JPH02238105A - 4サイクルエンジンの動弁装置 - Google Patents
4サイクルエンジンの動弁装置Info
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- JPH02238105A JPH02238105A JP13397789A JP13397789A JPH02238105A JP H02238105 A JPH02238105 A JP H02238105A JP 13397789 A JP13397789 A JP 13397789A JP 13397789 A JP13397789 A JP 13397789A JP H02238105 A JPH02238105 A JP H02238105A
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えば自動二輪車用4サイクル単気筒エンジ
ンに採用される動弁装置に関し、特に1本のカム軸で吸
気弁及び排気弁を開閉駆動するようにしたOHCエンジ
ンにおいて、カム軸の中央部も軸支するようにした場合
の、シリンダヘッドに形成された中央軸受部の剛性を向
上できるようにした構造に関する. 〔従来の技術〕 一般にOHCエンジンの動弁装置は、1本のカム軸を燃
焼室の中央上方を横切るように配置し、該カム軸によっ
てロッカーアームを介して吸気弁と排気弁の両方を開閉
駆動するように構成されている.この場合、排気量が増
加して、燃焼室径が大きくなるとそれだけカム軸が長く
なり、必要な剛性を確保するため軸径が増大し、重量増
加の問題が生じ易い.そのため、従来、上記カム軸の左
,右端部だけでなくその中央部も軸支することにより、
カム軸の小径化を図った例がある(例えば特開昭57−
102506号公報参照).〔発明が解決しようとする
問題点〕 ところで上記カム軸の中央部を軸支する場合は、当然シ
リンダヘッドに中央軸受部の下半部を形成する必要があ
るが、単にシリンダヘッドの一部を膨出させてこの軸受
部を形成すると、該部分の剛性が不足したり、該部分の
剛性を向上させるための補強壁によってシリンダヘッド
自体の重量が増加し、これにより結局カム軸小径化の効
果が相殺され易い. そこで本発明は、このような従来の実情に鑑み、シリン
ダヘッドの重量増加を抑制しながらカム軸の中央軸受部
の剛性を大幅に向上できる4サイクルエンジンの動弁装
置を提供することを目的としている. 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、吸気弁及び排気弁をロッカーアームを介して
一本のカム軸によって開閉駆動するようにした4サイク
ルエンジンの動弁装置において、排気弁及び3本の唆気
弁を略円周上に配置し、上記カム軸を上記燃焼室の中央
上方を横切るように配置するとともに、該カム軸の略中
央部を軸支する中央軸受部を中央の上記吸気弁と対向す
る位置に配置し、該中央軸受部の下半部と、上記中央の
吸気弁開口に連通ずる吸気通路を構成する壁部とを連結
したことを特徴としている. 〔作用〕 本発明に係る動弁装置によれば、カム軸の中央部を中央
軸受部で軸支したので、カム軸を大径にする必要はなく
、カム軸を軽量化できる.そしてこの中央軸受部を中央
の吸気弁と対向させるとともに、該中央軸受部の下半部
を上記中央吸気弁用吸気通路の壁部に連結したので、該
中央軸受部の剛性を大きく向上できる.そしてこの場合
、上記中央軸受部の下半部を中央吸気弁と対向させたの
で、該下半部と吸気通路の壁部とが近接し、かつ対向す
ることとなり、両者を容易に連結でき、その結果、シリ
ンダヘッドに余分の壁面をほとんど形成する必要がない
ので、シリンダヘッドの重量増加を抑制できる. また、本発明では中央軸受部が各弁で囲まれた中央部に
位置し、これらの弁と干渉することがないので、該カム
軸の高さ位置を低くでき、それだけシリンダヘッド廻り
をコンパクト化できる.〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図について説明する.第1図な
いし第4図は本発明の第1実施例による4サイクルエン
ジンの動弁装置を説明するための図である. 図において、1は本実施例装置が適用された4サイクル
エンジンを搭載した自動二輪車であり、これの車体フレ
ーム2の前端には、下端で前輸3を軸支する前フォーク
4が軸支され、中央下端には、後端で後輸5を軸支する
後アーム6が上下に播動自在に枢支されており、さらに
後部には大型の燃量タンク7が、その上側にはシ一ト8
がそれぞれ搭載されている.なお、62〜64.58は
それぞれオイルタンク.ラジエー夕,エアクリーナ,気
化.器である. そして上記車体フレーム2の前部には水冷式4サイクル
単気簡のエンジンユニット9が搭載されている.このエ
ンジンユニット9は、シリンダ10.シリンダヘッド1
1,及びヘンドカバー12をクランクケース14上に積
層して構成されてい上記シリンダ10は水冷ジャケット
10aを有するシリンダ本体10b内に円筒状のシリン
ダライナ10cを圧大してなり、該シリンダライナlO
C内にはピストン14が摺動自在に配置されている. また、上記シリンダヘッド11の合面の略中央には上記
ピストン14の上面とで燃焼室Eを形成する燃焼室凹部
16が凹設されている.この燃焼室凹部16の周縁に沿
う略円周上に、3つの吸気弁開口17〜19及び2つの
排気弁開口20,21が形成されている.また、この燃
焼室凹部16の中央にはプラグ孔22が形成されており
、このプラグ孔22はプラグ挿入孔29によって外方に
導出されている.このプラグ挿入孔29は周壁で囲まれ
た筒状をなしており、シリンダヘソド1lヘッド力バー
12に直線状に形成されたヘッド側挿入孔29a.カバ
ー側挿入孔29bで構成されている.また上記プラグ孔
22には点火プラグ30が装着されている. 上記3つの吸気弁開口17〜19はこのシリンダヘッド
11に形成された1つ共用吸気通路31に合流した後、
車両前後方向後側に導出されており、また、2つの排気
弁開口20.21はそれぞれ別個の排気通路32.33
によって前側に導出されている.そしてこの各排気通路
32,33,共用吸気通路31.及び上記燃焼室凹部1
6の周囲にはヘッド側水冷ジャケットl5が形成されて
おり、該ジャケットl5は上記シリンダ側水冷ジャケッ
ト10aと連通している. 上記吸気弁開口17〜l9及び排気弁開口20.21に
は、これを開閉する吸気弁23〜25及び排気弁26.
27の弁板が配置されている.この各吸.排気弁23〜
27の弁ステム23a〜27aは吸気,排気通路31〜
33の天井壁部を貫通してこのシリンダへッド11の上
側に突出している.この場合に弁ステム24aは23a
,25aに比べてより起立しており、上記プラグ挿入孔
29は排気弁26.27間に位置し、かつ該両排気弁2
6.27と平行になっている.また吸気弁ステム23a
〜25aの突出端及び俳気弁ステム26a,27a突出
端はそれぞれ第1図に示すように、平行な直線A,
B上に位!している.さらに各弁ステム23a〜27a
の上端に取り付けられたバネストツパ34とシリンダヘ
ンド11に装着されたばね座11aとの間には付勢ばね
35が配設されており、これにより各弁23〜27は各
弁開口17〜21を閉じるように付勢されている.そし
て上記直′IIAA,B間には、1本のカム軸36がこ
れらと平行に、かつ上記燃焼室Eの平面視中心CよりD
2だけ後方にずれた位置を横切るように配設されている
.このカム軸36の、車両後方(第1図左方)から見て
左,右両端及び中央はそれぞれ左,右軸受部37.38
、及び中央軸受部39で支持されており、該中央軸受部
39は上記中心Cから右方にOlだけ偏位している.そ
してこの中央軸受部39は上記中央の吸気弁24,プラ
グ挿入孔29間に位置し、両者と対向している.またこ
のカム軸36の左軸受部37からの突出部には駆動スプ
ロケット40が取り付けられており、これはカムチェン
4lでクランク軸と連結されている. また、上記カム軸36の、軸受部37.39間には第1
排気,吸気カム36a,36bが、軸受部39.38間
には第2吸気,排気カム36C.36dが一体形成され
ている.そしてこの各カム363〜36dにはそれぞれ
第1排気.吸気ロッカーアーム42,43、第2吸気,
I気ロッカーアーム44.45の摺動部423〜45a
が摺接している.この両吸気口7カーアーム43.44
.及び排気ロッカーアーム42.45はそれぞれカム軸
36と平行に配!された吸気.排気ロッカーアーム軸4
6.47によって揺動自在に支持されている.上記第1
@気ロッカーアーム43の他端側は2本の作動部43b
,43cに分岐されており、該両作動部43b,43c
及び他のロッカーアームの作動部42b,44b,45
bには!lli整ボルト48が螺装されており、この各
調整ボルト48は上記各弁ステム23a〜27aの上端
に当接している. 上記左.右軸受部37.38及び中央軸受部39は、シ
リンダヘフド11側に形成された下半部とヘソドカバー
12側に形成された上半部とからなる2分割構造になっ
ている.そして、中央軸受部39の下半部39aの前.
後部分は、それぞれ上記ヘッド側挿入孔29aの周壁,
上記共用吸気通路31の天井壁31aと一体に連結され
ている.また、この連結部にはシリンダヘンド11とヘ
ッド力バー12とを締め付け固定する締結ボルト12b
が挿着されている.このボルト12bは該ヘソドカバ−
12に一体形成された懸架用フランジ部12a内に位!
しており、このフランジ部12aは一対の懸架ブラケッ
ト61.61及びボル}61a,6lbを介して車体フ
レーム2のテンシッンバイブ2aに懸架されている. 次に本実施例の作用効果について説明する.本実施例の
勤弁*Xでは、クランク軸によりカムチェン41を介し
てカム軸36が回転駆動されると、各カム362〜36
dによって各ロッカーアーム42〜45が播動し、各吸
気.排気弁23〜27が開閉駆動されることとなる. このような動作を行う動弁装宜では、1気筒当たりの弁
数が多い場合はカム軸の全長が長くなり、カム軸の剛性
を確保するためカム軸径が大きくなって重量増加の問題
が生じ易い.これに対して本実施例では、カム軸36を
左,右軸受部37.38だけでなく、中央軸受部39で
も支持するようにしたので、カム軸径を細くでき、重量
増加を防止できる. 一方、カム軸を中心部でも支持するようにすると、設計
の如何によっては中央軸受部の剛性確保のために補強壁
が必要となり、そのためシリンダヘッド自体の重量が増
加し易い.これに対して本実施例では、中央軸受部39
を中央の吸気弁24とプラグ挿入孔29との間に配置す
るとともに、該中央軸受部39の下半部39aの前.後
部をそれぞれヘッド側挿入孔29aの周壁.共用吸気通
路31の天井壁31aに連結したので、該中央軸受部3
9の剛性を、例えば該下半部をオーバーハング状に形成
した場合に比べて大幅に向上できる.そしてこの剛性向
上において、上述のように中央軸受部39はプラグ挿入
孔29及び共用吸気通路31と近接し、かつ対向してい
るので、この中央軸受部39の下半部39aを、ヘッド
側挿入孔29aの周壁.吸気通路31の天井壁31aに
容易に連結することができ、シリンダヘッド11に余分
の軸受用壁部を形成する必要はないから、該シリンダヘ
ソド11の重量増加の問題が生じることもない. また、本実施例では、5本の弁を、中央軸受部39の左
側3本と、右側2本とに分けて配置するとともに、この
中央軸受部39を燃焼室15の平面から見たときの中心
Cに対して、弁数が少なくスペースに比較的余裕のある
右側にD1だけ偏心させたので、余裕スペースを有効利
用でき、それだけ動弁装置を、ひいてはシリンダヘッド
11廻りをコンパクト化できる.また、本実施例ではカ
ム軸36が5本の弁の間を通り、中央軸受部39がこれ
らと干渉することはないから、カム軸36を低く配置で
き、この点からもシリンダヘフド11廻りをコンパクト
化できる. また、本実施例では、カム軸36を燃焼室中心Cに対し
て後側にD2だけ偏心させるとともに、この偏心によっ
てスペース的に有利となった前側にプラグ挿入孔29を
燃焼室中心Cに向けて形成し、さらに排気ロッカーアー
ム軸47に点火プラグ挿入時の干渉を防止する切欠部4
7aを形成したので、構造を複雑化させることなく点火
ブラグ30の垂直性を大幅に向上できる.ちなみに、従
来はこの垂直性を向上させるために、ロッカーアーム軸
を2分割したり、咳軸に貫通孔を形成したりしており、
部品点数の増加,構造の複雑化等の問題が生じていた. また、本実施例では、ロッカーアーム軸47の切欠部4
7a面がカバー側挿入孔29bの内周壁の一部を構成し
ており、これによりスペースの有効利用が図れ、かつ軽
量化が図れる. さらにまた、本実施例では、シリンダヘッドl1とへッ
ドカバー12との締結ボル}12bの挿着部付近を車体
フレーム2に懸架するようにしたので、それだけ強度を
向上できる. なお、上記第1実施例では、中央軸受部39と対向する
ようにプラグ挿入孔29を配置したが、この挿入孔29
は必ずしも中央に設ける必要はない.第5図ないし第8
図は本発明の第2実施例を示し、本実施例は点火プラグ
を左.右側部に2本配設した例である. 図中第l図ないし第3図と同一符号は同一又は相当部分
を示す. 右側の点火プラグ30aはシリンダヘッド11に形成さ
れたプラグ挿入孔29cに直接挿入されており、左側の
点火プラグ30bは、シリンダヘッド11内に挿入され
たガイド筒49内に挿入されている.このガイド筒49
はシリンダヘソドl1の外壁に捻じ込まれており、その
先端部は水冷ジャケット10aを通って内側壁に当接し
ており、該当接部にはオーリングが介挿されている.ま
た、図示していないが、本実施例では、中央軸受部39
の下半部39aの前側部分は、排気通路32.33の天
井壁に、後側は上記第1実施例と同様に吸気通路31の
天井壁31aに連結されている. 第9図ないし第11図は本発明の第3実施例を示し、こ
れは複数気筒エンジンに適用した例であり、図中、第1
図ないし第4図と同一符合は同一又は相当部分を示す. 55は本実施例構造が適用された水冷式4サイクル4気
筒エンジンであり、該エンジン55は、シリンダボディ
50上にシリンダへッド51を搭載し、該シリンダへッ
ド51の上部開口をヘンドカバー52で覆った構成とな
っている.上記シリンダボディ50にはそれぞれピスト
ン14が上下動自在に挿入された4つの気筒が形成され
、上記シリンダヘッド51には上記ピストン毎に燃焼室
Eが形成されている.そしてこのシリンダヘッド51は
、各燃焼室E間に2本づつ配設されたヘッドボルト53
によって上記シリン,ダボデイ50に締結されており、
また該ヘッドボルト53の外側に形成されたオイル戻し
穴51aによってシリンダボディ50に連通されている
. また、カム軸36は上記各燃焼室Eの中心Cより後方に
02だけずれた位置を横切るように配置されている.図
示していないが、このカム軸36の左,右端部は左,右
軸受で軸支されており、さらに各燃焼室Eの中心部分は
中央軸受部39で軸支されている.この中央軸受部39
は、中央の吸気弁24とプラグ挿入孔29間に位置し、
両者と対向しており、かつ上記燃焼室15の中心Cから
右方に01だけ偏位している. 上記中央軸受部39は、シリンダヘフド51側に形成さ
れた下半部39aと、軸受キャンプ54に形成された上
半部54aとで構成された2分割構造になっている.そ
して上記下半部39aの前側部分はプラグ挿入孔29の
下半部を構成するヘッド側挿入孔29aの周壁に、後側
部分は共用吸気通路31の天井壁31aにそれぞれ一体
形成されている. また上記軸受キャップ54は、締結ボルト12bによっ
てシリンダへフド51に締結されている.またこの軸受
キャップ54の前.後部によってロッカーアーム軸47
.46を軸支しており、さらに前側のロッカーアーム軸
47より前側に上記プラグ挿入孔29の上半部を構成す
るカバー側挿入孔29bが形成されている.さらにこの
カバー側挿入孔29bの上端にはヘソドカバー52の開
口52aが位置している.なお、29cはヘンドカバ−
52内の潤滑油の外方漏出を防止するためのオイルシー
ルである. 本実施例においても、上記第1実施例と同様に、中央軸
受部39の下半部39aをヘッド側挿入孔29aの周壁
.共用吸気通路31の天井壁31aに連結したので、重
量増加を招くことなく、中央軸受部39の剛性を向上で
きる. 〔発明の効果〕 以上のように本発明に係る4サイクルエンジンの動弁装
置によれば、3本の吸気弁を略円周上に、カム軸を燃焼
室の中央上方を横切るようにそれぞれ配置し、中央軸受
部を中央の吸気弁に対向するように配置するとともに、
該軸受の下半部を中央吸気弁用吸気通路の壁部と連結し
たので、シリンダヘッドの重量増加を防止しながら、中
央軸受部の剛性を向上できる効果がある.
ンに採用される動弁装置に関し、特に1本のカム軸で吸
気弁及び排気弁を開閉駆動するようにしたOHCエンジ
ンにおいて、カム軸の中央部も軸支するようにした場合
の、シリンダヘッドに形成された中央軸受部の剛性を向
上できるようにした構造に関する. 〔従来の技術〕 一般にOHCエンジンの動弁装置は、1本のカム軸を燃
焼室の中央上方を横切るように配置し、該カム軸によっ
てロッカーアームを介して吸気弁と排気弁の両方を開閉
駆動するように構成されている.この場合、排気量が増
加して、燃焼室径が大きくなるとそれだけカム軸が長く
なり、必要な剛性を確保するため軸径が増大し、重量増
加の問題が生じ易い.そのため、従来、上記カム軸の左
,右端部だけでなくその中央部も軸支することにより、
カム軸の小径化を図った例がある(例えば特開昭57−
102506号公報参照).〔発明が解決しようとする
問題点〕 ところで上記カム軸の中央部を軸支する場合は、当然シ
リンダヘッドに中央軸受部の下半部を形成する必要があ
るが、単にシリンダヘッドの一部を膨出させてこの軸受
部を形成すると、該部分の剛性が不足したり、該部分の
剛性を向上させるための補強壁によってシリンダヘッド
自体の重量が増加し、これにより結局カム軸小径化の効
果が相殺され易い. そこで本発明は、このような従来の実情に鑑み、シリン
ダヘッドの重量増加を抑制しながらカム軸の中央軸受部
の剛性を大幅に向上できる4サイクルエンジンの動弁装
置を提供することを目的としている. 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、吸気弁及び排気弁をロッカーアームを介して
一本のカム軸によって開閉駆動するようにした4サイク
ルエンジンの動弁装置において、排気弁及び3本の唆気
弁を略円周上に配置し、上記カム軸を上記燃焼室の中央
上方を横切るように配置するとともに、該カム軸の略中
央部を軸支する中央軸受部を中央の上記吸気弁と対向す
る位置に配置し、該中央軸受部の下半部と、上記中央の
吸気弁開口に連通ずる吸気通路を構成する壁部とを連結
したことを特徴としている. 〔作用〕 本発明に係る動弁装置によれば、カム軸の中央部を中央
軸受部で軸支したので、カム軸を大径にする必要はなく
、カム軸を軽量化できる.そしてこの中央軸受部を中央
の吸気弁と対向させるとともに、該中央軸受部の下半部
を上記中央吸気弁用吸気通路の壁部に連結したので、該
中央軸受部の剛性を大きく向上できる.そしてこの場合
、上記中央軸受部の下半部を中央吸気弁と対向させたの
で、該下半部と吸気通路の壁部とが近接し、かつ対向す
ることとなり、両者を容易に連結でき、その結果、シリ
ンダヘッドに余分の壁面をほとんど形成する必要がない
ので、シリンダヘッドの重量増加を抑制できる. また、本発明では中央軸受部が各弁で囲まれた中央部に
位置し、これらの弁と干渉することがないので、該カム
軸の高さ位置を低くでき、それだけシリンダヘッド廻り
をコンパクト化できる.〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図について説明する.第1図な
いし第4図は本発明の第1実施例による4サイクルエン
ジンの動弁装置を説明するための図である. 図において、1は本実施例装置が適用された4サイクル
エンジンを搭載した自動二輪車であり、これの車体フレ
ーム2の前端には、下端で前輸3を軸支する前フォーク
4が軸支され、中央下端には、後端で後輸5を軸支する
後アーム6が上下に播動自在に枢支されており、さらに
後部には大型の燃量タンク7が、その上側にはシ一ト8
がそれぞれ搭載されている.なお、62〜64.58は
それぞれオイルタンク.ラジエー夕,エアクリーナ,気
化.器である. そして上記車体フレーム2の前部には水冷式4サイクル
単気簡のエンジンユニット9が搭載されている.このエ
ンジンユニット9は、シリンダ10.シリンダヘッド1
1,及びヘンドカバー12をクランクケース14上に積
層して構成されてい上記シリンダ10は水冷ジャケット
10aを有するシリンダ本体10b内に円筒状のシリン
ダライナ10cを圧大してなり、該シリンダライナlO
C内にはピストン14が摺動自在に配置されている. また、上記シリンダヘッド11の合面の略中央には上記
ピストン14の上面とで燃焼室Eを形成する燃焼室凹部
16が凹設されている.この燃焼室凹部16の周縁に沿
う略円周上に、3つの吸気弁開口17〜19及び2つの
排気弁開口20,21が形成されている.また、この燃
焼室凹部16の中央にはプラグ孔22が形成されており
、このプラグ孔22はプラグ挿入孔29によって外方に
導出されている.このプラグ挿入孔29は周壁で囲まれ
た筒状をなしており、シリンダヘソド1lヘッド力バー
12に直線状に形成されたヘッド側挿入孔29a.カバ
ー側挿入孔29bで構成されている.また上記プラグ孔
22には点火プラグ30が装着されている. 上記3つの吸気弁開口17〜19はこのシリンダヘッド
11に形成された1つ共用吸気通路31に合流した後、
車両前後方向後側に導出されており、また、2つの排気
弁開口20.21はそれぞれ別個の排気通路32.33
によって前側に導出されている.そしてこの各排気通路
32,33,共用吸気通路31.及び上記燃焼室凹部1
6の周囲にはヘッド側水冷ジャケットl5が形成されて
おり、該ジャケットl5は上記シリンダ側水冷ジャケッ
ト10aと連通している. 上記吸気弁開口17〜l9及び排気弁開口20.21に
は、これを開閉する吸気弁23〜25及び排気弁26.
27の弁板が配置されている.この各吸.排気弁23〜
27の弁ステム23a〜27aは吸気,排気通路31〜
33の天井壁部を貫通してこのシリンダへッド11の上
側に突出している.この場合に弁ステム24aは23a
,25aに比べてより起立しており、上記プラグ挿入孔
29は排気弁26.27間に位置し、かつ該両排気弁2
6.27と平行になっている.また吸気弁ステム23a
〜25aの突出端及び俳気弁ステム26a,27a突出
端はそれぞれ第1図に示すように、平行な直線A,
B上に位!している.さらに各弁ステム23a〜27a
の上端に取り付けられたバネストツパ34とシリンダヘ
ンド11に装着されたばね座11aとの間には付勢ばね
35が配設されており、これにより各弁23〜27は各
弁開口17〜21を閉じるように付勢されている.そし
て上記直′IIAA,B間には、1本のカム軸36がこ
れらと平行に、かつ上記燃焼室Eの平面視中心CよりD
2だけ後方にずれた位置を横切るように配設されている
.このカム軸36の、車両後方(第1図左方)から見て
左,右両端及び中央はそれぞれ左,右軸受部37.38
、及び中央軸受部39で支持されており、該中央軸受部
39は上記中心Cから右方にOlだけ偏位している.そ
してこの中央軸受部39は上記中央の吸気弁24,プラ
グ挿入孔29間に位置し、両者と対向している.またこ
のカム軸36の左軸受部37からの突出部には駆動スプ
ロケット40が取り付けられており、これはカムチェン
4lでクランク軸と連結されている. また、上記カム軸36の、軸受部37.39間には第1
排気,吸気カム36a,36bが、軸受部39.38間
には第2吸気,排気カム36C.36dが一体形成され
ている.そしてこの各カム363〜36dにはそれぞれ
第1排気.吸気ロッカーアーム42,43、第2吸気,
I気ロッカーアーム44.45の摺動部423〜45a
が摺接している.この両吸気口7カーアーム43.44
.及び排気ロッカーアーム42.45はそれぞれカム軸
36と平行に配!された吸気.排気ロッカーアーム軸4
6.47によって揺動自在に支持されている.上記第1
@気ロッカーアーム43の他端側は2本の作動部43b
,43cに分岐されており、該両作動部43b,43c
及び他のロッカーアームの作動部42b,44b,45
bには!lli整ボルト48が螺装されており、この各
調整ボルト48は上記各弁ステム23a〜27aの上端
に当接している. 上記左.右軸受部37.38及び中央軸受部39は、シ
リンダヘフド11側に形成された下半部とヘソドカバー
12側に形成された上半部とからなる2分割構造になっ
ている.そして、中央軸受部39の下半部39aの前.
後部分は、それぞれ上記ヘッド側挿入孔29aの周壁,
上記共用吸気通路31の天井壁31aと一体に連結され
ている.また、この連結部にはシリンダヘンド11とヘ
ッド力バー12とを締め付け固定する締結ボルト12b
が挿着されている.このボルト12bは該ヘソドカバ−
12に一体形成された懸架用フランジ部12a内に位!
しており、このフランジ部12aは一対の懸架ブラケッ
ト61.61及びボル}61a,6lbを介して車体フ
レーム2のテンシッンバイブ2aに懸架されている. 次に本実施例の作用効果について説明する.本実施例の
勤弁*Xでは、クランク軸によりカムチェン41を介し
てカム軸36が回転駆動されると、各カム362〜36
dによって各ロッカーアーム42〜45が播動し、各吸
気.排気弁23〜27が開閉駆動されることとなる. このような動作を行う動弁装宜では、1気筒当たりの弁
数が多い場合はカム軸の全長が長くなり、カム軸の剛性
を確保するためカム軸径が大きくなって重量増加の問題
が生じ易い.これに対して本実施例では、カム軸36を
左,右軸受部37.38だけでなく、中央軸受部39で
も支持するようにしたので、カム軸径を細くでき、重量
増加を防止できる. 一方、カム軸を中心部でも支持するようにすると、設計
の如何によっては中央軸受部の剛性確保のために補強壁
が必要となり、そのためシリンダヘッド自体の重量が増
加し易い.これに対して本実施例では、中央軸受部39
を中央の吸気弁24とプラグ挿入孔29との間に配置す
るとともに、該中央軸受部39の下半部39aの前.後
部をそれぞれヘッド側挿入孔29aの周壁.共用吸気通
路31の天井壁31aに連結したので、該中央軸受部3
9の剛性を、例えば該下半部をオーバーハング状に形成
した場合に比べて大幅に向上できる.そしてこの剛性向
上において、上述のように中央軸受部39はプラグ挿入
孔29及び共用吸気通路31と近接し、かつ対向してい
るので、この中央軸受部39の下半部39aを、ヘッド
側挿入孔29aの周壁.吸気通路31の天井壁31aに
容易に連結することができ、シリンダヘッド11に余分
の軸受用壁部を形成する必要はないから、該シリンダヘ
ソド11の重量増加の問題が生じることもない. また、本実施例では、5本の弁を、中央軸受部39の左
側3本と、右側2本とに分けて配置するとともに、この
中央軸受部39を燃焼室15の平面から見たときの中心
Cに対して、弁数が少なくスペースに比較的余裕のある
右側にD1だけ偏心させたので、余裕スペースを有効利
用でき、それだけ動弁装置を、ひいてはシリンダヘッド
11廻りをコンパクト化できる.また、本実施例ではカ
ム軸36が5本の弁の間を通り、中央軸受部39がこれ
らと干渉することはないから、カム軸36を低く配置で
き、この点からもシリンダヘフド11廻りをコンパクト
化できる. また、本実施例では、カム軸36を燃焼室中心Cに対し
て後側にD2だけ偏心させるとともに、この偏心によっ
てスペース的に有利となった前側にプラグ挿入孔29を
燃焼室中心Cに向けて形成し、さらに排気ロッカーアー
ム軸47に点火プラグ挿入時の干渉を防止する切欠部4
7aを形成したので、構造を複雑化させることなく点火
ブラグ30の垂直性を大幅に向上できる.ちなみに、従
来はこの垂直性を向上させるために、ロッカーアーム軸
を2分割したり、咳軸に貫通孔を形成したりしており、
部品点数の増加,構造の複雑化等の問題が生じていた. また、本実施例では、ロッカーアーム軸47の切欠部4
7a面がカバー側挿入孔29bの内周壁の一部を構成し
ており、これによりスペースの有効利用が図れ、かつ軽
量化が図れる. さらにまた、本実施例では、シリンダヘッドl1とへッ
ドカバー12との締結ボル}12bの挿着部付近を車体
フレーム2に懸架するようにしたので、それだけ強度を
向上できる. なお、上記第1実施例では、中央軸受部39と対向する
ようにプラグ挿入孔29を配置したが、この挿入孔29
は必ずしも中央に設ける必要はない.第5図ないし第8
図は本発明の第2実施例を示し、本実施例は点火プラグ
を左.右側部に2本配設した例である. 図中第l図ないし第3図と同一符号は同一又は相当部分
を示す. 右側の点火プラグ30aはシリンダヘッド11に形成さ
れたプラグ挿入孔29cに直接挿入されており、左側の
点火プラグ30bは、シリンダヘッド11内に挿入され
たガイド筒49内に挿入されている.このガイド筒49
はシリンダヘソドl1の外壁に捻じ込まれており、その
先端部は水冷ジャケット10aを通って内側壁に当接し
ており、該当接部にはオーリングが介挿されている.ま
た、図示していないが、本実施例では、中央軸受部39
の下半部39aの前側部分は、排気通路32.33の天
井壁に、後側は上記第1実施例と同様に吸気通路31の
天井壁31aに連結されている. 第9図ないし第11図は本発明の第3実施例を示し、こ
れは複数気筒エンジンに適用した例であり、図中、第1
図ないし第4図と同一符合は同一又は相当部分を示す. 55は本実施例構造が適用された水冷式4サイクル4気
筒エンジンであり、該エンジン55は、シリンダボディ
50上にシリンダへッド51を搭載し、該シリンダへッ
ド51の上部開口をヘンドカバー52で覆った構成とな
っている.上記シリンダボディ50にはそれぞれピスト
ン14が上下動自在に挿入された4つの気筒が形成され
、上記シリンダヘッド51には上記ピストン毎に燃焼室
Eが形成されている.そしてこのシリンダヘッド51は
、各燃焼室E間に2本づつ配設されたヘッドボルト53
によって上記シリン,ダボデイ50に締結されており、
また該ヘッドボルト53の外側に形成されたオイル戻し
穴51aによってシリンダボディ50に連通されている
. また、カム軸36は上記各燃焼室Eの中心Cより後方に
02だけずれた位置を横切るように配置されている.図
示していないが、このカム軸36の左,右端部は左,右
軸受で軸支されており、さらに各燃焼室Eの中心部分は
中央軸受部39で軸支されている.この中央軸受部39
は、中央の吸気弁24とプラグ挿入孔29間に位置し、
両者と対向しており、かつ上記燃焼室15の中心Cから
右方に01だけ偏位している. 上記中央軸受部39は、シリンダヘフド51側に形成さ
れた下半部39aと、軸受キャンプ54に形成された上
半部54aとで構成された2分割構造になっている.そ
して上記下半部39aの前側部分はプラグ挿入孔29の
下半部を構成するヘッド側挿入孔29aの周壁に、後側
部分は共用吸気通路31の天井壁31aにそれぞれ一体
形成されている. また上記軸受キャップ54は、締結ボルト12bによっ
てシリンダへフド51に締結されている.またこの軸受
キャップ54の前.後部によってロッカーアーム軸47
.46を軸支しており、さらに前側のロッカーアーム軸
47より前側に上記プラグ挿入孔29の上半部を構成す
るカバー側挿入孔29bが形成されている.さらにこの
カバー側挿入孔29bの上端にはヘソドカバー52の開
口52aが位置している.なお、29cはヘンドカバ−
52内の潤滑油の外方漏出を防止するためのオイルシー
ルである. 本実施例においても、上記第1実施例と同様に、中央軸
受部39の下半部39aをヘッド側挿入孔29aの周壁
.共用吸気通路31の天井壁31aに連結したので、重
量増加を招くことなく、中央軸受部39の剛性を向上で
きる. 〔発明の効果〕 以上のように本発明に係る4サイクルエンジンの動弁装
置によれば、3本の吸気弁を略円周上に、カム軸を燃焼
室の中央上方を横切るようにそれぞれ配置し、中央軸受
部を中央の吸気弁に対向するように配置するとともに、
該軸受の下半部を中央吸気弁用吸気通路の壁部と連結し
たので、シリンダヘッドの重量増加を防止しながら、中
央軸受部の剛性を向上できる効果がある.
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例による動弁装
置を説明するための図であり、第1図はそのヘッドカバ
ーを外した状態の平面図、第2図ialは第1図のIl
a−■a線断面側面図、第2図(blは懸架状態を示す
断面図、第3図はシリンダヘッドの底面図、第4図は本
実施例装置が適用された自動二輪車の左側面図、第5図
ないし第8図は本発明の第2実施例を説明するための図
であり、第5図はその平面図、第6図は第5図のVl−
Vl線断面正面図、第7図は第5図の■一■線断面側面
図、第8図はシリンダヘッドの底面図、第9図ないし第
11図は本発明の第3実施例を説明するための図であり
、第9図はヘッド力バーを取り外した状態の平面図、第
10図.第11図.第12図はそれぞれ第−8図(7)
X−X&1断面図、xt−xlvA断面図、XII −
Xll MA断面図である.図において、9はエンジン
ユニット、15は燃焼室、23〜25は吸気弁、26.
27は排気弁、31は吸気弁用吸気通路、31aは天井
壁、36はカム軸、39は中央軸受部、39aは下半部
、42〜45はロッカーアームである.
置を説明するための図であり、第1図はそのヘッドカバ
ーを外した状態の平面図、第2図ialは第1図のIl
a−■a線断面側面図、第2図(blは懸架状態を示す
断面図、第3図はシリンダヘッドの底面図、第4図は本
実施例装置が適用された自動二輪車の左側面図、第5図
ないし第8図は本発明の第2実施例を説明するための図
であり、第5図はその平面図、第6図は第5図のVl−
Vl線断面正面図、第7図は第5図の■一■線断面側面
図、第8図はシリンダヘッドの底面図、第9図ないし第
11図は本発明の第3実施例を説明するための図であり
、第9図はヘッド力バーを取り外した状態の平面図、第
10図.第11図.第12図はそれぞれ第−8図(7)
X−X&1断面図、xt−xlvA断面図、XII −
Xll MA断面図である.図において、9はエンジン
ユニット、15は燃焼室、23〜25は吸気弁、26.
27は排気弁、31は吸気弁用吸気通路、31aは天井
壁、36はカム軸、39は中央軸受部、39aは下半部
、42〜45はロッカーアームである.
Claims (1)
- (1)吸気弁及び排気弁をロッカーアームを介して1本
のカム軸によって開閉駆動するようにした4サイクルエ
ンジンの動弁装置において、上記排気弁及び3本の吸気
弁を略円周上に配置し、上記カム軸を上記燃焼室の略中
央上方を横切るように配置するとともに、該カム軸の略
中央部を軸支する中央軸受部を中央の上記吸気弁と対向
するように配置し、該中央軸受部の下半部と、上記中央
の吸気弁用開口に連通する吸気通路の壁部とを連結した
ことを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63134054 | 1988-05-30 | ||
JP63-134054 | 1988-05-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02238105A true JPH02238105A (ja) | 1990-09-20 |
JP2757920B2 JP2757920B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=15119285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13397789A Expired - Fee Related JP2757920B2 (ja) | 1988-05-30 | 1989-05-26 | 4サイクルエンジンの動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2757920B2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP13397789A patent/JP2757920B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2757920B2 (ja) | 1998-05-25 |
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