から引出し可能な向きとし、また、
投写ユニットの向きの他の1つは、ランプユニットと液
晶パネルとレンズ群とがキャビネットのリヤパネル側か
ら引出し可能な向きとするものである。
【0008】かかる構成により、液晶投写形表示装置を
据え付ける環境に応じて投写ユニットの向きを、投写ユ
ニットの構成部品を外部に取り出し易い向きに選択する
ことができ、液晶投写形表示装置から重量のある投写ユ
ニットを取り外すことなく、投写ユニットの構成部品の
交換や保守作業を容易に、かつ短時間でできるようにな
るので、可用性,保守性が向上する。
【0009】また、本発明は、ランプユニットがランプ
本体と半球状反射鏡と半円筒状のVDF,中筒または小
筒とから構成され、半球状反射鏡とVDF,中筒または
小筒とはランプユニットに関して互いに反対側に配置さ
れているとともに、ランプユニットの一方の端部側に送
風機が配置され、この送風機からランプユニットに送風
することにより、半球状反射鏡とVDF,中筒または小
筒との内面と外面とを通風するようにする。
【0010】これにより、ランプユニットの構成部品の
放熱効率が高まり、ランプユニットの寿命が長くなって
信頼性がより向上する。
【0011】さらに、本発明によると、液晶パネルの上
面と下面とに送風する送風機を有する送風装置を設け、
この液晶パネルを通風冷却するようにする。そして、か
かる送風機による空気の送り込みはフィルタを介して行
ない、送風方向は液晶パネルの上面,下面に平行する。
【0012】これにより、液晶パネルの放熱効率が高ま
り、その寿命が長くなるとともに、液晶パネルでの塵芥
による影響をなくすことができ、信頼性がより向上す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による液晶投写形表示装置
の第1の実施形態を示す断面図であって、1は投写ユニ
ット、2はスクリーンユニット、3は反射鏡、4はキャ
ビネット、5はフロントパネル、6はリヤパネル、7は
台板、8は底板、9はストッパ、10は固定具、11は
投写ユニット固定ネジ、12は側面固定ネジ、13は床
固定金具、14はアンカナット、15はボルトである。
【0014】同図において、キャビネット4内には、映
像が映出される投写ユニット1が、キャビネット4の下
部に配置される台板7の傾斜した上面に投写ユニット固
定ネジ11と側面固定ネジ12とによって固定されてお
り、反射鏡3が、その反射面が傾斜するようにして、キ
ャビネット4の背面にその一部が固定具10によって固
定されている。ここで、台板7は、投写ユニット1が搭
載される傾斜面がキャビネット4の背面側、即ち、リヤ
パネル6側を向くように、キャビネット4の底板8に固
定されている。また、スクリーンユニット2が、キャビ
ネット4の上面に対して垂直となるように配置されて、
その周囲がキャビネット4に固定されており、フロント
パネル5とリヤパネル6とが、市販の締結具(図示せ
ず)により、図示する位置にキャビネット4に対して着
脱可能に固定されている。
【0015】そして、キャビネット4は、その下面に位
置する底板8に設けられて高さを調整可能とするストッ
パ9によって床上に取り付けられており、床固定金具1
3とアンカナット14とボルト15によって床に固定し
て据え付けられている。
【0016】かかる構成において、投写ユニット1から
の映像の映出光は、矢印イで示すように、斜め上方向に
射出され、反射鏡3によって水平方向に反射した後、ス
クリーンユニット2に投写されることにより、このスク
リーンユニット2に投写ユニット1の映出映像が拡大表
示される。
【0017】図2は図1における投写ユニット1の構成
と液晶投写形表示装置での取付状態を示す断面図であっ
て、16はレンズ群、17は液晶パネル、18はランプ
ユニット、19は反射鏡ユニット、20は液晶パネル取
付部材、21a,21bは止めネジ、22はスプリン
グ、23はスタッド、24はボルト、25は蝶ネジ、2
6はパネル固定ネジ、27はシャーシであり、図1に対
応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
【0018】同図において、投写ユニット1は、レンズ
群16と液晶パネル17とランプユニット18と反射鏡
ユニット19とで構成されている。ランプユニット18
は液晶パネル17の光源となるものであって、このラン
プユニット18からの光は反射鏡ユニット19で光路が
曲げられ、液晶パネル17に映出される映像によって変
調されて、レンズ群16を介し外部に射出される。
【0019】このレンズ群16は、シャーシ27の天面
部に止めネジ21aによって固定されており、液晶パネ
ル17はパネル固定ネジ26によって枠状の液晶パネル
取付部材20に固定されている。この液晶パネル取付部
材20はスプリング22,スタッド23,ボルト24及
び蝶ナット25によって移動可能に支持されている。ま
た、ランプユニット18は、止めネジ21bにより、図
示する下部前面の位置に固定されている。
【0020】蝶ナット25のネジ部を締め付ける方向に
回転させると、スプリング22は常に圧縮された状態に
あり、さらに蝶ナット25を同じ方向に回転させると、
蝶ナット25はさらに降下し、これとともに、液晶パネ
ル17もスタッド23に対して降下する。また、蝶ナッ
ト25を緩める方向に回転させると、スプリング22
は、常に圧縮された状態にあるものの、復元し、これと
ともに、液晶パネル17もスタッド23に対して上昇す
る。このようにして、液晶パネル17の高さを調整する
ことができ、この高さ調整により、スクリーンユニット
2(図1)での投写映像のフォーカス調整が可能とな
る。
【0021】次に、この投写ユニット1の構成部品の交
換方法について説明する。図3は図1での投写ユニット
17やレンズ群16,ランプユニット18の構成部品の
交換方法を示す図であって、図1に対応する部分には同
一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0022】同図において、液晶パネル17を交換する
場合には、まず、液晶形投写表示装置の前面にあるフロ
ントパネル5(図2)を取りはずし、次に、パネル固定
ネジ26を緩めて外せばよい。これにより、液晶パネル
17は液晶パネル取付部材20から外れ、図3中矢印ロ
方向にもってくることにより、キャビネット4(図2)
の外側に取り出すことができる。新たな液晶パネル17
を取り付ける場合には、矢印ロ方向とは逆方向にキャビ
ネット4内に挿入し、パネル固定ネジ26でもって液晶
パネル取付部材20に固定すればよい。
【0023】レンズ群16を交換する場合には、止めネ
ジ21aを緩めて外せばよい。これにより、レンズ群1
6は投写ユニット1から外れ、図3中矢印ロ方向にもっ
てくることにより、キャビネット4の外側に取り出すこ
とができる。新たなレンズ群16を取り付ける場合に
は、矢印ロ方向とは逆方向にキャビネット4内に挿入
し、止めネジ21aでもって固定すればよい。
【0024】ランプユニット18を交換する場合には、
止めネジ21bを緩めて外せばよい。これにより、ラン
プユニット18は投写ユニット1から外れ、図3中矢印
ロ方向にもってくることにより、キャビネット4の外側
に取り出すことができる。新たなランプユニット18を
取り付ける場合には、矢印ロ方向とは逆方向にキャビネ
ット4内に挿入し、止めネジ21bでもって固定すれば
よい。
【0025】このようにして、投写ユニット1内の構成
部品である液晶パネル17やレンズ群16,ランプユニ
ット18を交換することができ、しかも、これら構成部
品は重量が数kg程度であるので、この交換も容易であ
って短時間に行なうことができ、保守性に優れたものと
なる。
【0026】図4は図2に示した液晶投写形表示装置の
他の据付状態とそのときの投写ユニットの取付状態を示
す断面図であって、28は化粧壁であり、図2に対応す
る部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0027】同図において、この場合には、液晶投写形
表示装置の前面側下部、即ち、フロントパネル5の前面
に化粧壁28を設け、前面側の外見をさらに良好なもの
としたものである。
【0028】この場合でも、台板7は、その傾斜面がキ
ャビネット4のリヤパネル6側に向くようにして、キャ
ビネット4の底板8に固定されているが、投写ユニット
1は図1に示した状態とは、キャビネット4のプロント
パネル5側から見て、前後反転した向きで取り付けられ
ており、この投写ユニット1の上記各構成部品がリヤパ
ネル6側から取り出せるようにしている。以下、この点
について説明する。
【0029】図5は図4での投写ユニット1の取付部分
を拡大して示す断面図であって、図2に対応する部分に
は同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0030】同図において、投写ユニット1は、その構
成が図2に示した実施形態と同じであるが、レンズ群1
6以外の構成部品の配置関係が図2に示した配置関係と
はレンズ群16の光軸を中心として180゜回転した配
置関係となるように、図2で示す取付状態とは前後を逆
にして、台板7上に取り付けられている。
【0031】即ち、液晶投写形表示装置を、図1に示し
たように、例えば、一般的な広場などのフロントパネル
5の前方に化粧板を設けないで据え付ける場合と、図4
に示すように、フロントパネル5の前方に化粧板を設け
て据え付ける場合とで、図2,図5に示すように、キャ
ビネット4内での投写ユニット1の向きを反対にするこ
とができるようにするものであり、このために、キャビ
ネット4の底板8に固定される台板7での投写ユニット
1の取付状態を上記2通り選択できるようにしている。
従って、この台板7では、これら2通りの取付状態に対
する投写ユニット固定ネジ11のネジ穴(図示せず)が
設けられている。
【0032】図6は図4,図5に示したように投写ユニ
ット1が液晶投写形表示装置に取り付けられているとき
のこの投写ユニット1の各構成部品の交換方法を示す図
であって、前出図面に対応する部分には同一符号を付け
て重複する説明を省略する。
【0033】同図において、キャビネット4のリヤパネ
ル6(図5)を取り外すことにより、キャビネット4の
この部分が開放する。この場合も、この開放部分から手
を差し込んで止めネジ21a,パネル固定ネジ26,止
めネジ21bを夫々回転させて外すことにより、レンズ
群16,液晶パネル17,ランプユニット18を投写ユ
ニット1本体から取り外すことができ、これらを矢印ハ
方向に持ち出すことにより、投写ユニット1本体内から
取り出すことができる。新たなレンズ群16,液晶パネ
ル17,ランプユニット18を投写ユニット1本体に取
り付ける場合には、これとは逆の作業をすればよい。
【0034】以上のように、この第1の実施形態では、
投写ユニット1の構成部品をキャビネット4のフロント
パネル5側,リヤパネル6側のいずれから交換できるよ
うにするかに応じて、投写ユニット1のキャビネット4
内での取付けの向きを定めることができる。
【0035】このため、投写ユニット1は重量が数10
kgと非常に重く、液晶投写形表示装置に取付ける場合
には、機械や人数を利用して行なわれ、これ自体を交換
することは容易でないが、その構成部品である数kg程
度のレンズ群16,液晶パネル17,ランプユニット1
8を交換することは簡単な作業で簡単に、かつ短時間で
行なうことができる。従って、投写ユニット1を、その
据付け環境に応じて、その向きを決めで液晶投写形表示
装置1に取り付けることにより、液晶パネル17,ラン
プユニット18が寿命となっても、あるいはレンズ群1
6が曇っても、投写ユニット1自体を交換することは必
要でなく、これら構成部品を交換したり、拭いたりする
だけで済むことになる。
【0036】据付る際の環境が異なっても、液晶投写形
表示装置で投写ユニット1の取付けの向きをこの環境に
応じて定めるだけで、いずれの環境でも、同じ液晶投写
形表示装置を使用することができて、可用性が向上し、
また、投写ユニット1の保守作業も簡単でかつ短時間で
行なうことができるようになり、保守性が向上する。
【0037】図7は以上説明した投写ユニット1の外観
を示す斜視図であって、30はハウジング、30aは前
面、30bは左側面、30cは上面、31〜36は通風
穴であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付け
ている。
【0038】同図において、ハウジング30の左側面3
0bの下部の前面30a側に、ランプユニットの熱を放
出するための通気孔31が設けられ、前面30aの中央
下部に、ランプユニットを冷すための空気を吸入する通
気孔32が設けられている。また、ハウジング30の前
面30aの右下部には、電源ブロックを冷すための空気
を吸入する通気孔33が設けられ、この前面30aの左
上部にランプ基板を冷す空気を吸入する通気孔34が設
けられている。さらに、ハウジング30の前面30aの
中央上部には、液晶パネル17から吸熱した空気を放出
する通気孔35が設けられ、この前面30aの右上部に
液晶パネル基板を冷す空気を吸入する通気孔36が設け
られている。
【0039】なお、かかるハウジング30は、少なくと
もその前面30aの部分と上面30cのレンズ群16が
取り付けられている部分は取外し可能であり、この部分
を取り外すことにより、上記のように、レンズ群16や
液晶パネル17,ランプユニット18などの構成部品の
交換を行なうことができる。
【0040】ここで、通気孔34〜36が設けられてい
るハウジング30の前面30aの上部は、通気孔32,
33が設けられているその下部に対して傾斜している。
また、ハウジング30の上面30cには、レンズ群16
が突出している。
【0041】図8は図7の分断線A−Aからみた断面図
であって、18aはランプ本体、37は電源ブロック、
38はランプ基板、39は液晶パネル基板、40は偏光
変換器、41〜46は送風機であり、前出図面に対応す
る部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0042】図7及び図8において、送風機41は通風
孔34から空気を吸い込んでランプ基板38に送りこ
み、このランプ基板38を冷すためのものであり、送風
機42,43は通風孔35から空気を吸い込んで液晶パ
ネル17に送りこみ、この液晶パネル17を冷すための
ものであり、送風機44は通風孔36から空気を吸い込
んで液晶パネル基板39に送りこみ、この液晶パネル基
板39を冷すためのものであり、送風機45は通風孔3
3から空気を吸い込んで電源ブロック45に送りこみ、
この電源ブロック45を冷すためのものである。また、
送風機46は通風孔32から空気を吸い込んでランプユ
ニット18に送りこみ、通風孔31から外部に放出する
ことにより、ランプ本体18aを冷すためのものであ
る。
【0043】図9は図8の分断線C−Cに沿う断面図で
あって、18cは端板、47は半球状反射鏡、48は小
筒、49は中筒、50はVDF、51は貫通穴、52は
中心穴、53,54は取付金具であり、図8に対応する
部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0044】同図において、ランプユニット18では、
通風孔31の面に垂直な方向を長手方向とするように、
ランプ本体18aが配置されており、このランプ本体1
8aの中心部(発光部)に対してハウジング30の前面
30a側(即ち、紙面の手前側)に半球状反射鏡47が
配置されている。また、このランプ本体18aに対して
半球状反射鏡47とは反対側に、夫々長手方向がランプ
本体18aの長手方向に沿うように、半円筒状の小筒4
8が、その外側に半円筒状の中筒49が、さらにその外
側にランプ本体18aからの光を垂直方向で平行にする
フレネルレンズである半円筒状のVDF50(図8での
偏光変換器40に相当する)が夫々同心状に設けられて
いる。ここで、小筒48,中筒49及びVDF50の中
心軸はランプ本体18aの中心軸と一致するようにして
いる。
【0045】また、ランプユニット18の両端部には夫
々、端板18bが設けられ、これら板18bが金具5
3,54を介して投写ユニット1に、先の止めネジ21
b(例えば、図1)によって固定されている。
【0046】そして、これら端板18b夫々には、その
中心部にほぼ中筒49に等しい半径の円状の貫通した中
心穴52が設けられており、この中心穴52の中心がラ
ンプ本体18aの中心軸に一致するように、これら端板
18bが位置付けられている。また、これら端板18b
には、その中心からほぼVDF50に等しい半径の円周
上に、多数の貫通穴51が等間隔に設けられている。
【0047】図8及び図9に示す構成において、ランプ
本体18aからの紙面状垂直方向に発生する光は、小筒
48及び中筒49を通過した後、VDF50でその垂直
方向で平行光線となり、さらに、図示しないコリメータ
で水平方向にされて、図示しない反射鏡で光路が反射鏡
ユニット19の方向に曲げられる。
【0048】また、図9において、ランプユニット18
に対して通風孔31とは反対側に、その送風方向がラン
プ本体18aの中心軸に沿うように、送風機46が設け
られており、これが、ランプユニット18の一方の側部
側から通風孔31側に端板18bの中心穴52や貫通穴
51を通して、通風穴32(図7)から吸い込んだ空気
を送りこむ。この場合、ランプユニット18では、送風
機46から見てその送風方向に長手方向となるように、
小筒48,中筒49及びVDF50が相状に配置されて
いる。
【0049】このため、送風機46からの空気は、破線
矢印で示すように、これら小筒46と半球状反射鏡47
との間のランプ本体18aの部分や、小筒48と中筒4
9との間、中筒49とVDF50との間を層流として流
れ、また、端板18bの貫通穴51を通して、VDF5
0の外面にも空気が送りこまれる。
【0050】このようにして、ランプユニット18で
は、空気が各部材の表面を層流となって流れるから、効
率良く放熱が行なわれて放熱効率を高めることができ、
投写ユニット1の構成部品の中でも、特に、消耗が激し
いランプユニット18の放熱を効率良く行なうことがで
きて、その寿命を伸ばすことができ、信頼性も著しく向
上する。
【0051】図10は図7の分断線B−Bに沿う液晶パ
ネル17の部分を示す断面図であって、30dはハウジ
ング30の背面、55はフィルタ、56a,56bは網
板、57はカバー、58は止めネジ、59はサラネジ、
60は座付きナット、61,62は貫通穴、63は送風
機構であり、図7及び図8に対応する部分には同一符号
を付けて重複する説明を省略する。
【0052】同図において、液晶パネル17は、その面
がレンズ群16の光軸に垂直になるように、配置されて
いる。ハウジング30の背面30d側には、液晶パネル
17の送風機構63が設けられている。この送風機構6
3では、カバー57で覆われて送風機42,43が、図
面上、上下の位置に配置されるようにして、サラネジ5
9と座付きナット60により、ハウジング30の背面3
0dに固定されている。この場合、送風機43は液晶パ
ネル17の下面を含む平面の下側で、この面に平行でか
つハウジング30の背面30dに平行に複数個(例え
ば、3個)配置されている。この背面30dのカバー5
7で覆われた部分には、円形状の2つの貫通穴61が設
けられ、このカバー57にも、これらの貫通穴61に対
向して1つの貫通穴62が設けられている。このカバー
57内の貫通穴62から夫々の貫通穴61へ至る通路が
空気が流れる通路をなしており、夫々の通路毎に送風機
42,43が位置付けられている。
【0053】図11はこの送風機構63をより詳細に示
した分解断面図であって、64は取付部、57a,64
aは貫通穴であり、図10に対応する部分には同一符号
を付けて重複する説明を省略する。
【0054】同図において、ハウジング30の背面30
dには、これに取り付けられて送風機42,43に密着
するようにして、取付部64が設けられ、これがカバー
57に嵌め込まれるようにして、カバー57が取り付け
られる。また、このカバー57内には、その貫通穴62
を塞ぐようにして、フィルタ55とその両側の網板56
a,56bとの積層体が設けられ、このようにこの積層
体が設けられた状態でカバー57が取付部64に取り付
けられる。このカバー57の側面に設けられた貫通穴5
7aと取付部64の側面の貫通穴64aと送風機42,
43の側面の図示しないネジ穴とは、カバー57が取付
部64に取り付けられたときには、互いに連通してお
り、かかる状態で止めネジ58をカバー57の貫通穴5
7aから挿入し、送風機42,43の側面のネジ穴に螺
合させて締め付けることにより、カバー57が取付部6
4に固定される。
【0055】そこで、図10において、送風機42,4
3を運転させると、外部からカバー57の貫通穴62を
通して空気が吸い込まれ、空気よりも重い塵芥がフィル
タ55で除かれた後、貫通穴61を通ってハウジング3
0内に送りこまれる。この場合、送風機42によって送
りこまれる空気は、破線矢印で示すように、液晶パネル
17の、図面上、上面側を通り、この上面側で液晶パネ
ル17から吸熱してハウジング30に設けられた通気穴
35から投写ユニット1の外部に放出される。同様にし
て、送風機43によって送りこまれる空気は、破線矢印
で示すように、液晶パネル17の、図面上、下面側を通
り、この下面側で液晶パネル17から吸熱してハウジン
グ30に設けられた通気穴35から投写ユニット1の外
部に放出される。空気よりも軽い塵芥は、空気ととも
に、通風穴35から投写ユニット1の外部に放出され
る。
【0056】このようにして、ランプユニット18と並
んで消耗が激しい液晶パネル17は、その上下両面から
冷されることになるから、方熱効率が格段に向上し、液
晶パネル17の寿命が向上して信頼性が向上する。
【0057】この場合、上記のことから、送風機42,
43から冷却用の空気を送りこんでも、液晶パネル17
に塵芥が付着するのを防止することができる。
【0058】また、送風機42,43,46などの送風
量を適宜設定することにより、投写ユニット1内の気圧
を投写ユニット外の気圧よりも高くすることができ、こ
のようにすることにより、投写ユニット1内にその外部
から微小な隙間を介して細かい塵芥が空気とともに侵入
しないようにする。
【0059】なお、フィルタ55を交換するためには、
取るネジ58を外すことにより、カバー57をハウジン
グ30から取り外せばよく、この交換作業も容易に、か
つ短時間で行なうことができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
据付け環境が異なるものであっても、投写ユニットの構
成部品の交換を容易に、かつ短時間で行なうことがで
き、保守性や可用性が向上する。
【0061】また、本発明によると、投写ユニットの消
耗が著しいランプユニットや液晶パネルの放熱効率を高
めることができるので、それらの寿命を伸ばすことがで
きて、信頼性が向上する。
【0062】さらに、本発明によると、特に、液晶パネ
ルへの送風に際しての防塵を効率良く行なうことができ
ると、その防塵装置の保守も容易であるし、液晶パネル
の表面に堆積する塵芥なども短時間で容易に取り除くこ
とができて、可用性が向上する。
【0063】以上、総合して、本発明によると、RAS
が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶投写形表示装置の一実施形態
を示す断面図である。
【図2】図1における投写ユニットの構成と液晶投写形
表示装置での取付状態を示す断面図である。
【図3】図2に示した投写ユニットでの液晶ユニット,
レンズ群及びランプユニットの交換方法を示す図であ
る。
【図4】図1に示した液晶投写形表示装置の他の据付状
態とそのときの投写ユニットの取付状態を示す断面図で
ある。
【図5】図4での投写ユニットの取付部分を拡大して示
す断面図である。
【図6】図4,図5に示したように投写ユニットが液晶
投写形表示装置に取り付けられているときのこの投写ユ
ニットの各構成部品の交換方法を示す図である。
【図7】投写ユニットの外観を示す斜視図である。
【図8】図7の分断線A−Aからみた断面図である。
【図9】図8の分断線C−Cに沿う断面図である。
【図10】図7の分断線B−Bに沿う液晶パネルの部分
を示す断面図である。
【図11】図10における送風機構をより詳細に示した
分解断面図である。
【符号の説明】
1 投写ユニット 2 スクリーンユニット 3 反射鏡 4 キャビネット 5 フロントパネル 6 リヤパネル 7 台板 8 底板 9 高さ調整具 10 固定具 11 投写ユニット固定ネジ 12 側面固定ネジ 13 床固定金具 14 アンカナット 15 ボルト 16 レンズ群 17 液晶パネル 18 ランプユニット 19 反射鏡ユニット 20 液晶パネル取付部材 21a,21b 止めネジ 22 スプリング 23 スタッド 24 ボルト 25 蝶ネジ 26 パネル固定ネジ 27 シャーシ 28 化粧壁 30 ハウジング 30a 前面 30b 左側面 30c 上面 31〜36 通風穴 18a ランプ本体 37 電源ブロック 38 ランプ基板 39 液晶パネル基板 40 偏光変換器 41〜46 送風機 30d ハウジング30の背面 55 フィルタ 56a,56b 網板 57 カバー 58 止めネジ 59 サラネジ 60 座付きナット 61,62 貫通穴 63 送風機構 64 取付部 57a,64a 貫通穴
フロントページの続き (72)発明者 池田 幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 市川 公舟 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 中尾 三也 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 堀田 大地 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 山田 裕一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともランプユニットと該ランプユ
    ニットからの光が照射される液晶パネルと該液晶パネル
    からの映出映像に応じた光を射出するレンズ群とからな
    る投写ユニットをキャビネット内に備え、該レンズ群か
    ら射出される光を該キャビネットの前面側に設けられた
    スクリーンユニットに照射し、該映出映像を該スクリー
    ンユニットに拡大投写する液晶投写形表示装置におい
    て、 該投写ユニットを、該レンズ群の光軸を中心にして、1
    80゜回転した異なる2通りの向きで配置可能とする手
    段を有することを特徴とする液晶投写形表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記投写ユニットの前記向きの1つは、前記ランプユニ
    ットと前記液晶パネルと前記レンズ群とを前記キャビネ
    ットのフロントパネル側から引出し可能な向きであるこ
    とを特徴とする液晶投写形表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記投写ユニットの前記向きの1つは、前記ランプユニ
    ットと前記液晶パネルと前記レンズ群とを前記キャビネ
    ットのリヤパネル側から引出し可能な向きであることを
    特徴とする液晶投写形表示装置。
  4. 【請求項4】 少なくともランプユニットと該ランプユ
    ニットからの光が照射される液晶パネルと該液晶パネル
    からの映出映像に応じた光を射出するレンズ群とからな
    る投写ユニットを備え、該レンズ群から射出される光を
    スクリーンユニットに投写し、該映出映像を該スクリー
    ンユニットに拡大投写する液晶投写形表示装置におい
    て、 該ランプユニットは、少なくともランプ本体と半球状反
    射鏡と半円筒状のVDF,中筒または小筒とからなっ
    て、該半球状反射鏡と該VDF,中筒または小筒とは該
    ランプユニットに関して互いに反対側に配置され、 かつ、該ランプユニットの一方の端部側に送風機が配置
    され、該送風機から該ランプユニットに送風することに
    より、該半球状反射鏡と該VDF,中筒または小筒との
    内面と外面とを通風することを特徴とする液晶投写形表
    示装置。
  5. 【請求項5】 少なくともランプユニットと該ランプユ
    ニットからの光が照射される液晶パネルと該液晶パネル
    からの映出映像に応じた光を射出するレンズ群とからな
    る投写ユニットを備え、該レンズ群から射出される光を
    スクリーンユニットに投写し、該映出映像を該スクリー
    ンユニットに拡大投写する液晶投写形表示装置におい
    て、 該液晶パネルの上面と下面とに送風する送風機を有する
    送風装置を設け、該液晶パネルを通風冷却することを特
    徴とする液晶投写形表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記送風装置はフィルタを有し、 前記送風機は、該フィルタを介して該投写ユニットの外
    部から空気を吸い込んで前記液晶パネルに送りこむこと
    を特徴とする液晶投写形表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において、 前記液晶パネルの上面,下面は前記レンズ群の光軸に直
    交し、 前記送風機の送風方向が前記液晶パネルの上面,下面に
    平行とすることを特徴とする液晶投写形表示装置。
JP9285659A 1997-10-17 1997-10-17 液晶投写形表示装置 Pending JPH11119341A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002258407A (ja) * 2001-02-14 2002-09-11 Acer Communications & Multimedia Inc 熱拡散効率の高い発光装置
WO2002093252A1 (fr) * 2001-05-16 2002-11-21 Seiko Epson Corporation Systeme de refroidissement pour dispositif electro-optique et projecteur

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002258407A (ja) * 2001-02-14 2002-09-11 Acer Communications & Multimedia Inc 熱拡散効率の高い発光装置
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