JPH11116014A - リール部品の在庫管理システム及び在庫管理方法並びに在庫管理プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

リール部品の在庫管理システム及び在庫管理方法並びに在庫管理プログラムを格納した記憶媒体

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JPH11116014A
JPH11116014A JP29353597A JP29353597A JPH11116014A JP H11116014 A JPH11116014 A JP H11116014A JP 29353597 A JP29353597 A JP 29353597A JP 29353597 A JP29353597 A JP 29353597A JP H11116014 A JPH11116014 A JP H11116014A
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JP29353597A
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Inventor
Shigeto Mukoyama
成人 向山
Masayuki Wakasone
雅之 若曽根
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールを特定した正確な出庫指示を可能と
し、かつ運用上の手持在庫数量と、システム上の手持在
庫数量の整合性を保つことを可能とする。 【課題を解決するための手段】在庫部品の保管場所、在
庫数量に加えて、在庫部品の各リールを識別するために
該リールに付されたリールIDを在庫情報として格納す
る在庫情報記憶部21と、上位オーダに対する作業の進
行状況に関する情報を格納する上位オーダ情報記憶部2
2と、上位オーダに基づいて作成される出庫要求に対す
る処理の進行状況に関する情報を格納する出庫要求情報
記憶部23と、在庫部品のリールの引当処理及び出庫要
求の作成を行い、かつ出庫実績及び入庫実績の入力を行
う処理部30とを備え、処理部30が、品目、保管場
所、出庫数量及びリールIDを特定して在庫部品のリー
ルに対する出庫要求を作成すると共に、リールの在庫状
態として一時出庫状態というステータスを導入して在庫
管理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産管理に用いら
れるMRPシステムにおいて手持在庫のリール部品に対
する引当処理や出庫実績入力処理を含む在庫管理を行
う、在庫管理システム及び在庫管理方法並びに在庫管理
プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMRPシステムでは、リール部品
に特化した引当処理は特に行われておらず、倉庫におけ
る手持在庫数量に対する引当処理、出庫実績入力処理、
その他の在庫管理が行われている。すなわち、同一品目
に関して複数のリールが存在する場合、上位オーダに対
する引当、出庫指示において、リールを特定して出庫要
求がされるのではなく、リール部品の手持数量に応じて
引当、出庫指示が行われる。このため、作業者(もしく
は作業者に対する指示者、以下、単に作業者と称す)
は、当該出庫指示に基づく実際の出庫業務において、出
庫するリールを決定することが必要となる。
【0003】ここで、上位オーダとは、製品や部品を構
成する下位部品(この場合、リール部品)に対し、出庫
要求を発生する元情報である。例えば、顧客からの受注
の1単位である受注オーダ、製品や部品の製造指示の1
単位である製造オーダ、外注品の構成部品を支給する場
合の支給品としての購入の1単位である購買オーダがあ
る。また、引当処理とは、上位オーダに基づく出庫要求
に対して在庫を割り当て(引当)、出庫指示を作成する
処理である。また、手持数量とは、リールに装着されて
いる部品数量である。
【0004】また、リール部品の出庫を行う場合、従来
のMRPシステムにおいて用いられている出庫実績の入
力方法としては、以下に示す方法がある。
【0005】1.みなし出庫による出庫実績の入力 運用上は、出庫要求された部品のリールを出庫すること
により、上位オーダによる当該品目の出庫要求数以上の
数の部品を出庫する。そして、システム上は出庫実績入
力を行わず、上位オーダの実績(工程着手、検査、完成
等の実績)が入力された際に、当該上位オーダの実績に
基づいて部品の使用個数を算出し、得られた論理数量を
出庫数量として入力する。
【0006】2.上位オーダ実績時における出庫実績の
入力 運用上は、出庫要求された部品のリールを出庫すること
により、上位オーダによる当該品目の出庫要求数以上の
数の部品を出庫する。そして、システム上は、出庫した
時点では出庫実績入力を行わず、上位オーダ実績が入力
された際に、出庫実績入力を行う。
【0007】3.全出庫後のマイナス実績による出庫実
績の入力 運用上、システム上共に、出庫要求された部品のリール
を出庫することにより、上位オーダによる当該品目の出
庫要求数以上の数の部品を出庫する。すなわち、部品が
出庫された時点でシステム上も出庫実績入力を行う。そ
して、当該上位オーダからリールが返却された際に、運
用上は使用された残りの部品を入庫し、システム上にお
いてもマイナス出庫(もしくは入庫)として実績を入力
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のMRPシステムにおける引当処理の方法は、実際の出
庫作業において、作業者が出庫するリールを決定する必
要があるため、手間を要し、また作業者にある程度の経
験を要するという欠点があった。
【0009】また、従来のMRPシステムにおける出庫
実績の入力方法は、リール部品の管理において、運用上
の手持在庫数量とシステム上の手持在庫数量との間に一
時的に不整合が発生する場合があった。すなわち、運用
上は上位オーダに対応して適切にリール部品が出庫され
ているが、システム上は当該リール部品が出庫されてい
なかったり、必要以上の数量のリール部品が出庫されて
いる状態になり、運用上の情報とシステム上の情報とが
相違してしてしまう場合があった。上述した出庫実績の
入力方法のうち、みなし出庫による出庫実績入力方法で
は、運用上の情報とシステム上の情報との相違を前提と
しているため問題とならないが、他の2つの方法では、
この情報の相違により以下のような欠点が発生してい
た。
【0010】第1の欠点は、同一リールに対して複数の
上位オーダによる出庫指示が発生した場合、出庫指示通
りにリール部品の出庫ができない状況が発生する場合が
あるということである。その理由は、通常の出庫指示
は、部品の手持在庫に対して「どのオーダに、何時、何
を、何処から、幾つ出庫」させる旨の指示がされる。そ
して、リール部品に関して手持在庫に対する引当処理を
行う場合であって、同一リールに対し複数上位オーダか
らの出庫指示が発生した場合、システム上は当該要求を
受け付けるが、運営上は当該リールが所定のオーダで使
用されている間は他のオーダに対して出庫できない(手
持在庫が無い状態に等しい)状態になるためである。
【0011】第2の欠点は、全出庫後のマイナス実績に
よる出庫実績入力を行った場合であって、同一リールに
対して複数の上位オーダによる出庫指示が発生した場
合、棚卸時の管理が困難になる場合があるということで
ある。その理由は、運用上は使用された残りの部品を入
庫した場合にも、システム上はマイナス出庫として扱う
ため、上位オーダに出庫されないリール部品が一時的に
「出庫」扱いされ、実際の運用とは異なった在庫管理が
されてしまうためである。
【0012】本発明の目的は、上記の欠点を解決し、作
業者の不要な判断を省略して出庫業務の簡易化を実現す
るリール部品の在庫管理システム及び在庫管理方法並び
に在庫管理プログラムを格納した記憶媒体を提供するこ
とにある。
【0013】本発明の他の目的は、リール部品の在庫管
理において、運用上の手持在庫数量と、システム上の手
侍在庫数量の整合性を保つことにより、正確な出庫指示
を出すことのできるリール部品の在庫管理システム及び
在庫管理方法並びに在庫管理プログラムを格納した記憶
媒体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、MRPシステムに用いられ、リール部品の引当
処理及び出庫実績の入力を含む在庫管理を行うリール部
品の在庫管理システムにおいて、在庫部品の保管場所、
在庫数量に加えて、在庫部品の各リールを識別するため
に該リールに付されたリールIDを在庫情報として格納
する在庫情報記憶手段と、上位オーダに対する作業の進
行状況に関する情報を格納する上位オーダ情報記憶手段
と、上位オーダ情報記憶手段に格納された前記上位オー
ダに基づいて作成される出庫要求に対する処理の進行状
況に関する情報を格納する出庫要求情報記憶手段と、前
記各記憶手段を制御すると共に、前記在庫部品のリール
の引当処理及び前記出庫要求の作成を行い、かつ前記各
記憶手段に対して前記在庫部品のリールの出庫実績及び
入庫実績の入力を行う処理手段とを備え、前記処理手段
が、前記上位オーダ情報記憶手段に格納された前記上位
オーダに基づいて、品目、保管場所、出庫数量及び前記
リールIDを特定して前記在庫部品のリールに対する前
記出庫要求を作成することを特徴とする。
【0015】請求項2の本発明のリール部品の在庫管理
システムは、前記在庫情報記憶手段が、前記在庫部品の
リールの在庫状態に関する情報を在庫情報としてさらに
格納し、前記在庫状態として、前記在庫部品のリールが
前記保管場所に存在している状態であるストック状態
と、前記在庫部品のリールが特定の上位オーダに引当さ
れている状態である引当確定状態と、前記在庫部品のリ
ールが特定の上位オーダに一時的に出庫されている状態
である一時出庫状態の3種類のステータスが設定されて
いることを特徴とする。
【0016】請求項3の本発明のリール部品の在庫管理
システムは、前記処理手段が、引当処理及び出庫要求の
作成を行うにあたって、各在庫部品のリールに関して、
前記在庫情報記憶手段にて管理される前記在庫部品の在
庫状態のステータスがストック状態である場合は、該在
庫部品の数量を手持数量として扱い、かつ該在庫部品の
リールを任意の上位オーダに対して引当可能として扱
い、前記在庫部品の在庫状態のステータスが引当確定状
態である場合は、該在庫部品の数量を手持数量として扱
い、かつ該在庫部品のリールを他の上位オーダに対して
の引当不可能として扱い、前記在庫情報記憶手段にて管
理される前記在庫部品の在庫状態のステータスが一時出
庫状態である場合は、該在庫部品の数量を手持数量とし
て扱い、かつ該在庫部品のリールを他の上位オーダに対
しての引当不可能として扱うことを特徴とする。
【0017】また、上記の目的を達成する他の本発明
は、MRPシステムに用いられ、リール部品の引当処理
及び出庫実績の入力を含む在庫管理を行うリール部品の
在庫管理方法において、在庫部品の各リールに該リール
を識別するためのリールIDを付すステップと、品目、
保管場所、前記リールID及び前記リールIDを持つリ
ールの在庫状態とを含む在庫情報を作成するステップ
と、上位オーダ及び前記在庫情報に基づいて在庫部品の
リールの引当処理を行うステップと、前記上位オーダ及
び前記在庫情報に基づいて、前記在庫部品の品目、保管
場所、出庫数量及び前記リールIDを特定して前記在庫
部品のリールに対する前記出庫要求を作成するステップ
と、作成された前記出庫要求に基づいて出庫業務を実行
するステップと、前記出庫業務に応じて出庫実績を入力
するステップと、前記出庫されたリールが返却された場
合に、該リールに関する入庫実績を入力するステップと
を含むことを特徴とする。
【0018】請求項5の本発明のリール部品の在庫管理
方法は、前記引当処理ステップにおいて、前記在庫情報
の在庫状態が、前記在庫部品のリールが前記保管場所に
存在している状態である場合は、該リールを引当可能と
して扱い、前記在庫情報の在庫状態が、前記在庫部品の
リールが特定の前記上位オーダに引当されている状態又
は特定の前記上位オーダに一時的に出庫されている状態
である場合は、該リールを引当不可能として扱うことを
特徴とする。
【0019】請求項6の本発明のリール部品の在庫管理
方法は、前記出庫実績入力ステップ及び前記入庫実績入
力ステップにおいて、前記在庫情報の在庫状態が、前記
在庫部品のリールが特定の前記上位オーダに一時的に出
庫されている状態である場合は、該リールの出庫前の在
庫部品の数量から出庫要求された部品数量を減じた数量
を手持数量として扱うことを特徴とする。
【0020】また、上記の目的を達成する他の本発明
は、MRPシステムに用いられ、リール部品の引当処理
及び出庫実績の入力を含む在庫管理を行うリール部品の
在庫管理プログラムを格納した記憶媒体において、前記
在庫プログラムが、在庫部品の各リールに該リールを識
別するためのリールIDを付すステップと、品目、保管
場所、前記リールID及び前記リールIDを持つリール
の在庫状態とを含む在庫情報を作成するステップと、上
位オーダ及び前記在庫情報に基づいて在庫部品のリール
の引当処理を行うステップと、前記上位オーダ及び前記
在庫情報に基づいて、前記在庫部品の品目、保管場所、
出庫数量及び前記リールIDを特定して前記在庫部品の
リールに対する前記出庫要求を作成するステップと、作
成された前記出庫要求に基づいて出庫業務を実行するス
テップと、前記出庫業務に応じて出庫実績を入力するス
テップと、前記出庫されたリールが返却された場合に、
該リールに関する入庫実績を入力するステップとを含む
ことを特徴とする。
【0021】以上の本発明によれば、リールを特定した
正確な出庫指示が可能となる。また、リール部品を、リ
ールIDまで含んだ情報で在庫管理及び引当処理し、在
庫状態において一時出庫状態というステータスを導入し
て管理することにより、運用上の手持在庫数量と、シス
テム上の手持在庫数量の整合性を保つことが可能とな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0023】本発明では、リール部品を倉庫に保管する
際に、保管場所(倉庫)、数量だけでなく、リールに認
識番号(以下、リールIDと称す)を付番する。リール
IDは、リール部品の品目及び在庫場所ごとに一意にな
る様に決定される。また、当該リールIDは、システム
上で使用するだけでなく、リールにラベルを貼付する等
の手段によって運用上においても管理される。倉庫に保
管されているリール部品の引当、出庫指示は、品目、在
庫場所、出庫数量に加えて、リールIDも含んだ情報を
用いて行われる。
【0024】図1は、本発明の一実施形態によるリール
部品の在庫管理システムの構成を示すブロック図であ
る。図1を参照すると、本実施形態の在庫管理システム
は、上位オーダや出庫指事、その他のデータの入出力を
行うためのコンソール10と、リール部品の在庫情報を
格納した在庫情報記憶部21と、上位オーダに関する情
報を格納した上位オーダ情報記憶部22と、出庫要求に
関する情報を格納した出庫要求情報記憶部23と、コン
ソール10及び各記憶部21〜23を制御し、かつ出庫
指事の作成、出庫実績や入庫指示の入力、その他の処理
を実行する処理部30とを備える。
【0025】上記構成において、コンソール10は、キ
ーボード、マウスその他の入力デバイスとディスプレイ
装置とで実現される。在庫情報記憶部21、上位オーダ
情報記憶部22及び出庫要求情報記憶部23は、磁気デ
ィスク装置その他の外部記憶装置で実現される。なお、
各記憶部21〜23は、物理的に同一の記憶装置で構成
してもよい。また、処理部30は、コンピュータプログ
ラム(在庫管理プログラム)にて制御されたCPUとR
AMその他の内部メモリとで実現される。コンピュータ
プログラムは、図1に示す記憶媒体50に格納して提供
され、処理部30にロードされることにより、各部の制
御及び必要な処理を実行する。記憶媒体50としては、
磁気ディスクや半導体メモリ、その他の一般的な記憶媒
体を使用することができる。
【0026】在庫情報記憶部21は、本実施形態の管理
対象である半導体チップや抵抗のようなリール部品の在
庫状況に関する情報を格納する。図3ないし図7に示す
ように、在庫情報記憶部21には、リール部品の品目ご
とに、在庫場所と、リールIDと、在庫状態を示す情報
と、当該部品を上位オーダに対して引当可能かどうかを
示す情報の各項目の情報が対応付けられて格納されてい
る。在庫場所は、当該リール部品を保管している倉庫を
特定する情報である。在庫状態は、当該倉庫における当
該部品の在庫状態を示す情報である。本実施形態では、
ストック状態、引当確定状態、一時出庫状態という3つ
のステータスを用いて在庫状態を管理する。ここで、ス
トック状態とは、当該リールが倉庫に存在している状態
である。手持数量として扱い、任意の上位オーダに対し
て引当可能である。引当確定状態とは、当該リールが特
定の上位オーダに引当されている状態である。手持数量
としては扱うが、他の上位オーダに対しての引当はでき
ない。一時出庫状態とは、当該リールが特定の上位オー
ダに一時的に出庫されている状態である。手持数量とし
ては扱うが、他の上位オーダに対しての引当はできな
い。上位オーダへの引当の可否は、当該部品が任意の上
位オーダに対して引当可能な状態にあるかどうかを示す
情報であり、在庫状態がストック状態である場合は引当
可能を示す情報が挿入され、在庫状態が引当確定状態又
は一時出庫状態である場合は引当不可能を示す情報が挿
入される。
【0027】上位オーダ情報記憶部22は、各上位オー
ダの状態に関する情報を格納する。図3ないし図7に示
すように、上位オーダ情報記憶部22には、各上位オー
ダの状態に応じてリリース済み、着手済み、完了といっ
た状態に応じた情報が挿入される。
【0028】出庫要求情報記憶部23は、上位オーダに
基づく出庫要求の詳細な内容を格納する。図3ないし図
7に示すように、出庫要求情報記憶部33には、出庫要
求部品と、出庫指示リールと、出庫状態の各項目の情報
が対応付けられて格納されている。出庫要求部品は、当
該出庫要求の対象であるリール部品の品目を特定する情
報である。出庫指示リールは、当該出庫要求の対象であ
るリール部品のリールを特定する情報である。すなわ
ち、当該品目のリールが複数ある場合に、リールIDを
用いてどのリールを出庫するかを指定する。出庫状態
は、当該出庫要求に対してリールの出庫が完了したかど
うかを示す情報である。
【0029】これらの情報は、リール部品の在庫状態や
上位オーダに対する作業の実行状態の変更に応じて、す
なわち、出庫要求がされたり、所定のリールが所定の上
位オーダに応じて出庫されたり、返却されたりした場合
に、その作業内容に応じて、随時書き換えられる。
【0030】処理部30は、上記コンソール10及び各
記憶部21、22、23を制御すると共に、出庫実績や
入庫実績の入力処理を行う。すなわち、リール部品の在
庫状態や上位オーダに対する作業の実行状態の変更に応
じて、各記憶部21、22、23に格納されている情報
の書き換えを行う。また、上位オーダに基づいて出庫指
示を作成し、図示しないプリンタを制御して、作成され
た出庫指示を所定のフォーマットで記述した出庫指示票
40を印字出力する。なお、処理部30による処理はオ
ンライン制御により実行してもよいし、バッチ制御によ
り実行してもよい。
【0031】上記のように構成された在庫管理システム
は、1台のサーバで全ての倉庫における全てのリール部
品を管理してもよいし、各倉庫ごとに設置されたシステ
ムにて自倉庫の在庫管理を行い、各倉庫のシステム間で
ネットワークを介して相互に情報を更新するようにして
もよい。
【0032】次に、図2のフローチャートと図3ないし
図7とを参照して、本実施形態の動作について説明す
る。図2は本実施形態を用いた在庫管理処理の全体の流
れを示すフローチャートである。図3ないし図7は、リ
ール部品の出庫業務の各状態において、在庫情報記憶部
21、上位オーダ情報記憶部22及び出庫要求情報記憶
部23にどのような情報が格納されるかを示す説明図で
ある。なお、本動作例では、品目Aに関して2つのリー
ルA1、A2が倉庫100に保管されており、3つの上
位オーダ101、102、103に応じてリールA1、
A2を出庫するものとする。
【0033】初期状態を、品目Aのリール部品のリール
A1、A2が倉庫100に入庫された状態とする。この
ときの在庫情報記憶部21の内容は、図3に示すとおり
である。すなわち、品目Aに関して2組の情報群が用意
され、一方には、在庫場所として倉庫100、リールI
DとしてリールA1、在庫状態情報としてストック状
態、引当可否情報として引当可能という情報が記入され
ている。他方には、在庫場所として倉庫100、リール
IDとしてリールA2、在庫状態情報としてストック状
態、引当可否情報として引当可能という情報が記入され
ている。
【0034】図3に示すように、3種類の上位オーダ1
01、102、103がリリースされると、処理部30
により、上位オーダ情報記憶部22の内容が、各オーダ
101、102、103のいずれもリリース済みとされ
る。そして、各上位オーダ101、102、103に基
づく出庫要求が取得されて、出庫要求情報記憶部23の
内容が、各オーダ101、102、103に関して、出
庫要求部品として品目A、出庫指示リールとして指定な
し、出庫状態として未出庫という情報が記入される。
【0035】次に、処理部30がリールの引当処理を行
い、各記憶部21、22、23の情報を書き換える(ス
テップ201)。図4に示すように、リールA1をオー
ダ101に応じて出庫し、リールA2をオーダ102に
応じて出庫する場合、在庫情報記憶部21の内容におい
て、各リールA1、A2に関する情報群に対して、在庫
状態情報を引当確定状態に書き換え、引当可否情報を引
当不可能に書き換える。また、出庫要求情報記憶部23
の内容において、オーダ101の出庫指示リールがリー
ルA1に書き換えられ、オーダ102の出庫指示リール
がリールA2に書き換えられる。
【0036】次に、処理部30が引当処理の結果に応じ
て出庫指示を作成し、出庫指示票40を出力する(ステ
ップ202)。そして、作成された出庫指示に基づいて
出庫業務が実行される(ステップ203)。リール部品
は、運用の内容に応じて、出庫後に所定の設備に設置さ
れたり、外部の業者に支給されたりする。
【0037】次に、処理部30が出庫実績を入力する
(ステップ204)。これにより、図5に示すように、
在庫情報記憶部21の内容において、各リールA1、A
2に関する情報群に対して、在庫状態情報を一時出庫状
態に書き換える。また、上位オーダ情報記憶部22の内
容において、オーダ101、102の状態を着手済みに
書き換える。また、出庫要求情報記憶部23の内容にお
いて、オーダ101、102の出庫状態を完了に書き換
える。ただし、実際に使用されるリール部品の手持数量
の減算は、必ずしも当該出庫実績入力時に行わなくても
よい。リール部品の手持数量の減算するタイミングとし
ては、上記のようにリールの状態を一時出庫状態にする
と同時に手持数量の減算を行う他、例えば、当該出庫実
績入力時にはリールの状態を一時出庫状態にするだけで
あり、手持数量の減算は、上位オーダ実績入力時に行う
ようにしてもよい。
【0038】次に、上位オーダの発行元において、当該
上位オーダに対応する業務、すなわち製品の製造、顧客
への販売、その他の業務が実行される(ステップ20
5)。当該業務が終了した後、使用したリールに部品が
残っているならば、当該リールが倉庫100に返却され
る(ステップ206)。本動作例では、オーダ101に
おける業務が終了してリールA1が倉庫100に返却さ
れたものとする。当該リールは倉庫100に入庫する。
【0039】処理部30は、リールが返却されると、当
該リールの入庫実績を入力する(ステップ207)。こ
れにより、図6に示すように、在庫情報記憶部21の内
容において、リールA1に関する情報群のうち、在庫状
態情報をストック状態に書き換え、引当可否情報を引当
可能に書き換える。また、上位オーダ情報記憶部22の
内容において、オーダ101の状態を完了に書き換え
る。
【0040】次に、処理部30は、上位オーダへの引当
可能となったリールA1に対して、次の引当処理を実行
する(ステップ201)。これにより、リールA1がオ
ーダ103に引き当てられ、図7に示すように、在庫情
報記憶部21の内容において、リールA1に関する情報
群の在庫状態情報が引当確定状態に書き換えられ、引当
可否情報が引当不可能に書き換えられる。また、出庫要
求情報記憶部23の内容において、オーダ103の出庫
指示リールがリールA1に書き換えられる。以下、各リ
ールA1、A2ごとに同様の処理が繰り返される。
【0041】
【実施例】次に、本発明の在庫管理システムに関して、
具体的な手持数量や出庫要求日を挙げて動作を示した実
施例について説明する。
【0042】図8ないし図13は、本実施例におけるリ
ール部品の出庫業務の状態と、在庫情報記憶部21、上
位オーダ情報記憶部22及び出庫要求情報記憶部23に
格納される情報との関係を示す説明図である。なお、本
実施例では、品目Aに関して2つのリールA1、A2が
倉庫100に保管されており、3つの上位オーダ10
1、102、103に応じてリールA1、A2を出庫す
るものとする。
【0043】図8は、リールA1、A2が倉庫100に
入庫され、上位オーダ101、102、103がリリー
スされた状態を示す。在庫情報記憶部21、上位オーダ
情報記憶部22及び出庫要求情報記憶部23の内容は、
図3に示した各記憶部の内容とほぼ同様であるが、在庫
情報記憶部21は、さらに、全体的な在庫情報として、
品目Aの手持数量と一時出庫数量とを格納する。一時出
庫数量とは、リールにおける部品の在庫数量よりも出庫
要求数量の方が小さい場合に、リールの出庫に伴って一
時的に出庫されるが、使用されずに後で返却される部品
の数量である。図8を参照すると、在庫情報記憶部21
の内容において、品目Aの在庫情報は、手持数量が20
00個、一時出庫数量が0個となっている。
【0044】また、在庫場所単位、すなわちリールごと
の在庫情報は、図3に示した、在庫場所、リールID、
在庫状態情報及び引当可否情報の各項目に加えて、各リ
ールの手持数量と一時出庫数量の項目が設定されてい
る。図8を参照すると、リールA1、A2共に手持数量
が1000個、一時出庫数量が0個である。品目Aのリ
ールは、リールA1及びリールA2の2個であるから、
各リールA1、A2の手持数量を加算した2000個が
品目A全体の手持数量となる。
【0045】また、出庫要求情報記憶部23は、図3に
示した、出庫要求部品、出庫指示リール及び出庫状態の
各項目に加えて、出庫要求日、出庫要求数量、引当数
量、出庫数量の各項目が設定されている。ここで、引当
数量とは、上位オーダへの引当が行われた部品の数量で
ある。また、出庫数量とは、当該上位オーダにおいて使
用した部品の数量である。図8を参照すると、オーダ1
01に関して、出庫要求日として1997年1月11
日、出庫要求数量として800個が記入されており、引
当処理及び出庫業務の実行前なので、引当数量及び出庫
数量として0個が記入されている。また、オーダ102
に関して、出庫要求日として1997年1月11日、出
庫要求数量として800個が記入されており、引当処理
及び出庫業務の実行前なので、引当数量及び出庫数量と
して0個が記入されている。また、オーダ103に関し
て、出庫要求日として1997年1月21日、出庫要求
数量として800個が記入されており、引当処理及び出
庫業務の実行前なので、引当数量及び出庫数量として0
個が記入されている。
【0046】次に、処理部30は、オーダ101及びオ
ーダ102の出庫要求日が共に1997年1月11日で
あるので、オーダ101及びオーダ102に対して引当
処理を行う(図2、ステップ201参照)。これによ
り、図9に示すように、在庫情報記憶部21のリール別
の在庫情報の内容において、リールA1、A2の在庫状
態情報が共に引当確定状態となり、引当可否情報が共に
引当不可能となる。また、出庫要求情報記憶部23の内
容において、オーダ101及びオーダ102に関して、
引当数量が出庫要求数量に応じて800個となる。
【0047】次に、処理部30が引当処理の結果に応じ
て出庫指示を作成し、出庫指示票40を出力する(図
2、ステップ202参照)。この時点で作成される出庫
指示票の例を図14に示す。図14を参照すると、出庫
指示票には、出庫日と品目とが記入され、かつ上位オー
ダごとに在庫場所、リールID、手持数量、出庫要求数
量、出庫数量が記載されている。作業者は、当該出庫指
示票による指示内容にしたがって出庫業務を実行する。
【0048】次に、処理部30が出庫実績を入力する
(図2、ステップ204参照)。ここでは、作業者がオ
ーダ101、オーダ102の順で出庫作業を行ったもの
として説明する。まず、オーダ101が着手されて出庫
業務が実行されると、図10に示すように、在庫情報記
憶部21の品目A全体の在庫情報の内容において、オー
ダ101に基づいて800個のリール部品が出庫された
ので、手持数量が1200個となる。そして、一時出庫
数量がリールA1の1000個から出庫要求数量の80
0個を減算した値の200個となる。同様に、リール別
の在庫情報の内容において、リールA1に関して、手持
数量及び一時出庫数量が200個となり、在庫状態情報
が一時出庫に書き換えられる。また、上位オーダ情報記
憶部22の内容において、オーダ101の状態が着手済
みに書き換えられる。さらに、出庫要求情報記憶部23
の内容において、オーダ101の出庫数量が800個と
なり、出庫状態が完了に書き換えられる。
【0049】次に、オーダ101に基づいて出庫された
リールA1が返却され、かつオーダ102に基づいてリ
ールA2が出庫されると、処理部30は、リールA1に
関して入庫実績を入力し(図2、ステップ207参
照)、リールA2に関して出庫実績を入力する(図2、
ステップ204参照)。これにより、図11に示すよう
に、在庫情報記憶部21の品目A全体の在庫情報の内容
において、オーダ102に基づいて800個のリール部
品が出庫されたので、手持数量が1200個から800
個を減算した値の400個となる。そして、一時出庫数
量がリールA2の1000個から出庫要求数量の800
個を減算した200個となる。また、在庫情報記憶部2
1のリール別の在庫情報の内容において、返却されたリ
ールA1に関して、一時出庫数量が0個、在庫状態情報
がストック状態、引当可否情報が引当可能に書き換えら
れる。また、出庫されたリールA2に関して、手持数量
及び一時出庫数量が200個となり、在庫状態情報が一
時出庫に書き換えられる。また、上位オーダ情報記憶部
22の内容において、オーダ101の状態が完了に書き
換えられ、オーダ102の状態が着手済みに書き換えら
れる。さらに、出庫要求情報記憶部23の内容におい
て、オーダ102の出庫数量が800個となり、出庫状
態が完了に書き換えられる。
【0050】次に、オーダ102に基づいて出庫された
リールA2が返却されると、処理部30は、リールA2
に関して入庫実績を入力する(図2、ステップ207参
照)。これにより、図12に示すように、在庫情報記憶
部21の品目A全体の在庫情報の内容において、リール
A1、A2が共に返却されているので一時出庫数量が0
個となる。また、在庫情報記憶部21のリール別の在庫
情報の内容において、返却されたリールA2に関して、
一時出庫数量が0個、在庫状態情報がストック状態、引
当可否情報が引当可能に書き換えられる。また、上位オ
ーダ情報記憶部22の内容において、オーダ102の状
態が完了に書き換えられる。
【0051】この後、処理部30は、出庫要求日が19
97年1月21日であるオーダ103に対して引当処理
を行う(図2、ステップ201参照)。これにより、図
13に示すように、在庫情報記憶部21のリール別の在
庫情報の内容において、リールA1、A2の在庫状態情
報が共に引当確定状態となり、引当可否情報が共に引当
不可能となる。また、出庫要求情報記憶部23の内容に
おいて、オーダ103に関して、出庫要求数量が800
個であるが、手持数量が400個であるため、引当数量
が400個となる。
【0052】次に、処理部30が引当処理の結果に応じ
て出庫指示を作成し、出庫指示票40を出力する(図
2、ステップ202参照)。この時点で作成される出庫
指示票の例を図15に示す。図15を参照すると、オー
ダ103に対して、リールA1、A2ごとに、手持数量
及び出庫数量が記載されている。これ以後、当該出庫指
示に基づいてオーダ103が着手され、リールA1、A
2が出庫されるが、出庫要求数量よりも手持数量の方が
小さいため、一時出庫状態となる部品がないことを除
き、オーダ101、102を着手した場合の動作と同様
であるため、説明を省略する。
【0053】なお、オーダ101及びオーダ102を実
行した結果、上記のように、倉庫100における品目A
の手持数量は400個であり、出庫要求数800個に満
たない。したがって、当該倉庫100からはリールA
1、A2を併せて400個の部品が出庫され、不足分に
ついては、オーダ103の発行元において、他の倉庫か
ら調達するなり、倉庫100における部品(リール)の
補充を待つなりするといった対処を取ることが必要とな
る。
【0054】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリール部
品の在庫管理システム及び在庫管理方法並びに在庫管理
プログラムを格納した記憶媒体によれば、以下の効果が
得られる。
【0056】第1に、引当されたリールを特定した出庫
指示を行うことにより、作業者または作業者に対する指
示者は、出庫すべきリールの決定判断をする必要がない
ため、出庫業務が簡易化されるという効果がある。
【0057】第2に、上位オーダにおいて使用中であ
り、当該上位オーダの実績報告後に返却(入庫)が予定
されているリールを、一時出庫状態として扱う事によ
り、他の上位オーダに基づく出庫要求に対して、当該リ
ールが返却されるまで当該リールの引当を行わない(手
持数量が無い場合と等価の扱い)。このため、運用上、
システム上共に、倉庫にはリール部品の手持数量が無い
と認識され、運用上の手侍在庫数量とシステム上の手持
在庫数量との整合性を保つことができるという効果があ
る。
【0058】第3に、運用上の手侍在庫数量とシステム
上の手持在庫数量との整合性を保つことができるため、
システム上は当該要求を受け付けるが、運営上は当該リ
ールが所定のオーダで使用されている間は他のオーダに
対して出庫できないという事態を回避できるという効果
がある。
【0059】第4に、一時出庫状態というステータスを
用いて出庫先情報を管理する事により、在庫状況を詳細
に把握することができるため、上位オーダと出庫先(設
備、外部注文先等)の紐付情報を管理している場合であ
っても、棚卸におけるリール部品の管理が容易になると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による在庫管理システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施形態による在庫管理システムの動作を
示すフローチャートである。
【図3】 本実施形態によるリール部品の管理方法を示
す概念図であり、上位オーダがリリースされた状態を示
す図。
【図4】 本実施形態によるリール部品の管理方法を示
す概念図であり、リールの引当がされた状態を示す図。
【図5】 本実施形態によるリール部品の管理方法を示
す概念図であり、リールが出庫された状態を示す図。
【図6】 本実施形態によるリール部品の管理方法を示
す概念図であり、出庫されたリールの一方が返却された
状態を示す図。
【図7】 本実施形態によるリール部品の管理方法を示
す概念図であり、返却されたリールが他の上位オーダに
引当された状態を示す図。
【図8】 本実施形態をさらに具体的に説明する実施例
によるリール部品の管理方法を示す概念図であり、上位
オーダがリリースされた状態を示す図。
【図9】 本実施例によるリール部品の管理方法を示す
概念図であり、リールの引当がされた状態を示す図。
【図10】 本実施例によるリール部品の管理方法を示
す概念図であり、リールの一方が出庫された状態を示す
図。
【図11】 本実施例によるリール部品の管理方法を示
す概念図であり、他方のリールが出庫され、出庫されて
いたリールが返却された状態を示す図。
【図12】 本実施例によるリール部品の管理方法を示
す概念図であり、出庫されていたリールが返却された状
態を示す図。
【図13】 本実施例によるリール部品の管理方法を示
す概念図であり、、返却されたリールが他の上位オーダ
に引当された状態を示す図。
【図14】 図9の引当がされた後に出力された出庫指
示票の例を示す図である。
【図15】 図13の引当がされた後に出力された出庫
指示票の例を示す図である。
【符号の説明】
21 在庫情報記憶部 22 上位オーダ情報記憶部 23 出庫要求情報記憶部 30 処理部 50 記憶媒体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MRPシステムに用いられ、リール部品
    の引当処理及び出庫実績の入力を含む在庫管理を行うリ
    ール部品の在庫管理システムにおいて、 在庫部品の保管場所及び在庫数量に加えて、在庫部品の
    各リールを識別するために該リールに付されたリールI
    Dを在庫情報として格納する在庫情報記憶手段と、 上位オーダに対する作業の進行状況に関する情報を格納
    する上位オーダ情報記憶手段と、 上位オーダ情報記憶手段に格納されている前記上位オー
    ダに基づいて作成される出庫要求に対する処理の進行状
    況に関する情報を格納する出庫要求情報記憶手段と、 前記各記憶手段を制御すると共に、前記在庫部品のリー
    ルの引当処理及び前記出庫要求の作成を行い、かつ前記
    各記憶手段に対して前記在庫部品のリールの出庫実績及
    び入庫実績の入力を行う処理手段とを備え、 前記処理手段が、前記上位オーダ情報記憶手段に格納さ
    れた前記上位オーダに基づいて、品目、保管場所、出庫
    数量及び前記リールIDを特定して前記在庫部品のリー
    ルに対する前記出庫要求を作成することを特徴とするリ
    ール部品の在庫管理システム。
  2. 【請求項2】 前記在庫情報記憶手段が、前記在庫部品
    のリールの在庫状態に関する情報を在庫情報としてさら
    に格納し、前記在庫状態として、前記在庫部品のリール
    が前記保管場所に存在している状態であるストック状態
    と、前記在庫部品のリールが特定の上位オーダに引当さ
    れている状態である引当確定状態と、前記在庫部品のリ
    ールが特定の上位オーダに一時的に出庫されている状態
    である一時出庫状態の3種類のステータスが設定されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のリール部品の在
    庫管理システム。
  3. 【請求項3】 前記処理手段が、引当処理及び出庫要求
    の作成を行うにあたって、各在庫部品のリールに関し
    て、前記在庫情報記憶手段にて管理される前記在庫部品
    の在庫状態のステータスがストック状態である場合は、
    該在庫部品の数量を手持数量として扱い、かつ該在庫部
    品のリールを任意の上位オーダに対して引当可能として
    扱い、前記在庫部品の在庫状態のステータスが引当確定
    状態である場合は、該在庫部品の数量を手持数量として
    扱い、かつ該在庫部品のリールを他の上位オーダに対し
    ての引当不可能として扱い、前記在庫情報記憶手段にて
    管理される前記在庫部品の在庫状態のステータスが一時
    出庫状態である場合は、該在庫部品の数量を手持数量と
    して扱い、かつ該在庫部品のリールを他の上位オーダに
    対しての引当不可能として扱うことを特徴とする請求項
    2に記載のリール部品の在庫管理システム。
  4. 【請求項4】 MRPシステムに用いられ、リール部品
    の引当処理及び出庫実績の入力を含む在庫管理を行うリ
    ール部品の在庫管理方法において、 在庫部品の各リールに対して該リールを識別するための
    リールIDを付すステップと、 品目、保管場所、前記リールID及び前記リールIDを
    持つリールの在庫状態とを含む在庫情報を作成するステ
    ップと、 上位オーダ及び前記在庫情報に基づいて在庫部品のリー
    ルの引当処理を行うステップと、 前記上位オーダ及び前記在庫情報に基づいて、前記在庫
    部品の品目、保管場所、出庫数量及び前記リールIDを
    特定して前記在庫部品のリールに対する前記出庫要求を
    作成するステップと、 作成された前記出庫要求に基づいて出庫業務を実行する
    ステップと、 前記出庫業務に応じて出庫実績を入力するステップと、 前記出庫されたリールが返却された場合に、該リールに
    関する入庫実績を入力するステップとを含むことを特徴
    とするリール部品の在庫管理方法。
  5. 【請求項5】 前記引当処理ステップにおいて、前記在
    庫情報の在庫状態が、前記在庫部品のリールが前記保管
    場所に存在している状態である場合は、該リールを引当
    可能として扱い、前記在庫情報の在庫状態が、前記在庫
    部品のリールが特定の前記上位オーダに引当されている
    状態又は特定の前記上位オーダに一時的に出庫されてい
    る状態である場合は、該リールを引当不可能として扱う
    ことを特徴とする請求項4に記載のリール部品の在庫管
    理方法。
  6. 【請求項6】 前記出庫実績入力ステップ及び前記入庫
    実績入力ステップにおいて、前記在庫情報の在庫状態
    が、前記在庫部品のリールが特定の前記上位オーダに一
    時的に出庫されている状態である場合は、該リールの出
    庫前の在庫部品の数量から出庫要求された部品数量を減
    じた数量を手持数量として扱うことを特徴とする請求項
    4又は請求項5に記載のリール部品の在庫管理方法。
  7. 【請求項7】 MRPシステムに用いられ、リール部品
    の引当処理及び出庫実績の入力を含む在庫管理を行うリ
    ール部品の在庫管理プログラムを格納した記憶媒体にお
    いて、 前記在庫プログラムが、 在庫部品の各リールに対して該リールを識別するための
    リールIDを付すステップと、 品目、保管場所、前記リールID及び前記リールIDを
    持つリールの在庫状態とを含む在庫情報を作成するステ
    ップと、 上位オーダ及び前記在庫情報に基づいて在庫部品のリー
    ルの引当処理を行うステップと、 前記上位オーダ及び前記在庫情報に基づいて、前記在庫
    部品の品目、保管場所、出庫数量及び前記リールIDを
    特定して前記在庫部品のリールに対する前記出庫要求を
    作成するステップと、 作成された前記出庫要求に基づいて出庫業務を実行する
    ステップと、 前記出庫業務に応じて出庫実績を入力するステップと、 前記出庫されたリールが返却された場合に、該リールに
    関する入庫実績を入力するステップとを含むことを特徴
    とする、リール部品の在庫管理プログラムを格納した記
    憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記引当処理ステップにおいて、前記在
    庫情報の在庫状態が、前記在庫部品のリールが前記保管
    場所に存在している状態である場合は、該リールを引当
    可能として扱い、前記在庫情報の在庫状態が、前記在庫
    部品のリールが特定の前記上位オーダに引当されている
    状態又は特定の前記上位オーダに一時的に出庫されてい
    る状態である場合は、該リールを引当不可能として扱う
    ことを特徴とする請求項7に記載のリール部品の在庫管
    理管理プログラムを格納した記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記出庫実績入力ステップ及び前記入庫
    実績入力ステップにおいて、前記在庫情報の在庫状態
    が、前記在庫部品のリールが特定の前記上位オーダに一
    時的に出庫されている状態である場合は、該リールの出
    庫前の在庫部品の数量から出庫要求された部品数量を減
    じた数量を手持数量として扱うことを特徴とする請求項
    7又は請求項8に記載のリール部品の在庫管理プログラ
    ムを格納した記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532991A (ja) * 2004-04-08 2007-11-15 コギスキャン・インコーポレーテッド 閉ループ構成における認証および追従可能性
WO2022059073A1 (ja) 2020-09-15 2022-03-24 株式会社シンカ・アウトフィットNq 履歴管理装置、履歴管理方法およびプログラム

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