JPH11115347A - 光学複写機用原稿用紙 - Google Patents

光学複写機用原稿用紙

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JPH11115347A
JPH11115347A JP28006797A JP28006797A JPH11115347A JP H11115347 A JPH11115347 A JP H11115347A JP 28006797 A JP28006797 A JP 28006797A JP 28006797 A JP28006797 A JP 28006797A JP H11115347 A JPH11115347 A JP H11115347A
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JP
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paper
black toner
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optical
grid
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JP28006797A
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Yoshiharu Oshima
芳治 大島
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NTT Printing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿用紙に予め施された罫線等の表示部が、
前記光学的複写機によって複写した場合に、消失するか
または消失したと同等程度となるような原稿用紙を多品
種少量で製作できるようにすることを課題とし、具体的
には、黒色トナーが用紙に定着される態様で前記光学的
複写機により製作できるようにすること。 【解決手段】黒色トナー粒子が定着されて形成された目
視可能な表示部を具備する原稿用紙であって、前記表示
部は、所定の密集度合いの黒色トナー粒子群の複数が用
紙の無地部に所定の間隔で配列されて構成され、前記表
示部が光学的複写機によっては複写されない程度に前記
密集度合い及び前記間隔が設定されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光学的複写機用原
稿用紙、特に、当該用紙に事前に付された目視可能な表
示を具備する原稿用紙であって、光学的複写機用の原稿
用紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種光学的複写機用原稿用紙として、
たとえば、図5に示すような、製図用の方眼紙であっ
て、前記光学的複写機によって複写した場合に、前記方
眼紙の方眼線(縦横の罫線)が複写されないタイプのも
のがあり、このような方眼紙は設計製図用の原稿用紙と
して利用されている。前記方眼線を基準にして寸法表示
できる一方複写後には、この方眼線の各線(L) が消える
ことから複写後の図面が鮮明に見えるからである。
【0003】前記光学的複写機は、複写対象表面に当て
た光の反射の強弱を受孔部で認識し、その強弱に応じた
量のトナーを用紙に定着するものである。従来のこの種
の方眼紙の前記方眼線としては前記光学的複写機の受孔
部で認識されにくい色の線を採用しており、この方眼紙
に図形等を鉛筆描きしてこれを前記光学的複写機により
複写すると、前記方眼線が前記光学的複写機に反応しに
くいことから、鉛筆書きした図形等だけが複写され、複
写後の書類には前記方眼線が現れず図面が見やすくな
る。
【0004】ところが、この従来の方眼紙の場合、前記
方眼線は黒色以外の特別な色彩の線とする必要があるこ
とから、この方眼紙は印刷によって製作する必要があ
り、1ロットの印刷枚数を多くしないと一枚当たりの単
価が易くならない。つまり、多品種少量の製作には不向
きである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に鑑
みてなされたものであり、原稿用紙に予め施された罫線
等の表示部が、前記光学的複写機によって複写した場合
に、消失するかまたは消失したと同等程度となるような
原稿用紙を多品種少量で製作できるようにすることを課
題とし、具体的には、黒色トナーが用紙に定着される態
様で前記光学的複写機により製作できるようにすること
をその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために講じた本発明の技術的手段は『黒色トナー粒子が
定着されて形成された目視可能な表示部を具備する原稿
用紙であって、前記表示部は、所定の密集度合いの黒色
トナー粒子群の複数が用紙の無地部に所定の間隔で配列
されて構成され、前記表示部が光学的複写機によっては
複写されない程度に前記密集度合い及び前記間隔が設定
されている』ことである。
【0007】上記解決手段は次のように作用する。前記
表示部は、光学的複写機によっては複写されない程度に
前記密集度合い及び前記間隔が設定されている複数の黒
色トナー粒子群からなる。この表示部自体を光学的複写
機によって製作するには、例えば、コンピュータによっ
て設定された表示部の信号及び濃度信号が直接光学的複
写機に入力され、この入力に応じた複写がなされる方式
が採用される。前記複写によって原稿用紙が製作される
こととなる。
【0008】例えば、5mm方眼紙の場合には、方眼線
は黒色トナー粒子群が所定の間隔で連続した直線によっ
て構成される。ところが、この方眼紙の前記黒色トナー
粒子群は、その粒子の密集度合い(換言すれば分散度合
いである。)と前記粒子群のピッチが所定の度合いに設
定されているから、この方眼紙に図形等を鉛筆描きした
後で、複写条件を所定に設定した光学的複写機によって
複写すると、前記黒色トナー粒子群が前記光学的複写機
によっては判読できない、または、判読できにくいこと
となり、方眼線が消失するか又はそれに近似した態様に
複写される。
【0009】
【発明の効果】このように、黒色トナー粒子群からなる
表示部が原稿用紙上では目視できるが、複写した場合に
は消失するか又はそれに近似した態様になる原稿用紙が
光学的複写機によって製作できることとなるから、特殊
な色彩の印刷物とする場合に比べて、1ロット当たりの
製作枚数を大幅に少なくできることとなる。
【0010】[その他]上記した発明において『前記表
示部が方眼線であり、方眼線の各線は前記黒色トナー粒
子群が0.4mm以上の間隔で直線状に配列された構成
とし、前記粒子群は光学的複写機によって形成された黒
色トナー粒子群であって夫々は各粒子の連続域が直径
0.05mm〜0.09mm程度に設定されている』こ
とである。
【0011】この方眼紙を光学的複写機によって複写す
ると前記方眼線が複写されず、消失した態様となるか、
又は、前記方眼線が殆ど目視できない状態に複写され
た。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を説明す
る。本発明を製図用の方眼紙に実施した場合について説
明する。この方眼紙は、図1の拡大図に示すように、5
mm方眼であり、方眼線は点線で表現された直線が格子
状に5mm間隔で配列された用紙であり、この実施例の
方眼紙はデジタル式の光学的複写機によって製作されて
いる。
【0013】この光学的複写機としては例えばゼロック
スコーポレーション社製のDocuTech Prod
uctuion Publishe Model 13
5(登録商標)と、イラストレータ5.5のソフトをイ
ンストールしたマッキントッシュ社のコンピュータ:パ
ワーマック8500の組み合わせを用いることができ
る。前記パワーマック8500により所定のデータを前
記DocuTechk135に入力させて複写印刷条件
を設定すると、次の例の方眼紙が製作できた。 実施例1 この例は、5mm方眼の各線を前記パワーマック850
0により次のように設定する。
【0014】 線種:実線、色指示:BL10%、塗り10%、 線幅:0.7PT、濃度:9 この設定値が入力された前記DocuTechk135
により方眼紙を複写により製作すると、図1のように、
方眼線の各線(L) が前記線種設定が「実線」であるにも
かかわらず実際には同図のように点線にて表現されたも
のとなり、この各点を更に拡大して眺めると図2のよう
に黒色トナ−粒子が密集した密集域(1)があり、この密
集域の平均直径は0.083mm〜0.0896mm
で、これの周囲に前記黒色トナ−粒子の分散域(2) があ
る。
【0015】このように構成された方眼紙に図形を描い
て、これを複写条件の夫々を所定値に設定した光学的複
写機によって複写すると、前記方眼線が殆ど目視できな
いが、描画図形は鮮明に複写された。なお、前記複写条
件は、通常の光学的複写機のモードを写真モードに設定
し、濃度条件を所定の濃度に設定して定められる。 実施例2 この例では次のように設定されている。
【0016】 線種:実線、色指示:BL10%、塗り10%、 線幅:0.7PT、濃度:6 この場合、図1と同様に方眼線の各線(L) が点線にて表
現され、図3の拡大図のように、黒色トナ−粒子の密集
域(1) の平均直径は0.051mm〜0.064mmで
あり、これの周囲に前記黒色トナ−粒子の分散域があ
る。
【0017】この実施例の場合にも、前記方眼紙に記載
された図面を、複写条件を所定の条件に設定した前記光
学的複写機によって複写すると、前記方眼線が殆ど目視
できないが、描画図形は鮮明に複写された。前記複写条
件は前記実施例1と同様である。 比較例 この例は、次のように設定されている。
【0018】 線種:実線、色指示:BL10%、塗り10%、 線幅:0.7PT、濃度:3 このような設定によって製作された方眼紙の場合には、
図1と同様に方眼線の各線(L) が点線にて表現され、図
4の拡大図のように、黒色トナ−粒子の密集域の平均直
径は0.038mm〜0.051mmであり、これの周
囲に前記黒色トナ−粒子の分散域(2) がある。
【0019】このものは、前記光学的複写機によって複
写した場合には、前記方眼線が確実に消えるが、方眼紙
の方眼線が目視によって判読しにくいから、製図作業が
しにくい、という問題が残る。以上の例から、方眼紙の
場合には、その方眼線が点線で構成されて各点相互のピ
ッチが少なくとも0.4mm程度であって、各点の黒色
トナ−粒子の密集部分の直径が0.05mm〜0.09
mm程度に設定されたものの場合には、前記方眼線の各
線(L) は十分に目視可能であって、光学的複写機によっ
て複写した場合には前記方眼線の各線(L) が複写されず
に消えた状態になるか、又は、殆ど消えた状態になる。
これは、光学的複写であることから、特にアナログ複写
であることから、複写機の受光部が反射光の強弱によっ
て複写対象に応じた像信号を認識する際に、前記黒色ト
ナ−粒子の密集部(1) が回りの用紙無地部からの反射光
内に埋没して、前記黒色トナ−粒子の密集部(1) を複写
機の受光部では殆ど認識できない結果となるからと考え
られる。
【0020】なお、以上の例では、方眼紙に本発明を実
施したが、前記条件で作成された罫線やその他の表示を
備える原稿用紙としても、前記方眼紙と同様に機能す
る。前記罫線やその他の表示が複写時に消失するか又は
殆ど消失した状態となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の要部の説明図
【図2】方眼線を構成する点線部の拡大図
【図3】実施例2の点線部の拡大図
【図4】比較例の点線部の拡大図
【図5】従来の方眼紙の説明図
【符号の説明】
(1) ・・・・密集域 (2) ・・・・分散域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒色トナー粒子が定着されて形成された
    目視可能な表示部を具備する原稿用紙であって、前記表
    示部は、所定の密集度合いの黒色トナー粒子群の複数が
    用紙の無地部に所定の間隔で配列されて構成され、前記
    表示部が光学的複写機によっては複写されない程度に前
    記密集度合い及び前記間隔が設定されている光学複写機
    用原稿用紙。
  2. 【請求項2】 前記表示部が方眼線であり、前記方眼線
    の各線は前記黒色トナー粒子群が0.4mm以上の間隔
    で直線状に配列された構成とし、前記粒子群は光学的複
    写機によって形成された黒色トナー粒子群であって夫々
    は各粒子の連続域が直径0.05mm〜0.09mm程
    度に設定されている請求項1に記載の光学複写機用原稿
    用紙。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015533674A (ja) * 2012-08-24 2015-11-26 モレスキン エス.ピー.エー.MOLESKINE S.p.A. ノート及びメモをデジタル化するための方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015533674A (ja) * 2012-08-24 2015-11-26 モレスキン エス.ピー.エー.MOLESKINE S.p.A. ノート及びメモをデジタル化するための方法

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