JPH1111720A - 給紙装置の分離機構 - Google Patents

給紙装置の分離機構

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JPH1111720A
JPH1111720A JP18432397A JP18432397A JPH1111720A JP H1111720 A JPH1111720 A JP H1111720A JP 18432397 A JP18432397 A JP 18432397A JP 18432397 A JP18432397 A JP 18432397A JP H1111720 A JPH1111720 A JP H1111720A
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JP
Japan
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roller
separation
friction
separating
sheets
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JP18432397A
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English (en)
Inventor
Yoshihito Osada
佳人 長田
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積載された状態にある紙幣、券類等の紙葉類
を一枚づつ取り出して給送する装置に於て使用される分
離機構において、フリクションローラとストップローラ
とからなる分離ローラ対の直上流側に、フリクションロ
ーラと連れ回りすると共に上下動自在な分離補助ローラ
を設けた場合に、多枚数の紙葉類が束状態で分離部に進
入しようとしても、分離部に詰まったり、分離動作不足
による重送が発生するという不具合を解消することがで
きる給紙装置の分離機構を提供する。 【解決手段】 分離補助ローラ13をフリクションロー
ラ11の外周面に対して強弾性部材23を用いて圧接さ
せるとともに、該分離補助ローラを上流及び下流側へ進
退可能に支持し、かつ弱弾性部材22により常時上流側
へ弾性付勢し、分離補助ローラが下流側へ移動する際に
は、分離補助ローラはフリクションローラから離間する
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積載された状態にあ
る紙幣、券類等の紙葉類を一枚づつ取り出して給送する
装置に於て使用される分離機構の改良に関し、特に重送
状態で分離ローラ対間を通過しようとする紙葉類を確実
に分離することが可能な給紙装置における分離機構に関
する。
【0002】
【従来技術】紙葉類の給紙機構を備えた装置、例えば紙
幣、券類等の枚数をカウントする計数装置等にあって
は、ホッパー部にセットされた紙葉類束の最下部の紙葉
類から一枚づつ取り出してこれを識別部(計数部)に繰
り出す紙葉類分離機構を備えている。図4は従来の紙葉
類分離機構の構成図であり、符号1は矢印方向に回転し
て紙葉類の給紙分離を行う駆動ローラとしてのフリクシ
ョンローラであり、2は紙葉類分離を行う為に矢印方向
にのみ回転するように構成されたストップローラであ
り、3は紙葉類を引き込む際の補助を行う正逆転及び上
下動可能な従動ローラとしての分離補助ローラであり、
4は矢印方向に回転駆動されることによりホッパー部5
上に積載された紙葉類の最下面に接して給紙を行うサブ
ドライブローラである。フリクションローラ1は周知の
ように外周面の摩擦係数が大きく設定されている。フリ
クションローラ1と、サブドライブローラ4は、モータ
等により駆動されている。分離補助ローラ3は、フリク
ションローラ1の外周面と接触することで従動回転可能
となっている。ストップローラ2も従動ローラであり、
矢印方向にのみ回転可能に構成されている為、両ローラ
1、2(分離ローラ対)のニップ部に重送状態の紙葉類
が進入した場合には、下側の紙葉類はフリクションロー
ラ1により搬送される一方で、その上に重なっている紙
葉類はストップローラ2により搬送が妨げられ、その結
果として重送紙葉類が一枚に分離給送される。
【0003】次にこの分離機構の動作について説明す
る。まずホッパー部5に紙葉類束を載せると、サブドラ
イブローラ4が矢印方向に回転駆動されることにより、
最下部の紙葉類を分離ローラ対1、2のニップ部である
分離部に搬送しようとする。しかし、折れ、皺、カール
等の癖のある紙葉類や、少枚数の場合には、サブドライ
ブローラ4からの搬送力が紙葉類に十分に伝わらず分離
部に搬送されにくくなる。そこで、従来は図4に示した
位置に分離補助ローラ3(引き込みローラ)を配置する
工夫がなされている。分離補助ローラ3は、常時フリク
ションローラ1と接触しているため、フリクションロー
ラ1による給紙時には矢印方向に連れ回りしており、分
離補助ローラ3に先端縁を接触させている紙葉類Pは両
ローラ1、3間に入り込もうとする(図5)。このた
め、搬送力が増加し、癖のついた紙葉類や少数枚の紙葉
類を引き込みやすくなる。つまり、分離補助ローラは紙
葉類搬送における搬送力を増加させる役割を果たしてい
る。上記従来の分離補助ローラ3は、紙葉類が通過する
時に抵抗とならないように、上下動可能に構成されると
共に、自重もしくは微力な付勢力にてフリクションロー
ラに接触し、紙葉類の通過時には上方に退避することが
可能になっている。ところが、分離補助ローラ3を上下
動可能に構成すると、ホッパー部5上に積載した紙葉類
間の摩擦力が大きい場合に、紙葉類間の分離がスムーズ
に行かず、その結果、数十枚が束になった状態にて分離
部に入り込み易くなる。数十枚が束になって進入してく
ると分離補助ローラ3は紙葉類束からの圧力により容易
に上方向に退避するので、紙葉類束は束の状態で分離部
に引き込まれる(図5(b) )。フリクションローラ1と
ストップローラ2とのニップ部から成る分離部による分
離能力は、数枚が重送状態で引き込まれた場合の1枚分
離は可能だが、数十枚が束状態にて引き込まれた場合に
は分離動作を十分に行うことができず、紙葉類が分離部
に詰まり、計数装置全体が動作をストップする結果をも
たらす。仮に、分離部に詰まらなかったとしても、分離
動作不足による2枚送りという不具合が起こる。このよ
うに分離補助ローラ3を設けた場合には、このローラ3
を設けない場合に比べて紙葉類の紙幣を引き込みが容易
になるが、引き込み易さに起因した紙詰まりや2枚送り
が発生しやすいという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、積載された状態にある紙幣、券類
等の紙葉類を一枚づつ取り出して給送する装置に於て使
用される分離機構において、フリクションローラとスト
ップローラとからなる分離ローラ対の直上流側に、フリ
クションローラと連れ回りすると共に上下動自在な分離
補助ローラを設けた場合に、多枚数の紙葉類が束状態で
分離部に進入しようとしても、分離部に詰まったり、分
離動作不足による重送が発生するという不具合を解消す
ることができる給紙装置の分離機構を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
請求項1の発明は、紙葉類束を積載するホッパー部と、
ホッパー部上の紙葉類束の最下部から紙葉類を給送する
サブドライブローラと、給送された紙葉類を分離するた
めに給紙方向に回転駆動するフリクションローラと、フ
リクションローラの上方においてフリクションローラに
近接して対向配置されたストップローラと、フリクショ
ンローラとストップローラとの対向部に形成される分離
部の直上流側位置に上下動可能に配置された従動ローラ
としての分離補助ローラと、を備えた分離機構におい
て、上記分離補助ローラをフリクションローラの外周面
に対して強弾性部材を用いて圧接させるとともに、該分
離補助ローラを上流及び下流側へ進退可能に支持し、か
つ弱弾性部材により常時上流側へ弾性付勢し、上記分離
補助ローラが下流側へ移動する際には、分離補助ローラ
はフリクションローラから離間するように構成されてい
ることを特徴とする。請求項2の発明は、上記弱弾性部
材のバネ力を、上記分離部に向けて数枚の紙葉類が給紙
された時には上記分離補助ローラを下流側へ退避せしめ
る程度に設定し、上記強弾性部材のバネ力を、上記分離
部に向けて多枚数の紙葉類が給紙された時に、徐々に分
離補助ローラをフリクションローラから離間させる上方
向に移動させ得る程度に設定するように構成したことを
特徴とする。請求項3の発明は、上記フリクションロー
ラを所定の軸方向間隔を隔てて配置した2つのフリクシ
ョンローラから構成し、上記ストップローラを上記各フ
リクションローラに対応して配置した2つのストップロ
ーラから構成し、上記分離補助ローラを、2つのフリク
ションローラの軸方向内側端部の外周面に同時に圧接す
る一方で、ストップローラには干渉せずに上下動及び上
下流方向へ進退可能に配置したことを特徴とする。請求
項4の発明は、上記ストップローラの軸によって基端部
を上下動可能に支持されたコ字状のローラガイドの2つ
の遊端部に夫々設けた長穴によって分離補助ローラの軸
を回転自在かつ上下流方向へ進退可能に支持すると共
に、上記弱弾性部材によって分離補助ローラの軸を常時
上流側へ付勢し、上記強弾性部材によって上記ローラガ
イドをフリクションローラへの圧接方向へ付勢したこと
を特徴とする。請求項5の発明は、上記ローラガイドの
上記圧接方向への移動範囲を制限するストッパを設けた
ことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した形態例により
本発明を詳細に説明する。図1(a) は本発明の一形態例
の分離機構の正面図、(b) はその矢視A−A図、図2は
図1(a) の要部拡大図、図3(a) 及び(b) は動作説明図
である。この形態例の特徴的な構成は、分離補助ローラ
を備えた分離機構において、分離ローラ対の直上流側に
配置した上下動可能な分離補助ローラをフリクションロ
ーラの外周面に対して弾性的に圧接させるとともに、下
流側へも退避可能に構成することにより、数枚の紙葉類
が引き込まれた場合には分離補助ローラが下流側へ退避
して引込の障害となることをなくし、多枚数の紙葉類束
が引き込まれる場合には徐々に上方に退避することによ
り少枚数づつへの分離を円滑に行うようにした点にあ
る。上記特徴的な構成を実現する為に、本発明では例え
ば以外のような構成の形態例を用いる。符号11は矢印
方向に回転して紙葉類の給紙分離を行う駆動ローラとし
てのフリクションローラであり、12は紙葉類分離を行
う為に矢印方向にのみ回転するように構成されたストッ
プローラであり、13は紙葉類を引き込む際の補助を行
う正逆転及び上下動可能な従動ローラとしての分離補助
ローラであり、14は矢印方向に回転駆動されることに
よりホッパー部15上に積載された紙葉類の最下面に接
して給紙を行うサブドライブローラである。フリクショ
ンローラ11とサブドライブローラ14は、モータ等に
より駆動されている。分離補助ローラ13は、フリクシ
ョンローラ11の外周面と接触することで従動回転可能
となっている。ストップローラ12も従動ローラであ
り、矢印方向にのみ回転可能に構成されている為、両ロ
ーラ11、12(分離ローラ対)のニップ部に重送状態
の紙葉類が進入した場合には、下側の紙葉類はフリクシ
ョンローラ11により搬送される一方で、その上に重な
っている紙葉類はストップローラ12により搬送が妨げ
られ、その結果として重送紙葉類が一枚に分離給送され
る。
【0007】次に、本発明の要部をなす分離補助ローラ
13の構成であるが、この分離補助ローラ13は、図1
(b) の平面図に示すように所定の軸方向間隔を隔てて配
置された2つのフリクションローラ11、11の間であ
って、各フリクションローラ11、11に対応付けられ
て配置された2つのストップローラ12、12と干渉し
ない位置に配置されている。また、この分離補助ローラ
13は、ストップローラ12の軸20によって上下動可
能に基端部を支持された略コ字状の板材から成るローラ
ガイド21の2つの遊端部に設けた長穴21aによって
その軸13を回転自在、かつ長穴に沿って下流側へ進退
可能に支持されている。また、この軸13はスプリング
(弱弾性部材)22によって上流側(ホッパー部方向)
へ常時付勢されている。更に、このローラガイド21自
体はスプリング(強弾性部材)23によって常時時計廻
り方向、即ち分離補助ローラがフリクションローラ11
と圧接する方向に弾性付勢されている。従って、この分
離補助ローラ13は、上下方向(フリクションローラと
離間・接近する方向)と、前後方向(下流・上流側方
向)へ進退可能に移動可能であると共に、常時において
は軸13aがスプリング22の力により長穴21aの上
流側端部へ押し付けられており、またスプリング23に
よりフリクションローラ側へ押し付けられている。
【0008】なお、長穴21aが延びる方向は、軸13
aが長穴内を下流側に移動した時には分離補助ローラ1
3の周面がフリクションローラ11の周面から離間する
ように斜め上向きに傾斜するように設定する。更に、軸
20を支持する側板25(或は図示しない装置の固定
部)にはピン等のストッパ26を突設して、ローラガイ
ド21が下方に回動する範囲の限界を定めている。この
結果、軸13aが長穴21a内に上流側端部に位置して
いる時における分離補助ローラ13のフリクションロー
ラ11に対する圧接力を一定の範囲内にとどめている。
【0009】次にこの分離機構の動作について説明す
る。まずホッパー部5に紙葉類束を載せると、サブドラ
イブローラ14が矢印方向に回転駆動されることによ
り、最下部の紙葉類を分離ローラ対11、12のニップ
部である分離部に搬送しようとする。また、分離補助ロ
ーラが存在しない場合には、折れ、皺、カール等の癖の
ある紙葉類や、少枚数の紙葉類は、サブドライブローラ
14からの搬送力が紙葉類に十分に伝わらず分離部に搬
送されにくくなるが、フリクションローラ11と接触し
て連れ回りする分離補助ローラ13の作用により、分離
補助ローラ13に先端縁を接触させている紙葉類Pは両
ローラ11、13間に入り込むこととなり、搬送力が増
加し、癖のついた紙葉類や少数枚の紙葉類を引き込みや
すくなる。つまり、本発明の分離補助ローラは、上記従
来構造の分離補助ローラの場合と同様に紙葉類搬送にお
ける引込力を増加させることができる。
【0010】また、この分離補助ローラ13は、紙葉類
が通過する時に抵抗とならないように、下流側及び上方
へ退避可能に構成されると共に、スプリング23及びス
トッパ26との協働により所定の力にてフリクションロ
ーラ11に接触しているので、紙葉類の通過時に過大な
圧力が発生した場合には下流側或は上方に退避すること
が可能になっている。また、スプリング23は比較的強
い力に設定する一方で、スプリング22は弱い力に設定
しているので、ホッパー部15上に積載した紙葉類間の
摩擦抵抗が大きいために紙葉類間の分離がスムーズに行
きにくい場合であっても、数枚の使用るが給送されて来
た場合には分離補助ローラ13がスプリング22の弱い
力に抗して長穴21aに沿って下流側へ退避してフリク
ションローラ13の外周面から離間するので、該紙葉類
はフリクションローラ11とストップローラ12とから
成る分離部にスムーズに進入することができ、分離部に
よって一枚づつに分離されることができる。つまり、こ
の場合分離補助ローラ13は数枚の紙葉類の引込の障害
となることがない。
【0011】これに対して数十枚が束になった状態にて
分離部に入り込もうとした場合には、分離部の直前に位
置する分離補助ローラ13は紙葉類束からの圧力により
容易かつ早い動作で上方向に退避することはなく、強い
力を有したスプリング23により下方へ付勢されたロー
ラガイド21を介して加えられる圧力に抗しながら徐々
に上方に退避しようとする。このため、図3(a) (b) に
示すように、分離補助ローラ13がゆっくり上方に退避
する過程において、大きな束を少数枚づつに分けて分離
部に給紙して行くことが可能となる。従って、多枚数が
分離部に進入しようとした場合に於ても、分離部には常
に少枚数の紙葉類が供給されることとなり、十分な分離
能力を維持することが可能となる。つまり、分離部にお
ける紙詰まりや、2枚送りが発生しなくなる。
【0012】なお、紙詰まりや2枚送りが発生しやすい
時は、本発明におけるスプリング23のバネ定数を大き
くすることでこれに対応することができる。つまり、上
記した分離機構に於て紙詰まりや2枚送りが発生するの
は、多枚数の紙葉類束が一挙に分離部に進入してきた場
合であるが、このような場合に紙詰まりや2枚送りが発
生するとすれば、それは分離補助ローラ13をフリクシ
ョンローラ11に向けて付勢する力が弱いために容易か
つ早い動作で上方に退避してしまうからであり、このよ
うな不具合を解消するにはスプリング23の力が強くな
るように調整して分離補助ローラ13を上方に退避しに
くくすればよいのである。なお、この場合にもストッパ
26の作用により、分離補助ローラ13からフリクショ
ンローラ11に対して必要以上の負荷が加わらないよう
に調整してあるので、スプリング23の力を強くしたと
しても両ローラ13、11間の圧接力は一定である。
【0013】なお、本明細書に於て紙葉類の枚数を数枚
という場合の具体的枚数と、多枚数という場合の具体的
枚数については、特に明記しなかったが、数枚という場
合には例えば3〜7枚を意味し、多枚数という場合には
例えば8枚以上の枚数を意味する。これを抽象的に定義
すれば、本発明の分離補助ローラではない従来の分離補
助ローラを用いた場合に分離部に詰まり易い程度の枚数
を多枚数といい、それ未満の枚数であって3枚以上の枚
数を数枚ということができる。なお、本発明の分離機構
は、ホッパー部上の紙葉類束の最上部から給紙するタイ
プにも適用可能である。この場合には、例えばフリクシ
ョンローラ11とストップローラ12の上下位置関係は
勿論、分離補助ローラ13、その他の部材の位置も図示
のものとは上下を逆にする。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、積載され
た状態にある紙幣、券類等の紙葉類を一枚づつ取り出し
て給送する装置に於て使用される分離機構において、フ
リクションローラとストップローラとからなる分離ロー
ラ対の直上流側に、フリクションローラと連れ回りする
と共に上下動自在な分離補助ローラを設けた場合に、多
枚数の紙葉類が束状態で分離部に進入しようとしても、
分離部に詰まったり、分離動作不足による重送が発生す
るという不具合を解消することができる。即ち、本発明
では、分離補助ローラを強弾性部材によりフリクション
ローラへの圧接方向へ付勢し続ける一方で、該分離補助
ローラを上下流方向へ進退可能に支持すると共に弱弾性
部材によって上流方向へ常時付勢するようにしたので、
少数枚から数枚の紙葉類が分離部に進入しようとする場
合には、手前側に位置する分離補助ローラが弱弾性部材
に抗して下流側へ移動してフリクションローラから離間
することにより数枚の紙葉類の分離部への進入を許容す
る。更に、多枚数の紙葉類束が分離部に進入しようとす
る場合には、強弾性部材の力に抗して分離補助ローラは
徐々に上方に退避しようとするので、その退避過程で紙
葉類束は数枚づつに分けて給紙部に供給され、分離部に
て一枚づつに正常に分離されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明の一形態例の分離機構の正面図、
(b) はその矢視A−A図。
【図2】図1(a) の要部拡大図。
【図3】(a) 及び(b) は本発明装置の動作説明図。
【図4】従来の分離機構の構成説明図。
【図5】(a) 及び(b) は従来の分離補助ローラの動作説
明図。
【符号の説明】
11 フリクションローラ、12 ストップローラ、1
3 分離補助ローラ、14 14 サブドライブロー
ラ、15 ホッパー部、20 ストップローラの軸、2
1 ローラガイド、21a 長穴、22 スプリング
(弱弾性部材)、23スプリング(強弾性部材)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類束を積載するホッパー部と、ホッ
    パー部上の紙葉類束の最下部から紙葉類を給送するサブ
    ドライブローラと、給送された紙葉類を分離するために
    給紙方向に回転駆動するフリクションローラと、フリク
    ションローラの上方においてフリクションローラに近接
    して対向配置されたストップローラと、フリクションロ
    ーラとストップローラとの対向部に形成される分離部の
    直上流側位置に上下動可能に配置された従動ローラとし
    ての分離補助ローラと、を備えた分離機構において、 上記分離補助ローラをフリクションローラの外周面に対
    して強弾性部材を用いて圧接させるとともに、該分離補
    助ローラを上流及び下流側へ進退可能に支持し、かつ弱
    弾性部材により常時上流側へ弾性付勢し、 上記分離補助ローラが下流側へ移動する際には、分離補
    助ローラはフリクションローラから離間するように構成
    されていることを特徴とする給紙装置の分離機構。
  2. 【請求項2】 上記弱弾性部材のバネ力を、上記分離部
    に向けて数枚の紙葉類が給紙された時には上記分離補助
    ローラを下流側へ退避せしめる程度に設定し、 上記強弾性部材のバネ力を、上記分離部に向けて多枚数
    の紙葉類が給紙された時に、徐々に分離補助ローラをフ
    リクションローラから離間させる上方向に移動させ得る
    程度に設定するように構成したことを特徴とする請求項
    1記載の給紙装置の分離機構。
  3. 【請求項3】 上記フリクションローラを所定の軸方向
    間隔を隔てて配置した2つのフリクションローラから構
    成し、 上記ストップローラを上記各フリクションローラに対応
    して配置した2つのストップローラから構成し、 上記分離補助ローラを、2つのフリクションローラの軸
    方向内側端部の外周面に同時に圧接する一方で、ストッ
    プローラには干渉せずに上下動及び上下流方向へ進退可
    能に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の給
    紙装置の分離機構。
  4. 【請求項4】 上記ストップローラの軸によって基端部
    を上下動可能に支持されたコ字状のローラガイドの2つ
    の遊端部に夫々設けた長穴によって分離補助ローラの軸
    を回転自在かつ上下流方向へ進退可能に支持すると共
    に、上記弱弾性部材によって分離補助ローラの軸を常時
    上流側へ付勢し、上記強弾性部材によって上記ローラガ
    イドをフリクションローラへの圧接方向へ付勢したこと
    を特徴とする請求項1、2、又は3記載の給紙装置の分
    離機構。
  5. 【請求項5】 上記ローラガイドの上記圧接方向への移
    動範囲を制限するストッパを設けたことを特徴とする請
    求項4記載の給紙装置の分離機構。
JP18432397A 1997-06-25 1997-06-25 給紙装置の分離機構 Pending JPH1111720A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102887376A (zh) * 2012-10-22 2013-01-23 广州广电运通金融电子股份有限公司 一种纸张类介质分离装置
KR20180075915A (ko) * 2016-12-27 2018-07-05 주식회사 히타치터미널솔루션즈코리아 보조 투입 유닛을 갖는 페이퍼시트 이송장치

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102887376A (zh) * 2012-10-22 2013-01-23 广州广电运通金融电子股份有限公司 一种纸张类介质分离装置
CN102887376B (zh) * 2012-10-22 2015-08-26 广州广电运通金融电子股份有限公司 一种纸张类介质分离装置
KR20180075915A (ko) * 2016-12-27 2018-07-05 주식회사 히타치터미널솔루션즈코리아 보조 투입 유닛을 갖는 페이퍼시트 이송장치

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