JPH11116443A - 毛髪化粧料 - Google Patents
毛髪化粧料Info
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- JPH11116443A JPH11116443A JP9280526A JP28052697A JPH11116443A JP H11116443 A JPH11116443 A JP H11116443A JP 9280526 A JP9280526 A JP 9280526A JP 28052697 A JP28052697 A JP 28052697A JP H11116443 A JPH11116443 A JP H11116443A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 高分子化合物と油剤とを含む粘着性成分
を含有し、直径５cmのテフロン板上に固着された３ｇの
該粘着性成分に面積１cm2 のアクリル板を１０ｇの荷重
で押しつけた後該アクリル板を引き離すのに必要な力を
測定することにより得られる該粘着性成分の粘着力が３
０ｇ／cm2 以上であることを特徴とする毛髪化粧料。 【効果】 この毛髪化粧料は、頭髪を固めずに自然な状
態でまとまりを付与し、ヘアスタイルの保持性に優れる
とともに仕上がった髪がさらさらとなめらかな感触を付
与する。
を含有し、直径５cmのテフロン板上に固着された３ｇの
該粘着性成分に面積１cm2 のアクリル板を１０ｇの荷重
で押しつけた後該アクリル板を引き離すのに必要な力を
測定することにより得られる該粘着性成分の粘着力が３
０ｇ／cm2 以上であることを特徴とする毛髪化粧料。 【効果】 この毛髪化粧料は、頭髪を固めずに自然な状
態でまとまりを付与し、ヘアスタイルの保持性に優れる
とともに仕上がった髪がさらさらとなめらかな感触を付
与する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はヘアスタイリング用
毛髪化粧料に関し、更に詳細には頭髪を固めずに自然な
状態でまとまりを付与し、かつ、ヘアスタイルの保持性
に優れた毛髪化粧料に関する。
毛髪化粧料に関し、更に詳細には頭髪を固めずに自然な
状態でまとまりを付与し、かつ、ヘアスタイルの保持性
に優れた毛髪化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ヘアスタイルを保持する手段とし
てはヘアスプレーのように高弾性率のポリマーを多量に
噴霧し髪を固着するのが一般的である。しかし、この方
法によると、ポリマーによって毛髪同士が束状に固着
し、仕上がったヘアスタイルの風合いにおいて自然な仕
上がり感が得られないばかりか、その感触においてもご
わつきや硬さなどの点で不都合が生じ、また手櫛や指通
し等で一度固着点が破壊されるとスタイル保持力が急激
に低下する。一方、ヘアクリームやワックスなどのスタ
イリング剤を用いれば、髪を油剤の粘着力により保持す
ることから毛髪１本１本は固まることはなく自然な仕上
がりが得られるが、油剤による粘着力は前者のポリマー
の固着力に比べ極めて弱く、スタイル保持力が充分でな
いという欠点がある。このように、従来の技術によって
は、髪を固めないでヘアスタイルに充分なまとまりを持
続的に付与することは不可能であった。
てはヘアスプレーのように高弾性率のポリマーを多量に
噴霧し髪を固着するのが一般的である。しかし、この方
法によると、ポリマーによって毛髪同士が束状に固着
し、仕上がったヘアスタイルの風合いにおいて自然な仕
上がり感が得られないばかりか、その感触においてもご
わつきや硬さなどの点で不都合が生じ、また手櫛や指通
し等で一度固着点が破壊されるとスタイル保持力が急激
に低下する。一方、ヘアクリームやワックスなどのスタ
イリング剤を用いれば、髪を油剤の粘着力により保持す
ることから毛髪１本１本は固まることはなく自然な仕上
がりが得られるが、油剤による粘着力は前者のポリマー
の固着力に比べ極めて弱く、スタイル保持力が充分でな
いという欠点がある。このように、従来の技術によって
は、髪を固めないでヘアスタイルに充分なまとまりを持
続的に付与することは不可能であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、頭髪を固めずにヘアスタイルにまとまりを付与し、
かつ仕上がったヘアスタイルの保持性にも優れる毛髪化
粧料を提供することにある。
は、頭髪を固めずにヘアスタイルにまとまりを付与し、
かつ仕上がったヘアスタイルの保持性にも優れる毛髪化
粧料を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
状に鑑み鋭意検討した結果、粘着性成分として高分子化
合物と油剤とを併用し、かつ該粘着性成分の粘着力を一
定以上とすることにより、髪を固めずに自然なまとまり
を付与し、かつ優れたスタイル保持性を有する毛髪化粧
料が得られることを見出し本発明を完成した。
状に鑑み鋭意検討した結果、粘着性成分として高分子化
合物と油剤とを併用し、かつ該粘着性成分の粘着力を一
定以上とすることにより、髪を固めずに自然なまとまり
を付与し、かつ優れたスタイル保持性を有する毛髪化粧
料が得られることを見出し本発明を完成した。
【０００５】すなわち、本発明は、高分子化合物と油剤
とを含む粘着性成分を含有し、直径５cmのテフロン板上
に固着された３ｇの該粘着性成分に面積１cm2 のアクリ
ル板を１０ｇの荷重で押しつけた後該アクリル板を引き
離すのに必要な力を測定することにより得られる該粘着
性成分の粘着力が３０ｇ／cm2 以上であることを特徴と
する毛髪化粧料を提供するものである。
とを含む粘着性成分を含有し、直径５cmのテフロン板上
に固着された３ｇの該粘着性成分に面積１cm2 のアクリ
ル板を１０ｇの荷重で押しつけた後該アクリル板を引き
離すのに必要な力を測定することにより得られる該粘着
性成分の粘着力が３０ｇ／cm2 以上であることを特徴と
する毛髪化粧料を提供するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の毛髪化粧料に配合される
粘着性成分は、高分子化合物及び油剤とを含むものであ
り、該高分子化合物としては、非シリコーン系高分子化
合物が好ましい。ここで非シリコーン系高分子化合物と
しては、４級化ポリ（ビニルピロリドン／ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート）（例えば、ＩＳＰ社製：ガフ
カットＮ７５５）、ビニルピロリドン／塩化メタクリル
アミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体（例え
ば、ＩＳＰ社製：ガフカットＨＳ−１００）、ビニルメ
チルエーテル／マレイン酸エチル共重合体（例えば、Ｉ
ＳＰ社製：ガントレッツＥＳ−２２５）、アクリル酸／
エチルアクリレート／Ｎ−ｔ−ブチルアクリルアミド共
重合体（例えば、ＢＡＳＦ社製：Ｕｌｔｒａｈｏｌｄ
８）、アクリル樹脂アルカノールアミン液（例えば、互
応化学製：プラスサイズＬ９５４０Ｂ）、オクチルアク
リルアミド・アクリル樹脂（例えば、カネボウ−ＮＳＣ
製：アンフォマーＶ−４２）、酢酸ビニル・クロトン酸
・ネオデカン酸ビニル共重合体（例えば、カネボウ−Ｎ
ＳＣ製：ＲＥＳＹＮ２８−２９３０）、ｔ−ブチルアク
リルアミド／ジメチルアクリルアミド／ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド／メトキシポリエチレングリコ
ールメタクリレート共重合体（特開平８−２９１２０６
号公報）、ポリビニルピロリドン／ビニルアセテート共
重合体（例えば、ＩＳＰ製：ＰＶＰ／ＶＡＥ７３５）、
Ｎ−メタクリロイルオキシエチル−Ｎ，Ｎ−ジメチルア
ンモニウム−α−Ｎ−メチルカルボキシベタイン／メタ
クリル酸アルキルエステル共重合体（例えば、三菱化学
製：ユカフォーマー）、水分散性ポリエステル（例え
ば、イーストマンコダック社製：ＡＱ５５Ｓ）、アクリ
レート／メタクリレート／アクリル酸／メタクリル酸共
重合体（例えば、ユニオンカーバイト社製：アマホール
ドＤＲ２５）、ヒドロキシプロピルキトサン（例えば、
一丸ファルコス社製：キトフィルマー）、キトサン−dl
−ピロリドンカルボン酸塩（例えば、ユニオンカーバイ
ド社製：カイトマーＰＣ）、カラギーナン（例えば三菱
レイヨン社製：ソアギーナＬＸ２２）、キサンタンガム
（例えば、大日本製薬社製：エコーガムＴ）、グアーガ
ム（例えば、大日本製薬社製：ファイバロンＳ）、プル
ラン（例えば、Ｈａｙａｓｈｉｂａｒａ Ｂｉｏｃｈｅ
ｍｉｃａｌ Ｌａｂｏｒａｔｒｉｅｓ社製：ＰＦ−１
０）、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルア
ンモニウムクロリド（例えば、鐘紡−ＮＳＣ社製：Ｃｅ
ｌｑｕａｔＬ−２００）、ヒドロキシエチルセルロース
−２−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロ
リド（例えば、ユニオンカーバイド社製：ポリマーＪＲ
−４００）、ポリビニルアルコール（例えば、日本合成
化学社製：ゴーセノールＥＧ−０５、ＥＧ−２０）、ビ
ニルアルコール／ジメチルアミノプロピルメタクリルア
ミド４級塩共重合体（例えば、クラレ社製：Ｃ−３１
８）、ビニルアルコール／イタコン酸共重合体（例え
ば、クラレ社製：ＫＭ−１１８）、ビニルアルコール／
ビニルアミン共重合体（例えば、エアープロダクト社
製：ＶＡ−１２０−ＨＣｌ）、ポリアクリル酸（例え
ば、ＢＦ Ｇｏｏｄｒｉｃｈ社製：カーボポール９１
０、９４０、９８０）、塩化ポリジメチルジアリルアン
モニウム（例えば、Ｃａｌｇｏｎ社製：マーコート１０
０）、及びジメチルジアリルアンモニウム／アクリルア
ミド／アクリル酸共重合体（例えば、Ｃａｌｇｏｎ社
製：マーコート３３３１）から選ばれる高分子化合物が
好ましい。
粘着性成分は、高分子化合物及び油剤とを含むものであ
り、該高分子化合物としては、非シリコーン系高分子化
合物が好ましい。ここで非シリコーン系高分子化合物と
しては、４級化ポリ（ビニルピロリドン／ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート）（例えば、ＩＳＰ社製：ガフ
カットＮ７５５）、ビニルピロリドン／塩化メタクリル
アミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体（例え
ば、ＩＳＰ社製：ガフカットＨＳ−１００）、ビニルメ
チルエーテル／マレイン酸エチル共重合体（例えば、Ｉ
ＳＰ社製：ガントレッツＥＳ−２２５）、アクリル酸／
エチルアクリレート／Ｎ−ｔ−ブチルアクリルアミド共
重合体（例えば、ＢＡＳＦ社製：Ｕｌｔｒａｈｏｌｄ
８）、アクリル樹脂アルカノールアミン液（例えば、互
応化学製：プラスサイズＬ９５４０Ｂ）、オクチルアク
リルアミド・アクリル樹脂（例えば、カネボウ−ＮＳＣ
製：アンフォマーＶ−４２）、酢酸ビニル・クロトン酸
・ネオデカン酸ビニル共重合体（例えば、カネボウ−Ｎ
ＳＣ製：ＲＥＳＹＮ２８−２９３０）、ｔ−ブチルアク
リルアミド／ジメチルアクリルアミド／ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド／メトキシポリエチレングリコ
ールメタクリレート共重合体（特開平８−２９１２０６
号公報）、ポリビニルピロリドン／ビニルアセテート共
重合体（例えば、ＩＳＰ製：ＰＶＰ／ＶＡＥ７３５）、
Ｎ−メタクリロイルオキシエチル−Ｎ，Ｎ−ジメチルア
ンモニウム−α−Ｎ−メチルカルボキシベタイン／メタ
クリル酸アルキルエステル共重合体（例えば、三菱化学
製：ユカフォーマー）、水分散性ポリエステル（例え
ば、イーストマンコダック社製：ＡＱ５５Ｓ）、アクリ
レート／メタクリレート／アクリル酸／メタクリル酸共
重合体（例えば、ユニオンカーバイト社製：アマホール
ドＤＲ２５）、ヒドロキシプロピルキトサン（例えば、
一丸ファルコス社製：キトフィルマー）、キトサン−dl
−ピロリドンカルボン酸塩（例えば、ユニオンカーバイ
ド社製：カイトマーＰＣ）、カラギーナン（例えば三菱
レイヨン社製：ソアギーナＬＸ２２）、キサンタンガム
（例えば、大日本製薬社製：エコーガムＴ）、グアーガ
ム（例えば、大日本製薬社製：ファイバロンＳ）、プル
ラン（例えば、Ｈａｙａｓｈｉｂａｒａ Ｂｉｏｃｈｅ
ｍｉｃａｌ Ｌａｂｏｒａｔｒｉｅｓ社製：ＰＦ−１
０）、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルア
ンモニウムクロリド（例えば、鐘紡−ＮＳＣ社製：Ｃｅ
ｌｑｕａｔＬ−２００）、ヒドロキシエチルセルロース
−２−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロ
リド（例えば、ユニオンカーバイド社製：ポリマーＪＲ
−４００）、ポリビニルアルコール（例えば、日本合成
化学社製：ゴーセノールＥＧ−０５、ＥＧ−２０）、ビ
ニルアルコール／ジメチルアミノプロピルメタクリルア
ミド４級塩共重合体（例えば、クラレ社製：Ｃ−３１
８）、ビニルアルコール／イタコン酸共重合体（例え
ば、クラレ社製：ＫＭ−１１８）、ビニルアルコール／
ビニルアミン共重合体（例えば、エアープロダクト社
製：ＶＡ−１２０−ＨＣｌ）、ポリアクリル酸（例え
ば、ＢＦ Ｇｏｏｄｒｉｃｈ社製：カーボポール９１
０、９４０、９８０）、塩化ポリジメチルジアリルアン
モニウム（例えば、Ｃａｌｇｏｎ社製：マーコート１０
０）、及びジメチルジアリルアンモニウム／アクリルア
ミド／アクリル酸共重合体（例えば、Ｃａｌｇｏｎ社
製：マーコート３３３１）から選ばれる高分子化合物が
好ましい。
【０００７】一方、油剤は、上記高分子化合物に対して
可塑効果を有するものであればいずれのものでも使用で
きるがその融点が５０℃以下であることが好ましい。融
点が５０℃より高い油剤を用いた場合、それ以下の油剤
に比べ高分子化合物との混合の結果得られる粘着性成分
の粘着力が相対的に低下する傾向にあり、ヘアスタイル
のまとまり性が低下する点で好ましくない。融点が５０
℃以下の油剤としては、例えばミリスチルアルコール、
セチルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアル
コール、２−オクチルドデカノール等の直鎖又は分岐鎖
のアルキル基又はアルケニル基を有する高級アルコール
類；流動パラフィン、スクアレン、ワセリン、高級脂肪
酸エステル類（ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ラウリン酸
ヘキシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、２
−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、ミリスチン酸オクチ
ルドデシル、オレイン酸モノグリセリド、パルミチン酸
モノグリセリド等の脂肪酸モノグリセリド）、ラノリン
酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミ
ド、イソステアリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪
酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸イソプロパノー
ルアミド等のアルカノールアミド類、高級脂肪酸類（オ
レイン酸、ヤシ油脂肪酸）アルキル基又はアルケニル基
を有する長鎖アミドアミン等の油脂類；ミンクオイル、
オリーブ油、ヒマシ油、カカオ油、アボガド油、ヤシ
油、大豆リン脂質、卵黄油等の動植物性油脂類；グリセ
リン等が挙げられる。
可塑効果を有するものであればいずれのものでも使用で
きるがその融点が５０℃以下であることが好ましい。融
点が５０℃より高い油剤を用いた場合、それ以下の油剤
に比べ高分子化合物との混合の結果得られる粘着性成分
の粘着力が相対的に低下する傾向にあり、ヘアスタイル
のまとまり性が低下する点で好ましくない。融点が５０
℃以下の油剤としては、例えばミリスチルアルコール、
セチルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアル
コール、２−オクチルドデカノール等の直鎖又は分岐鎖
のアルキル基又はアルケニル基を有する高級アルコール
類；流動パラフィン、スクアレン、ワセリン、高級脂肪
酸エステル類（ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ラウリン酸
ヘキシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、２
−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、ミリスチン酸オクチ
ルドデシル、オレイン酸モノグリセリド、パルミチン酸
モノグリセリド等の脂肪酸モノグリセリド）、ラノリン
酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミ
ド、イソステアリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪
酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸イソプロパノー
ルアミド等のアルカノールアミド類、高級脂肪酸類（オ
レイン酸、ヤシ油脂肪酸）アルキル基又はアルケニル基
を有する長鎖アミドアミン等の油脂類；ミンクオイル、
オリーブ油、ヒマシ油、カカオ油、アボガド油、ヤシ
油、大豆リン脂質、卵黄油等の動植物性油脂類；グリセ
リン等が挙げられる。
【０００８】また、本発明においては、上記の粘着性成
分は、直径５cmのテフロン板上に固着された３ｇの該粘
着性成分に面積１cm2 のアクリル板を１０ｇの荷重で押
しつけた後該アクリル板を引き離すのに必要な力を測定
することにより得られる粘着力が３０ｇ／cm2 以上であ
ることが必要である。この粘着力が３０ｇ／cm2 未満の
場合には、毛髪に充分なまとまり保持性とスタイル保持
性は得られない。より好ましい粘着力は、毛髪の感触の
点から３０〜１０００ｇ／cm2 であり、６０〜７５０ｇ
／cm2 が更に好ましく、６０〜３５０ｇ／cm2 が特に好
ましい。
分は、直径５cmのテフロン板上に固着された３ｇの該粘
着性成分に面積１cm2 のアクリル板を１０ｇの荷重で押
しつけた後該アクリル板を引き離すのに必要な力を測定
することにより得られる粘着力が３０ｇ／cm2 以上であ
ることが必要である。この粘着力が３０ｇ／cm2 未満の
場合には、毛髪に充分なまとまり保持性とスタイル保持
性は得られない。より好ましい粘着力は、毛髪の感触の
点から３０〜１０００ｇ／cm2 であり、６０〜７５０ｇ
／cm2 が更に好ましく、６０〜３５０ｇ／cm2 が特に好
ましい。
【０００９】かかる粘着力は、高分子化合物と油剤の混
合比により調整することができ、該混合比（重量比）は
３：１〜１：３が好ましい。
合比により調整することができ、該混合比（重量比）は
３：１〜１：３が好ましい。
【００１０】これらの粘着性成分は、本発明毛髪化粧料
に０．１〜２０重量％配合するのが好ましく、更に０．
３〜１５重量％、特に０．５〜１０重量％配合するのが
好ましい。この範囲の配合量とすると、毛髪のまとま
り、及びその持続性が良好で、べたつき感もない。
に０．１〜２０重量％配合するのが好ましく、更に０．
３〜１５重量％、特に０．５〜１０重量％配合するのが
好ましい。この範囲の配合量とすると、毛髪のまとま
り、及びその持続性が良好で、べたつき感もない。
【００１１】また、本発明の毛髪化粧料には、各成分の
可溶化や分散、乳化の目的で、溶剤やアニオン性、カチ
オン性、両性、非イオン性の界面活性剤、低級アルコー
ル、タンパク加水分解物、植物抽出エキスなどのヘアケ
ア剤等を含有させることができる。更に、増粘剤、キレ
ート剤、パール化剤、香料、染料、顔料、パール顔料な
どの色素、紫外線吸収剤、起泡剤、噴射剤等の化粧品に
通常用いられる成分を適宜配合することができる。
可溶化や分散、乳化の目的で、溶剤やアニオン性、カチ
オン性、両性、非イオン性の界面活性剤、低級アルコー
ル、タンパク加水分解物、植物抽出エキスなどのヘアケ
ア剤等を含有させることができる。更に、増粘剤、キレ
ート剤、パール化剤、香料、染料、顔料、パール顔料な
どの色素、紫外線吸収剤、起泡剤、噴射剤等の化粧品に
通常用いられる成分を適宜配合することができる。
【００１２】本発明の毛髪化粧料の製法は特に制限はな
く、常法に従い各成分を混合することにより得ることが
できる。また、本発明の毛髪化粧料の形態としては、ヘ
アフォーム、ヘアスプレー、ヘアセットミスト、ヘアセ
ットジェル、カーラーローション、ヘアセットローショ
ン、ブローローション等が挙げられる。
く、常法に従い各成分を混合することにより得ることが
できる。また、本発明の毛髪化粧料の形態としては、ヘ
アフォーム、ヘアスプレー、ヘアセットミスト、ヘアセ
ットジェル、カーラーローション、ヘアセットローショ
ン、ブローローション等が挙げられる。
【００１３】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【００１４】実施例１〜２ 表１に示した各成分を混合し、実施例１〜２及び比較例
１〜３のヘアスタイル保持用ポンプスプレー組成物を調
製した。事前にヘアスタイルを整えた専門パネラー（ｎ
＝１０）にこれらのポンプスプレーを使用してもらい以
下の方法でスプレー直後の髪のさらっと感、ヘアスタイ
ルの仕上がりの自然さ、及びヘアスタイルのまとまり感
の持続性について評価した。
１〜３のヘアスタイル保持用ポンプスプレー組成物を調
製した。事前にヘアスタイルを整えた専門パネラー（ｎ
＝１０）にこれらのポンプスプレーを使用してもらい以
下の方法でスプレー直後の髪のさらっと感、ヘアスタイ
ルの仕上がりの自然さ、及びヘアスタイルのまとまり感
の持続性について評価した。
【００１５】（１）スプレー直後のヘアスタイルのまと
まり性の評価について 専門パネラー自身が所定のヘアスタイルを整える際に評
価用ポンプスプレー噴霧しデンマンブラシにて軽くヘア
スタイルを整えスタイリングを終了した。その直後、ヘ
アスタイルのまとまり性の評価を以下の基準に従い自己
評価した。
まり性の評価について 専門パネラー自身が所定のヘアスタイルを整える際に評
価用ポンプスプレー噴霧しデンマンブラシにて軽くヘア
スタイルを整えスタイリングを終了した。その直後、ヘ
アスタイルのまとまり性の評価を以下の基準に従い自己
評価した。
【００１６】〔ヘアスタイルのまとまり性の評価基準〕 ◎：ヘアスタイルが思い通りにまとまった。 ○：ヘアスタイルがほぼ思い通りにまとまった。 △：ヘアスタイルがあまり思い通りにまとまらなかっ
た。 ×：ヘアスタイルが思い通りにまとまらなかった。
た。 ×：ヘアスタイルが思い通りにまとまらなかった。
【００１７】（２）ヘアスタイルのまとまりの持続性の
評価について スプレー直後のヘアスタイルのまとまり性の評価に引き
続いて、更に半日間通常生活を送った後にヘアスタイル
のまとまりの持続性について以下の基準に従い自己評価
した。
評価について スプレー直後のヘアスタイルのまとまり性の評価に引き
続いて、更に半日間通常生活を送った後にヘアスタイル
のまとまりの持続性について以下の基準に従い自己評価
した。
【００１８】〔ヘアスタイルのまとまり感の持続性の評
価基準〕 ◎：ヘアスタイルのまとまりが保持されていた。 ○：ヘアスタイルのまとまりがほぼ保持されていた。 △：ヘアスタイルのまとまりがありま保持されていなか
った。 ×：ヘアスタイルが乱れて崩れてしまった。
価基準〕 ◎：ヘアスタイルのまとまりが保持されていた。 ○：ヘアスタイルのまとまりがほぼ保持されていた。 △：ヘアスタイルのまとまりがありま保持されていなか
った。 ×：ヘアスタイルが乱れて崩れてしまった。
【００１９】（１）粘着成分の粘着力測定法 高分子化合物と油剤を均一に溶解し（混合時に粘度が高
く均一に溶解しにくい場合、エタノール・水等の溶媒に
より希釈してもよい）、直径５cmのテフロンシャーレ上
に注ぎ２４時間室温で溶媒を乾燥させる。このとき、不
揮発分がシャーレ上に３ｇ残留するように濃度を決定す
る。次に、乾燥後にできた粘着性成分の表面へ一辺１cm
のアクリル片（断面積＝１cm2 ）を１０ｇの荷重で押し
付け、次いでアクリル片を粘着性成分から引き離す時の
力を測定する。この測定される荷重をもって粘着性成分
の粘着力（ｇ／cm2 ）とした。
く均一に溶解しにくい場合、エタノール・水等の溶媒に
より希釈してもよい）、直径５cmのテフロンシャーレ上
に注ぎ２４時間室温で溶媒を乾燥させる。このとき、不
揮発分がシャーレ上に３ｇ残留するように濃度を決定す
る。次に、乾燥後にできた粘着性成分の表面へ一辺１cm
のアクリル片（断面積＝１cm2 ）を１０ｇの荷重で押し
付け、次いでアクリル片を粘着性成分から引き離す時の
力を測定する。この測定される荷重をもって粘着性成分
の粘着力（ｇ／cm2 ）とした。
【００２０】結果を表１に示す。表から明らかなよう
に、粘着力が３０ｇ／cm2 以上の粘着性成分を毛髪化粧
料に配合すると上記評価項目を全て満足するものであっ
た。
に、粘着力が３０ｇ／cm2 以上の粘着性成分を毛髪化粧
料に配合すると上記評価項目を全て満足するものであっ
た。
【００２１】
【表１】
【００２２】実施例３（エアゾールヘアスプレー組成
物） 以下の処方に従いエアゾールヘアスプレー原液を調製
し、次いで原液／噴射剤＝５０／５０の比率にてエアゾ
ール用容器に充填しエアゾールヘアスプレーを調製し
た。前述の基準に従い評価を行った結果、スプレー直後
のヘアスタイルのまとまり：◎、ヘアスタイルのまとま
り感の持続性：◎と良好な結果を得た。
物） 以下の処方に従いエアゾールヘアスプレー原液を調製
し、次いで原液／噴射剤＝５０／５０の比率にてエアゾ
ール用容器に充填しエアゾールヘアスプレーを調製し
た。前述の基準に従い評価を行った結果、スプレー直後
のヘアスタイルのまとまり：◎、ヘアスタイルのまとま
り感の持続性：◎と良好な結果を得た。
【００２３】
【表２】 （１）エアゾールヘアスプレー原液組成 （重量％） Ｕｌｔｒａｈｏｌｄ８*1 ２．０ α−モノイソステアリルグリセリルエーテル*2 ２．０ オルガノシロキサン*3 ０．８ ２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール ０．２ 香料 適量 エチルアルコール バランス 計 １００．０ （２）粘着成分の粘着力＝１５６（ｇ／cm2 ） （３）噴射剤（ＬＰＧ２．５kg／cm2 ） *１）アクリル酸／エチルアクリレート／Ｎ−ｔ−ブチルアクリルアミド（Ｂ ＡＳＦ社製）を使用。 *３）特開平７−１３３３５２号公報合成例２で得られたオルガノシロキサン でシリコーン含率が９２％を使用。
【００２４】実施例４（エアゾールヘアフォーム組成
物） 以下の処方に従いエアゾールヘアフォーム原液を調製
し、次いで原液／噴射剤＝７０／３０の比率にてエアゾ
ール用容器に充填しエアゾールヘアフォームを調製し
た。前述の基準に従い評価を行った結果、塗布後のヘア
スタイルのまとまり：◎、ヘアスタイルのまとまり感の
持続性：◎と良好な結果を得た。
物） 以下の処方に従いエアゾールヘアフォーム原液を調製
し、次いで原液／噴射剤＝７０／３０の比率にてエアゾ
ール用容器に充填しエアゾールヘアフォームを調製し
た。前述の基準に従い評価を行った結果、塗布後のヘア
スタイルのまとまり：◎、ヘアスタイルのまとまり感の
持続性：◎と良好な結果を得た。
【００２５】
【表３】 （１）エアゾールヘアスプレー原液組成 （重量％） ＨＣポリマー３Ａ*4 １．０ α−モノイソステアリルグリセリルエーテル*2 ０．３ オルガノシロキサン*3 ０．４ ソフタノール９０*5 ０．５ エチルアルコール ２５．０ 香料 適量 精製水 バランス 計 １００．０ （２）粘着成分の粘着力＝１１３（ｇ／cm2 ） （３）噴射剤（ＤＭＥ５．０kg／cm2 ） *４）ビニルピロリドン／Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合 体ジエチル硫酸塩の５０％エタノール液（大阪有機化学工業製）を使用 。 *５）ポリオキシエチレン−ｓｅｃ−テトラデシルエーテル（９Ｅ．Ｏ．）（ 日本触媒製）
【００２６】実施例５（ブローローション組成物） 以下の処方に従いブローローション組成物を調製し、ポ
ンプスプレー用容器に充填した。前述の基準に従い評価
を行った結果、塗布後のヘアスタイルのまとまり：◎、
ヘアスタイルのまとまり感の持続性：◎と良好な結果を
得た。
ンプスプレー用容器に充填した。前述の基準に従い評価
を行った結果、塗布後のヘアスタイルのまとまり：◎、
ヘアスタイルのまとまり感の持続性：◎と良好な結果を
得た。
【００２７】
【表４】 （１）ブローローション組成物 （重量％） ｔ−ブチルアクリルアミド／ジメチルアクリルアミド／ ジメチルアミノプロピルアクリルアミド／メトキシポ リエチレングリコールメタクリレート共重合体*6 ０．４ グリセリン ０．８ 乳酸 ０．００４ 香料 適量 エチルアルコール バランス 計 １００．０ （２）粘着成分の粘着力＝３４２（ｇ／cm2 ） *６）特開平７−１３３３５２号公報記載のｔ−ブチルアクリルアミド／ジメ チルアクリルアミド／ジメチルアミノプロピルアクリルアミド／メトキ シポリエチレングリコールメタクリレート共重合体
【００２８】実施例６（カーラーローション組成物） 以下の基準に従いブローローション組成物を調製し、ポ
ンプスプレー用容器に充填した。前述の基準に従い評価
を行った結果、塗布直後のヘアスタイルのまとまり：
◎、ヘアスタイルのまとまり感の持続性：◎と良好な結
果を得た。
ンプスプレー用容器に充填した。前述の基準に従い評価
を行った結果、塗布直後のヘアスタイルのまとまり：
◎、ヘアスタイルのまとまり感の持続性：◎と良好な結
果を得た。
【００２９】
【表５】 （１）カーラーローション組成物 （重量％） アクリル樹脂アルカノールアミン液（４０％）*7 ２．５ ポリエチレングリコール（分子量＝１０００） １．０ ジメチルポリシロキサン（５ｃｓ） ０．５ エチルアルコール ３０．０ 香料 適量 精製水 バランス 計 １００．０ （２）粘着成分の粘着力＝８５（ｇ／cm2 ） *７）プラスサイズＬ９５４０Ｂ（互応化学製）
【００３０】実施例７（ヘアクリーム組成物） 以下の処方に従いヘアクリーム組成物を調製し、容器に
充填した。前述の基準に従い評価を行った結果、塗布直
後のヘアスタイルのまとまり：◎、ヘアスタイルのまと
まり感の持続性：◎と良好な結果を得た。
充填した。前述の基準に従い評価を行った結果、塗布直
後のヘアスタイルのまとまり：◎、ヘアスタイルのまと
まり感の持続性：◎と良好な結果を得た。
【００３１】
【表６】 （１）カーラーローション組成物 （重量％） ＨＣポリマー３Ａ*4 ２．０ α−モノイソステアリルグリセリルエーテル*2 １．０ 流動イソパラフィン*8 ５．０ 塩化メチルジアリルアンモニウム*9 １．０ アクリル酸共重合体*10 ０．８ 水酸化ナトリウム ０．０５ 香料 適量 精製水 バランス 計 １００．０ （２）粘着成分の粘着力＝６２（ｇ／cm2 ） *８）パームリームＥＸ（日本油脂社製） *９）コータミンＤ２３４５Ｐ（花王製） *10）カーボポール９８０（ＢＦ ＧＯＯＤＲＩＣＨ社製）
【００３２】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、頭髪を固めずに
自然な状態でまとまりを付与し、ヘアスタイルの保持性
に優れるとともに仕上がった髪がさらっとなめらかな感
触を付与する。
自然な状態でまとまりを付与し、ヘアスタイルの保持性
に優れるとともに仕上がった髪がさらっとなめらかな感
触を付与する。
Claims (3)
- 【請求項１】 高分子化合物と油剤とを含む粘着性成分
を含有し、直径５cmのテフロン板上に固着された３ｇの
該粘着性成分に面積１cm2 のアクリル板を１０ｇの荷重
で押しつけた後該アクリル板を引き離すのに必要な力を
測定することにより得られる該粘着性成分の粘着力が３
０ｇ／cm2 以上であることを特徴とする毛髪化粧料。 - 【請求項２】 高分子化合物が、非シリコーン系高分子
化合物である請求項１記載の毛髪化粧料。 - 【請求項３】 非シリコーン系高分子化合物が、４級化
ポリ（ビニルピロリドン／ジメチルアミノエチルメタク
リレート）、ビニルピロリドン／塩化メタクリルアミド
プロピルトリメチルアンモニウム共重合体、ビニルメチ
ルエーテル／マレイン酸エチル共重合体、アクリル酸／
エチルアクリレート／Ｎ−ｔ−ブチルアクリルアミド共
重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン液、オクチル
アクリルアミド・アクリル樹脂、酢酸ビニル／クロトン
酸／ネオデカン酸ビニル共重合体、ｔ−ブチルアクリル
アミド／ジメチルアクリルアミド／ジメチルアミノプロ
ピルアクリルアミド／メトキシポリエチレングリコール
メタクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン／ビニ
ルアテセート共重合体、Ｎ−メタクリロイルオキシエチ
ル−Ｎ，Ｎ−ジメチルアンモニウム−α−Ｎ−メチルカ
ルボキシベタイン／メタクリル酸アルキルエステル共重
合体、水分散性ポリエステル、アクリレート／メタクリ
レート／アクリル酸／メタクリル酸共重合体、キトサン
−ｄｌ−ピロリドンカルボン酸塩、ポリアクリル酸塩、
ポリビニルアルコール又はその誘導体、及びヒドロキシ
エチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリ
ドから選ばれるものである請求項１又は２記載の毛髪化
粧料。
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
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| JP2009007347A (ja) * | 2007-05-31 | 2009-01-15 | Kao Corp | 整髪方法 |
| JP2009023963A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Kao Corp | 毛髪化粧料 |
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| JP2010126516A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Kao Corp | 毛髪化粧料 |
| WO2012077732A1 (ja) * | 2010-12-08 | 2012-06-14 | 株式会社資生堂 | ジェル状毛髪化粧料 |
| US8574560B2 (en) | 2008-05-21 | 2013-11-05 | Kao Corporation | Hair styling method |
-
1997
- 1997-10-14 JP JP28052697A patent/JP3723674B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
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| JP2012121839A (ja) * | 2010-12-08 | 2012-06-28 | Shiseido Co Ltd | ジェル状毛髪化粧料 |
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