JPH11118270A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH11118270A
JPH11118270A JP28494197A JP28494197A JPH11118270A JP H11118270 A JPH11118270 A JP H11118270A JP 28494197 A JP28494197 A JP 28494197A JP 28494197 A JP28494197 A JP 28494197A JP H11118270 A JPH11118270 A JP H11118270A
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Japan
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refrigerant
outdoor unit
indoor
unit
indoor unit
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JP28494197A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takenaka
寛 竹中
Shinichiro Yamada
眞一朗 山田
Kenichi Nakamura
憲一 中村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロン規制でClを含まない新冷媒を採用す
るのに応じて、新冷媒R407C用に設計された室外機
と、旧冷媒R22用に設計された室内機とを組み合わせ
た空気調和機を提供する。 【解決手段】 1台の室外機と複数の室内機を接続した
空気調和機であって、室外機15bは設計圧力3.3M
PaのR407C用に設計されたもの、複数の室内機の
内ある室内機14aは設計圧力3.0MPaのR22用
に、他の室内機14bはR407C用に設計されたもの
で、冷凍サイクルには室外機用冷媒R407Cが封入さ
れ、そして各室内制御装置は各室内機用冷媒を示す冷媒
識別データを記憶し、室外制御装置は、各室内制御装置
から冷媒識別データを入力し、識別データのうち最も低
い設計圧力のR22を基に室外制御装置内の制御アルゴ
リズムを変更し、室内機用のR22の低い設計圧力以下
で運転するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ある種類の新冷媒
を作動冷媒とするように設計された室外機と、該室外機
用の冷媒と異なる種類の旧冷媒を作動冷媒とするように
設計された室内機とを組み合わせて運転可能とする制御
を有する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】新旧冷媒対応の空気調和機の従来例とし
ては下記の例をあげることができる。特開平6−193
981号公報では、冷媒によって異なる制御定数を記憶
させた記憶装置が設けられ、封入する冷媒によって制御
装置が読み込む制御定数を切り替えるものが開示されて
いる。この例は使用冷媒により制御定数を変更するもの
であるが、冷媒により設計圧力は異なり、冷媒を変更し
た場合に冷媒によっては室内機の耐圧圧力がもたないケ
ースがあり、製品の安全性に対し考慮がなされていな
い。また新しい冷媒を封入する場合、室内機がどの冷媒
が作動冷媒であるか製品表面の銘板等で目視による識別
が必要であり、不適合の冷媒を誤封入する可能性があ
る。
【0003】他の従来例は特開平7−253250号公
報に記載のものをあげることができる。ここでは、冷凍
サイクル内の冷媒の比誘電率及び温度をそれぞれ検出
し、検出された比誘電率及び温度に基いて、冷媒の種類
及び成分比を特定し、特定された冷媒の種類及び成分比
に対応する制御パタ−ンを選択し、選択された制御パタ
−ンに従って電子膨張弁の開度を制御する制御回路を備
えているものである。この例も室内機に封入した冷媒に
対し耐圧がもつのかどうかの考慮がなされていない。
【0004】また他の従来例は特開平8−121888
号公報に記載のものをあげることができる。ここでは冷
媒毎に適合する制御方法をあらかじめ制御装置に備え、
切換手段により制御方法を変更するものである。この従
来例も室内機に封入した冷媒に対する耐圧および室内機
の適合冷媒の識別方法に対し考慮がなされていない。
【0005】上記の各従来例は、特に複数台の室内機と
室外機の組合せ状態において、各室内機の適合冷媒が同
一の場合にのみ適用可能であり、複数の室内機のうち適
合冷媒の異なる設計仕様の室内機が混在した場合、冷媒
の特性に応じた制御装置を備え、冷媒の特性に応じて制
御装置を切り換えるだけでは、室外機との接続による正
常かつ安全な運転は不可能である。またこれらの発明は
いづれも室外機作動冷媒に適合する室内機の冷媒の識別
方法に対する考慮がなされていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、冷凍空調装置に
用いられている塩素を含む冷媒は、大気の上層にあるオ
ゾン層を破壊することが明らかとなり、地球環境保護の
見地から世界的に塩素を含む冷媒の製造を制限、禁止す
る方向にある。
【0007】空気調和機に用いられる冷媒も塩素を含ま
ない冷媒に切換が進められている。このため、冷媒の切
換時期にあたっては従来の塩素を含む冷媒(旧冷媒)を
用いる仕様の空気調和機と、新規の塩素を含まない冷媒
(新冷媒)を用いる仕様の空気調和機の2種類が流通さ
れることとなる。
【0008】この時期には、旧冷媒用室内機と新冷媒用
室内機が市場に流通しており、室外機が新しく新冷媒用
として発売される中、新冷媒用室外機に接続する室内機
として、まず在庫が残らないよう旧冷媒用の室内機を用
いたいという要求、または室内機をマルチ機として使用
する場合、室内機に新冷媒用と旧冷媒用を混在して使用
したいという要求がでてくると考えられる。
【0009】また室内機が新冷媒用なのか旧冷媒用なの
かの識別を、室外機と接続した後、冷媒を封入する前に
確認する必要があり、室内機の形式や銘板で識別するの
ではなく自動的に識別をおこないたいという要求が出て
くると考えられる。
【0010】新冷媒用室外機を旧冷媒用室内機と接続可
能とし、新冷媒を使用し運転可能となれば、旧冷媒用室
内機の流通在庫を減らし、旧冷媒から新冷媒への製品の
切り替えをスムーズに行うことが可能となる。
【0011】また新冷媒用室外機とつながる室内機が旧
冷媒用か新冷媒用かの識別が容易であると、マルチ機の
ように室外機とつながる室内機が多くまた冷媒配管が長
い空気調和機の場合、現地での工事業者などにとっては
確認作業の軽減をはかることができる。
【0012】本発明の目的は、使用する冷媒を新冷媒と
した場合、新冷媒用室外機とつながる室内機を新冷媒
用、旧冷媒用のどちらにでも接続することを可能とする
空気調和機を提供することにある。また本発明の別の目
的は、また室外機とつながる室内機が新冷媒用なのか旧
冷媒用なのか判別することを容易化した室外機を有する
空気調和機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の空気調和機は、室外機と室内機から
構成され室外機と室内機間で冷凍サイクルを形成するペ
アタイプの空気調和機であって、室外機は任意の冷媒を
作動冷媒とするよう設計され、室内機は室外機用の冷媒
より低い設計圧力の別の冷媒を作動冷媒とするよう設計
されており、冷凍サイクルには室外機用の冷媒が封入さ
れて、室内機用の冷媒の低い設計圧力以下で運転するよ
う制御することを特徴とする。
【0014】また上記目的を達成するために、本発明の
第2の空気調和機は、第1の空気調和機に同種の室内機
を増設したマルチタイプであって、冷凍サイクルには室
外機用の冷媒が封されて、室内機用の別の冷媒の低い設
計圧力以下で運転するよう制御することを特徴とする。
【0015】また上記目的を達成するために、本発明の
第3の空気調和機は、一つの室外機と複数の室内機から
構成され、室外機と各室内機間に冷凍サイクルを形成す
るマルチタイプであって、室外機は任意の冷媒を作動冷
媒とするように設計され、複数の室内機のうち少なくと
も一つは室外機用の冷媒より低い設計圧力の別の冷媒を
作動冷媒とするように設計され、他の室内機は室外機用
の冷媒を作動冷媒とするように設計されており、冷凍サ
イクルには室外機用の冷媒が封入されて、室内機用の別
の冷媒の低い設計圧力以下で運転するよう制御すること
を特徴とする。
【0016】本発明の上記別の目的を達成するために、
本発明の第4の空気調和機は、ペアタイプであって、室
外機は任意の冷媒を作動冷媒とするように設計され、室
内機は室外機用の冷媒より低い設計圧力の別の冷媒を作
動冷媒とするように設計されており、冷凍サイクルには
室外機用の冷媒が封入され、そして室内機の制御装置は
この室内機用の別の冷媒を示す冷媒識別データを記憶
し、室外機の制御装置は、室内機の制御装置から冷媒識
別データを入力して、この識別データを基に室外機の制
御装置に格納した制御アルゴリズムを変更し、室内機用
の別の冷媒の低い設計圧力以下で運転するよう制御する
ことを特徴とする。
【0017】また上記別の目的を達成するために、本発
明の第5の空気調和機は、マルチタイプであって、室外
機は任意の冷媒を作動冷媒とするように設計され、複数
の室内機のうち少なくとも一つは室外機用の冷媒より低
い設計圧力の別の冷媒を作動冷媒とするように設計さ
れ、他の室内機は室外機用の冷媒を作動冷媒とするよう
に設計されており、冷凍サイクルには室外機用の冷媒が
封入され、そして各室内機の制御装置はそれぞれの室内
機用の冷媒を示す冷媒識別データを記憶し、室外機の制
御装置は、各室内機の制御装置から冷媒識別データを入
力して、この識別データのうち最も低い設計圧力の別の
冷媒を示す冷媒識別データを基に室外機の制御装置に格
納した制御アルゴリズムを変更し、室内機用の別の冷媒
の低い設計圧力以下で運転するよう制御することを特徴
とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明をパッケ−ジ形空気
調和機を例にとって説明する。本発明による空気調和機
は、室内機と室外機を組み合わせたセパレ−ト型空気調
和機である。室内機と室外機にて冷凍サイクルを構成
し、コントロ−ル装置からの信号により、冷房運転また
は暖房運転を行うことができる。はじめに室内機と室外
機の構成を述べる。
【0019】図1に室内機の構造図を示す。図1(a)は
平面図、図1(b)は正面図である。室内機は室内熱交換
器1、送風用ファン3および冷媒流量制御用の膨張弁5
より構成されている。また、室内機の送風用ファン3の
回転数を制御するための室内制御装置4を備えている。
【0020】図2に室外機の構造図を示す。図2(a)は
平面図、図2(b)は正面図である。室外機は圧縮機6、
室外熱交換器7、送風用ファン9、冷房/暖房切り替え
用四方弁10、および気相冷媒・液相冷媒分離用のアキ
ュムレ−タ11より構成されている。また、室内機と同
様に、室外機にも送風用ファン9の回転数、圧縮機のO
N/OFFや周波数、膨張弁5の開度を制御するための
室外制御装置12を備えている。
【0021】図3にコントロ−ル装置を示す。コントロ
−ル装置13は、室内機と接続され、運転/停止、冷房
/暖房、室内設定温度等の信号をコントロ−ル装置13
に入力することにより、任意の運転条件にて空調するこ
とができる。以上の構成を有する空気調和機に関して本
発明の説明をする。
【0022】図4に従来の技術による空気調和機の室内
機と室外機の組合わせ図を示す。従来の空気調和機は、
旧冷媒である例えばR22専用の室外機15aとR22
専用の室内機14aが組み合わせられ使用されている。
または、新冷媒であるR407C専用の室外機15bと
R407C専用の室内機14bが組み合わせられ使用さ
れている。即ち、従来は各冷媒専用の室内機と室外機が
組み合わせられる。なお図中で、実線は配管ラインを、
一点鎖線は制御ラインを示す。
【0023】図5に本発明による空気調和機の室内機と
室外機の組合わせを示す。本発明による空気調和機は、
室外機15bが冷媒R407C専用であるが、この室外
機15bは、冷媒R22専用の室内機14aおよび冷媒
R407C専用の室内機14bのいずれにもに組み合わ
せることができることを特徴としている。
【0024】つまり、旧冷媒R22専用の室内機14a
は設計圧力が3.0MPaであり、新冷媒R407C専
用の室内機14bは設計圧力が3.3MPaであり、それ
に組み合わせる室外機15bが407C専用で設計圧力
が3.3MPaである場合、R22専用の室内機14a
の耐圧が不足し安全上組み合わせ不可となる。このた
め、室外機15b側で運転圧力を3.0MPa以下とな
るよう制御して運転すれば、R22専用の室内機14a
の運転も可能となる。
【0025】一例として、冷媒がR22とR407Cの
場合について述べたが、冷媒の種類は何でもよい。例え
ば、冷媒R22専用の室内機と冷媒R410A専用の室
内機と組み合わせる場合も、設計圧力が低い側の冷媒R
22専用の室内機に合わせた運転圧力範囲内で高圧圧力
制御すれば、運転することが可能となる。また、3種類
以上の異なる冷媒専用の室内機と組み合わせる場合も、
組み合わせる室内機の中で最も設計圧力の低い室内機の
設計圧力以下で高圧圧力制御することで、室外機と組み
合わせることができる。
【0026】図6はペアタイプの空気調和機の室内機と
室外機の組み合わせ図である。ペアタイプの空気調和機
は、室外機1台につき1台の室内機が組み合わせられ
る。ペアタイプに用いられているR22専用の室内機1
4aまたはR407C専用の室内機14bでも、共通の
R407C専用室外機15bと組み合わせることができ
る。なお、冷媒はR22とR407Cの場合について述
べたが、冷媒の種類は何でもよい。
【0027】図7はマルチタイプの空気調和機の室内機
と室外機の組み合わせ図である。マルチタイプの空気調
和機は、1台の室外機に2台以上の室内機を組み合わせ
てなる。図7は室内機14cを3台組み合わせたもので
ある。複数の室内機14cはR22専用のものでもR4
07C専用のものでも、あるいは、R22専用とR40
7C専用とを混用しても、共通のR407C専用の室外
機17を組み合わせることができる。なお、冷媒はR2
2とR407Cの場合について述べたが、冷媒の種類は
何でもよい。
【0028】以上のようにペアタイプもマルチタイプも
空気調和機の組み合わせ形態によらず、2種類以上の異
なる冷媒専用の室内機のいずれにも共通の室外機を組み
合わせることができる。
【0029】冷媒は、R22に代表される単一冷媒とR
407Cに代表される混合冷媒がある。表1にR407
Cの冷媒の組成比を示す。
【0030】
【表1】
【0031】冷媒はその種類により密度、潜熱、比熱、
飽和温度、飽和圧力、冷凍機油との親和性や化学反応性
が異なる。そのため、空気調和機に封入する冷媒の種類
により冷凍サイクル内の圧力、温度等が異なる。そこ
で、冷房/暖房能力や運転効率が最適となる冷凍サイク
ルの圧力、温度も異なる。単に室内機と室外機の冷媒や
冷凍機油を入れ替えただけでは空気調和機としての冷房
/暖房能力を十分発揮できないばかりでなく、安全性や
信頼性の観点からも問題がある。
【0032】本発明による空気調和機は、冷媒R22専
用の室内機14aと冷媒R407C専用の室内機14b
に組み合わせられる室外機を共用とすることである。こ
のため、室内機と室外機の伝送方法は室内機によらず同
じであることと、室外機側に高圧圧力の検出機能(圧縮
機の吐出圧力センサ)と圧力制御機能(圧縮機の可変周
波数)があることが必要となる。また冷暖房能力を、室
内機各々の専用冷媒で運転したときの最大のポイントで
運転することは難しいが、安全な圧力範囲内で冷凍サイ
クル運転を行うことができ、また容易に専用冷媒の異な
る室内機を室外機と組み合わせたり、マルチ用室外機用
の室内機として異なる専用冷媒の室内機を混在させ室外
機と組み合わせることができる。
【0033】マルチタイプ空気調和機の動作について説
明する。図8にその空気調和機の制御概要を示す。各室
内機のリモコン22から運転/停止設定、冷房/暖房設
定、温度設定、風量設定の信号が各室内機の室内制御装
置4に入力される。また室内熱交換器1の吹き出し空気
温度を検出する吹き出し側サ−ミスタ20b、同吸い込
み空気温度を検出する吸い込み側サ−ミスタ20a、室
内機と室外機を接続するガス配管および液配管それぞれ
の温度を検出するガス配管用サ−ミスタ20c、液配管
用サ−ミスタ20dから、各温度センサの信号が室内制
御装置4に入力される。そして室外機においては、室外
熱交換器7近傍で外気温度を検出する外気側サ−ミスタ
21a、圧縮機6の冷媒吸入温度を検出する吸入配管用
サ−ミスタ21c、圧縮機6の冷媒吐出温度を検出する
吐出配管用サ−ミスタ21d、及び圧縮機6の温度を検
出する圧縮機用サ−ミスタ21bから、各温度センサの
信号が室外制御装置12に入力される。さらに室外制御
装置12には、室内制御装置4が得た各信号が入力され
る。
【0034】室外制御装置12は、リモコン2からの冷
房/暖房設定信号により四方弁10の通路切換えを行
い、室内制御装置4は風量設定信号を基に室内送風ファ
ン3の風量を制御する。また、室外制御装置12は、室
外機の外気側サーミスタ21aの信号により室外送風フ
ァン9の風量を制御し、吐出配管用サーミスタ21d及
び圧縮機用サーミスタ21bの各温度より、圧縮機6の
周波数および室外膨張弁18の開度を変更し、室内機の
ガス配管用サーミスタ20c、液配管用サーミスタ20
dの各温度により室内膨張弁5の開度を変更する。さら
に制御装置12は、吸入圧力センサ23より検出された
値を、目標の吸入圧力になるように圧縮機6の運転周波
数を制御し、運転周波数制御により、冷媒循環量を調整
し、吸入圧力を維持するようにしている。
【0035】図9にマルチタイプ空気調和機の制御配線
図を示す。室外制御装置12は、外気側サ−ミスタ21
a、吸入配管用サ−ミスタ21c、吐出配管用サ−ミス
タ21d及び圧縮機用サ−ミスタ21bの各温度センサ
の信号、および室内機からの制御データを検出する検出
部と、冷凍サイクル中のアクチュエータである圧縮機
1、室外膨張弁18および室外送風ファン9を制御する
制御アルゴリズムおよび制御データを記憶する記憶部
と、検出部の検出データと記憶部の制御データを基に上
記制御アルゴリズムにより制御値を決定する演算部とか
らなる。
【0036】また各室内機の室内制御装置4a、4b、
4cは、それぞれ室内機の吸い込み側サーミスタ20
a、吹き出し側サーミスタ20b、ガス配管用サーミス
タ20Cおよび液配管用サーミスタ20dの各サーミス
タからの温度信号、およびリモコン22からの運転/停
止、冷房/暖房、室温設定および風量設定のインターフ
ェース信号を検出する検出部と、室内機の形式等冷媒の
種類の識別が可能となる識別用データを記憶する記憶部
とからなる。
【0037】室外制御装置12は、伝送線を介して室内
制御装置4の記憶部内の冷媒の種類識別信号を室外制御
装置12の検出部に取り込み、演算部により、記憶部
(室外)内の制御アルゴリズムとして室内機の中で最も
低い設計圧力を上限として圧力制御するアルゴリズムを
決定し、圧力検出装置で検出する圧力を常に前記最も低
い設計圧力以下に制御することになる。
【0038】図10に、以上説明したペアタイプのサイ
クル系統図を、図11にマルチタイプのサイクル系統図
を示す。
【0039】
【発明の効果】フロン規制によりフロン代替化が進めら
れている時期には、旧冷媒用の空気調和機と新冷媒用の
空気調和機の二種類の空気調和機が流通されることとな
る。本発明によれば、冷媒を切り替える必要が生じた場
合、室外機のみを交換すれば接続する室内機は同じもの
を利用できる。これには以下のメリットがある。
【0040】1.製造者のメリットとして、冷媒切り換
えのために新旧冷媒が併存する期間、旧冷媒を作動冷媒
とする機種の在庫数を減らしスムーズに新冷媒の切り替
えが可能となり、生産、流通を合理化できる。
【0041】2.工事業者のメリットとして、市場に一
部の旧冷媒用の室内機が在庫として残り新冷媒用の室内
機が出回る中、新冷媒用室外機と接続する作業時に、作
業員は、接続している室内機が新冷媒用なのか旧冷媒用
なのか確認する必要があり、マルチ機の用に室内機の数
が多く、また室外機との距離が長い場合特に確認作業だ
けでかなりの労力を要する。このため、本発明における
ように室外制御装置が室内制御装置に記憶した冷媒識別
データを確認することにより、作業員による室内機の確
認作業が減り、冷媒切換作業は短時間且つ容易にでき
る。
【0042】3.その他のメリットとして、冷媒の切り
替えにあたっては通常、室内機、室外機、接続配管全て
交換しなければならなかったが、本発明により室内機と
接続配管は既設の設備をそのまま利用できる。そのた
め、廃棄物の排出総量も減り、資源の有効活用につなが
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機の室内機の構造図である。
【図2】空気調和機の室外機の構造図である。
【図3】空調条件を設定するコントロ−ル装置を示す図
である。
【図4】従来の室内機と室外機の組み合わせを説明する
図である。
【図5】本発明による空気調和機における室内機と室外
機の組み合わせを説明する図である。
【図6】本発明によるペアタイプ空気調和機における室
内機と室外機の組み合わせを説明する図である。
【図7】本発明によるマルチタイプ空気調和機における
室内機と室外機の組み合わせを説明する図である。
【図8】本発明の空気調和機の制御機構の概要を説明す
る図である。
【図9】本発明の空気調和機の制御装置を示すブロック
図である。
【図10】本発明によるペアタイプ空気調和機のサイク
ル系統図である。
【図11】本発明によるマルチタイプ空気調和機のサイ
クル系統図である。
【符号の説明】
1 室内熱交換器 3 室内送風用ファン 4、4a、4b、4c 室内制御装置 5 室内膨張弁 6 圧縮機 7 室外熱交換器 9 室外送風用ファン 10 四方弁 11 アキュムレ−タ 12 室外制御装置 13 コントロ−ル装置 14a R22専用室内機 14b R407C専用室内機 14c R22Rまたは407C専用室内機 15a R22専用室外機 15b R407C専用室外機 16 ペアタイプ室外機 17 マルチタイプ室外機 18 室外膨張弁 20a 吸込サ−ミスタ 20b 吹出サ−ミスタ 20c ガス配管サ−ミスタ 20d 液配管サ−ミスタ 21a 外気サ−ミスタ 21b 圧縮機サ−ミスタ 21c 吸入サ−ミスタ 21d 吐出サ−ミスタ 22 リモコン 23 吸入圧力センサ 24 吐出圧力センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外機と室内機から構成され室外機と室
    内機間で冷凍サイクルを形成する空気調和機において、
    室外機は任意の冷媒を作動冷媒とするように設計され、
    室内機は室外機用の冷媒より低い設計圧力の別の冷媒を
    作動冷媒とするように設計されており、冷凍サイクルに
    は室外機用の冷媒が封入され、そして室内機用の別の冷
    媒の設計圧力以下で運転するよう制御することを特徴と
    する空気調和機。
  2. 【請求項2】 一つの室外機と複数の室内機から構成さ
    れ、室外機と各室内機間に冷凍サイクルを形成する空気
    調和機において、室外機は任意の冷媒を作動冷媒とする
    ように設計されており、各室内機は室外機用の冷媒より
    低い設計圧力の別の冷媒を作動冷媒とするように設計さ
    れており、冷凍サイクルには室外機用の冷媒が封入さ
    れ、そして室内機用の別の冷媒の設計圧力以下で運転す
    るよう制御することを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 一つの室外機と複数の室内機から構成さ
    れ、室外機と各室内機間に冷凍サイクルを形成する空気
    調和機において、室外機は任意の冷媒を作動冷媒とする
    ように設計されており、複数の室内機のうち少なくとも
    一つは室外機用の冷媒より低い設計圧力の別の冷媒を作
    動冷媒とするように設計され、他の室内機は室外機用の
    冷媒を作動冷媒とするように設計されており、冷凍サイ
    クルには室外機用の冷媒が封入され、そして室内機用の
    別の冷媒の設計圧力以下で運転するよう制御することを
    特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 室外機と室内機から構成され室外機と室
    内機間で冷凍サイクルを形成する空気調和機において、
    室外機は任意の冷媒を作動冷媒とするように設計されて
    おり、室内機は室外機用の冷媒より低い設計圧力の別の
    冷媒を作動冷媒とするように設計されており、冷凍サイ
    クルには室外機用の冷媒が封入され、そして、室内機の
    制御装置は該室内機用の別の冷媒を示す冷媒識別データ
    を記憶し、室外機の制御装置は、室内機の制御装置から
    冷媒識別データを入力して、該識別データを基に室外機
    の制御装置に格納した制御アルゴリズムを変更し、室内
    機用の別の冷媒の設計圧力以下で運転するよう制御する
    ことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 一つの室外機と複数の室内機から構成さ
    れ、室外機と各室内機間に冷凍サイクルを形成する空気
    調和機において、室外機は任意の冷媒を作動冷媒とする
    ように設計されており、複数の室内機のうち少なくとも
    一つは室外機用の冷媒より低い設計圧力の別の冷媒を作
    動冷媒とするように設計され、他の室内機は室外機用の
    冷媒を作動冷媒とするように設計されており、冷凍サイ
    クルには室外機用の冷媒が封入され、そして各室内機の
    制御装置はそれぞれの室内機用の冷媒を示す冷媒識別デ
    ータを記憶し、室外機の制御装置は、各室内機の制御装
    置から冷媒識別データを入力して、該識別データのうち
    最も低い設計圧力の別の冷媒を示す冷媒識別データを基
    に室外機の制御装置に格納した制御アルゴリズムを変更
    し、室内機用の別の冷媒の設計圧力以下で運転するよう
    制御することを特徴とする空気調和機。
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