JPH11113329A - 乗用型田植機 - Google Patents

乗用型田植機

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Publication number
JPH11113329A
JPH11113329A JP27857297A JP27857297A JPH11113329A JP H11113329 A JPH11113329 A JP H11113329A JP 27857297 A JP27857297 A JP 27857297A JP 27857297 A JP27857297 A JP 27857297A JP H11113329 A JPH11113329 A JP H11113329A
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JP
Japan
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driver
rice transplanter
pillar
opening
seat
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27857297A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikiyo Miho
豪心 三保
Masahiro Hamazaki
昌弘 浜崎
Masaichi Tanaka
政一 田中
Akihiro Sugioka
昭弘 杉岡
Ikuhide Oguma
育秀 小熊
Tsutomu Takahata
勉 高畑
Eiji Matsui
栄次 松井
Akira Iitani
明 井伊谷
Kenichi Taniguchi
健一 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Daikyo Nishikawa Corp
U Shin Ltd
Original Assignee
Kubota Corp
Yuhshin Co Ltd
Nishikawa Kasei Co Ltd
Yuhshin Seiki Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Kubota Corp, Yuhshin Co Ltd, Nishikawa Kasei Co Ltd, Yuhshin Seiki Kogyo KK filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乗用型田植機Aに、運転者の居住性を向上させ
るとともに、作業等の妨げにならない開閉ルーフ部材9
を設ける。 【解決手段】フロントピラー3及びリアピラー5の上端
部間を連結する、車体前後方向に延びるセンターフレー
ム6に、左右一対の開閉ルーフ部材を回転可能に連結支
持して、略水平に左右に拡がる開状態及び略鉛直面に沿
って閉じる閉状態の間で開閉可能に構成する。開閉ルー
フ部材を、開状態での車幅方向の寸法が前後方向の中間
部から前方へ向かって徐々に小さくなり、高さ位置が同
様に徐々に低くなるようにする。開閉ルーフ部材の上面
に雨水を導くルーフレイン溝9aを設け、この溝内の雨
水を、センターフレーム内6aから排水チューブ18を
介して車体下に排水する。フロントピラーに、方向指示
器14と、運転座席2から目視可能なインジケータ15
とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者の居住性を
向上させるためのルーフを有する乗用型田植機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、深田や湿田の圃場を走行可能
な乗用型田植機が知られており、この田植機を用いるこ
とで、広い水田の全域に亘る苗の植付け作業を比較的容
易に行うことができる。このような田植機では、一般
に、苗をできるだけたくさん積載できるように、車体の
左右両側に予備苗を積載するための予備苗トレーが設け
られており、運転者は、車体後方の植え付け部にセット
した苗が植え付けられて無くなったときには、運転座席
の左右いずれかの側に立って、上記予備苗トレーから植
え付け部へ予備苗を補給する作業を行うようにしてい
る。
【0003】また、圃場に停車した田植機と畦道との間
で乗り降りする際には、運転者は、ボンネットの横を通
り抜けて、車体の前端部から乗り降りする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、田
植えのシーズンにおいては、気温は比較的低いものの陽
射しは大変に強く、好天であれば、直射日光に曝される
運転者の疲労が著しい。一方、雨天であれば、運転中は
雨風を避けたいという要望が強い。
【0005】そこで、運転者を陽射しや雨風から保護す
るためのルーフを設けることが考えられる。しかし、通
常一般のルーフを設けた場合には、運転座席の居住性を
向上できるものの、上述の如く運転座席の左右の限られ
たスペースで行われる予備苗の補給作業において、ルー
フが運転者の作業の妨げとなったり、運転者が田植機に
乗り降りする際に、上記ルーフが邪魔になったりする虞
れがあり、実用上問題がある。
【0006】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、運転座席の頭上を十
分に覆って居住性を向上させるとともに、運転者の作業
等の妨げにならない乗用型田植機用に好適なルーフを得
ようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の解決手段では、乗用型田植機の運転中に運
転者を保護する開状態と予備苗の補給作業の妨げとなら
ない閉状態とに切替可能な開閉ルーフを設けた。
【0008】具体的には、請求項1記載の発明では、運
転座席の前側及び後側の車体にそれぞれ上下方向に延び
るフロントピラー及びリアピラーが立設され、該前後の
ピラー間で少なくとも上記運転座席の上方位置に、閉状
態における車幅方向の寸法が開状態よりも短くなる開閉
ルーフ部材が設けられており、開状態における開閉ルー
フ部材は、車幅方向の寸法が、前後方向の中間部から前
方へ向かって徐々に小さくされている構成とする。
【0009】この構成によれば、運転座席の上方位置に
設けられた開閉ルーフ部材を開状態にすることで、上記
運転座席に座っている運転者を真昼の直射日光や雨風か
ら保護でき、運転時の快適性が向上して疲労が軽減され
る。一方、予備苗の補給等の作業を車体上で行うときに
は、上記開閉ルーフ部材を、車幅方向寸法が上記開状態
よりも短い閉状態に切替えることで、上記開閉ルーフ部
材が運転者の作業の妨げにならなくなる。つまり、開閉
ルーフ部材により田植機における居住性の向上と良好な
作業性の確保との両立が図られる。
【0010】また、上記開閉ルーフ部材の開状態におけ
る車幅方向の寸法が、前後方向の中間部から前方へ向か
って徐々に小さくなっているため、該開閉ルーフ部材が
開状態になっていても、運転者の乗り降りの邪魔にはな
り難い。
【0011】請求項2記載の発明では、運転座席の前側
及び後側の車体にそれぞれ上下方向に延びるフロントピ
ラー及びリアピラーが立設され、該前後のピラー間で少
なくとも上記運転座席の上方位置に、閉状態における車
幅方向の寸法が開状態よりも短くなる開閉ルーフ部材が
設けられており、開状態における開閉ルーフ部材は、車
体前側の高さ位置が、車体後側よりも低くされている構
成とする。
【0012】この構成によれば、請求項1記載の発明と
同様に、乗用型田植機の居住性の向上と良好な作業性の
確保との両立が図られる。また、開閉ルーフ部材が開状
態にあるとき、その前側の高さ位置が後側よりも低いの
で、該開閉ルーフ部材とフロントピラーとが互いに一体
感のある良好なデザインとすることができる。
【0013】さらに、開閉ルーフ部材の前端側に雨水を
導き流す雨水路を設けるとともに、この雨水路から田植
機の車体下に至る排水通路を設ければ、雨天時に開閉ル
ーフ部材を開いた状態で、該開閉ルーフ部材の上面に降
った雨水がスムーズに上記雨水路に流れ込み、排水通路
を伝わって車体下に排水されるようになるので、開閉ル
ーフ部材により運転者等を雨水に濡れないように保護す
る機能を安定確保でき、居住性を一層向上させることが
可能になる。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
におけるフロントピラーは車幅方向に2本立設されてお
り、該2本のフロントピラーの上端部間に、開閉ルーフ
部材の最高位置よりも低い位置に位置する車幅方向のビ
ームが架設されている。
【0015】このことで、ビームの上面側に雨水を導き
流す雨水路を設けるとともに、この雨水路から田植機の
車体下に至る排水通路を上記フロントピラー内に設けれ
ば、雨天時に開閉ルーフ部材を開いた状態で、該開閉ル
ーフ部材の上面に降った雨水を、上記雨水路及び排水通
路により車体下に排水して、開閉ルーフ部材により運転
者等を雨水に濡れないように保護する機能を安定確保で
きるので、居住性を一層向上させることが可能になる。
また、上記雨水路や排水通路が、ビームやフロントピラ
ーと一体になるので、外観の見映えが良くなる。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明における開閉ルーフ部材は左右一対設けら
れ、フロントピラー及びリアピラーの上端側間には、上
記左右一対の開閉ルーフ部材を支持する車体前後方向に
延びるセンターフレームが設けられている。そして、上
記左右一対の開閉ルーフ部材の上面には、雨水を上記セ
ンターフレーム側に導くルーフレイン溝が設けられ、上
記センターフレームには、上記ルーフレイン溝内の雨水
を受けて車体下側まで導くフレームレイン溝が設けられ
ている。
【0017】このことで、雨天時に開閉ルーフ部材を開
いた状態で、該開閉ルーフ部材の上面に降った雨水を車
体下側に排水する経路が構成され、雨水は、ルーフレイ
ン溝によりセンターフレーム側に導かれ、フレームレイ
ン溝により車体下側に導かれて、田植機の車体下に排水
されるようになるので、別途雨水路用の部品を設ける必
要がなく構造が簡単かつ低コストとなる一方、開閉ルー
フ部材により運転者等を雨水に濡れないように保護する
機能を安定確保して、居住性の一層の向上を実現でき
る。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項3記載の
発明において、ビームの前方を覆うサンバイザーが2本
のフロントピラー間に跨がるように設けられている。こ
のことで、運転座席への前方からの直射光を遮るサンバ
イザーにより、2本のフロントピラーとビームとの連結
部位が覆われているので、外観の見映えが向上する。
【0019】請求項6記載の発明では、運転座席の前側
及び後側の車体にそれぞれ上下方向に延びるフロントピ
ラー及びリアピラーが立設され、該前後のピラー間で少
なくとも上記運転座席の上方位置に、閉状態における車
幅方向の寸法が開状態よりも短くなる開閉ルーフ部材が
設けられており、上記フロントピラーには、田植機にお
ける苗の植え付け状態に関する情報を運転座席から目視
可能に表示する情報表示部が設けられている構成とす
る。
【0020】この構成によれば、請求項1記載の発明と
同様、乗用型田植機の居住性の向上と良好な作業性の確
保との両立が図られる。また、苗の植え付け状態に関す
る情報を表示する情報表示部がフロントピラーに設けら
れているので、運転者は、植え付け状態を確認する際
に、田植機の進行方向からさほど視線をそらさずに情報
表示部を見ることができる。従って、凸凹の多い圃場に
あっても、田植機を真っ直ぐに走らせることが容易にな
る。
【0021】請求項7記載の発明では、運転座席の前側
及び後側の車体にそれぞれ上下方向に延びるフロントピ
ラー及びリアピラーが立設され、該前後のピラー間で少
なくとも上記運転座席の上方位置に、閉状態における車
幅方向の寸法が開状態よりも短くなる開閉ルーフ部材が
設けられており、上記フロントピラーには方向指示器が
設けられている構成とする。
【0022】この構成によれば、請求項1記載の発明と
同様、乗用型田植機の居住性の向上と良好な作業性の確
保との両立が図られる。また、フロントピラーに設けら
れた方向指示器は、従来までのように車体に設けられた
ものと比べて高い位置にあるので、他車からの視認性が
高まる。
【0023】請求項8記載の発明では、請求項6におけ
るフロントピラーの内部に、情報表示部に連結されたハ
ーネスが挿通されている。また、請求項9記載の発明で
は、請求項7におけるフロントピラーの内部に、方向指
示器に連結されたハーネスが挿通されている。このこと
で、ハーネスがフロントピラー内に収納されて、外観の
見映えが良くなる。
【0024】請求項10記載の発明では、請求項1〜9
のいずれか1つにおける、フロントピラー又はリアピラ
ーの少なくとも一方は、剛性部材とその外側を被覆する
硬質発泡層とを備えてなるものとする。このことで、フ
ロントピラー又はリアピラーの外形を硬質発泡層によっ
て容易に形成することができるので、デザインの自由度
が高まる。また、上記フロントピラー又はリアピラーは
ソフトな感触になるので、万一、運転者が身体をぶつけ
ても、衝撃が和らげられる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0026】図1〜図4は、本発明の実施形態に係る乗
用型田植機Aのルーフ構造を示し、図1において、運転
座席2の前側には、田植機Aのボンネット10の左右
(田植機Aの前進方向に対して左右;以下、同様)両側
に一対のフロントピラー3,3が立設され、該一対のフ
ロントピラー3,3の上端部は、図2にも示すように略
水平なビーム4によって車幅方向に互いに連結される一
方、下端部は、ブラケット3a,3aにより田植機Aの
車体B上に締結されている。このフロントピラー3,3
は、鋼製の角パイプ(剛性部材)3b,3b(図2及び
図3参照)の外側が硬質発泡層で被覆されて四角柱状に
形成されたものであり、上記ビーム4も同様である。ま
た、上記運転座席2は、前端部を中心として車幅方向の
揺動軸Yの回りに上下に揺動可能に設けられ、後述の如
く、運転者が着座していないときには上方の空車位置に
付勢される一方、運転者が着座したときにはその運転者
の体重を受けて下方の乗車位置に位置付けられるように
なっている。
【0027】また、5は運転座席2の後側から略垂直に
上方に延びるように設けられた鋼製角パイプのリアピラ
ーであって、このリアピラー5の下端部はブラケット5
aにより車体Bに締結される一方、上端部は、図3に示
すように車体Bの前後方向に延びるセンターフレーム6
により上記ビーム4に連結されている。すなわち、上記
センターフレーム6は、上方に開口する略コの字の断面
形状を有し(図8参照)、ビーム4の中央部に連結され
た前端部から略中央部までの部位が緩やかな上凸の曲線
で斜め上方に延びていて、そこから後端部まで略水平に
延びて、リアピラー5の上端部に連結されている。な
お、図3に示した6aは、リアピラー5とセンターフレ
ーム6とを連結する補強板である。
【0028】そして、上記センターフレーム6におけ
る、車体Bの前後方向の略中央部及び後端部には、図4
にも示すように、それぞれ左右一対の回転ヒンジ7,7
及び8,8がビス8a,8aにより締結され、これら回
転ヒンジ7,7及び8,8は、左右一対のブラケット2
1,22を介して左右一対の開閉ルーフ部材9,9に取
り付けられており、このことで、上記左右一対の開閉ル
ーフ部材9,9が、それぞれ上記回転ヒンジ7,7,
8,8により、上記センターフレーム6の左右両側に支
軸Xa,Xbの回りに回転可能に連結支持されている。
【0029】すなわち、上記一対の開閉ルーフ部材9,
9は、それぞれ上記センターフレーム6の左右両側に略
水平面に沿って拡がって、図示しないルーフストッパに
よって下方への回転変位を阻止された開状態と、先端部
が上側に位置付けられた状態で略鉛直面に沿って閉じる
閉状態との間で、車体Bの前後方向に延びる支軸Xa,
Xbの回りに回転されて開閉するようになっている。
【0030】また、上記一対の開閉ルーフ部材9,9
は、その開状態における車幅方向の寸法が、前後方向の
略中央部から前方へ向かって徐々に小さくなるように、
平面視で台形状に形成されるとともに(図4参照)、開
状態における高さ位置が、センターフレーム6に沿って
ビーム4の高さ位置まで前側に向かって緩やかに低くな
るような形状とされていて(図3参照)、該開閉ルーフ
部材9,9とフロントピラー3,3とが互いに一体感の
ある良好なデザインとなっている。
【0031】さらに、上記一対の開閉ルーフ部材9,9
は、後述の如くワイヤ23によって運転座席2と連結さ
れて、該運転座席2が空車位置に位置付けられたときに
閉状態にされる一方、該運転座席2が乗車位置に位置付
けられたときに開状態にされるようになっている。
【0032】図1において、11は、運転座席2への前
方からの直射光を遮るサンバイザーであり、このサンバ
イザー11は、左右一対のフロントピラー3,3間に跨
がるように架設されていて、該一対のフロントピラー
3,3とビーム4との連結部位を覆い、それらと一体感
のある滑らかなデザインになっているので、外観の見映
えが良い。また、12は苗を苗箱ごとセット可能な植え
付け部であり、さらに、13は予備苗を積載可能なよう
に車体の左右両側に設けられた予備苗トレー(図1には
車体Bの右側のみを示す)である。
【0033】上記フロントピラー3,3の上端側の車体
外方の側面上には、車体前方及び側方から目視できる部
位に、方向指示器14,14が配設されている。このよ
うに方向指示器14,14が従来までと比べて高い位置
に配設されているので、他車等からの視認性が高まる。
また、上記各フロントピラー3の上下方向の略中央部に
おける、車体後方の側面上には、運転座席2に着座した
運転者が目視可能なように情報表示部としてのインジケ
ータ15,15が配設されている。このインジケータ1
5,15は、植え付け部12の昇降状態やセットされて
いる残り苗の状態等の、田植機Aにおける苗の植え付け
状態に関する情報を表示するもので、運転者は、田植機
Aの運転中に進行方向から視線をさほどそらさずに、上
記インジケータ15の表示を見ることができる。
【0034】上記方向指示器14,14及びインジケー
タ15,15は、それぞれ図5及び図6に示すように、
各フロントピラー3に形成された凸部3g,3hにおい
て、硬質発泡層3d及び角パイプ3bを貫通する凹部3
e及び3fに内嵌固定されている。そして、それらに連
結されたハーネス16,16,…が上記角パイプ3bの
内部(中空部)3cを通って各フロントピラー3の下端
部まで延びていて、図示しないカプラーにより車体側の
ハーネスと接続されるようになっている。このように、
ハーネス16,16,…がフロントピラー3,3内に収
納されているので、外観の見映えが良い。
【0035】また、上記ルーフ部材9,9の上面には、
図7に示すように、その周縁部に沿って形成されて内側
面の前端側でセンターフレーム6の上方に開口するルー
フレイン溝9a,9aが設けられており、各開閉ルーフ
部材9の上面に降った雨水は、上記ルーフレイン溝9a
を伝わってスムーズに前側に流れて、上記センターフレ
ーム6の上方に導かれる。そして、図8に示すように、
雨水は上記センターフレーム6の内側(フレームレイン
溝)6bをスムーズに前側に流れ、続いて、ビーム4の
上面側の硬質発泡層に形成された溝部4a(雨水路)内
を流れて、該ビーム4の左右両端部において溝部4aの
底面にそれぞれ形成された孔部4b,4bに流れ込む。
【0036】上記孔部4b,4bは、図9に示すよう
に、それぞれフロントピラー3,3の角パイプ3b,3
b内に配設された排水チューブ18,18に連通され、
この排水チューブ18,18の下端部が車体Bの下側に
開口していて、上記各孔部4bにフィルタ4cを通過し
て流れ込んだ雨水は、上記各排水チューブ18内を流れ
て田植機Aの車体下に排出されるようになっている。す
なわち、ルーフ部材9,9の上面に降った雨水は、車体
上の運転座席2等を濡らすことなく車体下に排出される
ので、開閉ルーフ部材9,9により運転者等を雨水に濡
れないように保護する機能が安定確保され、居住性が一
層向上する。しかも、上記排水をフロントピラー3,3
内に導くため、別途、雨水経路の部品をフロントピラー
3,3等の外部に設ける必要がなく、このため、外観の
見映えも良く構造が簡単で低コストとなる。なお、上記
ビーム4の溝部4a、孔部4b,4b及び排水チューブ
18,18により、排水通路が構成されているが、排水
チューブ18,18は省くこともできる。
【0037】次に、上記一対の開閉ルーフ部材9,9を
開閉させる機構について、図10〜図14に基づいて説
明する。
【0038】図10〜12において、20は、センター
フレーム6の後端部に設けられた開閉機構であり、この
開閉機構20は、開閉ルーフ部材9,9におけるセンタ
ーフレーム6側の後端部近傍からそれぞれ左右に突出し
た状態で、該開閉ルーフ部材9,9及び回転ヒンジ8,
8と一体に連結ボルト8b,8b,8b,8bにより締
結された一対のブラケット21,22と、該一対のブラ
ケット21,22をワイヤ23の一端部(上端部)に個
別に連結する一対のリンク部材24,25とにより構成
されている。なお、上記各図において8c,8cは、上
記開閉ルーフ部材9,9及びブラケット21,22を締
結するボルトである。
【0039】上記ワイヤ23は、リアピラー5内を上端
から下端まで貫通する孔部5b内に挿通され、図示しな
いプーリに巻き掛けられて運転座席2の下面まで導かれ
て、他端部(下端部)が該運転座席2に連結されてい
る。このように、ワイヤ23がリアピラー5内にコンパ
クトに収納されることで、外観が損なわれることがな
く、見映えが向上する。
【0040】図10に示す上記開閉ルーフ部材9,9の
開状態では、左側(図の左側)の開閉ルーフ部材9から
略水平に延びたブラケット21は、その先端部に設けら
れたブロック部材21aと、該ブロック部材21aに溶
接された連結ピン21bとを介して、リンク部材24の
上端に回動自在に連結されていて、該リンク部材24の
下端が支持ピン23aを介してワイヤ23の上端部に回
動自在に連結されている。同様に、右側(図の右側)の
開閉ルーフ部材9から略水平に延びるブラケット22
は、ブロック部材22aと該ブロック部材22aに溶接
された連結ピン22bとを介して、リンク部材25の上
端に回動自在に連結されていて、該リンク部材25の下
端が支持ピン23aを介してワイヤ23の上端部に回動
自在に連結されている。
【0041】なお、ワイヤ23の上端部は、支持ピン2
3aにおける一対のリンク部材24,25間に連結され
ている。
【0042】そして、上記ワイヤ23が下方に引張られ
ると、上記左側のブラケット21及び開閉ルーフ部材9
が一体に左側(図の左側)の支軸Xaの回りに、同図に
おいて時計回りに略90度回転して閉状態になる(図1
1参照)とともに、上記右側のブラケット22及び開閉
ルーフ部材9が一体に右側(図の右側)の支軸Xbの回
りに、上記左側のブラケット21及び開閉ルーフ部材9
の閉作動と同期して、同図において反時計回りに略90
度回転して閉状態になる。
【0043】言い換えると、上記ブラケット21,22
の内端部は、図12に示すように車体Bの前後方向(同
図の上下方向)に互い違いに配設されて、開閉ルーフ部
材9,9の開状態では、左側のブラケット21のリンク
部材24との連結位置が、センターフレーム6の左右中
央位置Cよりも右側に位置付けられる一方、右側のブラ
ケット22のリンク部材25との連結位置が、上記セン
ターフレーム6の左右中央位置Cよりも左側に位置付け
られている。つまり、上記各ブラケット21,22に対
するワイヤ23からの引張力の作用点(連結位置)が、
それぞれの回転中心となる支軸Xa,Xbから遠くなる
ように配置されており、このことで、ワイヤ23を引張
ったときに上記各ブラケット21,22のそれぞれに、
支軸Xa,Xbの回りに十分に大きなモーメントを作用
させることができるので、開閉ルーフ部材9,9を閉状
態にさせる際に必要なワイヤ23の引張力を低減させる
ことができる。
【0044】図13及び図14において、26は車体B
側に固設された台座であり、運転座席2は、底面の前端
部において車幅方向に延びるように設けられたシャフト
27によって、車幅方向の回転軸Yの回りに揺動可能に
上記台座26と連結されている。一方、運転座席2の後
面にはガス封入式ダンパー28の上端部が連結され、こ
のダンパー28の下端部が上記台座26に連結されてい
て、そのガス圧によって上記運転座席2が上方に付勢さ
れるようになっている。
【0045】そして、上記運転座席2は、運転者が着座
していないときには、図13に仮想線で示すように、ダ
ンパー28がストローク一杯まで伸びた状態で上方の空
車位置に位置付けられる一方、運転者が着座したときに
は、図13に実線で示すように、その体重を受けて下方
の乗車位置に位置付けられる。
【0046】また、上記運転座席2の底面には、上述の
如く開閉ルーフ部材9,9側に連結されたワイヤ23の
下端部が連結されていて、上記運転座席2を上方の空車
位置に位置付けたときには、図11に示すように、上記
ワイヤ23によりリンク部材24,25が下方に引張ら
れることで、開閉ルーフ部材9,9が回転されて閉状態
とされる。一方、上記運転座席2を下方の乗車位置に位
置付けたときには、ワイヤ23が緩んだ状態になって、
図10に示すように、開閉ルーフ部材9,9はその自重
で倒れて左右に拡がった開状態になる。
【0047】ここで、運転座席2が乗車位置にあるとき
には、図13に示すように、上記ワイヤ23に例えば8
mm程度の長さの遊び部23bができるように、該ワイ
ヤ23の全長が設定されているため、例えば走行中に、
乗車位置において運転座席2が上下に振動しても、その
振動が上記遊び部23bで吸収されて開閉ルーフ部材
9,9側に伝達されないので、開閉ルーフ部材9,9が
ばたつくことがない。
【0048】さらに、上記運転座席2の底面には、クラ
ンク形状のロック部材29がボルト止めされていて、こ
のロック部材29と、台座26に設けられた回転レバー
30とにより運転座席2を乗車位置に保持するロック機
構が構成されている。すなわち、上記回転レバー30
は、図14に示すように、台座26に対し上下方向の回
転軸Zの回りに回転自在に設けられていて、車体Bの前
方(図13の左)に回転されて上記ロック部材29と係
合して、上記運転座席2を乗車位置に保持するロック状
態にされる一方、車体Bの後方(図13の右)にストッ
パ31と当接するまで回転されて、上記ロック部材29
との係合が解除されたアンロック状態にされるようにな
っている。
【0049】したがって、上述の如きルーフ構造を有す
る田植機Aを使用する場合、運転者は、まず、ボンネッ
ト10の横を通り抜けて運転座席2に着座するが、その
際、開閉ルーフ部材9,9が開状態になっていても、そ
の前側の車幅方向寸法が小さくされているため、乗り降
りの際に邪魔にならず、運転者は身体をかがめたりせず
に容易に乗り降りすることができる。
【0050】そして、運転座席2に着座した運転者は、
回転レバー30を後方に回転させてロック部材29との
係合を解除する。これにより、運転座席2は、運転者の
乗車中は乗車位置に位置付けられる一方、運転者が運転
座席から離れれば、ダンパー28のガス圧による付勢力
によって上方の空車位置に付勢されるアンロック状態に
なる。
【0051】続いて、植え付け部12を降ろして苗の植
え付けを行うが、その際、運転者は、開状態になってい
て頭上に拡がっているる開閉ルーフ部材9,9に覆われ
て、好天時であれば真昼の直射日光から、また、雨天時
であれば雨風から保護されているので、運転時の快適性
が向上して疲労が軽減される。
【0052】その際、雨天時であれば、開状態の開閉ル
ーフ部材9,9上に降った雨水は、スムーズに前側に流
れ、ルーフレイン溝9a,9a及びフレームレイン溝6
bに導かれてビーム4の溝部4aに至り、さらに、フロ
ントピラー3,3内の排水チューブ18,18を通って
車体下に排水されるので、雨天時でも運転者が雨水に濡
れないように保護する機能を安定確保することができ、
居住性が一層良好なものになる。
【0053】また、運転者は、田植え機Aの運転中に進
行方向から視線をそらさずに、インジケータ15,15
の表示を見て田植え機Aにおける植え付け状態を確認す
ることができるので、凸凹の多い圃場にあっても、田植
え機Aを真っ直ぐに走らせることが容易になる。
【0054】そして、植え付け部12にセットされた苗
が全部植え付けられて無くなったときには、運転者は、
田植機Aを一旦停止させて、予備苗トレー13に積載し
た予備苗を植え付け部12に補給する作業を行う。
【0055】その際、図15に示すように、運転者は運
転座席2の左右いずれかの側に立って、予備苗トレー1
3から植え付け部12に予備苗を運ぶことになるが、こ
れに先立って運転者が運転座席2から離れると、該運転
座席2はダンパー28のガス圧によって回転軸Yの回り
に上方に移動し、これに伴いワイヤ23が遊び部23b
の長さ以上に引っ張られて一対の開閉ルーフ部材9,9
が回転して、略鉛直面に沿って閉じた閉状態になる。こ
のことで、運転座席2の横の車体B上における運転者の
作業は開閉ルーフ部材9,9に妨げられることがない。
また、リアピラー5は、運転座席2の後側に1本だけ設
けられていて、上記車体B上における運転者の作業の妨
げにならない。つまり、良好な作業性が確保される。
【0056】そして、運転者が、予備苗の補給作業を終
えて運転座席2に戻れば、該運転座席2が下方の着座位
置に位置付けられることに伴い、開閉ルーフ部材9,9
は再び開状態にされて、運転者の頭上を覆うようにな
る。
【0057】最後に、苗の植え付け作業を終えて田植機
Aをガレージにしまうときには、運転者は、運転座席2
に座ったまま、回転レバー30を前方に回転させてロッ
ク部材29に係合させ、上記運転座席2を乗車位置に保
持する。このようにすれば、運転者が田植機Aをガレー
ジにしまって運転座席2を離れても、開閉ルーフ部材
9,9を開状態のままに保つことができる。よって、屋
根の低いガレージにも田植機Aを収納することができ
る。
【0058】(他の実施形態)なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
開閉ルーフ部材9,9と運転座席2とをワイヤ23によ
り連結して、運転者が上記運転座席2を離れると、上記
開閉ルーフ部材9,9が自動的に開閉されるようにして
いるが、これに限らず、開閉ルーフ部材9,9と運転座
席2とを連結しないで、開閉ルーフ部材9,9の開閉を
運転者が手動で行うようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における乗用型田植機によれば、運転座席の上方に設
けた開閉ルーフ部材を開状態にして、運転者を運転中に
直射日光や雨風から保護する一方、該開閉ルーフ部材を
閉状態に切替えて、運転者の作業を妨げないようにする
ことができ、このことで、居住性の向上と良好な作業性
の確保とを両立させることができる。また、上記開閉ル
ーフ部材の開状態での車幅方向寸法を前側で小さくした
ので、運転者は、開閉ルーフ部材が開状態になっていて
も乗り降りを妨げられない。
【0060】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様、乗用型田植機の居住性の向上と良好な
作業性の確保との両立が図られる上、開閉ルーフ部材の
形状をフロントピラーとの一体感のある良好なデザイン
とすることができる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様に居住性の向上と良好な作業性の確保と
の両立が図られる上、ビームに雨水路を設けることがで
きるため、雨天時に運転座席等が濡れないように保護す
る機能を安定確保して、居住性を一層向上させることが
でき、しかも、外観の見映えも良い。
【0062】請求項4記載の発明によれば、開閉ルーフ
部材の上面に降った雨水を、田植機の車体下側に導く排
水の経路が具体的になるので、居住性の一層の向上を実
現することができる。
【0063】請求項5記載の発明によれば、フロントピ
ラーとビームとの連結部を覆うサンバイザーによって、
外観の見映えが良くなる。
【0064】請求項6記載の発明によれば、運転者は進
行方向から視線をそらさずに情報表示部を確認できるの
で、田植機を真っ直ぐに走らせることが容易になる。
【0065】請求項7記載の発明によれば、方向指示器
の視認性が高まる。
【0066】請求項8及び9記載の発明によれば、それ
ぞれ情報表示部及び方向指示器に連結されたハーネスが
フロントピラー内に収納されるので、外観の見映えが良
くなる。
【0067】請求項10記載の発明によれば、フロント
ピラー又はリアピラーのデザインの自由度が高まり、ま
た、万一それらに身体をぶつけても、衝撃が和らげられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る田植機の概略構成を示
す斜視図である。
【図2】ルーフ構造を示す正面図である。
【図3】ルーフ構造を示す側面図である。
【図4】ルーフ構造を示す上面図である。
【図5】方向指示器の取り付け構造を示すピラーの部分
断面図である。
【図6】インジケータの取り付け構造を示すピラーの部
分断面図である。
【図7】ルーフ上面の雨水の排水の経路を示す説明図で
ある。
【図8】センターフレームからフロントフレームへの雨
水の排水の経路を示す説明図である。
【図9】ビームの孔部とフロントピラー内に配設された
排水チューブとの連通構造を示す説明図である。
【図10】ルーフが開状態になっているときの、ルーフ
開閉機構の構成を示す説明図である。
【図11】ルーフが閉状態になっているときの図10対
応図である。
【図12】図10の要部上面図である。
【図13】運転座席及び台座の構成を示す側面図であ
る。
【図14】図13の背面図である。
【図15】ルーフが閉状態になっていて、運転者が予備
苗の補給作業を行っているときの図1相当図である。
【符号の説明】
2 運転座席 3,3 フロントピラー 3b,3b フロントピラーの角パイプ(剛性部
材) 3d,3d フロントピラーの硬質発泡層 4 ビーム 5 リアピラー 6 センターフレーム 6b センターフレームの内部(フレーム
レイン溝) 9,9 開閉ルーフ部材 9a,9a ルーフレイン溝 11 サンバイザー 14,14 方向指示器 15,15 インジケータ(情報表示部) 16 ハーネス A 乗用型田植機 B 乗用型田植機の車体
フロントページの続き (72)発明者 三保 豪心 広島市安佐北区可部南2丁目25番31号 西 川化成株式会社内 (72)発明者 浜崎 昌弘 広島市安佐北区可部南2丁目25番31号 西 川化成株式会社内 (72)発明者 田中 政一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 杉岡 昭弘 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 小熊 育秀 大阪市住之江区東加賀屋1丁目9番1号 株式会社ユーシン内 (72)発明者 高畑 勉 大阪市住之江区東加賀屋1丁目9番1号 株式会社ユーシン内 (72)発明者 松井 栄次 大阪市住之江区東加賀屋1丁目9番1号 株式会社ユーシン内 (72)発明者 井伊谷 明 大阪市住之江区東加賀屋1丁目9番1号 株式会社ユーシン内 (72)発明者 谷口 健一 大阪市住之江区東加賀屋1丁目9番1号 株式会社ユーシン内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転座席の前側及び後側の車体にそれぞ
    れ上下方向に延びるフロントピラー及びリアピラーが立
    設され、該前後のピラー間で少なくとも上記運転座席の
    上方位置に、閉状態における車幅方向の寸法が開状態よ
    りも短くなる開閉ルーフ部材が設けられており、 上記開状態における開閉ルーフ部材は、車幅方向の寸法
    が、前後方向の中間部から前方へ向かって徐々に小さく
    されていることを特徴とする乗用型田植機。
  2. 【請求項2】 運転座席の前側及び後側の車体にそれぞ
    れ上下方向に延びるフロントピラー及びリアピラーが立
    設され、該前後のピラー間で少なくとも上記運転座席の
    上方位置に、閉状態における車幅方向の寸法が開状態よ
    りも短くなる開閉ルーフ部材が設けられており、 上記開状態における開閉ルーフ部材は、車体前側の高さ
    位置が、車体後側よりも低くされていることを特徴とす
    る乗用型田植機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 フロントピラーは車幅方向に2本立設されており、 上記2本のフロントピラーの上端部間に、開閉ルーフ部
    材の最高位置よりも低い位置に位置する車幅方向のビー
    ムが架設されていることを特徴とする乗用型田植機。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、 開閉ルーフ部材は左右一対設けられ、 フロントピラー及びリアピラーの上端側間には、上記左
    右一対の開閉ルーフ部材を支持する車体前後方向に延び
    るセンターフレームが設けられ、 上記左右一対の開閉ルーフ部材の上面には雨水を上記セ
    ンターフレーム側に導くルーフレイン溝が設けられてお
    り、 上記センターフレームには、上記ルーフレイン溝内の雨
    水を受けて車体下側まで導くフレームレイン溝が設けら
    れていることを特徴とする乗用型田植機。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 ビームの前方を覆うサンバイザーが、2本のフロントピ
    ラー間に跨がるように設けられていることを特徴とする
    乗用型田植機。
  6. 【請求項6】 運転座席の前側及び後側の車体にそれぞ
    れ上下方向に延びるフロントピラー及びリアピラーが立
    設され、該前後のピラー間で少なくとも上記運転座席の
    上方位置に、閉状態における車幅方向の寸法が開状態よ
    りも短くなる開閉ルーフ部材が設けられており、 上記フロントピラーには、田植機における苗の植え付け
    状態に関する情報を運転座席から目視可能に表示する情
    報表示部が設けられていることを特徴とする乗用型田植
    機。
  7. 【請求項7】 運転座席の前側及び後側の車体にそれぞ
    れ上下方向に延びるフロントピラー及びリアピラーが立
    設され、該前後のピラー間で少なくとも上記運転座席の
    上方位置、閉状態における車幅方向の寸法が開状態より
    も短くなる開閉ルーフ部材が設けられており、 上記フロントピラーには方向指示器が設けられているこ
    とを特徴とする乗用型田植機。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 フロントピラーの内部には、情報表示部に連結されたハ
    ーネスが挿通されていることを特徴とする乗用型田植
    機。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 フロントピラーの内部には、方向指示器に連結されたハ
    ーネスが挿通されていることを特徴とする乗用型田植
    機。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1つにおい
    て、 フロントピラー又はリアピラーの少なくとも一方は、剛
    性部材とその外側を被覆する硬質発泡層とを備えてなる
    ことを特徴とする乗用型田植機。
JP27857297A 1997-10-13 1997-10-13 乗用型田植機 Withdrawn JPH11113329A (ja)

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JP27857297A JPH11113329A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 乗用型田植機

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ID=17599142

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015131624A (ja) * 2014-01-16 2015-07-23 マツダ株式会社 車両の排水構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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