JPH11118700A - 割込測定機能付濁度計 - Google Patents

割込測定機能付濁度計

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JPH11118700A
JPH11118700A JP9286515A JP28651597A JPH11118700A JP H11118700 A JPH11118700 A JP H11118700A JP 9286515 A JP9286515 A JP 9286515A JP 28651597 A JP28651597 A JP 28651597A JP H11118700 A JPH11118700 A JP H11118700A
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JP
Japan
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fluid
measured
container
turbidity
detector
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Pending
Application number
JP9286515A
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English (en)
Inventor
Tamio Ishihara
民雄 石原
Katsutoshi Yamada
勝利 山田
Koji Saito
功治 斉藤
Shigeo Nishino
繁男 西野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度の濁度計は高価であるため、連続測定用
の濁度計で割込みでオフライン測定をするニーズがあ
る。 【解決手段】連続測定用濁度計の配管系において、検出
器の上流側に連続測定用と割込み測定用の各被測定流体
を選択する手段を設けることと、割込み測定用の被測定
流体の容器を水頭差を連続測定時と同一に保つ手段をも
うけ同一精度で容易に割込み測定ができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水場などで使用
する水質計器に係わり、特に水中の微粒子を計数し濁度
を測定する高感度の据置形濁度計の機能拡大に関する。
【0002】
【従来の技術】浄水場などで使用されている水質計器
に、水の濁り具合を測定管理するための濁度計がある。
従来浄水場における給水の濁度は水道法により2度(pp
m )以下に管理することが求められており、その濁度測
定方式も表面散乱光方式,散乱光方式,積分球方式など
が規定されている。
【0003】しかしながら、水道水に対する安全性の要
求は年々高まりを見せており、従来の管理水準では対応
できなくなってきている。特に水道原水に含まれる微生
物の毒性の問題は大きく、平成8年には国内でもクリプ
トスポリジウムと言う大きさ数μmの原虫による集団感
染症が発生したことを受けて、厚生省の暫定指針として
浄水場のろ過水の濁度を0.1 度以下に維持管理するよ
うに求められた。
【0004】このように、濁度の管理基準が従来の1/
20に引き下げられたことにより、従来方式の濁度計で
は感度が不足してしまうため、新しい原理の高感度濁度
計の開発が求められてきた。
【0005】ここで登場してきたのが、超純水などの濁
度測定に使用されていた微粒子カウンタ方式の濁度計で
ある。これは所定流体中の微粒子数を計数し、濁度に換
算する方式を採用している。粒子の検出には光源として
レーザ光を用い、これを測定セル中を流れる被測定流体
に照射すると該レーザ光が流体中の微粒子に当たって散
乱するので、この散乱光又は散乱光と照射光との干渉光
を光センサで検出し、その検出光量が変化した回数から
通過した粒子数計数する物である。
【0006】このような、高感度の濁度計は浄水場ろ過
池の濁度を常時監視するよう求められ、理想的には各ろ
過池毎に設置することが求められている。しかしなが
ら、このような高感度濁度計はまだ高価であり充分普及
しておらず、浄水場に1台設置され始めたところであ
り、1台の濁度計で種々のサンプル水をオフライン計測
(手分析)したいとの要求がある。
【0007】ところが、従来の濁度計は、オフライン計
測用(水質分析室用で主に卓上形)とオンライン計測用
(浄水連続監視用で主にスタンションやラックに取り付
けられた据置形)とでは構造・機能・信頼性などが全く
異なり、相互に使用することは困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
欠点を無くし、オフラインの割込計測可能なオンライン
計測用の据置形高感度濁度計を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続測定用の
据置形の高感度濁度計の検出器上流に被測定流体を切り
替える手段を設け、更にオフライン測定用の被測定流体
を入れる容器を水頭差一定で濁度計に保持させ一定流量
のサンプリングを可能にし、流体源を簡単に切替えてオ
ンライン測定時と同様にオフライン測定を可能にした物
である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1ないし図3
で説明する。先ず図1は本発明の要部構成図である。
【0011】試料水入口1から供給される被測定流体2
は、配管3,減圧弁4,調整弁5,配管6を介して脱泡
槽7の下部に導かれる。該脱泡槽7は、短い内筒8と長
い外筒9からなり、さらに外筒9はその外周面上部に被
測定流体の水面10の高さを一定に保つためのオーバフ
ロー口11が、また外周面下部には、配管12を介して
検出器13に前記被測定流体2を送り出す送出口14が
それぞれ具備されている。
【0012】該検出器13の中には、被測定流体2を導
きその濁度を測定するための透明で円筒状をした測定セ
ル15と、これにレーザ光を照射する光学レンズ系を内
蔵したレーザユニット16と前記測定セル15を通過し
たレーザ光を受光する受光ユニット17が配置されてい
る。
【0013】また、測定セル15を通過した被測定流体
2は、配管18を経て放出口19から大気圧下に放出さ
れる。この放出口19と前記オーバフロー口11から溢
れた被測定流体2は配管20,排出口21を経て機外へ
排水される。
【0014】一方、前記検出器13内のレーザユニット
16及び受光ユニット17は、それぞれ変換器22に電
気的に接続され、該変換器により電源供給及び検出信号
の処理が行われる。さらに変換器22は、検出信号を所
定の演算を行い被測定流体の濁度値を求めこれを表示
し、表示値に対応した出力信号23を出力する。又変換
器22は外部から電源24の供給を受けている。
【0015】一方前記脱泡槽7の上端には蓋25がはめ
込まれ更に該蓋には熱電対や測温抵抗体などからなる温
度センサ26が保持されその先端は脱泡槽7内の被測定
流体2内に挿入されており、被測定流体2の温度を変換
器に伝えている。
【0016】本構成において、脱泡槽7の内筒8に導か
れた被測定流体2には、外気温や管路抵抗による温度・
圧力の変化などから多くの気泡が含まれており、この気
泡は成長しながら内筒8内を上昇し大気開放されている
水面10から大気中に放散される。内筒8と外筒9との
間には気泡の少ない被測定流体が溜り送出口14から検
出器13に送り出され、気泡の影響が少ない測定が可能
となる。このとき測定セル15内を流れる被測定流体2
の流速は水面10と放出口19との水頭差ΔHと管路抵
抗によって定まる。
【0017】次に、検出器13内の測定原理について図
2で説明する。
【0018】図1のレーザユニット16は、光源である
半導体レーザ31と集光レンズ32から構成され、発生
したレーザ光33が被測定流体2が矢印方向に流れる石
英ガラスなどからなる測定セル15内に焦点を結ぶよう
配置されている。前記被測定流体2内には多数の微粒子
34が含まれ一定流速で矢印方向に流れていく。この微
粒子34に前記レーザ光が照射されると散乱現象が起き
散乱光35が発生する。前記レーザ光33(透過光)と
散乱光34は測定セル15の背方で干渉縞を発生する。
その干渉縞(透過光の濃淡)を複数個の受光素子からな
る受光ユニット17で検出し、増幅器36で差動増幅す
る。
【0019】その出力波形37を図3に示す。図2の微
粒子34が1個ずつ通過する度に、ピーク波形41を出
力する。このピーク波形41が所定のしきい値42を超
えた回数を計数し、通過した微粒子34の数を測定する
物である。
【0020】以上の構成で連続測定用の据置形濁度計と
して動作するが、更に本発明では、図1において検出器
13の下部又は配管12の途中に三岐弁27を設け被測
定流体2,2′の切替えを行う。この三岐弁27の分岐
口には、配管28を介して割込み測定用の被測定流体
2′を保持する容器29が接続されている。該容器29
は大気と開放せる通気管30以外は密閉されている。勿
論、被測定流体27の取込時は蓋50が取外し可能にな
っているが、該蓋50を閉じた後は、外気は通気管30
を介してのみ容器29の内部に供給されるので、容器2
9の大気開放面は水面51の位置に係らず前記通気管3
0の下端52となる。
【0021】本構造の容器を使用すれば、脱泡槽7のよ
うな複雑な構造を必要とせず少量の被測定流体であって
も簡易的に一定流量で測定することができオフラインの
割込み測定が容易となる。
【0022】本構成において、下端52の位置を前記脱
泡槽7の水面10(大気開放面)と同一になるよう濁度
計本体に容器29を保持すれば、三岐弁27の切替えに
より希望する被測定流体2,2′が容易に選択でき、し
かも同一の流量が保てるので、同一の精度で割込み測定
が行える。
【0023】又被測定流体を切り替える手段は、上記三
岐弁である必要はなくより多数分岐していてもよく、電
磁弁などにより自動的に選択可能にすることも可能であ
る。逆に、弁は設けず配管12及び28を検出器13に
直接着脱する方法もあり、安価に割込み測定が実現でき
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成でオフライ
ンの割込み測定が可能な、連続測定用の据置形濁度計を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である割込測定機能付濁度計の
要部構成図。
【図2】図1の原理を説明する図。
【図3】本発明の信号波形を説明する図。
【符号の説明】
1…試料水入口、2,2′…被測定流体、3,6,1
2,28…配管、7…脱泡槽、10,51…水面、13
…検出器、15…測定セル、22…変換器、27…三岐
弁、29…容器、30…通気管、52…下端。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 繁男 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を連続的にサンプリングし検出器内の
    透明なる測定セルに導き、該測定セル中を流れる微粒子
    数を光学的に検出し、流体濁度を計測する濁度計におい
    て、該検出器の上流にサンプリング流体を切り替える手
    段を具備したことを特徴とする割込測定機能付濁度計。
  2. 【請求項2】請求項1に於いて、流体を切り替える手段
    は、検出器上流配管の途中に設けられた三岐弁であるこ
    とを特徴とする割込測定機能付濁度計。
  3. 【請求項3】請求項1に於いて、流体を切り替える手段
    は、検出器に直接又は上流配管の途中に設けられた着脱
    容易なる配管継手であることを特徴とする割込測定機能
    付濁度計。
  4. 【請求項4】流体を連続的にサンプリングし検出器内の
    透明なる測定セルに導き、該測定セル中を流れる微粒子
    数を光学的に検出し、流体濁度を計測する濁度計におい
    て、割込み測定を行うサンプル水を入れる容器と該容器
    から該サンプル水を切替る手段まで導く配管とを設け濁
    度計の所定の位置に取り付けられるようにしたことを特
    徴とする割込測定機能付濁度計。
  5. 【請求項5】請求項4に於いて、容器は密閉され1本の
    通気管が外気とサンプル水内部とを連結する構造となっ
    ていることを特徴とする割込測定機能付濁度計。
  6. 【請求項6】請求項4に於いて、所定の位置は請求項5
    の通気管の下端が連続測定時の水頭面と同一の高さであ
    ることを特徴とする割込測定機能付濁度計。
JP9286515A 1997-10-20 1997-10-20 割込測定機能付濁度計 Pending JPH11118700A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1957662A2 (en) * 2005-11-14 2008-08-20 Predect Inc. Method for monitoring water quality

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1957662A2 (en) * 2005-11-14 2008-08-20 Predect Inc. Method for monitoring water quality
EP1957662A4 (en) * 2005-11-14 2013-06-05 Predect Ab METHOD FOR MONITORING WATER QUALITY

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