JPH11113150A - T形ブッシング - Google Patents

T形ブッシング

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JPH11113150A
JPH11113150A JP9282842A JP28284297A JPH11113150A JP H11113150 A JPH11113150 A JP H11113150A JP 9282842 A JP9282842 A JP 9282842A JP 28284297 A JP28284297 A JP 28284297A JP H11113150 A JPH11113150 A JP H11113150A
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bushing
shaped
bus bar
conductor
connection
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Shigeru Toyama
繁 遠山
Hisaya Hasegawa
尚也 長谷川
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Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 母線の応力をブッシング内で緩和し、ブッシ
ングの破損などを回避することのできるT形ブッシング
を提供する。 【解決手段】 T形ブッシング1は、通電導体5が一体
に成型配置されたT形ブッシング2を備え、通電導体5
のブッシング内接続部は、T形ブッシングモールド2の
水平部の貫通孔6内に位置しており、かつ、上端より所
定の距離だけ溝が形成されて二股状に分割された可撓性
の通電部5A、5Bを有し、この二股状通電部5A、5
Bに各々母線のブッシング内接続端部41Aがボルトナ
ット手段45により固定的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばキュービク
ルタイプのガス絶縁開閉装置(GIS)などの盤間連絡
用母線の接続のために好適に使用し得るT形ブッシング
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に、角形容器を使用したキュービク
ルタイプのガス絶縁開閉装置100の概略構成を示す。
この装置100は、複数のキュービクル101、10
2、103を備え、キュービクルに単位回路毎の機器、
例えば遮断器、断路器、計器用変成器などを収納してい
る。この装置100には、受電用ケーブル104にて給
電され、各キュービクル間は、T型分岐接続部、即ち、
T形ブッシング1Aを介して盤間連絡用の絶縁母線30
で電気的に接続されている。本例では、Tr連絡ケーブ
ル105を用いて、更に、このガス絶縁開閉装置100
が変圧器200に接続されている態様を示している。
【0003】図5に斯かるガス絶縁開閉装置100に使
用されているT形ブッシング1Aの一例を示す。従来の
T形ブッシング1Aは、内部にT形状の接続導体3を一
体に成型した、通常エポキシ樹脂で作製されたT形ブッ
シングモールド2を有する。即ち、T形エポキシブッシ
ングモールド2は、スリーブ状の接続導体3Aを一体に
成型した水平部2Aと、この接続導体3Aから下方へと
垂直に延在した通電導体3Bを内部に一体に成型した垂
直部2Aとにて構成される。このT形エポキシブッシン
グモールド2は、支持金具4にてガス絶縁開閉装置本体
(図示せず)に固定される。
【0004】T形エポキシブッシングモールド2が列盤
端部に位置する場合には、前記T形エポキシブッシング
モールド2の水平部2Aには、本実施例では図面右側に
機器の絶縁母線30の通電接続部31が装着され、水平
部2Aの他方側(図面左側)には絶縁栓50が装着され
る。
【0005】本例にて、絶縁母線30の通電接続部、即
ち、ケーブル接続材料(オス側)31は、当業者には周
知のプレハブ構造とされ、母線(ケーブル)30の先端
部に形成された接続端子(プラグ及びマルチラムバン
ド)32、ストレスコーン33、ケーブル保護金具3
4、圧縮装置35などの接続部品により、上記ブッシン
グ内接続部のスリーブ状導体3Aに接続される。絶縁栓
50は、絶縁棒51、及びこの絶縁棒51の周囲に形成
されたストレスコーン52、盲蓋53、圧縮装置54な
どの絶縁栓部品によりブッシング1Aの母線接続端部と
は反対側の端部を電気的に封鎖する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】列盤されるガス絶縁開
閉装置(GIS)100などの機器において、盤から盤
への電力を供給するための列盤連絡用母線30は、常に
昼夜の外気温度の変化、通電による自身の発熱によって
熱伸縮が繰り返される。熱伸縮で発生する応力(軸力)
はその導体サイズによって数十トンにも達することがあ
る。その発生した応力は、母線を受けるブッシング1A
に直接加わることになり、最悪には、ブッシングが破損
するといった問題が生じる。
【0007】従来のT形ブッシング1Aを使用した場合
には、絶縁母線30の通電接続部31は、図5に示すよ
うに、ケーブルの先端部に接続端子(プラグ及びマルチ
ラムバンド)32を設けたり、更には、ブレキシブル導
体(軟銅編組線)、コーペル導体(薄銅板の重ね合わ
せ)などを使用することが必要であり、通電接続部31
の構造が極めて複雑で、価格的にも高価なものとなって
いた。又、従来のように、絶縁母線30としてケーブル
母線、或いは丸棒、パイプ母線を使用した場合には、母
線30とブッシング1Aとの接続は、スライド可能な接
触子(マルチラムバンド、フィンガーなど)32を介す
ることが必要であるが、このためには高度の加工精度が
必要とされ、このことも又コストアップの原因となって
いた。
【0008】従って、本発明の目的は、母線の応力をブ
ッシング内で緩和し、ブッシングの破損などを回避する
ことのできるT形ブッシングを提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、構造が極めて簡単
で、高度の加工精度も必要なく、価格的にも安価であっ
て、特に、母線としてブスバー(矩形断面導体)を用い
た場合に好適に使用し得るT形ブッシングを提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
T形ブッシングにて達成される。要約すれば、本発明
は、母線の接続端部が挿入される水平方向に形成された
貫通孔を備えた水平部と、この貫通孔に直交して通電導
体が一体に成型配置された垂直部とを有するT形ブッシ
ングモールドを備えたT形ブッシングにおいて、前記通
電導体のブッシング内接続部は、前記T形ブッシングモ
ールドの水平部の貫通孔内に位置しており、かつ、上端
より所定の距離だけ溝が形成されて二股状に分割された
可撓性の通電部を有し、この二股状通電部に各々母線の
ブッシング内接続端部が固定的に接続されることを特徴
とするT形ブッシングである。
【0011】本発明の好ましい実施態様によれば、前記
通電導体のブッシング内接続部は、平板状とされ、又、
母線は、矩形断面導体を有するブスバーである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るT形ブッシン
グを図面に則して更に詳しく説明する。
【0013】図1〜図3に本発明のT形ブッシング1の
一実施例を示す。本発明のT形ブッシング1は、両側よ
り母線40の接続端部41が挿入可能とされた水平方向
貫通孔6を備えた水平部2Aと、この貫通孔6に直交し
て、銅、アルミニウムなどで形成された通電導体5が一
体に成型配置された垂直部2Bとにて構成される、通常
エポキシ樹脂にて作製されるT形ブッシングモールド2
を有する。このT形エポキシブッシングモールド2は、
支持金具(図示せず)にてガス絶縁開閉装置本体100
などに固定される。
【0014】前記T形エポキシブッシングモールド2の
垂直部2Bに設けられた通電導体5の先端、即ち、ブッ
シング内接続部は、このブッシングモールド2の水平部
2Bの貫通孔6内に位置しており、本実施例では、少な
くともこのブッシング内接続部は平板状に形成されてい
る。更に、このブッシング内接続部は、上端より垂直に
所定の距離だけ溝6が形成され、二股状に分割されて、
通電部(羽根部)5A、5Bを形成している。本実施例
では、ブッシング内接続部は、厚さ6mmの銅板で形成
し、各通電部5A、5Bは、上端からの長さ40mm、
それぞれの幅を20mmとすることによって好結果を得
ることができた。
【0015】上記説明では、ブッシング内接続部は平板
状であるとして説明したが、これに限定されるものでは
なく、詳しくは後述するように、母線40の接続端部4
1を固定的に接続でき、かつ弾性的に撓み得る構造であ
れば任意の形状及び寸法とすることができる。
【0016】前記T形エポキシブッシングモールド2の
水平部2Aの貫通孔6には、両側から盤間連絡用母線4
0の接続端部41が、或いは必要に応じて、貫通孔6の
一方側には絶縁栓50が挿入される。図1に示す本実施
例では、接続端部41を構成する母線導体先端部、即
ち、ブッシング内接続端部がブッシングモールド2の両
側から挿入され、ブッシング内接続部の二股状に形成さ
れた通電部(羽根部)5A、5Bに各々接続される。本
実施例で、母線40は、矩形断面の導体41を絶縁層4
2にて被覆して形成されたブスバーとされるが、少なく
とも母線40のブッシング内接続端部は矩形断面を有し
た導体41を備え、絶縁層42にて被覆され、更に、絶
縁取付装置43にてブッシングモールド2の水平貫通孔
6内に挿入される。ブッシング内接続端部の導体41の
先端部41Aは直角に折り曲げられており、この折曲部
41Aをブッシング内接続部5の通電部5A、5Bにボ
ルトナットなどの締結手段45により取り付ける。これ
により、母線40はT形ブッシング1に導体接続され
る。
【0017】本発明のT形ブッシング1を、列盤される
ガス絶縁開閉装置(GIS)100などの機器に使用し
た場合に、母線40に熱伸縮が起こり応力(軸力)が生
じたとしても、この発生した応力は、図3に示すよう
に、母線40の先端部が接続されているブッシング内接
続部の二股状に形成された通電部(羽根部)5A、5B
が弾性的に撓むことにより緩和される。従って、本発明
によれば、母線40の熱伸縮による軸力によってブッシ
ング1が破損することはない。
【0018】又、従来のT形ブッシング1Aは、母線の
応力緩和のために通電接触部に可動式の接触子、例えば
図5に示したように、ケーブルの先端部に接続端子(プ
ラグ及びマルチラムバンド)32を形成したり、更に
は、ブレキシブル導体或いはコーペル導体を設けること
が必要であり、通電接触部の構造が極めて複雑で、高度
の加工精度を要し、高価なものとなっていた。これに対
して、本発明では、単に、母線40のブッシング内接続
端部41Aをブッシング内接続部の通電部5A、5Bに
ボルトナット45などの締結手段により取り付けるだけ
でよいので、即ち、通電接続部を固定式とすることがで
きるので、部品点数が少なく構造が極めて簡単で、高度
な加工精度を有することもなく、低廉であるという特長
をも有している。従って、本発明のT形ブッシングは、
特に、母線としてブスバーを使用した場合に好適であ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のT形ブッ
シングは、 母線の接続端部が挿入される水平方向に形
成された貫通孔を備えた水平部と、この貫通孔に直交し
て通電導体が一体に成型配置された垂直部とを有するT
形ブッシングモールドを備え、前記通電導体のブッシン
グ内接続部は、前記T形ブッシングモールドの水平部の
貫通孔内に位置しており、かつ、上端より所定の距離だ
け溝が形成されて二股状に分割された可撓性の通電部と
され、この二股状通電部に各々母線のブッシング内接続
端部が固定的に接続された構成とされるので、 (1)母線の応力をブッシング内で緩和し、ブッシング
の破損などを回避することができる。 (2)構造が極めて簡単で、高度な加工精度を要するこ
ともなく、価格的にも安価であって、特に、母線として
ブスバー(矩形断面導体)を用いた場合に好適に使用し
得る。 といった効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のT形ブッシングの一実施例の断面図で
ある。
【図2】図1の線II−IIにとった断面図である。
【図3】母線のブッシング内接続端部がブッシング内接
続部の二股状に形成された通電部(羽根部)に接続され
た状態を示す斜視図である。
【図4】本発明のT形ブッシングを使用し得るキュービ
クルタイプのガス絶縁開閉装置(GIS)の概略構成図
である。
【図5】従来のT形ブッシングの断面図である。
【符号の説明】
1 T形ブッシング 2 T形ブッシングモールド 2A T形ブッシングモールド水平部 2B T形ブッシングモールド垂直部 5 通電導体 5A、5B 二股状通電部 40 母線 41 母線接続端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母線の接続端部が挿入される水平方向に
    形成された貫通孔を備えた水平部と、この貫通孔に直交
    して通電導体が一体に成型配置された垂直部とを有する
    T形ブッシングモールドを備えたT形ブッシングにおい
    て、前記通電導体のブッシング内接続部は、前記T形ブ
    ッシングモールドの水平部の貫通孔内に位置しており、
    かつ、上端より所定の距離だけ溝が形成されて二股状に
    分割された可撓性の通電部を有し、この二股状通電部に
    各々母線のブッシング内接続端部が固定的に接続される
    ことを特徴とするT形ブッシング。
  2. 【請求項2】 前記通電導体のブッシング内接続部は、
    平板状とされる請求項1のT形ブッシング。
  3. 【請求項3】 母線は、矩形断面導体を有するブスバー
    である請求項1又は2のT形ブッシング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004055954A1 (ja) * 2002-12-16 2004-07-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 絶縁母線システムおよびその母線ユニットの連結方法
TWI719739B (zh) * 2019-06-27 2021-02-21 日商三菱電機股份有限公司 排氣工具及使用該排氣工具之開閉裝置的製造方法

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