JPH11117804A - 内燃機関 - Google Patents
内燃機関Info
- Publication number
- JPH11117804A JPH11117804A JP9283873A JP28387397A JPH11117804A JP H11117804 A JPH11117804 A JP H11117804A JP 9283873 A JP9283873 A JP 9283873A JP 28387397 A JP28387397 A JP 28387397A JP H11117804 A JPH11117804 A JP H11117804A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- guide tube
- cylinder
- cylinder head
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
- F02F1/4214—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/242—Arrangement of spark plugs or injectors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/20—SOHC [Single overhead camshaft]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 点火栓のガイドチューブとの干渉を避けると
ともに吸気ポートのレイアウトをコンパクト化できる内
燃機関を提供する。 【解決手段】 吸気ポート20a,20bは、シリンダ
ヘッド8内をガイドチューブ12の両側を通過して延び
るように形成されており、これら吸気ポート20a,2
0bの内周壁の一部には、ガイドチューブ12の外周壁
の一部が兼用されている。このため、吸気ポート20
a,20bを近接させたレイアウトとすることができ、
設計自由度が向上する。
ともに吸気ポートのレイアウトをコンパクト化できる内
燃機関を提供する。 【解決手段】 吸気ポート20a,20bは、シリンダ
ヘッド8内をガイドチューブ12の両側を通過して延び
るように形成されており、これら吸気ポート20a,2
0bの内周壁の一部には、ガイドチューブ12の外周壁
の一部が兼用されている。このため、吸気ポート20
a,20bを近接させたレイアウトとすることができ、
設計自由度が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シリンダヘッド
内に取り付けられる取付部材の近傍を通過する吸気ポー
トを有した内燃機関に関する。
内に取り付けられる取付部材の近傍を通過する吸気ポー
トを有した内燃機関に関する。
【0002】
【関連する背景技術】この種の内燃機関では、通常、1
つのシリンダに対し吸気弁及び排気弁がそれぞれ複数、
つまり、2弁ずつ設けられており、対応する吸気ポート
及び排気ポートもそれぞれ2本ずつ設けられる。また、
点火栓は燃焼室の中央部にその火花電極が位置するよう
に配置されており、シリンダヘッド内には吸気ポート及
び排気ポートの他、点火栓をその取り付け位置に導くた
めの案内筒部(ガイド)もまた設けられている。
つのシリンダに対し吸気弁及び排気弁がそれぞれ複数、
つまり、2弁ずつ設けられており、対応する吸気ポート
及び排気ポートもそれぞれ2本ずつ設けられる。また、
点火栓は燃焼室の中央部にその火花電極が位置するよう
に配置されており、シリンダヘッド内には吸気ポート及
び排気ポートの他、点火栓をその取り付け位置に導くた
めの案内筒部(ガイド)もまた設けられている。
【0003】例えば、特開平8−296446号公報に
は、吸気ポートを含む吸気装置に特徴を有した内燃機関
が開示されている。この公知の内燃機関は、シリンダヘ
ッド内に形成され、シリンダの軸線に沿う吸気ポートを
備えており、この吸気ポートは、シリンダヘッドカバー
内に形成された吸気補助ポートを介して吸気マニホール
ドに接続されている。
は、吸気ポートを含む吸気装置に特徴を有した内燃機関
が開示されている。この公知の内燃機関は、シリンダヘ
ッド内に形成され、シリンダの軸線に沿う吸気ポートを
備えており、この吸気ポートは、シリンダヘッドカバー
内に形成された吸気補助ポートを介して吸気マニホール
ドに接続されている。
【0004】上述した内燃機関によれば、シリンダに対
し直立したレイアウトの吸気ポートから吸気がなされる
ので、このときシリンダ内で理想的な吸気旋回流を形成
することができる。
し直立したレイアウトの吸気ポートから吸気がなされる
ので、このときシリンダ内で理想的な吸気旋回流を形成
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た内燃機関のように、吸気ポートがシリンダ軸線に沿っ
て2本設けられる場合、シリンダヘッド内にて点火栓の
案内筒部と吸気ポートとの干渉を避ける必要がある。こ
のため、特に上述した内燃機関にあっては、点火栓の案
内筒部を迂回して吸気ポートを配置しており、シリンダ
ヘッド内での吸気ポートのレイアウトが複雑となる。
た内燃機関のように、吸気ポートがシリンダ軸線に沿っ
て2本設けられる場合、シリンダヘッド内にて点火栓の
案内筒部と吸気ポートとの干渉を避ける必要がある。こ
のため、特に上述した内燃機関にあっては、点火栓の案
内筒部を迂回して吸気ポートを配置しており、シリンダ
ヘッド内での吸気ポートのレイアウトが複雑となる。
【0006】この発明は上述した事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、シリンダヘッドに
取り付けられる取付部材との干渉を回避しつつ、吸気ポ
ートの設計自由度を向上することができる内燃機関を提
供することにある。
たもので、その目的とするところは、シリンダヘッドに
取り付けられる取付部材との干渉を回避しつつ、吸気ポ
ートの設計自由度を向上することができる内燃機関を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の内燃機関は、取付部材の外周壁の一部
を、その内周壁の一部として兼用した部位を有する吸気
ポートを備えている。従って、請求項1の内燃機関によ
れば、吸気ポート内にそれぞれ取付部材の外周壁の一部
を露出させることで、吸気ポートを取付部材の両側を大
きく迂回することなく配置することができ、その分だけ
吸気ポートを互いに近接配置させることができる。
め、請求項1の内燃機関は、取付部材の外周壁の一部
を、その内周壁の一部として兼用した部位を有する吸気
ポートを備えている。従って、請求項1の内燃機関によ
れば、吸気ポート内にそれぞれ取付部材の外周壁の一部
を露出させることで、吸気ポートを取付部材の両側を大
きく迂回することなく配置することができ、その分だけ
吸気ポートを互いに近接配置させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して内燃機関の
実施例について説明する。図1を参照すると、内燃機関
としてのエンジン1の縦断面図が示されている。このエ
ンジン1は、例えば、直列多気筒の筒内噴射型ガソリン
エンジンからなっており、それ故、このエンジン1は、
個々のシリンダ4内に直接燃料を噴射可能なフューエル
インジェクタ6を有している。また、このエンジン1
は、シリンダヘッド8に単一のカムシャフト9を配置さ
せ、吸排気弁10a,10bの駆動をこの単一のカムシ
ャフト9でまかなうSOHCタイプのエンジンである。
ただし、この発明は当該エンジン1のみに限定されるも
のではなく、その他の型式の内燃機関であってもよい。
実施例について説明する。図1を参照すると、内燃機関
としてのエンジン1の縦断面図が示されている。このエ
ンジン1は、例えば、直列多気筒の筒内噴射型ガソリン
エンジンからなっており、それ故、このエンジン1は、
個々のシリンダ4内に直接燃料を噴射可能なフューエル
インジェクタ6を有している。また、このエンジン1
は、シリンダヘッド8に単一のカムシャフト9を配置さ
せ、吸排気弁10a,10bの駆動をこの単一のカムシ
ャフト9でまかなうSOHCタイプのエンジンである。
ただし、この発明は当該エンジン1のみに限定されるも
のではなく、その他の型式の内燃機関であってもよい。
【0009】点火栓10は、シリンダヘッド8の点火栓
取り付け位置に取り付けられており、この点火栓10
は、燃焼室13の中央に火花電極が位置するようにシリ
ンダヘッド8に配置されている。また、点火栓10は、
シリンダ4の軸線に対し傾斜して取り付けられ、点火栓
10に接続されるプラグキャップ等(図示されていな
い)とカムシャフト9との干渉が回避されている。
取り付け位置に取り付けられており、この点火栓10
は、燃焼室13の中央に火花電極が位置するようにシリ
ンダヘッド8に配置されている。また、点火栓10は、
シリンダ4の軸線に対し傾斜して取り付けられ、点火栓
10に接続されるプラグキャップ等(図示されていな
い)とカムシャフト9との干渉が回避されている。
【0010】また、シリンダヘッド8には、点火栓10
を点火栓取り付け位置に導くためのガイドチューブ12
(取付部材)が取り付けられており、このガイドチュー
ブ12もまた、点火栓10と同様にシリンダ4の軸線に
対し傾斜したものとなっている。詳細には、ガイドチュ
ーブ12は薄肉の円筒部材からなり、シリンダヘッド8
の点火栓取り付け位置に嵌合された状態でシリンダヘッ
ド8に固定され、この点火栓取り付け位置とロッカカバ
ー14との間を繋ぐように延びている。また、ロッカカ
バー14には、ガイドチューブ12の上端開口の直上に
開口部16が設けられており、上述したプラグキャップ
等は、この開口部16を介してガイドチューブ12内に
差し込まれる。
を点火栓取り付け位置に導くためのガイドチューブ12
(取付部材)が取り付けられており、このガイドチュー
ブ12もまた、点火栓10と同様にシリンダ4の軸線に
対し傾斜したものとなっている。詳細には、ガイドチュ
ーブ12は薄肉の円筒部材からなり、シリンダヘッド8
の点火栓取り付け位置に嵌合された状態でシリンダヘッ
ド8に固定され、この点火栓取り付け位置とロッカカバ
ー14との間を繋ぐように延びている。また、ロッカカ
バー14には、ガイドチューブ12の上端開口の直上に
開口部16が設けられており、上述したプラグキャップ
等は、この開口部16を介してガイドチューブ12内に
差し込まれる。
【0011】このようなガイドチューブ12は、点火栓
10の着脱作業時に点火栓10を案内するほか、点火栓
10の取付後は上述したプラグキャップ等を保護する。
なお、ガイドチューブ12は、例えば、シリンダヘッド
8に一体にして形成されたものであってもよい。シリン
ダヘッド8内には、一対の吸気ポート20a,20bが
形成されており、これら一対の吸気ポート20a,20
bは、シリンダヘッド8の上面からガイドチューブ12
の両側を通過して燃焼室13に向けて延びている。より
詳しくは、これら一対の吸気ポート20a,20bは、
燃焼室13の上方且つカムシャフト9の下方において点
火系、つまり、点火栓10及びガイドチューブ12と交
叉するようにレイアウトされている。また、ロッカ室2
2内には、シリンダヘッド8の上面とロッカカバー14
の上面との間を繋ぐ補助吸気ポート24が設けられてお
り、吸気ポート20a,20bは、いずれも補助吸気ポ
ート24を介して図示しない吸気マニホールドに接続さ
れている。なお、図1には一方の吸気ポート20aの内
周壁26aが示されている。また、吸気ポート20a,
20bは、1本の補助吸気ポート24から分岐するよう
にシリンダヘッド8内に形成されており、吸気ポート2
0bは、同図でみてガイドチューブ12を挟んだ反対側
に対称に位置している。
10の着脱作業時に点火栓10を案内するほか、点火栓
10の取付後は上述したプラグキャップ等を保護する。
なお、ガイドチューブ12は、例えば、シリンダヘッド
8に一体にして形成されたものであってもよい。シリン
ダヘッド8内には、一対の吸気ポート20a,20bが
形成されており、これら一対の吸気ポート20a,20
bは、シリンダヘッド8の上面からガイドチューブ12
の両側を通過して燃焼室13に向けて延びている。より
詳しくは、これら一対の吸気ポート20a,20bは、
燃焼室13の上方且つカムシャフト9の下方において点
火系、つまり、点火栓10及びガイドチューブ12と交
叉するようにレイアウトされている。また、ロッカ室2
2内には、シリンダヘッド8の上面とロッカカバー14
の上面との間を繋ぐ補助吸気ポート24が設けられてお
り、吸気ポート20a,20bは、いずれも補助吸気ポ
ート24を介して図示しない吸気マニホールドに接続さ
れている。なお、図1には一方の吸気ポート20aの内
周壁26aが示されている。また、吸気ポート20a,
20bは、1本の補助吸気ポート24から分岐するよう
にシリンダヘッド8内に形成されており、吸気ポート2
0bは、同図でみてガイドチューブ12を挟んだ反対側
に対称に位置している。
【0012】図2には、図1中II−II線に沿うガイドチ
ューブ12及び吸気ポート20a,20bの断面が詳細
に示されている。図1でみて吸気ポート20a,20b
とガイドチューブ12が交叉する部位では、図2に示さ
れるように、ガイドチューブ12の外周壁28の一部が
吸気ポート20a,20bの内周壁26a,26bの一
部として兼用されている。具体的には、図1に示される
ように、この部位においてガイドチューブ12の外周壁
28の一部が吸気ポート20a,20b内に露出した格
好となり、この露出した部分が吸気ポート20a,20
bの内周壁26a,26bの一部をそれぞれ形成してい
る。従って、吸気ポート20a,20bがガイドチュー
ブ12の両側を通過する部位において、ガイドチューブ
12を迂回するようにこれら吸気ポート20a,20b
を配置する必要がなく、吸気ポート20a,20bの変
形を最小に抑えることができる。
ューブ12及び吸気ポート20a,20bの断面が詳細
に示されている。図1でみて吸気ポート20a,20b
とガイドチューブ12が交叉する部位では、図2に示さ
れるように、ガイドチューブ12の外周壁28の一部が
吸気ポート20a,20bの内周壁26a,26bの一
部として兼用されている。具体的には、図1に示される
ように、この部位においてガイドチューブ12の外周壁
28の一部が吸気ポート20a,20b内に露出した格
好となり、この露出した部分が吸気ポート20a,20
bの内周壁26a,26bの一部をそれぞれ形成してい
る。従って、吸気ポート20a,20bがガイドチュー
ブ12の両側を通過する部位において、ガイドチューブ
12を迂回するようにこれら吸気ポート20a,20b
を配置する必要がなく、吸気ポート20a,20bの変
形を最小に抑えることができる。
【0013】以上のようなレイアウトによりシリンダヘ
ッド8内に形成された吸気ポート20a,20bによれ
ば、図1に示される吸気行程において、吸気ポート20
a,20b内での吸気の主流は、同図中矢印で示される
ように吸気バルブ10aのシリンダボアに近接する側を
通ってシリンダ4内に流入する。そして、吸気の主流は
シリンダボアを介してピストン上面にあたってはね返る
ので、このような主流によりシリンダ2内にて理想的な
吸気タンブル流が形成される。
ッド8内に形成された吸気ポート20a,20bによれ
ば、図1に示される吸気行程において、吸気ポート20
a,20b内での吸気の主流は、同図中矢印で示される
ように吸気バルブ10aのシリンダボアに近接する側を
通ってシリンダ4内に流入する。そして、吸気の主流は
シリンダボアを介してピストン上面にあたってはね返る
ので、このような主流によりシリンダ2内にて理想的な
吸気タンブル流が形成される。
【0014】このとき、吸気ポート20a,20bは、
上述したようにガイドチューブ12の両側を通過する部
位においてその変形が最小に抑えられており、この部位
での吸気ポート断面積の急変や縮小がなく、また、吸気
ポートの曲がりが抑えられるので、吸気流れの損失が抑
制される。これにより上述した強いタンブル流の形成を
助勢することができる。また、吸入抵抗が小さいため、
エンジン1のポンピングロスも低減される。一方、吸気
ポート20a,20bのレイアウトをコンパクトに纏め
ることで、シリンダヘッド8内での点火系及び吸気系の
占める領域を小さく抑えることができ、シリンダヘッド
8の設計自由度の点で有利な内燃機関が得られる。
上述したようにガイドチューブ12の両側を通過する部
位においてその変形が最小に抑えられており、この部位
での吸気ポート断面積の急変や縮小がなく、また、吸気
ポートの曲がりが抑えられるので、吸気流れの損失が抑
制される。これにより上述した強いタンブル流の形成を
助勢することができる。また、吸入抵抗が小さいため、
エンジン1のポンピングロスも低減される。一方、吸気
ポート20a,20bのレイアウトをコンパクトに纏め
ることで、シリンダヘッド8内での点火系及び吸気系の
占める領域を小さく抑えることができ、シリンダヘッド
8の設計自由度の点で有利な内燃機関が得られる。
【0015】また、この実施例では、図2に示されるよ
うにガイドチューブ12において、吸気ポート20a,
20bの内周壁の一部を形成する部分に凹所が形成され
ており、これにより、各吸気ポート20a,20bの断
面積が好適に確保される。また、シリンダヘッド8の点
火栓取り付け位置に嵌合されるガイドチューブ12の基
部には、その上端位置にフランジ部30が形成されてお
り、このフランジ部30とシリンダヘッド8との間はO
リング32により確実にシールされている。従って、ガ
イドチューブ12の基部とシリンダヘッド8との間を通
って吸気ポート20a,20b内に潤滑油が浸入するこ
とはない。
うにガイドチューブ12において、吸気ポート20a,
20bの内周壁の一部を形成する部分に凹所が形成され
ており、これにより、各吸気ポート20a,20bの断
面積が好適に確保される。また、シリンダヘッド8の点
火栓取り付け位置に嵌合されるガイドチューブ12の基
部には、その上端位置にフランジ部30が形成されてお
り、このフランジ部30とシリンダヘッド8との間はO
リング32により確実にシールされている。従って、ガ
イドチューブ12の基部とシリンダヘッド8との間を通
って吸気ポート20a,20b内に潤滑油が浸入するこ
とはない。
【0016】この発明は上述した実施例のみに制約され
るものではない。例えば、内燃機関の型式をDOHCエ
ンジンとした場合、シリンダ2の軸線に沿って一対の吸
気ポート20a,20bを形成することができる。そし
て、取付部材としては、実施例のようなガイドチューブ
12を適用してもよく、また、シリンダヘッド8に一体
に成形したものを使用してもよい。この場合でも、吸気
ポート20a,20bの内周壁の一部に案内筒部の外周
壁の一部を兼用することで、吸気ポートの変形が最小に
抑えられ、吸気ポート20a,20bの簡素なレイアウ
トが得られる。
るものではない。例えば、内燃機関の型式をDOHCエ
ンジンとした場合、シリンダ2の軸線に沿って一対の吸
気ポート20a,20bを形成することができる。そし
て、取付部材としては、実施例のようなガイドチューブ
12を適用してもよく、また、シリンダヘッド8に一体
に成形したものを使用してもよい。この場合でも、吸気
ポート20a,20bの内周壁の一部に案内筒部の外周
壁の一部を兼用することで、吸気ポートの変形が最小に
抑えられ、吸気ポート20a,20bの簡素なレイアウ
トが得られる。
【0017】また、ガイドチューブ12をカムシャフト
9の軸線方向に傾斜して配置し、吸気ポートを単一のも
のとして、この単一吸気ポートをガイドチューブ12の
傾斜方向の反対側を通過するように構成してもよい。ま
た、図3に示されるように、1気筒あたり2つの点火栓
10a,10bを有するエンジンにおいても、それぞれ
ガイドチューブ12a,12bの外周壁の一部を吸気ポ
ート20a,20bの内周壁の一部として兼用すること
で、上述した実施例のエンジン1と同様の効果を奏す
る。
9の軸線方向に傾斜して配置し、吸気ポートを単一のも
のとして、この単一吸気ポートをガイドチューブ12の
傾斜方向の反対側を通過するように構成してもよい。ま
た、図3に示されるように、1気筒あたり2つの点火栓
10a,10bを有するエンジンにおいても、それぞれ
ガイドチューブ12a,12bの外周壁の一部を吸気ポ
ート20a,20bの内周壁の一部として兼用すること
で、上述した実施例のエンジン1と同様の効果を奏す
る。
【0018】更に、ディーゼルエンジンの場合、ガイド
チューブ12に替えて、取付部材として燃料噴射ノズル
を適用することができる。
チューブ12に替えて、取付部材として燃料噴射ノズル
を適用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の内燃機
関によれば、シリンダヘッドでの吸気ポートの設計自由
度を高めることができる。また、筒内噴射型内燃機関の
ようにシリンダ内での吸気旋回流が重要なウェイトを占
めるエンジンでは、吸気流の吸気ポート内での摩擦損失
の発生を低く抑えてシリンダ内に理想的な吸気旋回流を
生成することができる効果をも有する。
関によれば、シリンダヘッドでの吸気ポートの設計自由
度を高めることができる。また、筒内噴射型内燃機関の
ようにシリンダ内での吸気旋回流が重要なウェイトを占
めるエンジンでは、吸気流の吸気ポート内での摩擦損失
の発生を低く抑えてシリンダ内に理想的な吸気旋回流を
生成することができる効果をも有する。
【図1】実施例にかかるエンジン1の縦断面図である。
【図2】図1中、II−II線に沿う断面図である。
【図3】1気筒あたり、2本の点火栓を有するエンジン
に適用した変形例を示す図である。
に適用した変形例を示す図である。
8 シリンダヘッド 12 ガイドチューブ(取付部材) 20a,20b 吸気ポート 26a,26b 内周壁 28 外周壁
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダヘッド内に取り付けられる取付
部材と、 前記シリンダヘッド内に形成され、前記取付部材の外周
壁の一部を内周壁の一部として兼用する部位を有した吸
気ポートとを具備したことを特徴とする内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9283873A JPH11117804A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9283873A JPH11117804A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 内燃機関 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11117804A true JPH11117804A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17671288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9283873A Withdrawn JPH11117804A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11117804A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2925599A3 (fr) * | 2007-12-19 | 2009-06-26 | Renault Sas | Moteur a combustion interne comportant une culasse et un tube d'injecteur ou de bougie |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP9283873A patent/JPH11117804A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2925599A3 (fr) * | 2007-12-19 | 2009-06-26 | Renault Sas | Moteur a combustion interne comportant une culasse et un tube d'injecteur ou de bougie |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |