JPH11115477A - 走行作業車の空調システム - Google Patents
走行作業車の空調システムInfo
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- JPH11115477A JPH11115477A JP9277653A JP27765397A JPH11115477A JP H11115477 A JPH11115477 A JP H11115477A JP 9277653 A JP9277653 A JP 9277653A JP 27765397 A JP27765397 A JP 27765397A JP H11115477 A JPH11115477 A JP H11115477A
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Links
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Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 運転操縦部が外部に開放状とされた走行作業
車に、空調装置を装備することによって、効率的な冷・
暖房を保証した走行作業車の空調システムを提供する。 【解決手段】 運転操縦部11が外部に開放状とされか
つ空調装置が装備された走行作業車の空調システムにお
いて、前記空調装置の吹出口24が運転操縦部11の運
転者Qに向けて指向可能に設けられ、空調装置の空調空
気を吸入して運転者Q側に徐々に放出する運転者着用の
空調具51が具備され、空調空気を吸入するための空調
具51の吸入口62と前記空調装置2の吹出口24とが
接続自在とされている。
車に、空調装置を装備することによって、効率的な冷・
暖房を保証した走行作業車の空調システムを提供する。 【解決手段】 運転操縦部11が外部に開放状とされか
つ空調装置が装備された走行作業車の空調システムにお
いて、前記空調装置の吹出口24が運転操縦部11の運
転者Qに向けて指向可能に設けられ、空調装置の空調空
気を吸入して運転者Q側に徐々に放出する運転者着用の
空調具51が具備され、空調空気を吸入するための空調
具51の吸入口62と前記空調装置2の吹出口24とが
接続自在とされている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調装置(冷房、
暖房、送風、冷暖房両用型をいう)を装備したトラク
タ、バックホー、コンバイン等の走行作業車の空調シス
テムに関する。
暖房、送風、冷暖房両用型をいう)を装備したトラク
タ、バックホー、コンバイン等の走行作業車の空調シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタ、バックホー、コンバイン、田
植機等の走行作業車を用いて耕起、除草、掘削、収穫等
の各種作業を行うとき、その作業季節が夏期のときには
冷房が、冬季のときには暖房ができれば、運転者は快適
な環境の下で作業できる。このため、実開昭54−13
3550号公報では、キャビン付トラクタの空気調和装
置が提案されている(従来例の1)。
植機等の走行作業車を用いて耕起、除草、掘削、収穫等
の各種作業を行うとき、その作業季節が夏期のときには
冷房が、冬季のときには暖房ができれば、運転者は快適
な環境の下で作業できる。このため、実開昭54−13
3550号公報では、キャビン付トラクタの空気調和装
置が提案されている(従来例の1)。
【0003】また、実開昭58−126513号公報で
は、キャビン付トラクタのクーリングユニットの取付装
置が提案されている(従来例の2)。更に、実開昭60
−5910号公報では、乗用トラクタにおけるキャビン
暖房装置が提案されている(従来例の3)。また、特開
平5−294129号公報、特開平7−47832号公
報にはトラクタボンネットに内装したキャビン付トラク
タの空調装置が提案されている(従来例の4)。
は、キャビン付トラクタのクーリングユニットの取付装
置が提案されている(従来例の2)。更に、実開昭60
−5910号公報では、乗用トラクタにおけるキャビン
暖房装置が提案されている(従来例の3)。また、特開
平5−294129号公報、特開平7−47832号公
報にはトラクタボンネットに内装したキャビン付トラク
タの空調装置が提案されている(従来例の4)。
【0004】更に、実開昭57−108421号公報に
は、キャノピー(日除け)の天井部から運転席を包囲し
てエアーカーテンを造成したものが提案されている(従
来例の5)。また、実開平6−50915号公報には、
キャノピーの天井部に冷風装置を装着したコンバインが
提案されている(従来例の6)。
は、キャノピー(日除け)の天井部から運転席を包囲し
てエアーカーテンを造成したものが提案されている(従
来例の5)。また、実開平6−50915号公報には、
キャノピーの天井部に冷風装置を装着したコンバインが
提案されている(従来例の6)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例の1〜
6はいずれもそれなりに有用ではあるけれども、次のよ
うな課題があった。従来例の1〜4はいずれもキャビン
付であったため、ハウス内での作業ができないものであ
った。
6はいずれもそれなりに有用ではあるけれども、次のよ
うな課題があった。従来例の1〜4はいずれもキャビン
付であったため、ハウス内での作業ができないものであ
った。
【0006】一方、従来例の5及び6は、キャビンを有
しないことから、この技術をトラクタに適用すると、ハ
ウス内での作業ができるが、従来例の5においては、運
転者に対して空調流が噴出されないため、夏期のハウス
内作業は特に熱気環境下であることから、快適な作業が
期待できないものであり、また、従来例の6では、冷風
吹出口を運転席に向けて開口しているけれども、該吹出
口は所謂鎧板構造となっていたため、空調流が分散流と
なって運転者に到着するときは最早冷風ではなく、単な
る送風となってこれでは到底ハウス内作業に採用しても
意味がないものであった。
しないことから、この技術をトラクタに適用すると、ハ
ウス内での作業ができるが、従来例の5においては、運
転者に対して空調流が噴出されないため、夏期のハウス
内作業は特に熱気環境下であることから、快適な作業が
期待できないものであり、また、従来例の6では、冷風
吹出口を運転席に向けて開口しているけれども、該吹出
口は所謂鎧板構造となっていたため、空調流が分散流と
なって運転者に到着するときは最早冷風ではなく、単な
る送風となってこれでは到底ハウス内作業に採用しても
意味がないものであった。
【0007】そこで、本発明は、運転操縦部が外部に開
放状とされた走行作業車に、空調装置を装備することに
よって、効率的な冷・暖房を保証した走行作業車の空調
システムを提供することが目的である。ここで、走行作
業車とは、トラクタ、バックホー、コンバイン、田植機
等をいう。
放状とされた走行作業車に、空調装置を装備することに
よって、効率的な冷・暖房を保証した走行作業車の空調
システムを提供することが目的である。ここで、走行作
業車とは、トラクタ、バックホー、コンバイン、田植機
等をいう。
【0008】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の第1の技術的手段は、運転操縦部11
が外部に開放状とされかつ空調装置2が装備された走行
作業車の空調システムにおいて、前記空調装置2の吹出
口24が運転操縦部11の運転者Qに向けて指向可能に
設けられ、空調装置2の空調空気を吸入して運転者Q側
に放出する運転者着用の空調具51が具備され、空調空
気を吸入するための空調具51の吸入口62と前記空調
装置2の吹出口24とが接続自在とされている点にあ
る。
るための本発明の第1の技術的手段は、運転操縦部11
が外部に開放状とされかつ空調装置2が装備された走行
作業車の空調システムにおいて、前記空調装置2の吹出
口24が運転操縦部11の運転者Qに向けて指向可能に
設けられ、空調装置2の空調空気を吸入して運転者Q側
に放出する運転者着用の空調具51が具備され、空調空
気を吸入するための空調具51の吸入口62と前記空調
装置2の吹出口24とが接続自在とされている点にあ
る。
【0009】従って、運転者着用の空調具51を取り外
した状態でも、空調装置2の吹出口24を運転者Qに向
けることにより、空調装置2の空調空気をスポット的に
運転者Qに当てて、運転者への空調を効果的になること
ができる。しかも、運転者Qが空調具51を着用して、
空調具51の吸入口62と前記空調装置2の吹出口24
とを接続することにより、空調装置2の空調空気を吸入
して運転者Q側に放出することができ、運転者に対する
空調効果をさらに高めることができる。
した状態でも、空調装置2の吹出口24を運転者Qに向
けることにより、空調装置2の空調空気をスポット的に
運転者Qに当てて、運転者への空調を効果的になること
ができる。しかも、運転者Qが空調具51を着用して、
空調具51の吸入口62と前記空調装置2の吹出口24
とを接続することにより、空調装置2の空調空気を吸入
して運転者Q側に放出することができ、運転者に対する
空調効果をさらに高めることができる。
【0010】また、走行作業車1の使用状態・使用条件
によって空調具51の着用、非着用を使い分けして、運
転者の最適な空調システムを得ることができる。第2の
技術的手段は、前記空調具51の吸入口62と前記空調
装置2の吹出口24とを着脱自在に接続する接続筒64
が設けられている点にある。従って、空調具51の吸入
口62と空調装置2の吹出口24とを簡単に接続するこ
とができ、また空調具51の吸入口62と空調装置2の
吹出口24との接続を簡単に外すことができる。
によって空調具51の着用、非着用を使い分けして、運
転者の最適な空調システムを得ることができる。第2の
技術的手段は、前記空調具51の吸入口62と前記空調
装置2の吹出口24とを着脱自在に接続する接続筒64
が設けられている点にある。従って、空調具51の吸入
口62と空調装置2の吹出口24とを簡単に接続するこ
とができ、また空調具51の吸入口62と空調装置2の
吹出口24との接続を簡単に外すことができる。
【0011】第3の技術的手段は、前記接続筒64が空
調具51に設けられている点にある。従って、接続筒6
4を空調具51に一体のものとして取り扱うことがで
き、便利である。第4の技術的手段は、前記空調具51
に、前記接続筒64を収納するポケット71が設けられ
ている点にある。
調具51に設けられている点にある。従って、接続筒6
4を空調具51に一体のものとして取り扱うことがで
き、便利である。第4の技術的手段は、前記空調具51
に、前記接続筒64を収納するポケット71が設けられ
ている点にある。
【0012】従って、接続筒64を邪魔にならないよう
にポケット71便利に収納しておくことができる。第5
の技術的手段は、前記空調装置2の吹出口24が運転操
縦部11の運転席6の外側方に配置され、前記空調具5
1の吸入口62が、空調装置2の吹出口24に対応して
空調具51の側部に設けられている点にある。
にポケット71便利に収納しておくことができる。第5
の技術的手段は、前記空調装置2の吹出口24が運転操
縦部11の運転席6の外側方に配置され、前記空調具5
1の吸入口62が、空調装置2の吹出口24に対応して
空調具51の側部に設けられている点にある。
【0013】従って、空調具51の吸入口62と空調装
置2の吹出口24との接続及びその取り外しを、目視し
ながら容易に行うことができる。また、空調具51の吸
入口62と空調装置2の吹出口24との接続部分(例え
ば空調具51の吸入口62と空調装置2の吹出口24と
を接続する接続筒64)が運転者Qの側方に位置するた
め、当該接続部分が運転の邪魔にならない。
置2の吹出口24との接続及びその取り外しを、目視し
ながら容易に行うことができる。また、空調具51の吸
入口62と空調装置2の吹出口24との接続部分(例え
ば空調具51の吸入口62と空調装置2の吹出口24と
を接続する接続筒64)が運転者Qの側方に位置するた
め、当該接続部分が運転の邪魔にならない。
【0014】第6の技術的手段は、前記運転者着用の空
調具51は袋状となっていて、空調装置2から吸入した
空調空気を運転者Q側に徐々に放出するようになってい
る点にある。従って、空調空気を運転者Q側に徐々に放
出することによって、運転者Qに対してより適切な空調
効果を得ることもできる。
調具51は袋状となっていて、空調装置2から吸入した
空調空気を運転者Q側に徐々に放出するようになってい
る点にある。従って、空調空気を運転者Q側に徐々に放
出することによって、運転者Qに対してより適切な空調
効果を得ることもできる。
【0015】第7の技術的手段は、空調具51の表地5
2は実質的に通気性がなく、空調具51の裏地53は通
気性を有している点にある。従って、空調装置2の空調
空気を、空調具51から運転者Q側に有効に放出させる
ことができ、空調効率を高めることができる。第8の技
術的手段は、前記空調具51が、ベスト等の衣服である
点にある。
2は実質的に通気性がなく、空調具51の裏地53は通
気性を有している点にある。従って、空調装置2の空調
空気を、空調具51から運転者Q側に有効に放出させる
ことができ、空調効率を高めることができる。第8の技
術的手段は、前記空調具51が、ベスト等の衣服である
点にある。
【0016】従って、空調装置2の空調空気を、空調具
51を介して運転者側に極力広い範囲に亘って効率よく
放出することができ、空調効率をさらに高めることがで
きる。第9の技術的手段は、前記空調装置2が暖房又は
冷房乃至はエアコンである点にある。
51を介して運転者側に極力広い範囲に亘って効率よく
放出することができ、空調効率をさらに高めることがで
きる。第9の技術的手段は、前記空調装置2が暖房又は
冷房乃至はエアコンである点にある。
【0017】第10の技術的手段は、前記空調装置2の
吹出口24が首振り自在又は伸縮自在に構成されている
点にある。従って、空調装置2の吹出口24への接続筒
64の取り付け及び取り外しが容易になるし、接続筒6
4を最適位置に接続することが可能になる。また、空調
装置2の吹出口24から空調空気を運転者Qが希望する
最適位置に送出することが可能になり最適なところへの
空調ができる。
吹出口24が首振り自在又は伸縮自在に構成されている
点にある。従って、空調装置2の吹出口24への接続筒
64の取り付け及び取り外しが容易になるし、接続筒6
4を最適位置に接続することが可能になる。また、空調
装置2の吹出口24から空調空気を運転者Qが希望する
最適位置に送出することが可能になり最適なところへの
空調ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図9〜図12は、2軸4車輪
形トラクタで例示する走行作業車1の運転席後方に空調
装置2を装着した一実施形態を示している。ここで空調
装置とは、冷房専用、暖房専用、送風専用、冷暖房兼用
形で外気を導入して熱交換要素で空気調和をし、この空
調空気流を吐出するものをいう。
の形態について説明する。図9〜図12は、2軸4車輪
形トラクタで例示する走行作業車1の運転席後方に空調
装置2を装着した一実施形態を示している。ここで空調
装置とは、冷房専用、暖房専用、送風専用、冷暖房兼用
形で外気を導入して熱交換要素で空気調和をし、この空
調空気流を吐出するものをいう。
【0019】図9〜図12において、作業車1は左右一
対の前輪と後輪4とを備え、左右の後輪フェンダ5間に
運転席6を有している。前・後輪間の左右に乗降口7を
備え、該乗降口7は、車体より左右に張出たステップ9
によって構成されている。運転席6の前方に操縦ハンド
ル10を有し、運転者Qは、運転席6にいてハンドル1
0を握って操縦し、ここに、運転操縦部11を構成して
いる。
対の前輪と後輪4とを備え、左右の後輪フェンダ5間に
運転席6を有している。前・後輪間の左右に乗降口7を
備え、該乗降口7は、車体より左右に張出たステップ9
によって構成されている。運転席6の前方に操縦ハンド
ル10を有し、運転者Qは、運転席6にいてハンドル1
0を握って操縦し、ここに、運転操縦部11を構成して
いる。
【0020】ハンドル10は、エンジンを覆っているボ
ンネット12の後部に立設されていて、左右の乗降口7
にはブレーキペダル、フットアクセルペダル、クラッチ
ペダル等のペダル手段が備えられている。運転操縦部1
1は、後輪フェンダ5を一体に備えているフロアーシー
ト14を含み、該フロアーシータ14は、運転席6の装
着部14Aが水平面上にあってこの後部の立上り壁14
Bを備え、該立上がり壁14Bは後方上向に傾斜されて
いて防泥カバーを兼ねていて車体の上面に装着されてい
る。
ンネット12の後部に立設されていて、左右の乗降口7
にはブレーキペダル、フットアクセルペダル、クラッチ
ペダル等のペダル手段が備えられている。運転操縦部1
1は、後輪フェンダ5を一体に備えているフロアーシー
ト14を含み、該フロアーシータ14は、運転席6の装
着部14Aが水平面上にあってこの後部の立上り壁14
Bを備え、該立上がり壁14Bは後方上向に傾斜されて
いて防泥カバーを兼ねていて車体の上面に装着されてい
る。
【0021】走行作業車1は、運転操縦部11を包囲す
るキャビンを搭載していない所謂キャビンレスであり、
運転操縦部11が外部に開放状となっている。なお、走
行作業車1は、車輪形で示しているが、クローラ形であ
ってもよい。運転操縦部11の後方には安全フレーム1
3が備えられており、該安全フレーム13は、図10に
示すように車体の一部である左右の後車軸箱8Aに下部
が固設されていて後輪フェンダ5の背後に立設されてい
る左右の取付支柱13Aとこの左右の取付支柱13Aに
跨がって締付具13Bによって折畳み固定自在に備えた
門形部材13Cとからなり、該門形部材13Cは取付支
柱13Aより前方立上り状に湾曲部13Dを有してい
る。
るキャビンを搭載していない所謂キャビンレスであり、
運転操縦部11が外部に開放状となっている。なお、走
行作業車1は、車輪形で示しているが、クローラ形であ
ってもよい。運転操縦部11の後方には安全フレーム1
3が備えられており、該安全フレーム13は、図10に
示すように車体の一部である左右の後車軸箱8Aに下部
が固設されていて後輪フェンダ5の背後に立設されてい
る左右の取付支柱13Aとこの左右の取付支柱13Aに
跨がって締付具13Bによって折畳み固定自在に備えた
門形部材13Cとからなり、該門形部材13Cは取付支
柱13Aより前方立上り状に湾曲部13Dを有してい
る。
【0022】フロアーデッキ14の立上り壁14Bを利
用して空調装置2が装着されており、この空調装置2
は、図13及び図14に示すように、フィルタ要素1
5、冷房用熱交換要素(クーラー)16および暖房用熱
交換要素(ヒーター)17および送風要素18を横並べ
してケース本体19に収納してなり、フィルタ要素15
はカセット式であって運転席6側(前方)から又は後方
から引出し自在とされてケース本体19に備えられ、該
フィルタ要素15の上流側(空気の流れ方向の上手側)
には外気導入部20がケース本体19に形成されてい
る。
用して空調装置2が装着されており、この空調装置2
は、図13及び図14に示すように、フィルタ要素1
5、冷房用熱交換要素(クーラー)16および暖房用熱
交換要素(ヒーター)17および送風要素18を横並べ
してケース本体19に収納してなり、フィルタ要素15
はカセット式であって運転席6側(前方)から又は後方
から引出し自在とされてケース本体19に備えられ、該
フィルタ要素15の上流側(空気の流れ方向の上手側)
には外気導入部20がケース本体19に形成されてい
る。
【0023】外気導入部20を内側に備えたときは、走
行作業車1の後部に三点リンク等を介してロータリ等を
装着して作業しているとき、泥土等が飛行等することか
ら、目詰まりするのでこれを防止できる点で有利とな
る。但し、外気導入部20にアミ、フィルタ等を装着で
きることから、外気導入部20は運転席6の近傍に設け
ることができ、ここで近傍とは運転席6側の中央、左
右、上下ケース本体19の後面で中央、左右、上下、フ
ェンダ5等に形成することを意味している。
行作業車1の後部に三点リンク等を介してロータリ等を
装着して作業しているとき、泥土等が飛行等することか
ら、目詰まりするのでこれを防止できる点で有利とな
る。但し、外気導入部20にアミ、フィルタ等を装着で
きることから、外気導入部20は運転席6の近傍に設け
ることができ、ここで近傍とは運転席6側の中央、左
右、上下ケース本体19の後面で中央、左右、上下、フ
ェンダ5等に形成することを意味している。
【0024】送風要素18は電動モータ21によって起
動されるブロア18Aであって、このブロア18Aの噴
出口18Bには左右分流用の第1ダクト22の接続口2
2Aが連通され、該第1ダクト22はケース本体19の
上部に配置されていて左右方向に延伸されており、図1
3に示すように断面矩形の通風路22Bとされている。
但し、該通風路は断面円形、楕円等その形状は任意であ
る。
動されるブロア18Aであって、このブロア18Aの噴
出口18Bには左右分流用の第1ダクト22の接続口2
2Aが連通され、該第1ダクト22はケース本体19の
上部に配置されていて左右方向に延伸されており、図1
3に示すように断面矩形の通風路22Bとされている。
但し、該通風路は断面円形、楕円等その形状は任意であ
る。
【0025】第1ダクト22の左右両端には左右の第2
ダクト23が連通接続されていて、該第2ダクト23は
前方に延伸されている。第2ダクト23はフェンダ5の
上面(天板部)に沿って延伸しており、該ダクト23に
は空調空気の吹出口24が運転席5に居る運転者の左右
両側に備えられている。
ダクト23が連通接続されていて、該第2ダクト23は
前方に延伸されている。第2ダクト23はフェンダ5の
上面(天板部)に沿って延伸しており、該ダクト23に
は空調空気の吹出口24が運転席5に居る運転者の左右
両側に備えられている。
【0026】左右の第2ダクト23は、図9及び図11
に示すようにフェンダ5の天板部の外上面5Aにオプシ
ョンとしてボルトナット手段25によって着脱自在に取
付けることが望ましい。この場合、第1ダクト22と左
右の第2ダクト23との接続部には接続ダクト26を介
して連通することがオプションとして組付けるときの組
付誤差を吸収できて有利である。
に示すようにフェンダ5の天板部の外上面5Aにオプシ
ョンとしてボルトナット手段25によって着脱自在に取
付けることが望ましい。この場合、第1ダクト22と左
右の第2ダクト23との接続部には接続ダクト26を介
して連通することがオプションとして組付けるときの組
付誤差を吸収できて有利である。
【0027】左右の第2ダクト23は実質的にカバー2
3Aによって覆われており、このカバー23Aが実質的
にボルトナット手段25によってフェンダ5に取付けら
れていて、該カバー23Aがフェンダ5の天板部に備え
られることで運転席6の両脇においてひじ掛けとして利
用可能とされている。空調空気(冷房、暖房、送風等を
いう)を噴出する吹出口24は運転操縦部11の近傍に
複数備えられているが、図11に示す実施の形態では左
側吹出口24が後方側寄りで右側吹出口24が前方側寄
りとされていて前後の位置がずらされ、かつ、右側吹出
口24が、上方拡開状の傾斜面27に球面座によって全
方向可変形(全方向伸縮形)のものとされ、これにより
右側吹出口24が運転操縦部11の運転者Qに向けて指
向可能になっている。また左側吹出口24が小容量(小
径)、右側吹出口24が大容量(大径)として異なる構
造として備えられている。
3Aによって覆われており、このカバー23Aが実質的
にボルトナット手段25によってフェンダ5に取付けら
れていて、該カバー23Aがフェンダ5の天板部に備え
られることで運転席6の両脇においてひじ掛けとして利
用可能とされている。空調空気(冷房、暖房、送風等を
いう)を噴出する吹出口24は運転操縦部11の近傍に
複数備えられているが、図11に示す実施の形態では左
側吹出口24が後方側寄りで右側吹出口24が前方側寄
りとされていて前後の位置がずらされ、かつ、右側吹出
口24が、上方拡開状の傾斜面27に球面座によって全
方向可変形(全方向伸縮形)のものとされ、これにより
右側吹出口24が運転操縦部11の運転者Qに向けて指
向可能になっている。また左側吹出口24が小容量(小
径)、右側吹出口24が大容量(大径)として異なる構
造として備えられている。
【0028】これは、通常トラクタにおいては、左ステ
ップを有する乗降口7が乗降りに際して専ら利用され、
右ステップを有する乗降口7は乗降りの使用頻度が少な
いことから、左側の吹出口24の位置を右側の吹出口2
4よりも後方側でかつ小径とすることで乗降を容易とし
たのである。図12(1)(2)(3)を参照すると、
左側の吹出口24は、ジャバラ部28を有する伸縮自在
のものとされ、該ジャバラ部28はこれを引出していな
い(図12(1)の状態)ときは空調空気が運転席6の
背もたれ高さ位置にあり、ジャバラ部28の屈曲により
首振り自在で又は伸縮自在に構成されており、ジャバラ
部28により右側吹出口24が運転操縦部11の運転者
Qに向けて指向可能になっている。即ち、ジャバラ部2
8を引出して図12(2)で示すように吹出口24を上
向にしたり、図12(3)で示すように下向きにしたり
して、運転者Qの顔面、肩、腰、足元のように任意の位
置に空調空気を噴出可能としている。また、ジャバラ部
28を伸長させたときには、吹出口24を運転席6の適
所に着脱自在に連結したり、図1及び図2に示すように
運転席6の運転者Qが着用した空調具51を吹出口24
に着脱自在に接続したりすることができるようになって
いる。
ップを有する乗降口7が乗降りに際して専ら利用され、
右ステップを有する乗降口7は乗降りの使用頻度が少な
いことから、左側の吹出口24の位置を右側の吹出口2
4よりも後方側でかつ小径とすることで乗降を容易とし
たのである。図12(1)(2)(3)を参照すると、
左側の吹出口24は、ジャバラ部28を有する伸縮自在
のものとされ、該ジャバラ部28はこれを引出していな
い(図12(1)の状態)ときは空調空気が運転席6の
背もたれ高さ位置にあり、ジャバラ部28の屈曲により
首振り自在で又は伸縮自在に構成されており、ジャバラ
部28により右側吹出口24が運転操縦部11の運転者
Qに向けて指向可能になっている。即ち、ジャバラ部2
8を引出して図12(2)で示すように吹出口24を上
向にしたり、図12(3)で示すように下向きにしたり
して、運転者Qの顔面、肩、腰、足元のように任意の位
置に空調空気を噴出可能としている。また、ジャバラ部
28を伸長させたときには、吹出口24を運転席6の適
所に着脱自在に連結したり、図1及び図2に示すように
運転席6の運転者Qが着用した空調具51を吹出口24
に着脱自在に接続したりすることができるようになって
いる。
【0029】なお、ジャバラ部28はこれを介して図1
2(2)(3)で示すように屈曲させたとき、この屈曲
姿勢を保持可能である。図1〜図6において、トラクタ
に具備された前記運転者着用の空調具51は、表地52
と裏地53とを備える好適にはベスト等の衣服に形成さ
れている。この空調具51の表地52は、図3及び図4
に示すように好ましくは左右一対の表前身頃55と表後
身頃56とを一体に有し、左右一対の表前身頃55同士
はファスナー57によって接続自在とされている。
2(2)(3)で示すように屈曲させたとき、この屈曲
姿勢を保持可能である。図1〜図6において、トラクタ
に具備された前記運転者着用の空調具51は、表地52
と裏地53とを備える好適にはベスト等の衣服に形成さ
れている。この空調具51の表地52は、図3及び図4
に示すように好ましくは左右一対の表前身頃55と表後
身頃56とを一体に有し、左右一対の表前身頃55同士
はファスナー57によって接続自在とされている。
【0030】空調具51の裏地53は、図3〜図6に示
すように好ましくは左右一対の裏前身頃59と裏後身頃
60とを一体に有する。この空調具51の裏地53は、
図7に示す如く空調具51の略全体に亘って内外二重と
されて空調装置2の空調空気を吸入して収納する袋部6
1を表地52の内側に形成している。空調具51の左端
側の下部に、前記袋部61に空調空気を吸入するための
吸入口62が、前身頃側と後身頃側とに二股状に分かれ
るように設けられている。
すように好ましくは左右一対の裏前身頃59と裏後身頃
60とを一体に有する。この空調具51の裏地53は、
図7に示す如く空調具51の略全体に亘って内外二重と
されて空調装置2の空調空気を吸入して収納する袋部6
1を表地52の内側に形成している。空調具51の左端
側の下部に、前記袋部61に空調空気を吸入するための
吸入口62が、前身頃側と後身頃側とに二股状に分かれ
るように設けられている。
【0031】前記空調具51の表地52は、実質的に通
気性のない例えば防水性生地や透湿防水性生地により形
成されている。ここで、防水性生地としては、天然繊維
や合成繊維等からなる布帛に例えばPVC(ポリビニー
ルクロライド)等のコーティング加工を施した生地が使
用される。また、透湿防水性生地としては、例えば生地
の裏側にウレタンコーティング加工を施しそのウレタン
膜に特別な加工を施して膜全体を蜂の巣構造としたもの
が使用される。
気性のない例えば防水性生地や透湿防水性生地により形
成されている。ここで、防水性生地としては、天然繊維
や合成繊維等からなる布帛に例えばPVC(ポリビニー
ルクロライド)等のコーティング加工を施した生地が使
用される。また、透湿防水性生地としては、例えば生地
の裏側にウレタンコーティング加工を施しそのウレタン
膜に特別な加工を施して膜全体を蜂の巣構造としたもの
が使用される。
【0032】空調具51の裏地53は、例えばナイロン
及びポリエステル等の合成繊維を製編織した通気性のあ
る生地により構成されており、袋部61は、空調装置2
の空調空気を吸入して膨んでここに空調空気を収納する
と共に、袋部61に収納した空調空気を運転者側に徐々
に放出するようになっている。なお、空調具51の表地
52と裏地53とはミシン縫いされるが、表地52のミ
シン縫い目から袋部61内に収納した空調空気が若干も
れる可能性があるため、表地51の裏からシームシーリ
ングテープを張ってミシン縫い目を塞ぐようにすればよ
い。
及びポリエステル等の合成繊維を製編織した通気性のあ
る生地により構成されており、袋部61は、空調装置2
の空調空気を吸入して膨んでここに空調空気を収納する
と共に、袋部61に収納した空調空気を運転者側に徐々
に放出するようになっている。なお、空調具51の表地
52と裏地53とはミシン縫いされるが、表地52のミ
シン縫い目から袋部61内に収納した空調空気が若干も
れる可能性があるため、表地51の裏からシームシーリ
ングテープを張ってミシン縫い目を塞ぐようにすればよ
い。
【0033】空調具51の吸入口62と前記空調装置2
の吹出口62とを着脱自在に接続する接続筒64が設け
られている。この接続筒64は、空調具51の表地52
と同様に実質的に通気性のない防水性生地や透湿防水性
生地により形成され、一端が空調具51の各吸入口62
に連通するように空調具51の表地52及び裏地53に
縫い付けられて、接続筒64は空調具51の左側部の下
部から外側方に突出されている。
の吹出口62とを着脱自在に接続する接続筒64が設け
られている。この接続筒64は、空調具51の表地52
と同様に実質的に通気性のない防水性生地や透湿防水性
生地により形成され、一端が空調具51の各吸入口62
に連通するように空調具51の表地52及び裏地53に
縫い付けられて、接続筒64は空調具51の左側部の下
部から外側方に突出されている。
【0034】前記接続筒64の先端部に面ファスナー6
6が設けられると共に、面ファスナー66に着脱自在に
接着される面ファスナー片67が突設されており、前記
ジャバラ部28を引出した左側の吹出口24に、図2で
示す如く接続筒64の先端部を外嵌装着して、面ファス
ナー片67を面ファスナー66に接着して、接続筒64
の先端部を絞ることにより、図1に示す如く接続筒64
を吹出口24に簡単かつ着脱自在に接続できるようにな
っている。
6が設けられると共に、面ファスナー66に着脱自在に
接着される面ファスナー片67が突設されており、前記
ジャバラ部28を引出した左側の吹出口24に、図2で
示す如く接続筒64の先端部を外嵌装着して、面ファス
ナー片67を面ファスナー66に接着して、接続筒64
の先端部を絞ることにより、図1に示す如く接続筒64
を吹出口24に簡単かつ着脱自在に接続できるようにな
っている。
【0035】空調具51の前面下部には、左右一対のポ
ケット71が設けられている。左右のポケット71は、
図8に示すように上端側にポケット口72を有する第1
ポケット部73と、左端側にポケット口74を有する第
2ポケット部75とを二重に有し、左側のポケット71
の第2ポケット部75に、左端側のポケット口74から
前記接続筒64を折り畳んで簡単に収納できるようにな
っている。
ケット71が設けられている。左右のポケット71は、
図8に示すように上端側にポケット口72を有する第1
ポケット部73と、左端側にポケット口74を有する第
2ポケット部75とを二重に有し、左側のポケット71
の第2ポケット部75に、左端側のポケット口74から
前記接続筒64を折り畳んで簡単に収納できるようにな
っている。
【0036】図15は他の実施の形態を示し、空調具5
1の裏地53を内外二重とせずに、表地52と裏地53
との間に、空調空気を収納できる袋部61を空調具51
の略全体に亘って形成し、袋部61に収納した空調空気
を裏地53側から徐々に放出するように構成し、左側の
裏前身頃59と表前身頃55との間及び表後身頃56と
裏後身頃60の間の、左端側の下部に、吸入口62を二
股状に分かれるように設けている。そして、接続筒64
の一端を空調具51の吸入口62に連通するように空調
具51の表地52及び裏地53に縫い付けている。その
他の点は前記実施の形態と同様の構成である。
1の裏地53を内外二重とせずに、表地52と裏地53
との間に、空調空気を収納できる袋部61を空調具51
の略全体に亘って形成し、袋部61に収納した空調空気
を裏地53側から徐々に放出するように構成し、左側の
裏前身頃59と表前身頃55との間及び表後身頃56と
裏後身頃60の間の、左端側の下部に、吸入口62を二
股状に分かれるように設けている。そして、接続筒64
の一端を空調具51の吸入口62に連通するように空調
具51の表地52及び裏地53に縫い付けている。その
他の点は前記実施の形態と同様の構成である。
【0037】図16は他の実施の形態を示し、運転者着
用の空調具51を、表地52と裏地53とを有する帽子
に形成し、表地52と裏地53との間に、空調空気を収
納できる袋部61を空調具51の略全体に亘って形成し
て、袋部61に収納した空調空気を裏地53側から徐々
に放出するように構成し、接続筒64の一端を空調具5
1の吸入口62に連通するように空調具51に縫い付け
ている。その他の点は前記実施の形態と同様の構成であ
る。
用の空調具51を、表地52と裏地53とを有する帽子
に形成し、表地52と裏地53との間に、空調空気を収
納できる袋部61を空調具51の略全体に亘って形成し
て、袋部61に収納した空調空気を裏地53側から徐々
に放出するように構成し、接続筒64の一端を空調具5
1の吸入口62に連通するように空調具51に縫い付け
ている。その他の点は前記実施の形態と同様の構成であ
る。
【0038】なお、前記実施の形態では、接続筒64の
先端部に、面ファスナー66が設けられると共に、面フ
ァスナー66に着脱自在に接着される面ファスナー片6
7が突設されているが、これに代え、接続筒64の先端
部に、接続筒64の周方向にゴム等の弾性材を環状に装
着し、このゴム等の弾性材によって接続筒64の先端部
を絞ることにより、接続筒64を先端部を吹出口24に
外嵌保持するようにしてもよい。
先端部に、面ファスナー66が設けられると共に、面フ
ァスナー66に着脱自在に接着される面ファスナー片6
7が突設されているが、これに代え、接続筒64の先端
部に、接続筒64の周方向にゴム等の弾性材を環状に装
着し、このゴム等の弾性材によって接続筒64の先端部
を絞ることにより、接続筒64を先端部を吹出口24に
外嵌保持するようにしてもよい。
【0039】また、前記実施の形態では、空調具51で
ベスト等の服や帽子を形成しているが、空調具51はベ
スト等の服や帽子に限定されず、上衣、下衣、雨ガッ
パ、パンツ、マフラー、肩掛けその他に形成してもよ
い。また、前記実施の形態では、接続筒64は、空調具
51に一体に縫い付けているが、これに代え、接続筒6
4を空調具64に対してファスナー等で着脱自在に取り
付けるようにしてもよい。
ベスト等の服や帽子を形成しているが、空調具51はベ
スト等の服や帽子に限定されず、上衣、下衣、雨ガッ
パ、パンツ、マフラー、肩掛けその他に形成してもよ
い。また、前記実施の形態では、接続筒64は、空調具
51に一体に縫い付けているが、これに代え、接続筒6
4を空調具64に対してファスナー等で着脱自在に取り
付けるようにしてもよい。
【0040】また、吹出口24の伸縮自在な構成として
は、図17に示すように吹出口24を望遠鏡筒のように
テレスコピック形の伸縮管29とすることもできるし、
図18に示すように伸縮管29とジャバラ部28とを組
合わせたものであっても良い。また、図9〜図12で
は、空調具51の吸入口62が接続される空調装置2の
吹出口24として左側の吹出口24を利用するようにし
た場合について図示しているが、これは右側の吹出口2
4についても採用でき、この場合、空調具51の右側に
吸入口62及び接続筒64を設けるようにすればよい。
は、図17に示すように吹出口24を望遠鏡筒のように
テレスコピック形の伸縮管29とすることもできるし、
図18に示すように伸縮管29とジャバラ部28とを組
合わせたものであっても良い。また、図9〜図12で
は、空調具51の吸入口62が接続される空調装置2の
吹出口24として左側の吹出口24を利用するようにし
た場合について図示しているが、これは右側の吹出口2
4についても採用でき、この場合、空調具51の右側に
吸入口62及び接続筒64を設けるようにすればよい。
【0041】なお、図13において、31は制御部であ
って、送風、冷房、暖房、停止への切換スイッチ31A
を備えているとともに、それらの風量調整レバー31B
を備えている。
って、送風、冷房、暖房、停止への切換スイッチ31A
を備えているとともに、それらの風量調整レバー31B
を備えている。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、運転者着用の空調具5
1を取り外した状態でも、空調装置2の吹出口24を運
転者Qに向けることにより、空調装置2の空調空気をス
ポット的に運転者Qに当てて、運転者への空調を効果的
になすことができる。しかも、運転者Qが空調具51を
着用して、空調具51の吸入口62と前記空調装置2の
吹出口24とを接続することにより、空調装置2の空調
空気を空調具51側に吸入してここから運転者Q側に放
出することができ、運転者Qに対する空調効果をさらに
高めることができる。
1を取り外した状態でも、空調装置2の吹出口24を運
転者Qに向けることにより、空調装置2の空調空気をス
ポット的に運転者Qに当てて、運転者への空調を効果的
になすことができる。しかも、運転者Qが空調具51を
着用して、空調具51の吸入口62と前記空調装置2の
吹出口24とを接続することにより、空調装置2の空調
空気を空調具51側に吸入してここから運転者Q側に放
出することができ、運転者Qに対する空調効果をさらに
高めることができる。
【0043】また、運転者Qへの空調空気の放出を徐々
にすることによって運転者に対する空調効果をより適切
にすることもできる。更に、走行作業車1の使用状態・
使用条件によって空調具51の着用、非着用を使い分け
して、運転者の最適な空調システムを得ることができ
る。
にすることによって運転者に対する空調効果をより適切
にすることもできる。更に、走行作業車1の使用状態・
使用条件によって空調具51の着用、非着用を使い分け
して、運転者の最適な空調システムを得ることができ
る。
【図1】本発明の一実施の形態を示す運転者が空調具を
着用した状態の走行作業車の斜視図である。
着用した状態の走行作業車の斜視図である。
【図2】同空調装置の吹出口及び接続筒部分の斜視図で
ある。
ある。
【図3】同空調具の正面図である。
【図4】同空調具の背面図である。
【図5】同空調具の裏地の正面図である。
【図6】同空調具の裏地の背面図である。
【図7】同図3のA−A線断面図である。
【図8】同空調具のポケット部分の正面図である。
【図9】同空調装置を備えた走行作業車の斜視図であ
る。
る。
【図10】同走行作業車の要部側面図である。
【図11】同走行作業車の要部平面図である。
【図12】同作用図であり、1は斜視図、2,3は吐出
方向を変向した斜視図である。
方向を変向した斜視図である。
【図13】空調装置の正面図である。
【図14】空調装置の平面図である。
【図15】他の実施形態を示す空調具の概略断面図であ
る。
る。
【図16】他の実施形態を示す空調具の概略断面図であ
る。
る。
【図17】他の実施形態を示す走行作業車の斜視図であ
る。
る。
【図18】他の実施形態を示す走行作業車の斜視図であ
る。
る。
1 走行作業車 2 空調装置 6 運転席 11 運転操縦部 24 吹出口 51 空調具 52 表地 53 裏地 62 吸入口 64 接続筒 71 ポケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱 昌明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 辻森 保蔵 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番3号 東レアルファート株式会社内 (72)発明者 山本 隆道 岡山県岡山市新保1107−2 ネオプラン株 式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 運転操縦部(11)が外部に開放状とさ
れかつ空調装置(2)が装備された走行作業車の空調シ
ステムにおいて、 前記空調装置(2)の吹出口(24)が運転操縦部(1
1)の運転者Qに向けて指向可能に設けられ、空調装置
(2)の空調空気を吸入して運転者Q側に放出する運転
者着用の空調具(51)が具備され、空調空気を吸入す
るための空調具(51)の吸入口(62)と前記空調装
置(2)の吹出口(24)とが接続自在とされているこ
とを特徴とする走行作業車の空調システム。 - 【請求項2】 前記空調具(51)の吸入口(62)と
前記空調装置(2)の吹出口(24)とを着脱自在に接
続する接続筒(64)が設けられていることを特徴とす
る請求項1に記載の走行作業車の空調システム。 - 【請求項3】 前記接続筒(64)が空調具(51)に
設けられていることを特徴とする請求項2に記載の走行
作業車の空調システム。 - 【請求項4】 前記空調具(51)に、前記接続筒(6
4)を収納するポケット(71)が設けられていること
を特徴とする請求項2又は3に記載の走行作業車の空調
システム。 - 【請求項5】 前記空調装置(2)の吹出口(24)が
運転操縦部(11)の運転席(6)の外側方に配置さ
れ、前記空調具(51)の吸入口(62)が、空調装置
(2)の吹出口(24)に対応して空調具(51)の側
部に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のい
ずれかに記載の走行作業車の空調システム。 - 【請求項6】 前記運転者着用の空調具(51)は袋状
となっていて、空調装置(2)から吸入した空調空気を
運転者Q側に徐々に放出するようになっていることを特
徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の走行作業車の
空調システム。 - 【請求項7】 前記空調具(51)の表地(52)は実
質的に通気性がなく、空調具(51)の裏地(53)は
通気性を有していることを特徴とする請求項1〜6のい
ずれかに記載の走行作業車の空調システム。 - 【請求項8】 前記空調具(51)が、ベスト等の衣服
であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
の走行作業車の空調システム。 - 【請求項9】 前記空調装置(2)が暖房又は冷房乃至
はエアコンであることを特徴とする請求項1〜8のいず
れかに記載の走行作業車の空調システム。 - 【請求項10】 前記空調装置(2)の吹出口(24)
が首振り自在又は伸縮自在に構成されていることを特徴
とする請求項1〜9のいずれかに記載の走行作業車の空
調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9277653A JPH11115477A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 走行作業車の空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9277653A JPH11115477A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 走行作業車の空調システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11115477A true JPH11115477A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17586434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9277653A Pending JPH11115477A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 走行作業車の空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11115477A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006224929A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Kazuhisa Urushida | 車載空調装置用衣服内空気導入具 |
JP2018003227A (ja) * | 2016-06-28 | 2018-01-11 | ハイドサイン株式会社 | 衣服および冷却システム |
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1997
- 1997-10-09 JP JP9277653A patent/JPH11115477A/ja active Pending
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