JPH11114749A - 門型工作機械 - Google Patents

門型工作機械

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JPH11114749A
JPH11114749A JP28562397A JP28562397A JPH11114749A JP H11114749 A JPH11114749 A JP H11114749A JP 28562397 A JP28562397 A JP 28562397A JP 28562397 A JP28562397 A JP 28562397A JP H11114749 A JPH11114749 A JP H11114749A
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JP
Japan
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ram
cross rail
pressure
balance cylinder
cylinder device
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Pending
Application number
JP28562397A
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English (en)
Inventor
Akira Ochiai
▲明▼ 落合
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 門型工作機械においてラムバランスシリンダ
装置のシリンダ室圧力のサージングを抑制し、ラムの送
り速度、加減速度が高速化されても、仕上げ面粗さの悪
化、加工面乱れが顕著なものになることがなく、高い加
工精度に保証すること。 【解決手段】 左右のコラム5、7間に水平に掛け渡さ
れたクロスレール9にサドル19が移動可能に設けら
れ、サドル19にラム21が上下動可能に設けられ、ラ
ム21の下端部に加工ヘッド23が取り付けられ、ラム
21および加工ヘッド23の重量を受け持つラムバラン
スシリンダ装置43が設けられている門型工作機械にお
いて、ラムバランスシリンダ装置43のシリンダ室圧力
を検出する油圧センサ47を設け、油圧センサ47によ
って検出されるラムバランスシリンダ装置43のシリン
ダ室圧力に応じてシリンダ室圧力が所定の一定値に保た
れるようにラムバランスシリンダ装置43に供給する油
圧を比例制御弁45により制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、門型工作機械に
関し、特にラムバランスシリンダ装置やクロスレールバ
ランスシリンダ装置を有する門型工作機械に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、門型工作機械は、左右のコラム
間に水平に掛け渡されて上下動可能(W軸移動)なクロ
スレールにサドルがクロスレールの延在方向に移動可能
(Y軸移動)に設けられ、前記サドルにラムが上下動可
能(Z軸移動)に設けられ、前記ラムの下端部に加工ヘ
ッド(アタッメントヘッド)が取り付けられ、左右のコ
ラム間にベッドがX軸方向に固定配置され、ベッド上に
ワークテーブルがX軸方向に移動可能に設けられてい
る。
【0003】上述のような主構成による門型工作機械に
は、ラムに取り付けられる加工ヘッドの重量を含むラム
全体の重量によってラム送り軸が変形することによる加
工誤差を補償するために、ラムおよび加工ヘッドの重量
を受け持つラムバランスシリンダ装置がサドルに設けら
れ、また、左右のコラムが受け持つクロスレールの重量
がサドルのY軸位置によって変動し、クロスレール送り
軸が変形することによる加工誤差を補償するために、左
右のコラムの各々においてクロスレールの重量を受け持
つクロスレールバランスシリンダ装置が設けられている
ものがある。
【0004】従来、ラムバランスシリンダ装置の制御
は、特開平4−57636号公報(特願平2−1687
78号)に示されているように、電磁式の比例制御弁を
使用してラムバランスシリンダ装置に供給する油圧をラ
ムに交換可能に取り付けられる加工ヘッドの重量を含む
ラム全体の重量に応じて制御することにより行われてい
る。
【0005】また、クロスレールバランスシリンダ装置
の制御は、特開平8−150528号公報(特願平6−
296563号)に示されているように、電磁式の比例
制御弁を使用してクロスレールバランスシリンダ装置に
供給する油圧をサドルのラムY軸位置に応じて制御する
ことにより行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のラムバランスシ
リンダ装置、クロスレールバランスシリンダ装置の制御
は、それぞれ所期の目的を達成するが、近年の益々の加
工速度の高速化の要望に対応するラム、クロスレールの
送り速度、加減速度の高速化に伴い、送り方向の反転時
や加減速時に生じるバランスシリンダ装置のシリンダ室
圧力のサージングが激しくなり、整定時間が長くなり、
このために、カッタ目の不揃いによる仕上げ面粗さの悪
化、加工面乱れが顕著なものになり、加工精度に問題を
来すようになる。
【0007】この発明は、上述の如き問題点に着目して
なされたものであり、バランスシリンダ装置のシリンダ
室圧力のサージングを抑制し、ラム、クロスレールの送
り速度、加減速度が高速化されても、仕上げ面粗さの悪
化、加工面乱れが顕著なものになることがなく、高い加
工精度に保証するバランスシリンダ装置付きの門型工作
機械を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明による門型工作機械は、左右のコ
ラム間に水平に掛け渡されたクロスレールにサドルがク
ロスレールの延在方向に移動可能に設けられ、前記サド
ルにラムが上下動可能に設けられ、前記ラムの下端部に
加工ヘッドが取り付けられ、前記ラムおよび前記加工ヘ
ッドの重量を受け持つラムバランスシリンダ装置が設け
られている門型工作機械において、前記ラムバランスシ
リンダ装置のシリンダ室圧力を検出する圧力検出手段
と、前記圧力検出手段により検出される前記シリンダ室
圧力のデータを入力し、前記シリンダ室圧力が所定の一
定値に保たれるように前記ラムバランスシリンダ装置に
供給する油圧を制御する油圧制御手段とを有しているも
のである。
【0009】この発明による門型工作機械によれば、油
圧制御手段が、圧力検出手段により検出されるラムバラ
ンスシリンダ装置のシリンダ室圧力に応じてラムバラン
スシリンダ装置のシリンダ室圧力が所定の一定値に保た
れるようにラムバランスシリンダ装置に供給する油圧を
制御し、ラムバランスシリンダ装置のシリンダ室圧力の
サージングを抑制する。
【0010】また、上述の目的を達成するために、請求
項2の発明による門型工作機械は、左右のコラム間に水
平に掛け渡されて上下移動可能なクロスレールにサドル
がクロスレールの延在方向に移動可能に設けられ、前記
サドルにラムが上下動可能に設けられ、前記ラムの下端
部に加工ヘッドが取り付けられ、左右のコラムの各々に
おいて前記クロスレールの重量を受け持つクロスレール
バランスシリンダ装置が設けられている門型工作機械に
おいて、前記クロスレールバランスシリンダ装置のシリ
ンダ室圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手
段により検出される前記シリンダ室圧力のデータを入力
し、前記シリンダ室圧力が所定の一定値に保たれるよう
に前記クロスレールバランスシリンダ装置に供給する油
圧を制御する油圧制御手段とを有しているものである。
【0011】この発明による門型工作機械によれば、油
圧制御手段が、圧力検出手段により検出されるクロスレ
ールバランスシリンダ装置のシリンダ室圧力に応じてク
ロスレールバランスシリンダ装置のシリンダ室圧力が所
定の一定値に保たれるようにクロスレールバランスシリ
ンダ装置に供給する油圧を制御し、クロスレールバラン
スシリンダ装置のシリンダ室圧力のサージングを抑制す
る。
【0012】また、上述の目的を達成するために、請求
項3の発明による門型工作機械は、左右のコラム間に水
平に掛け渡されて上下移動可能なクロスレールにサドル
がクロスレールの延在方向に移動可能に設けられ、前記
サドルにラムが上下動可能に設けられ、前記ラムの下端
部に加工ヘッドが取り付けられ、前記ラムおよび前記加
工ヘッドの重量を受け持つラムバランスシリンダ装置
と、左右のコラムの各々において前記クロスレールの重
量を受け持つクロスレールバランスシリンダ装置とが設
けられている門型工作機械において、前記ラムバランス
シリンダ装置のシリンダ室圧力を検出する圧力検出手段
と、前記圧力検出手段により検出される前記ラムバラン
スシリンダ装置のシリンダ室圧力のデータを入力し、当
該シリンダ室圧力が所定の一定値に保たれるように前記
ラムバランスシリンダ装置に供給する油圧を制御するラ
ムバランス用の油圧制御手段と、前記クロスレールバラ
ンスシリンダ装置のシリンダ室圧力を検出する圧力検出
手段と、前記圧力検出手段により検出される前記クロス
レールバランスシリンダ装置のシリンダ室圧力のデータ
を入力し、当該シリンダ室圧力が所定の一定値に保たれ
るように前記クロスレールバランスシリンダ装置に供給
する油圧を制御するクロスレールバランス用の油圧制御
手段とを有しているものである。
【0013】この発明による門型工作機械によれば、ラ
ムバランス用の油圧制御手段が、圧力検出手段により検
出されるラムバランスシリンダ装置のシリンダ室圧力に
応じてラムバランスシリンダ装置のシリンダ室圧力が所
定の一定値に保たれるようにラムバランスシリンダ装置
に供給する油圧を制御してラムバランスシリンダ装置の
シリンダ室圧力のサージングを抑制し、また、クロスレ
ールバランス用の油圧制御手段が、圧力検出手段により
検出されるクロスレールバランスシリンダ装置のシリン
ダ室圧力に応じてクロスレールバランスシリンダ装置の
シリンダ室圧力が所定の一定値に保たれるようにクロス
レールバランスシリンダ装置に供給する油圧を制御して
クロスレールバランスシリンダ装置のシリンダ室圧力の
サージングを抑制する。
【0014】請求項4の発明による門型工作機械は、請
求項1〜3の何れかに記載の門型工作機械において、前
記油圧制御手段は、電磁式の比例制御弁を含み、前記比
例制御弁による定量的な圧力の自動制御により前記シリ
ンダ室圧力を所定の一定値に保つものである。
【0015】この発明による門型工作機械によれば、比
例制御弁による定量的な圧力の自動制御によりシリンダ
室圧力が所定の一定値に保たれ、この制御によってラム
バランスシリンダ装置やクロスレールバランスシリンダ
装置のシリンダ室圧力のサージングが抑制される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面を用いて詳細に説明する。
【0017】図1はこの発明による門型工作機械の実施
の形態を示している。門型工作機械は、床面上に固定配
置されたベッド1を有し、ベッド1上にワークテーブル
3がX軸方向に移動可能に設けられている。ベッド1の
左右にはコラム5、7が各々立設され、コラム5、7間
にクロスレール9が水平に上下動可能に掛け渡されてい
る。
【0018】クロスレール9はコラム5、7の各々に設
けられたW軸送りねじ11、13によりW軸方向(上下
方向)に送り移動する。W軸送りねじ11、13はコラ
ム5、7の各々に搭載されたW軸サーボモータ15、1
7により回転駆動される。
【0019】クロスレール9にはサドル19がクロスレ
ール9の延在方向、すなわちにY軸方向に移動可能にに
設けられている。サドル19はクロスレール9に設けら
たY軸送りねじ(図示省略)によりY軸方向(左右方
向)に送り移動し、Y軸送りねじはクロスレール9に搭
載されたY軸サーボモータ(図示省略)により回転駆動
される。
【0020】サドル19にはラム21が上下動可能(Z
軸移動)に設けられている。ラム21はサドル19に設
けらたZ軸送りねじ(図示省略)によりZ軸方向に送り
移動し、Z軸送りねじはサドル19に搭載されたZ軸サ
ーボモータ(図示省略)により回転駆動される。
【0021】ラム21の下端部には加工ヘッド(アタッ
メントヘッド)23が交換可能に取り付けられる。
【0022】コラム5、7の各々にはクロスレール9の
重量を受け持つクロスレールバランスシリンダ装置2
5、27が設けられている。クロスレールバランスシリ
ンダ装置25、27に対する油圧の供給は電磁式の比例
制御弁29、31により各々個別に行われる。比例制御
弁29、31は、油圧ポンプ33による油圧供給路35
の途中に設けられ、制御装置37が出力する制御指令信
号により電磁的に動作し、クロスレールバランスシリン
ダ装置25、27に与える油圧を定量的に制御する。
【0023】比例制御弁29、31によるクロスレール
バランスシリンダ装置25、27の油圧制御は、基本的
には従来と同様に、サドル19のY軸位置に応じて相反
する圧力特性をもって行われる。
【0024】油路26にはクロスレールバランスシリン
ダ装置25のシリンダ室圧力を検出する油圧センサ39
が、また油路28にはクロスレールバランスシリンダ装
置27のシリンダ室圧力を検出する油圧センサ41が各
々設けられている。
【0025】制御装置37は、マイクロコンピュータ等
を含むものであり、油圧センサ39、41が検出するク
ロスレールバランスシリンダ装置25、27のシリンダ
室圧力のデータを各々入力し、油圧センサ39、41に
より検出されるクロスレールバランスシリンダ装置2
5、27のシリンダ室圧力に応じて各シリンダ室圧力を
所定の一定値に保つように、比例制御弁29、31に制
御指令信号を出力する。
【0026】この制御は、PID方式、IPD方式のフ
ィードバック制御により、応答性よく行うことができ、
また指令値を操作量にフィードフォーワード的に加算す
ることによって比例制御弁29、31の目標値追従性を
改善することができる。
【0027】これにより、比例制御弁29は、クロスレ
ールバランスシリンダ装置25のシリンダ室圧力が所定
の一定値に保たれるように、クロスレールバランスシリ
ンダ装置25に与える油圧を定量的に制御し、比例制御
弁31は、クロスレールバランスシリンダ装置27のシ
リンダ室圧力が所定の一定値に保たれるように、クロス
レールバランスシリンダ装置27に与える油圧を定量的
に制御する。
【0028】この油圧制御により、クロスレールバラン
スシリンダ装置25、27のシリンダ室圧力のサージン
グが抑制され、ラム21、クロスレール9の送り速度、
加減速度が高速化されても、仕上げ面粗さが悪化した
り、加工面乱れが顕著なものになることがなく、高い加
工精度が保証されるようになる。
【0029】サドル19にはラム19およびラム19に
取り付けられている加工ヘッド23の重量を受け持つラ
ムバランスシリンダ装置43が取り付けられている。ラ
ムバランスシリンダ装置43に対する油圧の供給は電磁
式の比例制御弁45により行われる。比例制御弁45
は、油圧ポンプ33による油圧供給路35の途中に設け
られ、制御装置37が出力する制御指令信号により電磁
的に動作し、ラムバランスシリンダ装置43に与える油
圧を定量的に制御する。
【0030】比例制御弁45によるラムバランスシリン
ダ装置43の油圧制御は、基本的には従来と同様に、ラ
ム19およびラム19に取り付けられている加工ヘッド
23の重量に応じた圧力特性をもって行われる。
【0031】油路44にはラムバランスシリンダ装置4
3のシリンダ室圧力を検出する油圧センサ47が設けら
れている。
【0032】制御装置37は、油圧センサ47が検出す
るラムバランスシリンダ装置43のシリンダ室圧力のデ
ータを各々入力し、油圧センサ47により検出されるラ
ムバランスシリンダ装置43のシリンダ室圧力に応じて
そのシリンダ室圧力を所定の一定値に保つように、比例
制御弁45に制御指令信号を出力する。
【0033】この制御も、PID方式、IPD方式のフ
ィードバック制御により応答性よく行うことができ、ま
た指令値を操作量にフィードフォーワード的に加算する
ことによって比例制御弁45の目標値追従性を改善する
ことができる。
【0034】これにより、比例制御弁45は、ラムバラ
ンスシリンダ装置43のシリンダ室圧力が所定の一定値
に保たれるように、ラムバランスシリンダ装置43に与
える油圧を定量的に制御する。
【0035】この油圧制御により、ラムバランスシリン
ダ装置43のシリンダ室圧力のサージングが抑制され、
ラム21の送り速度、加減速度が高速化されても、仕上
げ面粗さが悪化したり、加工面乱れが顕著なものになる
ことがなく、高い加工精度が保証されるようになる。
【0036】以上に於ては、この発明を特定の実施の形
態について詳細に説明したが、この発明は、これに限定
されるものではなく、この発明の範囲内にて種々の実施
の形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、請求項
1の発明による門型工作機械によれば、油圧制御手段
が、圧力検出手段(油圧センサ)により検出されるラム
バランスシリンダ装置のシリンダ室圧力に応じてラムバ
ランスシリンダ装置のシリンダ室圧力が所定の一定値に
保たれるようにラムバランスシリンダ装置に供給する油
圧を制御するから、ラムの送り速度、加減速度が高速化
されてもラムバランスシリンダ装置のシリンダ室圧力の
サージングが抑制され、仕上げ面粗さが悪化したり、加
工面乱れが顕著なものになることがなく、高い加工精度
が保証されるようになる。
【0038】請求項2の発明による門型工作機械によれ
ば、油圧制御手段が、圧力検出手段(油圧センサ)によ
り検出されるクロスレールバランスシリンダ装置のシリ
ンダ室圧力に応じてクロスレールバランスシリンダ装置
のシリンダ室圧力が所定の一定値に保たれるようにクロ
スレールバランスシリンダ装置に供給する油圧を制御す
るから、ラム、クロスレールの送り速度、加減速度が高
速化されてもクロスレールバランスシリンダ装置のシリ
ンダ室圧力のサージングが抑制され、仕上げ面粗さが悪
化したり、加工面乱れが顕著なものになることがなく、
高い加工精度が保証されるようになる。
【0039】請求項3の発明による門型工作機械によれ
ば、油圧制御手段が、圧力検出手段(油圧センサ)によ
り検出されるラムバランスシリンダ装置、クロスレール
バランスシリンダ装置のシリンダ室圧力に応じてラムバ
ランスシリンダ装置、クロスレールバランスシリンダ装
置のそれぞれのシリンダ室圧力が所定の一定値に保たれ
るように各バランスシリンダ装置に供給する油圧を制御
するから、ラムの送り速度、加減速度が高速化されても
ラムバランスシリンダ装置ならびにクロスレールバラン
スシリンダ装置のシリンダ室圧力のサージングが抑制さ
れ、仕上げ面粗さが悪化したり、加工面乱れが顕著なも
のになることがなく、高い加工精度が保証されるように
なる。
【0040】請求項4の発明による門型工作機械によれ
ば、、比例制御弁による定量的な圧力の自動制御により
シリンダ室圧力が所定の一定値に保たれ、この制御によ
ってラムバランスシリンダ装置やクロスレールバランス
シリンダ装置のシリンダ室圧力のサージングが抑制さ
れ、仕上げ面粗さが悪化したり、加工面乱れが顕著なも
のになることがなく、高い加工精度が保証されるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による門型工作機械の一つの実施の形
態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ベッド 3 ワークテーブル 5、7 コラム 9 クロスレール 19 サドル 21 ラム 23 加工ヘッド 25、27 クロスレールバランスシリンダ装置 29 比例制御弁 33 油圧ポンプ 35 油圧供給路 37 制御装置 39 油圧センサ 43 ラムバランスシリンダ装置 45 比例制御弁 47 油圧センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のコラム間に水平に掛け渡されたク
    ロスレールにサドルがクロスレールの延在方向に移動可
    能に設けられ、前記サドルにラムが上下動可能に設けら
    れ、前記ラムの下端部に加工ヘッドが取り付けられ、前
    記ラムおよび前記加工ヘッドの重量を受け持つラムバラ
    ンスシリンダ装置が設けられている門型工作機械におい
    て、 前記ラムバランスシリンダ装置のシリンダ室圧力を検出
    する圧力検出手段と、 前記圧力検出手段により検出される前記シリンダ室圧力
    のデータを入力し、前記シリンダ室圧力が所定の一定値
    に保たれるように前記ラムバランスシリンダ装置に供給
    する油圧を制御する油圧制御手段と、 を有していることを特徴とする門型工作機械。
  2. 【請求項2】 左右のコラム間に水平に掛け渡されて上
    下移動可能なクロスレールにサドルがクロスレールの延
    在方向に移動可能に設けられ、前記サドルにラムが上下
    動可能に設けられ、前記ラムの下端部に加工ヘッドが取
    り付けられ、左右のコラムの各々において前記クロスレ
    ールの重量を受け持つクロスレールバランスシリンダ装
    置が設けられている門型工作機械において、 前記クロスレールバランスシリンダ装置のシリンダ室圧
    力を検出する圧力検出手段と、 前記圧力検出手段により検出される前記シリンダ室圧力
    のデータを入力し、前記シリンダ室圧力が所定の一定値
    に保たれるように前記クロスレールバランスシリンダ装
    置に供給する油圧を制御する油圧制御手段と、 を有していることを特徴とする門型工作機械。
  3. 【請求項3】 左右のコラム間に水平に掛け渡されて上
    下移動可能なクロスレールにサドルがクロスレールの延
    在方向に移動可能に設けられ、前記サドルにラムが上下
    動可能に設けられ、前記ラムの下端部に加工ヘッドが取
    り付けられ、前記ラムおよび前記加工ヘッドの重量を受
    け持つラムバランスシリンダ装置と、左右のコラムの各
    々において前記クロスレールの重量を受け持つクロスレ
    ールバランスシリンダ装置とが設けられている門型工作
    機械において、 前記ラムバランスシリンダ装置のシリンダ室圧力を検出
    する圧力検出手段と、 前記圧力検出手段により検出される前記ラムバランスシ
    リンダ装置のシリンダ室圧力のデータを入力し、当該シ
    リンダ室圧力が所定の一定値に保たれるように前記ラム
    バランスシリンダ装置に供給する油圧を制御するラムバ
    ランス用の油圧制御手段と、 前記クロスレールバランスシリンダ装置のシリンダ室圧
    力を検出する圧力検出手段と、 前記圧力検出手段により検出される前記クロスレールバ
    ランスシリンダ装置のシリンダ室圧力のデータを入力
    し、当該シリンダ室圧力が所定の一定値に保たれるよう
    に前記クロスレールバランスシリンダ装置に供給する油
    圧を制御するクロスレールバランス用の油圧制御手段
    と、 を有していることを特徴とする門型工作機械。
  4. 【請求項4】 前記油圧制御手段は、電磁式の比例制御
    弁を含み、前記比例制御弁による定量的な圧力の自動制
    御により前記シリンダ室圧力を所定の一定値に保つこと
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の門型工作機
    械。
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