JPH11115846A - スクータ型車両のフラッシャランプ取付部構造 - Google Patents
スクータ型車両のフラッシャランプ取付部構造Info
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- JPH11115846A JPH11115846A JP9299530A JP29953097A JPH11115846A JP H11115846 A JPH11115846 A JP H11115846A JP 9299530 A JP9299530 A JP 9299530A JP 29953097 A JP29953097 A JP 29953097A JP H11115846 A JPH11115846 A JP H11115846A
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Abstract
射領域を減少させることがなく、また、外観品質を向上
させることができるスクータ型車両のフラッシャランプ
取付部構造を提供する。 【解決手段】 ヘッドパイプ2の前方を覆うフロントカ
バー16に、左右一対のランプ開口16aを形成し、こ
れらランプ開口16aに左右フラッシャランプ20をそ
れぞれ配設したスクータ型車両において、該左右のラン
プ開口16aの間に、メンテ開口16bを形成し、該メ
ンテ開口16bに、前記フラッシャランプ20のランプ
本体21とランプレンズ24との取付ビス25を臨ま
せ、該ランプレンズ24は前記フロントカバー16の外
方へ着脱可能とし、前記メンテ開口16bをメンテリッ
ド16cで閉塞可能とした。
Description
のフロントカバーにフラッシャランプが取り付けられた
部分の構造に関するものである。
ームであるヘッドパイプが車体前部に配置され、このヘ
ッドパイプにステアリングシャフトが挿通されるように
なっている。そして、このヘッドパイプの前方には、フ
ロントカバーが設けられると共に、ヘッドパイプの後方
には、レッグシールドが設けられ、これらフロントカバ
ーの周縁部とレッグシールドの周縁部とが取り付けられ
ることにより、ヘッドパイプの周囲が覆われると共に内
部に空間が形成される。
プ開口が形成され、これらランプ開口に左右フラッシャ
ランプがそれぞれ配設されている。
うな従来のものにあっては、フラッシャランプのバルブ
を交換する場合に、フラッシャランプの後方、つまりフ
ロントカバーとレッグシールドとの空間内に手を挿入し
て、フラッシャランプの後側でバルブを交換する方法が
考えられるが、その作業空間は極めて狭く、バルブ交換
が大変である。また、フラッシャランプのランプレンズ
を車両の前側外方へ外すことにより、バルブの前側を開
放すれば、バルブを簡単に交換することができるが、ラ
ンプレンズのランプボディに対するネジ止め部位をラン
プレンズのレンズ面に設けると、照射領域を減少させて
しまうだけでなく、このネジ止め部位が車両の前面側か
ら見えてしまい、外観品質が低下する。
を向上させると共に、照射領域を減少させることがな
く、また外観品質を向上させることができるスクータ型
車両のフラッシャランプ取付部構造を提供することを課
題としている。
めに、請求項1に記載の発明は、ヘッドパイプの前方を
覆うフロントカバーに、左右一対のランプ開口を形成
し、これらランプ開口に左右フラッシャランプをそれぞ
れ配設したスクータ型車両において、該左右のランプ開
口の間に、メンテ開口を形成し、該メンテ開口に、前記
フラッシャランプのランプ本体とランプレンズとの取付
ビスを臨ませ、該ランプレンズは前記フロントカバーの
外方へ着脱可能とし、前記メンテ開口をメンテリッドで
閉塞可能としたスクータ型車両のフラッシャランプ取付
部構造としたことを特徴とする。
の構成に加え、前記フラッシャランプは、前記メンテ開
口の側方から後上方へ長く延び、前記ランプ本体とラン
プレンズとの上部同士を差込み式の係止手段にて結合し
ていることを特徴とする。
に記載の構成に加え、前記フロントカバー及び前記ラン
プレンズは、相互間の間隙をなくすような型抜きにて樹
脂成形されていることを特徴とする。
いて説明する。
態を示す。この実施の形態では、この発明を含むスクー
タ型車両の略全体について説明し、又、スクータ型車両
としてスクータ型自動二輪車を基に説明する。
2には骨格となる車体フレーム1を示し、この車体フレ
ーム1の前端部には筒状のヘッドパイプ2が設けられ、
このヘッドパイプ2から後方に向けて中央パイプ3が接
続されると共に、この中央パイプ3の左右に一対の後部
パイプ4,4が配設されている。この後部パイプ4,4
に車幅方向に沿うクロスパイプ6が架設されると共に、
その後部パイプ4,4にエンジンマウントブラケット5
が固定されている。
5に、ユニットスイング式エンジン7が、リンク機構8
を介して上下揺動自在に懸架されている。このエンジン
7は、クランクケース7aから略水平に前方へ延びるシ
リンダ7bを有し、クランクケース7aの一側に後方へ
延びて後端部に後輪10を支持する伝動ケース7cが一
体化されると共に、この伝動ケース7cがショックアブ
ソーバ9を介して後部パイプ4に連結されている。尚、
伝動ケース7c内には、エンジン7の動力を後輪10に
伝達するVベルト式自動変速機が収容されている。
2には、フロントフォーク80を介して前輪81を操舵
するハンドル12のステアリングシャフトが挿通されて
回転自在に支持されている。また、このハンドル12に
は、図1等に示すように、このハンドル12を覆うハン
ドルカバー13が取り付けられると共に、前面にはヘッ
ドランプ14が配設されている。
ッドパイプ2の前側に、このパイプ2の前側に配設され
た装置を覆うように樹脂製のフロントカバー16が、
又、ヘッドパイプ2の後方には、このパイプ2の後ろ側
を覆うように樹脂製のレッグシールド18が配設され
て、両カバー16,18が周縁部で取り付けられること
により、内部に空間が形成されている。
4等に示すように、下部側に左右一対のランプ開口16
aが形成され、これらランプ開口16aにフラッシャラ
ンプ20が配設され、これら一対のランプ開口16aの
間にメンテ開口16bが形成され、このメンテ開口16
bが図6に示すようにメンテリッド16cで開閉可能に
閉塞されている。
図7乃至図11等に示すように、バルブ22が交換可能
に配設されたランプ本体21と、このランプ本体21の
前面に着脱可能に取り付けられたランプレンズ24とを
有している。このフラッシャランプ20のランプレンズ
24がランプ開口16aから正面に露出し、このランプ
レンズ24を前側外方に外すことにより、バルブ22が
前側から交換できるようになっている。
16bの側方から後上方へ長く延びる形状を呈し、前記
ランプ本体21とランプレンズ24との上部同士を差込
み式の「係止手段」にて結合している。この「係止手
段」は、図10及び図11に示すように、ランプ本体2
1の上部側に係止孔21aが形成されると共に、ランプ
レンズ24の上部側には、その係止孔21aに車両前方
側から係脱できる差込み式の係止片24aが突設されて
構成されている。
り、メンテ開口16bに近い側には、図3,図7及び図
12に示すように、車両後方に向けて延びる取付片24
bが形成され、この取付片24bにネジ孔24cが形成
される一方、ランプ本体21のそのネジ孔24cと対応
した位置には、雌ねじ部21bが形成され、この雌ねじ
部21bにそのネジ孔24cを通して取付ビス25が螺
合されることにより、取付片24bが雌ねじ部21bに
取り付けられている。この取付ビス25は前記メンテ開
口16bに臨んでいる。
4とは、上記係止部分及びネジ止め部分以外において
は、図9に示すように、ランプ本体21の周縁部に形成
された嵌合溝21cに、ランプレンズ24の嵌合周縁部
24dが車両前方から後方に向けて挿入されて嵌合され
ている。
方側、すなわち、車体前面視でメンテ開口16bに近い
側には、上下に取付フランジ21d,21eが形成さ
れ、上下方向の中間部に、位置決めフランジ21fが形
成されている(図7参照)。その上下の取付フランジ2
1d,21eが、図4及び図13に示すように、ネジ2
6,27により、フロントカバー16から後方に突設さ
れた取付ボス16d,16eに取り付けられていると共
に、その位置決めフランジ21fの嵌合孔に、フロント
カバー16から後方に突設された位置決めボス16fが
嵌合されている。
上下2ヶ所に係合突起21g,21hが形成され、これ
ら係合突起21g,21hが、図14に示すように、フ
ロントカバー16に形成された係合壁16g,16hに
車両前方から当接して係合されるようになっている。上
記2ヶ所の係合部分の構成は、略同様に付き、下側の係
合部分のみ図示する。
ロントカバー16に取り付けられている。
ンプ20のランプレンズ24は、相互間の間隙をなくす
ような型抜きにて樹脂成形されている(図15参照)。
すなわち、ランプレンズ24は、フロントカバー16の
ランプ開口16aから前方に外せるようにする必要があ
ることから、フロントカバー16とランプレンズ24と
は密着させることはできない。そこで、図15に示すよ
うな型抜きとすることにより、フロントカバー16とラ
ンプレンズ24との間隙を極力狭く、且つ見え難くでき
て、外観品質を確保することが出来る。
プレンズ24の型割線は、それぞれa,bで示され、こ
れら型は同方向に抜かれる。すなわち、地面に水平、且
つ図示矢印方向である。
るには、まず、メンテリッド16cを外してメンテ開口
16bを開ける。そして、このメンテ開口16bから手
を差し込んでこの開口16bの近傍に位置する取付ビス
25を外し、ランプレンズ24の係止片24aをランプ
本体21の係止孔21aから引き抜くと同時に、ランプ
レンズ24を前側外方へ外す。これにより、ランプ開口
16aを介してランプ本体21の前側からバルブ22の
交換が可能となる。
ンプ本体21とのネジ止め部分等が車両前方から見える
ことなく、外観品質を維持できた上で、ランプレンズ2
4を簡単に外すことができて、広い空間でバルブ22の
交換ができ、作業性が良好である。ちなみに、そのメン
テ開口16bから手を差し込んでランプ本体21の後ろ
側にバルブ22を外して交換することも考えられるが、
ヘッドパイプ2の周囲にはホーン28等の装置が配置さ
れており、その作業空間は極めて狭いため困難であり、
又、可能であるとしても非常に作業性の悪いものであ
る。また、フロントカバー16とレッグシールド18と
で形成される空間内には、前記ホーン28の他計器類の
配線等が配設されるため、その空間への前輪81による
石跳ね等を防止するのに下方がアンダーカバー30で閉
塞されていることから、この下方から手を差し込んでバ
ルブ22を交換することもできない。従って、上記のよ
うな構成とすることが極めて効果的である。尚、メンテ
リッド16cには、メッシュ状に多数の孔が形成され、
ホーン28の音が外部に良く聞こえるようになってい
る。
車体内方側の取付フランジ21d,21eをネジ26,
27にて締め付けることにより、フラッシャランプ20
の外方側が車両後方に向けて後退するように変位しよう
とすることから、係合突起21g,21hがフロントカ
バー16の係合壁16g,16hに圧接されて係合する
ため、ネジ止め箇所が少なくてもフラッシャランプ20
の取り付けができることから取付け作業性が向上する。
この係合壁16g,16hが形成されている部分はフロ
ントカバー16の側縁部であるため、この部分には、ス
ペース的に取付ボスを形成し難いと同時に、ネジ止め作
業スペースを確保するのが困難であり、このような部分
に取付ボスを形成し、且つ、作業スペースを確保すると
フロントカバー16の大型化を招く恐れがあるが、上記
のような構成とすることにより、このような問題が回避
される。
ンテ開口16bが互いに繋がることなく、独立して設け
られているので、フロントカバー16の剛性が低下する
ことなく、外観の悪化がない。
2には、上側ステー32及び下側ステー33が前方に向
けて延長されると共に、これらステー32,33の前端
部には、ステー32においては車体中央に一ヶ所、ステ
ー33においては左右二ヶ所の取付面32a,33aが
それぞれ形成され、フロントカバー16の裏面側に位置
している。そして、このフロントカバー16には、それ
ら取付面32a,33aと対応した位置に、打抜部位1
6jが形成されている。この打抜部位16jは、周囲が
薄肉に形成された円形を呈し、容易に打ち抜いて開口で
きるようになっており、フロントバスケットを取り付け
る時には、その部分を打ち抜いて、フロントバスケット
からバスケット側ステーを延長して、その開口に矢印方
向から挿入して、前記ステー32,33の各取付面32
a,33aに垂直に当ててネジ止めするようにしてい
る。
aは、平面で見て外側が後退するように傾斜している。
面33aを傾斜させれば、フロントカバー16を滑らか
に湾曲でき、小型化が図れる。
37には、下方に凹んだバッテリーボックス37aが一
体成形されると共に、略くの字状に曲がったリッド39
がヒンジ39aを介して回動自在に取り付けられてい
る。このリッド39を開閉することにより、そのバッテ
リーボックス37aへのバッテリーの出し入れ及びその
メンテナンスが出来ると共に、エンジン7のメンテナン
スができ、且つ、オイルタンク40にオイルの注入がで
きるようになっている。そして、このリッド39は、図
示していないが閉じた状態で、その回動端側が後述のサ
イドカバー82にネジ止めされるようになっている。勿
論、ロック装置により、ロックできるようにして防盗性
を確保するようにすることもできる。
2は収納箱で、この収納箱42は、車体フレーム1の一
対の後部パイプ4,4の間に挿入されて支持されてい
る。
Hが収納可能なヘルメット収納空間42aを有し、前端
を支点に開閉可能なシート44によりシール部材45を
介して上面開口が閉塞されるようになっている。
メット収納空間42aより幅狭で、後方へ延びる延出空
間42bを有する延出部42cが形成されている。この
延出空間42bは、車両前後方向の幅が狭く、施錠装置
であるいわゆるPロック46や小冊子等が収納できるよ
うになっており、この延出空間42bと前記ヘルメット
収納空間42aとの間に、区画壁42dが形成されてい
る。この区画壁42dは、収納箱42の上端部まで全面
に渡って形成されているものでなく、その延出空間42
bとヘルメット収納空間42aとが連通されるような連
通切欠き部42eが形成されている。すなわち、Pロッ
ク46をその延出空間42bに収納し、又、ヘルメット
収納空間42aにヘルメットHを収納した状態で、その
区画壁42dにより、そのPロック46とヘルメットH
とが接触しないようになっていると共に、延出空間42
b側に水が溜まった場合に、この水がヘルメット収納空
間42a側に浸入しないようになっている。しかし、こ
の延出空間42bには、Pロック46以外の物を収納す
ることを考慮すると、収納スペースとして最大限に利用
するためには、本来、区画壁42dは邪魔になるもので
あることから、連通切欠き部42eを形成するようにし
ている。従って、一方の空間内だけでは収納できないよ
うな大きさのものでも、その連通切欠き部42eを介し
て他方の空間に飛び出させることにより、収納が可能と
なる。しかも、その延出空間42bの底に水抜き孔42
fを形成することにより、濡れたPロック46等をその
延出空間42bに収納したときに、このPロック46に
付着していた水を排出できる。尚、ヘルメット収納空間
42aにも水抜き孔42kが形成されている。
イプ6に固定されたブラケット48に載置され、且つボ
ルト止めされると共に、収納箱42の後部が、後部パイ
プ4,4に固定されたブラケット49に載置され、且つ
ボルト止めされて支持されている。
回動自在に配置されている。このシート44は、芯材と
しての底板51上にクッション材52を積層し表皮53
で覆って構成され、前端部44aがヒンジ55を介して
収納箱42に回動自在に取り付けられている。このシー
ト44の底板51には、図19,図20に示すように、
嵌合溝51aが環状に形成され、この嵌合溝51aにシ
ール部材45の嵌合部45aが嵌合されて係止爪51b
により係止されて環状に配設され、このシール部材45
が、前記収納箱42の上部に設けられた周縁フランジ4
2gのシール面に当接するようになっている。
には、図19に示すように、シール部材45の後外方の
近傍に対応する部位に左右一対の第1支持ボス51cが
下方に向けて突設される一方、この第1支持ボス51c
より前方であって、当該シール部材45の内方で、且
つ、延出部42cの両側に対応する部位に左右一対の第
2支持ボス51dが下方に向けて突設されている。
ンジ42gには、その第1支持ボス51cが当接する後
方荷重受け部42hがシール面の後外方の近傍に形成さ
れ、又、その第2支持ボス51dが当接する前方荷重受
け部42iがシール面の内方で、且つ、延出部42cの
両側に対応する部位に形成されている。
方荷重受け部42hに当接する際、前記第2支持ボス5
1dと前方荷重受け部42iとの間には、間隙C1が形
成されるように設定されている(図2参照)。
ランジ42gには、シール部材45の後外方に、左右が
連通された直線的な排水溝42jが形成されている。
納空間42aの後方に延出空間42bを形成することに
より、ヘルメットHをヘルメット収納空間42aに収納
した状態で、その延出空間42bにPロック46等の他
の物を収納できる。しかも、区画壁42dにより、その
ヘルメットHとPロック46とが接触しないように出来
るため、Pロック46が汚れている場合でも、この汚れ
がヘルメットHに付着するようなことがない。さらに、
水が付着しているPロック46をその延出空間42bに
収納した場合には、この水は水抜き孔42fから排水さ
れ、ヘルメット収納空間42a側に浸入することがな
い。
ことにより、収納箱42も前後に長くなり、この収納箱
42に支持されるシート44の撓みが問題となるが、以
下のような構成により、シート44がそれ程撓むことな
く支持できる。
つ、延出部42cの両側に対応する部位に前方荷重受け
部42iを設けることにより、シール部材45の後外方
の近傍の後方荷重受け部42hのみで、シート44の荷
重を受けるものと比較すると、シート44の撓みを少な
くでき、支持性を確保できる。
け部42hに当接する際、第2支持ボス51dと前方荷
重受け部42iとの間には、間隙cが形成されるように
設定されているため、シート44に下方に向けて荷重が
作用すると、第1支持ボス51cが後方荷重受け部42
hに当接した後、シート44が多少撓み第2支持ボス5
1dが前方荷重受け部42iに当接する。従って、この
第1支持ボス51cと第2支持ボス51dとの間に配置
されているシール部材45が、収納箱42のシール面に
確実に接触するため、シールが確実に行われることとな
る。因みに、上記と反対に、第2支持ボス51dが先に
当接するようにすると、それより後方の第1支持ボス5
1c側が浮き上がる可能性があり、シールが確実に行わ
れない虞がある。
ランジ42gにおけるシール部材45の後外方に、左右
が連通された直線的な排水溝42jが形成されているた
め、この排水溝42jにて水を排水でき、当該シール部
材45によるシール部位に水が直接到達するのを防止で
き、シール性を確保できる。因みに、左右に分断された
排水溝の場合には、車体を一方に傾けると、他方の排水
溝には水が溜まったままの状態になるだけでなく、排水
溝から溢れてシール部位に到達してしまうが、上記のよ
うな構成とすることにより、車体をどちらに傾けても効
率よく排水できる。
更に後方に延長され、この収納箱42の後ろ側に配置さ
れた燃料タンク57の上方を覆うようになっており、シ
ート44の後端部の底板51に下方に突出するストライ
カ59が固定されている(図19,図22参照)。そし
て、このストライカ59が、左右の後部パイプ4,4に
架設された門型ブラケット61に配設されたロック装置
63のラッチ63aに係脱されるようになっている(図
2,図5参照)。
半体のフランジ57a同士が接合されて構成される一
方、車体フレーム1の後部パイプ4の後部上に、そのフ
ランジ57aが載置される燃料タンク用ブラケット65
が固定されている。これら燃料タンク用ブラケット65
には、載置面部に上方に突出するスタッドボルト65a
が複数(3本)設けられ、これらスタッドボルト65a
が燃料タンク57のフランジ57aの挿通孔に嵌挿され
ると共に、これらの内の2本のスタッドボルト65aが
前記門型ブラケット61のフランジ61aの挿通孔に嵌
挿されてナット67が螺合されることにより共締めされ
ている。
61bに当接する第3支持ボス51eが前記シート44
の底板51に形成され、前記第1支持ボス51cが前記
後方荷重受け部42hに当接する際、この第3支持ボス
51eと門型ブラケット上面部61bとの間には、間隙
C2が形成されるように設定されている。
7の上方を囲むように位置しているため、このブラケッ
ト61が配設された状態では、燃料タンク57は装着で
きず、燃料タンク57の装着時には、外されていなけれ
ばならない。この場合、燃料タンク57と門型ブラケッ
ト61とを共締めすることにより、取付工数や取付スペ
ースを削減できる。
は、サイドカバー82によって覆われており、さらに、
このサイドカバー82の後部には、燃料タンク57の後
ろ側(最後部)に位置して、図2及び図23に示すよう
に、テールランプ69及び左右一対の後部フラッシャラ
ンプ70が配設されている。このテールランプ69は車
幅方向の中央部に配置されると共に、左右一対の後部フ
ラッシャランプ70はそのテールランプ69の両側に配
置されている。そして、これらフラッシャランプ70の
ランプレンズ70aは、図23に示すように、テールラ
ンプ69の上側で連続して一体になっていると共に、図
2に示すように、燃料タンク57の逃げのために、後部
フラッシャランプ70のバルブ70bは上を向き、テー
ルランプ69のバルブ69aが斜め上方に向いている。
ーで、このキャニスター72には、樹脂製のキャニスタ
ー本体72aにブラケット72bが一体成形されてお
り、このブラケット72bを介して後部パイプ4に取り
付けられている。
ー本体72aに一体成形すれば、別体の板金製のブラケ
ットが必要なく、部品点数が削減できる。
載の発明によれば、フロントカバーの左右のランプ開口
の間にメンテ開口を形成し、このメンテ開口に、フラッ
シャランプのランプ本体とランプレンズとの取付ビスを
臨ませ、このランプレンズはフロントカバーの外方へ着
脱可能としたため、バルブ交換するときには、メンテ開
口を介して取付ビスを外し、ランプレンズを外方へ外す
ことにより、簡単にバルブ交換でき、しかも、取付ビス
をランプレンズの前面に露出させる必要はなく、照射領
域を減少させることがなく、また、外観品質も確保でき
る。
に加え、フラッシャランプが、メンテ開口の側方から後
上方へ長く延びる形状であっても、ランプ本体とランプ
レンズとの上部同士を差込み式の係止手段にて結合して
いることにより、ランプレンズの着脱を簡単に行うこと
ができる。
に加え、フロントカバーとランプレンズとの相互間の間
隙を微少にできるため、外観品質を確保できる、という
実用上有益な効果を発揮する。
二輪車の前部側の側面図である。
後部側の一部を断面した側面図である。
ャランプ等の一部を示す正面図である。
ャランプ等の一部を示す側面図である。
納箱等を示す平面図である。
図である。
方から見た図である。
方から見た図である。
図である。
である。
断面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
である。
である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ヘッドパイプの前方を覆うフロントカバ
ーに、左右一対のランプ開口を形成し、これらランプ開
口に左右フラッシャランプをそれぞれ配設したスクータ
型車両において、 該左右のランプ開口の間に、メンテ開口を形成し、 該メンテ開口に、前記フラッシャランプのランプ本体と
ランプレンズとの取付ビスを臨ませ、該ランプレンズは
前記フロントカバーの外方へ着脱可能とし、前記メンテ
開口をメンテリッドで閉塞可能としたことを特徴とする
スクータ型車両のフラッシャランプ取付部構造。 - 【請求項2】 前記フラッシャランプは、前記メンテ開
口の側方から後上方へ長く延び、前記ランプ本体とラン
プレンズとの上部同士を差込み式の係止手段にて結合し
ていることを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両
のフラッシャランプ取付部構造。 - 【請求項3】 前記フロントカバー及び前記ランプレン
ズは、相互間の間隙をなくすような型抜きにて樹脂成形
されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のス
クータ型車両のフラッシャランプ取付部構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29953097A JP3842409B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | スクータ型車両のフラッシャランプ取付部構造 |
TW88213576U TW411923U (en) | 1997-10-16 | 1997-10-21 | Turning signal install part structure for scooter-type motorbike |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29953097A JP3842409B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | スクータ型車両のフラッシャランプ取付部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11115846A true JPH11115846A (ja) | 1999-04-27 |
JP3842409B2 JP3842409B2 (ja) | 2006-11-08 |
Family
ID=17873803
Family Applications (1)
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JP29953097A Expired - Fee Related JP3842409B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | スクータ型車両のフラッシャランプ取付部構造 |
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---|---|
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TW (1) | TW411923U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2190314A1 (es) * | 1999-10-13 | 2003-07-16 | Honda Motor Co Ltd | Unidad de señal de giro para vehiculo de motor |
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KR100639580B1 (ko) | 2003-11-13 | 2006-10-30 | 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 | 스쿠터형 차량의 등화기 배치 구조 |
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CN105818907A (zh) * | 2015-01-09 | 2016-08-03 | 雅马哈发动机株式会社 | 跨乘型车辆 |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP29953097A patent/JP3842409B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1997-10-21 TW TW88213576U patent/TW411923U/zh unknown
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EP1495953A3 (en) * | 2003-07-07 | 2005-12-21 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Straddle-type vehicle |
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CN105818907B (zh) * | 2015-01-09 | 2018-09-21 | 雅马哈发动机株式会社 | 跨乘型车辆 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW411923U (en) | 2000-11-11 |
JP3842409B2 (ja) | 2006-11-08 |
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