JPH11118638A - 高粘度スラリー流体の圧損又は流量の測定装置、及びその測定管の製造方法 - Google Patents

高粘度スラリー流体の圧損又は流量の測定装置、及びその測定管の製造方法

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JPH11118638A
JPH11118638A JP9291839A JP29183997A JPH11118638A JP H11118638 A JPH11118638 A JP H11118638A JP 9291839 A JP9291839 A JP 9291839A JP 29183997 A JP29183997 A JP 29183997A JP H11118638 A JPH11118638 A JP H11118638A
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measuring
lining
measuring tube
soft rubber
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JP9291839A
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Masato Kuroda
正人 黒田
Akihiko Yamanaka
明彦 山中
Tatsuya Ichihara
達也 市原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で取扱と保守が容易な高粘度スラ
リー流体の圧損又は流量の測定装置を提供すること。 【解決手段】 内面に軟質ゴムのライニング21が施さ
れた絞りの無い測定管20と、リモートシールダイヤフ
ラム型差圧発信器10とからなる高粘度スラリー流体の
圧損又は流量の測定装置である。測定管20には受圧口
22、23が所定の距離Lを隔てて設けられている。差
圧発信器10のセンサー部12、13は、それぞれの圧
力測定用ダイヤフラム14、15を測定管の軟質ゴムの
ライニング21の裏面に密着させて上記受圧口22、2
3に取り付けられる。このようにな構成にして、測定管
20のライニング21の裏面から差圧従って高粘度スラ
リー流体の圧損を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、パイプを流れる高
粘度スラリー流体の圧損又は流量の測定装置、特に生コ
ンクリートやモルタルの如き高粘度スラリー流体を圧送
管路を用いて圧送する場合に該圧送管路に発生する圧損
又は該圧送管路内を流れる高粘度スラリー流体の流量の
測定装置、及び該測定装置の測定管の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば生コンクリートやモルタルを土木
構造物や建築物に塗り付けて内装や外装を行う場合、コ
ンクリートミキサー車から作業現場まで圧送管を用いて
圧送し、作業現場では圧送管の先端に取り付けたノズル
から生コンクリートやモルタルを塗装対象物に吹きつけ
る方法が一般に採用されている。この方法は高速であま
り労力を要さずに施工できるが、施工に使用した生コン
クリートやモルタルの使用量が計測できず、例えばコン
クリートミキサー車何台という単位という極めて大まか
に使用量を把握しているのが現状である。また、施工厚
みは施工技術者のカンで決められており、施工結果が予
め定めた仕様通りか否かを確認するためには硬化後にサ
ンプルポイントを破壊して計測装置により施工厚みを計
測する方法しかないような状況である。
【0003】ところで流体の流量の測定には、差圧流量
計や電磁流量計が広く用いられている。差圧流量計は測
定管にオリフィス板やベンチュリー管などの絞りを設
け、この絞りによって測定管に発生する差圧を検出して
流量を測定するものである。電磁流量計は絞りの無い測
定管と、流れに対して直角に磁場を形成する電磁石と、
導電性流体がこの磁場を横切って流れることによって発
生する起電力を検出する測定電極と、及び検出された起
電力を信号処理する信号処理部からなるものである。し
かしながら、スラリー即ち砂利、砂、セメント、粘土、
泥のような固形物を含む流体は、これらの差圧流量計や
電磁流量計では測定することが極めて困難である。なぜ
なら、上述の如く差圧流量計には測定管に配置された絞
りがあり、電磁流量計には測定電極が突起物として測定
管内に存在するから、これらはスラリー流体の流れの障
害物になるし、またスラリーによって磨耗ないし損傷す
るからである。短期間の使用であれば電磁流量計は使用
可能である。この場合も、電極へのスラリーの衝突によ
り発生するノイズを考慮しなければならないし、使用後
は測定管内部をスラリー流体が硬化する前にきれいに清
掃と再調整をしなければならないので非常に手間がかか
り、実用的ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生コンクリ
ートやモルタルの如き高粘度スラリー流体を圧送管路を
用いて圧送する場合に該圧送管路に発生する圧損又は該
圧送管路内を流れる高粘度スラリー流体の流量を正確に
測定でき、しかも長寿命かつ保守が容易な高粘度スラリ
ー用測定装置を提供することを目的とする。また、本発
明は高粘度スラリー流体の圧送管路に発生する圧損又は
該圧送管路内を流れる流量の測定装置に用いられる測定
管、即ち所定の距離を隔てて2個の受圧口が形成され且
つこれら受圧口を塞いで内面に軟質ゴム系の弾性体のラ
イニングが施された絞りの無い測定管を効率よく製造す
る方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は所定の距離を隔てて2個の受圧口が形成さ
れ且つこれら受圧口を塞いで内面に軟質ゴム系の弾性体
のライニングが施された絞りの無い測定管と、それぞれ
が圧力検出用ダイヤフラムを具備する2個のセンサー部
とこれらセンサー部からの検出圧力を受けて差圧を検出
し該差圧に対応する測定信号を出力する差圧変換部とを
含むリモートシールダイヤフラム型差圧発信器とからな
る高粘度スラリーの圧損又は流量の測定装置であって、
圧力検出用ダイヤフラムを前記ライニングの裏面に密着
させてセンサー部を測定管の受圧口に取り付けて差圧を
測定するようにした。また、測定管の2個の受圧口に前
記圧力検出用ダイヤフラムと表面形状と寸法が同一の鋳
型を一時的に取り付けた後に測定管に軟質ゴム系の弾性
体のライニングを施し、ライニングが硬化した後に前記
鋳型を取り除くことによって圧力検出用ダイヤフラムが
密着するようなライニング裏面を形成して前記測定管を
製造するようにした。
【0006】
【発明の実施の態様】パイプ内を流体が流れると圧損即
ち圧力損失が生じる。パイプ内に窪みや突起があれば圧
損は大きくなる。この圧損は流体の粘度や流速に比例し
て変わり、従って粘度が高ければ大きくなり、速度が高
ければ大きくなる。流体が高粘度スラリーであり、これ
が圧送管を高速で流れるときは大きな圧損が発生する。
本発明は、高粘度スラリー流体のこの大きな圧損を測定
する装置であり、所定の距離を隔てて上流側と下流側の
2個の受圧口が形成され且つこれら受圧口を塞いで内面
にライニングが施された絞りの無い測定管と、リモート
シールダイヤフラム型差圧発信器とを用いて構成されて
いる。リモートシールダイヤフラム型差圧発信器は、例
えば特開平4−248430に開示されている如く、そ
れぞれが圧力検出用ダイヤフラムを具備する2個のリモ
ートシールダイヤフラムユニット(センサー部)とこれ
らリモートシールダイヤフラムユニットからキャピラリ
ーチューブの如き圧力伝達管を経て伝達された検出圧力
を受信して差圧を検出し該差圧に対応する測定信号を出
力する差圧変換部とを含むものである。
【0007】差圧を測定するとき重要なことは、差圧発
信器が差圧を正しく受信できることである。即ち、信号
を損失なく取り込むことができることである。例えば、
上述の差圧流量計の圧力センサーを測定管に設置するた
めの枝管は窪みとなるので、測定精度を阻害する圧損を
生じさせる。従って、この圧損を出来るだけ少なくして
圧力を検出するように構造的に工夫がなされているが、
測定すべき差圧によっては限界がある。測定すべき差圧
の範囲は広く、数10mmH2O の微差圧から数kg/cm2 の高
差圧まであり、差圧発信器も微差圧のときは少しの信号
の損失も許されない。しかし高差圧の場合は、微差圧に
比べると、信号にある程度の損失が許される。具体的に
1%の損失を許すとすれば、許される損失は10mmH2O
の微差圧では0.1mmH2O なのに対して、2kg/cm2の高
差圧では200mmH2O となる。要するに、高差圧であれ
ば、受圧口及び圧力センサーの構造設計に多少のゆとり
が与えられるのである。
【0008】本発明は、所定の距離を隔てて上流側と下
流側の2個の受圧口が形成され且つこれら受圧口を塞い
で内面に軟質ゴムの弾性体のライニングが施された絞り
の無い測定管と、リモートシールダイヤフラム型差圧発
信器を用いて、該測定管を高速で流れる高粘度スラリー
流体の流れで生じる高い圧損を測定管のライニングの裏
側から測定するものである。ライニングの裏側から測定
するので、配管の内面は窪みや突起物がなく平滑にでき
る利点がある。摩擦力の大きい高速のスラリー液の圧損
を測定する場合、これは重要なことである。流体が濃い
スラリー流体で高速で流れるとき、大きな圧損を生じ
る。この様な流体の場合、測定管内に突起物があると摩
擦で消失するし、窪みがあると変形するから、測定管内
は平滑な平面であることが必要である。測定管内面の磨
耗に対応する方法は、測定管表面に硬質材料を使う方法
と、軟質のゴム系の弾性体を使う方法がある。本発明で
は弾性体を使用したもので、金属管の内壁に軟質ゴムを
ライニングした測定管を用いている。
【0009】所定の距離を隔てて上流側と下流側の2個
の受圧口が形成され且つこれら受圧口を塞いで内面に軟
質ゴムの弾性体のライニングが施された絞りの無い測定
管は、前記受圧口にフランジ付き円筒状枝管がそれぞれ
固着された測定管である。このフランジ付き円筒状枝管
に、この枝管の内径より僅かに小さな外形のフランジ付
き円筒状センサー取り付け部材を挿入し固定することに
よって、測定管への圧力センサーの取り付けと取り外し
作業を容易にしている。また本発明装置において、圧力
センサーを受圧口に取り付けた場合に圧力センサーの圧
力検出面即ち圧力検出用ダイヤフラムの外側表面と軟質
ゴムのライニングの裏面との間にバックラッシュがな
く、隙間なく密着していることが測定精度を確保するた
めに必須の条件である。受圧口の軟質ゴムのライニング
の裏面が平坦であれば、圧力検出用ダイヤフラムの外側
表面が隙間なく密着することは不可能である。そこで、
受圧口の軟質ゴムのライニングの裏面が圧力検出用ダイ
ヤフラムの外側表面と隙間なく密着できるような形状を
備えさせるために、以下に述べる効率的な方法を採用し
た。
【0010】即ち、測定管の2個の受圧口に前記圧力検
出用ダイヤフラムと表面形状と寸法が同一の鋳型を一時
的に取り付けた後に測定管に軟質ゴム系の弾性体のライ
ニングを施し、ライニングが硬化した後に前記鋳型を取
り除くことによって圧力検出用ダイヤフラムが密着する
ようなライニング裏面を形成して前記測定管を製造する
ようにした。そして、前記鋳型を測定管の2個の受圧口
に一時的に取り付けるために、フランジ付き円筒状セン
サー取り付け部材と外観と寸法を同じにしたフランジ付
き円筒状鋳型仮止め部材を用いてライニングの事前準備
作業及びライニング終了後の鋳型の取り外し作業を効率
よく行えるようにした。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例の高粘度スラリー流体の圧
損又は流量の測定装置を図1ないし図3を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例装置の概要構成図、図2
は本発明の一実施例装置の要部である上流側センサー部
を測定管に取り付けた部分の横断面図、そして図3は図
2の線A−Aで切断した縦断面図である。図1ないし図
3において、10は差圧発信器、20は測定管である。
測定管20は内面に軟質ゴムのライニング21が施され
た絞りの無い金属管である。測定管20には所定の距離
Lを隔てて上流側受圧口22と下流側受圧口23が設け
られている。これら受圧口22と23は同一内径の円形
穴である。一端にフランジ25を有する枝管24は、そ
の他端を上流側受圧口22に合わせて測定管20に溶接
によって固着されている。図示されていないが、枝管2
4と同一の下流側フランジ付き枝管は、下流側受圧口2
3において測定管20に溶接固着されている。差圧発信
器10は差圧変換部11を含む本体と、2つのセンサー
部12と13、及びこれらセンサー部で検出された検出
圧力を差圧変換部11に伝えるキャピラリーチューブの
如き圧力伝達管18と19とからなる。センサー部12
は、上流側の圧力センサーである圧力検出用ダイヤフラ
ム14と、この圧力検出用ダイヤフラム14で端部を封
止され且つ圧力伝達媒体が封入された圧力室16とから
なる。この圧力室16は、一端にフランジ30を有する
円筒状センサー取り付け部材29に、その他端を封止す
るようにして固着されている。またセンサー部13は、
下流側の圧力センサーである圧力検出用ダイヤフラム1
5と、この圧力検出用ダイヤフラム15で端部を封止さ
れ且つ圧力伝達媒体が封入された圧力室17とからな
る。この圧力室17は、図示されていないが上記圧力室
16と同じように、一端にフランジを有する円筒状の下
流側センサー取り付け部材に、その他端を封止するよう
にして固着されている。
【0012】センサー部12の受圧口22への設置は、
フランジ付き円筒状センサー取り付け部材29をフラン
ジ付き枝管24内に挿入し、フランジ25と30をボル
トとナットで締めつけて行う。この場合において、測定
管20の受圧口22における軟質ゴムのライニング21
の裏面は、後述する方法で形成されたセンサー表面との
補完嵌合形状を備えている。従ってセンサー部12を上
流側の円筒状枝管24に挿入固定すると、そのセンサー
表面はライニング21の裏面と密着する。センサー部1
2を受圧口22に取り付ける場合、受圧口22の軟質ゴ
ムのライニング21の裏面と圧力検出用ダイヤフラム1
4の表面との間にはシリコングリース等を塗布し、微小
な隙間を塞いで接触を良くすると共に空気や異物の進入
を防止する。円筒状枝管24には測定管20に近い部分
に空気抜き用ネジ付き孔31がその壁面を貫通して設け
られている。これは、端部が閉塞端である円筒状枝管2
4に、同じく端部が閉塞端である円筒状センサー取り付
け部材29を挿入する場合に、ネジを外して空気を抜く
ことで挿入し易くするためであり、挿入後はネジでネジ
孔は塞がれる。
【0013】同様に、センサー部13の受圧口23への
設置は、図示していない下流側円筒状センサー取り付け
部材を下流側円筒状枝管内に挿入し、これらのフランジ
をボルトとナットで締めつけて行う。この場合におい
て、測定管20の受圧口23における軟質ゴムのライニ
ング21の裏面は、後述する方法で形成されたセンサー
表面との補完嵌合形状を備えているので、センサー部1
3を下流側円筒状枝管に挿入固定すると、そのセンサー
表面は軟質ゴムのライニング21の裏面と密着する。上
流側と同じように、微小な隙間を塞いで接触を良くする
と共に空気や異物の進入を防止するためにシリコングリ
ース等が用いられている。また空気抜き用ネジ付き孔も
下流側円筒状枝管に設けられており、センサー部13の
受圧口23への設置の際に上述と同様に機能させられ
る。
【0014】以上の如く構成された本発明装置の作用を
説明する。受圧口22と23における軟質ゴムのライニ
ング21の裏側には、測定管20内を上流側から下流側
へ高速で圧送されている高粘度スラリー流体による圧力
が加わる。この圧力は、上流側では受圧口22の軟質ゴ
ムのライニング21の裏側と補完嵌合状態で密着してい
る圧力検出用ダイヤフラム14によって検出され、圧力
室16からキャピラリーチューブ18を経て差圧変換部
11に伝えられる。下流側では受圧口23の軟質ゴムの
ライニング21の裏側と補完嵌合状態で密着している圧
力検出用ダイヤフラム15によって検出され、圧力室1
7からキャピラリーチューブ19を経て差圧変換部11
に伝えられる。差圧変換部11はこれら上流側からの圧
力と下流側からの圧力との差圧を検出し、この差圧に対
応した測定信号、例えば4〜20mAの電流信号に変換
して出力する。この場合、高粘度スラリーの圧損Δpは
次式で与えられる。 Δp=64μ(L/D2 )V/(2g) ここで、μは粘度でVは流速である。また、gは重力加
速度、Lは2個の圧力センサー間の距離、Dは測定管2
0の内径であり、これらはいずれも一定値である。高粘
度スラリーの圧損Δpは測定値そのもので得られるが、
上式から分かる通り粘度μが一定であれば圧損Δpは流
速Vに正比例して変化する。従って、予め高粘度スラリ
ーの粘度μを粘度計で測定しておけば、測定管20を流
れる高粘度スラリーの流速Vは圧損Δpを測定すること
によって上式から簡単に演算して得ることができる。流
量は流速Vと測定管20の内径Dの積で与えられるか
ら、本発明の測定装置は高粘度スラリーの圧損Δpは勿
論のこと、流量をも測定することができるのである。高
粘度スラリーの流量測定に際しては、差圧発信器10に
差圧変換部11の他に信号演算部を更に設けるか、又は
差圧発信器10からの測定信号を受信して遠隔の計測セ
ンター内のコンピュータ等で信号処理してもよい。
【0015】次に、本発明によって高粘度スラリーの圧
損又は流量が精度よく測定できる理由、及び精度よく測
定するための圧力センサー表面と軟質ゴムのライニング
裏面とが密着するような測定管の製造方法等について以
下に説明する。測定管20を高粘度スラリーが高速で流
れているから、このとき測定する差圧、即ち圧損は高差
圧であり、軟質ゴムのライニング21を媒介して圧力を
伝達するとき、ここで消費される圧力は測定される高差
圧の1%程度を目安としているが、これを式で表すと次
の如くになる。 0.01(π/4)d2 Δp≧σk ここにdは圧力検出用ダイヤフラム14、15の有効直
径、Δpは圧損で生じる差圧、σは受圧口22、23に
おいて差圧で生じる弾性体である軟質ゴムのライニング
21の平均変位、そしてkは軟質ゴムのライニング21
のバネ定数、即ち力/変位で与えられる定数である。式
の左辺は差圧で圧力センサーが検出する力の1%を表し
ている。式の右辺は差圧で生じる軟質ゴムのライニング
21の平均変位と変位が生じるのに必要な力を表してい
る。上式の条件を満たすとき、ライニングの裏面に圧力
センサーである圧力検出用ダイヤフラム14、15を設
置しても差圧を精度よく測定できる。上式から分かる通
り、弾性体の変形が少ないこととバネ定数が小さいこと
が必要なことである。弾性体の変形が少ないことは、圧
力センサーの圧力検出面即ち圧力検出用ダイヤフラム1
4、15の外側表面と軟質ゴムのライニング21の裏面
との間にバックラッシュがなく、隙間なく密着している
ことである。また軟質ゴムのライニング21のバネ定数
を小さくするには、ライニング21の厚さを充分に薄く
することである。
【0016】本発明は、上述の如く内面に軟質ゴムのラ
イニング21が施された絞りの無い測定管20に設けら
れた上流側受圧口22と下流側受圧口23において、弾
性体である軟質ゴムのライニング21の裏面で圧力セン
サーで圧力を検出することにより圧損を測定することを
特徴とするものである。本発明において、測定を精度よ
く行うためには、圧力検出用ダイヤフラム14、15の
外側表面と軟質ゴムのライニング21の裏面の間にバッ
クラッシュがなく相互に隙間なく密着しており、且つ軟
質ゴムのライニング21の厚さを充分に薄くすることが
要求される。この2つの要求を本発明は以下に述べる方
法で実現している。
【0017】図4及び図5は、本発明装置に用いられる
測定管20の製造方法の一実施例を説明するための図
で、図4はフランジ付き円筒状鋳型仮止め部材28がフ
ランジ付き枝管24に挿入され一時的に固定されて軟質
ゴムのライニング21が測定管20に施された状態を、
そして図5は軟質ゴムのライニング21が硬化した後に
円筒状鋳型仮止め部材28が枝管24から取り外された
状態をそれぞれ示している。これら図4及び図5におい
て、測定管20の受圧口22には既に述べた如く、一端
にフランジ25が形成された円筒状枝管24が溶接によ
って固着されている。この枝管24には円筒状鋳型仮止
め部材28が挿入されている。この円筒状鋳型仮止め部
材28は、一端にフランジ26が形成され且つ他端は円
盤状の鋳型27で封止された筒状体であって、枝管24
の内径よりもほんの僅かに小さな外径を有するものであ
る。円筒状鋳型仮止め部材28の円盤状の鋳型27は、
その外側表面が圧力検出用ダイヤフラムの外側表面と同
一の寸法と形状(平面が複数の同心円で断面が波型)の
鋳型である。要するに、円筒状鋳型仮止め部材28は円
筒状圧力センサー取り付け部材29と外観と寸法が同じ
筒状体の部材である。円筒状鋳型仮止め部材28は枝管
24内に挿入され、フランジ25と26をボルトとナッ
トで一時的に固定される。この場合、円盤状の鋳型27
の外側表面は、この枝管24に挿入固定された圧力検出
用ダイヤフラムの外側表面が設置位置と同一の位置にあ
る。図4ないし図6には図示していないが、受圧口23
にも枝管24と同一の枝管が取り付けられており、且つ
円筒状鋳型仮止め部材28と同一の円筒状鋳型仮止め部
材が挿入され、一時的に固定されている。
【0018】このような事前準備を終了した後で、測定
管20に通常のライニング法に従って軟質ゴムのライニ
ング21を施す。ライニング21が十分に硬化した後
に、円筒状鋳型仮止め部材28等は受圧口22、23に
固着されている枝管24等から取り外される。これによ
って、図5に示す如く、受圧口22に形成された軟質ゴ
ムのライニング21の裏面は、圧力検出用ダイヤフラム
14の外側表面と隙間なく密着する形状と寸法を備える
ことになり、言わばセンサー表面と補完して嵌合する補
完嵌合形状を有するようになる。同じく、受圧口23に
形成された軟質ゴムのライニング21の裏面は、圧力検
出用ダイヤフラム15の外側表面と補完して嵌合する補
完嵌合形状を有するようになる。
【0019】ライニング21の厚さを薄くするには、圧
力検出用ダイヤフラム14、15の有効直径dを小さく
すると薄くできる。これは図2のA−Aで見た断面図で
ある図3から容易に理解できる。有効直径dが大きくな
り測定管20の内径Dに近くなるほど両端のライニング
21の厚さが大きくなるからである。本発明において
は、圧力センサーである圧力検出用ダイヤフラム14、
15の有効直径dは、測定管20の内径Dの2分の1以
下として、ライニング21の厚さを薄くした。
【0020】図7は、本発明の高粘度スラリー流体の圧
損又は流量の測定装置の他の実施例の構成の要部を示す
図である。図7において、圧力検出用ダイヤフラム14
の外側表面と隙間なく密着する形状と寸法を備えた裏面
を有する軟質ゴムのライニング片21’は、受圧口22
の内径と同一直径を有する軟質ゴムの円盤状ライニング
片である。このランイング片21’は、例えば図4の製
造方法で用いたような鋳型で測定管20のライニングと
は別に成形製作されたもので、その表面は平坦面で且つ
その裏面はセンサー表面と補完し嵌合する補完嵌合形状
となっている。そして、この軟質ゴムの円盤状ライニン
グ片21’を、接着材で測定管20のライニング21に
液密に接合している。同じく受圧口23においても、同
一の軟質ゴムのライニング片21’が、接着材で測定管
20のライニング21に液密に接合している。このよう
にして、受圧口22、23にセンサー表面と補完嵌合す
る裏面を有するライニング片21’がそれぞれ備えられ
た測定管20が提供される。この測定管20に、図1な
いし図3で説明したように、その圧力検出用ダイヤフラ
ムを前記ライニング片21’の裏面に密着させてリモー
トシールダイヤフラム型差圧発信器を取り付けることに
よって、高粘度スラリー流体の圧損又は流量の測定装置
が実現する。
【0021】
【発明の効果】本発明によって、従来の流量測定装置で
は極めて困難であった高粘度スラリーの圧損又は流量を
測定できるようになった。そして、所定の距離を隔てて
2個の受圧口が形成され且つこれら受圧口を塞いで内面
に軟質ゴム等のライニングが施された絞りの無い測定管
とリモートシールダイヤフラム型差圧発信器とで構成
し、該差圧発信器の圧力センサーである圧力検出用ダイ
ヤフラムを前記ライニングの裏面に密着させて前記測定
管の受圧口に取り付けたことを特徴とする本発明の高粘
度スラリーの圧損又は流量の測定装置は、構造は簡単で
取扱並びに保守が容易である。測定管の上流側と下流側
の受圧口にはフランジ付き円筒状枝管が固着されてお
り、圧力センサーを一端に設けられ且つ他端にはフラン
ジが形成されたフランジ付き円筒状センサー取り付け部
材を前記フランジ付き円筒状枝管に挿入するだけで、該
圧力センサーの測定管への取り付け取り外しが極めて簡
単にできる。また、本発明における測定管には突起や窪
みが無いので、磨耗性の高いスラリーの圧損又は流量の
測定の精度を一定に維持できる。更に、圧力センサーが
受圧口の軟質ゴム等のライニングの裏面に密着できるよ
うな測定管を製造する本発明の方法は、前記フランジ付
き円筒状枝管にフランジ付き円筒状鋳型仮止め部材を挿
入して一時的に固定した上で軟質ゴムのライニングを測
定管の内部に施すことを特徴とするものであるから、ラ
イニング前後の作業工程を素早く確実にでき、しかも熟
練を要しないので、作業効率が高く且つ製造コストも低
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧損又は流量測定装置の構成を示す概
略図である。
【図2】本発明の一実施例装置の要部横断面図である。
【図3】図2のA−Aで切断した本発明の一実施例装置
の要部縦断面図である。
【図4】本発明の測定管の製造方法の一実施例を説明す
る図である。
【図5】本発明の測定管の製造方法の一実施例を説明す
る図である。
【図6】本発明の他の一実施例装置の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
10 差圧発信器 11 差圧変換部 12 センサー部 13 センサー部 14 圧力検出用ダイヤフラム 15 圧力検出用ダイヤフラム 16 圧力室 17 圧力室 18 圧力伝達管 19 圧力伝達管 20 測定管 21 軟質ゴムのライニング 21’軟質ゴムのライニング片 22 受圧口 23 受圧口 24 円筒状枝管 25 フランジ 26 フランジ 27 鋳型 28 円筒状鋳型仮止め部材 29 円筒状圧力センサー取り付け部材 30 フランジ 31 空気抜き用ネジ付き孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の距離を隔てて2個の受圧口が形成
    され且つこれら受圧口を塞いで内面に軟質ゴム系の弾性
    体のライニングが施された絞りの無い測定管と、それぞ
    れが圧力検出用ダイヤフラムを具備する2個のセンサー
    部とこれらセンサー部からの検出圧力を受けて差圧を検
    出し該差圧に対応する測定信号を出力する差圧変換部と
    を含むリモートシールダイヤフラム型差圧発信器とから
    なり、前記センサー部はその圧力検出用ダイヤフラムを
    前記ライニングの裏面に密着させて前記測定管の受圧口
    に取り付けられていることを特徴とする高粘度スラリー
    流体の圧損又は流量の測定装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力検出用ダイヤフラムの有効直径
    が前記測定管の内径の2分の1以下であることを特徴と
    する請求項1の高粘度スラリー流体の圧損又は流量の測
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力検出用ダイヤフラムが密着する
    裏面を有する軟質ゴム系の弾性体のライニング部分が前
    記測定管の軟質ゴム系の弾性体のライニングとは別に製
    作されたものであり、且つその後に相互に液密に接合さ
    れたものであることを特徴とする請求項1又は2の高粘
    度スラリー流体の圧損又は流量の測定装置。
  4. 【請求項4】 前記2個の受圧口に前記圧力検出用ダイ
    ヤフラムと表面形状と寸法が同一の鋳型を一時的に取り
    付けた後に前記測定管に軟質ゴム系の弾性体のライニン
    グを施し、ライニングが硬化した後に前記鋳型を取り除
    くことによって前記圧力検出用ダイヤフラムが密着する
    ようなライニング裏面を形成したことを特徴とする請求
    項1、又は2の測定装置に用いられる測定管の製造方
    法。
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