JPH1048134A - プロセス濁度計 - Google Patents

プロセス濁度計

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JPH1048134A
JPH1048134A JP19324996A JP19324996A JPH1048134A JP H1048134 A JPH1048134 A JP H1048134A JP 19324996 A JP19324996 A JP 19324996A JP 19324996 A JP19324996 A JP 19324996A JP H1048134 A JPH1048134 A JP H1048134A
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turbidity
sample liquid
cell
liquid
sample
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JP19324996A
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Katsunobu Abe
勝信 安部
Kazu Kanazawa
和 金沢
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CORONA DENKI KK
CORONA ELECTRIC
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CORONA DENKI KK
CORONA ELECTRIC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セル内の試料液に光束を照射し、入射光に対す
る透過光又は散乱光の比率から試料液の濁度を求める、
鉄濃度モニタのようなプロセス濁度計において、セル内
洗浄の回数を減少させ、保守管理の負担の軽減を可能と
すること、及び、多系統からの試料液を計測する際の切
り換え時間の短縮を可能とすること。 【解決手段】濁度測定部Bのセル6をバイパスするバイ
パス路を有し、試料液の濁度をあらかじめ汚濁水検出部
Cで測定し、その測定結果が所定の濃度より大なる場合
には自動的にバイパス路を開き、多系統から試料液を液
切り換え部Aで切り換えてセルに供給する場合には脱泡
槽D内に残存する前段測定時の試料液をバイパス路より
排出する制御手段Eを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセス濁度計、
特に、散乱光/透過光比率により光学的に濁度を求める
濁度計を用いるプロセス濁度計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学的に濁度を求める濁度測定方式は、
電子工業、製薬、食品、化粧品分野での水質管理、火力
発電所、原子力発電所用水の水質管理の一貫として広く
用いられており、特に用水中に含まれる鉄濃度を測定す
る鉄濃度モニタに利用されている。
【0003】図4は火力発電所等で使用される鉄濃度モ
ニタの構成図を示すもので、この方式は、工業用水試験
方法JISK0101に準拠した散乱光/透過光比率の
光学的濁度測定方法に基づいて構成されている。
【0004】図4において、1は光源、2はコンデンサ
レンズ、3はピンホール、4はコリメータレンズ、5は
フィルタ、6は給水口7及び排水口8が設けられている
試料液用のセル、9は集光レンズ、10は透過光検出
器、11及び12は散乱光検出器、13は透過光検出器
10及び散乱光検出器11、12による検出値の増幅
器、演算器、14は表示メータ、15はセル6内の試料
液が光学系に漏洩しないように境界に設置されているガ
ラス窓を示している。
【0005】このような構成を有する鉄濃度モニタにお
いては、光源1の光をコンデンサレンズ2、ピンホール
3、コリメータレンズ4、フィルタ5からなる光学系に
よって平行光束とし、セル6内に誘導する。セル6内に
は、例えば、コロイド状鉄を含んだ試料液が、給水口7
から流入し、排水口8から流出する。
【0006】光束がセル6内の試料液に照射されると液
中に浮遊する鉄の粒子(粒径0.1〜10μm)により
透過した光と散乱した光とに別れ、それぞれ透過光検出
器10及び散乱光検出器11、12に入り、光電信号と
して増幅器、演算器13に入力する。増幅器、演算器1
3では、散乱光/透過光の比率を演算し鉄濃度(濁度)
として表示メータ14に表示される。
【0007】濃度の演算は、
【0008】
【数1】T=Ts/(nTs+Tt) ここで、Tは濁度、Tsは散乱光の強度、Ttは透過光
の強度、nは係数である。によって行われる。
【0009】濁度の測定値から鉄濃度に換算するには、
濁度値とTP−TZ法による鉄濃度との回帰分析を行い
得られたパラメータを換算係数として用いる。鉄濃度モ
ニタの測定値とTP−TZ法による手分析値との相関
は、相関係数が0.9以上の相関性があることが実験に
より確認されている。
【0010】なお、TP−TZ法はJISに決められて
いるように、TP−TZ試薬と鉄イオンとの反応によっ
て、発色する青色の吸光度を測定する比色分析法である
が、試料水の前処理に時間がかかり、測定もオフライン
で行うのでやはり時間がかかる。また、試薬を使用する
ので試薬の調整や補給が必要であり、取扱いが複雑で高
価となる。
【0011】これに対して、濁度測定方式による鉄濃度
測定方式は、TP−TZ法の不具合を解決するもので、
最初に濁度値とTP−TZ法による手分析値との相関を
とっておけば、オンラインで連続して鉄濃度を測定表示
ができるので発電所などのクリーンアップ時の洗浄水の
傾向管理や、連続管理に有効な手段である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】火力発電所の発電機は
年に1回定期検査が行われる。蒸気タービン内の分解清
掃後、水洗浄を行うが、そのとき鉄濃度モニタを用いて
起動時クリンアップの水質連続測定を行い、その後通常
運転時の水質監視を継続している。すなわち、クリーン
アップ時の高濃度モニタ(2000ppb以上)として
の使用から通常運転時の低濃度モニタ(数ppb以下)
としての使用まで一貫して使用されるので、高濃度モニ
タとして動作している間にセル内が汚れるので、低濃度
モニタとして精度よく濁度の測定を行うためには、2〜
3週間に一回のセル内洗浄が必要である。セル内洗浄を
行う場合には、洗浄後にスパン調整をそれぞれの測定箇
所毎に行う必要があるので、保守管理上の負担となって
いる。
【0013】このような問題点を解決するために、出願
人は平成8年特許願第105302号及び平成8年特許
願第105304号を提出し保守管理上の負担の軽減を
図る方法について提案した。提案した方法は、セルの構
造に関するもので、汚濁水の測定用セルを通過する点は
はそれまでの濁度計と基本的には同様であるため、その
ためのセルの汚染は避けられなかった。
【0014】また、この他に鉄濃度モニタの一つの機能
として、多系統からの試料液を切り換えて計測系に試料
液を導入する場合には、切り換え時に置ける試料液中へ
の泡の混入による濁度測定精度の低下をさけるため、試
料液を一旦導入して泡を取るための脱泡槽を使用してい
るが、試料液が切り換えられた場合にも同一の脱泡槽を
経由しているため測定系に残っている前回の試料液が完
全に排出されるのに時間がかかるという問題があった。
【0015】本発明は、微粒体の懸濁する試料液用のセ
ルに光束を照射し、入射光に対する透過光又は散乱光の
比率から試料液の濁度を求める、例えば、鉄濃度モニタ
のような濁度計において、濁度計のセル内洗浄の回数を
減少させ、保守管理の負担の軽減を可能とすることを一
つの目的とし、多系統からの試料液を切り換えて計測す
る際の切り換え時間の短縮を可能とすることを他の目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にとられた本発明の構成は次の如くである。
【0017】(1) 微粒体が高濃度から低濃度の範囲
で懸濁する液が試料液として供給される試料液用のセル
と、該セルに光束を照射し、入射光に対する透過光又は
散乱光の比率を求め前記試料液の濁度を求める濁度測定
手段と、前記セルに対する前記試料液の供給、排出を行
う試料液給排路とを有するプロセス濁度計において、前
記試料液を前記セルをバイパスしてドレインさせるバイ
パス路と、前記試料液を供給する前記試料液給排路の前
記セルの前段に設けられ前記試料液の濃度を測定する汚
濁度測定手段と、該汚濁度測定手段の測定結果と所定の
濃度との大小関係を判定し自動的に前記バイパス路の開
閉を行う制御手段とを有していることを特徴とする。
【0018】(2) (1)において、前記汚濁度測定
手段が、発光ダイオードとフォトセルの組合せよりな
り、交換容易になっていることを特徴とする。
【0019】(3) (1)又は(2)において、前記
プロセス濁度計が鉄濃度モニタであることを特徴とす
る。
【0020】(4) 微粒体が懸濁する液が試料液とし
て供給される試料液用のセルと、該セルに光束を照射
し、入射光に対する透過光又は散乱光の比率を求め前記
試料液の濁度を求める濁度測定手段と、多系統から前記
液を選択切り換え前記セルに供給する液切り換え手段
と、前記セルに対する前記試料液の供給、排出を行う試
料液給排路、及び前記セルの前段に設けられ、該セルに
供給され試料液中に含まれるガスの除去低減用の脱泡手
段とを有するプロセス濁度計において、前記セルの脱泡
手段をバイパスして前記液を排出するバイパス路と、前
記液切り換え手段の切り換えに同期して、前記バイパス
路を開き、前記脱泡手段内の前記試料液を排出する制御
手段とを有していることを特徴とする。
【0021】(5) (4)において、前記プロセス濁
度計が鉄濃度モニタであることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明のプロセス濁度計の
実施の一形態の鉄濃度モニタにおける系統説明図、図2
及び図3は図1の鉄濃度モニタのそれぞれ異なる状態に
おける系統説明図である。
【0023】このプロセス濁度計は、液切り換え部A、
濁度測定部B、汚濁水検出部C、脱泡槽D、濁度測定部
Bのセルをバイパスするバイパス路を含む試料液の供給
排出路E、および、液切り換え、試料液の供給排出の切
り換え、電動弁、電磁弁の開閉制御等を行う制御系Fよ
り構成されている。
【0024】液切り換え部Aは多系統の試料液の濁度を
一つの濁度測定部Bによって測定可能とするために、系
統の切り換えができるように、各系統S1、S2、S3
毎に制御可能な電動弁161、162、163…が設け
られており、制御信号によってこれらの電動弁161、
162、163…を切り換え、所望の試料液のみを選択
するようになっている。
【0025】濁度測定部Bは図4に示したものと同様の
構造のものが用いられ、セル6の給水口7及び排水口8
にはそれぞれ電動弁17、電磁弁18が設けられてお
り、電磁弁18の後段はドレイン19に接続している。
【0026】汚濁水検出部Cは液切り換え部Aの直後に
設けられ、例えば、発光ダイオードとフォトセルの組合
せよりなり、通過する試料液の濁度をあらかじめ設定さ
れた所定の濁度と比較し、その比較結果に基づき試料液
の流路を濁度測定部Bに導く流路にするかバイパス路を
通ってドレン19に導く流路にするかを決める。すなわ
ち、その検出結果が、所定の濃度以上の場合には、試料
液が濁度測定部Bのセル6(詳細は図4参照)を通過し
ないようにバイパスさせ、所定の濃度以下の場合にはバ
イパス路を閉じ、試料液が濁度測定部Bのセル6を通過
するようになっている。
【0027】図5及び6は本発明のプロセス濁度計にお
ける汚濁水検出部Cの作動原理を示すもので、図5は汚
濁水検出に光を利用した場合の試料液の濃度(ppb)
と透過光率との関係、図6は還流式ボイラーのクリーン
アップ時の濃度の時間経過を示すもので、鉄濃度モニタ
を用いた水質連続測定における経過時間(hr)と濃度
(ppb)との関係を示している。図5と図6の関係よ
り、セル6をバイパスする濁度が決められる。
【0028】図6のLは汚濁水バイパス切り換えレベル
を示しており、Lを1250ppbを汚濁水のバイパス
切り換えレベルとした例が示してある。従って、濃度が
1250ppbに達するまでは、図2に示すように、電
磁弁20が動作して、濃度の高く、濁度測定部Bのセル
6の汚染率の高い汚濁水をドレイン19に排出する。す
なわち、1250ppb以上の濃度の場合には濁度測定
部Bのセル6を通らず電磁弁20を介してバイパス路か
らドレン19し、1250ppbより下がった状態にな
ると、図1に示すように、電磁弁20によってバイパス
路を閉じ試料液が濁度測定部Bのセル6を通り測定を行
うようになっている。
【0029】脱泡槽Dは液切り換え部Aから流入した試
料液が一旦溜められ液中に含まれる泡の脱泡をおこなう
もので、濁度測定部B内への泡の混入による濁度測定誤
差の低減を可能にするものであり、試料液を脱泡槽Dを
構成する容器上部から流入させ、底部から排出するよう
になっており、試料液が所定量以上供給された場合には
溢流してドレインする流路が設けられている。
【0030】そして、例えば、液切り換え部Aで切り換
えられた試料液(サンプル水)は、汚濁水検出部Cを経
て脱泡槽Dに入り、泡のないサンプル水が電動弁17を
へて濁度測定部Bのセル6に入り、電磁弁18を経て排
出されるようになっている。セルをバイパスするバイパ
ス路を含む試料液の供給排出路Eは、液切り替え部A、
汚濁水検出部C、脱泡槽D、濃度測定部B、ドレイン1
9を結ぶ濁度測定時の流路と、汚濁水検出部Dの後段と
ドレイン19とを結び電磁弁20を有する流路、濁度測
定部Bの供給口7に設けられている電動弁17の前段及
び及び排出口8に設けられている電磁弁18の後段との
間を電磁弁21を介してバイパスするバイパス路、さら
には、脱泡槽Dのオーバーフロー用流路から構成されて
いる。
【0031】そして、電磁弁20を開くことにより液切
り換え部Aから流入した試料液を濁度測定部Bをバイパ
スしてドレイン19することができ、また、電動弁17
と電磁弁18とを閉じ、電磁弁21を開けば、脱泡槽D
内の試料液を濁度測定部Bをバイパスしてドレイン19
することができる。
【0032】制御系Fは、液切り換え部Aの電動弁16
1、162、163…の切り換えの実施、汚濁水検出部
Cの検出結果、液切り換え部Aにおける電動弁161、
162、163…の切り換えに応じて、電磁弁20、1
8、21、電動弁17の開閉制御を行うものである。
【0033】また、試料液の切り換えに当たっては、制
御系Fによる制御信号により、例えば、電動弁161を
閉じ電動弁162を開くのに従って電動弁17及び電磁
弁18を閉じ、それと同時に電磁弁21を開いて脱泡槽
D内の前回の試料液を電磁弁21を有するバイパス路を
通してドレイン19して排出するようになっている。そ
して脱泡槽D内の前回の試料液が排出した段階におい
て、制御系Fの制御信号により電動弁21を閉じ、電動
弁17及び電磁弁18を開けば、濁度測定部Bは電動弁
162を通過した試料液の濁度の測定状態になる。
【0034】以上のプロセス濁度計、例えば、鉄濃度モ
ニタにおいては、蒸気タービン内の分解清掃後、起動時
クリーンアップの水質連続測定の際には、最初、高濃度
の試料液が送給されるが、この試料液は汚濁水検出部C
に達するとその濃度が測定され、その測定値がこの汚濁
水検出部Cにあらかじめ設定されている所定の濃度と比
較され、所定の濃度以上の場合には、その測定結果が制
御系Fに送られ、制御系Fは濁度測定部Bの給水口7及
び排水口8に設けられている電動弁17及び電磁弁18
を開く信号を送り、高濃度の試料液はドレン19され濁
度測定部Bのセル6を通過しないようにする(図2参
照)。
【0035】時間の経過とともに、試料液の濃度が薄く
なり低濃度になると、汚濁水検出部Cの測定値は所定の
濃度より小さくなるので、この段階になると、制御系F
からの制御信号により電磁弁20を閉じ、かつ濁度測定
部Bの給水口7前段の電動弁17及び排水口8後段の電
磁弁18を開かれるので、濁度測定部Bによる試料液の
濁度測定が行われる(図1参照)。
【0036】従って、濁度測定部Bのセル6に送給され
るのは、常に所定の低濃度の試料液のみで高濃度の試料
液は送給されないので、濁度測定部Bのセル6の汚染を
押さえることができる。
【0037】汚濁水検出部の濃度測定手段は、あるレベ
ルの検出が可能であればよく、測定精度の高いものを用
いる必要がないので、例えば、カセットタイプの構造と
して簡単に交換容易な構造とすることもでき、取り外さ
れ、外部で容易に清掃できる構造とすることができるの
で、保守作業上の取扱も容易である。
【0038】本発明のプロセス濁度計は、濁度測定部B
の前段に汚濁水検出部Cを設けることによって、濁度測
定部Bのセル6内の汚れを著しく減少させることがで
き、セル6内の清掃を従来の1/5に減らすことでき
た。
【0039】また、このプロセス濁度計で多系統からの
試料液を選択的に切り換えるには、制御系9からの指令
によって電動弁161、162、163…を選択的に切
り換えて行われる。すなわち、電動弁161が開かれサ
ンプル水S1が選択されている場合、濁度測定部Bのセ
ル6で濁度測定されてドレイン19から排出されるが、
次のサンプル水S2を選択するためにはサンプルS1水の
残りが排出されなければならず、そのために時間が掛か
る。特に、脱泡槽D及び供給排出路を構成する配管の残
水の排出に時間がかかる。そこで、このプロセス濁度計
では、サンプル水S1の測定が終了し液切り換え部Aの
電動弁を切り換えるのと同期して、制御系9から電磁弁
21に信号を送り、電磁弁21を開き、脱泡槽D内の試
料液をバイパスして排水して切り換える時間を短縮する
ことができるようになっている。図3はこの場合の試料
液の流れを示すもので、濁度検出部Bの給水口7の前段
の電動弁17及び排水口8の後段の電磁弁18は閉じら
れ、電磁弁21が開かれ、脱泡槽D内の試料液はバイパ
ス路を介してドレイン19される。そして、所定時間経
過して、脱泡槽D内のサンプル水S1が排出された段階
で電磁弁21が閉じられ、電動弁17及び電磁弁18が
開かれ、濁度検出部Bによる濁度の測定が可能になる。
【0040】このように脱泡槽Dを直接ドレン19に結
ぶバイパスを設けることによって、脱泡槽D内に残存す
る試料液を5倍も早く排出することが可能となり、迅速
に新しい試料液の交換することができ、それによって試
料液の切り換え時間が1/5に減少した。
【0041】以上の実施の態様においては、汚濁水検出
部Cと液切り換え部A及び脱泡槽Dとを有する濁度計に
ついて説明したが、液切り換え部A及び脱泡槽Dを有し
ないものにおいて汚濁水検出部Cを設ける場合にも、ま
た、汚濁水検出部Cを有しないものにおいて液切り換え
部A及び脱泡槽Dを設ける場合にも、バイパス路を設け
ることによる作用、効果は同様であることは明らかであ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明は、微粒体の懸濁する試料液用の
セルに光束を照射し、入射光に対する透過光又は散乱光
の比率から試料液の濁度を求める、例えば、鉄濃度モニ
タのような濁度計において、濁度計のセル内洗浄の回数
を減少させ、保守管理の負担の軽減を可能とし、多系統
からの試料液を切り換えて計測する際の切り換え時間の
短縮を可能とするもので、産業上の効果の大なるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセス濁度計の実施の態様の鉄濃度
モニタにおける系統説明図である。
【図2】図1の鉄濃度モニタのバイパス時の試料液の流
れの状態を示す系統説明図である。
【図3】図1の鉄濃度モニタの試料液切り換え時におけ
るバイパス時の試料液の流れの状態を示す系統説明図で
ある。
【図4】従来用いられている鉄濃度モニタの概略構成図
である。
【図5】本発明の原理を説明するための濃度と透過光率
との関係図である。
【図6】本発明の原理を説明するための濃度と時間との
関係図である。
【符号の説明】
1…光源、2…コンデンサレンズ、3…ピンホール、4
…コリメータレンズ、5…フィルタ、6…セル、7…給
水口、8…排水口、9…集光レンズ、10…透過光検出
器、11、12…散乱光検出器、13…増幅器、演算
器、14…表示メータ、15…ガラス窓、161、16
2、163… …電動弁、17…電動弁、18…電磁
弁、19…ドレイン、20、21…電磁弁、A…液切り
換え部、B…濁度測定部、C…汚濁水検出部、D…脱泡
槽、E…バイパス路を含む試料液の供給排出路、F…制
御系。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粒体が高濃度から低濃度の範囲で懸濁
    する液が試料液として供給される試料液用のセルと、該
    セルに光束を照射し、入射光に対する透過光又は散乱光
    の比率を求め前記試料液の濁度を求める濁度測定手段
    と、前記セルに対する前記試料液の供給、排出を行う試
    料液給排路とを有するプロセス濁度計において、前記試
    料液を前記セルをバイパスしてドレインさせるバイパス
    路と、前記試料液を供給する前記試料液給排路の前記セ
    ルの前段に設けられ前記試料液の濃度を測定する汚濁度
    測定手段と、該汚濁度測定手段の測定結果と所定の濃度
    との大小関係を判定し自動的に前記バイパス路の開閉を
    行う制御手段とを有していることを特徴とするプロセス
    濁度計。
  2. 【請求項2】 前記汚濁度測定手段が、発光ダイオード
    とフォトセルの組合せよりなり、交換容易になっている
    請求項1に記載されているプロセス濁度計。
  3. 【請求項3】 前記プロセス濁度計が鉄濃度モニタであ
    る請求項1又は2に記載されているプロセス濁度計。
  4. 【請求項4】 微粒体が懸濁する液が試料液として供給
    される試料液用のセルと、該セルに光束を照射し、入射
    光に対する透過光又は散乱光の比率を求め前記試料液の
    濁度を求める濁度測定手段と、多系統から前記液を選択
    切り換え前記セルに供給する液切り換え手段と、前記セ
    ルに対する前記試料液の供給、排出を行う試料液給排
    路、及び前記セルの前段に設けられ、該セルに供給され
    試料液中に含まれるガスの除去低減用の脱泡手段とを有
    するプロセス濁度計において、前記セルの脱泡手段をバ
    イパスして前記液を排出するバイパス路と、前記液切り
    換え手段の切り換えに同期して、前記バイパス路を開
    き、前記脱泡手段内の前記試料液を排出する制御手段と
    を有していることを特徴とするプロセス濁度計。
  5. 【請求項5】 前記プロセス濁度計が鉄濃度モニタであ
    る請求項4に記載されているプロセス濁度計。
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